JPH0649697A - 被表面処理物位置検出方法及び装置 - Google Patents

被表面処理物位置検出方法及び装置

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JPH0649697A
JPH0649697A JP20518792A JP20518792A JPH0649697A JP H0649697 A JPH0649697 A JP H0649697A JP 20518792 A JP20518792 A JP 20518792A JP 20518792 A JP20518792 A JP 20518792A JP H0649697 A JPH0649697 A JP H0649697A
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electrodes
sheet
electrode
detecting
surface treated
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JP20518792A
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Nobuo Abe
信夫 阿部
Chiharu Babasono
千治 馬場薗
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腐蝕作用のある処理液中であっても、被表面
処理物の位置を検出する。 【構成】 電極4は、シート3との接触の際に破られ
る、着色溶液2との反応による被膜が生成される、対と
なる複数組の電極である。これら電極4は、前記シート
3の通過方向に配列されている。又、これら電極4それ
ぞれには、電流換算器20内にて、抵抗それぞれの一方
の端子が接続されている。該複数の抵抗それぞれの他方
の端子には、所定の電圧Vの電圧源に全て接続されてい
る。該電圧源から流れる総電流を測定することにより、
前記シート3に接触している前記電極4を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性の被表面処理物
を処理液で満たした槽内を通過させる際の、該被表面処
理物の位置を検出する被表面処理物位置検出方法に係
り、あるいはその装置に係り、特に、クロム酸液などの
腐蝕作用のある処理液中であっても、前記被表面処理物
の位置を検出することができる被表面処理物位置検出方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の加工や処理を行う製造工程の一般
的な搬送ラインにおいては、その搬送の際のその製品の
位置や長さの測定が、該製品の先端を検出する光電管
と、該製品の搬送に従って相対的移動距離を出力する、
該製品を移動させる搬送ローラに取り付けられた例えば
回転検出器とを用いて行われている。これは、前記光電
管により前記製品の先端から後端までを検出すると共
に、この間の該製品の移動距離を前記回転検出器等から
の信号に基づいて演算することにより、該製品の長さや
位置を検出するというものである。又、このような搬送
ラインでの製品の長さや位置を検出する技術としては、
該搬送ラインの各要所に配置された複数の光電管を用
い、搬送中の製品を検出している光電管及びそれらが配
置された相互の機械的距離により、該製品の長さや位置
を検出するというものがある。
【0003】このような搬送ラインでの製品の長さや位
置を検出する際には、該製品の移動に伴ってトラッキン
グされる、搬送される製品毎の位置情報等のトラッキン
グ情報が用いられ、前記製品の長さや位置の測定精度の
向上が図られている。
【0004】このような製造工程中の製品の長さや位置
を検出する技術は、シート状のステンレス鋼板やアルミ
板等の、電解液による着色工程においても用いられてい
る。例えば、クロム酸液等の着色溶液が満たされた着色
槽内に搬入し通過させるという工程で、該着色槽内のシ
ートを搬送する該シートに圧接する搬送ローラに取り付
けられた回転検出器からの相対的移動距離の信号と、前
記シートの先端及びその通過を検出する光電管とを用い
て、該着色槽内のシートの長さ及び位置を、前記トラッ
キング情報をトラッキングしながら検出するということ
が行われている。
【0005】これは、前記搬送ローラの駆動に同期する
ことにより、前記導電性被表面処理物の移動に同期する
トラッキング情報を用いることにより、前記導電性の被
表面処理物の位置を検出するというものである。又、前
記光電管や前記磁気検出装置などにより検出された前記
シートの位置によって、前記トラッキング情報の位置情
報を修正するということも行われている。
【0006】なお、前述のシート状のステンレス鋼板の
電解液による着色に関する技術としては、特公昭53−
31817では、ステンレス鋼の表面に生成した着色酸
化被膜を硫酸とクロム酸からなる電解液中で陰極電解
し、被膜中にクロムを析出させて耐蝕性と耐摩耗性を向
上させるという技術が開示されている(以降、INCO
法と称する)。このINCO法は、「着色」工程と「硬
膜」工程との2工程からなるもので、各々独立の溶液組
成・温度・処理条件で、それぞれの工程の処理を行うと
いうものであり、主としてバッチ方式の単板のステンレ
ス鋼板の着色に用いられている。
【0007】又、特公昭63−8198では、2モル以
上の6価クロムと2.5モル以上の硫酸を含む混合溶液
中において、陽極電流密度0.01〜3.0A/dm2 、
陰極電流密度0.03〜5.0A/dm2 、繰返し数10
0Hz 以下の交番電流電解を行うというステンレス鋼材
の着色に関する技術が開示されている(以降、交番電流
電解法と称する)。この交番電流電解法によれば、ステ
ンレス鋼材の耐摩耗性のある着色を、1液1工程で行う
ことができる。
【0008】又、特公平2−30400では、ステンレ
ス鋼材を前記交番電流電解法により連続着色するにあた
り、交番電流電解槽の着色鋼材出側に設けた色識別セン
サにより色差を検出し、制御コンピュータを介して該検
出値に応じて該電解槽の電解条件を調整するという技術
が開示されている。この特公平2−30400で開示さ
れている技術によれば、ステンレス鋼材を交番電流電解
法により連続着色するにあたり、色調の一定した着色を
行うことができ、工業的に安価で多彩な色調の製品を安
定して多量に提供することも可能である。
【0009】又、特公平3−59151では、ステンレ
ス鋼材を前記交番電流電解法により連続着色するにあた
り、該交番電流電解工程の後半部分の陰極電解部分に、
1パルスの通電時間0.01msec〜0.1sec 、陰極電
解電流密度4〜10A/dm2で行われる陰極パルス電流
電解を、全陰極電解時間の20〜50%の時間で採用
し、電解を行うという技術が開示されている。この特公
平3−59151で開示されている技術によれば、前記
交番電流電解方法による着色ステンレス鋼材の耐摩耗性
を向上することができる。
【0010】
【発明が達成しようとする課題】しかしながら、このよ
うな腐蝕作用のあるクロム酸液などの電解液で満たされ
た着色槽内には、前記光電管を配置することが困難であ
る。又、前記シートが金属製の場合、該シートを検出す
るために磁気検出装置を用いた場合は、前述の光電管に
比べて前記着色槽内への設置という点で有利であるが、
しかしながら、その検出精度は十分なものではなく、シ
ートの先端を精度良く検出することは不可能である。こ
のようにシートの先端の位置を検出する精度が低下して
しまうと、例えば前述のように、前記トラッキング情報
を修正した場合には、該トラッキング情報中の被表面処
理に用いる他の情報に誤差が生じてしまう。例えば、前
記INCO法においては、前記トラッキング情報中の浸
漬時間が修正されず、着色されたステンレス鋼材に色む
らが生じてしまうという問題があった。一方、前記交番
電流電解法においては、前記トラッキング情報中の電流
制御量が正しく修正されず、同様に着色後のステンレス
鋼材の色むらが生じてしまうという問題があった。
【0011】又、該磁気検出装置には、前記光電管など
のセンサに比べ、一般に高価であるという短所もある。
【0012】なお、着色槽内のシートは肉眼でも確認す
ることが困難であるため、肉眼では前記シートの突掛か
りなどの事故発生を確認することはできない。このた
め、前記光電管や前記磁気検出装置で前記シートの突掛
かりなどの事故発生の検出ができない場合には、前記シ
ートの板破損又は前記着色槽内の設備の損傷が生じてし
まう恐れがあった。
【0013】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
く成されたもので、クロム酸液などの腐蝕作用のある処
理液中であっても、前記被表面処理物の位置を検出する
ことができる被表面処理物位置検出方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を達成するための手段】本願の第1発明の被表面
処理物位置検出方法は、導電性の被表面処理物を、処理
液で満たした槽内を通過させる際の、該被表面処理物の
位置を検出する被表面処理物位置検出方法において、前
記被表面処理物との接触の際に破られる、前記処理液と
の反応による被膜が生成される、対となる複数組の電極
C1 〜Cn を前記通過方向に配列し、該複数組の電極C
1 〜Cn それぞれに、抵抗R1 〜Rn それぞれの一方の
端子を接続し、該複数の抵抗R1 〜Rn それぞれの他方
の端子は、所定の電圧Vの電圧源に全て接続し、該電圧
源から流れる総電流を測定することにより、前記複数組
の電極C1 〜Cn の前記被表面処理物への接触の有無を
検知し、検知された前記複数組の電極C1 〜Cn の前記
被表面処理物への接触の有無と、該複数組の電極C1 〜
Cn それぞれの設置位置とから、前記被表面処理物の位
置を検出することにより、前記課題を達成したものであ
る。
【0015】本願の第2発明の被表面処理物位置検出装
置は、導電性の被表面処理物を、処理液で満たした槽内
を通過させる際の、該被表面処理物の位置を検出する被
表面処理物位置検出装置において、前記被表面処理物と
の接触の際に破られる、前記処理液との反応による被膜
が生成される、前記通過方向に配列された対となる複数
組の電極C1 〜Cn と、所定の電圧Vの電圧源と、前記
複数組の電極C1 〜C n と前記電圧源との間をそれぞれ
接続する、互いに抵抗値の異なる複数の抵抗R 1 〜Rn
と、前記電圧源から流れる電流の総電流値を測定する電
流検出器と、前記複数組の電極C1 〜Cn それぞれの設
置位置の情報、及び、該電極C1 〜Cnのうち、前記被
表面処理物に接触したものの組み合わせと前記総電流値
との関係の情報を記憶する電極情報記憶手段と、前記電
流検出器で測定された前記総電流値と、前記電極情報記
憶手段に記憶されている情報とから、前記被表面処理物
の位置を検出する位置測定手段とを備えたことにより、
前記課題を達成したものである。
【0016】
【作用】本発明においては、導電性の被表面処理物を電
解液などの処理液で満たした槽内を通過させる際の、該
被表面処理物の位置を、前記処理液との反応により被膜
が生成される、複数組の対となっている電極を用いて検
出している。生成されるこのような被膜は、前記被表面
処理物との接触の際破られる被膜となっている。従っ
て、腐蝕性の電解液などの処理液についても問題を生ず
ることがない。又、光電管や磁気検出装置などに比べて
一般に安価である。
【0017】なお、この技術における被表面処理物の位
置及び長さ検出は、次に列挙するような過程による。
【0018】(1)被表面処理物の前記電極(例えばチ
タン製電極)への未接触状態では、前記処理液(例えば
前記着色溶液)により該電極には絶縁性酸化被膜が生成
され、一対の電極間は電気回路的に遮断状態となる。
【0019】(2)前記被表面処理物が前記一対の電極
に接触すると、該一対の電極表面の酸化被膜が削られ、
該被表面処理物と該一対の電極とは導通状態となる。
【0020】(3)該対となる電極の一方から該被表面
処理物を経る他方への導通状態での電流により、複数組
の対となっている電極のどれが導通状態か検知し、前記
被表面処理物の位置を検出する。
【0021】なお、本発明では、該一対の電極の導通電
流として所定の電圧Vの電圧源から流れる総電流を測定
することにより、複数組の対となっている電極のうち、
どれが前記被表面処理物に接触しているかを検知してい
る。
【0022】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0023】図1は、本発明が適用されたステンレスシ
ート着色装置の構成を示すブロック図である。
【0024】この図1においては、前記ステンレスシー
ト着色装置の側面から見た構成が示されており、被表面
処理物であるシート3は右方から左方へと搬送される。
この図1に示されるように、前記ステンレスシート着色
装置は、着色溶液2(電解液)で満たされた着色槽フレ
ーム1と、回転検出器21が取り付けられたコンベア駆
動用モータ30と、該コンベア駆動用モータ30により
駆動される複数の搬送ロール11と、該搬送ロール11
により搬送される前記シート3の搬送経路に設けられた
複数の電極4とを有している。これら複数の前記電極4
は、それぞれ独立して電流換算器20に入力されてい
る。該電流換算器20は、複数ある前記電極4のどの電
極4に前記シート3が接触しているかを、電流の大きさ
に換算する。該電流換算器20については、図5を用い
て詳しく後述する。なお、この図1においては、1枚の
前記シート3が、合計3個の電極4に接触している。
【0025】図2は、前記ステンレスシート着色装置の
電極部分の側面拡大図である。
【0026】この図2に示されるように、前記搬送ロー
ル11間に設けられた前記電極4は、電極架台5により
保持され、ピンチロール6と共に挾む形で前記シート3
に接触する。該ピンチロール6は、前記シート3の先端
が前記電極に接触しようとする際に浮き上がってしまう
ことを防止する。前記電極架台5は、前記電極4を保持
すると共に、電気回路の導通経路ともなっている。
【0027】図3は、前記ステンレスシート着色装置の
電極部分の正面拡大図である。
【0028】この図3は、前記電極部分を、前記シート
3の搬送方向から見たときの正面図が示されている。こ
の図3に示されるように、一対の前記電極4をそれぞれ
保持する一対の前記電極架台5は、耐クロム酸性の強い
絶縁性の高い樹脂製の中央部5a にて所定間隔に保持さ
れている。又、これら一対の電極4及び一対の電極架台
5は、耐クロム酸性の強いチタン製であり、該電極4の
前記シート3との接触面以外は、これら表面は耐腐蝕性
及び絶縁性の高いフッ素系樹脂でコーティングされてい
る。又、前記電極4の前記シート3との接触面は、前記
着色溶液との反応により極めて薄い絶縁性の酸化被膜が
生成されている。該酸化被膜により、一対の前記電極4
間は絶縁され、電流は流れない。該酸化被膜は、前記シ
ート3との接触の際には破られ、該電極4と該シート3
とは導通状態となる。なお、一対の前記電極4と一対の
前記電極架台5とは、配線10により前記電流換算器2
0に接続されている。
【0029】図4は、前記電極部分の電気回路図であ
る。
【0030】この図4に示されるように、前記シート3
が一対の前記電極4に接触すると、これら電極4の接触
面の酸化被膜は破られ、これら電極4と前記シート3と
の間は導通状態となる。このように導通状態となると、
前記配線10により前記電流換算器20に接続された一
対の前記電極架台5及び一対の前記電極4は、前記シー
ト3により閉回路となる。又、該電流換算器20は、該
閉回路となった前記電極4を認識するために、これに対
応する電流に変換(換算)する。この変換については、
図5を用いて後述する。
【0031】図5は、前記ステンレスシート着色装置の
被表面処理物位置検出装置の電気回路の構成を示すブロ
ック図である。
【0032】この図5において、符号C1 〜C10はそれ
ぞれ前記電極4となっている。又、前記電極C1 は、前
記図1において最も右方に設置されたものであり、電極
C2〜C9 はそれぞれ左方へと順に配置され、電極C10
が最も左方に配置されている。前記図1においては、合
計10個の前記電極C1 〜C10のうち、合計3個の電極
C3 〜C5 に前記シート3が接触しており、該接触有り
の入力が成されている。
【0033】この図5において、前記電極C1 〜C10そ
れぞれには、前記電流換算器20内に設けられている抵
抗R1 〜R10それぞれが直列に接続されている。これら
電極C1 〜C10と抵抗R1 〜R10とが直列に接続された
ものには、それぞれ定電圧電源装置9により、電圧Vが
印加されている。従って、前記シート3が前記電極C 1
〜C10(電極4)に接触すると、該当する抵抗R1 〜R
10による電流が前記定電圧電源装置9から流れる。又、
該定電圧電源装置9から流れる電流は、電流検出器8に
より測定される。
【0034】前記低電圧電源装置9によって供給される
電圧をVとし、前記抵抗R1 〜R10それぞれの抵抗値を
r1 〜 r10とすると、前記電極C1 〜C10それぞれが導
通状態となったことにより、前記定電圧電源装置9から
流れる電流 i1 〜 i10は次式のように表わすことができ
る。
【0035】in =V/ rn …(1)
【0036】なお、本実施例においては、前記図4の前
記配線10などの配線抵抗の影響はないものとし、又、
前記シート3と前記電極4との接触抵抗の影響もないも
のとする。即ち、前記配線10などは比較的太いものを
用いている。又、前記抵抗R 1 〜R10のそれぞれの抵抗
値 r1 〜 r10は、前記配線抵抗や前記接触抵抗に比べて
十分大きな値のものとなっている。
【0037】前記電流検出器8は、前記定電圧電源装置
9から流れる総電流を測定する。前記抵抗R1 〜R10そ
れぞれの抵抗値 r1 〜 r10は、互いにその抵抗値が異な
っている。従って、前記電流検出器8によって測定され
た総電流から、前記電極C1〜C10のどの電極が導通状
態となっているかを、後述するシート先端位置測定器2
5にて検出することができる。なお、該電流検出器8で
は、所定のLPF(low pass filter )が用いられてい
る。これは、前記定電圧電源装置9から流れる総電流
は、接触抵抗などの変動により、図6に示されるように
その瞬時値が変動するためである。このように総電流の
瞬時値が変動したとしても、LPFを用いた本実施例の
電流検出器8によれば、図7に示されるように、安定し
た総電流の検出を行うことができる。
【0038】又、この図5に示されるように、前記被表
面処理物位置検出装置は、更に、前記電流換算器20
と、位置演算器22と、命令情報用CPU(central pr
ocessing unit )23と、トラッキングデータメモリ2
4と、シート先端位置測定器25と、電極情報データメ
モリ28と、比較器(警報発生器及びトラッキング情報
修正器)26と、CRT27を有している。
【0039】前記シート先端位置測定器25は、前記電
流検出器8により測定された前記定電圧電源装置9の総
電流から、前記着色槽内の前記シート3の位置及び長さ
を測定する。この際、前記電極情報データメモリ28が
用いられる。該電極情報データメモリ28には、前記複
数の電極C1 〜C10それぞれの設置位置のデータ、及
び、該電極C1 〜C10のうち、前記シート3に接触した
ものの組み合わせと前記総電流との関係のデータが記憶
されている。該電極情報データメモリ28に記憶されて
いるもののうち、特に前述のような総電流に関するデー
タは、図8に示されるような電流−電極関係テーブルと
して記憶されている。
【0040】前記シート先端位置測定器25は、まず、
前記電流検出器8により測定された総電流と、前記図8
に示される前記電流−電極関係テーブルとから、前記シ
ート3に接触している電極C1 〜C10を検索する。又、
該シート先端位置測定器25は、検索された前記シート
3に接触している前記電極C1 〜C10について、前記電
極情報データメモリ28中の設置位置データを読出し、
これにより前記着色槽内中の前記シート3の先端位置及
び長さを検出する。このようにして検出された前記シー
ト3の先端位置及び長さは、前記比較器26へと出力さ
れる。
【0041】なお、前記図8に示されるように、前記電
極情報データメモリ28においては、複数の前記電流−
電極関係テーブルが記憶されている。これは、前記定電
圧電源装置9から供給される電圧Vによっても、前記総
電流が変化するためである。この電極情報データメモリ
28中の複数の電流−電極関係テーブルは、前記定電圧
電源装置9の供給電圧V毎となっている。又、前記シー
ト先端位置測定器25は、その位置検出及び長さ検出の
際、前記定電圧電源装置9の電圧Vをも参照する。
【0042】一方、前記位置演算器22は、前記コンベ
ア駆動用モータ30に取り付けられた前記回転検出器2
1からのパルス信号を相対的な移動距離に換算する。前
記命令情報用CPU23は、前記位置演算器22から入
力される相対的な移動距離の信号に従って、前記トラッ
キングデータメモリ24に書き込まれている各シート3
の位置に関する情報を更新する。
【0043】前記比較器26は、前記シート先端位置測
定器25で得られた測定結果と、前記トラッキングデー
タメモリ24に記憶されている各シート3の情報とを突
き合わせ、該トラッキングデータメモリ24に記憶され
ている情報を修正したり、所定の警報を発生する。該比
較器26で行われる処理は次の通りである。
【0044】(1)前記シート先端位置測定器25で検
出された所定のシート3の長さ及び位置に該当するシー
ト3の情報を前記トラッキングデータメモリ24から検
索し、該情報の該シート3の位置を示すデータに誤差が
あって、これが数10mm以内であれば、前記シート先端
位置測定器25で得られた位置に該データの値を修正す
る。数10mm以上の誤差があれば警報を発生する。
【0045】(2)前記シート先端位置測定器25で測
定された前記シート3の長さ及び位置に該当するシート
3の情報が前記トラッキングデータメモリ24で検索で
きない場合、警報を発生する。例えば、前記着色槽フレ
ーム1内で前記シート3がつっかかった時等は警報とな
る。
【0046】なお、該比較器26で発生された警報及び
ずれ量は、前記CRT27にて確認することができる。
【0047】このように、本実施例によれば、前記シー
ト3に接触することにより、前記着色溶液2で生成され
た絶縁性酸化被膜が削られ、導通状態となった前記電極
4を検知することができ、これにより前記シート3の先
端位置及び長さを検出することができる。又、本実施例
によれば、前記シート先端位置測定器25にて測定され
た前記シート3の先端位置及び長さについて、前記トラ
ッキングデータメモリ24に記憶されている情報と突き
合わせることができ、搬送中の前記シート3の先端位置
や長さをより確実に把握することができる。従って、前
記シート3の着色槽内における突掛かりなどによって、
該シート3が損傷してしまったり、着色設備が損傷して
しまうことを防ぐことができる。又、前記トラッキング
データメモリ24に記憶されている種々の情報をより精
度良く用いることができる。例えば、前記INCO法に
おいては浸漬時間を精度良く用いることができ、色むら
などを低減することができる。又、交番電流電解法にお
いては、前記トラッキングデータメモリ24に記憶され
ている電流制御量のデータを精度良く用いることがで
き、同様に色むらなどを低減することができる。
【0048】又、本実施例によれば、搬送状態に異常が
発生した場合等には、これを警報することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ク
ロム酸液などの腐蝕作用のある処理液中であっても、前
記被表面処理物の位置を検出することができるという優
れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたステンレスシート着色装置
の構成を示すブロック図
【図2】前記ステンレスシート着色装置の電極部分の側
面拡大図
【図3】前記ステンレスシート着色装置の電極部分の正
面拡大図
【図4】前記ステンレスシート着色装置の電極部分の電
気回路図
【図5】前記ステンレスシート着色装置の被表面処理物
位置検出装置の電気回路の構成を示すブロック図
【図6】前記被表面処理物位置検出装置の定電圧電源装
置に流れる総電流を示すグラフ
【図7】前記被表面処理物位置検出装置の電流検出器で
検出された総電流を示すグラフ
【図8】前記被表面処理物位置検出装置の電極情報デー
タメモリ中の電流−電極関係テーブルを示す線図
【符号の説明】
1…着色槽フレーム 2…着色溶液 3…シート(ステンレス鋼板) 4…電極 5…電極架台 6…ピンチロール 8…電流検出器 9…定電圧電源装置 10…配線 11…搬送ロール 20…電流換算器 21…回転検出器 22…位置演算器 23…命令情報用CPU 24…トラッキングデータメモリ 25…シート先端位置測定器 26…比較器(警報発生器及びトラッキング情報修正
器) 27…CRT 28…電極情報データメモリ 30…コンベア駆動用モータ C1 〜C10…電極 R1 〜R10…抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性の被表面処理物を、処理液で満たし
    た槽内を通過させる際の、該被表面処理物の位置を検出
    する被表面処理物位置検出方法において、 前記被表面処理物との接触の際に破られる、前記処理液
    との反応による被膜が生成される、対となる複数組の電
    極C1 〜Cn を前記通過方向に配列し、 該複数組の電極C1 〜Cn それぞれに、抵抗R1 〜Rn
    それぞれの一方の端子を接続し、 該複数の抵抗R1 〜Rn それぞれの他方の端子は、所定
    の電圧Vの電圧源に全て接続し、 該電圧源から流れる総電流を測定することにより、前記
    複数組の電極C1 〜C n の前記被表面処理物への接触の
    有無を検知し、 検知された前記複数組の電極C1 〜Cn の前記被表面処
    理物への接触の有無と、該複数組の電極C1 〜Cn それ
    ぞれの設置位置とから、前記被表面処理物の位置を検出
    することを特徴とする被表面処理物位置検出方法。
  2. 【請求項2】導電性の被表面処理物を、処理液で満たし
    た槽内を通過させる際の、該被表面処理物の位置を検出
    する被表面処理物位置検出装置において、 前記被表面処理物との接触の際に破られる、前記処理液
    との反応による被膜が生成される、前記通過方向に配列
    された対となる複数組の電極C1 〜Cn と、 所定の電圧Vの電圧源と、 前記複数組の電極C1 〜Cn と前記電圧源との間をそれ
    ぞれ接続する、互いに抵抗値の異なる複数の抵抗R1 〜
    Rn と、 前記電圧源から流れる電流の総電流値を測定する電流検
    出器と、 前記複数組の電極C1 〜Cn それぞれの設置位置の情
    報、及び、該電極C1 〜Cn のうち、前記被表面処理物
    に接触したものの組み合わせと前記総電流値との関係の
    情報を記憶する電極情報記憶手段と、 前記電流検出器で測定された前記総電流値と、前記電極
    情報記憶手段に記憶されている情報とから、前記被表面
    処理物の位置を検出する位置測定手段とを備えたことを
    特徴とする被表面処理物位置検出装置。
JP20518792A 1992-07-31 1992-07-31 被表面処理物位置検出方法及び装置 Pending JPH0649697A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108995099A (zh) * 2018-06-29 2018-12-14 无锡新宏泰电器科技股份有限公司 一种产品嵌件自动检测装置

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