JPH0650009A - 床材剥離機 - Google Patents

床材剥離機

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JPH0650009A
JPH0650009A JP8630792A JP8630792A JPH0650009A JP H0650009 A JPH0650009 A JP H0650009A JP 8630792 A JP8630792 A JP 8630792A JP 8630792 A JP8630792 A JP 8630792A JP H0650009 A JPH0650009 A JP H0650009A
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JP
Japan
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traveling
floor material
blade
material peeling
drive device
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JP8630792A
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English (en)
Inventor
Takeshi Mizuno
毅 水野
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Individual
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G23/00Working measures on existing buildings
    • E04G23/006Arrangements for removing of previously fixed floor coverings

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明は、作業者の労働の負担が著しく軽く、
しかも騒音が発生し難くなるようにした床材剥離機を提
供することを目的とするものである。 【構成】 本発明は、走行装置と、この走行装置を駆動
する走行駆動装置とを備える台車、及びこの台車の前部
に、床下地層の上面に接触可能に支持され、且つ走行装
置の幅と略等幅或いは広幅に形成されたブレードを有す
るブレード装置を設けたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床タイル等の床材を床
構造から剥離して除去する床材剥離機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の建築物においては、鉄筋コンクリ
ート等で形成されたスラブ上にモルタル等の下地層を敷
き、下地層の上面にタイルを接着する床構造が多用され
ている。
【0003】また、店舗や事務所では販売体制や事務機
構の改革に伴って建物内の床材を張り替えることが少な
くない。このような場合には、既設の床材及び接着剤を
床構造から剥離して除去し、再度、新しい床材が下地層
の上面に接着される。
【0004】ところで、既設の床材及びこれを下地層に
接着する接着剤を剥離する作業は、比較的近年まで手作
業に頼っていた。即ち、多数の作業者が薄板鋼板等で作
られたコテを手に持って、コテの先を床材とその下地層
との間に突っ込んで床材を剥離していた。
【0005】しかしながら、このような手作業は非能率
的であり、また、剥離に伴い粉塵が舞い立つ劣悪な作業
環境内で行なわれ、しかも、かなり無理な姿勢で強い力
が要求される作業を長時間続ける必要があった。このた
め、近年の人手不足に拍車が掛けられ、かなり高価な賃
金での求人に対しても人手が集まらなくなったり、せっ
かく人手が集まってもすぐに退職してしまうのである。
【0006】そこで、例えば実開昭63−8333号公
報に開示されるように、手押し式のフレームに揺動可能
にスクレーパを振動可能に支持させ、フレームに搭載し
た起振装置(バイブレータ)によってスクレーパを振動
させるように構成した床材剥離機が実用化されるに至っ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この手押し式の床材剥
離機は、床材と下地層との間にスクレーパの刃先を差し
込みながら振動を与えることにより、機械力で床材を剥
離させることができるので、一見作業者の負担が軽減さ
れるように思われている。
【0008】しかしながら、実際には、スクレーパが床
の下地に当たる反動に打ち勝ってフレームを押し進める
必要があり、作業上の負担はそれほど軽減されていな
い。
【0009】しかも、フレームの両外側に設けた車輪の
一方が剥離された床材の上に乗り上げるとスクレーパの
先端が傾斜して床面から浮き上がり、床材を効率よく剥
離できなくなる。
【0010】このような効率の低下を防止するために
は、作業者は車輪が床面から浮き上がるようにフレーム
を支持し、床材剥離機の重量を支持しながら、剥離作業
の反動力に打ち勝って床材剥離機を前進させるという方
法が採用されている。
【0011】この方法によれば、熟練者が比較的接着剤
の接着力が強い塩ビタイルの場合には1時間当たり約5
0m程度、比較的接着剤の接着力が弱いPタイルの場
合で約70m程度の剥離作業を行うことができる。
【0012】しかしながら、この方法は、床材剥離機の
重量を支持する分作業が重労働化する上、床材剥離機が
反動で後退して作業者が負傷するおそれがあるので、安
全性を高める上でも極めて不利である。
【0013】また、従来の床材剥離機はスクレーパを振
動させるので、非常に大きい打撃音が発生し、周囲にか
なりの騒音を放散している。このため、一般的に仕事が
執り行なわれる中間には床材剥離作業が行えず、休日労
働、夜間労働、深夜労働等、一般には労働されない時間
に床材剥離作業が行われている。
【0014】このように労働がきつく、労働環境が悪く
(汚く)、しかも、危険で、且つ労働時間帯が一般とは
異なっている床材剥離作業については、求職者が少しで
も良好な労働条件の仕事を選択する傾向が著しい今日で
は、高い賃金を支払っても作業者を集めることが非常に
困難な状態になっている。
【0015】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、作業者の労働の負担が著しく軽く、騒音が発
生し難くなるようにした床材剥離機を提供することを目
的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる床材剥離
機は、上記の目的を達成するために、走行装置と、この
走行装置を駆動する走行駆動装置とを備える台車、及び
この台車の前部に、床下地層の上面に接触可能に支持さ
れ、且つ走行装置の幅と略等幅或いは広幅に形成された
ブレードを有するブレード装置を設けたことを特徴とす
るものであり、以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0017】本発明で用いられる走行装置は、一般に走
行装置として使用されているものであれば特に制限はな
く、例えばクローラ式走行装置、タイヤ式走行装置、或
いは、これらを複合した走行装置を使用することができ
る。これらの中では、接地面積が比較的大きく、従って
強力な走行力に耐えられるクローラ式走行装置を採用す
ることが推奨される。
【0018】また、走行装置をタイヤ式走行装置で構成
する場合は構成が簡単であり、安価に実施することがで
きる。
【0019】本発明で用いられる走行駆動装置として
は、一般に走行駆動装置として使用されるものを用いれ
ばよく、例えば、燃料タンク及びエンジンを含むエンジ
ンユニット、電源及びモータを含む電動パワーユニット
で構成すればよい。
【0020】この走行駆動装置はできるだけ作業環境を
悪化させないものを採用することが好ましく、この観点
からは現時点では、燃焼により酸欠雰囲気となる恐れや
排気ガスによる大気汚染が生じる恐れがなく、しかも、
運転騒音が少ない電動パワーユニットが最も好ましい。
【0021】電動パワーユニットを用いる場合、その駆
動源、即ち、電源として商用電源或いは蓄電池が用いら
れる。しかしながら、電動パワーユニットの電源として
商業電源を用いる場合には、壁等に設けたコンセントか
ら床材剥離装置にいたるコードを設ける必要があり、こ
のコードによって床材剥離装置の移動範囲が制限された
り、コードの余長部分の処理が面倒になる場合があるの
で、現場の状況によって最適な手段を講ずる必要があ
る。
【0022】これに対して、電源として蓄電池を用いる
場合には、床材剥離装置の移動範囲に対する制限がほと
んどなくなると共に、面倒なコード処理が不要となる点
で有利になる。
【0023】走行駆動装置としてエンジンユニットを採
用する場合、その燃料はガソリン、灯油、軽油、メタノ
ール等の液体であっても、液化石油ガス、天然ガス、水
素ガス等の気体であっても、石炭微粉末等の可燃材料と
液体燃料とを混合したハイブリッド燃料であってもよ
い。これらの燃料の中では、比較的容易に、且つ、安価
に入手でき、しかも、エンジン排気による大気汚染を防
止する技術が発達しているガソリンを使用することが推
奨される。
【0024】また、走行駆動装置は主要な騒音源の一つ
であることから、作業の静粛性を高めるため、走行駆動
装置が収納される防音ケースを設けることが好ましい。
【0025】本発明においては、走行装置が伝動装置を
介して走行駆動装置で駆動されるものが有益である。
【0026】本発明で用いられる伝動装置は、走行駆動
装置の動力を走行装置に伝達するように構成してあれば
特に限定されず、例えばチェーン伝動機構、歯車伝動機
構等の機械効率が高い機械的伝動機構、油圧装置、或い
はこれらの複合装置等が用いられる。
【0027】このような種々の伝動装置の中では、配管
によって容易に動力を分配でき、しかも、小型で強力な
油圧シリンダ、油圧モータ等の出力装置を接続できる油
圧装置を使用することが推奨される。
【0028】又、本発明においては、台車に歩行操縦用
のハンドルを設け、該ハンドルに操縦装置を支持させた
ものが、操縦性が良好になるので、有益である。
【0029】このように歩行操縦方式を採用する場合に
は、台車の方向を操るために操縦者が把持するハンドル
が台車に設けられる。又、操縦のためにハンドルを持っ
て歩行しながら発進、停止や走行速度の制御、ブレード
装置の制御等を容易に行えるようにするため、このハン
ドルに例えば速度制御用レバー、走行用の伝動装置に介
在させたクラッチを操作するクラッチレバー、伝動装置
に介在させた変速機のシフトレバー、エンジンの緊急停
止ボタン、後述する作業用の駆動装置を制御するための
操作レバー等の操縦装置を支持させることが好ましい。
【0030】この床材剥離機は、操縦方式という観点か
らは操縦者(作業者)が床材剥離機に乗車する乗車操縦
方式を採用することも、操縦者が床材剥離機に随伴して
歩行する歩行操縦方式を採用することも可能であるが、
操縦者の労働を軽減するためには乗車操縦方式を採用す
ることが好ましい。
【0031】このように乗車操縦方式を採用する場合に
は、台車に運転席と操縦装置とを備える運転台が設けら
れる。この場合、特に限定されないが、床材剥離機の平
面投影面積を小さくするため、運転台に走行駆動装置を
収納する防音ケースを設け、この防音ケースを運転席に
兼用することが可能である。
【0032】また、運転台は走行装置に対して固定的に
設けてもよいが、操縦者が床材剥離機の作業状態等を監
視する姿勢の自由度を高めて操縦者の労働の負担を軽減
するために運転台を走行装置に対して旋回可能に設ける
ことが好ましく、運転台を走行装置に対して全旋回可能
に設けることが最も好ましい。
【0033】このように、走行操縦方式を採用する場合
には、台車の方向を操るために運転台に操縦者が把持す
るハンドルが設けられる。又、操縦のためにハンドルを
持って走行しながら発進、停止や走行速度の制御、ブレ
ード装置の制御等を容易に行えるようにするため、この
ハンドルに例えば速度制御用レバー、走行用の伝動装置
に介在させたクラッチを操作するクラッチレバー、伝動
装置に介在させた変速機のシフトレバー、エンジンの緊
急停止ボタン、後述する作業用の駆動装置を制御するた
めの操作レバー等の操縦装置を支持させることが好まし
い。
【0034】また、本発明においては、走行駆動装置を
直接走行装置に連動連結してもよいが、走行駆動装置を
伝動装置を介して走行装置に連動連結してもよい。この
ような伝動装置としては、走行駆動装置の動作をオイル
ポンプを介して油圧に変換し、その油圧で駆動される油
圧モータ等の出力装置で走行装置を駆動する油圧式伝動
装置と、走行駆動装置の動作をクラッチ、変速機、プロ
ペラシャフトデファレンシャルギヤ等の機械機構を介し
て走行装置に伝達する機械的伝動機構とが代表的であ
る。
【0035】本発明で用いられるブレード装置は、台車
の前部に、床下地層の上面に接地可能に支持され、且つ
走行装置の幅と略等幅或いは広幅に形成されたブレード
を有するように構成してあればよいが、特に床の剥離効
率を向上するために、走行装置の幅より広幅に形成され
たものが望ましい。
【0036】又、このブレード装置は、台車に固定的に
支持させてもよいが、移動時に床に接触して床を傷つけ
ることを防止するため、ブレード装置のブレードを昇降
可能に台車に支持させることが好ましい。
【0037】このブレード装置のブレードを昇降可能に
台車に支持させる場合には、作業者の労働負担を軽減さ
せると共に、作業性を高めるため、ブレード装置にブレ
ードを昇降駆動するブレード駆動装置を設けることが好
ましい。
【0038】ブレード駆動装置としては、油圧シリン
ダ、エアシリンダ、電動シリンダ、ソレノイド等の直線
駆動装置や、油圧モータ、電動モータ等の回転駆動装
置、或いはこのような駆動装置によって駆動される機械
機構を用いればよい。
【0039】また、ブレード装置のブレードは、特に限
定されないが、ブレードが床面に対応して揺動可能に台
車に支持されるように構成することができる。この場合
には、何らかの理由で走行装置の走行面に凹凸が生じ、
走行装置がその凹凸に乗り込んで台車が傾斜したときに
ブレードを床面に対して平行に位置させることができ、
この結果、ブレードの床からの浮上による作業効率の低
下を防止できる。
【0040】また、ブレードが床面に対応して揺動可能
に台車に支持される場合には、ブレード装置が昇降可能
に台車に支持されるブレードと、これを昇降駆動するブ
レード駆動装置とを備え、ブレードが走行面と平行にな
る中立位置にブレードを付勢する中立付勢装置を設ける
ことが好ましい。これにより、床から持ち上げられたブ
レードが不用意に傾斜して床に接触し、床を傷つけるこ
とを防止できる。
【0041】本発明において、台車に支持されるユニッ
トフレームと、ユニットフレームに支持させた起振装置
と、このユニットフレームに振動可能に支持され、且つ
起振装置で振動されるスクレーパとを備えるスクレーパ
ユニットを設けることは何ら支障がない。
【0042】起振装置としては、エアハンマ、油圧ハン
マ等の直接振動を発生するものや、油圧モータ、電動モ
ータ等、偏心カム、偏心回転板、スライダクランク機構
等を介して振動を発生するものを用いることができる。
【0043】この場合には、スクレーパユニットのスク
レーパによって振動を加えながら床材及び下地層にこび
りついた接着剤を剥離することができる。この場合、ス
クレーパが受ける反動は床材剥離機の重量によって生じ
る摩擦力によって解消され、操縦者はその反動を受け止
める必要はない。
【0044】もっとも、この起振装置を搭載したスクレ
ーパユニットを用いる床材剥離作業は騒音が発生し易い
ので、できるだけ限定的に行うことが好ましい。
【0045】又、この起振装置はできるだけ作業環境を
悪化させないものを採用することが好ましく、この観点
からは現時点では、燃焼により酸欠雰囲気となる恐れや
排気ガスによる大気汚染が生じる恐れがなく、しかも、
運転騒音が少ない電動起振動装置が最も好ましい。
【0046】即ち、起振装置が、走行駆動装置と別体に
設けられた蓄電池及びモータを含む電動起振装置からな
り、該電動起振装置がユニットフレームに搭載されてい
るものが、有益である。
【0047】この場合、電動起振装置がユニットフレー
ムにおけるスクレーパの近傍に搭載されているものが、
この電動起振装置の自重によってスクレーパを床面のタ
イルに食い込ますことができる結果、タイルの剥離等が
一層効率良く行われるので、有益である。
【0048】この電動起振動装置を用いる場合、その駆
動源、即ち、電源として商用電源或いは蓄電池が用いら
れる。しかしながら、電動パワーユニットの電源として
商業電源を用いる場合には、壁等に設けたコンセントか
ら床材剥離装置にいたるコードを設ける必要があり、こ
のコードによって床材剥離装置の移動範囲が制限された
り、コードの余長部分の処理が面倒になる場合があるの
で、現場の状況によって最適な手段を講ずる必要があ
る。
【0049】これに対して、電源として蓄電池を用いる
場合には、床材剥離装置の移動範囲に対する制限がほと
んどなくなると共に、面倒なコード処理が不要となる点
で有利になる。
【0050】このようにスクレーパユニットを設ける場
合、これを台車に固定的に支持させることも可能である
が、移動時にスクレーパが床に接触して床を傷つけるこ
とを防止するため、スクレーパユニットを台車に昇降可
能に支持させ、必要に応じて作業者の労働負担を軽減す
ると共に、作業性を高めるため、スクレーパユニットを
昇降駆動する昇降駆動装置を設けることが好ましい。
【0051】また、スクレーパユニットの不使用時にス
クレーパユニットが走行装置やブレード装置の操縦に要
する視野を遮らないようにするため、スクレーパユニッ
トを台車に水平揺動可能に支持させ、必要に応じて作業
者の労働負担を軽減すると共に、作業性を高めるため、
スクレーパユニットを水平揺動駆動する水平駆動装置を
設けることが好ましい。
【0052】ところで、床材剥離機を使用する際に例え
ば床材剥離機を狭い廊下からエレベータに載せたり、エ
レベータから狭い廊下に下ろしたりすることがある。こ
のような場合には、狭い所で微妙な操縦操作を行う必要
があり、走行装置を用いて床材剥離機を移動させると、
廊下の壁、エレベータの側壁、ドア等に衝突して、これ
らを傷つけることが少なくない。又、例えばエレベータ
内に入ってその場で方向転換する必要がある場合等に
は、操舵操作が著しく困難になったり、操縦操作ができ
なかったりすることもある。
【0053】このような問題を解決するために、本発明
においては、台車の下方にシリンダを介して支持板を昇
降可能に支持し、この支持板の下方に自在車輪が回転自
在に設けられ、このシリンダを伸長させることにより、
自在車輪を下降させて床面に転接させると共に、機体が
自在車輪に支持されて床面から持ち上げられるように構
成することが望ましい。
【0054】この場合、自在車輪の数としては特に限定
されないが、床材剥離機を手で押して移動する際、安全
に且つ安定して所要の位置に移動できるようにするため
に、自在車輪の数を3個以上設けるのが望ましい。
【0055】しかしながら、自在車輪の数が、3個では
方向によって走行安定性が悪くなる場合があり、又、自
在車輪の個数が多くなると手押しで床材剥離機を動かし
始める時に方向性が悪くなると共に、部品点数が多くな
る。従って、方向安定性と動かし始めの方向性とを調和
させることができる4個の自在車輪を設けることが最も
好ましい。
【0056】又、床材剥離機の走行安定性を良好にする
ために、自在車輪の方向を自在にコントロールする車輪
用方向支持体を設けてなるものが、最も有益である。
【0057】又、上記各自在車輪は床材剥離機の重心点
からできるだけ遠くに、又、等距離に配置することが好
ましい。しかしながら、機体の外側に突出させると壁際
の床材の剥離作業の障害になるので、機体の平面輪郭の
内側、例えば、走行装置のフレームの前後両端部の車体
中央側に設けることが好ましい。
【0058】ところで、上記ブレード駆動装置、スクレ
ーパユニットの起震装置、昇降駆動装置、水平駆動装
置、自在車輪を昇降させるシリンダ等の作業用の駆動装
置の駆動源としては、走行駆動装置を用いてもよく、
又、走行駆動装置とは独立した別体の駆動源を用いても
よい。
【0059】作業用の駆動装置の駆動源として走行駆動
装置を用いる場合には、作業用の駆動装置専用の駆動源
が設けられず、又、例えば走行駆動装置を走行装置に連
結する伝動装置が部分的に共用されるので、全体として
の構成が簡単になると共に、軽量化を図ることが可能に
なる。
【0060】しかしながら、この場合には、作業用の駆
動装置と走行装置とを同時に使用する場合に、走行駆動
装置の駆動力が作業用の駆動装置と走行装置とに分配さ
れるので、走行力が低下すると共に、作業力、例えば起
振装置の振動力が低下するので、走行速度が低下すると
共に、作業能率が低下するという問題があり、特に走行
駆動装置が蓄電池を含む電動パワーユニットで構成さ
れ、その蓄電池が作業用駆動装置の電源に兼用される場
合にはこの問題は著しく顕著になる。
【0061】これに対して、作業用の駆動装置の駆動源
として、走行駆動装置から独立した駆動源を設ける場合
には、作業用の駆動装置と走行装置とを同時に使用して
も互いに他方に駆動力を分配することがないので、走行
能力の低下及び作業能力の低下を共に防止することがで
きる。また、走行駆動装置の他に作業用の駆動装置専用
の駆動源を設けることにより床材剥離機が重量化する
が、この重量化によって走行装置の摩擦力が増大され、
走行力が増大するという利点も得られる。
【0062】更に、本発明においては、重鎮がユニット
フレームにおけるスクレーパの近傍に搭載されているも
のが、この重鎮によって、スクレーパを床面のタイルに
食い込ますことができる結果、タイルの剥離等が一層効
率良く行われるので、有益である。
【0063】
【作用】本発明の床材剥離機は、上記構成を有し、ブレ
ードを床下地層に接触させて台車を走行させると、ブレ
ードが床下地層の上側の接着剤及び床タイル等の床材を
掻き取る。この掻き取りに対する反動は走行装置の走行
力によって解消され、走行装置の走行力は床材剥離機の
重量により生じる走行装置の対地摩擦力によって吸収さ
れる。したがって、操縦者は操縦装置を操作する他に労
力を使わなくて済むことになる。
【0064】なお、ここで床材剥離機の重量とは、走行
装置、走行駆動装置、伝動装置、ブレード装置等の重量
の総和、更に乗車操縦方式の場合にはこれに操縦者の体
重を加えた重量であり、一般に、300〜500kg、
特に350〜450kg程度にすればよい。
【0065】また、ブレードを振動させずに移動させる
ので、ブレードが床の下地層や床材等を打撃して起こる
打撃音の発生を防止でき、騒音が発生し難くなる。
【0066】又、本発明においては、台車の下方にシリ
ンダを介して支持板を昇降可能に支持し、この支持板の
下方に自在車輪が回転自在に設けられ、このシリンダを
伸長させることにより、自在車輪を下降させて床面に転
接させると共に、機体が自在車輪に支持されて床面から
持ち上げられるように構成することにより、床材剥離機
を手で押して移動する際、安全に且つ安定して所要の位
置に移動できる作用を有するのである。
【0067】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づき具体
的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。図1の側面図及び図2の平面図に示す本発明の一実
施例に係る床材剥離機の台車1は、クローラ式走行装置
2と、その上側に全旋回可能に支持された運転台3とを
備えている。
【0068】この運転台3の後部にはクローラ式走行装
置2を駆動する走行駆動装置4と、この走行駆動装置4
の駆動力をクローラ式走行装置2に伝達する伝動装置5
の一部分が搭載され、これらクローラ式走行駆動装置4
及び伝動装置5の一部分は運転台3の後部に開閉可能に
設けた防音ケース6内に収納されている。
【0069】上記運転台3の前部には操縦装置7が配置
され、後部の防音ケース6は、その上に座席8を設ける
ことにより操縦席に兼用されている。
【0070】上記走行装置2は平面視においてH字形の
フレーム9と、このフレーム9の各サイドビーム9aの
後端に回転自在に支持された駆動輪10と、各サイドビ
ーム9aの前端に回転自在に支持されたアイドラ11
と、駆動輪10及びアイドラ11に巻き掛けられたゴム
クローラ12とを備える。
【0071】上記走行駆動装置4はガソリンタンク13
と、エンジン14と、図示しない吸気系、排気系、バッ
テリを含むエンジンユニットで構成され、伝動装置4は
油圧装置で構成され、この油圧装置の作動油タンク15
と、エンジン14により駆動されるオイルポンプ16が
防音ケース6内に配置され、クローラ式走行装置2の駆
動輪10を個別に駆動する油圧モータ17がフレーム9
の各サイドビーム9aの後端に支持される。
【0072】上記クローラ式走行装置2のフレーム9の
前側にはブレード装置18が支持され、このブレード装
置18は、図3の側面図、図4の平面図及び図5の背面
図に示すように、クローラ式走行装置2のフレーム9の
センタービーム9bの前側に昇降揺動可能に支持された
アーム19と、このアーム19の先端に連結機構20を
介して前後軸心回りに所定の範囲、例えば中立位置から
プラスマイナス5〜10度の範囲で揺動可能に支持され
たブレード支持枠21と、このブレード支持枠21の前
面に着脱可能に固定されたブレード22と、上記アーム
19を昇降駆動する油圧シリンダからなるブレードシリ
ンダ23とを備える。
【0073】上記アーム19は平面視においてT字形に
形成され、その先端の中央部に連結機構20のベアリン
グ装置24が連結され、その先端の左右両端部に連結装
置のピン止め機構25が連結される。
【0074】上記連結機構20のベアリング装置24
は、アーム19の先端に固定された円筒形のハウジング
26と、このハウジング26に内嵌支持された円筒形の
ブシュ27と、このブシュ27に内嵌され、ブレード支
持枠21に固定された回転軸28とで構成される。
【0075】また、上記連結機構20のピン止め機構2
5は、アーム19の先端の左右両端部に対応する位置で
上下に適当な間隔を置いてブレード支持枠21に固定さ
れるピン受部29と、上下に各対をなすピン受部29及
びこれらの間に挿入されるアーム19の先端の左或いは
右端部とに挿通される連結ピン30とを備え、各ピン受
部29とアーム19の先端部の左或いは右端部との間に
は、ブレード支持枠21及びブレード22をブレード2
2が走行面と、平行になる中立位置に付勢する中立付勢
ばね31が挿入される。
【0076】上記ブレード支持枠21及びブレード22
は、クローラ式走行装置2よりも広幅に形成され、走行
装置2の左右両側に均等に張り出すようにして台車1に
支持させる。
【0077】なお、ブレード22は例えば、切削用工具
鋼、高速度鋼、ダイス鋼、ゲージ鋼等の工具用特殊鋼、
セラミックス等で作られ、その上下両端に切刃32を形
成してあり、この切刃32は使用中に床下地層との接触
によって研がれるが、床下地層の異物と衝突して変形し
たり、使用不能になり、この一方の切刃32が上になる
ように、又、他方の切刃32が下になるように付け替
え、両方の切刃32が使用不能になれば新品と交換され
る。
【0078】図1及び図2に示すように、上記運転台3
の前端部には水平揺動可能に揺動ブラケット33が支持
され、この揺動ブラケット33に昇降揺動可能に支持さ
れたビーム34とチルト機構35とを介してスクレーパ
ユニット36を支持させてある。
【0079】また、運転台3と揺動ブラケット33とに
わたって揺動ブラケット33を揺動駆動する油圧シリン
ダからなるブラケットシリンダ37が、又、揺動ブラケ
ット33とビーム34とにわたってビームを昇降揺動さ
せる油圧シリンダからなるビームシリンダ38が、更
に、ビーム34とチルト機構35とにわたってチルト機
構35を駆動する油圧シリンダからなるチルトシリンダ
39が、それぞれ設けられる。
【0080】上記スクレーパユニット36は、ユニット
フレーム40と、このユニットフレーム40に前後揺動
可能に支持されたスクレーパ支持板41と、スクレーパ
支持板41に着脱可能に固定されるスクレーパ42と、
スクレーパ支持板41及びスクレーパ42を駆動する起
振装置43とを備える。この起振装置43には、スクレ
ーパ支持板41及びスクレーパ42を揺動駆動するよう
に構成してあればよく、例えば油圧モータ44と、これ
にスクレーパ支持板41を連動連結するクランク機構4
5とを備える。
【0081】なお、この床材剥離機の重量は約370k
gであり、エンジン14の出力は3.5ps/3000
rpm、床材剥離機の走行速度は1.4km/hであ
り、クローラ12の接地圧は0.14kg/cmであ
る。
【0082】この床材剥離機においては、ブレードシリ
ンダ23を操作してブレード22の下端縁を床構造の下
地層の上面の高さに調整し、台車1を走行させると、ブ
レード22が床タイル及びその裏面の接着剤を掻き取
り、これにより床タイルが剥離される。この掻き取りに
対する反動は走行装置の走行力によって解消され、走行
装置の走行力は床材剥離機の重量により生じる走行装置
の対地摩擦力によって吸収される。
【0083】したがって、操縦者は操縦装置7を操作す
る他に労力を使わなくて済むことになり、従来に比べる
と著しく労働が軽減され、また、剥離作業の反動によっ
て床材剥離機が後退するおそれはなく、床材剥離機の後
退に伴う負傷の危険性もなくなり、安全性が著しく高め
られる。
【0084】特に、この実施例では、台車1に運転台3
を設け、運転台3の後部に設けた座席8に座って、操縦
装置7を操作することにより、床材剥離機を操縦できる
ようにしているので、床材剥離機と作業現場の壁との間
に挟まれたりする危険性が殆どなくなるので、一層安全
性が高められる。
【0085】また、この実施例では、特に運転台3を走
行装置2に対して全旋回可能に設けているので、操縦者
は運転台3の方向を変えることにより床材剥離機の走行
や剥離作業の監視等に最適の姿勢をとることができ、作
業性を高められるとともに、精神的ストレスがたまり難
くなり、労働が一層軽減される。
【0086】この床材剥離機においては、ブレード22
を台車1で押して床タイル及び接着剤を掻き取るので、
ブレード22が床タイル、接着剤或いは床下地層を打撃
する音が発生せず、騒音が発生し難くなる。その結果、
一般に仕事が行なわれる平日の昼間でも剥離作業を行う
ことができるようになり、人材を確保し易くなる。
【0087】特に、この実施例では、主な騒音発生源で
ある走行駆動装置4を防音ケース6で覆っているので、
周囲への騒音、振動の放散が一層少なくなり、一般に仕
事が行なわれる平日の昼間でも剥離作業を行うことが一
層容易になり、人材を一層確保し易くなる。
【0088】また、この床材剥離機においては、剥離さ
れた床タイル、接着剤等の廃材はブレード22の左右両
横側に排除されるが、ブレード22が走行装置2と略等
幅或いは広幅に形成されているので、走行装置2が廃材
の上に乗り上げるおそれはなくなり、廃材への走行装置
2の乗り上げによるブレード22の浮き上がりが発生す
る恐れや、これにより作業性が低下する恐れもなくな
り、作業性を著しく高めることができる。
【0089】特に、この実施例では、ブレード22が床
面に対応して揺動可能に台車1に支持されるので、何ら
かの理由で台車1がローリング傾斜してもブレード22
は床下地層の上面に馴染み、床下地層の上面から浮き上
がることが防止される。その結果、ブレード22が床下
地層の上面から浮き上がって作業効率が低下することが
防止され、一層作業性を高めることができる。
【0090】その結果、この床材剥離機によれば、素人
の作業者であっても、例えば、比較的接着剤の接着力が
強い塩ビタイルの場合には1時間当たり100〜120
程度、比較的接着剤の接着力が弱いPタイル(商品
名)の場合には1時間当たり200m程度の剥離作業
を処理できるようになる。
【0091】また、この実施例の走行装置2はクローラ
式走行装置で構成しているので、単位面積当たりの接地
圧を一定以下に抑えながらも全体として重い重量を支持
することができ、強力な走行力を得ることができ、強力
な接着剤を使用する場合でも確実に床タイル及び接着剤
を床下地層から剥離することができる。
【0092】また、この実施例では走行駆動装置4をガ
ソリンエンジンユニットで構成しているので、燃料を比
較的容易に、かつ、安価に入手できる上、灯油エンジン
や軽油エンジンに比べれば汚染性の低い排気ガスを排出
されることができ、屋内での作業環境の悪化防止を図る
上で有利である。
【0093】また、この実施例では、伝動装置5を油圧
装置で構成しているので、走行駆動用の油圧モータ17
のほかにも、ブレードシリンダ23、ブラケットシリン
ダ37、ビームシリンダ38、チルトシリンダ39、ス
クレーパユニット36の油圧モータ44及び運転台3を
旋回駆動する油圧モータに油圧配管を接続することによ
り、走行駆動装置4の駆動力でオイルポンプ16から圧
油を圧送してそれらの油圧出力機器を駆動することがで
き、床材剥離機全体の構成を簡単にできる。
【0094】更に、この床材剥離機では、ブレード22
を昇降可能に台車1に支持させているので、移動時には
ブレード22を床面から高く持ち上げることができ、ブ
レード22が不用意に床に接触して床を傷つけることを
防止できる。
【0095】また、この床材剥離機では、ブレード22
を中立位置に付勢する中立付勢ばね31が設けられてい
るので、ブレード22を持ち上げた時にブレード22が
不用意に傾斜して床に接触することを防止でき、ブレー
ド22の接触によって床を傷つけることを一層確実に防
止できるとともに、ブレード22のがたつきを防止で
き、ブレード22のがたつきによる騒音の発生を防止で
きる。
【0096】更に、この床材剥離機は、スクレーパユニ
ット36を備えているので、ブレード22によって剥離
できない程度に強固に接着されている接着剤や床タイル
が局所的に残る場合等にこのスクレーパユニット36を
用いて、スクレーパ42を振動させながら台車1で押し
進めることにより、確実に局所的に残る接着剤や床タイ
ルを剥離することができる。
【0097】しかも、このスクレーパユニット36は台
車1に昇降揺動可能に支持させてあるので、移動時には
スクレーパユニット36を床面から高く持ち上げること
ができ、スクレーパユニット36が不用意に床に接触し
て床を傷つけることを防止できる。
【0098】また、このスクレーパユニット36は台車
1に水平揺動可能に支持してあるので、不使用時にはス
クレーパユニット36を走行状態や他の作業の作業状態
の監視の妨げとならない位置に退避させることができ、
スクレーパユニット36によって視野が遮られて作業性
が低下することを防止でき、作業性を高めることができ
る。
【0099】本発明の他の実施例においては、例えば図
6の側面図に示すように、ブレード装置118のアーム
119とブレード支持枠121とを連結する連結機構1
20のベアリング装置124が、アーム119の先端に
固定された円筒形のハウジング126と、ハウジング1
26に内嵌支持された球面のブシュ127と、このブシ
ュ127に内嵌され、ブレード支持枠121に固定され
た球面128とで構成される。
【0100】なお、図6において122はブレード、1
23はブレードシリンダ、109はフレーム、109b
はセンタービームを示す。
【0101】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例の場合と同様であるので、重複を避
けるためこれらの説明は省略する。
【0102】本発明のまた他の実施例においては、例え
ば図7の側面図に示すように、ブレード装置218のア
ーム219と、ブレード支持枠221とを連結する連結
機構220が上下一対のベアリング装置224を備え、
各ベアリング装置224はアーム219の先端に固定さ
れた円筒形のハウジング226と、ハウジング226に
内嵌支持された球面のブシュ227と、ブシュ227に
内嵌され、ブレード支持枠221に固定された球体22
8とで構成される。
【0103】なお、図7において222はブレード、2
23はブレードシリンダ、209はフレーム、209b
はセンタービームを示す。
【0104】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例の場合と同様であるので、重複を避
けるためこれらの説明は省略する。
【0105】図8の平面図及び図9の断面図に示す本発
明の又更に他の実施例においては、フレーム9の各サイ
ドビーム9aの前後両端部の車体中央側にそれぞれ縦軸
方向に伸縮するシリンダ46を介して自在車輪47を昇
降可能に支持させている。
【0106】そして、これらシリンダ46を伸長させる
ことにより、自在車輪47を下降させて床面に転接させ
ると共に、機体を床面から持ち上げて、自由に床材剥離
機を手で押して、その場で床材剥離機を旋回させたり、
方向を変換しながら移動させたり、斜め方向に移動させ
たりすることができるようにしている。
【0107】これにより、床材剥離機を手で押して微妙
に移動させて、例えば床材剥離機を狭い廊下からエレベ
ータに載せたり、エレベータから狭い廊下に下ろしたり
することが容易になる。又、このような際に、床材剥離
機を手で押して微妙に移動させることにより、機体が廊
下の壁、エレベータの側壁、ドア等に衝突することを防
止でき、この衝突によって廊下の壁、エレベータの側
壁、ドア等が傷つくことを防止できる。
【0108】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例の場合と同様であるので、重複を避
けるためこれらの説明は省略する。
【0109】図10の平面図及び図11の断面図に示す
本発明のもう一つの実施例においては、フレーム9のセ
ンタービーム9bの中央部に縦軸方向に伸縮するシリン
ダ146を介して昇降枠148を昇降可能に支持する。
この支持枠148はセンタービーム9bの前後両側に張
り出させてあり、その前後両端部の左右両側に自在車輪
147が支持される。
【0110】そして、このシリンダ146を伸長させる
ことにより、自在車輪147を下降させて床面に転接さ
せると共に、機体を床面から持ち上げて、自由に床材剥
離機を手で押して、その場で床材剥離機を旋回させた
り、方向を変換しながら移動させたり、斜め方向に移動
させたりすることができるようにしている。
【0111】この場合、自在車輪147の方向を自在に
コントロールする車輪用方向支持体(図示せず)を設
け、この車輪用方向支持体で自在車輪147の方向を定
めて移動し易くするのが望ましい。
【0112】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前例の場合と同様であるので、重複を避けるためこ
れらの説明は省略する。
【0113】上記の各実施例では、床材剥離装置の全て
の駆動装置の駆動源が共通のエンジンユニット4で構成
され、伝動装置5の一部分、例えばオイルポンプ16等
が全ての駆動装置に共用されている。しかしながら、エ
ンジンユニット4は、燃焼によって酸欠雰囲気を形成し
たり、大気汚染が発生したりする上、運転騒音が大き
く、これらの問題を解消するためには、現時点では、電
気を駆動源として用いることが最も好ましい。
【0114】電気を駆動源として用いる場合、電源とし
て商用電源を用いることが可能であるが、この場合に
は、壁等に設けたコンセントから床材剥離機にいたるコ
ードを設ける必要があり、このコードによって床材剥離
機の移動範囲が制限されたり、コードの余長部分の処理
が面倒になる場合がある。
【0115】これに対して、電源として蓄電池を用いる
場合には、床材剥離機の移動範囲に対する制限はほとん
どなくなると共に、面倒なコード処理は不要となる。し
かし、この場合走行駆動装置の電源である蓄電池が作業
用の駆動装置、即ち、ブレードシリンダ、起振装置、ス
クレーパユニットのビームシリンダ、チルトシリンダ、
ブラケットシリンダ、自在車輪を昇降させるシリンダ等
の駆動源に共用される場合には、走行装置と作業装置と
を同時に使用すると、蓄電池の電力が走行駆動装置と作
業用の駆動装置とに分配されることになり、走行駆動装
置の出力及び作業用の駆動装置の出力が低下する。
【0116】この問題を解決するためには、走行駆動装
置とその他の駆動装置とを備える場合には、走行駆動装
置の駆動源及びこの駆動源を走行駆動装置に結合する駆
動系統から独立させればよい。
【0117】例えば図12の構成図に示すように、走行
駆動装置304を一対のモータで構成し、これらのモー
タ304の駆動源として蓄電池304aを設ける一方、
その他の駆動装置として油圧出力装置、即ち、ブレード
シリンダ323、ブラケットシリンダ337、ビームシ
リンダ338、チルトシリンダ339、油圧モータ34
4を設け、これらの駆動源として、別の蓄電池351
と、この蓄電池351によって駆動されるモータ352
と、モータ352によって駆動されるオイルポンプ35
3とを設け、オイルポンプ353から吐出される圧油を
これらの油圧出力装置に分配するように構成すればよ
い。
【0118】又、図13及び図14は本発明の更に他の
実施例を示し、起振装置43はできるだけ作業環境を悪
化させないものを採用することが好ましく、この観点か
ら、燃焼により酸欠雰囲気となる恐れや排気ガスによる
大気汚染が生じる恐れがない上、運転騒音が少ない電動
起振動装置が最も好ましい。
【0119】即ち、起振装置43が、走行駆動装置4と
別体に設けられた蓄電池及びモータを含む電動起振装置
200からなり、該電動起振装置200がユニットフレ
ーム40に搭載されているものが、有益である。
【0120】この場合、電動起振装置200がユニット
フレーム40におけるスクレーパ42の近傍に搭載され
ているものが、この電動起振装置200の自重によって
スクレーパ42を床面のタイルに食い込ますことができ
る結果、タイルの剥離等が一層効率良く行われるので、
有益である。
【0121】この電動起振動装置200を用いる場合、
その駆動源、即ち、電源として商用電源或いは蓄電池が
用いられるが、電源として蓄電池201を用いる場合に
は、床材剥離装置の移動範囲に対する制限がほとんどな
くなると共に、面倒なコード処理が不要となる点で有利
になる。
【0122】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は、前例の場合と同様であるので、重複を避けるため
これらの説明は省略する。
【0123】更に、本発明においては、厚手の鉄板等で
形成された重鎮がユニットフレーム40におけるスクレ
ーパ42の近傍に着脱自在に搭載し得るようにしたもの
が、この重鎮によって、スクレーパ42を床面のタイル
に食い込ますことができる結果、タイルの剥離等が一層
効率良く行われるので、有益である。
【0124】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前例の場合と同様であるので、重複を避けるためこ
れらの説明は省略する。
【0125】
【発明の効果】本発明の床材剥離機は、上記構成を有
し、ブレードを床下地層に接触させて台車を走行させる
ことにより、ブレードで床下地層の接着剤及び床タイル
等の床材を掻き取ることができ、この掻き取りに対する
反動が走行装置の走行力によって解消される。したがっ
て、操縦者は操縦装置を操作する他に労力を使わずに済
み、労働が著しく軽減される。
【0126】また、ブレードを振動させずに移動させる
ので、ブレードが床の下地層や床材等を打撃ないし衝突
して起こる打撃音の発生を防止でき、騒音が発生し難く
なり、一般に仕事が行なわれる平日の昼間でも床材剥離
作業ができるようになり、人材の確保が容易になる。
【0127】更に、ブレードを走行装置(台車)と略等
幅或いは広幅に形成しているので、ブレードの両横側に
排除される廃材に走行装置が乗り上げることやこれによ
りブレードが床面から浮き上がることが防止され、ブレ
ードの浮き上がりによる作業効率の低下が防止される。
【0128】本発明において、走行装置がクローラ式走
行装置で構成される場合には、接地圧を低く抑えながら
も強力な走行力を確保することができ、確実な床材剥離
作業が行えるようになる。
【0129】また、本発明において、走行装置がタイヤ
式走行装置で構成される場合には、走行装置の構成が簡
単で安価になり、床材剥離機全体を安価に製造できる。
【0130】また、本発明において、走行駆動装置が、
燃料タンク及びエンジンを含むエンジンユニットで構成
される場合、或いは、蓄電池及びモータを含む電動パワ
ーユニットで構成される場合には、床材剥離機の重量が
エンジンユニット或いは電動パワーユニットによって十
分に重量化されるので、走行装置の接地摩擦力を十分に
大きくして強力な走行力を得ることができ、確実な床材
剥離作業が行えるのである。
【0131】また、本発明において、走行駆動装置を収
納する防音ケースが設けられる場合には、主要な騒音源
である走行駆動装置の騒音が周囲に放散されることが防
音ケースによって防止されるので、作業の静粛性が一層
高められ、一般に仕事が行なわれる平日の昼間でも床材
剥離作業がより容易に行えるようになり、人材の確保が
一層容易になる。
【0132】また、本発明において走行駆動装置の駆動
力を走行装置に伝達する伝動装置が油圧装置で構成され
る場合には、その他の可動部分を駆動する駆動手段を油
圧出力装置で構成し、油圧装置の圧油を各油圧出力装置
に分配することにより床材剥離機全体の構成を簡単にで
き、容易に、且つ安価にできるようになる。
【0133】もっとも、上記伝動装置を機械的伝動装置
で構成することは何ら妨げられない。
【0134】又、本発明においては、台車に歩行操縦用
のハンドルを設け、該ハンドルに操縦装置を支持させた
ものが、操縦性が良好になるので、有益である。
【0135】このように歩行操縦方式を採用する場合に
は、台車の方向を操るために操縦者が把持するハンドル
が台車に設けられる。又、操縦のためにハンドルを持っ
て歩行しながら発進、停止や走行速度の制御、ブレード
装置の制御等を容易に行えるようにするため、このハン
ドルに例えば速度制御用レバー、走行用の伝動装置に介
在させたクラッチを操作するクラッチレバー、伝動装置
に介在させた変速機のシフトレバー、エンジンの緊急停
止ボタン、後述する作業用の駆動装置を制御するための
操作レバー等の操縦装置を支持させれば良い。
【0136】この床材剥離機は、操縦方式という観点か
らは操縦者(作業者)が床材剥離機に乗車する乗車操縦
方式を採用することも、操縦者が床材剥離機に随伴して
歩行する歩行操縦方式を採用することも可能であるが、
操縦者の労働を軽減するためには乗車操縦方式を採用す
ることが好ましい。
【0137】このように乗車操縦方式を採用する場合に
は、台車に運転席と操縦装置とを備える運転台が設けら
れる。この場合、特に限定されないが、床材剥離機の平
面投影面積を小さくするため、運転台に走行駆動装置を
収納する防音ケースを設け、この防音ケースを運転席に
兼用することが可能である。
【0138】また、このように、台車に運転席と操縦装
置とを備える運転台が設けられる場合には、操縦者が台
車に乗車して床材剥離機を操縦できるので、操縦者が走
行中の台車に巻き込まれたり、台車と衝突したり、台車
と壁等との間に挟まれたりするおそれがなくなるので、
一層安全性が高められる。
【0139】また、本発明において、運転台に走行駆動
装置を収納する防音ケースが設けられ、且つ防音ケース
が運転席に兼用される場合には、作業の静粛性が高めら
れるとともに、台車の平面投影面積が小さくなり、床材
剥離機の運送や作業可能な最小床面積を小さくできる効
果を有するのである。
【0140】また、本発明において、運転台が走行装置
に対して全旋回可能に設けられる場合には、操縦者が走
行状態や作業状態を監視するのに最適な方向に台車を向
け変えることができるので、作業性が高められるととも
に、操縦者の精神的ストレスが軽減され、労働が一層軽
減される。
【0141】また、本発明において、ブレード装置が昇
降可能に台車に支持されるブレードと、これを昇降駆動
するブレード駆動装置とを備える場合には、床材剥離機
の移動時等にブレードを床面から高く持ち上げてブレー
ドが不用意に床に接触することを防止でき、ブレードの
接触により床が傷つくことを防止できる効果を有するの
である。
【0142】また、この場合に、ブレード駆動装置が伝
動装置を介して走行駆動装置により駆動されるように構
成する場合には、床材剥離機全体の駆動系の構成を簡単
にすることができ、床材剥離機を安価に製造することが
できる。
【0143】更に、この場合に、ブレード駆動装置が油
圧出力装置で構成され、伝動装置が油圧装置で構成され
る場合には、特に簡単な構成でブレード駆動装置を伝動
装置を介して走行駆動装置により駆動できるようにな
る。
【0144】又、ブレード装置がブレード駆動装置を備
える場合に、ブレード駆動装置を走行装置の駆動源から
独立した駆動源で駆動されるように構成する場合には、
ブレード駆動装置の使用時に走行駆動力が低下する恐れ
がなく、ブレード駆動装置の使用時に走行速度が低下す
ることを防止できる。
【0145】特に、走行駆動装置が電動ユニットで駆動
される場合に、その電動ユニットの電源と異なる駆動源
でブレード駆動装置が駆動されるように構成する場合に
は、ブレード駆動装置の使用時に走行速度が低下するこ
とを防止できる。
【0146】本発明において、ブレード装置が昇降可能
に台車に支持されるブレードと、これを昇降駆動するブ
レード駆動装置とを備え、しかも、ブレードが床面に対
応して揺動可能に台車に支持される場合には、台車が傾
斜した時にブレードの下縁を床下地層に馴染ませること
ができるので、ブレードが傾斜して床下地層から浮き上
がることを防止して、ブレードの浮き上がりによる作業
効率の低下を防止できると共に、作業性を高めることが
できる。
【0147】更に、この場合に、ブレードが走行面と平
行になる中立位置にブレードを付勢する中立付勢装置と
を備えることにより、ブレードを持ち上げて移動する時
にブレードが傾斜して床に接触することを防止でき、ブ
レードの接触により床が傷つくことを確実に防止でき
る。
【0148】本発明において、台車に支持されたユニッ
トフレームと、このユニットフレームに支持された起振
装置と、ユニットフレームに振動可能に支持されると共
に起振装置で振動されるスクレーパとを備えるスクレー
パユニットを設ける場合には、台車の走行力に加えて起
振装置の振動力をスクレーパに与えて、床下地層に特に
強力に接着した接着剤や床材をスクレーパで剥離するこ
とができる。この場合、スクレーパが受ける反動は床材
剥離機の重量によって生じる摩擦力によって解消され、
操縦者はその反動を受け止める必要はないのである。
【0149】この場合、このスクレーパユニットを台車
に昇降可能に支持させることにより、スクレーパの不使
用時にスクレーパユニットを上昇させて不用意にスクレ
ーパユニットが床面ないし床下地層に接触することを防
止でき、スクレーパの接触によって床面や床下地層が傷
つくことを防止できる。
【0150】又、この起振装置はできるだけ作業環境を
悪化させないものを採用することが好ましく、この観点
からは現時点では、燃焼により酸欠雰囲気となる恐れや
排気ガスによる大気汚染が生じる恐れがなく、しかも、
運転騒音が少ない電動起振動装置が最も好ましい。
【0151】即ち、起振装置が、走行駆動装置と別体に
設けられた蓄電池及びモータを含む電動起振装置からな
り、該電動起振装置がユニットフレームに搭載されてい
るものが、有益である。
【0152】この場合、電動起振装置がユニットフレー
ムにおけるスクレーパの近傍に搭載されているものが、
この電動起振装置の自重によってスクレーパを床面のタ
イルに食い込ますことができる結果、タイルの剥離等が
一層効率良く行われるので、有益である。
【0153】この電動起振動装置を用いる場合、その駆
動源、即ち、電源として商用電源或いは蓄電池が用いら
れる。しかしながら、電動パワーユニットの電源として
商業電源を用いる場合には、壁等に設けたコンセントか
ら床材剥離装置にいたるコードを設ける必要があり、こ
のコードによって床材剥離装置の移動範囲が制限された
り、コードの余長部分の処理が面倒になる場合があるの
で、現場の状況によって最適な手段を講ずる必要があ
る。
【0154】これに対して、電源として蓄電池を用いる
場合には、床材剥離装置の移動範囲に対する制限がほと
んどなくなると共に、面倒なコード処理が不要となる点
で有利になる。
【0155】更に、スクレーパユニットを台車に昇降可
能に支持させる場合に、スクレーパユニットを昇降駆動
する昇降駆動装置を設けることにより、労働を一層軽減
することができる。
【0156】また、スクレーパユニットを台車に水平揺
動可能に支持させることにより、スクレーパの不使用時
にスクレーパユニットを走行状態や他の作業状態を監視
する視野の外に移動させて、作業性を高めることができ
る。
【0157】この場合、スクレーパユニットを水平揺動
駆動する水平揺動駆動装置を設けることにより、労働を
一層軽減することができる。
【0158】本発明において、特に走行駆動装置とその
他の駆動装置とが設けられ、走行駆動装置、その駆動源
及びその駆動源を走行駆動装置に結合する駆動系統がそ
の他の駆動装置、その駆動源及びその駆動源を他の駆動
装置に結合する駆動系統から独立して設けられる場合に
は、その他の駆動装置の使用によって走行駆動力が低下
することを防止でき、走行駆動力の低下による走行速度
の低下や作業性の低下を防止できる。この効果は、走行
駆動装置の駆動源が蓄電地である場合には特に顕著に現
れる。
【0159】ところで、本発明においては、上記ブレー
ド駆動装置、スクレーパユニットの起震装置、昇降駆動
装置、水平駆動装置、自在車輪を昇降させるシリンダ等
の作業用の駆動装置の駆動源としては、走行駆動装置を
用いてもよく、又、走行駆動装置とは独立した別体の駆
動源を用いてもよい。
【0160】作業用の駆動装置の駆動源として走行駆動
装置を用いる場合には、作業用の駆動装置専用の駆動源
が設けられず、又、例えば走行駆動装置を走行装置に連
結する伝動装置が部分的に共用されるので、全体として
の構成が簡単になると共に、軽量化を図ることが可能に
なる。
【0161】これに対して、作業用の駆動装置の駆動源
として、走行駆動装置から独立した駆動源を設ける場合
には、作業用の駆動装置と走行装置とを同時に使用して
も互いに他方に駆動力を分配することがないので、走行
能力の低下及び作業能力の低下を共に防止することがで
きる。また、走行駆動装置の他に作業用の駆動装置専用
の駆動源を設けることにより床材剥離機が重量化する
が、この重量化によって走行装置の摩擦力が増大され、
走行力が増大するという利点も得られる。
【0162】本発明においては、台車の下方にシリンダ
を介して支持板を昇降可能に支持し、この支持板の下方
に自在車輪が回転自在に設けられ、このシリンダを伸長
させることにより、自在車輪を下降させて床面に転接さ
せると共に、機体が自在車輪に支持されて床面から持ち
上げられるように構成し、これによって、床面から持ち
上げられた機体を手で押すことによって機体をその場で
旋回させたり、任意の方向に移動させたり、任意の方向
に移動させながら機体の方向を転換させたりすることが
できる効果を有するのである。
【0163】この場合、自在車輪の数としては特に限定
されないが、床材剥離機を手で押して移動する際、安全
に且つ安定して所要の位置に移動できるようにするため
に、自在車輪の数を3個以上設けるのが望ましい。
【0164】しかしながら、自在車輪の数が、3個では
方向によって走行安定性が悪くなる場合があり、又、自
在車輪の個数が多くなると手押しで床材剥離機を動かし
始める時に方向性が悪くなると共に、部品点数が多くな
る。従って、方向安定性と動かし始めの方向性とを調和
させることができる4個の自在車輪を設けることが最も
好ましい。
【0165】これにより、床材剥離機を使用する際に例
えば床材剥離機を狭い廊下からエレベータに載せたり、
エレベータから狭い廊下に下ろしたりすることができる
ので、狭い所で微妙な操縦操作を行うことができたり、
走行装置を用いて床材剥離機を移動させるとき、廊下の
壁、エレベータの側壁、ドア等に衝突して、これらを傷
つけることが防止される。又、例えばエレベータ内に入
ってその場で方向転換が可能である等、操舵操作が著し
く容易になったり、操縦操作が容易になるのである。
【0166】又、床材剥離機の走行安定性を良好にする
ために、自在車輪の方向を自在にコントロールする車輪
用方向支持体を設けてなるものが、最も有益である。更
に、本発明においては、重鎮がユニットフレームにおけ
るスクレーパの近傍に搭載されているものが、この重鎮
によって、スクレーパを床面のタイルに食い込ますこと
ができる結果、タイルの剥離等が一層効率良く行われる
ので、有益である。
【0167】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の側面図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の平面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例のブレード装置の側面
図である。
【図4】図4は本発明の一実施例のブレード装置の平面
図である。
【図5】図5は本発明の一実施例のブレード装置の背面
図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例のブレード装置の側
面図である。
【図7】図7は本発明のまた他の実施例のブレード装置
の平面図である。
【図8】図8は本発明のまた更に他の実施例である。
【図9】図9は本発明のまた更に他の実施例の断面図で
ある。
【図10】図10は本発明のもう一つの実施例の平面図
である。
【図11】図11は本発明のもう一つの実施例の断面図
である。
【図12】図12は本発明の別の駆動系統の構成図であ
る。
【図13】図13は本発明の更にもう一つの実施例の断
面図である。
【図14】図14は本発明の更に別の駆動系統の構成図
である。
【0168】
【符号の説明】 1 台車 2 クローラ式走行装置 3 運転台 4 走行駆動装置 5 伝動装置 6 防音ケース(兼運転席) 7 操縦装置 8 座席 13 ガソリンタンク 14 エンジン 18 ブレード装置 22 ブレード 23 ブレードシリンダ 31 中立付勢ばね 36 スクレーパユニット 37 ブラケットシリンダ 38 ビームシリンダ 39 チルトシリンダ 40 ユニットフレーム 42 スクレーパ 43 起振装置 46 シリンダ 47 自在車輪 118 ブレード装置 122 ブレード 123 ブレードシリンダ 146 シリンダ 147 自在車輪 218 ブレード装置 222 ブレード 223 ブレードシリンダ

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置と、この走行装置を駆動する走
    行駆動装置とを備える台車、及びこの台車の前部に、床
    下地層の上面に接触可能に支持され、且つ走行装置の幅
    と略等幅或いは広幅に形成されたブレードを有するブレ
    ード装置を設けたことを特徴とする床材剥離機。
  2. 【請求項2】 走行装置がクローラ式走行装置で構成さ
    れている請求項1に記載の床材剥離機。
  3. 【請求項3】 走行装置がタイヤ式走行装置で構成され
    ている請求項1に記載の床材剥離機。
  4. 【請求項4】 走行駆動装置が、燃料タンク及びエンジ
    ンを含むエンジンユニットで構成されいる請求項1ない
    し3のいずれかに記載の床材剥離機。
  5. 【請求項5】 走行駆動装置が、蓄電池及びモータを含
    む電動パワーユニットで構成されている請求項1ないし
    3のいずれかに記載の床材剥離機。
  6. 【請求項6】 走行駆動装置を収納する防音ケースが設
    けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の床材
    剥離機。
  7. 【請求項7】 走行装置が伝動装置を介して走行駆動装
    置で駆動される請求項1ないし6のいずれかに記載の床
    材剥離装置。
  8. 【請求項8】 伝動装置が油圧装置で構成されている請
    求項7に記載の床材剥離機。
  9. 【請求項9】 伝動装置が機械的伝動機構で構成されて
    いる請求項7に記載の床材剥離機。
  10. 【請求項10】 台車に歩行操縦用のハンドルを設け、
    該ハンドルに操縦装置を支持させた請求項1ないし9の
    いずれかに記載の床材剥離機。
  11. 【請求項11】 台車に運転席と操縦装置とを備える運
    転台が設けられている請求項1ないし9のいずれかに記
    載の床材剥離機。
  12. 【請求項12】 運転台に走行駆動装置を収納する防音
    ケースが設けられ、且つこの防音ケースが運転席に兼用
    されている請求項11に記載の床材剥離機。
  13. 【請求項13】 運転台が走行装置に対して全旋回可能
    に設けられている請求項11又は12に記載の床材剥離
    機。
  14. 【請求項14】 運転台に走行操縦用のハンドルを設
    け、該ハンドルに操縦装置を支持させた請求項11ない
    し13のいずれかに記載の床材剥離機。
  15. 【請求項15】 ブレード装置が昇降可能に台車に支持
    されるブレードと、これを昇降駆動するブレード駆動装
    置とを備える請求項1ないし14のいずれかに記載の床
    材剥離機。
  16. 【請求項16】 ブレードが床面に対応して揺動可能に
    台車に支持される請求項1ないし15のいずれかに記載
    の床材剥離機。
  17. 【請求項17】 ブレード装置が昇降可能に台車に支持
    されるブレードと、これを昇降駆動するブレード駆動装
    置とを備え、且つブレードが走行面と平行になる中立位
    置にブレードを付勢する中立付勢走行装置を備える請求
    項16に記載の床材剥離機。
  18. 【請求項18】 台車に支持されるユニットフレーム
    と、このユニットフレームに支持される起振装置と、該
    ユニットフレームに振動可能に支持され、且つ起振装置
    で振動されるスクレーパとを備えるスクレーパユニット
    を設けた請求項1ないし17のいずれかに記載の床材剥
    離機。
  19. 【請求項19】 起振装置が、走行駆動装置と別体に設
    けられた蓄電池及びモータを含む電動起振装置からな
    り、該電動起振装置がユニットフレームに搭載されてい
    る請求項18に記載の床材剥離機。
  20. 【請求項20】 電動起振装置がユニットフレームにお
    けるスクレーパの近傍に搭載されている請求項19に記
    載の床材剥離機。
  21. 【請求項21】 スクレーパユニットが台車に昇降可能
    に支持されている請求項18又は19に記載の床材剥離
    機。
  22. 【請求項22】 スクレーパユニットを昇降駆動する昇
    降駆動装置を設けた請求項21に記載の床材剥離装置。
  23. 【請求項23】 スクレーパユニットが台車に水平揺動
    可能に支持されている請求項18ないし22のいずれか
    に記載の床材剥離機。
  24. 【請求項24】 スクレーパユニットを水平揺動させる
    水平揺動駆動装置を設けた請求項23に記載の床材剥離
    装置。
  25. 【請求項25】 走行駆動装置の他に作業用の駆動装置
    が設けられ、作業用の駆動装置が走行駆動装置で駆動さ
    れる請求項15ないし24のいずれかに記載の床材剥離
    装置。
  26. 【請求項26】 走行駆動装置の他に作業用の駆動装置
    が設けられ、走行駆動装置と、作業用の駆動装置の駆動
    源が互いに独立して設けられる請求項15ないし24の
    いずれかに記載の床材剥離装置。
  27. 【請求項27】 走行駆動装置と作業用の駆動装置とが
    部分的に共有される伝動装置を介して走行駆動装置に連
    動連結される請求項25又は26に記載の床材剥離装
    置。
  28. 【請求項28】 走行駆動装置が蓄電池及びモータを含
    む電動パワーユニットで構成される請求項25ないし2
    7のいずれかに記載の床材剥離装置。
  29. 【請求項29】 台車の下方にシリンダを介して支持板
    を昇降可能に支持し、この支持板の下方に自在車輪が回
    転自在に設けられ、このシリンダを伸長した時に機体が
    自在車輪に支持されて床面から持ち上げられる請求項1
    ないし28のいずれかに記載の床材剥離装置。
  30. 【請求項30】 自在車輪の方向を自在にコントロール
    する車輪用方向支持体を設けてなる請求項29に記載の
    床材剥離装置。
  31. 【請求項31】 重鎮がユニットフレームにおけるスク
    レーパの近傍に搭載されている請求項1ないし30のい
    ずれかに記載の床材剥離機。
JP8630792A 1992-03-09 1992-03-09 床材剥離機 Pending JPH0650009A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008274661A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 床材剥離機

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