JPH0650628A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JPH0650628A
JPH0650628A JP20373292A JP20373292A JPH0650628A JP H0650628 A JPH0650628 A JP H0650628A JP 20373292 A JP20373292 A JP 20373292A JP 20373292 A JP20373292 A JP 20373292A JP H0650628 A JPH0650628 A JP H0650628A
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water
cooling container
cooling
liquid
adsorber
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JP20373292A
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Yasuo Yamada
泰生 山田
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却容器の大型化を来すことなく冷却容器内
の水の蒸発面積を拡大することのできる冷却装置を提供
する。 【構成】 水の蒸発潜熱によって冷却容器22内の熱が
奪われ、冷却容器22内の水の温度が低下する。その
際、冷却容器22内の水面上方には各突起体37の上端
側が突出しているため、各突起体37の吸水性部材37
aに水が染み込み、水の蒸発は水面と水面上方の吸水性
部材37aの表面とから行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用、住棟用または
船舶用の空気調和装置や、要冷蔵の食品または医薬品の
輸送コンテナ用冷却装置等に適用され、特にゼオライト
等の吸着材を用いた吸着式の冷却装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和装置や冷凍装置等に用い
られる冷却装置としては、ヒートポンプ式等が一般的に
知られているが、最近ではゼオライト等からなる吸着材
を用いた吸着式冷却装置が提案されている。尚、これに
関連した従来技術としては、例えば特開昭62−506
0号公報に記載されたものがある。
【0003】図10は吸着式冷却装置の基本的な原理を
示すもので、吸着器1と冷却容器2とを開閉バルブ3を
有する管路4によって連結した単一の吸着式の冷却装置
である。吸着器1内にはゼオライト等からなる吸着材1
aが収容されており、吸着材1aには加熱または冷却用
の熱交換パイプ5が接触している。冷却容器2内には吸
着媒体としての水が入っており、この水には冷却しよう
とする空気が流通する冷却パイプ6が熱的に接触し、吸
着器1、管路4及び冷却容器2内は真空になっている。
また、管路4の冷却容器2側には外気と熱交換する凝縮
器7が設けられている。この冷却装置では、管路4の開
閉バルブ3を開くと、図10(a) に示すように吸着材1
aの吸着作用により冷却容器2内の水が蒸発して水蒸気
となり、管路4を通って吸着器1内の吸着材1aに吸着
される。これにより、冷却容器2内の水が蒸発する際の
潜熱が冷却容器2側から吸収されるため、冷却容器2内
の温度が低下し、冷却パイプ6内の空気が冷却される。
このような操作を吸着行程という。次に、吸着材1aに
吸着された水を冷却容器2に戻す操作を行う。即ち、図
10(b) に示すように熱交換パイプ5に外部熱源からの
高温空気を流通させることによって吸着材1aを加熱
し、吸着材1aに吸着されている水を分離させる。これ
により、水蒸気となった水分が管路4を通って凝縮器7
で水となり、冷却容器2に回収される。このような操作
を再生行程という。尚、この場合の吸着とは吸着材の分
子間に水の分子が保持されている状態を示し、この状態
で吸着材を加熱することにより水が吸着材から分離して
再生される。
【0004】しかしながら、前述した単一の吸着式冷却
装置では吸着行程と再生行程とを同一の装置で交互に行
わなければならないため、連続的な冷却を行うことがで
きない。そこで、図11に示すように二つの吸着器8,
9を有する二連の吸着式冷却装置が提案されている。各
吸着器8,9はそれぞれ開閉バルブ10,11を有する
管路12,13によって一つの冷却容器14に連結さ
れ、冷却容器14内の水には前述と同様の冷却パイプ1
5が熱的に接触している。また、各吸着器8,9内の吸
着材8a,9aにはそれぞれ熱交換パイプ16,17が
熱的に接触しており、各管路12,13にはそれぞれ凝
縮器18,19が設けられている。この冷却装置では、
例えば一方の吸着器8において吸着行程を行わせると同
時に、他方の吸着器9においては再生行程を行わせる。
そして、各吸着器8,9がそれぞれの行程を終了した時
点で逆の動作を行わせるよう切換操作する。その際、再
生行程を終了した吸着器9は高温になっているため、熱
交換パイプ17に低温または常温の空気を流通して吸着
材9aを冷却する。このような操作を周期的に繰り返す
ことによって連続的な冷却を行うことが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記冷却装
置において冷却能力の向上を図るためには、冷却容器1
4内の水の蒸発率を高める必要がある。しかしながら、
水の蒸発率を高めるには水の表面積を拡大しなければな
らず、結果的には冷却容器14の大型化を来すという問
題点があった。
【0006】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、冷却容器の大型化を
来すことなく冷却容器内の水の蒸発面積を拡大すること
のできる冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、所定の圧力下で蒸発する液
体を収容した冷却容器と、該冷却容器内で発生した蒸気
を吸収する吸収器とを備え、該液体の蒸発潜熱によって
冷却容器内の温度を低下させる冷却装置において、前記
冷却容器内に上端側が液面上方に突出する突起体を設け
るとともに、該突起体の表面を液体吸収性部材によって
被覆している。
【0008】また、請求項2では、前記突起体を伝熱性
部材によって形成している。
【0009】また、請求項3では、所定の圧力下で蒸発
する液体を収容した冷却容器と、該冷却容器内で発生し
た蒸気を吸収する吸収器とを備え、該液体の蒸発潜熱に
よって冷却容器内の温度を低下させる冷却装置におい
て、前記冷却容器内に上下複数段の水槽を設けるととも
に、各水槽をそれぞれ前記吸収器側に連通するよう構成
している。
【0010】また、請求項4では、所定の圧力下で蒸発
する液体を収容した冷却容器と、該冷却容器内で発生し
た蒸気を吸収する吸収器とを備え、該液体の蒸発潜熱に
よって冷却容器内の温度を低下させる冷却装置におい
て、前記冷却容器内に下端側を前記液体に浸した多数の
液体付着用部材を設けるとともに、該液体付着用部材を
液面上部と液面下部とが入れ替わるよう回動自在に構成
している。
【0011】
【作用】請求項1の冷却装置によれば、冷却容器内の液
面上方に突起体の上端側が突出するとともに、突起体の
表面には液体吸収性部材が被覆されることから、各突起
体の吸水性部材に水が染み込み、水の蒸発は水面と水面
上方の吸水性部材の表面とから行われる。
【0012】また、請求項2の冷却装置によれば、請求
項1の作用を有するとともに、前記突起体が伝熱性部材
によって形成されているので、吸水性部材からの蒸発に
連鎖して突起体の水中部分も冷却され、冷却容器内の水
の温度低下が促進される。
【0013】また、請求項3の冷却装置によれば、冷却
容器内の水が各水槽に分配されることから、水の表面積
が大きくなり、蒸発面積が拡大されて冷却容器内の水の
温度低下が促進される。
【0014】また、請求項4の冷却装置によれば、液体
付着用部材が回動することによって液体付着用部材の液
面上部と液面下部とが入れ替わり、液体付着用部材の液
面上部に付着した水が蒸発し、冷却容器内の水の温度低
下が促進される。
【0015】
【実施例】図1乃至図5は本発明の一実施例であり、車
両用空気調和装置等に適用される吸着式冷却装置を示す
ものである。図中、20,21は吸着材20,21aを
収容した第1及び第2吸着器、22は吸着媒体としての
水を収容した冷却容器、23は凝縮器、24は車内側の
熱交換器である。
【0016】各吸着器20,21は、詳細図を省略した
が両端にヘッダ−パイプを有する熱交換器型に形成さ
れ、各ヘッダ−パイプ間に配設された多数のチューブ内
にはゼオライト等からなる吸着材が収容されている。各
吸着器20,21は互いに間隔をおいて配置され、その
間には車両のエンジン(図示せず)に接続された排ガス
導入路25の吐出口が臨み、各吸着器20,21は互い
の対向面がやや排ガス導入路25の吐出口側へ向くよう
斜めに配置されている。また、各吸着器20,21の反
対側には第1及第2送風路26,27の一端がそれぞれ
臨み、各送風路26,27の他端は外気導入路28及び
排気送風路29の他端と十字路状に接続されている。外
気導入路28の他端は車両の進行方向側に、排気送風路
29の他端は車両の進行方向反対側に向かってそれぞれ
外部に開放され、給気及び排気が効果的に行われるよう
になっている。また、外気導入路28内には強制給気用
の送風機30が設置されている。更に、各送風路26,
27、外気導入路28及び排気送風路29の交差部に
は、各風路の二つずつを切換可能に連通するフラップ3
1が設けられている。即ち、このフラップ31は二位置
に切換わるように回動し、一方の位置では第1送風路2
6と外気導入路28、第2送風路27と排気送風路29
とがそれぞれ連通し、他方の位置では第1送風路26と
排気送風路29、第2送風路27と外気導入路28とが
それぞれ連通するようになっている。
【0017】冷却容器22は外面を断熱材22aによっ
て覆われるとともに、第1蒸気往路32を介して第1吸
着器20に、第2蒸気往路33を介して第2吸着器21
にそれぞれ連結されており、各蒸気往路32,33には
開閉バルブV1,V2が設けられている。本実施例では
冷却容器22内に収容した吸着媒体に水を用いたが、ア
ルコール等、他の液体を用いることもできる。また、各
蒸気往路32,33は、互いに分岐接続されたバイパス
通路34によって互いに連通できるようになっており、
バイパス通路34には二つの開閉バルブV3,V4が設
けられている。更に、バイパス通路34における各開閉
バルブV3,V4の中間には蒸気復路35の一端が分岐
接続され、蒸気復路35には開閉バルブV5が設けられ
ている。尚、バイパス通路34は機能的には蒸気復路3
5の一部を構成するものでもある。また、蒸気復路35
の他端は凝縮器23に接続され、凝縮器23は細径の凝
縮通路36を介して冷却容器22に連結されている。
尚、各通路の流通断面は、蒸気復路35及びバイパス通
路34の断面積が蒸気往路32(33)の断面積の約5
0%に、凝縮通路36の断面積が蒸気復路35及びバイ
パス通路34の断面積の約0.6%にそれぞれ設定され
ている。また、冷却容器22には容器内を上下方向に延
びる複数の突起体37が設けられている。この突起体3
7は、図2に示すように下端を冷却容器22内の底面に
固定された棒状のアルミニウムや銅等の伝熱性部材によ
って形成され、その上端側の表面はフエルトや植毛等か
らなる吸水性部材37aによって被覆されている。通
常、冷却容器22内の水面上には各突起体37の上端側
が突出している。
【0018】熱交換器24は冷却容器22内の水に熱的
に接触する冷却パイプ38に連結され、冷却パイプ38
に設けたポンプ39により冷却容器22側との間で水,
ブライン等の熱媒体を循環するようになっている。ま
た、熱交換器24は車内空気の吸入通風路40と吹出通
風路41との間に配置され、以下に述べる構成は周知の
車両用空気調和装置に設けられているものである。即
ち、吸入通風路40内には送風機42が設置されるとと
もに、吸入通風路40の途中には外気導入路43が接続
され、外気導入路43はフラップ44によって開閉でき
るようになっている。また、吹出通風路41は運転席や
助手席等に設けられた複数の吹出口45に分岐し、各吹
出口45にはルーバ46が設けられている。更に、吹出
通風路41の途中にはエンジンのラジエータ(図示せ
ず)に連結された加熱パイプ47が設置され、暖房時や
除湿時の再加熱用として使用される。この加熱パイプ4
7では、開閉バルブ48を開放することによりラジエー
タの冷却水(高温)を流通し、吹出通風路41内の空気
を加熱できるようになっている。また、加熱パイプ47
の風上側にはフラップ49が設けられ、このフラップ4
9を任意の位置に設定することにより、加熱パイプ47
を通る空気量を調整できるようになっている。
【0019】以上の構成において、例えば第1吸着器2
0で吸着行程を、第2吸着器21で再生行程を行ってい
るときは、フラップ31を図中実線で示す位置に設定
し、第1送風路26と外気導入路28、第2送風路27
と排気送風路29とをそれぞれ連通する。これにより、
排ガス導入路25の高温空気(排気ガス)が各吸着器2
0,21の間に給送され、外気導入路28の低温空気
(外気)が図中破線矢印で示すように第1送風路26を
経て第1吸着器20に給送される。その際、第1吸着器
20を通過した空気が第2吸着器21に向かって吹出さ
れるため、この空気の流れによって排ガス導入路25か
ら吐出した空気が第2吸着器21に向かって流れ、第2
吸着器21に給送される。これにより、第2吸着器21
が加熱され、第2吸着器21を通過した空気は図中実線
矢印で示すように第2送風路27及び排気送風路29を
経て外部に排出される。一方、第1吸着器20に給送さ
れた低温空気は第1吸着器20を冷却するとともに第1
吸着器20の熱を吸収し、排ガス導入路25から吐出す
る高温空気と合流して第2吸着器21に給送される。こ
れにより、第1吸着器20で発生した吸着熱(顕熱)が
第2吸着器21の加熱に利用される。更に、排ガス導入
路25から吐出される排気ガスの量はエンジンの回転数
等、車両の走行状態によって変化するため、第2吸着器
21を通過する空気の量が一定になるよう送風機30を
図示しない制御装置等によって制御する。即ち、排ガス
導入路25の風量が減少したとき送風機30の回転数を
上げ、外気導入路28の風量を増加させる。また、各吸
着器20,21において前述とは逆の行程を行う場合、
フラップ31を図中一点鎖線の位置に切換えることによ
り、排気送風路29及び外気導入路28の空気の流通方
向が変わり、第1吸着器20が加熱、第2吸着器21が
冷却される。
【0020】次に、本実施例における吸着式冷却装置、
即ち各吸着器20,21及び冷却容器22間の動作を、
図3の原理図及び図4のP−1/T線図を参照して説明
する。尚、図3では説明を容易にするために各構成部分
を図1と若干異なった形状で図示してある。また、図4
においてPは水蒸気圧、Tは温度であり、図中に示され
ている数値は一例である。
【0021】即ち、第1吸着器20で吸着行程を、第2
吸着器21で再生行程を行う場合には、まず開閉バルブ
V1,V2,V3,V4を閉じ、開閉バルブV5を開
く。これにより、第1吸着器20内の温度が含水量6%
の水等量線上で150℃まで冷却され(C′→D)、第
2吸着器21内の温度は含水量22%の水等量線上で1
50℃まで加熱される(A′→B)。この時、第1吸着
器20内の水蒸気圧P1は10mbar、第2吸着器21内
の水蒸気圧P2 は450mbarとなる。尚、P3 はP1 及
びP2 の平均値である。次に、開閉バルブV2,V3を
閉じたままで、開閉バルブV1,V4,V5を開く。こ
れにより、冷却容器22内の水が10mbarの圧力下で蒸
発するとともに、第1蒸気往路32を経て第1吸着器2
0の吸着材20aに吸着される。その際、水の蒸発潜熱
によって冷却容器22内の熱が奪われ、冷却容器22内
の水の温度が低下する。冷却容器22内の水面上方には
各突起体37の上端側が突出しているため、各突起体3
7の吸水性部材37aに水が染み込み、水の蒸発は水面
と水面上方の吸水性部材37aの表面とから行われる。
また、各突起体37は伝熱性部材によって形成されてい
るため、吸水性部材37aからの蒸発に連鎖して各突起
体37の水中部分も冷却され、冷却容器22内の水の温
度低下が促進される。そして、第1吸着器20内の冷却
を続けることにより、冷却容器22内の水が順次吸着材
20aに吸着され、第1吸着器20内が最終的に70℃
まで冷却される(D→A)。一方、第2吸着器21内は
450mbarの圧力下で280℃まで加熱され(B→
C)、第2吸着器21の吸着材21aに吸着されている
水が分離して再生され、バイパス通路34及び蒸気復路
35を経て凝縮器23に流入する。そして、凝縮器23
内で凝縮した水は凝縮通路36を通って冷却容器22内
に戻される。このような操作は1分〜1日の周期で行わ
れる。また、各蒸気往路32,33、蒸気復路35及び
凝縮通路36の流通断面積が順に小さくなっているの
は、この順に水蒸気の密度が大きくなるからで(凝縮通
路36内では液体)、特に凝縮通路36では冷却容器2
2から蒸発して行く水とほぼ同量の流量になるのが望ま
しい。
【0022】前述の行程が終了した時点では、再生行程
を行った第2吸着器21内は約280℃の高温となって
おり、吸着行程を終えた第1吸着器20は約70℃の低
温となっている。ここで、各吸着器20,21を前述と
逆の行程に切換える前に以下に述べる中間行程を行うこ
とによって各吸着器20,21間のエンタルピーの差を
排熱とならないよう再利用する。即ち、開閉バルブV
1,V2,V5を閉じた状態で、バイパス通路34の開
閉バルブV3,V4のみを開放し、各吸着器20,21
を冷却容器22を介さずに連通させる。これにより、第
2吸着器21内の熱の一部が第1吸着器20内に移動
し、次に再生行程を行おうとする第1吸着器20内の温
度が上昇するとともに、吸着行程を行おうとする第2吸
着器21内の温度が低下する。この中間行程は前記吸着
/再生行程の切換周期の1%〜5%程度の時間だけ行
う。尚、中間行程は図3の線図にはプロットできない
が、吸着/再生行程の一部であると言える。
【0023】このようにして、各吸着器20,21にお
ける吸着行程→中間行程→再生行程→中間行程→吸着行
程…を周期的に繰り返すことにより、冷却容器22内の
水の温度が低下し、冷却パイプ38内の冷却水が連続的
に冷却される。尚、図5は前記各行程における各バルブ
V1,V2,V3,V4,V5の開閉状態を示すもので
ある。
【0024】ここで、再び図1に戻り車内側の空調動作
について説明する。即ち、前記冷却装置によって冷却容
器22内が冷却されることにより、冷却容器22内の冷
却パイプ38が冷却され、低温となった冷却パイプ38
内の熱媒体が熱交換器24に流入する。一方、吸入通風
路40内に吸入された車内空気は熱交換器24に給送さ
れ、熱交換器24によって冷却される。そして、冷却さ
れた空気は吹出通風路41を経て各吹出口45から車内
へ吹出される。その際、外気導入路43のフラップ44
を操作することにより、必要に応じて吸入通風路40内
に外気を導入することができる。また、加熱パイプ47
のフラップ49を操作することにより、吹出通風路41
内の空気が加熱される。
【0025】このように、本実施例の冷却装置によれ
ば、冷却容器22内に上端側が水面上方に突出する複数
の突起体37を設け、各突起体37の表面を吸水性部材
37aによって被覆し、水の蒸発を水面と水面上方の吸
水性部材37aの表面とから行うようにしたので、冷却
容器22の大型化を来すことなく冷却容器22内の水の
蒸発面積を拡大することができ、冷却能力を極めて効率
的に向上させることができる。また、各突起体37を伝
熱性部材によって形成し、吸水性部材37aからの蒸発
に連鎖して各突起体37の水中部分も冷却するようにし
たので、冷却容器22内の水の温度低下が促進され、冷
却能力をより高めることができる。
【0026】尚、前記実施例では吸着式のものについて
説明したが、各吸着器20,21の代りに真空タンク等
のように蒸気を吸収し得る容器を設けたタイプのもので
あっても前述と同様の効果を得ることができる。
【0027】図6及び図7は前記突起体の変形例を示す
ものである。即ち、図6に示す各突起体50は、前記実
施例と同様に構成されるとともに、凝縮通路36の下方
に配置されたものが他よりも上方に長く形成されてい
る。つまり、本構成の突起体50は、いわゆる毛管現象
によって水を吸水性部材50a内に吸い上げるようにな
っているため、上端の高さ位置に限界がある。そこで、
凝縮通路36の下方に配置されたものは、吸い上げる水
に加えて凝縮通路36から滴下する水を吸収することが
できるので、これを他よりも上方に長く形成することに
より、水の蒸発面積がより拡大される。
【0028】図7(a) に示す突起体51は、図7(b) に
示すように平板部材を渦巻状に形成したものからなり、
その上端側は前記実施例と同様、吸水性部材51aによ
って被覆されている。
【0029】また、図8及び図9は本発明の他の実施例
を示すものである。即ち、図8に示す実施例では、冷却
容器22内に二つの水槽52,53が設けられ、各水槽
52,53は仕切部材54によって上下二段に区画され
ている。仕切部材54の中央部には上方の水槽52の水
面よりも高く延び且つ上端を広く開口した筒状部54a
が形成され、この筒状部54aによって下方の水槽53
が各蒸気往路32,33側に連通している。冷却容器2
2内に設けられた冷却パイプ38は略U字状に形成さ
れ、各水槽52,53内に挿入されている。また、凝縮
通路36の水は上方の水槽52に滴下するようになって
おり、上方の水槽52の水位が上がると筒状部54aの
オ−バ−フロ−孔54bから下方の水槽53へ水が移動
するようになっている。従って、冷却容器22内の水が
各水槽52,53に分配され、水の表面積が単一水槽の
場合に比べてほぼ二倍となり、水の蒸発面積を大幅に拡
大することができる。
【0030】また、図9に示す実施例では、冷却容器2
2内にモータ55によって回転するシャフト56が設け
られ、シャフト56には下端側を水中に浸した多数のフ
ィン57が取付けられている。即ち、シャフト56が回
転することによって各フィン57の水面上部と水面下部
とが入れ替わり、各フィン57の水面上部に付着した水
が蒸発するようになっている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の冷却装
置によれば、冷却容器の大型化を来すことなく冷却容器
内の水の蒸発面積を拡大することができるので、冷却能
力を極めて効率的に向上させることができる。
【0032】また、請求項2の冷却装置によれば、請求
項1の効果を達成し得るとともに、各突起体の水中部分
も冷却することができるので、冷却容器内の水の温度低
下が促進され、冷却能力をより高めることができる。
【0033】また、請求項3及び4の冷却装置によれ
ば、請求項1と同様、冷却容器の大型化を来すことなく
冷却容器内の水の蒸発面積を拡大することができるの
で、冷却能力を極めて効率的に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す吸着式冷却装置の概略
構成図
【図2】冷却容器の断面図
【図3】吸着式冷却装置の原理図
【図4】吸着式冷却装置の吸着/再生行程を示すP−1
/T線図
【図5】各開閉バルブの開閉状態を示す図
【図6】突起体の変形例を示す冷却容器の断面図
【図7】突起体の変形例を示す冷却容器の断面図及び突
起体の斜視図
【図8】本発明の他の実施例を示す冷却容器の断面図
【図9】本発明の他の実施例を示す冷却容器の断面図
【図10】従来例を示す単一の吸着式冷却装置の原理図
【図11】従来例を示す二連の吸着式冷却装置の原理図
【符号の説明】
20…第1吸着器、21…第2吸着器、20a,21a
…吸着材、22…冷却容器、37…突起体、37a…吸
水性部材、50,51…突起体、50a,51a…吸水
性部材、52,53…水槽、57…フィン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の圧力下で蒸発する液体を収容した
    冷却容器と、該冷却容器内で発生した蒸気を吸収する吸
    収器とを備え、該液体の蒸発潜熱によって冷却容器内の
    温度を低下させる冷却装置において、 前記冷却容器内に上端側が液面上方に突出する突起体を
    設けるとともに、該突起体の表面を液体吸収性部材によ
    って被覆したことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記突起体を伝熱性部材によって形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 所定の圧力下で蒸発する液体を収容した
    冷却容器と、該冷却容器内で発生した蒸気を吸収する吸
    収器とを備え、該液体の蒸発潜熱によって冷却容器内の
    温度を低下させる冷却装置において、 前記冷却容器内に上下複数段の水槽を設けるとともに、
    各水槽をそれぞれ前記吸収器側に連通するよう構成した
    ことを特徴とする冷却装置。
  4. 【請求項4】 所定の圧力下で蒸発する液体を収容した
    冷却容器と、該冷却容器内で発生した蒸気を吸収する吸
    収器とを備え、該液体の蒸発潜熱によって冷却容器内の
    温度を低下させる冷却装置において、 前記冷却容器内に下端側を前記液体に浸した多数の液体
    付着用部材を設けるとともに、該液体付着用部材を液面
    上部と液面下部とが入れ替わるよう回動自在に構成した
    ことを特徴とする冷却装置。
JP20373292A 1992-06-30 1992-07-30 冷却装置 Pending JPH0650628A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018185096A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 岐阜技巧株式会社 液体用排熱冷却器
KR20190051770A (ko) * 2017-11-06 2019-05-15 한국전자통신연구원 냉각 소자

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