【発明の詳細な説明】
本発明は、概して、多糖類−タンパク質複合体とワクチンに関するものである。
特に、本発明は、ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸(NeuNAc:
N−acetylneuraminic acid)、または、ポリ(!(2
−8)N−アセチルノイラミン酸とポリα(2→9)N−アセチルノイラミン酸
の両者、または、ポリα(2→8)、α(2→9)N−アセチルノイラミン酸に
対する血清1gGおよびIgM抗体を誘導する多糖類−タンパク質複合体に関す
るものである。
Itllllj
Neisseriae 吐牡旺■」卦(髄膜炎菌)は、ヒトにおける全身感染症
、特に髄膜炎の主な原因菌である。髄膜炎菌グループ(meningococc
al groups) A、 C,Y、 W135については、被嚢多糖類(c
apsular polysaccharide:CP)ワクチンが認可されて
いる。グループBの髄膜炎菌が原因の疾病は、風土病および流行病として発生し
続けており、未だ重要な医療問題である(Gotschlich、 E。
C,(1984)、 Bacterial Vaccines (細菌ワクチン
)所収、GerrnanierWa (Academic Press、 =
ニーヨーク)237−255ベージ; Pe1tola、 H,(1983)
Bev、Infect、 Dis、 5゜7l−9f; Poolman、 J
、T等(1986) Lancet、 ii、 555−557)。大腸菌(E
、 Co11) Klは、新生児髄膜炎、入院患者や家畜、実験動物の上部尿路
感染症および全身感染症の主要原因である(Robbins、J、B、等(19
74) N、 Eng、 JMed、 290.1216−1220: Kai
jser、 B等(1977) Lancet。
i、 663−664.Cross、 A、S等(1984) J、 Infe
ct、 Dis149、184−193; 0rskov、 1.、 & 0r
skov、F、 (1985) JHyg、 Camb、 95.551−57
5)。抗生物質とその補助的医療にもかかわらず、この2つの病原菌を原因とす
る髄膜炎は、恒久的な中枢神経系(CNS)障害を含め、高い罹患率と死亡率を
示し続けている(Peltola、 H,(1983) Rev、Infect
、 Dis、5.71−91ベージ; 5chneerson、 R(1988
)、 Understanding Mental Retardation
(精神発育遅延の理解)所収、Kavanagh、J、F、編(Paul Br
ookes Publishing、ボルチモア)、 237−249ページ;
Brandtzaeg、 P等(1989) J、 Infect、 Dis
、 159.195−204;McCraken、 G、H,、Jr等(197
4) Lancet、 ii、 246−250)。
グループB髄膜炎菌と大腸菌に1の被嚢多糖類は、同一であり(ポリα(2→8
)N−アセチルノイラミン酸)、同病原菌に対しての必須の病毒因子として、ま
た、防御抗原として作用する(Grados、 O,、& Ewing、 W、
H,(1970)J、 Infect、 Dis、 122.100−103:
Kasper、 D、L等(1973) J、 Immunol、 110.
262−268; Bhattacharjee、 A、に等(1975) J
、 Biol、 Chetn、 250.1926−1932: Robbin
s。
J、B等(1974) N、 Eng、 J、 Med、 290.1216−
1220)。
ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸は、MoraxeLlanonli
uefaciens(非水解性モラクセラ)とPasteurellahae
mc山厖」(溶血性肺炎菌)血清型A〜2の表面抗原でもある(Bovre、
K等(1983) NIHP Ar+nals、6.65−73; Devi、
S、J、N等(1991) Infect、 Immun、 59.732−
736;AAclla、 C等(1987) FEMS Microbiol、
Lett、 42.23−25)。後者は、牛革におけるパスツレラ症(pa
steurellosis)の流行の主要原因であり、これは、ポリα(2→8
)N−アセチルノイラミン酸が、また別の細菌種の病毒因子として作用する可能
性を示唆するものである。
ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸は、単独または外膜タンパク質と複
合体を形成した状態で、一過性の低濃度のIgM抗体しか誘導しないので、グル
ープB髄膜炎菌と大腸菌に1に対する防御免疫を誘導する試みは成功していない
(Kasper、 D、L、等(1973) J、 Immunol。
110、262−268; Wyle、 F、A、等 (1972) J、 I
nfect、 Dis。
126、514−522; Zollinger、 W、D等(1979) J
、 Cl1n。
Invest、 63.836−842; Moreno、 C等(1985)
Infect。
Immun、 47.527−533; Frasch、 C,E等(1988
) J、 Infect、 Dis、 158.710−718; Lifel
y、 M、R,等 (1991) Vaccine 9.6O−66)。過ヨウ
素酸処理(Jennings、 H,&Lugovyshi、C,(1981)
J、Immunol、127,1011−1018)または酸加水分解された
ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸(Porro、 M等 (1983
) Med、 Trop、 43.129−132)を、共有結合によってタン
パク質に付着させた場合でも、この抗原に対する抗体を誘導する事はできなかっ
た。更に、α(2−8)N−アセチルノイラミン酸は、成人において糖タンパク
質およびガングリオシド類(gangliosides)にモノマーまたはダイ
マーとして、また胎児組織においてN−CAMSを含めて約11残基まで認めら
れるので、この被嚢多糖類は、”自己抗原(self antigen)”と考
えられている(Finne、 J等(1983) Lancet、 ii。
355−357: Finne、 J等(1987) J、 Immunol、
138.4402−4407: Soderstrom、 T等(1984)
N’、 Eng、 J、 Med310、726−727)。そこで、研究者
等は、強力ワクチンとして、リポ多糖類(LPS)、外膜タンパク質類、鉄結合
タンパク質類、化学的に変態させたポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸
等の別の成分を検討した(Zollinger。
WD等(1979) J、 Cl1n、 Invest、 63.836−84
2; Moreno、 C等(1985) Infect、 Immun、 4
7,527−533; Frasch、 C,E等(198g) J、 Inf
ect、 Dis、 158.710−718;Jennings、 H,J等
(1984) Infect、 Immun、 43.407−412; Je
nnings、 H,J等(1986) J、 Immunol、 137.1
7v、2(補遺)、 5134−8138)。
大部分の新生児と成人は、髄膜炎菌の3つの主な血清学的グループ(A、 B、
C)に対する殺菌性抗体を持っている(Goldschneider、 I等
(1−969) J、 Exp、 Med、 129゜1307−1326)
。グループB髄膜炎菌を含め、大部分の殺菌活性か、同種の被嚢多糖類を用いる
吸着により除去された(Frasch、 C,E、等 (1988) J、 I
nfect、 Dis、 158゜710−718; Brandt、 B、L
等(1972) J、 Immunol、 108゜913−920; Kas
per、 D、L等(1973) J、 Infect、 Dis127、37
8−387; 5kevakis、 L等(1984) J、 InfectD
is、 149.387−396)。母体由来の抗体が減量した時や、成人の濃
度にまだ達していない時に、グループBを含む髄膜炎菌を原因とする疾病の発生
率が最高となる(Gotshclich、 E、C,(1984)、 Bact
erial Vaccines (細菌ワクチン)所収、Germanier編
(Academic Press、= ニーヨーク) 237−255ベーン
; Golcfschneider、 I等 (1969)J、 Exp、 M
ed、 129.1307−1326)。グループB髄膜炎菌による髄膜炎の回
復期の患者において、IgGイソタイプの上昇を含むポリα(2→8)N−アセ
チルノイラミン酸抗体の上昇が認められる(Wyle、 F、A等 (1972
) J、 InfeCt、 Dis、126.514−522: Zoll、i
nger、 W、D等(1979)J、 C11n、 Invest、 63.
836−842; Frasch、 C,E、等 (1988) J、Infe
ct、 Dis、 158.710−718; 5kevakis、 L等(1
984) J、 Infect、 Dis、 149.387−396; Cr
aven、 D、E等(1982) Infect、 Immun、 37.1
32−137: Mendrell。
R,E、 & Zollinger、 W、D、 (1982) J、 Imm
unol、 129゜2172−2178; Leinonen、 M、 &
Frasch、 C,E、 (1982) Infect、 Immun、 3
8.1203−1207)。動物において、細菌を複数回静注する事によって、
ポリクローナルおよびモノクローナルの(モノクローナル抗体)ポリα(Z−8
)N−アセチルノイラミン酸抗体((mAb) poly a (2−8) N
euNAc antibody)か作製された(Robbins、 J、B等(
1974)N、 Eng、 J、 Med、 290.1216−1220;
Moreno、 C,等 (1985) Infect、Immun、47.
527−533; Mandrell、R,E。
& Zollinger、W、D、(1982) J、Immunol、i29
. 2172−2178; A11en、P、Z 等(1982) J、C11
n、Microbiol、15゜324−329; Craven、 D、E等
(1979) J、 C11nc、 Microbiol、 10.302−3
07; Frosch、 M、等(1985) Proc、 Natl。
Acad、 Sci、 (USA) 82.1194−1198)。健康な81
才の男性とハイブリドーマ培養において、この抗原に対するモノクローナル抗体
が同定された(Kabat、 E、A、等 (1986)J、 Exp、 Ma
d、 164.642−654; Kabat、 E、A、等(1988)J、
Exp、 Med、 168.699−711: Raff、 H,V、等(
1988) J。
Infect、 Dis、 157.188−126)。これらの抗体は防御免
疫と相関関係を有する生物活性を示す。1)グループB髄膜炎菌に対する補体依
存性溶菌作用(Gotschlich、 E、C(1984)、 Bacter
ial Vacccines (細菌ワクチン)所収、Germanier編
(Academic Press、 = ニーヨーク)237−255ページ;
Goldschneider、 1等(1969) J、 Exp、 Med
129、1307−1326)、2)大腸菌に1にょる薩歯類の致死的感染症に
対する防御作用(Robbins、 J、B等 (1974) NEng、 J
、 Med、 290.1216−1220; Glode、 M、P、等(1
977)Infect、 f+mun、 16.75−80; Kim、 K、
S等(1985) Infect、 rmmun、 50.734−737)。
他に2つの細菌性N−アセチルノイラミン酸ポリマーがある。すなわち、1)ポ
リα(2−9)N−アセチルノイラミン酸から成るグループC髄膜炎菌の被嚢多
糖類、大部分の菌株は、C7またはC8で様々に0−アセチル化されている(B
hattacharjee、 A、に等(1975) J、 Biol、 Ch
em、 250、1926−1932)。結合のみがポリα(2−8)N−アセ
チルノイラミン酸と異なるが、ポリα(2→9)N−アセチルノイラミン酸は免
疫原性があり、認可されたグループC髄膜炎菌用ワクチンである(世界保健機構
生物学的規格化専門委員会)。(1977) Technical Repor
t 5eries、 610WHO,ジュネーブ、スイス)。そして、2)α(
2→8)、α(2→9)のN−アセチルノイラミン酸が交互に来る二炭糖の単位
の繰り返しを有する大腸菌[92被嚢多糖類(図1)[この多糖類の構造は、9
)−N−アセチルノイラミン酸−α−(2→8)N−アセチルノイラミン酸−α
−(2→、)と書く事ができる(Robbins、 J、B、等(1972)
Infect、 Immun。
6、651−656; Glode、 M、P、等J、 Infect、 Di
s、 135゜94−102; Egan、 W等(1977) Bioche
m、 (USA) 16.3687−3692; Glode、 M、P、等
(1979) J、 Infect、 Dis、 139゜52−59)]。グ
ループBおよびグループC髄膜炎菌の抗血清は共に、被嚢多糖類によって沈降す
る(Glode、 M、P。
等(1977) J、 Infect、 Dis、 135.94−102;
Egan、 W等(1977) Biochem、(米国) 16.3687−
3692; Glode、 M。
Po等(1979) J、 Infect、 Dis、 139.52−59)
。死滅させた大腸菌に92を複数回静注すると、ポリα(2→9)N−アセチル
ノイラミン酸とポリα(2→8)、α(2→9)N−アセチルノイラミン酸に対
して沈降する抗体が誘導されたが、ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸
に対して沈降する抗体は誘導されなかった(Glade、 M、P等(1977
) JInfect、 Dis、 135.94−102)。成人ボランティア
において、大腸菌に92被嚢多糖類を注射することによって、ポリα(2−9)
N−アセチルノイラミン酸抗体が誘導されたが、ポリα(2→8)N−アセチル
ノイラミン酸に対する抗体は測定されなかった(Glode、 M、P等 (1
979) J、 Infeet、 Dis、 139.52−59)。
免ユニ1老
本発明の一般的な目的は、多糖類−タンパク質複合体およびワクチンを提供する
事である。
本発明の具体的な目的は、ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸(pol
y a (2−8)NeuNAc)、または、ポリα(2→8)N−アセチルノ
イラミン酸とポリα(2→9)N−アセチルノイラミン酸の両者、または、ポリ
α(2→8)、α(2→9)N−アセチルノイラミン酸に対する血清1gGおよ
びIgM抗体を誘導できる多糖類−タンパク質複合体を提供する事である。
本発明のさらなる目的は、全身感染症への使用に適した医薬組成物を提供する事
である。
本宅明の他の目的は、全身感染症の予防法を提供する事である。
本発明のさらなる目的は、全身感染症の予防法を提供する事である。
本発明のさらなる目的は、グループA、 BSCの髄膜炎菌(Neisseri
a menin 1tidis)によって引き起こされる全身感染症の予防法を
提供する事である。
本発明の他の目的は、多糖類−タンパク質複合体の製造法を提供する事である。
本発明のさらなる目的と利点は、以下の説明によって明らかになるであろう。
ある実施例において、本発明は、多糖類と担体タンパク質から成る多糖類−タン
パク質複合体に関するものである。ここで、この複合体は、哺乳動物または鳥に
おいて、ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸(polya (2→8)
NeuNAc)、または、ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸とポリ
α(2→9)N−アセチルノイラミン酸の両者、またはポリα(2−9)N−ア
セチルノイラミン酸に対する血清1gGおよびIgM抗体を誘導できる。
別の実施例において、本発明は、全身感染症を十分予防できる量の多糖類−タン
パク質複合体から成る医薬組成物とワクチン、および薬理学的に投与可能な希釈
剤、担体、または賦形剤に関するものである。
さらなる実施例において、本発明は、動物における全身感染症の予防法に関する
もので、予防効果を発揮するのに十分量の多糖類−タンパク質複合体の動物への
投与に関するものである。
別の実施例において、本発明は、動物におけるグループA、 B、 Cの髄膜炎
菌による全身感染症の予防法に関するもので、感染症を予防できる条件で、上述
の多糖類−タンパク質複合体およびグループA髄膜炎菌多糖類−タンパク質複合
体の動物への投与に関するものである。
更に別の実施例において、本発明は、多糖類−タンパク質複合体の製造法に関す
るもので、多糖類の誘導体を作り、誘導された多糖類をタンパク質に結合させる
事に関するものである。
図面の簡単な説B
図1. Escherichia coli(大腸菌)K92被嚢多糖類の構造
ポリα(2−8)、α(2−9)N−アセチルノイラミン酸(Egan、W等
(1977) Biochem、 (USA) 13.3687−3692)。
図2. K92−TT(tetanus toxoid:破傷風トキソイド)複
合体のゲル濾過法。10m1の[92−TTを、0.2M塩化ナトリウム中で4
B−CLセファ0−ス(2,5X 90 cm)のカラムを通過させた。フラク
ションサイズは2.0 mlで、溶出液は、N−アセチルノイラミン酸の分析(
Yao、 K、 & Ubuka、 T、(1987) Acta Med、
Okayama、 41.237−241)と280 nmの吸収によってモニ
ターした(世界保健機構生物学的規格化専門委員会(1977) Techni
cal Report 5eries、 610. WHO,ジュネーブ、スイ
ス; 5chneerson、 R。
等(1980) J、 Exp、 Med、 152.361−376)。
図3に92複合体を用いる二重免疫拡散法:中央のウェル−に92−TT、 0
.1 mg/ml、ウェルA −11uK92細胞に対するウサギ抗血清、ウェ
ルB−マウス破傷風毒素抗血清。
発明の詳細な説明
本発明は、多糖類−タンパク質複合体(can j ugate )とワクチン
に関する。本複合体は、多糖類と担体タンノくり質を含み、哺乳動物または鳥に
おいて、ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸、または、ポリα(2→8
)N−アセチルノイラミン酸とポリα(2→9)N−アセチルノイラミン酸の両
者、または、ポリα(2−8)、α(2−9)N−アセチルノイラミン酸に対す
る血清1gGおよびIgM抗体を誘導できる。多糖類の免疫原性を高め、多糖類
がブースタ一応答とIgG抗体の両者を誘導できる様に、多糖類に担体を結合さ
せる。これらの免疫特性は、多糖類−タンパク質ワクチンのみによって誘導され
る筈である。
アルミニウム塩、生理的食塩水中またはエマルジョン中の細菌性ムレイン(ba
cterial murein)構造等のアジュバントを加えると、大腸菌に9
2によるポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸とポリα(2→9)N−ア
セチルノイラミン酸抗体とポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸複合体ワ
クチンの産生を誘導または増強するのを助ける場合がある。1つの望ましい実施
例において、担体タンパク質は、多糖類に共有結合している。共有結合は本来の
多糖類と本来の多糖類の免疫特性を維持しなければならない。共有結合している
多糖類−タンパク質複合体の効果的な担体として作用し得るタンパク質には、ア
ルブミンおよびジフテリア、破傷風、百日咳、Pseudoa+onas ae
ru 1nosa(緑膿菌)外毒素A、 針ト1胆シccus aureus(
黄色ブドウ球菌)毒素等の化学的ある(1は遺伝的機序により無毒化された薬理
活性を有するタンパク質、合成ポリペプチド、細菌の外膜タンパク質、ウィルス
タンパク質等かある(Schneerson、 R等 (1980)、 New
Developments with Human and Veterin
ary Vaccines (人間と動物のワクチンに関する新たな展開)所収
、 Mizrahi等編、ニューヨーク、Alan R,Li5s; 5chn
eerson、 R等(1987)、 Towards Better Car
bohydrate Vaccines (より優れた炭水化物ワクチンに向け
て)所収、Be11. R,& Torrigiani、 G、編、世界保健機
構、John Wiley & 5ons、 Ltd、)、 K92またはポリ
α(2−8)N−アセチルノイラミン酸多糖類の担体は、それ自体が免疫原性を
有し、ブースタ一応答を誘導するタンパク質でなくてはならない。担体は、大腸
菌に92またはポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸多糖類と複合体(c
onjugate)を合成するために必要な基を有していなくてはならない。担
体は、免疫原性と大腸菌に92とポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸に
対するブースタ一応答を増強する特性を与えるものでなくてはならない。この特
性には、これらの多糖類に対するIgMおよびIgG抗体の両者の形成が含まれ
ている(Schneerson等、(1987) 7awards Bette
r Carbohydrate Vaccines (より優れた炭水化物ワク
チンに向けて)所収、Be11. R,& Torrigiani、 G編、世
界保健機構、John Wiley & 5ons、 Ltd、)。
別のより望ましい実施例において、多糖類とタンパク質はリンカ−物質(結合物
質)によって共有結合している。効果的なリンカ−物質か、アジピン酸ジヒドラ
ジド(adipic acid dihydrazide)である事が認められ
ている。他のリンカ−物質として、ジアミノヘキサン、アミノニブシロンカブシ
ロン酸(amino epsilon capr。
ic acid)、N−スクシンイミジル3−(2−ピリジルジチオ)プリオピ
オネート(SPDP: N−sucN−5uccini 3−(2−pyrid
yldithio) priopionate)によって示される様な、無水N
−ヒドロキシスクシンイミドアシド(N−hydroxysuccinimid
e acid anhydride)に基づく異種二官能性結合物質等がある。
毒性が無く、ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸とポリα(2−9)N
−アセチルノイラミン酸の抗体を誘導する複合体ができるならば、他の架橋化合
物を複合体の合成に使用する事ができる(Robbins、 J、BSchne
erson、 R,(1990) J、 Infect、 Dis、 161:
821−832)。リンカ−物質は、多糖類をタンlくり質に共有結合させるた
めに使用できる分子である。リンカ−物質の各末端との化学反応によって、リン
カ−物質の構造力(変化する。例えば、アジピン酸ジヒドラジドが化学的に多糖
類とタンパク質に結合して複合体を形成すると、多糖類とタンパク質はアジピン
酸ジヒドラジド結合↓こよって結合される。別の望ましい実施例にお0て、多糖
類は、ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸またCよその誘導体から構成
されている。更に望まし0実施例において、多糖類は、α(2−8)、α(2−
9)N−アセチルノイラミン酸のヘテロポリマーまたはまたはその誘導体から構
成されている。また別の望ましい実施例にお(為て、担体タンパク質は破傷風ト
キソイドである。使用でさる担体タンパク質としては他に、アルブミン(S c
hneerson、 R等(1980) J、 Exp、 Msd、 152
.361−376)、ジフテリアトキソイド(Schneerson、 R,等
(1,990) JExp、 Med、 152.361−376)、緑膿菌
外毒素Aおよびこのタンパク質の突然変異体等がある(Fattom A等 (
1990)Infect、Immun、58. 2367−2374)。
別の実施例において、本発明は、グループBまたはグループCNe1sseri
a 柱現11tidis(髄膜炎菌)、Escherj、 c h i qp、
u(大腸菌)Kl、Moraxell、a 1聰旦i uefaciens(非
水解性モラクセラ)、Pa5teurella I↓−見1ハj2ca(溶血性
肺炎菌)、または、その他のポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸、ポリ
α(2−9)N−アセチルノイラミン酸、またはポリα(2→8)、α(2−9
)N−アセチルノイラミン酸表面抗体を含む微生物等によるmenin 1ti
dis(髄膜炎)の全身感染症を予防するのに十分な量の上述の多糖類−タンパ
ク質複合体の医薬組成物と、薬理学的に投与可能な希釈剤、担体、賦形剤に関す
るものである。本発明の医薬組成物には、投与経路によって選択された量の多糖
類複合体か含まれる。皮下または筋肉内投与か望ましいが、上述の多糖類−タン
パク質複合体は、腹腔内または静脈内投与も可能であろう。いわゆる当業者は、
特定の投与方法の投与量か容易に決定できる事を理解するであろう。適量は、多
糖類でもタンパク質でも、1回の投与量たり50マイクログラムから100.0
マイクログラムの範囲に入ると予測できる(複合体を構成する多糖類とタンパク
質の比が異なる事がある。各成分について、報告されている投与量は、予想範囲
内に入る)。
別の実施例において、本発明は、上述の全身感染症を予防するために、上述の多
糖類−タンパク質複合体を使用する方法に関するものである。当業者は、特定の
投与方法の投与量が容易に決定できる事を理解するであろう。
また別の実施例において、本発明は、動物においてグループAXBSCのNe1
sseria menin 1tidis(髄膜炎菌)によって引き起こされる
全身感染症の予防法に関するものである。これは、動物に上述の多糖類−タンパ
ク質複合体とグループA髄膜炎菌多糖類−タンパク質複合体を、感染症を予防で
きる条件で投与するものである。
この組成は、ワクチンとしても作用する。
別の望ましい実施例において、本発明は、哺乳動物または鳥において、ポリα(
2→8)N−アセチルノイラミン酸、または、ポリα(2→8)N−アセチルノ
イラミン酸およびポリα(2−9)N−アセチルノイラミン酸の両者、または、
ポリα(2→8)、α(2→9)N−アセチルノイラミン酸に対する血清IgG
およびIgM抗体を誘導する作用を有する多糖類−タンパク質複合体の製造方法
に関するものである。この方法の第一段階は、例えば、カルボジイミド反応にお
いて、アジピン酸ンヒドラント(adipicacid dihydrazid
e)を用いる事によって、あるいはそれに代わる試薬と方法を用いて、多糖類の
誘導体を生成する。カルボジイミド反応において、アンピン酸ジヒドラジドの代
わりに、他のジヒドラジド化合物またはンアミノ化合物(例 ンアミノへキサン
)を代用できる。
タンパク質に共有結合させるため、他の多糖類の誘導体も製造する事かできた1
、これらの製造には、異種二官能性試薬によって結合される二硫酸塩を使用する
(Szu、S、C等 (1986) 夏nfect、Immun、54. 44
8−455; 5zIJ、S、C等 (1987) J、 Exp、 Med、
166、1510−1524) 。
多糖類誘導体を作った後、次の段階で、この誘導体をタンパク質に結合させる。
好ましくは、多糖類のアジピン酸ジヒドラジド誘導体をタンパク質に結合させる
。結合方法は、等j−い濃度の誘導体と担体タンパク質を混合し2、pH6、1
から70の範囲にpHを調整する。反応生成物を0.2M塩化すI・リウムに溶
解I2、温度を3〜8℃どする。次に、最終濃度が0.3M以下になる様に、1
−コーチルー3(3−ジメチル了ミノプロピル)カルボジイミド(EDAC)を
加える。元のpH値を3時間維持する。次に、反応混合物を、3〜8℃で、0.
2M塩化すIリウムに対し、外液を、数回交換1.で、3日間透析する。この複
数部位の結合を生成するh成性によって、ポリα(2−8)N−アセチルノイラ
ミン酸またはポリα(2−8)、α(2−9)N−アセチル、ノイラミン酸か著
しく分断される事はなく、多糖類の立体配座安定性は維持されるものと思われる
。
本発明は、以下の限定されない実施例において更に詳細に説明されている。
例
以下のプロトコールと実験の詳細は、さらに続く例において引用されている。
1゜E、coli(大腸菌)07:Kl:H−1C94株、E、 coli01
6:KIH:H−10アセチル基陰性型(OAc)で安定、E、 coli 0
75:Kl:H−1OAc”、LH株、 (L3r5 A、1anson、Go
teb。
rg、スウェーデン)、E、 coli 013:に92:H4、N67株が述
べられている(Robbins、 J、B、等 (1972) Infect、
Immullo。6.651−666)。グループBのmeningococ
ci (髄膜炎菌)、血清型6、M990株と811株、グループCのmeni
ngococci。
C11株は、 Carl E、Fraseh、FDA、Bethesda、Ma
rylandによって提供された。
11星上lヱヨノ1゜被嚢多糖類(CP)は、グループBのmeningoco
eci (髄膜炎菌)、BllおよびM990株、E、 coll(大腸菌)0
94株、LH,016:Kl:H−1N67株から精製された(世界保健機構生
物学的規格化専門家委員会(1977)。
技術報告書シリーズ、610、WHO、ジュネーブ、スイス)。
これらの被嚢多糖類は、1.0%未満のタンパク質と核酸、75から87%のN
−アセナルノイラミン酸(Yao、 K、 & Ubuk。
丁、(1987) Aeta Med、Okayama、41.237−241
)、 0.01%未満のリポ多糖類(LSP)を含み、4B−CLセファロース
を通過するKd値は05未満であった(世界保健機構生物学的規格化専門家委員
会(1977)。技術報告書シリーズ、610、WHO、ジュネーブ、スイス)
。OAc含有量は、LHで162μM/B、グループCの髄膜炎菌の被嚢多糖類
で139μM/mgであった(Bhattacharjee、 A、に、等 (
1975) JBiol、 Chern、 250.1926−1932;世界
保健機構生物学的規格化専門家委員会(1977)。技術報告書シリーズ、61
0、WHO,ジュネーブ、スイス)。ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン
酸および[92被嚢多糖類の13(とプロトンのNMRスペクトルは、これら2
つのポリマーについて報告されティるものと同一であった(Bhattaeha
rjee、 AK等(1975) J、 Biol、 Chew、 250,1
926−1932; Egan、W等 (1977) Biochem、(US
A)16.3687−3692)。グループC髄膜炎菌の被嚢多糖類は、Pat
McVerry、 Connaught Laboratories Inc
、、Swiftwater、Penn5ilvaniaより、破傷風トキソイド
(TT)、ロットGYAおよびグループA髄膜炎菌の被嚢多糖類は、Domin
ique 5chulz、 PasteurMerieux Serums a
nd Vaccines、 Lyon、フランスより入手した。■型グループB
の5teptococcus(連鎖球菌)の被嚢多糖類は、実験室で精製した(
Lagergard、 T、等(1990) Infect、 & In+mu
n、 58.687−694)。
1免亙盲」工LL亘U旦」五船。グループB髄膜炎菌、811株(ウマ46)、
グループC髄膜炎菌、C11株(ロバ211)、ウサギの大腸菌に92(Drs
、 rda and Fr1ts 0rskov、 5tatens Seru
minstitut、 Copenhagen、デンマーク)の死滅細胞の静脈
注射により調整された抗血清が、報告されている(Orskov、 1. &
0rskov、 F、 (1985) J、 Hyg、 Camb、 95.5
51−575; A11en、 P、Z、等 (1982) J、 C11n、
Microbiol、 15.324−329: Golde、 M、P、等
(1977) JInfect、 Dis、135.94−102; 0rs
kov、 F等(1979) J。
Exp、 Med、 149.669−685)。マウスニホルマリンl: ヨ
ル死滅細胞を注射し、報告されている様にその血清を得た(Orskov、 1
. & 0rskov、F、 (1985) J、 Hyg、 Camb。
95、551−575; Lagergard、 T等(1990) Infe
ct、 & Immun、 58.687−694)。標準用抗血清は、フロイ
ンドアジュバント中の5.0MgのTTまたはKl−TT、を腹腔内注射する事
によって、NIH一般目的マウスにおいて生成された(Lagergard、
T等(1990) Infect、 & Immun、 58.687−694
)。
1遣3゜06%アガロース中で、二重免疫拡散法を実施した。ビオチン化された
被嚢多糖類を用いて、酵素結合イムノソルベント検定法(ELISA)を実施し
た(Sutton、 A等(1985) J、 Immunol、 Meth、
82.215−224)。
アルカリ性ホスファターゼで標識したヤギ抗ネズミ免疫グロブリンを用いて、ネ
ズミ血清を、ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸、ポリα(2−9)N
−アセチルノイラミン酸、破傷風トキソイド抗体(Kirkgaard & P
erry Inc、、 Gaithersburg、メリーランド)について分
析した(Lagergard、 T等(1989) Infect、 & Im
mun、 58゜687−694; 5utton、 A等(1985) J、
Immunol、 Meth82、215−224)。ポリα(2→8)N−
アセチルノイラミン酸に対するネズミのIgMモノクローナル抗体(Wende
ll Zollinger、Waiter Reed Army In5tit
ute of Re5earch。
Washington、 D、C,)とポリα(2=9)N−アセチルノイラミ
ン酸に対するネスミのIgMおよびIgGモノクローナル抗体(Kathryn
5tein、 FDA、 Rockville、メリーラント)を標準として
使用した□Jandrell、 R,E、 & Zollinger。
W、D、 (1982) J、 Immunol、 129.2172−217
8: Rubinstein、 L、J、 & 5teinn、 K、E、 (
1988) J、 Immunol、 141゜4357−4362)。ヒトの
ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸抗体は、報告されている様にして分
析した(C1aesson、 B、O等(1988) J、 Pediatr、
112.695−702)。ヒトのIgMモノクローナル抗体(Elvin
Kabat、 ColumbiaUniversity、 New York)
(Kabat、E、A等(1986) J、 Exp、 Med、 164.
642−654: Kabat、 E、 A等(1988) JExp、 Me
d、 168.669−711)と力価を厳密に測定されたヒト血清(GH)を
、ヒトポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸抗体の標準として使用した。
データは、IgMについてはμg/mlで、IgGについては標準に対するノく
一セントで表した。
IgGのポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸およびα(2−9)Nアセ
チルノイラミン酸への結合に対する温度の影響を、細菌または、10Mgの複合
体を3回注射されたマウスの血清を用いて分析した。データは、22℃に対する
37°Cにおける結合のパーセントで表されている。
聚皇港の合成。pH6,0未満での処理、または、中性のpHでも0.3M以上
の濃度の1−エチル 1−3(3−ジメチルアミノプロピル)カルボンイミド(
EDAC)による処理は、ポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸の免疫原
性を低下させる事が確認されている(Lifely、 M、R,、G11ber
t、AS、 & Moreno、 C,(1981) Carb、 Res、
94.193−201)。
そこで、0.5Mのアジピン酸ジヒドラジド(ADH)と0.1MEDAC,p
H6,1〜70を用いて、室温で3〜4時間かけて、被嚢多糖類(02Mの塩化
ナトリウム中に5.0 mg/ml)の誘導体を調製した。0.25N塩酸を用
いてpHスタットにおいて、pHを維持した。反応混合物は、3〜8℃で0.2
M塩化ナトリウムに対して2日間、外液を3回交換して透析し、この溶媒中で4
8−CLセファロースを通過させた。被嚢多糖類を含むフラクションをプールし
、発熱物質を含まない滅菌水に対して透析を行い、凍結乾燥した。アジピン酸ジ
ヒドラジド(AH)の含有量は、TNBS反応によって分析した(InIIla
n、 J、に、 & H,M、 Dintzis、 (1969) Bioch
em、 (USA) 8.4074−4080; 5chneerson、 R
,等 (1980) J、 Exp、 Med、 152.361−376)。
0.2M塩化ナトリウム中の7.5から20 mg/mlの等しい濃度のアジピ
ン酸ジヒドラジド−被嚢多糖類および破傷風トキソイドを、0.IN塩酸を用い
てpH6、1から70に調整した。次に、0.1M EDACを加え、このpH
を3〜8°Cで3時間維持した。3〜8℃でL2M塩化ナトリウムに対して、二
の反応混合物を透析してから、同じ溶媒中で4B−CLセファロースを通過させ
た。ボイドボリュームフラクションをプールし、N−アセチルノイラミン酸とタ
ンパク質を分析し、3〜8℃で001%チメロサール中に保存した。
マウス1喉慰虎支見且、204〜5週令の一般目的用マウスに、0.11!11
の生理的食塩水に溶解した2、5μgのN−アセチルノイラミン酸を、被嚢多糖
類単独あるいは複合体として、2週問おきに3回皮下注射した(Schneer
son、 R等 (1980) J、 Exp、 Med、 152.361−
376)。それぞれの注射を行った7日後に各群10匹のマウスを瀉血した。生
理的食塩水(対照)を注射されたマウスで、被嚢多糖類(CP)または破傷風ト
キソイド(TT)に対する抗体を有したものは全くなかった(データは示されて
いない)。
■。酵素結合イムノソルベント検定法を用いて、IgGポリα(2−8)N−ア
セチルノイラミン酸およびポリα(2−9)N−アセチルノイラミン酸抗体の特
異性を決定した。曲線の上部直線部分に吸光度を示す血清希釈液(10から14
)を、100μgのポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸、またはポリα
(2→9)N−アセチルノイラミン酸、またはに92被嚢多糖類と混合させ22
℃で2時間、3〜8°Cで1晩インキユベートした。対照は、グループA髄膜炎
菌と■型グループB連鎖球菌の被嚢多糖類である(繰り返される単位1つ当たり
α(2→8)−結合N−アセチルノイラミン酸残基を含む)。被嚢多糖類による
吸着は、吸着されない血清に対する吸光度のパーセントとして計算Parke
Jr、、 Charlotte Memorial Ho5pital and
Medical Center、North Ca1orina、and E
yal 5chiff andJustin Passwell、5heba
Medical Center、イスラエルから寄付された。
1止主五方1゜データ分析は、統計分析システム(Statistical A
nalysis System: 5AS)を用いて行った。
濃度の対数が、全ての統計学的計算に使用された。酵素結合イムノソルベント検
定法の鋭敏度限界以下の抗体濃度は、その値の172とした。相乗平均の比較は
、両側を検定と対のt検定によって行われた。
創
複合 の特徴・1才
代表的な複合体のデータを表1に示す。アジピン酸ジヒドラジド(AH)による
被嚢多糖類(CP)の誘導体生成率は、Kl−TT、の0.8%からに92−T
T2の102%の範囲であった。後者を除き、全てのアジピン酸ジヒドラジド誘
導体は、二重免疫拡散法により元の被嚢多糖類と同一性反応を示した。元の被嚢
多糖類は、このに92−AH誘導体の上のスパーを形成した(データは示されて
いない)。
タンパク質/N−アセチルノイラミン酸比は、アジピン酸ジヒドラジドによる被
嚢多糖類の誘導体生成率に関係していた。Kl−TT、は、タンパク質/N−ア
セチルノイラミン酸比か最も高< (12,8)、08%のアジピン酸ジヒドラ
ジドを持つ被嚢多糖類を含んでいた。K92−TT2は、比が最も低く (1,
4)、10.2%のアジピン酸ジヒドラジドを有する被嚢多糖類を含んでいた。
複合体の最高収率は、複合体を生成するための反応混合物か、75から10 m
g/n+1の濃度のTTとAH−CPを使用した場合に得られt:。
CL−4Bセフアロースを通過するボイドボリュームで溶出された複合体の全標
本から、AH−CPとTTが複数の部位で結合している事が示される(図2)。
図3は、被嚢多糖類と担体タンパク質(TT)の共有結合の血清学的所見を示し
ている。各成分に対する抗血清は、代表的複合体、Kl−TT、と同一の沈降線
を形成した。これらの抗血清か、被嚢多糖類と破傷風トキソイドの混合物と反応
すると、沈降線は一致しなかった(データは示されていない)。
表1 被嚢多糖類−タンパク質複合体の特徴付は各1トイチ41(夕′ンlぐり
1蔭 タンlぐりvcp比 収率 づ&71に1・TT、”53141.40.
812.55.020(1・TT、豐會46596.+2.6449.6I5(
1,、、、−TT”630262L92.421J10XMtTT、 463
94.5 La &、9 5.0 15Me+n−T丁、!+4SLI2J6.
24.615[92−TT、 294 98.8 3.4 3.0 To、5
15(92・TT、70551710.2L45L77.511anc・TT
234 12+ 8.5 1.9 22.s10* 複合過程の反応物の濃度
** これらの複合体のに1被嚢多糖類は、0Ac−であった。
*** E、 eoli、LH株のOAc+変株のに1被嚢多糖類ポリα恨=−
針ロ←アセチノリムエ乏±211体の誘導(14種類の被嚢多糖類は、IgMま
たはIgG抗体の上昇を誘導しなかった。4種類のα(2−8)N〜ルアセチル
ノイラミン複合体は全て(Kl−TT、、Kl−TT、、MenB−TT、、M
enB−TT2)IgM抗体を統計的に有意に上昇させる。これらの複合体の2
回目の注射後に、IgMブースタ一応答が誘導された; Kl−TT、とMen
B−TT、により誘導される量は、他の2種類のポリα(2→8)N−アセチル
ノイラミン酸複合体により誘導される量よりも高かった(p<0.001)。K
l−TT2とMenB−TT 2だけが、3回目の注射後、ブースタ一応答を誘
導した。
4種類のポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸複合体は、2回目と3回目
の注射後に、統計学的に有意なIgG抗体の上昇を誘導した。MenB−TT2
の3回目の注射によって誘導されたIgG量(4,290/[111)は、別の
3種類の複合体によって誘導されたIgG量よりも高かったが、有意ではなかっ
た(NS)。しかし、この群の1匹のマウスは240U/m1の値を示し、この
動物を除外した相乗平均は2.740/mlであった。
E、 coliのLH株から調製されたKloAC,−TTによって、この被嚢
多糖類のOAe”変株に対するIgMおよびIgG抗体量は高かったか、ポリα
(2→8)N−アセチルノイラミン酸に対する抗体量は低かった。
2種類のに92−TTは、IgMおよびIgGポリα(2→8)N−アセチルノ
イラミン酸抗体の両者を誘導した; IgG量は、Kl−TT、 (P= 0.
01)、Kl−TT2(P= 0.0001)、MenB−TT、 (P=0.
0002)、MenB−TT、 (P<0.05)によって誘導されたIgG
量よりも高かった。K92被嚢多糖類の誘導の程度か高度な誘導体を含むに92
−TT、も、Kl−TTおよびMenB−TT複合体よりもIgG抗体をより多
く誘導した。
MenC−TTは、とのマウスにおいても、ポリa(2−8)N−アセデルノイ
ラミン酸抗体を誘導しなかった。
死滅細菌、または、複合体を3回注射されたマウスの血清を用いる吸着実験によ
って、抗体の特異性が示されたくデータは示されていない)。ポリα(2→8)
N−アセチルノイラミン酸およびポリα(2→9)N−アセチルノイラミン酸は
、抗血清から同種のIgG抗体を吸着した(50−89%)。K92被嚢多糖類
は、ポリα(2−8)およびポリα(2−9)N−アセチルノイラミン酸抗体の
両者を吸着したく69〜89%)。2種類の対照(グループA髄膜炎菌およびグ
ループBI型連鎖球菌)が吸着したポリα(2−8)またはポリα(2→9)N
・−アセチルノイラミン酸抗体は、10%未満であった。
表2 グループBのNe1sseria enin 1tidis(髄膜炎菌)
セチルノイラミン酸)に対する血清1gGおよびI g M抗体・′の相 ′飴
に1・TT、 0.32 3J5 L63” 0.10 0.49 2.44’
に1−TT、 0.12 0j9 0.62’ 0.06 G、13 L95”
rl、、、、・TT’ 0.17 0.16 0.Qa O,070,200,
72又、7 27.2 7.1a O,+6 12.1 56.1Mena O
,050,050,05’ 0.05 0.05 0.05゜+4erJ−TT
、0.67 1.59 1.50” O,Qa O,451,81’Nen1−
7丁、 0−QIS 0.26 0.72’ 0.05 0.11 4.29”
K92 0.05 0.05 0.05’ 0.05 0.05 0.05’に
92−7丁、 0.09 0.49 +、20h O,QIS 0.25 +7
.2″1′P2−工T、0.211 0.78 0.4fO,05o、ax 4
.52’MenCO,050,050,050,050,050,05kt<・
TT O,050,D5 0.05 0.05 0.o5 0.05b対a:
P<0.001、h対i: P<0.007、h対g: P(005、h対f。
e: P<0.05、 h対d: P=0.01*複合体に1oAeやづTに関
する2回目の値は、OAc″に1被嚢多糖類を抗原として使用して決定された。
例3
同種被嚢多糖類か誘導したポリα(2−9)N−アセチルノイラミン酸1gM抗
体の遣は低値であった。同種被嚢多糖類も異種被嚢多糖類も、IgG抗体を誘導
しなかった。
全ての複合体か、1回目の注射後にIgM抗体を誘導しまた。MenC−TTお
よびに92−TT複合体の2回目および3回目の注射後に(べ Jこれらの値は
減少し、Kl−TT複合体は、最初の2回の注射後に限り、これらの値は増加し
た。
MenC−47だけが、1回目の注射後に、ポリα(2=9)N−アセチルノイ
ラミン酸IgG抗体を誘導した。全ての複合体は、2回目と3回目の注射後に、
IgG抗体の増加を誘導した。 最も高い値は、 MenC−TT > K92
−TT > Kl−TTによって誘導された。ポリα(2−8)N−アセチルノ
イラミン酸抗体の観察結果ど同様に、K92−TT、よりもに92−TT。
の方が、IgG抗体をより多く誘導したが、有意差はながった。
TT抗体は、全ての複合体によって誘導され、各回の、−1射後にブースタ一応
答か認められた。これは、このタンパク質を担体とし5て使用する他の複合体に
ついて報告されたブースタ一応答と類似している(データは示されでいない)(
Robbins、 J、 B、 & 5cbneerson、 R,(1990
) J、 Infect、 Dis、 161.821−832: Lager
gard、 T等(1990) Infect、 & Immuno、 58.
687−694)。
表3 グループCのNe1sserja menin 1tidis(髄膜炎菌
)の被嚢多糖類(ポリα(2−9)N−アセチルノイラミン酸)に対する血清I
gGおよびIgM抗体(μg/m1)El O,050,050,05” 0.
05 0.05 0.05’[1−TT、 0.11 0.32 0j&” Q
、05 0.+4 i、24’に1−TT、 0.23 1.09 0.40”
0.05 0.97 I2’%wCO,o5 0.OJ O,++’ 0.0
7 0.10 0.05’−イ4T 2.26 0.119 0.53’ La
7 1a、4 107.5”K92 0.05 0.05 0.05’ 0.0
5 0.05 0.05cK924T、 3.23 2.85 0.68’ 0
.05 0.70 2L4’m−yt、t、syO,740,15”l)、04
+−yt15.q″L)対a: P<= 0.0001、d対e: P= 0.
0004、C対a: P<0.001、f、g、h対e: P= 0.0001
、g対f、h: P < 0.001旧
1印: (* OF !3−先へ血1叛が1−リに92−TT、Kl−TT、M
enC−TT複合体、 および、 E、coliK92の細胞、M、 nonl
iquefaeiensの細胞により誘導されたIgG抗体の2種類の被嚢多糖
類への結合性を、22°Cと37℃において分析した。Kl−TT2、M、 n
on]、1quefaciens。
に92−TT、によって誘導されたポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸
抗体の37℃における結合性の低下率は類似していた(〜40%)。これに反し
て、Kl−TT2、K92−TT、、MenC−TT、 E、 coli K9
2の細胞によって誘導されたポリα(2−9)N−アセチルノイラミン酸抗体の
結合性の低下率は僅か10%または10%以下であった。これらのデータは、他
の結果と一致している(Mandrell、 R,E、 & Zollinge
r、 W、 D、 (1982) J、 Im+nuno1.129.2172
−2178)。
表4 ネズミのポリα(2→8)およびポリα(2→9)N−アセチルノイラミ
ン酸IgG抗体の温度依存の結合性ELISAに 用されたCP
ポリα(2→8) ポリα(2→9)
アセチル アセチル
イラミン イラミン
Kl−TT2 41.8% 90.9%M、 nonli uefaciens
34.6 N、D細胞
に92−TT、 49.1% 93.8%E、 coli K92細胞 N、D
、 91.5%*ND 検出不能
わ
と “の且合せの血′における
ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸 体(表5)妊娠満期の大部分の女
性において、IgMおよびIgGポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸抗
体が検出された。
イスラエルの女性のIgGおよびIgM量は、ノースカロライナのCharlo
tteの女性よりも高値であった(P+0.000L)。
予想通り、調帯の[gMポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸抗体は、微
量または検出不能量であった。慶帯血清のIgG抗体のGMグループの量は、両
地域の母体よりも高かった。慶帯のポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸
IgG抗体の大部分は、対応する母体血清のポリα(2−8)N−アセチルノイ
ラミン酸IgG抗体よりも高かった(69/81)。
表5.ヒトの母親と新生児(IF帯)の組合せの血清におけるポリα(2→8)
N−アセチルノイラミン酸に対するIgGおよびIgM抗体(相乗平均)
母二体−1母体1gG
源 n IN IG IM rG −@−rGIgM抗体量は、 μg抗体/m
lとして、 IgG抗体量は、酵素結合イムノソルベント検定法の単位として示
される厳密に力価を測定された成人の血清(GH)のパーセントとして表されて
いる。
剋」
愛」1免I
全身感染症の予防を目的とする受動免疫法として、あるいはヒトを含む動物にお
けるポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸またはポリα(2−9)N−ア
セチルノイラミン酸表面抗原を含む細菌による全身感染症の補助的治療法として
、ヒトまたは動物由来のモノクローナル抗体またはポリクローナル抗体を、上述
の複合体ワクチンによって製造する事ができる(例 髄膜炎を含むグループB髄
膜炎菌による全身感染症に接触する場合の受動免疫法)。治療と予防を目的とし
た受動免疫法は、今世紀の初めから行われてきた。この場合も、胎児、新生児、
先天性または後天性免疫不全の患者(免疫不全の患者は、K92および/または
ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸複合体ワクチンを注射されても、防
御可能な量の抗体を産生できない事がある)を含む一般集団よりもリスクの高い
宿主におけるpneumococcus (肺炎球菌)、 Hgggq口1us
1nfluenza(インフルエンザ菌)b型、グループBの5trepto
coccus (連鎖球菌)、E、 coli(大腸菌)等の全身感染症を引き
起こす他の被嚢細菌性病原体と共に、髄膜炎を含むグループB髄膜炎菌による全
身感染症について、やはり受動免疫法が検討されてきた。
受動免疫法の技術は、以下の参考文献に報告されている。 Flexner(1
913) J、Exp、Med、17:553−570: Brahahm (
1938) Proc、 Sac、 Exp、 Biol、 Med、 30:
348: Raff等 (1988) J、Infect、Dis、157:1
18−126; Kim等(1985) Infect、Immuno、50ニ
ア34−737.Latson等 (1988) Podiatr、Infec
t、Dis、7:747−752例j
のその の1用法
単独のポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸、ポリα(2→9)N−アセ
チルノイラミン酸、ポリα(2→8)、α(2→9)N−アセチルノイラミン酸
、またはこれらの多糖類を含む複合体分子または細菌の成分に関して1、診断、
あるいは発症のプロセス、病因、予防、免疫病理、免疫応答の研究のために、モ
ノクローナル抗体またはポリクローナル抗体が調製される。発症研究に使用する
ための、ポリα(2→8)N−アセチルノイラミン酸抗体、特にIgGクラスの
使用法が以下の報告に示されているHusmann等 (1990) J、 H
istochem、 & Cytol、38: 209−215; Robbi
ns & 5chneerson(1990) J、 Infect、 Dis
161、821−832)。上述の複合体によって誘導された抗体から、誘導体
を作製したり、あるいは他の物質と相互作用させて、疾病の診断用キット、ある
いはポリα(2−8)N−アセチルノイラミン酸またはポリα(2→9)N−ア
セチルノイラミン酸を含む細菌の同定用キットを作製する。ポリクローナルまた
はモノクローナル抗体を含むキットは、髄膜炎を含む全身感染症の診断、あるい
はNe1sseria menin 1tidis(髄膜炎菌)と他の被嚢細菌
性病原体の無症候性保菌状態の診断を目的として世界的に使用されている。この
使用法は以下に概説されている Lim等 (1990) J、 C11nc、
Microbiol、 28: 670−675: Cuevas等 (19
89) Ann、 Trop、 Med、Parasito183: 375−
379.0rskov等 (1979)J、Exp、 Med、149: 66
引
11ス1p」1LLJL−1Δ1遺l晟ニブに址j〜mA資Ne1sseria
menin itユ1dis(髄膜炎菌)の主な3種類の血清グループに対す
る自動免疫には、上述の複合体ワクチンとともにグループAの複合体ワクチンが
含まれる。
グループA、 BSCのmeningococcal meningitisに
対する血清抗体を誘導でき、それによって髄膜炎菌による髄膜炎を含む全身感染
症の大部分を予防できる三価の多糖類−タンパク質複合体ワクチンは、上述の複
合体とグループA髄膜炎菌複合体を用いるこの方法によって製造する事ができる
。グループA髄膜炎菌多糖類−タンパク質複合体は、発表されている方法に従っ
て合成されている(Chu等 (1983) Infect、 Immun、
40:245−256)。動物およびヒトにおいて、1種類以上の多糖類−タン
パク質複合体を同時に注射すると、各成分に対する防御可能量の抗体を誘導し、
各複合体を別々に注射した時と等しい抗体量か誘導される事が明らかにされてい
る(Schneerson等 (1986) Infect、Immun、52
:501−518)。
上記の全ての刊行物は、引用することにより本明細書の一部とする。
上述の本発明は、明確さと理解を目的として、詳細に述べられているが、当業者
は、本報告を読めば、本発明と添付の請求の範囲を逸脱せずに、形式および詳細
に種々の変更を加える事ができる事を理解するであろう。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の8) Iζ
平成5年6月30日