JPH0650912A - 高周波によるシート状材料の異方性測定装置 - Google Patents
高周波によるシート状材料の異方性測定装置Info
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- JPH0650912A JPH0650912A JP9317791A JP9317791A JPH0650912A JP H0650912 A JPH0650912 A JP H0650912A JP 9317791 A JP9317791 A JP 9317791A JP 9317791 A JP9317791 A JP 9317791A JP H0650912 A JPH0650912 A JP H0650912A
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- gantry
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波を利用した材料の異方性測定装置でテ
ープ状の長尺試料の測定を可能にする。 【構成】 空胴共振器の前半1と後半2との間の隙間内
で回転可能な架台C上にテープ状試料を巻いたロールと
これを巻戻すロールR1,R2を装着し、テープ状試料
を巻戻しながら架台を回転させて測定を行う。
ープ状の長尺試料の測定を可能にする。 【構成】 空胴共振器の前半1と後半2との間の隙間内
で回転可能な架台C上にテープ状試料を巻いたロールと
これを巻戻すロールR1,R2を装着し、テープ状試料
を巻戻しながら架台を回転させて測定を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波を利用してシート
状材料の異方性を測定する装置に関し、特に長尺テープ
状試料の連続測定に適する装置に関する。
状材料の異方性を測定する装置に関し、特に長尺テープ
状試料の連続測定に適する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート状材料としては紙とか不織布と
か,或はプラスチックシート等がある。紙とか不織布で
は製造方法によって、それを構成している繊維の方向が
或る程揃う傾向があり、プラスチックシートでは延伸加
工によって分子の方向が揃う傾向がある。このようなシ
ート状材料を構成している繊維とか分子の配向度合いは
シート状材料の機械的性質とか温度による縮み等の材料
特性に影響があり、製造工程中の品質管理とか製品の品
質管理等のため簡単に測定できる方法が必要である。こ
のような要求に応えるため従来から、高周波電場を利用
する方法が提案されている(例えば特開昭61−769
42等)。
か,或はプラスチックシート等がある。紙とか不織布で
は製造方法によって、それを構成している繊維の方向が
或る程揃う傾向があり、プラスチックシートでは延伸加
工によって分子の方向が揃う傾向がある。このようなシ
ート状材料を構成している繊維とか分子の配向度合いは
シート状材料の機械的性質とか温度による縮み等の材料
特性に影響があり、製造工程中の品質管理とか製品の品
質管理等のため簡単に測定できる方法が必要である。こ
のような要求に応えるため従来から、高周波電場を利用
する方法が提案されている(例えば特開昭61−769
42等)。
【0003】高周波を利用したシート状材料の異方性即
ち繊維とか分子の配向度測定方法の原理は、空胴共振器
の胴周にスリットを設け、このスリットから空胴内に試
料のシートを挿入し、空胴共振器のシートの片側から電
波を導入し、反対側で電波を測定し、共振状態における
周波数のずれとか空胴共振器のQ値とが、高周波入力に
対する検出電波出力の減衰率等の試料の挿入方向による
変化を検出するものである。
ち繊維とか分子の配向度測定方法の原理は、空胴共振器
の胴周にスリットを設け、このスリットから空胴内に試
料のシートを挿入し、空胴共振器のシートの片側から電
波を導入し、反対側で電波を測定し、共振状態における
周波数のずれとか空胴共振器のQ値とが、高周波入力に
対する検出電波出力の減衰率等の試料の挿入方向による
変化を検出するものである。
【0004】高周波を利用した材料の異方性の測定方法
は上述したようなものであるから、空胴共振器に対して
試料を回転させる必要がある。所が空胴共振器自体を回
せるようにすることは発振器とか測定回路との接続の関
係で困難であり、結局試料の方を回転させねばならな
い。このため、試料が長尺テープ状である場合、これに
対してそのまゝ異方性測定を行うことができず、テープ
材から試験片を切取って測定する他なく、一種の破壊テ
ストとなって、テープ材の全長にわたって測定すると云
うようなことは困難であった。
は上述したようなものであるから、空胴共振器に対して
試料を回転させる必要がある。所が空胴共振器自体を回
せるようにすることは発振器とか測定回路との接続の関
係で困難であり、結局試料の方を回転させねばならな
い。このため、試料が長尺テープ状である場合、これに
対してそのまゝ異方性測定を行うことができず、テープ
材から試験片を切取って測定する他なく、一種の破壊テ
ストとなって、テープ材の全長にわたって測定すると云
うようなことは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】長尺テープ状材料でも
切断することなく、そのまゝ全長にわたって高周波によ
り連続的に異方性測定が行えるような装置を提供しよう
とするものである。
切断することなく、そのまゝ全長にわたって高周波によ
り連続的に異方性測定が行えるような装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】試料の帯状材料を巻いた
ロールと試料を巻取るロールと、これらのロールを回転
駆動する手段とを一つの架台上に装架し、この架台を上
記二つのロールの間に空胴共振器が位置するように空胴
共振器のスリットに挿入した状態において、上記架台全
体を空胴共振器の中心線を中心に回転させる手段を高周
波利用異方性測定装置に設けた。
ロールと試料を巻取るロールと、これらのロールを回転
駆動する手段とを一つの架台上に装架し、この架台を上
記二つのロールの間に空胴共振器が位置するように空胴
共振器のスリットに挿入した状態において、上記架台全
体を空胴共振器の中心線を中心に回転させる手段を高周
波利用異方性測定装置に設けた。
【0007】
【作用】通常長尺の帯状材は工場の床面に設置されたロ
ールからロールへと巻き変えられて行く。本発明はこの
巻取り、巻戻しロールを一つの架台上に取り付けて、架
台を回転可能とし、架台を空胴共振器のスリットに挿入
する形になっているので、架台を回すことにより、空胴
共振器内の高周波電場に対して試料の帯状材を回すこと
ができ、試料の異方性が測定されると共に架台上で試料
の帯状材を一方のロールから他方のロールへ巻取って行
くことにより、長尺材に対し連続的に測定を行うことが
できるようになった。
ールからロールへと巻き変えられて行く。本発明はこの
巻取り、巻戻しロールを一つの架台上に取り付けて、架
台を回転可能とし、架台を空胴共振器のスリットに挿入
する形になっているので、架台を回すことにより、空胴
共振器内の高周波電場に対して試料の帯状材を回すこと
ができ、試料の異方性が測定されると共に架台上で試料
の帯状材を一方のロールから他方のロールへ巻取って行
くことにより、長尺材に対し連続的に測定を行うことが
できるようになった。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の平面図である。図
で1,2は空胴共振器の前半と後半で一つの空胴共振器
或は導波管を真中で切って隙間gを形成したものであ
る。Cは架台で、図2に示すように円板状であり、中央
に空胴共振器1,2の断面外周が充分に納まる窓Wが設
けられており、周側面には歯車Gが切ってある。この架
台には2本のロールR1,R2が支承されており、これ
らのロールは着脱可能である。MrはロールR1を回転
させるモータで架台C上に取り付けられている。ロール
R2の所に試料の帯状材を巻取ったロールを装着し、巻
戻してロールR1に巻取らせるようになっている。架台
Cは垂直に立てられ、外周が溝付きローラBにより支承
される。図3に示すようにローラBの溝の所に架台Cの
外周面の歯車Gが入り、架台Cは水平軸を中心に回転で
きるようになっていて、歯車Gに噛合せたピニオンPを
介してモータMcによって回転させることができる。こ
のような架台Cが図1に示すように窓Wによって空胴共
振器の隙間gを囲むように設置されているのである。空
胴共振器の前半,後半のうち後半2は床面に固定されて
いるが、前半1は床面のガイドS上を摺動させて後退さ
せることができ、前半部1を後退させて隙間gを広げ、
試料を巻いたロールR2を装着し、試料の先端を引き出
して他方のロールR1に引掛けて巻取り可能状態にした
架台CをローラB(図2参照)に乗せ、空胴共振器の前
半部1を前進させて所定位置に固定すると、試料が空胴
共振器の隙間g内に挿入された状態になる。このように
してモータMrを回転させながらモータMcも回転させ
て試料の帯状材をロールR1に巻取りながら架台Cを回
転させて測定を行う。r,r’は試料の帯状材を押さえ
る押さえローラである。
で1,2は空胴共振器の前半と後半で一つの空胴共振器
或は導波管を真中で切って隙間gを形成したものであ
る。Cは架台で、図2に示すように円板状であり、中央
に空胴共振器1,2の断面外周が充分に納まる窓Wが設
けられており、周側面には歯車Gが切ってある。この架
台には2本のロールR1,R2が支承されており、これ
らのロールは着脱可能である。MrはロールR1を回転
させるモータで架台C上に取り付けられている。ロール
R2の所に試料の帯状材を巻取ったロールを装着し、巻
戻してロールR1に巻取らせるようになっている。架台
Cは垂直に立てられ、外周が溝付きローラBにより支承
される。図3に示すようにローラBの溝の所に架台Cの
外周面の歯車Gが入り、架台Cは水平軸を中心に回転で
きるようになっていて、歯車Gに噛合せたピニオンPを
介してモータMcによって回転させることができる。こ
のような架台Cが図1に示すように窓Wによって空胴共
振器の隙間gを囲むように設置されているのである。空
胴共振器の前半,後半のうち後半2は床面に固定されて
いるが、前半1は床面のガイドS上を摺動させて後退さ
せることができ、前半部1を後退させて隙間gを広げ、
試料を巻いたロールR2を装着し、試料の先端を引き出
して他方のロールR1に引掛けて巻取り可能状態にした
架台CをローラB(図2参照)に乗せ、空胴共振器の前
半部1を前進させて所定位置に固定すると、試料が空胴
共振器の隙間g内に挿入された状態になる。このように
してモータMrを回転させながらモータMcも回転させ
て試料の帯状材をロールR1に巻取りながら架台Cを回
転させて測定を行う。r,r’は試料の帯状材を押さえ
る押さえローラである。
【0009】架台C上のモータMrへの給電は次のよう
にして行われる。架台の一回転により、試料上の一個所
の測定が行われるので、その間試料の駆動は停止させて
あり、架台が一回転する毎に一定長ずつ試料を巻取って
行く。そこで動作は架台が一回転すると一旦停止し、そ
の間にモータMrが駆動されて試料が一定長巻取られ、
その後架台が一回転すると云うように行われる。この架
台の一回転毎の停止は図2に示す架台に立てたピンhが
リミットスイッチSwのアクチュエータに当たることに
よって架台の一回転が検出されるので、この検出動作に
よってモータMcが停止される。架台Cのこの停止位置
で床面に固定した二つの弾性接触片Kが架台上のモータ
Mrのリード線が接続されている架台C上の二つの固定
接点fと接触してモータMrに通電される。このように
して試料が一定量巻取られると、モータMcの通電が再
開されて架台Cが一回転して上と同じ動作が繰り返され
る。このようにして長尺帯状材の全長にわたり、一定長
さ毎に異方性の測定が行われる。
にして行われる。架台の一回転により、試料上の一個所
の測定が行われるので、その間試料の駆動は停止させて
あり、架台が一回転する毎に一定長ずつ試料を巻取って
行く。そこで動作は架台が一回転すると一旦停止し、そ
の間にモータMrが駆動されて試料が一定長巻取られ、
その後架台が一回転すると云うように行われる。この架
台の一回転毎の停止は図2に示す架台に立てたピンhが
リミットスイッチSwのアクチュエータに当たることに
よって架台の一回転が検出されるので、この検出動作に
よってモータMcが停止される。架台Cのこの停止位置
で床面に固定した二つの弾性接触片Kが架台上のモータ
Mrのリード線が接続されている架台C上の二つの固定
接点fと接触してモータMrに通電される。このように
して試料が一定量巻取られると、モータMcの通電が再
開されて架台Cが一回転して上と同じ動作が繰り返され
る。このようにして長尺帯状材の全長にわたり、一定長
さ毎に異方性の測定が行われる。
【0010】上述した構成では測定が間欠的に行われる
が、モータMr,Mcとも連続回転させて連続測定を行
うようにしてもよい。間欠的であると連続的であると、
モータMrへの給電の方法は任意である。また架台Cを
ロールとかモータを装備していないものと交換し、製品
から切取った試料片を架台に保持させて測定するような
測定態様を併用できるようにすることも可能である。
が、モータMr,Mcとも連続回転させて連続測定を行
うようにしてもよい。間欠的であると連続的であると、
モータMrへの給電の方法は任意である。また架台Cを
ロールとかモータを装備していないものと交換し、製品
から切取った試料片を架台に保持させて測定するような
測定態様を併用できるようにすることも可能である。
【0011】図4は測定系の構成を示す。図中4は掃引
型発振器を示し、例えば4.9〜5.0CH2の範囲の
ノコギリ波型の直線偏波(5Hz掃引)を発振する。マ
イクロ波は、発振アンテナ部5より試料3の面に対して
常に垂直に当たるように発振される。なお、マイクロ波
としては数百MH2〜100CHtの範囲のものが使用
できる。試料3中の分子により減衰を受けた直線偏波
は、下部導波間2を通過に受信アンテナ部12により受
信され、然る後に電気信号に変換される。かかる電気信
号は、検波部13により復調され、次に微分比較回路1
4に送られる。ここでは、共振器波数が掃引時の検波出
力の極大を示す周波数であるので、微分比較回路14で
の微分値が零である場合の周波数値を共振周波数として
得る。得られた共振周波数は、記録部15に記録され
る。記録部のチャート上に記録された共振周波数記録
は、図5Xのように記録される。この共振周波数曲線X
に回転角度の基準を得るために、図2に示されたリミッ
トスイッチSwにより得られる信号を記録部15に入力
することにより、チャート上に図5Yのように記録され
る。繊維の分子配向に関係する方向は、前述の如く共振
周波数曲線Xの偏位量が最大となる角度であるので、図
5中C及びDがそれに当たり、基準からの角度は計算に
より求められる。
型発振器を示し、例えば4.9〜5.0CH2の範囲の
ノコギリ波型の直線偏波(5Hz掃引)を発振する。マ
イクロ波は、発振アンテナ部5より試料3の面に対して
常に垂直に当たるように発振される。なお、マイクロ波
としては数百MH2〜100CHtの範囲のものが使用
できる。試料3中の分子により減衰を受けた直線偏波
は、下部導波間2を通過に受信アンテナ部12により受
信され、然る後に電気信号に変換される。かかる電気信
号は、検波部13により復調され、次に微分比較回路1
4に送られる。ここでは、共振器波数が掃引時の検波出
力の極大を示す周波数であるので、微分比較回路14で
の微分値が零である場合の周波数値を共振周波数として
得る。得られた共振周波数は、記録部15に記録され
る。記録部のチャート上に記録された共振周波数記録
は、図5Xのように記録される。この共振周波数曲線X
に回転角度の基準を得るために、図2に示されたリミッ
トスイッチSwにより得られる信号を記録部15に入力
することにより、チャート上に図5Yのように記録され
る。繊維の分子配向に関係する方向は、前述の如く共振
周波数曲線Xの偏位量が最大となる角度であるので、図
5中C及びDがそれに当たり、基準からの角度は計算に
より求められる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、長尺試料をそのまゝ非
破壊的に測定でき、製品から標本を切り出すのと異な
り、全長にわたる測定が可能であり、標本を切取る手間
がなく、標本を着脱する手間も不要であるから、測定が
能率的に行え、工程途中の検査にも利用できる等の効果
が得られる。
破壊的に測定でき、製品から標本を切り出すのと異な
り、全長にわたる測定が可能であり、標本を切取る手間
がなく、標本を着脱する手間も不要であるから、測定が
能率的に行え、工程途中の検査にも利用できる等の効果
が得られる。
【図1】 本発明の一実施例の平面図
【図2】 同実施例における架台の正面図
【図3】 同じく架台の側面図
【図4】 同じく測定系のブロック図
【図5】 同じく測定記録グラフ
1,2 空胴共振器の前半部と後半部 g 隙間 C 架台 R1,R2 試料の巻取り巻戻しロール W 窓 Mr モータ G 歯車 B 架台を支承するローラ Mc モータ K 弾性接片 f 固定接片 S ガイド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波を利用してシート
状材料の異方性を測定する装置に関し、特に長尺テープ
状試料の連続測定に適する装置に関する。
状材料の異方性を測定する装置に関し、特に長尺テープ
状試料の連続測定に適する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シート状材料としては紙とか不織布と
か,或はプラスチックシート等がある。紙とか不織布で
は製造方法によって、それを構成している繊維の方向が
或る程揃う傾向があり、プラスチックシートでは延伸加
工によって分子の方向が揃う傾向がある。このようなシ
ート状材料を構成している繊維とか分子の配向度合いは
シート状材料の機械的性質とか温度による縮み等の材料
特性に影響があり、製造工程中の品質管理とか製品の品
質管理等のため簡単に測定できる方法が必要である。こ
のような要求に応えるため従来から、高周波電場を利用
する方法が提案されている(例えば特開昭61−769
42等)。
か,或はプラスチックシート等がある。紙とか不織布で
は製造方法によって、それを構成している繊維の方向が
或る程揃う傾向があり、プラスチックシートでは延伸加
工によって分子の方向が揃う傾向がある。このようなシ
ート状材料を構成している繊維とか分子の配向度合いは
シート状材料の機械的性質とか温度による縮み等の材料
特性に影響があり、製造工程中の品質管理とか製品の品
質管理等のため簡単に測定できる方法が必要である。こ
のような要求に応えるため従来から、高周波電場を利用
する方法が提案されている(例えば特開昭61−769
42等)。
【0003】高周波を利用したシート状材料の異方性即
ち繊維とか分子の配向度測定方法の原理は、空胴共振器
の胴周にスリットを設け、このスリットから空胴内に試
料のシートを挿入し、空胴共振器のシートの片側から電
波を導入し、反対側で電波を測定し、共振状態における
周波数のずれとか空胴共振器のQ値とが、高周波入力に
対する検出電波出力の減衰率等の試料の挿入方向による
変化を検出するものである。
ち繊維とか分子の配向度測定方法の原理は、空胴共振器
の胴周にスリットを設け、このスリットから空胴内に試
料のシートを挿入し、空胴共振器のシートの片側から電
波を導入し、反対側で電波を測定し、共振状態における
周波数のずれとか空胴共振器のQ値とが、高周波入力に
対する検出電波出力の減衰率等の試料の挿入方向による
変化を検出するものである。
【0004】高周波を利用した材料の異方性の測定方法
は上述したようなものであるから、空胴共振器に対して
試料を回転させる必要がある。所が空胴共振器自体を回
せるようにすることは発振器とか測定回路との接続の関
係で困難であり、結局試料の方を回転させねばならな
い。このため、試料が長尺テープ状である場合、これに
対してそのまゝ異方性測定を行うことができず、テープ
材から試験片を切取って測定する他なく、一種の破壊テ
ストとなって、テープ材の全長にわたって測定すると云
うようなことは困難であった。
は上述したようなものであるから、空胴共振器に対して
試料を回転させる必要がある。所が空胴共振器自体を回
せるようにすることは発振器とか測定回路との接続の関
係で困難であり、結局試料の方を回転させねばならな
い。このため、試料が長尺テープ状である場合、これに
対してそのまゝ異方性測定を行うことができず、テープ
材から試験片を切取って測定する他なく、一種の破壊テ
ストとなって、テープ材の全長にわたって測定すると云
うようなことは困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】長尺テープ状材料でも
切断することなく、そのまゝ全長にわたって高周波によ
り連続的に異方性測定が行えるような装置を提供しよう
とするものである。
切断することなく、そのまゝ全長にわたって高周波によ
り連続的に異方性測定が行えるような装置を提供しよう
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】試料の帯状材料を巻いた
ロールと試料を巻取るロールと、これらのロールを回転
駆動する手段とを一つの架台上に装架し、この架台を上
記二つのロールの間に空胴共振器が位置するように空胴
共振器のスリットに挿入した状態において、上記架台全
体を空胴共振器の中心線を中心に回転させる手段を高周
波利用異方性測定装置に設けた。
ロールと試料を巻取るロールと、これらのロールを回転
駆動する手段とを一つの架台上に装架し、この架台を上
記二つのロールの間に空胴共振器が位置するように空胴
共振器のスリットに挿入した状態において、上記架台全
体を空胴共振器の中心線を中心に回転させる手段を高周
波利用異方性測定装置に設けた。
【0007】
【作用】通常長尺の帯状材は工場の床面に設置されたロ
ールからロールへと巻き変えられて行く。本発明はこの
巻取り、巻戻しロールを一つの架台上に取り付けて、架
台を回転可能とし、架台を空胴共振器のスリットに挿入
する形になっているので、架台を回すことにより、空胴
共振器内の高周波電場に対して試料の帯状材を回すこと
ができ、試料の異方性が測定されると共に架台上で試料
の帯状材を一方のロールから他方のロールへ巻取って行
くことにより、長尺材に対し連続的に測定を行うことが
できるようになった。
ールからロールへと巻き変えられて行く。本発明はこの
巻取り、巻戻しロールを一つの架台上に取り付けて、架
台を回転可能とし、架台を空胴共振器のスリットに挿入
する形になっているので、架台を回すことにより、空胴
共振器内の高周波電場に対して試料の帯状材を回すこと
ができ、試料の異方性が測定されると共に架台上で試料
の帯状材を一方のロールから他方のロールへ巻取って行
くことにより、長尺材に対し連続的に測定を行うことが
できるようになった。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の平面図である。図
で1,2は空胴共振器の前半と後半で一つの空胴共振器
或は導波管を真中で切って隙間gを形成したものであ
る。Cは架台で、図2に示すように円板状であり、中央
に空胴共振器1,2の断面外周が充分に納まる窓Wが設
けられており、周側面には歯車Gが切ってある。この架
台には2本のロールR1,R2が支承されており、これ
らのロールは着脱可能である。MrはロールR1を回転
させるモータで架台C上に取り付けられている。ロール
R2の所に試料の帯状材を巻取ったロールを装着し、巻
戻してロールR1に巻取らせるようになっている。架台
Cは垂直に立てられ、外周が溝付きローラBにより支承
される。図3に示すようにローラBの溝の所に架台Cの
外周面の歯車Gが入り、架台Cは水平軸を中心に回転で
きるようになっていて、歯車Gに噛合せたピニオンPを
介してモータMcによって回転させることができる。こ
のような架台Cが図1に示すように窓Wによって空胴共
振器の隙間gを囲むように設置されているのである。空
胴共振器の前半,後半のうち後半2は床面に固定されて
いるが、前半1は床面のガイドS上を摺動させて後退さ
せることができ、前半部1を後退させて隙間gを広げ、
試料を巻いたロールR2を装着し、試料の先端を引き出
して他方のロールR1に引掛けて巻取り可能状態にした
架台CをローラB(図2参照)に乗せ、空胴共振器の前
半部1を前進させて所定位置に固定すると、試料が空胴
共振器の隙間g内に挿入された状態になる。このように
してモータMrを回転させながらモータMcも回転させ
て試料の帯状材をロールR1に巻取りながら架台Cを回
転させて測定を行う。r,r’は試料の帯状材を押さえ
る押さえローラである。
で1,2は空胴共振器の前半と後半で一つの空胴共振器
或は導波管を真中で切って隙間gを形成したものであ
る。Cは架台で、図2に示すように円板状であり、中央
に空胴共振器1,2の断面外周が充分に納まる窓Wが設
けられており、周側面には歯車Gが切ってある。この架
台には2本のロールR1,R2が支承されており、これ
らのロールは着脱可能である。MrはロールR1を回転
させるモータで架台C上に取り付けられている。ロール
R2の所に試料の帯状材を巻取ったロールを装着し、巻
戻してロールR1に巻取らせるようになっている。架台
Cは垂直に立てられ、外周が溝付きローラBにより支承
される。図3に示すようにローラBの溝の所に架台Cの
外周面の歯車Gが入り、架台Cは水平軸を中心に回転で
きるようになっていて、歯車Gに噛合せたピニオンPを
介してモータMcによって回転させることができる。こ
のような架台Cが図1に示すように窓Wによって空胴共
振器の隙間gを囲むように設置されているのである。空
胴共振器の前半,後半のうち後半2は床面に固定されて
いるが、前半1は床面のガイドS上を摺動させて後退さ
せることができ、前半部1を後退させて隙間gを広げ、
試料を巻いたロールR2を装着し、試料の先端を引き出
して他方のロールR1に引掛けて巻取り可能状態にした
架台CをローラB(図2参照)に乗せ、空胴共振器の前
半部1を前進させて所定位置に固定すると、試料が空胴
共振器の隙間g内に挿入された状態になる。このように
してモータMrを回転させながらモータMcも回転させ
て試料の帯状材をロールR1に巻取りながら架台Cを回
転させて測定を行う。r,r’は試料の帯状材を押さえ
る押さえローラである。
【0009】架台C上のモータMrへの給電は次のよう
にして行われる。架台の一回転により、試料上の一個所
の測定が行われるので、その間試料の駆動は停止させて
あり、架台が一回転する毎に一定長ずつ試料を巻取って
行く。そこで動作は架台が一回転すると一旦停止し、そ
の間にモータMrが駆動されて試料が一定長巻取られ、
その後架台が一回転すると云うように行われる。この架
台の一回転毎の停止は図2に示す架台に立てたピンhが
リミットスイッチSwのアクチュエータに当たることに
よって架台の一回転が検出されるので、この検出動作に
よってモータMcが停止される。架台Cのこの停止位置
で床面に固定した二つの弾性接触片Kが架台上のモータ
Mrのリード線が接続されている架台C上の二つの固定
接点fと接触してモータMrに通電される。このように
して試料が一定量巻取られると、モータMcの通電が再
開されて架台Cが一回転して上と同じ動作が繰り返され
る。このようにして長尺帯状材の全長にわたり、一定長
さ毎に異方性の測定が行われる。
にして行われる。架台の一回転により、試料上の一個所
の測定が行われるので、その間試料の駆動は停止させて
あり、架台が一回転する毎に一定長ずつ試料を巻取って
行く。そこで動作は架台が一回転すると一旦停止し、そ
の間にモータMrが駆動されて試料が一定長巻取られ、
その後架台が一回転すると云うように行われる。この架
台の一回転毎の停止は図2に示す架台に立てたピンhが
リミットスイッチSwのアクチュエータに当たることに
よって架台の一回転が検出されるので、この検出動作に
よってモータMcが停止される。架台Cのこの停止位置
で床面に固定した二つの弾性接触片Kが架台上のモータ
Mrのリード線が接続されている架台C上の二つの固定
接点fと接触してモータMrに通電される。このように
して試料が一定量巻取られると、モータMcの通電が再
開されて架台Cが一回転して上と同じ動作が繰り返され
る。このようにして長尺帯状材の全長にわたり、一定長
さ毎に異方性の測定が行われる。
【0010】上述した構成では測定が間欠的に行われる
が、モータMr,Mcとも連続回転させて連続測定を行
うようにしてもよい。間欠的であると連続的であると、
モータMrへの給電の方法は任意である。また架台Cを
ロールとかモータを装備していないものと交換し、製品
から切取った試料片を架台に保持させて測定するような
測定態様を併用できるようにすることも可能である。
が、モータMr,Mcとも連続回転させて連続測定を行
うようにしてもよい。間欠的であると連続的であると、
モータMrへの給電の方法は任意である。また架台Cを
ロールとかモータを装備していないものと交換し、製品
から切取った試料片を架台に保持させて測定するような
測定態様を併用できるようにすることも可能である。
【0011】図4は測定系の構成を示す。図中4は掃引
型発振器を示し、例えば4.9〜5.0CH2の範囲の
ノコギリ波型の直線偏波(5Hz掃引)を発振する。マ
イクロ波は、発振アンテナ部5より試料3の面に対して
常に垂直に当たるように発振される。なお、マイクロ波
としては数百MH2〜100CHtの範囲のものが使用
できる。試料3中の分子により減衰を受けた直線偏波
は、下部導波間2を通過に受信アンテナ部12により受
信され、然る後に電気信号に変換される。かかる電気信
号は、検波部13により復調され、次に微分比較回路1
4に送られる。ここでは、共振器波数が掃引時の検波出
力の極大を示す周波数であるので、微分比較回路14で
の微分値が零である場合の周波数値を共振周波数として
得る。得られた共振周波数は、記録部15に記録され
る。記録部のチャート上に記録された共振周波数記録
は、図5Xのように記録される。この共振周波数曲線X
に回転角度の基準を得るために、図2に示されたリミッ
トスイッチSwにより得られる信号を記録部15に入力
することにより、チャート上に図5Yのように記録され
る。繊維の分子配向に関係する方向は、前述の如く共振
周波数曲線Xの偏位量が最大となる角度であるので、図
5中C及びDがそれに当たり、基準からの角度は計算に
より求められる。
型発振器を示し、例えば4.9〜5.0CH2の範囲の
ノコギリ波型の直線偏波(5Hz掃引)を発振する。マ
イクロ波は、発振アンテナ部5より試料3の面に対して
常に垂直に当たるように発振される。なお、マイクロ波
としては数百MH2〜100CHtの範囲のものが使用
できる。試料3中の分子により減衰を受けた直線偏波
は、下部導波間2を通過に受信アンテナ部12により受
信され、然る後に電気信号に変換される。かかる電気信
号は、検波部13により復調され、次に微分比較回路1
4に送られる。ここでは、共振器波数が掃引時の検波出
力の極大を示す周波数であるので、微分比較回路14で
の微分値が零である場合の周波数値を共振周波数として
得る。得られた共振周波数は、記録部15に記録され
る。記録部のチャート上に記録された共振周波数記録
は、図5Xのように記録される。この共振周波数曲線X
に回転角度の基準を得るために、図2に示されたリミッ
トスイッチSwにより得られる信号を記録部15に入力
することにより、チャート上に図5Yのように記録され
る。繊維の分子配向に関係する方向は、前述の如く共振
周波数曲線Xの偏位量が最大となる角度であるので、図
5中C及びDがそれに当たり、基準からの角度は計算に
より求められる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、長尺試料をそのまゝ非
破壊的に測定でき、製品から標本を切り出すのと異な
り、全長にわたる測定が可能であり、標本を切取る手間
がなく、標本を着脱する手間も不要であるから、測定が
能率的に行え、工程途中の検査にも利用できる等の効果
が得られる。
破壊的に測定でき、製品から標本を切り出すのと異な
り、全長にわたる測定が可能であり、標本を切取る手間
がなく、標本を着脱する手間も不要であるから、測定が
能率的に行え、工程途中の検査にも利用できる等の効果
が得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】巻取ロールと供給ロールを備えた試料保持
部と、試料保持部を空洞共振器に対して相対的に回転可
能に支承する機構を備えて成ることを特徴とする高周波
によるシート状材料の異方性測定装置。 - 【請求項2】空胴共振器に形成した隙間に中央窓の部分
が位置せしめられ回転可能に支承された架台と、架台上
に装着された試料巻取りロールと同じく試料巻戻しロー
ルと、同架台上に設置された上記各ロール駆動用モータ
と、上記架台を回転させる手段とを備えたことを特徴と
する高周波によるシート状材料の異方性測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317791A JPH0650912A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 高周波によるシート状材料の異方性測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317791A JPH0650912A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 高周波によるシート状材料の異方性測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650912A true JPH0650912A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=14075296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9317791A Pending JPH0650912A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 高周波によるシート状材料の異方性測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650912A (ja) |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP9317791A patent/JPH0650912A/ja active Pending
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