JPH06507407A - エリスロマイシン誘導体 - Google Patents
エリスロマイシン誘導体Info
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- JPH06507407A JPH06507407A JP4511831A JP51183192A JPH06507407A JP H06507407 A JPH06507407 A JP H06507407A JP 4511831 A JP4511831 A JP 4511831A JP 51183192 A JP51183192 A JP 51183192A JP H06507407 A JPH06507407 A JP H06507407A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
エリスロマイシン誘導体
発明の詳細な説明
本発明は、抗菌活性を有し、細菌感染症の治療および予防に有用な半合成の新規
マクロライド系物質に関する。特に、本発明は、(9R)−9−アミノ−9−デ
オキソエリスロマイシンのC−12,21−位を修飾した誘導体、その製造法、
該化合物を含む組成物およびその使用法に関する。
エリスロマイシンA−Dは、下記式(1)で表される、周知の強力な抗菌剤であ
る。
特に、エリスロマイシンAは細菌感染症の治療および予防に広く使用される。し
かし、他の抗生物質と同様に、エリスロマイシンに耐性を有するか、感受性が充
分でない細菌菌株が認められている。従って、多くの研究者たちは、抗菌活性が
変化または向上した類似体を得るために、エリスロマイシンの化学誘導体の合成
を試みている。
そのような類似体の例としては、(9R)−9,9−ジヒドロ−9,11−ジー
0−チオカルボニルエリスロマイシンA(Hlutkc et tl、、1.
Org、Chew、、41h5138 (1983))およびそれから合成した
12.12’−アンヒドロ−(9R)−ヒドロキシ−9−デオキソエリスロマイ
シン誘導体(Hsu+ks、欧州特許出願No、303,471.1989年2
月15日公開)が挙げられる。後者の誘導体は、最終物賀または合成中に4′位
に02〜C4アルカノエートエステル、好ましくは4′−アセテート基が存在す
ることを特徴とする。しかし、該置換基は、抗菌活性を低下させるとともに、4
I−02〜C4アル力ノエート部分を最後に除去する関係で、他の位置に置換可
能な基の範囲を限定することになると考えられる。
エリスロマイシンの他の類似体としては、9位のケトンがアミンで置換された化
合物、例えば米国特許第3.652.537号(lj■+c7 el *1.、
1972年3月28日発行)に記載されている(93)−9−アミノ−9−デオ
キソエリスロマイシンA(エリスロマイシルアミン)などが挙げられる。また、
これらの類似体の9−N−置換誘導体も、欧州特許出願No。
238、 178 (Boniowkli*b el tl、、1987年9月
23日公開)、欧州特許出願No、345. 627 (Ps+i+畠el *
1.。
1989年12月13日公開)およびM*+iB tl *1.、29th 1
CACC,^brlr、1023−1025 (19g91 (アザ環式誘導体
を開示)なとで報告されている。しかし、C−12およびc−21をさらに修飾
した9−N−置換誘導体についての示唆はない。
本発明は、下記式(11)を有するエリスロマイシンの新規誘導体および薬剤的
に許容されつるその塩を含む。
式(II)lごおいて、Rは−NR’ R’であり、R4およびl
RGは独立して、水素、低級アルキルおよびアリールアルキルから成る群から選
択されるか、R4およびR6が一緒になって窒素原子に結合する窒素含有へテロ
環を形成する。また、式(11)において、Rは水素または−OHであり、R3
は−CHOH,−NRRおよび−(CH2) 、NRR(nは1〜4であり、R
およびR6は上記で定義した通りである。)から成る群から選択されるが、R2
が一〇Hの場合、R3は−NR’ R’ではない。あるいは、R3がメチレンで
あり、R2が酸素であって、C−12と一緒にエポキシドを形成してもよい。こ
れらの化合物は、種々の病原体に対して抗菌活性を有することが示された。
本発明はまた、本発明化合物の合成法およびその合成に有用な下記式(m)の新
規中間体を含む。
式(■)において、R7は水素または適する第一保護基(カルボベンジルオキシ
カルボニルなど)であり;R8は水素または適する第二保護基(アセチルなど)
であり;R9は水素または容易に脱離可能な第三保護基(ホルミルなど)である
が、R7、RおよびR9の少なくとも1個は水素以外でなければならない。また
、式(m)において、RおよびR13が一緒になってC−12に二重結合で結合
する1個の炭素原子であってもよい。
あるいは、Rがメチレンであり、R12が酸素であって、c−12と一緒にエポ
キシドを形成してもよい。
式(II[)の中間体は、(9R)−エリスロマイシルアミンの種々の反応部位
を選択的に保護し、脱水してC−12,2に重結合を形成し、所望によりその位
置でエポキシ化することにより合成する。これらの中間体は、保護基を脱離し、
9および12/21位をさらに誘導修飾することにより容易に式(11)の化合
物に変えられる。
本発明化合物は、抗菌活性を有することから、薬剤または工業用消毒薬として有
用であることが期待される。従って、本発明はまた、治療上有効な量の式(II
)の化合物を薬剤的に許容されうる担体とともに含む、細菌感染症の治療および
予防に有用な組成物も含む。
さらに、本発明は、細菌感染症の治療を必要とするヒトおよび他の哺乳動物に、
治療上有効な量の本発明化合物を所望の治療効果を達成するのに必要な時間投与
することを含む、ヒトおよび他の哺乳動物の細菌感染症の治療および予防方法に
も関連する。
本発明の一つの発明では、下記式の化合物および薬剤的に許容されうるその塩を
開示する。
[式中、Rは−NRRであり、R4およびR6は独立して、水素、低級アルキル
およびアリールアルキルから成る群がら選択されるか、RおよびR6が一緒にな
って窒素原子に結合する窒素含有へテロ環を形成し;R2は水素、−0ffおよ
び酸素(R3がメチレンの場合で、エポキシドを形成する。)がら成ル群カラ選
択され;Rは−cH2oH1−NR’ R6、−(C)i ) NR’R6およ
びメチレンCR2が酸素の場合n
で、エポキシドを形成する。)から成る群から選択され、nは1〜4であり、R
およびRは上記で定義した通りであるが、R2が一〇Hの場合、R3は−NR’
R’ではなく;あるいは、RおよびRが−緒になって” CH2でもよい。]
本発明化合物の代表例としては、下記化合物が挙げられる。
(9R)−9−デオキソ−!J−(N、N−ジメチルアミノ)−12,21−エ
ポキシエリスロマイシンA1(9R)−9−デオキソ−9−(N、N−ジメチル
アミノ)−21−ヒドロキシエリスロマイシンA1(9R)−9−デオキソ−9
−(N、N−ジメチルアミノ)−21−ヒドロキシエリスロマイシンB1(9R
)−9−アミノ−21−ベンジルアミノ−9−デオキソエリスロマイシンA1
(9R)−9,21−ジアミノ−9−デオキソエリスロマイシンA1
(9R)−21−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−9−デオキソ−1−(
N、N−ジメチルアミノ)−エリスロマイシン^、
(9R)−9−デオキソ−9−(N、N−ジメチルアミノ)−21−(N−メチ
ルアミノ)−エリスロマイシンA1および(9R)−9,21−ジー(N、N−
ジメチルアミノ)−9=デオキソエリスロマイシン八〇
これらのうち、本発明化合物の好ましい例は(9R)−9−デオキソ−9−(N
、N−ジメチルアミノ)−12,21−エポキシエリスロマイシン八である。
本発明のもう一つの発明は、上記化合物の合成に有用な中間体であり、下記式
[式中、R7は水素または適する第一保護基であり、R8は水素または適する第
二保護基であり、R9は水素または容易に脱B
離可能な第三保護基であるが、R、RおよびR9の少なくとも1個は水素以外で
なければならず;R12およびR13は各々酸素原子およびメチレンであってエ
ポキシドを形成するか、RおよびRが−緒になって=CH2である。]本発明の
中間体の代表例としては、下記化合物が挙げられる。
(9R)−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−12゜21−デヒドロ−
9−デオキソエリスロマイシンA1(9R)−2’−0−アセチル−9−(N−
カルボベンジルオキシアミノ)−12,21−デヒドロ−9−デオキソエリスロ
マイシンA1
(9R)−2’−0−アセチル−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−9
−デオキソ−12,21−エポキシエリスロマイシンA1および
(9R)−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−9−デオキソ−12,2
1−エポキシエリスロマイシンA0本明細書で使用する「薬剤的に許容されうる
塩」は、慎重な医療判断の範囲内で、過度の毒性、刺激、アレルギー反応などを
受けることなくヒトおよび下等動物の組織に触れて使用するのに適しており、納
得のいく損益比と釣り合っており、細菌感染症の化学療法および予防における目
的用途に対して有効である塩を意味する。薬剤的に許容されつる塩は周知であり
、例えば、S、 14. BeBe、el zl、は1. Ph*lI*ceu
lic*l 5ciences。
66:i19 +19771で薬剤的に許容されつる塩を詳細に記載している。
薬剤的に許容されうる、毒性のない酸付加塩の例としては、塩酸、臭化水素酸、
リン酸、硫酸および過塩素酸などの無機酸、もしくは酢酸、シュウ酸、マレイン
酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸およびマロン酸などの有機酸と共に、またはそ
の分野で使用される他の方法(イオン交換など)により形成される、アミノ基の
塩が挙げられる。他の薬剤的に許容されつる塩としては、硝酸塩、重硫酸塩、ホ
ウ酸塩、ギ酸塩、酪酸塩、吉草酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ショウノウ
酸塩、アジピン酸塩、安息香酸塩、オレイン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン
酸塩、ラウリル酸塩、乳酸塩、フマル酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラギン酸
塩、ニコチン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ショウノウスルホン酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、2−ヒドロキシェタンスルホン酸塩、グルコン酸塩、グルコヘ
プタン酸塩、ラクトビオチン塩、グリセロリン酸塩、ペクチン酸塩、ラウリル硫
酸塩、アルギン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシ
ル硫酸塩、エタンスルホン酸塩、ヘミ硫酸、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、2−
ナフタレンスルホン酸塩、バモエート、過硫酸塩、ピバレート、プロピオン酸塩
、ウンデカン酸塩などが挙げられ、それらは常法により合成できる。代表的なア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩としては、ナトリウム、カルシウム、カ
リウム、マグネシウムなどの塩が挙げられる。さらに別の薬剤的に許容されつる
塩として、適切であれば、ハロゲン化物、水酸化物、カルボン酸塩、硫酸塩、リ
ン酸塩、硝酸塩、低級アルキルスルホン酸塩およびアリールスルホン酸塩などの
対イオンを使用して形成される第四アンモニウム塩化合物が挙げられる。
本明細書で使用する「低級アルキル」は、1〜6個の炭素原子を含む直鎖および
分岐鎖ラジカルを意味し、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、t−ブチルなどが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用する「アリールアルキル」は、芳香族の単環式または二環式ラジ
カルを意味し、フェニル、1.−フェニル、2−フェニルなどで、上記で定義し
た低級アルキルが介入して結合するものが挙げられるが、これらに限定されない
。
本明細書で使用する「ヘテロ環」は、炭素原子ならびに窒素、酸素および硫黄か
ら成る群から選択される1個または2個の環へテロ原子を含む5−16−または
7−員環を意味し、ピペリジニル、モルホリニル、ヘキサヒドロアゼピニル、ア
ゼチジニル、アジリジニル、ピロリジニルおよびピペラジニルなどが挙げられる
が、これらに限定されない。そのような基は、所望により、独立して、メチル、
エチル、メトキシ、アミノ、ハロゲン(フッ素、塩素、臭素およびヨウ電など)
、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ等から成る群から選択される1個または2個のラ
ジカルで置換されてもよい。
本発明の別の発明では、治療−り有効な量の本発明化合物および薬剤的に許容さ
れうる担体を含む薬剤組成物を開示する。本明細書で使用する「薬剤的に許容さ
れうる担体」は、毒性のない不活性な固体、半固体もしくは液体のフィラー、希
釈剤、カプセル材料またはあらゆる種類の製剤助剤を意味する。薬剤的に許容さ
れうる担体として有用な材料の例としては、ラクトース、グルコースおよびショ
糖などの糖類:コーンスターチおよび馬鈴薯澱粉などの澱粉:ナトリウムカルボ
キシメチルセルロース、エチルセルロースおよび酢酸セルロースなどのセルロー
スおよびその誘導体;粉末I・ラガヵント;麦芽:ゼラチン;タルク;ココアバ
ターおよび座薬ワックスなどの賦形剤:ピーナツ油、綿実油、ベニバナ油、ゴマ
油、オリーブ油、コ・−ン油および大豆油などの油;プロピレングリコールなど
のグリコール;グリセリン、ソルビトール、マンニトールおよびポリエチレング
リコールなどのポリオール;オレイン酸エチルおよびラウリル酸エチルなどのエ
ステル;寒天:水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなどの緩衝剤;ア
ルギン酸;発熱因子を含まない水:等張性食塩水;リンゲル溶液:エチルアルコ
ール;およびリン酸塩緩衝液、ならびに製剤に使用される他の毒性のない相溶性
物質が挙げられる。湿潤剤、乳化剤および潤滑剤(ラウリル硫酸ヅトリウムおよ
びステアリン酸マグネシウムなど)、ならびに着色剤、離型剤、コーティング剤
、甘味剤、香味剤、保存剤および酸化防止剤も、製剤者の判断に従って組成物に
存在させることができる。
経口投与用の液体投与形態としては、その分野で通常使用される水などの不活性
希釈剤を含む薬剤的に許容されうるエマルジョン、微小エマルジョン、溶液、懸
濁液、シロップおよびエリキシルが挙げられる。そのような組成物はまた、湿潤
剤などのアジュバント;乳化・懸濁剤;甘味剤および香味剤を含むこともできる
。
注射用製剤、例えば、滅菌した注射可能な水性または油性懸濁液は、適当な分散
剤または湿潤剤および懸濁剤を使用し、公知技術に従って製剤化できる。滅菌し
た注射製剤はまた、毒性のない非経口的に許容できる希釈剤または溶媒における
滅菌した注射可能な溶液、懸濁液またはエマルジョン(例えば、1゜3−ブタン
ジオールにおける溶液)であってもよい。許容できるビヒクルおよび溶媒のうち
使用できるのは、水、リンゲル溶液(米国薬局方)および等優性塩化ナトリウム
溶液である。さらに、溶媒または懸濁媒体として、滅菌した固定油が通常使用さ
れる。この目的に対しては、マイルドな固体油であればどんなものでも使用でき
、例えば合成モノ−またはジ−グリセリドが挙げられる。さらに、オレイン酸な
どの脂肪酸が、注射用製剤に使用される。
注射用製剤は、例えば、細菌保留フィルターにより濾過するか、使用直前に滅菌
水または他の滅菌した注射可能な媒体に溶解または分散できる滅菌した固体組成
物の形に滅菌剤を混入することにより、滅菌することができる。
薬物の効果を長く持続させるためには、薬物を皮下または筋肉内に注射して薬物
の吸収を遅らせるのが望ましいことが多い。
これを達成するための最も一般的な方法は、溶解性の低い結晶性または非晶質の
物質の懸濁物を注射することである。薬物の吸収速度は薬物の溶解速度に依存し
、後者は薬物の物理的状態、例えば結晶の大きさおよび結晶の形に依存する。薬
物の吸収を遅らせるための他の方法は、薬物を油状の溶液または懸濁液として投
与することである。注射可能なデボ−製剤はまた、薬物および生分解性のポリマ
ー(ポリラクチド−ポリグリコリドなど)のマイクロカプセルマトリックスを形
成することにより作ることもできる。薬物対ポリマー比およびポリマーの組成に
応じて、薬物の放出速度を調節することができる。他の生分解性ポリマーの例と
しては、ポリオルトエステルおよびポリ無水物が挙げられる。デポ−製剤はまた
、薬物を、体組織と相溶性のリポソームまたは微小エマルジョン中に入れること
により作ることもできる。
直腸投与用の座薬は、薬物を、常温では固体であるが、直腸温度では液体であり
、従って直腸で溶融して薬物を放出するココアバターおよびポリエチレングリコ
ールなどの適する非刺激性賦形剤と混合することにより作ることができる。
経口投与用の固体投与形態としては、カプセル、錠剤、ピル、粉末、粒状および
顆粒状が挙げられる。そのような固体投与形態では、活性化合物をシラ糖、ラク
トースまたは澱粉などの少なくとも一種の不活性な希釈剤と混合することができ
る。また、そのような投与形態は、常法であるが、不活性な希釈剤以外の物質、
例えば錠剤化潤滑剤および他の錠剤化助剤(ステアリン酸マグネシウムおよび微
結晶性セルロースなど)をさらに含むことができる。また、カプセル、錠剤およ
びピルの場合は、緩衝剤を含むことができる。錠剤およびピルは、さらに、腸溶
コーティングおよび他の放出調節コーティングして作ることができる。
同種の固体組成物はまた、ラクトース(乳糖)および高分子量ポリエチレングリ
コールなどの賦形剤を使用して軟質および硬質充填ゼラチンカプセルのフィラー
として使用することもできる。
また、活性化合物は、上記した1種以上の賦形剤とともにマイクロカプセルに詰
めることもできる。錠剤、糖衣錠、カプセル、ピルおよび顆粒状の固体投与形態
は、製剤技術では周知の腸溶コーティングなどのコーティングおよび外皮ととも
に作ることができる。それらは所望により乳濁剤を含んでもよく、また、活性成
分のみを、好ましくは腸管の一部で、所望により遅延放出により、放出する組成
物であってもよい。使用できる埋め込み組成物の例としては、ポリマー物質およ
びワックスが挙げられる。
本発明化合物の局所または経皮投与用の投与形態としては、軟膏、泥青、クリー
ム、ローション、ゲル、粉末、溶液、噴霧剤、吸入剤または膏薬が挙げられる。
活性化合物を、滅菌条件下で、薬剤的に許容されうる担体および必要とする場合
は必要な保存剤または緩衝剤と混合する。眼製剤、耳の点滴剤、目の軟膏、粉末
および溶液も本発明の範囲内であるとする。
軟膏、泥青、クリームおよびゲルは、本発明の活性化合物の他に動植物性脂肪、
油、ワックス、パラフィン、澱粉、トラガカント、セルロース誘導体、ポリエチ
レングリコール、シリコーン、ベントナイト、ケイ酸、タルクおよび酸化亜鉛ま
たはそれらの混合物などの賦形剤を含んでもよい。
粉末および噴霧剤は、本発明化合物の他に、ラクトース、タルク、ケイ酸、水酸
化アルミニウム、ケイ酸カルシウムおよびポリアミド粉末またはこれらの物質の
混合物などの賦形剤を含んでもよい。噴霧剤はさらに、クロロフルオロ炭化水素
などの通常の推進剤を含むことができる。
経皮的膏薬はさらに、化合物の体への放出を調節できるという利点を有する。そ
のような投与形態は、化合物を適当な媒体に溶解または分散させることにより作
ることができる。また、吸収を高める物質を使用すると、化合物が皮膚を通って
流動する量を増加させることができる。その速度は、速度調節膜を用意するか、
化合物をポリマーマトリックスまたはゲルに分散させることにより調節すること
ができる。
本発明のさらに別の発明では、細菌感染症の治療または予防を必要とするヒトま
たは下等哺乳動物に、治療上有効な量の本発明化合物を所望の治療効果を達成す
るのに必要な時間投与することを含むヒトまたは下等哺乳動物の細菌感染症の治
療および予防方法を開示する。「治療上有効な量」の本発明化合物とは、医療的
治療に共通するそこそこの損益比で、細菌感染症を治療するのに充分な量の化合
物を意味する。しかし、本発明の化合物および組成物の一日の総用量は、慎重な
医噴判断の範囲内で担当の医師が決定するであろう。特定の患者に対する治療上
有効な特定の投与レベルは、種々の因子、例えば治療すべき疾患および症状;使
用する特定化合物の活性;使用する特定の組成物;患者の年齢、体重、全身の健
康状態、性および治療食;使用する特定化合物の投与回数、投与法および放出速
度;治療期間;使用する特定化合物と併用して、または同時に使用する薬物;な
らびに医療上周知の因子などに依存する。
ヒトまたは他の哺乳動物に1回または2回以上に分けて投与される本発明化合物
の1日の総投与量は、例えば、0.01〜50 m g / k g体重、また
はより一般的には0.1〜25mg/kg体重となる。個々の投与組成物は、1
日の投与量になるような量またはその酌量を含むことができる。一般に、本発明
による治療養生は、該治療を必要とする患者に約10mg〜約1000mg/1
日の本発明化合物を2回以上に分けて、または1回で投与することを含む。
本発明のさらに別の発明では、上記化合物の合成で有用な方法を開示する。一般
に、9−N−保護基を有するエリスロマイシンの9−アミノ−9−デオキソ誘導
体を、該誘導体の11−第−保護化合物を生成し、その化合物を脱水してC−1
2゜2に重結合を有する第二保護化合物を生成した後、第二化合物の保護基を脱
離して、保護されていない11−および4′−水酸基およびC−12,2に重結
合を有し、9−N−保護基を保持した第三の化合物を生成することにより処理す
る。得られる11−および4″−ヒドロキシル中間体は容易に修飾を受け、本発
明の抗菌化合物が得られる。
本発明の代表的な方法は、下記に示す反応図式I〜■で示される。反応図式Iで
は、(9R)−9−アミノ−9−デオキソエリスロマイシンAλの9−Nを活性
カルボニル試薬により保護し、塩化メチレンまたは塩化エチレンなどの中性の不
活性溶媒中、酸無水物で処理することにより選択的に2′−〇の保護を行う。次
いで、得られるカルバメート旦の11−および4′−水酸基を、ギ酸エステル(
不活性溶媒中、塩基触媒下でギ酸無水物を使用する。)などの容易に脱離可能な
基で保護する。
次に、保護された物質まを、有機塩基(例えば、トリアルキルアミンまたはトリ
ベンジルアミンなどのアリールアルキルアミンなど)の存在下、塩化スルホニル
または塩化チオニルなどの活性試薬で処理して、C−21位の活性水酸基を脱離
することにより12.21−二重結合の生成を行う。次いで、この物質の2′、
4″および11位の保護基を脱離して中間体5の精製を容易にする。
2′−水酸基を再び保護した後、得られる化合物見を不活性溶媒中、過酸化物な
どのエポキシ化酸化剤で処理し、次いでトリフェニルホスフィンなどの温和な還
元剤により、酸化剤の存在下で生成した3’−N−オキシドをアミンに戻す。次
に、エポキシド7をN−アルキル化条件下(例えば、アルデヒドの存在下)で長
時間接触水素化して、9−N−保護基の脱離および9−アミンのアルキル化を行
う。該反応をエステル交換条件下(例えば、低分子量アルコールの存在下)で行
うならば、2′−ヒドロキシル保護基の脱離が付随して生じる。アルデヒドの選
択により、物質8の9−アミンに置換するアルキル基が決まる。例えば、ホルマ
リンを選択すると、C−9位にはN、N−ジメチル基が置換し、C(0)H−X
−C(0)Hの構造のジアルデヒドを選択すると、
〔式中、Xは介在するアルキル鎖またはへテロ置換アルキル鎖であって、直鎖ま
たは分岐鎖のいずれでもよい。]の構造を有するヘテロ環9−アミンが生成する
。
本発明の他の化合物は、反応図式IIに従って合成できる。ここては、2′−保
護された上記中間体旦の二重結合の酸化を、例えば、O20によるオスミル化ま
たはK M n O4による処理の後、メタノール中で還流するなどの、温和な
条件下で2′−〇−アセテートを脱離することにより行う。次いで、得られるホ
ウ素化した後、酸化条件下で21位に水酸基を選択的に導入することにより処理
してもよい。次いで、この物質は、温和条件下で2′ −保護基を脱離する前に
部分精製を行い、その後、その物質を再び部分精製し、9−N−保護基を脱離す
るとともの化合物が反応図式■に従って合成できる。中性条件下、メタノールを
用いて還流することにより2′−〇−アセテート保護はルイス酸による触媒下、
アミン、カルバニオンまたはチオールなどの適当な核試薬で処理してエポキシ環
を開環する。例えば、12をアルミナ触媒下、ベンジルアミンにより位置選択的
に開環すると、C−21ベンジルアミン誘導体13が得られる。 C−9および
C−21位に同一のアミノ置換基を導入したい場合は、中間体13を長時間、水
素添加分解して9−N−ペンジルオキシカルボニルおよび2l−N−ベンジル保
護基の両方を脱離する。次いで、脱保護した第一級アミン15を、例えばアルデ
ヒドまたはジアルデヒドの存在下で接触水素添加することにより、還元的にアル
キル化して、各アミンに同一のアルキル基または環式置換基を有する物質18を
生成する。あるいは、中間体13の水素添加分解処理時間を短くすると、部分的
に脱保護された2l−N−ベンジル物質14が良好な収率で得られ、次いでこれ
を還元的にアルキル化すると、不整のアミノ−置換物1t16が得られる。所望
により、次いでN−ベンジル基を脱離すると物質17−が得られ、あるいは、2
1−アミンをさらにアルキル化してもよい。
灰ん口氏1
に実施例を記載するが、以下の実施例は説明のためのものであり、本発明の範囲
はこれらに限定されるものではない。
実施例1
(9R)−2’−0−アセチル−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−9
−デオキソエリスロマイシンAN−(ベンジルオキシカルボニルオキシ)スクシ
ンイミド(7,1g、28.61ミリモル)を室温で(9R)−エリスロマイシ
ルアミン旦(20g、27. 25ミリモル)のCH2CI 2 (200m
l)溶液に添加した。1.5時間後、その溶液は凝固して白色の塊になった。そ
の溶液を200m1のCH2Cl2で希釈すると、4時間後に薄層クロマトグラ
フィー(TLC)が反応の終了を示した。飽和重炭酸ナトリウム溶液(200m
l) 、CJ C12(200m l)およびメタノール(100ml)を添
加し、攪拌して、不溶物質を濾別した。
濾液を濃縮し、残りの水層をCH2Cl、(3x50ml)で洗浄した。有機層
を合わせてブライン(100ml)で洗浄し、MgSO4で脱水乾燥して濾過し
た。濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5%MeOH10,
5%NH40HのCH2Cl2溶液、次いで10%M e OH/ 1%NH4
OHのCHC12溶液)にかけると、所望の9−カルボベンジルオキシアミノ中
間体が22.4g (94%)得られた。
その中間体の一部(21g、0. 024モル)を脱水した400m1のCH2
Cl 2に溶解し、無水酢酸(2,5ml。
0.027モル)を室温で添加した。反応物を4時間攪拌し、CHC12を真空
除去した。過剰の無水酢酸を高真空ポンプで除去すると、19g(87%)の化
合物点が白色の泡状物質として得られた。融点=149〜151℃; 〔α〕、
ニー49.6° (c 1 、 O、CHCl s ) ; M S : m
/ C911(M +1);元素分析(C47H78N2015・2H20)C
,H,No
実施例2
(9R) −2’ −Q−アセチル−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)
−9−デオキソ−4’、11−0−ジホルミルエリスロマイシンA
化合物点(16,6g、17.7ミリモル)のCH2Cl2(100ml)にお
ける溶液を0℃で攪拌し、これにジメチルアミノピリジン(4,3g、35.4
ミリモル)を添加した。
ギ酸酢酸無水物(2,8m1.35.4ミリモル)を滴下した。
15分後、溶液を室温に温め、48時間攪拌した。反応を飽和重炭酸ナトリウム
溶液(100ml)により停止し、CH2Cl2 (3X50ml)で抽出した
。有機層をブライン(100ml)で洗浄して脱水乾燥(M g S O4)
L−、ソノ溶液を濃縮した。粗残渣をCHC1に再び溶解し、10%のMCl水
溶液(50ml)で洗浄した。水層のpHをN H40Hテ91:調整し、CH
2Cl2 (3X50ml)’t?抽出した。
CH2Cl2抽出物を一緒にして脱水乾燥(M g S O4) L、濃縮した
。粗残渣を最少量のTHFに再溶解し、5%のNaH2PO4溶液で希釈した。
この均一溶液(p H= 5 )を室温で20分間攪拌し、CH2CI 2で希
釈し、抽出(3×50m1)した。有機抽出物をブライン(50ml)で洗浄し
、脱水乾燥(M g S O4) シて濃縮すると化合物迭が白色の泡状物質と
して15.0g (88%)得られた。〔α〕、ニー59.0° (C3,4,
CHCl3);MS:m/e967(M +1) 。
実施例3
(9R)−1−(N−カルボベンジルオキシアミノ)’−12゜21−デヒドロ
−9−デオキソエリスロマイシンA化合物4 (2,0g、2.07ミリモル)
の脱水した酢酸エチル20m1における溶液に、0℃で、トリエチルアミン(1
゜15m1,8.28ミリモル)を添加した。塩化チオニル(0,17m1.2
.28ミリモル)をスポイトにより急速に添加した。0℃で30分後、反応を飽
和重炭酸ナトリウム溶液により停止し、CH2Cl2 (3X20ml)および
酢酸エチル(30ml)で順次抽出した。抽出物を合わせてブライン(50ml
)で洗浄し、脱水乾燥(M g S O4) して、濾過・濃縮した。粗残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(1:1へキサン/アセトン)にかけると、2’
−0−アセテート保護された中間体が白色の泡状物質として1.29g (5
5%)得られた。その中間体の一部(600mg、0.633ミリモル)を10
m1のM e OHに溶解し、この溶液にトリエチルアミン(0,441m1,
3.17ミリモル)を添加した。その溶液を加熱還流し、18時間攪拌して室温
に冷却し、真空濃縮した。
粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(3%M e OH10,596NH4
0H(7)CH2C12溶液、次いで6%MeOH10,5%NH4OHのCH
2Cl2溶液)にかけると、所望の中間体旦が泡状物質として407mg (7
6%)得られた。(a)o : 39− 6° (c 1.3.CHC13);
MS+m/e 851 (M +1):元素分析(C45H74N2013・H
2O)C,H,No
実施例4
(9R)−2’−0−アセチル−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−1
2,21−デヒドロ−9−デオキソ−エリスロマイシンA
化合物5 (317mg、0.373ミリモル)の脱水したCH20128m1
における溶液に、無水酢酸(35til。
0.373ミリモル)を添加した。反応物を20時間攪拌し、生成物を濃縮した
。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(3%MeOH10,5%NH4OHの
CH2Cl2溶液)にがけると、化合物点が白色の泡状物質として365mg
(89%)得られた。〔α) ニーas、53° (c 1.2.CHC+3)
;MS :m/e 895 (M +1);元素分析(C47H76N2014
・H2O)C,H,N0
実施例5
(9R)−2’−0−アセチル−9−(N−カルポベンジルオキシアミノ)−9
−デオキソ−12,21−エポキシ−エリスロマイシンA
化合物6 (336mg、0.377ミリモル)のCH2CI 2 (8ml
)における溶液に、室温で、メタクロロ過安息香駿(73%)(267mg、1
.13ミリモル)を添加した。
溶液を4時間攪拌し、過剰の酸化剤はシクロヘキセン(76μl、0.754ミ
リモル)により制止した。溶液を15分損拌し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で反
応を停止してCH2CI 2 (3×25m l )により抽出した。有機層を
ブラインで洗浄し、脱水乾燥(M g S O4) シて、溶液を濾過・濃縮し
た。
粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%MeOH10,5%NHOHの
CII C12溶液、次いで10%M e OH/ 1%NHOHのCHC12
溶液)にかけると、271mg (78%)の白色泡状物質が得られた。その白
色泡状物質(293mg、0.317ミリモル)のCH2CH2C12(10に
おける溶液を室温で攪拌し、これにトリフェニルホスフィン(581mg、2.
22ミリモル)を添加した。
反応物を24時間攪拌し、飽和重炭酸ナトリウム溶液で反応を停止した。混合物
をCHCl 2 (3×25 rn l )および酢酸エチル(30ml)で抽
出した。有機層を合わせてブライン(50ml)で洗浄し、脱水乾燥(MgS0
4)して、濾過・濃縮【また。粗残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(3%M
eOH10,5%NH4OHのCH2Cl2溶液)にかけると、化合物7が白色
の泡状物質として231mg (80%)得られた。(ff) ニー43.3°
(c 1 、 2 、CHCl 3 ) ;MS:m/e (M+);元素分
析(C47H76N2015 ”H2O)C,H,No
実施例6
(9R) −9−デオキソ−9−(N、N−ジメチルアミノ)−1,2,21−
エポキシエリスロマイシンA化合物″7 (139mg、0.161ミリモル)
、のM e OH(5m l)における溶液に、ホルマリン(37%)(45μ
!。
1.6ミリモル)を添加した。パラジウム/炭素触媒(10%)(50mg)を
添加し、混合物を1気圧で5時間水素添加した。
反応混合物に窒素を流し、セライトの栓を通して濾過し、触媒をCI(2C12
およびMeOHで繰り返し洗浄した。濾液および洗浄液を合わせて濃縮し、残渣
壱シリカゲルクロマトグラフィー(10%M e OH/ 1%NH4OHのC
H2Cl2溶液)にかけると、所望の化合物足が64mg (53%)1尋られ
た。
〔α) ニー51.85° (cL 4.CHCl3);MS:m/e 761
(M +1);元素分析(C39H72N2012・H2O)C,I−L N
o
実施例7
(9R)−2’−0−アセチル−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ
室温で、四酸化オスミウム溶液( t−B II O Hの2。5%溶液)(1
.78ml,0.142ミリモル)を添加した。溶液をよび過剰の固体のジチオ
ン酸ナトリウムを添加し、混合物を2時間攪拌した。溶液をさらに33mlの水
で希釈し、pHをNH OHにより9に調整した。混合物をEtOAc (3X
30ml)およびブライン(50ml)で洗浄し、脱水乾燥(MgSO )して
濃縮した。残渣をシリカゲルりロマトグラフィー(3%MeOH10.05%N
H40HのCH2C12溶液)にかけると、2′ −〇ーアセチル化中間体が白
色固体として50mg (42%)得られた。その中間体の一部120mg (
0.129ミリモル)を5mlのMe OH中で加熱還流し、24時間攪拌した
。次いで、その溶液を濃縮し、粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%
MeOH10.5%NHOHのCH2C12溶液、次いで1,0%M e O
H / 1%NHOHのCH C12溶液)にかけると、物質旦が74mg(6
5%)得られた。(α) ニー39.0° (cl.4。
CHCI );MS+m/e885 (M+);元素分析(CH76N2015
・H2O)C,H,N。
実施例8
(9R)−9−デオキソ−9−(N,N−ジメチルアミノ)−21−ヒドロキシ
エリスロマイシンA
化合物9 (47mg,0.053ミリモル)のMeOH2m1における溶液に
、室温で、ホルマリン(37%) (1 5m l。
0、532モル)を添加した。パラジウム/炭素(10%)(50mg)触媒を
添加し、混合物を1気圧で5時間水素添加した。混合物をセライト床を通して濾
過し、CH C12およびMeOHで充分洗浄した。濾液および洗浄液を合わせ
て濃縮し、残渣を5%のNa2HPo3緩衝液(pH=5)l:溶解した。5分
後、溶液のpHをNH4OHにより9に調整し、酢酸エチル(3X50ml)で
抽出した。有機抽出物を合わせてブライン(50ミリ)で洗浄し、脱水乾燥(M
g S O4) シて濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5%
MeOH10,5%NH4OHのCH2Cl2溶液、次いで10%M e OH
/ 1%NH4OHのCH2Cl2溶液)にかけると、化合物11が白色固体と
して25mg(61%)得られた。(α〕 ニー44.90° (cl、e、C
HCl3)。
MS :m/e 779 (M+1)。
実施例9
(9R)−9−デオキソ−!IJ−(N、N−ジメチルアミノ)−21−ヒドロ
キシエリスロマイシンB
化合物6 (255mg、0.286ミリモル)のTHF (6ml)における
溶液を0℃で攪拌し、これにボラン−THF(LMのBH3/TT1F溶液)(
2,9ml、2.86ミリモル)を添加した。溶液を室温に温め、18時間攪拌
した。反応を15m1の水で注意深く停止し、10%のKOH溶液を滴下してp
Hを8にした。過酸化水素(30重量/体積%)(0,29m1.2.86ミリ
モル)をスポイトで添加し、その溶液を2時間攪拌した。その溶液をさらに20
m1の水で希釈し、pH=9.5に調整した。水溶液をEtOAc (3X20
m l)で抽出し、EtOAc抽出物をブライン(50ミリ)で洗浄した。有機
層を脱水乾燥(MgSO4)L、溶液を濃縮した。
得られた残渣をMeOHに再溶解し、20時間加熱還流してメタノールを真空除
去した。残渣をシリカゲルに付着させ、シリカゲルクロマトグラフィー(5%M
eOH10,5%N H40HのCH2Cl2溶液)にかけると2種類の物質の
混合物が160mg得られ、その混合物を使用してさらに反応を行りた。
上記の物質の混合物(160mg)のMeOH(5ml)溶液を窒素下で攪拌し
、これにパラジウム/炭素触媒(10%)(50mg)を添加した。フラスコを
排気し、混合物の水素添加を1気圧で30分間行って濾過し、残渣をCH2Cl
2およびMeOHで充分洗浄した。濾液および洗浄液を合わせて濃縮し、残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(10%MeOH/1%NH4OHのCH2Cl
2溶液、次いで2o%M e OH/2%NH4OHのCH2Cl2溶液)にか
けると、所望の中間体を含む混合物が80mg得られた。その中間体(80mg
。
0.108ミリモル)のMeOH(5m l)溶液を室温で攪拌し、これにホル
マリン(37%)(162m1.2.17モル)を添加した。パラジウム/炭素
触媒(10%)(50mg)を窒素下で添加し、フラスコを排気した。その溶液
を1気圧の水素下で5時間攪拌した。触媒を濾別し、CH2CI 2およびM
e OHで洗浄した。濾液および洗浄液を合わせて濃縮し、残渣をシリカゲルク
ロマトグラフィー(7%MeOH10,5%NHOHのCH,、CI2溶液)に
かけると、化合物1↓が白色固体として55mg (3工程を合わせて25%)
得られた。〔α) ニー41.7° (co、9.CHCl3);HRMS:C
3C59H74N2012()としての計算値:?63.5320.実測値+7
63.5321実施例10
(9R)−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−9−デオキソ−12,2
1−エポキシーエリスロマイシンA実施例5の生成物7 (316mg、083
48ミリモル)を5mlのメタノールに溶解して加熱還流し、その溶液を一夜攪
拌した。溶液を減圧濃縮し、直ちにシリカゲルクロマトグラフィー(5%MeO
H10,5%NH4OHのCH2Cl2溶液)にかけると、化合物12が294
mg (98%)得られた。
(α) ニー39.61° (cO,95,CHCl 3); MS:m/e
867(M+1)
実施例11
(9R)−21−(N−ベンジルアミノ)−1−(N−カルボベンジルオキシア
ミノ)−9−デオキソエリスロマイシンA化合物12 (256mg、0.29
5ミリモル)を5mlのメトキシエタノールに溶解して室温で攪拌し、これに中
性アルミナ(922mg)を添加した。ベンジルアミン(324μm。
2.96ミリモル)を添加し、その溶液を加熱還流した。−夜攪拌後、溶液を室
温に冷却し、5%のNaH2PO4溶液(20ミリ)で希釈した。層を分離し、
水層を塩化メチレン(3X20ml)で抽出した。有機抽出物を合わせてブライ
ン(IX25ml)で洗浄し、脱水乾燥(MgS04)して減圧濃縮した。粗生
成物をシリカゲルクロマトグラフィー(5%MeOH10,5%NH4OHのC
H2Cl2溶液)ニカケルと、化合物−し」−が198.5mg (70%)得
られた。
(α) ニー36.8° (c 2.3.CHCI 3 ) ; MS :m/
e 974 (M+1):元素分析(CS2Hs3N 3014) C。
H,N。
実施例12
(9R)−9−アミノ−21−ベンジルアミノ−9−デオキソエリスロマイシン
Aおよび(9R)−9,21−ジアミノ−9−デオキソエリスロマイシンA
化合物13 (128mg、0.132ミリモル)のMeOH3mlにおける溶
液を窒素雰囲気下、室温で攪拌し、これにパラジウム/炭素触媒(10%)を添
加した。溶液を4時間水素添加し、その反応の完了をTLCでモニターした。触
媒を窒素下で濾別し、過剰のM e OHおよびC1I2C12で繰り返し洗浄
した。濾液および洗浄液を合わせて濃縮し、残渣を水に再溶解した。次いで、そ
の溶液のpHをNH4OHで9に調整した。
水溶液を酢酸エチル(3X20ml)および塩化メチレン(15m l)で抽出
した。抽出物を合わせてブライン(20ml)で洗浄し、脱水乾燥(MgS04
)して濃縮した。粗混合物(90mg、78%)をシリカゲルクロマトグラフィ
ー(10%M e OH/ 1%NHOHのCH2Cl2溶液、次いで20%M
e O■l / 2%NHOHのC112C12溶液)にかけると、34.5
mg (31%)の(9R)−9−アミノ−2−40,43° (c 1.9.
CHC13) ; MS +m/e 840 (M+1):元素分析(c44H
77N3o12)C,H,N)および43.5mg (44%)の(9R)−9
,21−ジアミノ−9−デオキソ−エリスロマイシンA15 (〔α〕D =
−29,08° (c 0.95.MeOH); MS : m/e750(M
+1))が得られた。
実施例13
(9R) −21−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−9−デオキソ−9−
(N、N−ジメチルアミノ)−エリスロマイシンA
化合物14 (68mg、0.081ミリモル)のアセトニトリル(5ml)溶
液を室温で攪拌し、これに氷酢酸(118μl)を添加した。ホルマリン(37
%)(121μl)をスポイトで添加した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(8
0mg。
1.22ミリモル)を添加し、反応物を一夜攪拌した。混合物をM e O!(
で希釈し、シリカゲル(200mg)を添加した。
溶媒を減圧除去した。残渣をシリカゲルカラムに充填して5%MeOH10,5
%NHOHのCH2CI 2溶液、次いで1096 M e OH/ 1%NH
OHのC■12C12溶液で溶離すると、化合物16が66mg(92%)得ら
れた。〔α〕D=−38,2° (cl、2. MeOH) ;MS:m/e
882(M+1)
実施例14
(9R)−9−デオキソ−9−(N、N−ジメチルアミノ)−2i(N−メチル
アミノ)−エリスロマイシンA化合物16 (46mg、0.052ミリモル)
のM e OH(5ml)溶液を攪拌し、これに、窒素雰囲気下で水酸化パラジ
ウム(50mg)を添加した。容器を水素でパージし、その溶液を1気圧の水素
下で5時間攪拌した後、中身をケイソウ土により濾過して、過剰のCHC12お
よびMeOHで繰り返し洗浄した。濾液および洗浄液を合わせて濃縮した後、5
%のNaHPO溶液に再溶解した。その溶液のpHをN H40Hで9.5に調
整し、酢酸エチル(3X15ml)で抽出した。有機抽出物を合わせてブライン
(20ml)で洗浄し、脱水乾燥(MgS04)して濃縮した。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(10%M e OH/ 1%N H40H)CH2CI
2溶液)にかけると、25mg (61%)の化合物1ユが得られた。〔α)
D ニー34.6° (c 1.2.MeOH):MS +m/e 793 (
M+1)
実施例15
(9R)−9,21−(N、N−ジメチルアミノ)−9−デオキソエリスロマイ
シンA
化合物15 (50mg、0.0ロアミリモル)のアセトニトリル(5ml)溶
液を攪拌し、これに氷酢酸(98μI。
1、 34 ミIJ モル)およびホルv’Jン(100uI、1.34ミリモ
ル)を添加した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(88mg、1.34ミリモル
)を添加し、その溶液を室温で24時間攪拌した。メタノール(5ml)をシリ
カゲル(200mg)とともに添加し、溶液を蒸発乾固した。残渣をシリカゲル
カラムに充填して5%MeOH10,5%NH4oHのCH2Cl 2溶液、次
1.flO%M e OH/ 1%NH40H17)CH2CI 2溶液で溶離
すると、一部精製された物質が58mg得られた。その物質を再びシリカゲルク
ロマトグラフィー(5%MeO)(10,5%NH40)(のC1−12C12
溶液)にかけると、10mg (18%)の化合物−L」−が得られた。〔α〕
D =−49,28° (c 1− 5 、CHCl 3 ) ; M S +
m / e806 (M+1)
実施例16
抗菌活性のin vitro分析
本発明の代表化合物に対して、抗菌活性のin vitr。
分析を次のように行った。試験化合物を水で順次希釈したものを10m1の滅菌
した脳−心臓浸出物(BHI)寒天培地(Dilco 0418−01−5 )
と混合して含む12枚のベトリ皿を用意した。各平板に、1:100(成長の遅
いMie+ococcu+およびSl+eplococcmsなどの菌株の場合
は1:10)に希釈した32種類までの微生物を 5teersreplica
tor blockを使用して接種した。接種した平板を35〜37℃で20〜
24時間インキュベートした。
さらに、試験化合物を含まないBHI寒天培地を使用して対照の平板を用意し、
各テストの始めと終わりにインキュベートした。
テストする微生物に対する感受性パターンが既知であり、試験化合物と同じ種類
の抗生物質に属する化合物を含む別の平板も用意し、別の対照として、またテス
ト相互間の比、φ
較のためにインキュヘー=■ツする。この目的には、エリスロマイシンAを使用
した。
インキュベーション後、各ディスクの読み取りを行った。成長対照と比較して、
接種を行った箇所でコロニーが全く成長しないか、わずかに濁るか、単離される
コロニーがまばらにしか生じないような、薬物の最小濃度を最小抑制濃度(M
I C)と定義する。この分析結果を下記表1および2に示すが、これらの結果
は、本発明化合物が抗菌剤として有効であるという結論を支持するものである。
9−ト、□針g2−−Ng語し8ま、□8邑。し邑88− 、A、o、ヵ。^−
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−^−^−^^−^以上の実施例により、本発明を特定の態様について詳細に記
載したが、これらの態様は説明のために記載したに過ぎず、本発明は必ずしもこ
れらに限定されるものではない。当業者であれば、本明細書の記載から、本発明
の請求の範囲内での改良または変形は容易であろう。
フロントページの続き
(72)発明者 フエギー、レイミン
アメリカ合衆国、イリノイ・60031、ガ一二−、シェフイールド・4414
Claims (12)
- 1.下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R1は−NR4R6であり、R4およびR6は独立して、水素、低級ア ルキルおよびアリールアルキルから成る群から選択されるか、R4およびR6が 一緒になって窒素原子に結合する窒素含有ヘテロ環を形成し;R2は水素、−O Hおよび酸素(R3がメチレンの場合で、エポキシドを形成する。)から成る群 から選択され;R3は−CH2OH、−NR4R6、−(CH2)nNR4R6 およびメチレン(R2が酸素の場合で、エポキシドを形成する。)から成る群か ら選択され、nは1〜4であり、R4およびR6は上記で定義した通りであるが 、R2が−OHの場合、R3は−NR4R6ではなく;あるいは、R2およびR 3が一緒になって=CH2でもよい。]を有する化合物および薬剤的に許容され うるその塩。
- 2.R1が−N(CH3)2であることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
- 3.R2が酸素であり、R3がメチレンであってエポキシドを形成することを特 徴とする請求項2に記載の化合物。
- 4.R2が−OHであり、R3が−CH2N(CH3)2であることを特徴とす る請求項2に記載の化合物。
- 5.下記化合物: (9R)−9−デオキソ−9−(N,N−ジメチルアミノ)−12,21−エポ キシエリスロマイシンA、(9R)−9−デオキソ−9−(N,N−ジメチルア ミノ)−21−ヒドロキシエリスロマイシンA、(9R)−9−デオキソ−9− (N,N−ジメチルアミノ)−21−ヒドロキシエリスロマイシンB、(9R) −9−アミノ−21−ベンジルアミノ−9−デオキソエリスロマイシンA、 (9R)−9,21−ジアミノ−9−デオキソエリスロマイシンA、 (9R)−21−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−9−デオキソ−9−( N,N−ジメチルアミノ)−エリスロマイシンA、 (9R)−9−デオキソ−9−(N,N−ジメチルアミノ)−21−(N−メチ ルアミノ)−エリスロマイシンA、および(9R)−9,21−ジ−(N,N− ジメチルアミノ)−9−デオキソエリスロマイシンA から成る群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
- 6.化合物が、(9R)−9−デオキソ−9−(N,N−ジメチルアミノ)−1 2,21−エポキシエリスロマイシンAおよび(9R)−9,21−ジ−(N, N−ジメチルアミノ)−9−デオキソエリスロマイシンAから成る群から選択さ れることを特徴とする請求項5に記載の化合物。
- 7.下記式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、R7は水素または適する第一保護基であり、R8は水素または適する第 二保護基であり、R9は水素または容易に脱離可能な第三保護基であるが、R7 、R8およびR9の少なくとも1個は水素以外でなければならず;R12は酸素 原子、かつR13はメチレンであってエポキシドを形成するか、R12およびR 13が一緒になって=CH2である。]を有する中間体。
- 8.第一保護基がカルボベンジルオキシカルボニルであり、第二保護基がアセチ ルであり、第三保護基がホルミルであることを特徴とする請求項7に記載の中間 体。
- 9.R12およびR13が一緒になって=CH2であることを特徴とする請求項 7に記載の中間体。
- 10.下記化合物: (9R)−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−12,21−デヒドロ− 9−デオキソエリスロマイシンA、(9R)−2′−O−アセチル−9−(N− カルボベンジルオキシアミノ)−12,21−デヒドロ−9−デオキソエリスロ マイシンA、 (9R)−2′−O−アセチル−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−9 −デオキソ−12,21−エポキシエリスロマイシンA、および (9R)−9−(N−カルボベンジルオキシアミノ)−9−デオキソ−12,2 1−エポキシエリスロマイシンAから成る群から選択されることを特徴とする請 求項7に記載の中間体。
- 11.9−N−保護基を有するエリスロマイシンの9−アミノ−9−デオキソ誘 導体から請求項1に記載の化合物を合成する方法において、下記工程: (a)該誘導体の11−および4′′−水酸基を容易に脱離可能な保護基で保護 して第一保護中間体を形成する工程、(b)第一保護中間体を脱水して、C−1 2,21二重結合を含む、第二保護中間体を形成する工程、および(c)第二中 間体の保護基を脱離して、保護されていない11−および4′′−水酸基、C− 12,21二重結合および9−N−保護基を有する第三中間体を形成する工程を 含むことを特徴とする方法。
- 12.治療上有効な量の請求項1に記載の化合物および薬剤的に許容されうる担 体を含むことを特徴とする薬剤組成物。
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