JPH0649621B2 - 金属とセラミックスとの接合方法 - Google Patents

金属とセラミックスとの接合方法

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JPH0649621B2
JPH0649621B2 JP61160864A JP16086486A JPH0649621B2 JP H0649621 B2 JPH0649621 B2 JP H0649621B2 JP 61160864 A JP61160864 A JP 61160864A JP 16086486 A JP16086486 A JP 16086486A JP H0649621 B2 JPH0649621 B2 JP H0649621B2
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昭三 斉藤
修二 落合
茂 杉岡
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Shizuoka Prefecture
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Shizuoka Prefecture
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規な金属とセラミックスとの接合方法に関
するものである。
(従来の技術) この種の従来技術としては、例えば特開昭55-90478号公
報、特開昭56-59682号公報、および特開昭58-2276号公
報に公開されたものがある。
この他現在、よく用いられている代表的な接合方法とし
ては、モリブデンをセラミックス表面に焼きつけ、メタ
ライズして金属接合するいわゆるモリブデン法とチタン
のような活性金属を用いてメタライズする活性金属法の
二つがある。
(発明が解決しようとする問題点) セラミックスは、耐摩耗性、耐熱性、耐食性にすぐれて
いるため、最近、軽量化及び省エネルギーを目的とし
て、耐熱性セラミックスがエンジン部品を中心に研究さ
れてきている。しかし、構造部材を何もかもセラミック
スで作ることは、不適当であり、コストが高くなる。
又、セラミックスは先に述べた優れた性質がある反面、
破壊しやすい欠点がある。したがって、必要な部分はセ
ラミックスでそれ以外のところは金属で構成し、各々の
特徴を生かす事が合理的であり、経済的である。このた
め、セラミックスと金属との接合が必要となってくる。
しかしながら前述した従来の接合方法であるモリブデン
法および活性金属法はいずれも真空中又は、水素気流中
で被接合物を加熱処理する必要があるため、作業に困難
な点が多く、しかも高温の技術が必要である。このため
本発明としては作業が簡単で、製造がしやすい大気中で
の接合方法を得ようとするものである。
ところで大気中における接合方法として、第6図に示す
ようにセラミックス1とダクタイル鋳鉄2との間に銅板
を接合材3として挿入し、これを、第7図に示すよう
に、接合温度1,110℃以上で接合処理すると、引張強さ
は約210kgf/cm2が得られた。そしてこの場合、セラミッ
クスと銅および銅と銀ろうを介するダクタイル鋳鉄との
密着性は非常に良好であった。しかしながらこれを第6
図に示すような試験片として引張試験を行ったところ、
その破断個所4は第6図に示すように大部分がセラミッ
クス1の接合近傍部に発生した。これはセラミックス1
と接合材3及び相手金属2との熱膨張の差により、冷却
過程でセラミックス接合近傍部に大きな応力が働き、こ
の為にセラミックス1内で破断が発生したものと思われ
る。したがってこの残留応力を緩和することができれ
ば、さらに接合強度が向上するものと思われる。
本発明は上述の観点からなされたもので、金属とセラミ
ックスを接合する接合体において、その金属を選定する
ことによって、接合部の残留応力を緩和し、それに基い
て接合強度の大きな金属とセラミックスとの接合体を得
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本発明においては、セラミッ
クスの接合面に銅板を接合材としてあてがって大気中で
加熱した後冷却し、次ぎにその接合材の表面を研摩した
後その研摩した面に、ニッケル5〜50重量%を含む鋳鉄
を重合して、加圧しながら加熱することによって金属と
セラミックスとを接合する。
(作用) 上述のように鋳鉄にニッケルを5〜50重量%含有させる
と、その鋳鉄の熱膨張率がセラミックスの熱膨張率と近
くなる結果、これらを接合した接合体の残留応力が減少
すると共に、その接合強度が著しく増大する。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
金属とセラミックスとが、効果的に接合されるために
は、セラミックスと接合材及び金属とに無理な残留応力
がかからないような接合材料を選択することが必要であ
る。
又、金属とセラミックスとの接合強度は、それぞれの熱
膨張率に大きく左右される。一般には、セラミックスで
はその圧縮強度は、引張強度の約10倍である。したがっ
て、接合後セラミックスにわずかの圧縮応力が加わって
いる状態にすることがよいので、セラミックスの熱膨張
よりも、被接合材料のそれが僅か大きい方が好ましい。
このため、金属の組成を変えて熱膨張率の異なるものを
作ると共に、セラミックスの熱膨張率を調査した。
その熱膨張率試験には、静岡県工業技術センターの熱膨
張計を使用した。試験片5φ×20mmとし、両端は約1μ
に研摩した。又、試験温度は常温から1,000℃までを測
定し、昇温温度は5℃/minで行った。第1表はそのセ
ラミックス試験片の熱膨張率(10-6/℃)と温度との関
係を示すものである。
また第2表は金属材料のNi成分と熱膨張率(10-6/℃)
との関係を示す表である。
試験結果として、低温においては、Ni 38%DCIが最も熱
膨張率は低かった。次にNi41%DCIであった。さらにNi
35%DCI,Ni 44%DCI、およびNi 0%DCIの順であった。
この第2表からわかるように、300℃まではNi38%DCIは
6.5、Ni 35%DCIは7.4であり、Ni29%DCIは14.2であっ
た。温度が300℃以上になると熱膨張率は大きく増加し
た。しかし、700℃まででは、Ni 41%DCIは12.1で最も
低く、Ni 44%DCIのものは、次に低かった。Ni 29%DCI
のものは、18.0で最も高かった。
第1表からわかるように、セラミックスの場合は、低温
から高温における熱膨張率が余り変化していない。熱膨
張率の最も小さいのは、SiCであり、次にAl2O3そしてZr
O2の順である。すなわち、ZrO2は300℃まででは、熱膨
張率が10.0と金属材料のNi 35〜44%DCIより大きく、70
0℃まででは13.5でNi 44%DCIの14.4の熱膨張率より僅
か小さい。
以上のことから金属としてNi 35%DCI〜Ni 44%DCIが比
較的熱膨張率が小さく、セラミックスの熱膨張率の高い
ZrO2との間の熱膨張率の差が小さいことから、熱膨張率
から見た接合条件としては適していると思われる。次に
Al2O3とNi 35〜44%DCIとの熱膨張率が比較的近い。SiC
の場合は、熱膨張率が小さく、先に述べた金属との熱膨
張率との差が大きく接合には適していないと思われる。
上述の理由によって本発明においては、ニッケルを5〜
50重量%含む鋳鉄とセラミックスとを接合するようにす
る。
セラミックスとニッケル5〜50%を含む鋳鉄とを接合す
るには、第1図(a)に示すようにセラミックス1の接合
面に厚さ2mm程度の銅板を接合材3としてあてがい、同
図(b)に示すように1110℃で10分間加熱した後、炉冷し
て500℃で保持してから炉外に取り出す。
このようにしてセラミックス1に接合した接合材3の表
面を第1図(c)に示すように1〜3μに研摩した後、同
図(d)に示すように銀ろう(銀はく)5を介してニッケ
ル5〜50%を含む鋳鉄6を重合し、加圧しながら700℃
で10分間加熱することにより、セラミックス1と接合材
3を介してニッケル5〜50%含む鋳鉄6とを接合する。
なお、前述したように、セラミックス1に接合材3であ
る銅板を接合するには、第2図(a)に示すようにチタン
酸銅をアルコールで溶かしたものを、その接合面に塗布
し、銅図(b)で示す熱処理を経て、銅図(c)に示すよう
に、セラミックス1と接合材3とをチタン酸銅7を介し
て接合するようにしてもよい。これに第2図(d)に示す
ように、ニッケル5〜50%を含む鋳鉄6を接合するのは
第1図(d)と同様である。
第3図は上述のようにして接合した接合体の鋳鉄に含ま
れるニッケル量(重量%)と引張強さ(kgf/cm2)との
関係を示す線図である。この第3図からわかるように接
合体である鋳鉄にニッケルを5〜50重量%含有させたも
のは、その引張強度が増大することがわかる。したがっ
て本発明においてはニッケルを5〜50重量%含む鋳鉄に
限定した。
なお、ニッケルを5〜50重量%としたのは、5%未満で
はセラミックスの引張強度が低下し、また50%を越える
と熱膨張率が上昇して、引張強度が低下するからであ
る。
また第3図からわかるように、ニッケル含有量が30〜45
重量%のものは、特に引張強度の増大に対して顕著な効
果がある。ちなみにセラミックスに接合材を介してニッ
ケルを含有しないものを接合したものの接合強度が約22
0 kgf/cm2であるのに対して、ニッケル41重量%のニレ
ジストダクタイル鋳鉄を使用した本発明による接合体の
接合強度は約2.4倍の530 kgf/cm2であった。
またセラミックスと他の金属、例えば鋼材であるSS 41
を接合するには、従来のようにセラミックスとSS 41と
を接合材を介して接合するより、第1図(d)および第2
図(d)に示した接合体のニッケルを含む鋳鉄6に、第4
図に示すように銀ろう5を介してSS 41等の鋼材8を重
合し、加圧しながら700℃で10分間加熱して接合する
と、接合体全体の強度を低下させることなく、鋼材等の
他の金属とセラミックスとの接合体を得ることができ
る。すなわち、この場合接合体中のニレジストダクタイ
ル鋳鉄6はセラミックス1と鋼材8との間における熱膨
張率の緩和材としての作用をするものであるから、ある
程度の厚さを必要とする。
第5図は前述した第6図の試験片と同一の条件で緩和材
としてニレジストダクタイル鋳鉄(ニッケル38重量%含
有)の厚さを0〜20mmの範囲において数種類作製して引
張強さに与える影響を調べたものである。この場合緩和
材の厚さは約6mm以上であればよいことがわかる。
なお、本発明においては、セラミックスと接合する金属
をニッケル5〜50重量%含む鋳鉄としたが、この鋳鉄と
しては鋳鉄の性質上、球状黒鉛鋳鉄、すなわちニッケル
を含有するニレジストダクタイル鋳鉄が実用上好適であ
る。
(発明の効果) 上述のように鋳鉄にニッケルを5〜50重量%含有させる
と、その鋳鉄の熱膨張率がセラミックスの熱膨張率と近
くなる結果、これらを接合した本発明による接合体は、
その残留応力が減少すると共に、その接合強度が著しく
増大するというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は本発明による接合体の製造過程を示す
説明図、 第2図(a)〜(d)は本発明による接合体の他の製造過程を
示す説明図、 第3図はニッケル量と引張強さとの関係図、 第4図は本発明による接合体の他の実施例図、 第5図は緩和材の厚さと引張強さとの関係図、 第6図は従来の接合体の試験片の説明図、 第7図はそのメタライズ温度と引張強さとの関係図であ
る。 1……セラミックス、2……ダクタイル鋳鉄 3……接合材、4……破断個所 5……銀ろう、6……ニッケル含有鋳鉄 7……チタン酸銅、8……鋼材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスの接合面に銅板を接合材とし
    てあてがって大気中で加熱した後冷却し、次ぎにその接
    合材の表面を研摩した後その研摩した面に、ニッケル5
    〜50重量%を含む鋳鉄を重合して、加圧しながら加熱す
    ることを特徴とする金属とセラミックスとの接合方法。
JP61160864A 1986-07-10 1986-07-10 金属とセラミックスとの接合方法 Expired - Lifetime JPH0649621B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5328019A (en) * 1976-08-27 1978-03-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Manufacture of fe-ni group sealing alloy

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