JPH06509354A - プラズマロサイコシン類及びプラズマロセレブロシド類並びにそれらを用いた神経細胞疾患の治療方法 - Google Patents

プラズマロサイコシン類及びプラズマロセレブロシド類並びにそれらを用いた神経細胞疾患の治療方法

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JPH06509354A
JPH06509354A JP5503579A JP50357993A JPH06509354A JP H06509354 A JPH06509354 A JP H06509354A JP 5503579 A JP5503579 A JP 5503579A JP 50357993 A JP50357993 A JP 50357993A JP H06509354 A JPH06509354 A JP H06509354A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 プラズマクサイコシン類及びプラズマロセレブロシド類並びにそれらを用いた神 経細胞疾患の治療方法技術分野 本発明は、新規に単離された、集合的に1プラズマロサイコシン類(plasm alopsychosines ) Jと名付けられた2つの化合物A及びBに 関する。化合物Aは、3,4環状アセタール(016又はCl8)を有するサイ コシンである。化合物Bは、C16又はC18アルデヒドの4.6環状アセター ルを有するサイコシン(ガラクトシルスフィンゴシン)である。これらの化合物 は、種々のニューロプラスドーマ(neuroblastoma )細胞に著し い神経突起形成活性(neuritogenic activities)を示 す。
本発明はまた、新規に単離された、集合的に「プラズマロセレブロシド類(pl asmalocerebrosides) Jと名付けられた2つの化合物C及 びDに関する。化合物Cは、セレブロシドのガラクトピラノシル部分で3,4環 状アセタ一ル結合を介して共役(conjugate) した脂肪族アルデヒド を有する。化合物りは、セレブロシドのガラクトピラノシル部分で4,6環状ア セタ一ル結合を介して共役した脂肪族アルデヒド(プラズマル(p lasma  1) )を有する。脂肪アルデヒドは、特にパルミタール(C16:0)、ス テアラール(C18:0)またはオレフィン性ダブルベース(olefinic  double base) (C18: 1)であってもよい。
従来技術 細胞の脂肪成分は、一般に酸性または中性である。酸性脂質は、ガングリオシド 類、スルファチド(sulfatide)、ホスホイノシチド、およびホスファ チジン酸を含む。
中性脂質は、糖脂質(glycolipid)及び中性グリセリド類を含む。ス フィンゴシン、N、N−ジメチル−スフィンゴシン及びリゾーグリコスフィンゴ リピッドのようなアニオン性(塩基性)脂質は、膜内外のシグナリング(tra nsmembrane signaling) (1−4)のような細胞機能を 調節する少量成分として存在すると考えられる。
コチェコフ(Kotchetkov)ら(13)は、脳においてクロマトグラフ 的に速く移動するセレブロシドの少量成分として[スフィンゴプラズマローゲン (sphingoplasmaloge+1) Jを記載した。該化合物は、赤 外吸収スペクトル(エステル結合の1750cm’の吸収の欠如)に基づき不飽 和エーテル結合を介してガラクトシルセレブロシドのC3ヒドロキシル基と結合 した脂肪アルデヒド構造を有すると想定された;脂肪アルデヒドは、ライラテン バーブ条件(Wittenberg’ s conditions) (14) 下にp−二トローフェニルヒドラジドとして同定された。以下に示され、[スフ ィンゴープラズマローゲン]と名付けられた構造が主張された。
しかしながら、グリコスフィンゴリピッド中のスフィンゴプラズマローゲンまた はあらゆる結合性脂肪族(脂肪)アルデヒド(プラズマル(plasmal)  )が、4つの引き続く詳細な研究により否定された(18.42.43.44) 。さらに、クレンク(Klenk )及びレーア(L5hr)(15)、タマゴ (Tamai )ら(16,17)、及びキシモト(Kishimoto)ら( 18)により広範に研究された多数の速く移動するセレブロシドの広範な研究に より、これらすべての迅速−移動グリコスフィンゴリピッドが、異なる位置のヒ ドロキシ基で脂肪酸によりエステル化されたセレブロシドであると結論付けられ た。これらの以前に報告された化合物は、スフィンゴプラズマローゲンであるか 迅速−移動セレブロシドエステルであっても、本発明のプラズマクサイコシン類 と比較して非常に異なった薄層クロマトグラフの移動度を示した。すなわち、本 発明のプラズマクサイコシン類は、ずっと遅い移動度ヲ有し、2つの脂肪鎖(1 つはスフィンゴシンで、1つはプラズマル)を有する;また、ガラクトピラノシ ル部分と結合した脂肪鎖の配向は、全く逆方向であるように見える。
脂肪アルデヒド(または長鎖脂肪族アルデヒド)は、「プラズマル」と名付けら れ、最初にフユールゲン&ボアト(Feulgen & Voit) l:より 1924年に発見サレ(19) 、1929年にプラズマローゲンと名付けられ たグリコスフィンゴリピッドの成分として認識された(6)。プラズマローゲン の構造は、最初は1,2−環状アセタールと主張されたが(37)、つぃに1− アルケニル−2−アシル−3−ホスホリルコリンとして同定された(20)。
脂肪酸エステル基を含有し、セレブロシドエステルと名付けられたセレブロシド 類の集合(cIass)ハ、脳力らも単離された。これらの化合物は、通常のセ レブロシドよりも薄層クロマトグラフ(T L C)の移動度がはるかに高いこ とか示された(39.40)。脂肪酸の位置はスフィンゴシンのC3ヒドロキシ ル基およびガラクトースの03またはC6ヒドロキシル基であると同定された( 15;16.17.18)。
ニューロプラスドーマ細胞株(Neuroblastoma cell 1in e )は、インビボ(in vivo )で神経突起形成(neuritoge nesis)の適切な促進効果を有する物質のスクリーニングに広く用いられて きた。ある種のガングリオシドおよび合成シアロシル(sialosyl)化合 物は、特に神経成長因子の存在下での神経突起形成の強力な刺激物質である。最 近の研究では、ガングリオシド/神経成長因子(NGF)混合物をアルツハイマ ー症候群の患者に投与すると臨床症状が改善されると報告された(21)。同様 に、種々の因子により誘発される、神経組織の損傷に続き、ガングリオシド混合 物を投与すると部分的な回復が現れると報告された。
スフィンゴシンの可能な関与の観点から、N、N−ジメチルスフィンゴシンおよ びリゾーグリコスフィンゴリピッドは、神経組織で自然に起きているこれら化合 物の膜内外のシグナル伝達(transmembrane signaling )の調節(1−4) 、化学的特定、精製及び特徴付けに多大な興味がある。
発明の要約 従って、本発明の1つの目的は、顕著な神経突起形成活性を示す4つの単離され 、または合成された化合物を提供することである。
本発明の他の目的は、神経細胞疾患及び組織障害を治療する組成物及び方法を提 供することである。
これら及び他の目的は、化合物A及び化合物B:[式中、nは0より大きな数を 示す] 並びにその薬学的に許容される塩からなる群から選ばれた、単離されまたは合成 されたプラズマロサイコシンを提供することにより達成された。
本発明の目的は、化合物C及び化合物D:[式中、n2およびn3は0より大き な数を示す]、並びにその薬学的に許容される塩からなる群から選ばれた、単離 されたプラズマロセレブロシドを提供することによっても達成された。
本発明は、上記のプラズマクサイコシン類及び/又はプラズマロセレブロシド類 、及びその薬学的に許容される塩の1種又はそれ以上;並びに薬学的に許容され る担体、希釈剤又は賦形剤を含む神経細胞疾患及び組織障害を治療する組成物を 提供することでもある。
さらに、本発明は神経細胞を上記のプラズマクサイコシン類及び/又はプラズマ ロセレブロシド類の1種又はそれ以上の有効量と接触させることを含む神経細胞 から神経突起を形成させる方法を提供する。
さらにまた、本発明は、治療を必要としている宿主に上記のプラズマクサイコシ ン類及び/又はプラズマロセレブロシド類の1種又はそれ以上の生物学的有効量 を投与することを含む神経細胞疾患及び組織障害の治療方法を提供する。
図面の簡単な説明 図IA及びIBは、カルボキシメチル 5EPHADEX上に吸着され、クロロ ホルム−メタノール中のトリエチルアミンで溶出される、アニオン性脂質の高分 離能−薄層クロマトグラフィー(HP T L C)パターンテある。図IA: 薄層クロマトグラフは、クロロホルム−メタノール−28%NH0H(80:2 0:2)でJij開された。バンドは、オルシノール−硫酸により検出された。
レーン1は、カルボキシメチル 5EPHADEXカラムから0.5Mトリエチ ルアミンを用いた全溶出物である:レーン2は、精製された化合物Aである;レ ーン3は、精製された化合物Bである;レーン4は、精製された化合物Eである :レーン5はスフィンゴシンである。図IB二図IAと同じクロマトグラフであ る。バンドは、0,01%PRIMULINEをスプレーすることにより検出し 、UV光を見た。
図2は、ヒト脳の種々の部位からのアニオン性脂質のHPTLCパターンである 。アニオン性脂質は、カルボキシメチル 5EPHADEX上のクロマトグラフ ィーて単離され、0.5M)リエチルアミンを用いて溶出され、薄層クロマトグ ラフは、クロロホルム/メタノール/NH4OH(80: 20 : 2) で 展開された。レーン1及び10、標準セラミドモノへキンシド(CMH);レー ン2、白質下層(lower phase) ;レーン3、小脳下層;レーン4 、脳幹下層;レーン5、灰白質下層;レーン6、白質のカルボキシメチル 5E PHADEXカラムからの0.5M)リエチルアミン溶出物;レーン7、小脳か ら調製された以外はレーン6と同じフラクション;レーン8、脳幹から調製され た以外はレーン6と同じフラクション;レーン9、灰白質から調製された以外は I/−ン6と同じフラクション。
図3は、精製されたプラズマロサイコシンおよび弱酸及びアルカリ処理による分 解産物のHPTLCパターンである。レーン1、化合物A;レーン2.0.3N HC1のM e OH溶液て80°C130分間処理した化合物A;レーン3、 Q、3N NaOHのMeOH溶液で80°C140分間処理した化合物A:レ ーン4、標準サイコシン(standard psychosine ) ;レ ーン5、化合物B;レーン6.0.3N HCIのMeOH溶液で80℃、30 分間処理した化合物B:レーン7.0.3NNaOHのMeOH溶液で80°C 140分間処理した化合物B:レーン8、CMHo 図4A及び4Bは、長鎖メチルエノールエーテル類のガスクロマトグラフ−化学 イオン化/マススペクトロメトリー(GC−CI/MS)からのデータである: 図4Aは、中間の脂質バンド(middle band 1ipid)の加メタ ノール分解(methanolysis)に由来する;図4Bは、標準n−16 :Oおよびn−18:0アルデヒドの加メタノール分解に由来する。ピークは、 1としてn−16:0を同定し、2aおよび2bとして異性体18:1を同定し 、3として18:0メチルエノールエーテルを同定し、各々シュードモレキュラ ーイオン(pseudemolecular ion )の質量は255.28 1及び283uである。
アステリスクで標識されたピークは、両サンプルに共通する不純物であり、多分 誘導化試薬に由来する。
図5A〜5Dは、天然の脂質の高速原子衝撃質量分析法(FAB−MS)に由来 するデータである二図5Aは、3−ニトロベンジルアルコール(N B A)マ トリックス+ の上側の脂質バンド(upper band 1ipid)の FABvススベ クトル;図5Bは、NBAマトリックスの中間の+ 脂質バンドの FABマススペクトル;図50は、NBA/酢酸ナトリウムマト リックスの中間の脂質バンドの”FABマススペクトル:図5Dは、トリエチル アミン(TEA)15−クラウン−5マトリツクスの中間の脂質バンドの−FA Bマススペクトル。
図6A〜6Dは、HCI/HgCl2で処理した生成物の+FAB−MSに由来 するデータ;マトリ・ソクス:NBA0図6Aは、上側の脂質バンド、続く短い 酸処理により中間の脂質バンドに変化する;図6Bは、長い酸処理に続く上側の 脂質バンド;図6Cは、長い酸処理に続く下側の脂質バンド、;図6Dは、d1 8:1ガラクトサイコシン標品。
図7A〜7Dは、アセチル化/脱アセチル化生成物の+FAB−MSに由来する データ;図7Aは、NBAマトリックスの過アセチル化された(peracet ylated )上側の脂質バンド;図7Bは、NBAマトリ・ソクスの過アセ チル化された中間の脂質バンド;図70は、NBA/酢酸ナトリウムマトリック スの過アセチル化された中間の脂質バンド:図7Dは、NBAマド1ルックスの 過アセチル化され且つ脱O−アセチル化された中間の脂質ノくンド(挿入:NB A/酢酸ナトリウムマトリックスに同一の生成物があり、シュードモレキュラー イオンの質量は変化を示さない)。
図8A〜8Dは、脂質の過メチル化、加水分解、還元及びアセチル化に由来する 部分的にメチル化されたアルレジトールアセテート(p M A A )のGC −MS分析に由来するデータである;図8Aは、上側の脂質/くンドに由来する PMAA;図8Bは、中間の脂質ノくンドに由来するPMAA 、図8Cは、短 い酸処理に続く上側の脂質バンドに由来するPMAA 、図8Dは、標品ガラク トースPMAA類。ピークは、PMAA類の1:2.3.6−トリー0;2:3 .4.6+2.4.6−トリー0;3:2.3.1−トリー0.4・2,6−ジ ー0;5:4゜6−ジー0;6:3.6−ジー0;7:2.3−ジー0;8:6 −モノ−〇−19・3,4−ジー0;10:2−モノ−〇−;及び1.1:3( 又は4)−モノ−〇−Me−Gal。
図9A及び9Bは、50μg / m 1のプラズマロサイコシンの存在下のニ ュ 0 2A細胞(Neuro−2A eel])の神経突起形成パターンであ る。図5A及び5Bは、培養ディツシュ(culture dish)の異なる 領域を示す。
図10は、ニューロ−2A細胞の神経突起形成におけるプラズマロサイコシンの 効果を示すグラフである。横軸はプラズマロサイコシンの濃度(μg/ml)。
縦軸は神経突起(50μmを超える長さ)を形成したニューロ−2A細胞のパー セント。円(○および・)は、プラズマロサイコシンの上側及び中間のバンドの 混合物、+及び−神経成長因子(NGF)の結果を示す;△は、NGF存在下て のガングリオシドGMI、GDia、GDlb、およびGTを含むウシ脳ガング リオシド(BBG)混合物の結果を示す。
図11は、ヒト脳から調製したフオルヒ下層(Folch’s lower p hase)由来の種々の非極性グリコスフィンゴリピッドの高分離能−薄層クロ マトグラフィー(HP T LC)パターンである。クロマトグラフは、クロロ ホルム−メタノール−28%NH4oH(80:20:2容量比)の溶媒混合物 で展開された。レーン1は、標準セレブロシド;レーン2は、フオルヒの分割( Folch’ s partition)て得られた下層である;レーン3は、 カルボキシメチル 5EPHADEXによる全下層の未吸着通過物である;レー ン4は、ジクロロエタン−アセトン(1:1 容量比)で溶出されたFLORI SILカラムから得られたFr、VIである;レーン5は、IATROBEAD クロマトグラフから溶出されたフラクション47−58である;レーン6は、フ ラクション47−58から精製されたプラズマルセレブロシド(plasmal  cerebroside )である;レーン7は、精製された化合物C及びD である。
図12は、セレブロシド(CMH) 、プラズマロセレブロシドC及びDl及び エステルセレブロシドのHPTLCパターン、並びに弱酸及び弱塩基を用いたそ の分解のHPTLCパターンである:レーン1は、CMH、レーン2は、0.3 N HCIのMeOH溶液で分解されたCMH、レーン3は、0.3N NaO Hで処理されたCMH、レーン4は、プラズマロセレブロシド;レーン5は、0 .3N HCIのMeOH溶液で処理されたプラズマロセレブロシド;レーン6 は、Q、3NNaOHのMeOH溶液で処理されたプラズマロセレブロシド:レ ーン7は、エステルセレブロシド1;レーン8は、0.3N HCIのM e  OH溶液で処理されたエステルセレブロシド1;レーン9は、0,3N NaO HのMeOH溶液で処理されたエステルセレブロシド1;レーン10は、エステ ルセレブロシド2;レーン11は、0゜3NHC1のM e OH溶液て処理さ れたエステルセレブロシド2;レーン12は、0.3N NaOHのMeOH溶 液で処理されたエステルセレブロシド2゜図13は、未知の脂質成分の加メタノ ール分解に由来する長鎖脂肪酸メチルエステル(FAME)及びエノールメチル エーテル(EME)のガスクロマトグラフィー−電子衝撃/マススペクトロメト リー(GC−EI/MS)パターンである。ピークは標識されたものとして同定 した。アステリスクで標識されたピークは、未同定の不純物である。
図14は、3−ニトロベンジルアルコール(NBA)マトリックス中の未知の脂 質成分の陽イオン高速原子衝撃(+FAB)マススペクトルである。ピークは、 名目上の、モノアイソトービック・マス(monoisotopic masS )でラベルした。
図15は、未知の脂質成分の過メチル化(permethy 1ation)  、加水分解、還元及びアセチル化に由来する部分的にメチル化されたアルジトー ルアセテート(alditolacetate ) (PMAA)のガスクロマ トグラフィー−マススペクトロメトリー(GC−MS)分析である。ピークはP  M A A類の1:2.3,4.6−チトラーO−;2:2,6−ジー〇−; 及び3:4,6−ジー0− M e−Ga ]として同定された。
図16は、プラズマロサイコシン化合物AおよびBの合成スキームである。
図17は、粗合成物(レーン1)およびヒト脳抽出物のCM−セファデックスカ ラムクロマトグラフィーから得られるアニオン性脂質(レーン6)と比較したプ ラズマロサイコシン合成物(レーン2〜5)のI ATROBEADSカラム上 で得られるフラクションのHPTLCパターンである。HPTLCは、クロロホ ルム/メタノール/ 28 %N H40H(80: 20 : 2 ) で展 開され、オルシナール−硫酸でスプレーし、ホットプレート上で加熱(baki ng) して視覚化された。
図18A〜18Cは、プラズマロサイコシン合成物の過メチル化、加水分解、還 元及びアセチル化に由来する部分的にメチル化されたアルダトール/アセクール のGC−MS分析のデータである。図18A二図17レーン5産物のフラクショ ンからのデータ;図18B=図17レーン4産物のフラクションからのデータ; 図C・標品クロロホルム−メタノール中のカチオン交換樹脂、次いでFLORI SILおよびI ATROBEADSカラム上での一連のクロマトグラフィーを 介したアニオン性脂質の系統的な単離と特徴付けの手順が開発された。主要なア ニオン性脂質である化合物A及びBは、白質の抽出物中に独占的に存在し、サイ コシンのガラクトシル残基の異なるヒドロキシル基に結合した環状プラズマル( cyclic plasmal)として同定された。これら化合物の単離、化学 的特徴付け、及び生物学的性質は、以下に記載される。
[式中、nlは0より大きい数、好ましくは14または16を示す。] 本発明によれば、ヒト脳の白質および灰白質は注意深く分離され、系統的な化学 分析に供せられる。結果として、化合物A及びBと名付けられた2つの主要なア ニオン性糖脂質が、各々サイコシンのガラクトシル残基の3゜4−環状アセター ル及び6.4−環状アセタールを介してサイコシンに共役したプラズマル(脂肪 アルデヒド)として同定された。比較的少量の化合物Eは、サイコシンに共役し た4、6−環状プラズマルとして同定されたが、3−ヒドロキシスフィンゴシン を有していた。これら3つの化合物は、以下集合的に[プラズマロサイコシン類 (plasmalopsychosines ) Jと呼ぶ。アセタール結合の 位置に無関係に、プラズマロサイコシン類は、特に神経成長因子(NGF)の存 在下にニューロプラスドーマ細胞に強力な神経突起形成効果(neuritog enic effect)を有する。
より詳しくは、化合物A及びBは、ヒト脳からアニオン性脂質(anionic  1ipids)及びアニオン性グリコスフィンゴリピッド(anionic  glycosphingolipids)を調製することにより単離される。該 脂質は抽出され、下層が調製される。これは、次いでカルボキシメチル(CM) SEPHADEXクロマトグラフィーによるアニオン性脂質フラクションが分離 される。単離された化合物A及びBは、さらに高分離能−薄層クロマトグラフィ −(HPTLC)により精製され、次いで高速液体クロマトグラフィー(HPL C)(IATROBEADS)により精製される。
単離精製の手順は、以下にさらに詳細に記載され、実施例1に例示される。
(razor blade )を用いて解剖され、灰白質および白質に分離され る。注意深くカミソリの刃を用いて皮質の外層を削り、成人ヒト脳から約50g の重量の純粋に近い灰白質フラクションを得られる。白質は、垂直断面に脳を切 り、白質の大きな領域を分離することにより相当容易に準備できる。これらの両 方の場合において、組織は約5倍量(すなわち、湿組織の重量の5倍の容量)の イソプロパツール/ヘキサン/水(I HW) (55:25:20 v/v/ v、上層は除去され;この溶媒溶液が調製されると、2つの層が形成され、主に ヘキサンである上層が除去される)中でホモジナイズされ、ブフナー漏斗で濾過 され、残渣が同じ溶媒で再度ホモジナイズされる(以下、すべての溶媒の比率は 体積比である)。ブフナー漏斗で最初に濾過した後、残渣は、クロロホルム/メ タノール/水(CMW)(2: 1 : 0.1)で2回再ホモジナイズされる 。濾液を集め、蒸発乾固し、フオルヒ分割のために適当な容量(例えば、最初の 組織500gm当たり約0゜5〜3L)のクロロホルム/メタノール(2: 1 )中に入れる(5)。フオルヒ分割のために、176容量の脱イオン水を漏れ止 め容器中、クロロホルム/メタノール(2: 1)抽出溶液に加え、内容物を繰 り返し上下を逆にして(約20回)混合する。層が分離した後(通常2〜3時間 )、上層を捨て、等容量のクロロホルム/メタノール10.2%KCIを含む水 (1:10:10)で置換する。これをさらに2回繰り返し、得られた下層をロ ータリー・エバポレーターで蒸発乾固する。
アニオン性脂質フラクションは、CM 5EPHADEXクロマトグラフイーに より全下層脂質から調製される。CM 5EPHADEXは、注意深く洗浄され 、以下のプロトコールを用いて平衡化される。5EPHADEXは、アニオン性 脂質の効果的な結合を達成するため適切に平衡化することが極めて重要である。
乾燥樹脂をブフナー漏斗上で0.2N HCIを用いて十分に洗浄し、酸中に数 時間浸す。樹脂は次いて脱イオン水を用いて断続的に浸しながら十分に洗浄し、 次いで、メタノール/水(MW)20 : 80,50 : 50.70 :  30および90 : 10て段階的に洗浄する。次いで、5EPHADEXカラ ムは、2.0M含水トリエチルアミン溶液(TEA)−MW (1: 1 :  1)に浸し、室温で一夜放置する。過剰のTEAをMW (1: 1)で十分に 洗浄することにより5EPHADEXから除去する。平衡化したC M S E  P HA D E Xは、次いで100%メタノール、次にCMW 40:6 0:5(以下「5olAJという)で洗浄する。
脳油出物の乾燥した下層に、脳油出物が完全に溶解するまでs’olAを加える 。組織500gm当たり約L Lの溶媒が必要になる。この溶液は50−50− 2O0約100 m l / k g湿組織)の容量の平衡化したCM 5EP HADEXのベッドを通し、重力濾過により溶出する。追加量の5olAでカラ ムを洗浄し、すべての通り抜けたフラクションを集めて保存する。次いでカラム はベッド容量(bed volume)が平衡になるまで(SEPHADEXは 僅かに減少する( 5hrink)であろう)MW90:10で洗浄する。アニ オン性脂質は、0.5MTEAのMW90:10溶液(溶媒を緩やかにCO2で バブリングすることで、9.25のpHで滴定される)で溶出される。500  gmの最初の組織光たり化合物A1B及びE2並びにスフィンゴシンを定量的に 溶出するために約0.5MのTEAは約500m1で十分である。
この濃度のTEAでまた標準サイコシンも定量的に溶出できるが、サイコシンは 脳抽出物中には存在しない。さらに、TEA濃度を2.0Mまで上昇させても他 の検出可能な物質(5pecies)は溶出されない。
HPLCIATROBEADクロマトグラフィーを用いた化合物ASB及びEの さらなる精製クションは、TEAサンプルを除去するため無水エタノールを用い て数回蒸発乾固する。次いで、該フラクションは試験管に移され、適量のクロロ ホルム/メタノール(約2〜10m1)に溶解される。サンプル10μlを高分 離能−薄層クロマトグラフィー(HPTLC)プレート上、クロロホルム/メタ ノール−NH40H(80:20:2)でクロマトグラフされる。観察は、80 %アセトン中の0.8%PRIMULINまたは30%FLUORESCAMI NEを用いた携帯用UV光(hand−held UV light)で行うこ とができる。化合物ASB及びEの検出は、10%硫酸中の0.5%オルシノー ル及び次の薄層クロマトグラフィー(T L C)のオーブン上での加熱によっ ても検出できる。
化合物A、B及びEをより極性の高いスフィンゴシンおよび汚染した中性の糖脂 質から分離するには、数回の高速液体クロマトグラフィー(HP L C)のグ ラジェント操作を行う必要がある。これは、非常に極性の低いIHWグラジェン トを用いて達成される。IATROBEADS (シリカゲル;10μM)で充 填された長いカラム(例えば、約0.4X60cm)が、最初に以下のようにカ ラムを洗浄することにより平衡化される。約2゜0ml/分で、最初の濃度はI HW 55:40:5;グラジェントは、次の約30分間でIHW 55:25 .20まで増加させ、次いで約30分間かけてIHW 55:40:5に減少さ せ、約30分間かけてIH60:40とし、最後に100%のへキサンで約30 分間洗浄する。
0.5M TEAフラクションを蒸発乾固し、100%ヘキサンに溶解すること で、以下のようにして注射用に調製する。2mlの注射のために、100μlの クロロホルム/メタノール(2: 1)を加え、蓋を固く締め、サンプルを僅か に暖めて約50℃にし、濃厚なオイルを形成するために超音波処理する。はとん どの場合、これにより脂質をほぼ完全に溶解できる。この濃厚溶液に、100% ヘキサン2mlを超音波処理をしながら加える。
いくつかの場合、非常に小さいオパールのような乳児の沈殿を形成するが、これ は注射の妨げにはならない。
このサンプルをカラム上に載せ、約0.5ml/分でのグラジェント溶出にかけ る。グラジェント溶出は、ヘキサンから始まりIHW 10:89:1(約25 〜150分)とし、次いでrHW 24・74:2(約150〜400分)、I HW 55:40:5 (約400〜500分)、およびIHW 55・25: 20(約500〜600分)へと続ける。溶出物(約3ml/試験管)をフラク ションコレクターで100試験管集め、試験管をHPTLC分析(クロロホルム /メタノール/NH4OH,80: 20 : 2)にかける。フラクションは 化合物A、B及びEに相当する3つの検出可能なバンドの分離に基づいて蓄えら れる。しかしながら、スフィンゴシンの重なりのため、化合物A、B及びEを均 一に精製するために、数回のHPTLC操作が必要である。この方法で、スフィ ンゴシンもより遅い移動度のスフィンゴシンアナログとともに都合よく精製され る。
プラズマロサイコシン化合物A及びBの化学的特徴付は炭水化物分析は、メタツ リシス(methanolysis)により製造されたメチルグリコシドのトリ メチルシリル誘導体を用いてガスクロマトグラフィー−質量分析(GC−M S  )により行うことができる。天然の脂質の高速原子衝撃質量分析法(FAB− MS)分析は、陽イオンおよび陰イオンの両方の様式で得られる(7−9)。脂 肪アルデヒドの予備的な分析は、脂質のメタツリシスで得られる脂肪酸メチルエ ステルフラクションを用いてなされる。しかしながら、多数の未知のピークが、 脂肪酸メチルエステルとともにC16−C18の脂肪アルデヒドのエノールメチ ルエーテルとして同定されるであろう。これらのピークは、FAB−MSととも にGC−MSを用いて注意深く同定される。構造情報は、パー−N −,0−ア セチル化及び脱O−アセチル化脂質のFAB−MSと、GC−MSを用いた古典 的メチル化分析により得られる。
プラスミドセレブロシド化合物C及びDの単離と精製本研究において、ヒト脳に 由来する(薄層クロマトグラフィー上での)速移動糖脂質を詳細に研究している 間に、酸で標識された少量成分が、引き続<FLORISILおよびIATRO BEADS (シリカゲル)カラム上でのイソプロパツール/ヘキサン/水シス テムを用いたクロマトグラフィー、並びにプレパラティブ高分離能−薄層クロマ トグラフィーにより検出及び分離された。
セレブロシドの脂肪酸エステルとして同定された速移動糖脂質の大部分に対し、 酸に不安定な少量成分は、セレブロシドのガラクトピラノシル残基に3.4−ま たは4゜6−環状アセタール結合を介してセレブロシドのプラズマル複合体とし て単離され特定された。
これら化合物の単離、化学的特徴付は及び生物活性は以下に記載される。
プラズマロセレブロシドの単離 本発明によれば、化合物C及び化合物りと命名された2つの新規に単離されたプ ラズマロセレブロシド類及びその薬学的に許容される塩は以下に示される構造で ある:[式中、n およびn3は各々0を越える数である]。
好ましくはn2は14または16であり、n3は12.14.16.18.20 .21.22.23又は24である。
化合物C及びDを単離するために、ヒト脳セレブロシド抽出物のカラムクロマト グラフィーから速移動成分が最初に単離される。ヒト脳セレブロシドフラクショ ンは、脳組織を5倍量の(即ち、5倍容量/湿組織の重量)イソプロパツール/ ヘキサン/水(I HW)55 : 25 :20(v/v/v)でホモジナイ ズし、ブフナー漏斗で濾過することにより得ることができる。残渣は、同一溶媒 の同一容量を用いて再度ホモシナ、イズする。抽出物を蓄え、蒸発乾固し、もと の組織の湿重量Log当たり1Lのクロロホルム/メタノール(CMe)2:1 および約166m1の水を用いたフォルヒ分割に供する。下層はさらに3回フォ ルヒ分割に供し、「理論的上層」 (クロロホルム/メタノール10.2%KC Iを有する水10:10:1)を用いて再度分割する。得られた下層は完全に乾 燥するまでエバポレートされる。FLORISIL (酸化マグネシウムとケイ 酸ゲルの混合物)(シグマから、60−100メツシユ)の大きなカラム(オリ ジナルの組織1kg当たりベッド容量的LL)を準備し、純粋なヘキサンで平衡 化する。乾燥された下層はヘキサン(オリジナルの組織200g当たりIL)中 に懸濁し、FLORISILカラムを通し、4Lのヘキサンで徹底的に洗浄する 。FLORISILカラムは、2Lのへキサン/ジクロロエタン(DCE)2  : L次いで2LのDCE、最後にILのDCE/アセトン 1:1で溶出する 。最終溶出物は、目的の酸に不安定な速移動成分を含有する。
酸に不安定な糖脂質の存在は、メタノール10. IN塩酸(1:1、v /  v )中、約90℃で約10分間サンプルを加水分解し、次いでフォルヒ分割及 び下層の薄層クロマトグラフィー(T L C)試験により検出される。
この処理によりセレブロシドと同じ移動度に変化した高いTLC移動度を示す糖 脂質は、酸に不安定なセレブロシドと見なされる。セレブロシドおよびセレブロ シドエステルは、これらの条件下で異なるTLC移動度を示さ本発明によれば、 酸に不安定な速移動グリコリピッド(first−migrating gly colipid)の存在は、脳油出物の一貫した成分であり、フォルヒの下層の カルボキシメチル 5EPHADEXおよびジエチルアミノエチル−8EPHA DEXでの非吸着フラクション、並びにFLORISILクロマトグラフィーで のDCE−アセトン1:1溶出液フラクシヨンで見出される。この速移動グリコ リピッドフラクションは、純粋なヘキサンで充填され、IHW55:50:5へ のグラジェントで約1ml/分で約3時間溶出するI ATROBEADS上の 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によりさらに精製される。フラクショ ンは、200試験管集められる。酸に不安定なグリコリピッド成分は、試験管番 号130−154に溶出される。蓄えられたフラクション(フラクションVIと 呼ぶ)は、酸に不安定なグリコリピッドの大部分を含み、セレブロシドおよびセ レブロシドエステルを含まない。フラクションVIは、純粋なヘキサンでカラム に充填され、イソプロパツール/ヘキサン(IH)30ニア0までのグラジェン トに供せられるIATROBEADS上のクロマトグラフィーによりさらに精製 される。この様にして得られたフラクションVIAは、純粋なヘキサンで充填さ れ、IHW50:40:5へのグラジェント溶出を3時間行う浅いグラジェント での長いIATROBEADSカラム(例えば、約0.5X100cm)でさら に精製される。あるいは、該化合物は、プレパラティブTLCにより精製するこ ともできる。均一なバンドが、図11のレーン6に示されるように得られる。
TLC上で、該化合物はセレブロシドよりも速(移動するコレステロールよりも 速く移動する。該化合物は酸に不安定であることが知られているサルフェートま たはシアル酸を含まない。
化合物C及びDの化学的特徴付は 化合物C及びDの構造は、実施例7に詳細に記載するようにガスクロマトグラフ ィー−質量分析法(GC−MS)分析及び高速原子衝撃質量分析法(FAB−M S)による脂肪アルデヒドに由来するエノールメチルエーテルを特定することに よりメタツリシス後に決定される。
アセタール結合は、メチル化分析により決定できる。
天然の脂質のバーメチル化(permethylation) 、酸加水分解、 還元及びアセチル化に続き、得られた部分的にメチル化されたヘキシトールアセ テートは実施例7に詳細に記載されるようにGC−MSにより分析される。
神経細胞からの神経突起の形成方法 本発明のさらなる側面によれば、神経突起は神経細胞を化合物A、BSCおよび Dの1種またはそれ以上の有効量と接触させることにより神経細胞から形成させ ることができる。ニューロプラスドーマ細胞株のような神経細胞は、公知の方法 (11,12)によりゼラチンでコートされたプレート中で培養される。有効量 は、化合物ASBSCおよびDの1種またはそれ以上を種々の濃度(例えば5〜 150μM)で加えることにより決定され、細胞を実施例8に詳細に記載したよ うに神経突起の形成を観察するために培養する。
サイコシン化合物A及びBの両方とも種々のニューロプラスドーマ細胞に顕著な 神経突起形成活性を示す。ニューロプラスドーマ及びレチノブラストーマ細胞に おける神経突起形成は、しばしば神経組織の損傷を修復する候補薬の可能性を評 価する基準として使用される。化合物A及びBのニューロプラスドーマ細胞に対 する神経突起形成の効果は、ガングリオシドの存在と比較して実施例8に詳細に 示される。サイコシンは高度に溶血性で高い細胞毒性を有すると考えられるが、 それは正常な脳組織(白質または灰白質)では実質的に存在しない。一方、白質 の主要な成分であるプラズマロサイコシンはニューロプラスドーマ細胞に対し強 力な神経突起形成活性を示す。これらの実験でコントロールとして使用されるサ イコシンは、細胞毒性効果を示し、非常に低用量でさえ細胞の成長を阻害した。
プラズマロサイコシンは、サイコシンの強力な阻害効果と対照的にPKCを阻害 しない。
以下の仮説に結び付けられるのを望むものではないが、プラズマロサイコシンは 、細胞に独特に(uniquely)取り込まれ、ゆっくりサイコシンに変換さ れ、それによりPKC及び細胞成長の調節に必須の蛋白質キナーゼの活性を調節 する。成長阻害は、次いで分化を誘導する。生成したサイコシンの量は、最小限 ではあるが、分化と神経突起形成の刺激に最適である。
プラズマロセレブロシド化合物C及びDも、種々のニューロプラスドーマ細胞に 顕著な神経形成活性(neurogenic activity)を示す。細胞 培養の初期の段階において、明らかな効果は観察されないが、神経突起形成、す なわち神経突起〉長さ50μmは、1週間で明らかに増加する。培養2週間後、 ニューロ−2A細胞(Neuro−2A cell)培養の神経突起形成は、非 常に著しい。
従って、本発明は、化合物A、B、CおよびD並びにその薬学的に許容される塩 の1種またはそれ以上;及び薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む 神経細胞疾患(neuronal diseases)及び組織障害(tiss ue damage)の治療のための組成物を提供するものである。
さらに、本発明は治療を必要とする宿主に、化合物A1BSCおよびD並びにそ の薬学的に許容される塩の1種またはそれ以上の生物学的有効量を投与すること を含む神経細胞疾患及び組織障害の治療方法を提供するものである。
具体例としては、アルツハイマー疾患、完全麻痺のようなを髄障害、神経組織の 損失を伴う脳血管の偶発事故、脳外傷、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化およ び多発硬化症を包含する。
化合物ASB、CおよびDの有効量は、適切な動物モデルまたは非ヒト霊長類で の用量−反応曲線を確立し、ヒトに外挿すること;例えば、以下に記載するよう に適切なインビトロのデータから外挿すること;又は臨床治験で有効性を決定す ることなどの当業界で認識されている方法を用いて決定できる。
本発明の薬物の好適な用量は、疾患の激しさ、個体の体重、個体の年齢、循環に おける半減期などの特定の臨床適用に依存し、当業者により容易に決定できる。
投与回数、1日投与量及び治療方針は、個体により様々である。
化合物A、B、C及び/又はDは、静脈注射または直接硬膜注射のような種々の 方法で投与できる。本発明の薬物用の好適な薬学的に許容される担体、希釈剤又 は賦形剤は、薬物の特定に臨床使用に依存し、当業者により容易に決定される。
薬物は、液剤、乳濁剤又は懸濁剤に製剤化できる。薬物は、当業者に認識される 賦形剤、希釈剤、充填剤などを通常含む。そのような補助的な成分としては、崩 壊剤、バインダー(リポソームを含む)、界面活性剤、乳化剤、緩衝剤、可溶化 剤及び保存剤などが挙げられる。当業者は、化合物A、B、C及び/又はDを含 む製剤をrGoodman & Gi1man’ s The Pharmac eutical Ba5is of Therapeutics J (第6版 、Goodmanら編集、MacMillan Publ、Co、、 NY、  1980)などの多くの権威からのガイダンス及び参考文献を探すことにより形 成できる。
プラズマロサイコシン化合物AおよびB並びにプラズマロセレブロシド化合物C 及びDは、実施例9のプラズマロサイコシン化合物の合成に記載されるような方 法により化学的に容易に合成できる。
実施例 本発明は、限定目的でない特定の実施例を参考にして以下に記載される。
成人ヒト脳(大脳)が解剖され、カミソリの刃で白質及び灰白質に分離された。
皮質の外層をカミソリの刃で注意深く削り落とし、50gの重量のほぼ純粋な灰 白質フラクションを得ることができた。白質は、垂直断面に脳を切り、白質の大 きな領域を分離することにより、相当容易に調製できた。小脳全体も抽出源とし て使用した。
すべての場合において、組織は5倍量(即ち、湿組織の重量の5倍容量)のイソ プロパツール/ヘキサン/水(I HW) (55:25:20 v/v/v、 上層は除去される)中でホモジナイズされ、ブフナー漏斗で濾過され、残渣が同 じ溶媒中で再度ホモジナイズされる(以下、すべての溶媒の比率は、他に指示が ない限り、体積比である)。ブフナー漏斗で第1回の濾過をした後、残渣は、ク ロロホルム/メタノール/水(CMW)(2: 1 : 0.1)で2回再ホモ ジナイズされる。すべての濾液を集め、蒸発乾固し、フオルヒ分割のために適当 な容量(0,5〜3L)になるようにクロロホルム/メタノール(2: 1)中 に再懸濁した(5)。フオルヒ分割のために、1/6容量の脱イオン水をねじぶ た容器中、クロロホルム/メタノール(2: 1)抽出溶液に加え、内容物を約 20回上下を逆にした。層が分離した後(通常2〜3時間)、上層を捨て、等容 量の“理論的上層” (CMW−0,2%KCI、1・10:10)で置換する 。これをさらに2回繰り返し、得られた下層をロータリー・エバポレーターで蒸 発乾固する。
CM 5EPHADEXクロマトグラフイーによるアニオン性脂質フラクション の分離。
アニオン性脂質フラクションは、カルボキシメチル(CM) 5EPHADEX クロマトグラフイーにより全下層脂質から調製された。CM 5EPHADEX (シグマ、C−25)は、注意深く洗浄され、以下のプロトコールを用いて平衡 化された。5EPHADEXは、衡化することが非常に重要である。乾燥樹脂を ブフナー漏斗上で0.2N HCIを用いて十分に洗浄し、該酸中に数時間浸し た。樹脂は次いで脱イオン水で断続的に浸しながら十分に洗浄し、次いで、メタ ノール/水(MW)(20:80,50:50.70:30および90:10) で段階的に洗浄する。次いで、5EPHADEXカラムは、2.0M含水トリエ チルアミン(T E A)(マリンクロット(Mallinckrodt) )  −MW (1: 1 :1)溶液に浸し、室温で一夜放置した。過剰のTEA をMW (1: 1)で十分に洗浄することにより5EPHADEXから除去し た。平衡化したCM 5EPHADEXは、次いで100%メタノール、CMW  (40:60:5)(以下[5olAJという)でこの順に洗浄した。
脳油出物の乾燥した下層に、溶液が完全に溶解性になるまで5olAを加えた。
これは、組織500 gm当たり通常的ILの溶媒であった。この溶液は50− 50−2O0約100 m I / k g湿組織)の容量を有する平衡化した CM 5EPHADEXのベッド(bed )を通し、重力濾過により溶出した 。さらに2Lの5olAでカラムを洗浄し、すべての通り抜けたフラクションを 集めて保存した。次いでカラムはベッド容量が平衡になるまで(SEPHADE Xは僅かに縮小する)MW(90:10)で洗浄した。アニオン性脂質は、0. 5M TEAのMW(9Q:IQ、溶媒を緩やかにCO2ガスでバブリングする ことで、9.25のpHで滴定される)溶液で溶出された。500gmの最初の 組織当たり、化合物AおよびB1並びにスフィンゴシン及び“化合物E”と名付 けられた化合物を定量的に溶出するために0.5MTEAは約500m1で十分 である。別の試験で、この濃度のTEAはまた標準サイコシンも定量的に溶出で きたが、サイコシンは脳油出物中には存在しなかった。
TEA濃度を2.0Mまで上昇させても他の検出可能な物質(5pecies) は溶出されなかった。
結果は、図IA及びIBに示され、TLCはクロロホルム/メタノール/28% NH4OH(80: 20 : 2)で展開された。バンドは、オルシノール− 硫酸により検出された。レーン1は、0.5M TEAを用いたカルボキシメチ ル 5EPHADEXカラム由来の全溶出物である。レーン2は、精製された化 合物Aである;レーン3は、精製された化合物Bである;レーン4は、精製され た化合物Cである;レーン5は、スフィンゴシンである。
図IBは、図IBと同じクロマトグラムであるが、バンドは0.01%PRIM ULINEでスプレーすることにより検出され、UV先光下観察された。
図IAは、紫色に染色された化合物ASB及びEについてのオルシノール−硫酸 のパターンを示し、炭水化物の存在を示している。他のバンドは、オルシノール −硫酸反応での着色が異なっていた。
HPLCIATROBEADクロマトグラフィーを用いた化合物A及びBのさら なる精製 CM 5EPHADEXからの0.5M TEAフラクションは、TEAサンプ ルを除去するため無水エタノールを用いて数回蒸発乾固した。次いで、該フラク ションはねじぶた試験管(screw−cap tube)に移され、クロロホ ルム/メタノール(2: 1)で最終容量2〜LOmlに希釈され、10μlを 高分離能薄層クロマトグラフィー(HPTLC)(メルク)プレート上、クロロ ホルム/メタノール−NH40H80:20:2でクロマトグラフされた。観察 は、80%アセトン中の0.8%PRIMULIN(シグマ)または30%FL UORESCAMINE (シグマ)を用いた携帯用Uv光(hand−hel d IIV light)で行った。化合物A及びBの検出は、10%硫酸中の 065%オルシノール(シグマ、)及び次の薄層クロマトグラフィー(TLC) オーブン上での加熱(baking)によっても検出できた。
化合物A、B及びEをより極性の高いスフィンゴシンおよび汚染した中性の糖脂 質から分離するには、数回のHPLCのグラジェント操作を行う必要があった。
これは、非常に極性の低いIHWグラジェントを用いて達成された。IATRO BEADS (10μM)で充填された長いカラム(0,4x60cm)が、最 初に以下のスキームに従いカラムを洗浄することにより平衡化された=2.0m l/分で、最初の濃度はIHW(55:40:5)であった;グラジェントは、 次の約30分間でIHW (55: 25 : 20)まで増加させ、次いで3 0分間かけてIHW (55:40 : 5)に減少させ、30分間かけてIH (60:40)とし、最後にヘキサン(100%)で30分間洗浄した。
0.5M TEAフラクションを蒸発乾固し、100%ヘキサンに溶解すること で、以下のように注射用に調製した。2mlの注射のために、100μlのクロ ロホルム/メタノール(2: 1)を加え、蓋を固く締め、サンプルを熱水道水 の下で僅かに暖めて約50℃にし、超音波処理した。大抵の場合、脂質はほぼ完 全に溶解した。
この濃厚オイルに、超音波処理をしながら2mlの100%へキサンを加えた。
いくつかの場合、非常に小さいオパールのような乳光の沈殿を形成したが、これ は注射の妨げにはならなかった。
このサンプルをカラム上に載せ、0.5ml/分でのグラジェント溶出にかけた 。グラジェント溶出は、ヘキサンから始まり25〜150分でIHW 10:8 9:1とし、150〜400分でこの溶媒をIHW 24ニア4:2とし、40 0〜500分でIHW 55:40.:5とし、500〜600分でIHW 5 5:25:20へと続けた。溶出物(約3ml/試験管)をフラクションコレク ターで100試験管集め、試験管をHPTLC分析(クロロホルム/メタノール /NH4OH,80:20:2)にかけた。フラクションは、3つの検出可能な 化合物A、B及びEバンドの分離に基づいて蓄えられた。しかしながら、スフィ ンゴシンの重なりのため、化合物A、B及びEを均一に精製するために、数回の HPTLC操作が必要であった。この方法で、スフィンゴシンは、より遅い移動 度のスフィンゴシンアナログとともに都合よく精製される(図IB、レーン4. 5)。
実施例2 灰白質と白質並びに小脳と脳幹の比較 大脳由来の灰白質と白質の等重量(100’gm)を同じヒトの脳から集め、下 層を集めるため並行して処理した。小脳と脳幹の等重量も得た。これらのサンプ ルは上記のようにCM 5EPHADEX上を通し、0.5MTEAで溶出した 。図2は、灰白質と白質、小脳及び脳幹由来の種々のフラクションのオルシノー ル染色を示す。
図2中、各レーンは以下のものである:レーン1及び10、標準CMH、レーン 2、白質由来の下層;レーン3、小脳由来の下層:レーン4、脳幹由来の下層; レーン5、灰白質由来の下層;レーン6、白質のカルボキシメチル5EP)(A DEXカラムからの0.5トリエチルアミン溶出物;レーン7、小脳から調製さ れた以外はレーン6と同じフラクション;レーン8、脳幹から調製された以外は レーン6と同じフラクション;レーン9、灰白質から調製された以外はレーン6 と同じフラクション。
レーン6は化合物AおよびBの主要な源は大脳の白質であることを明確に示して いる。大脳の灰白質には、検出できる量の化合物A、B又はEはなく、小脳には 痕跡量であり、脳幹には(大脳白質と比較して)10−15%であった(図2、 レーン6−9)。
さらに、化合物A、B及びEはヒト脳の白質中に存在するが、灰白質中ては検出 できなかった。異なる年齢の6つの異なる脳での化合物A、B及びEの組成は、 上記のように定量的に測定された。
実施例3 化合物A、B及びEの化学分解 HPTLC上で分離された化合物ASB及びEは、全てオルシノール硫酸反応に より中性のグリコスフィンゴリピッド(GLS)に一般的な色で染色されたが、 ガングリオシド類に特異的なレゾルシノール(resorcinol)−HC1 反応は全て陰性であった。弱い酸/塩基処理で予備的に化学分解がなされた。塩 化第二水銀(0,lNHCl中、0.1%HgC12)により触媒されるような 弱酸処理が、フユールゲン(Feulgen )ら(6)のオリジナルな方法に 従い行われ、または糖脂質がMeOH中0.3N HCI中、80℃で30分間 処理された。
弱塩基加水分解は、M e OH中0,3N NaOHで、80℃で40分間行 われた。
結果を図3に示す。図3は、純粋なプラスズマロサイコシンおよび弱酸及びアル カリによる分解産物のHPTLCパターンである。
図3のレーンは、以下の通りである:レーン1、化合物A;レーン2.0.3N  HCIのM e OH溶液で80℃、30分間処理した化合物A;レーン3. 0.3NNaOHのMeOH溶液で80℃、40分間処理した化合物A;レーン 4、標準(5tandard)サイコシン;レーン5、化合物B;レーン6.0 .3N HCIのMeOH溶液で80℃、30分間処理した化合物B;レーン7 .0,3N NaOHのM e OH溶液で80℃、40分間処理した化合物B ;レーン8、セラミドモノヘキソシト(CMH)。
該結果は、化合物ASB及びE(化合物Eの結果は示されていない)は、0.I N HCI中のHgCl2又は0.3N HCIのM e OH溶液で触媒され る弱酸加水分解後に、サイコシンと同じ位置に分解され得るが、塩基加水分解に は抵抗性であったことを示す(図3、レール(n−ヘキサデカノール及びn−オ クタデカノール)は、アルドリッチ(ミルウオーキー、WI)から購入され、コ ーリー(Corey )及びシュミット(Schmidt) (25)の方法に 従い、CH2Cl2中のピリジニウム ジクロメートを用いてアルデヒドに酸化 された。生成物の同定と精製は、GC−MSにより確かめられた。アルデヒドは 0.5N HC115M N20のメタノール溶液を用いて80℃で5.5時間 処理することによりエノールメチルエーテル(EMEs)に変換された。加メタ ノール分解物(methanolysate)は冷却され、ヘキサンで3回抽出 された。ヘキサン抽出物を合わせ、N2気流下に37℃で約10μlになるまで 留去し、以下に記載するようにGC−MSによる分析のためヘキサンで希釈した 。これらの条件下でのEME誘導体の製造は、長鎖ジメチルアセタールへの変換 に関し有利であった。
長鎖アルデヒド分析 脂質サンプル(400−500μ)が、0.5N HCl 15M N20のM e OH溶液2mlを用いて80℃で5,5時間加メタノ ール分解された。加メタノール分解物は冷却され、ヘキサンで3回抽出された。
ヘキサン抽出物を合わせ、N2気流下に37℃で約10μlになるまで留去し、 GC−MSによる分析のための適切な希釈になるように10〜50μlのへキサ ン中に取った。ヘキサンで抽出可能な物質のアリコートのGC−MSは、Ext rel ELQ 400四極子(quadrupole)マススペクトルメータ ーが連結されたヒユーレット−パラカード(Hewlett−Packard)  5890 Aクロマトグラフを用いて行われた。ガスクロマトグラフィーは、 30mDB−5(J & W 5cientific、 Ranch Cord ova、 CA)結合−フェーズ融合シリカキャピラリーカラム(bonded −phase fused 5ilica capillary column ) (0,25mm o、d、、0.25μmのフィルム厚さ;スプリットレス  インジェクション(splitless 1njection) ;温度プロ グラム、140−250℃、48C/分)を用いて行われた。マススペクトルメ ーターは、CI(イソブタン;質量範囲、150−500u、1秒当たり1回の スキャン)又はEl(質量範囲、5O−500u、1秒当たり1回のスキャン) のモードで操作された。EME誘導体は、合成標品(以前の項参照)と比較した 特徴的なイオン及び保持時間により同定され、必要な場合には同時注射(co− injection)により確認された。
モノサッカライド分析 脂質サンプル(50−100μg)が、無水MeOH中 の0.5N HCI (1ml)中、80℃で24時間加メタノール分解された 。加メタノール分解物は冷却され、ヘキサンで3回抽出された。
下層の酸性MeOHはAg2CO3(約10mg)を添加して中和し、無水酢酸 (100μl)を用いて室温で6時間処理した。次の遠心分離とM e OHの 除去の後、沈殿を1mlのMeOHで2回洗浄した。MeOH抽出物を合わせ、 N2気流下に乾燥した。得られたモノサッカライドメチルグリコシドは、そのパ ーー〇−トリエチルシリルエーテルとして(26,27)上記のExtrel  ELQ 400システム(D B −5カラム;スプリットレス インジェクシ ョン;温度プログラム、140−270℃、4℃/分、CI−MS(イソブタン )モード)を用いたGC−MSにより分析された。ヘキサン抽出物を合わせ、N 2気流下に37℃で約10μlになるまで留去し、次いで上記の項に記載された 条件下でGC−MSによる分析のためにヘキサンで希釈された。
無傷の脂質の化学的誘導体 脂質サンプル(約50μg)は、Mel及びDMS Oを等量(各100ul)用いた他は、ラーソン(Larson)ら(29)に より修飾されたようなC1ukanu及びKerek (28)の方法によりパ ーメチル化された。反応時間は30分であり、MeIはCHCl およびH2O 間に分割する前に25分間37℃でN2を用いたフラッシング(flushin g)により除去した。
H2Oで3回洗浄した後、CHCl3はN2下に蒸発乾固した。
脂質サンプルは、2:1ピリジン−無水酢酸(0,5ml、20時間、室温)で パーーN、0−アセチル化した。試薬は、無水トルエンを共沸物として加え、3 7℃でN2気流を用いたフラッシングにより除去した。次いで、各サンプルの一 部をZempHnの手順(無水MeOH中N a OM eで短時間処理する) により脱−9−アセチル化した(30)。
メチル化/結合分析 グリコジル残基の置換基の結合位置は、各サンプル約50 μgをパーメチル化(permethylation) L (前のセクション 参照)、次いで、分析を上記のExtrel ELQ 400G C−M Sシ ステム(DB−5カラム;スプリットレス インジェクション;温度プログラム 、140−250℃、4℃/分、 E I−MSモード)上で、保持時間及び特 徴的な電子衝撃マススペクトルによりなされる部分的にメチル化されたアルジト ールアセテート(PMAA)誘導体の同定(31,32)とともに行うことを除 いて、他で詳述された(22)ように加水分解、還元、パーアセチル化及びGC −MSを行うことにより決定された。同定は、公知の標準混合物におけるPMA Asとの比較により確認された。
高速原子衝撃質量分析法 FAB−MSは、最大の加速電圧(10kV)、キセ ノンビーム、6kv:レゾリューション(resolution) 、3000 の蓄積モード(accumulation mode)て操作されるJEOL( 東京、日本)HX−110/DA−5000マススペクトロメーター/データシ ステム上で行われた。M e OH中のサンプルのアリコート(約20μg)は 、FABターゲットに移され、適当なマトリックス中に懸濁された。FAB−M Sで分析される天然の脂質サンプルのためのマトリックスはTEA/15−クラ ウン−5(33,34)であり、質量範囲は100−2000uであった。各ス ペクトルについて3回のスキャンが蓄積された。グリセロール中のヨウ化ナトリ ウムは、較正標準(calibration 5tandard)として使用さ れた。
れた脂質のサンプルは、酢酸ナトリウムの存在下及び非+ 存在下にNBAマトリックスを用いた FAB−MSにより分析された。他の条 件は上記と同じであった。Kl/Cslは、較正標準として使用した。
メタツリシス:モノサッカライド分析 未知の脂質はオルシノールで染色されい くつかの炭水化物成分の存在を示すため、それらは引き続く酸性メタツリシス( acidic methanolysis)で製造されたトリメチルシリルメチ ルグリコシドのGC−MSによるモノサッカライド分析に供せられた。各場合に おいて、ガラクトースの通常のトリメチルシリル誘導体として明らかに観察され た(データは示さない)。他のサツカライドのピークは、最も高い位置のバンド のメタツリシス分解物で検出された痕跡量(く1%)のグルコースを除いては観 察されなかった。
メタツリシス:脂肪アルデヒドの分析 ヘキサン洗浄及びそれに続く酸性メタツ リシスのGC−MS分析は、メチルエステルとして、一般にスフィンゴシンに結 合してセラミド部分を構成するグリコスフィンゴリピッドの脂肪アシル成分の決 定に通常使用される。今回の場合、分析された脂質フラクションのいずれにも脂 肪酸メチルエステルは検出されなかった。多数の未知のピークが観察された。無 傷の脂質のFAB−MS分析(以下に記載する)の結果の評価に続き、これらの ピークの同定は、注意深く行われ、いくつかの主要な成分は、長鎖エノールメチ ルエーテルに相当することが判明した。2つの成分は、標品の16:0及び18 :0長鎖アルデヒドの酸性メタツリシスにより調製されたエノールメチルエーテ ルの保持時間及びマススペクトルと同一であることが見出された。18:0アル デヒドから合成されたものより2amu小さい分子量と僅かに速い保持時間を有 する2つの他の成分は、異性体の不飽和18:1化学種(5pecies)に相 当すると推測された。これら4つの成分は、図4A及び4Bに再現されたGC− MSで同定される。
図4A及び4Bは、長鎖メチルエノールエーテル類のガスクロマトグラフ−化学 イオン化/マススペクトロメトリー(GC−CI/MS) の結果である;図4 Aは、中間の脂質バンド(middle band 1ipid)の加メタノー ル分解の結果を示す二面4Bは、標準n−16: 0および−is:oアルデヒ ドの加メタノール分解の結果を示す。
ピークは、1として16:oを同定し、2aおよび2bとして異性体18:1を 同定し、3として18:oメチルエノールエーテルを同定し、各々255.28 1及び283uのシュードモレキュラーイオン質量(pseudom。
Iecular ion mass)を有する。アステリスクで標識されたピー クは、両サンプルに共通する不純物であり、多分誘導化試薬に由来する。
天然の脂質のFAB−MS分析 未知の天然脂質のFAB−MSスペクトルは、 陽性及び陰性の両方のイオンモードで得られ(7−9)、結果を図5A〜5Dに 示す。
図5は、天然の脂質のFAB−MSを示す:[N5Aは、3−ニトロベンジルア ルコール(N B A)マトリックスの上側の脂質バンドの FABマススペク トル;図5Bは、NBAマトリックスの中間の脂質バンドの FABマススペク トル;図5Cは、NBA/酢酸ナトリウムマトリックスの中間の脂質バンドの  FABマススペクトル:図5Dは、TEA/15−クラウン−5マトリツク上側 及び中間(HPTLC)のバンド(upper andmiddle (HPT LC) band)の陽イオンスペクトルは、図5A及び図5Bに再現される。
m/z684.710及び712(名目的な、単一同位体質量(monoiso topic mass))の突出したイオンが、両方のスペクトルで観察された 。
シュードモレキュラーイオン[MH] に相当するそれは、続いてマトリックス に酢酸ナトリウムを添加したスペクトルを得ることにより確認した。ナトリウム 化された分子イオンは、m/z706.732及び734に観察された(図50 参照)。他の確認は、モード(mode)・シュードモレキュラーイオン[M− H]−がm / z 682.708及び710に観察される陰イオンスペクト ル(図ID参照)により提供された。これらのイオンは、奇数分子量683.7 09及び711 Daに相当するため、各物質(5pecies)は奇数の窒素 原子を有していると結論できた。興味あることに、該陰イオンスペクトルは、シ ュードモレキュラーイオンに明らかに関連する余分のピークの存在により特徴付 けられる。各シュードモレキュラーイオンは、m/z [M−H+42]に加え て、m/z [M−H+26]のより小さいピークを伴う。そのような付加イオ ンは、TEAをマトリックスとして使用したときにのみ半合成リゾ−及び脱−N −アセチルガングリオシドの陰イオンスペクトル中に以前に観察された(1.2 )。それらは、遊離のアミノ基を含む化合物でのみ観察され、不純物の存在によ るか、または高速原子衝撃の条件下でのTEAの分解物により形成される、マト リックス中のある成分との付加反応に由来するものと信じられている。この場合 、脂質が一級アミノ官能基を生じるという結論は、HPTLCプレート上でのフ ルオレスカミンによる検出と矛盾しない。
さらに興味のあることには、二量体イオンと矛盾しないピークが、陽イオンスペ クトル中で観察された。これらは、単量体化学種の可能な組合せ、すなわちm/ z+ [M1十M2+H] 及び[M1+M2−H+2Na]に相当する質量が130 0及び1500uの間に見出された(図5A、5B及び5C参照)。陰イオンス ペクトルにおいて、それらは、再度26及び42u高い質量の付加イオンを伴っ ていた(図5D参照)。Ba1lou及びDeII(23)は長鎖アルキルトリ メチルアンモニウムイオンとマイコバクテリウム・スメグマティティス(Myc obacterium smegmatitis )由来の天然の3−メチル− マンノースポリマーの間の相互作用を FAB−MSにより研究したが、FAB スペクトルにおけるその様な糖脂質の非共有結合性の自己−会合性(sei f −association)は、以前には報告されてぃなかった。陽イオンスペ クトル中で、第2のイオンのセットは、1100と1200uの間で観察され( 図5A、5B及び5C参照)、この時点、ではこの損失の正確な性質は明らかで ないが、二量体化学種の1つの分子の一部の損失に対応するかもしれない。それ らは、奇数のマスフラグメント(257u)の損失を示すため、開裂される窒素 原子を含むスフィンゴシン鎖の一部であると仮定できる。
観察されたシュードモレキュラーイオン(26及び28u)間の質量の相違は、 より重い同族体での優勢なモノ不飽和についての2個の炭素のアルキル鎖に相当 する構造の相違を示唆する。上側及び中間のバンドは、質的に類似したスペクト ルを与えるので、構造異性は、それらの間のRfの相違によるものと推定された 。両方の場合において、ポジティブモードにおける主要なフラグメントイオンは 、m/zが282に観察され、より量の少ない関連するイオンは、m/zが25 0.264.300及び310であった。m/zか300.282及び264の イオンは、Hara及びTaketomi (24)により以前に観察され、サ イコシン(例えば、ガラクトサイコシンは、各々[M+H−Ga 1−HO]  、及びモードFABスペクトルでの不飽和d18:1スフィンゴシンのフラグメ ントを特徴付けた。サイコシン誘導体としての未知の脂質及びそれらの間の可能 性のある異性体関係の確認は、FAB−MSによりモニターされる分解実験によ り提供された。
温和な酸加水分解の生成物のFAB−MS 上側の脂質バンドを、O,IN H CI/HgCl2で短時間処理してRoがHPTLC上で中間のバンドと同じで ある生成物を得た。この生成物の+FABマススペクトル(図6A)は、天然の 未処理の上側または中間の脂質バンドのそれと実質的に同一であり、上側のもの は、酸触媒変換で中間の脂質バンドに変化することを示す。上側のバンドの継続 的処理、または中間のバンドの処理により、新規な生成物が観察され、該生成物 は、標品のガラ十 クトサイコシンのRfと同一である。これら生成物のFABマススペクトルは、 ガラクトサイコシンで得られたものと実質的に同一であった(図6B、6C及び 6D参照)。
図6は、HCl/HgC]2 ・マトリックス: NBA+ で処理した生成物の FAB−MSを示す。A1上側の脂質バンド、続く短い酸 処理により中間の脂質バンドに変化する;Bは、長い酸処理に続く上側の脂質バ ンド;Cは、長い酸処理に続く下側の脂質バンド、;Dは、d18:1ガラクト サイコシン標品。
脂質は、新規に単離されたサイコシンの共有結合性の誘導体であるため、以下の 結論に達することができる。
m/z310 (d20 : 1スフインゴシンを含有する同族体を示すかもし れない)と比較してm/z282(図5A及び5B)は相当多量にあることから 、シュードモレキュラーイオンの質量の相違は、異なるスフィンゴシンの鎖長に より起こるというよりもむしろ修飾基の質量の相違に大きく依存していることは 明らかである。修飾基は、サイコシンに222.248、及び250uの追加の 質量を加えるものに違いないであろう。質量における同じ相違が、量の少ないフ ラグメント(m/z444.470及び472)のシリーズにおいても観察され 、天然の脂質のスペクトルでも見出された(図5A及び5B)。該天然脂質は、 サイコシンのFABマススペクトルのm/z222に見出されるフラグメントの アナログであるかもしれないが(22)(図6D参照)、同時に天然の修飾され た脂質のスペクトルからは除外される。興味あることに、サイコシンのスペクト ル中にm/z250及び252で見出される1対のフラグメントは(22)(図 6D参照)、天然の修飾脂質のスペクトル中にも見出され(図5A及び5B)、 一方、m/z222フラグメントに見出されるような質量の付随的増加を伴って 観察されるイオンのセットはなかった。同時に、ヘキサン可溶性のメタツリシス 生成物のGC−MSにより見出されるエノールメチルエーテルの鎖長の相違に相 当する質量の相違は、これらが問題となっている修飾基の化学的トランスフォー マント(chemical transformant)であるかもしれないこ とを示唆している。以前に、プラズマローケン様の形態のグリコスフィンゴリピ ッドが、Kochetkovらにより提案され(13)、その中でサイコシンの 3−OH基が長鎖エノールエーテルの結合により修飾された。しかしながら、ヘ キソース部分の欠損に相当するすべてのフラグメントの完全不在は、グリコスフ ィンゴリピッド(例えば、サイコシン)のFABマススペクトルで普通に観察さ れることから、修飾基はスフィンゴシン部分よりは、むしろガラクトース残基に 結合していなければならないように思われた。これらの修飾がエノールエーテル の形態を取っているであろうという考えは、FAB−MSに続く更なる誘導体化 実験により誤っていることが示された。
順次パー−N、O−アセチル化及び脱−〇−アセチルリジンによるバーアセチル 化(peracetylation)は、図7A、7B及び7Cに例示されるよ うに、4つのアセチル基を組み込むことになった。
図7Aは、NBAマトリックスの過アセチル化された上側の脂質バンドである: 図7Bは、NBAマトリックスの過アセチル化された中間の脂質バンドである; 図70は、NBA/BA/トリウムマトリックスの過アセチル化された中間の脂 質バンドである;図7Dは、NBAマトリックス中の過アセチル化され且つ脱− 〇−アセチル化された中間の脂質バンドである(挿入:NBA/酢酸ナ酢酸ナト リウムマトリック間中の生成物は、シュードモレキュラーイオンの質量の変化を 示さない)。
上側の脂質のように(図7A)、874.900および902のシュードモレキ ュラーイオン[M+Na]+は、各々の天然の物質(species)への4X 42uの付加に相当する。さらに、[MH−60] を表す、HOACが容易に 中性損失したm/z792.818、及び820のイオンが観察された。真のシ ュードモレキュラーイオン(true pseudomolecular 1o n)であるより高い質量グループの確認は、過−アセチル化された中間の脂質バ ンドで示すように(図7C)、マトリック3中に酢酸ナトリウムを添加すること により行われた。[MH−60]+イオンの同時抑制は、この条件下に観察され た。
スペクトルのより低い末端では、m/z264の三重に不飽和化(二重に脱水) されたイオンが、今度は主要なスフィンゴシンフラグメントであった。また、m /z366に観察されたイオンは、多分N−Ac、0−Acスフィンゴシンフラ グメント(m/z384)の単一の脱水を示す。スフィンゴシンフラグメントは 、1または2分子のHOAcを除去して、各々m/z324及び264のイオン を得ることができる。HOAcをm/z366のフラグメントから除くと、m/ z306のイオンが得られる。奇数のマス・イオンのグループである、m/z4 69.495及び497の起源は、この時点では明らかでない。
中間の脂質バンドで示されているように(図7D)、M e ON a / M  e OHでの脱−〇−アセチル化は、3つの0−Ac基が欠損し、1つのN− Acが保持される結果となり、再度、天然の脂質の反応性アミンの存在を確認す ることになる。ナトリウム化された分子イオンは、m/z748.774及び7 76に観察された。スフィンゴシンイオンは、再度m/z324.306及び2 64に観察され、各々1個脱水された七ノーN−アセチル化フラグメント、2個 脱水されたモノ−N−アセチル化フラグメント、及び1個脱水されたフラグメン トからのHOAcの除去を示す。m/z366の脱水されたN−Ac、0−Ac イオンは観察されなかった。類似の結果が、上側の脂質バンドで得られた(示さ ない)。
これらの結果は、(a)スフィンゴシンの3−OH基は天然脂質で遊離であり、 及び(b)修飾基はガラクトース部分の2つのヒドロキシル位置を占めることを 確立した。これは、タンデム(tandem)に2つのエノールエーテルを結合 することには適合しない。それは、遊離のサイコシンに関係する質量増加が、2 回観察されなければならないからである。FAB−MSと他のデータに一致する 唯一の修飾は、環状アセタールとしての長鎖アルデヒドの結合であるように思わ れた。16:0.18:1及び18:0脂肪アルデヒドを伴うd18 : 1の スフィンゴシンのアセチル化は、新規脂質の観察された分子量を生ずるであろう 。この結論は、以下に示すように、メチル化/結合分析により確認された。
G C−M Sによるメチル化分析 天然脂質のパーメチル化、酸加水分解、還 元及びアセチル化に続き、得られた部分的にメチル化されたヘキシトールアセテ ートをGC−MSにより分析した(図8A及び8B)。
図8Aは、上側の脂質バンドに由来するPMAAである;図8Bは、中間の脂質 バンドに由来するPMAAである;図8Cは、短い酸処理に続く上側の脂質バン ドに由来するPMAAである;図8Dは、標準ガラクトースPMAA類である。
ピークは、PMAA類として同定され、PMAA類の1:2.3.6−トリー〇 −,2: 3゜4.6+2.4.6−トリー〇−;3:2.a、4−トリー〇− ;4:2.6−ジー0−;5:4.6−ジー〇−,6:3.6−ジー0−.7: 2,3−ジー0− ; 8 :6−モノー〇−、9:3.4−ジー0−;10: 2−モノ−〇−;及び113(又は4)−モノ−〇−Me−−Me−Galが得 られた。これらは、3,4−及び4゜6−結合ガラクトース部分を各々示し、脂 質がサイコシン由来の異性体環状アセタールでなければならないこと、上側のバ ンドでは5員環を形成すること、及び中間のバンドでは、6員環を形成すること を明確に示している。
上側のバンドの限定された酸処理に由来する生成物も2゜いる。最後に、アセタ ールのC1位置でのキラリテイ−は、明゛確に決定できなかったが、長鎖は6員 環アセタールのエカトリアル(equatorial)に配向し、この基は5員 環ではシュードエカトリアル(pseudoequatorial)に配向する と考えられる。
実施例5 化合物C及びDの単離と精製 本実施例で使用されるガラクトシルセレブロシド及びスルファチドはシグマ・ケ ミカル・カンパニーから購入された。脂肪アルデヒド(プラズマル)は、アルド リッチから購入された。
“速移動成分(Fast Migrating Component) ”の単 離ヒト脳セレブロシドフラクションは、脳組織を5倍量の(即ち、5倍容量/湿 組織の重量)イソプロパツール/ヘキサン/水(IHW)55 : 25 :  20 (v/v/V)でホモジナイズし、ブフナー漏斗(以下、すべての溶媒の 比率は容量で表す)で濾過することにより得た。
残渣は、同一溶媒の同一容量を用いて再度ホモジナイズした。抽出物を蓄え、蒸 発乾固し、もとの組織の湿重量100g当たりILのクロロホルム/メタノール (CMe)2:1および166m1の水を用いたフォルヒ分割に供した。下層は 「理論的上層」 (クロロホルム/メタノール10.2%KCIを有する水 1 0:10:1)でさらに2回分割した。得られた下層を完全に蒸発乾固した。F LORISJL(酸化マグネシウムとケイ酸ゲルの混合物)(シグマから;60 −100メツシユ)の大きなカラム(オリジナルの組織1kg当たりベッド容量 LL)を準備し、純粋なヘキサン(Burdiack & Jackson C hemical Co、 )で平衡化した。乾燥された下層はヘキサン(オリジ ナルの組織200g当たりIL)中に懸濁し、FLORISILカラムを通し、 4Lのヘキサンで徹底的に洗浄した。次に、FLORISILカラムは、2Lの ヘキサン/ジクロロエタン(DCE)2 : 1、次いで2LのDCE1最後に ILのDcE/アセトン 1:1で溶出した。最終溶出物は、酸に不安定な速移 動成分を含有した。
酸に不安定な糖脂質の検出 酸に不安定な糖脂質は、メタノール−含水0.INHCI(1:1、v / v  )中、90℃で10分間サンプルを加水分解し、次いでフォルヒ分割及び下層 のTLC試験により検出された。この処理により通常のセレブロシドと同じ移動 度に変化した高いTLC移動度を示す糖脂質は、酸に不安定なセレブロシドと見 なされた。セレブロシドおよびセレブロシドエステルは、これらの条件下で変化 したTLC移動度を示さなかった。
速移動フラクション中に存在する酸に不安定なグリコスフィンゴリピッドの単離 及び予備的な特徴付は酸に不安定な速移動グリコリピッド(glycolipi d)は、フォルヒの下層のカルボキシメチル 5EPHADEXおよびジエチル アミノエチル−3EPHADEX上での脳油出物の非吸着フラクション、並びに FLORI S ILクロマトグラフィーでのDCE−アセトン 1:1溶出液 フラクシヨンで見出された。この成分は、純粋なヘキサンで充填され、IHW5 5 : 40 : 5へのグラジェントで1ml/分で3時間溶出するIATR OBEADカラム上の高速液体クロマトグラフィー(HP L C)によりさら に精製された。フラクションは、200試験管集められた。酸に不安定なグリコ リピッド成分は、試験管番号130−154に溶出された。蓄えられたフラクシ ョン(フラクションVIと呼ぶ)は、酸に不安定なグリコリピッドの大部分を含 み、セレブロシドおよびセレブロシドエステルを含まないと考えられた。フラク ションVIは、純粋なヘキサンでカラムに充填され、インプロパツール/ヘキサ ン(IH)30 : 70までのグラジェントに供せられるIATROBEAD Sクロマトグラフィーによりさらに精製された。この様にして得られたフラクシ ョンVIA (図11、レーン5)は、純粋なヘキサンで充填され、IHW50 :40:5へのグラジェント溶出を3時間行うグラジェントでの長いIATRO BEADカラム(0,5x100cm)上でさらに精製された。
あるいは、該化合物は、プレパラティブ薄層クロマトグラフィー(T L C) により精製された。得られた均一なバンドは、図1ル−ン6に示される。TLC 上で、該化合物はセレブロシドエステルよりも速く移動するコレステロールより も速く移動した。該化合物は酸に不安定であることが知られているサルフェート またはシアル酸を含まなかった。
図11は、ヒト脳から調製したフォルヒ下層(Folch’s lower p hase)由来の種々の非極性グリコスフィンゴリピッドの高分離能−薄層クロ マトグラフィ−(HPTLC)パターンである。クロマトグラムは、クロロホル ム/メタノール/28%NH4OH(80: 20 : 2) の溶媒混合物で 展開された。レーン1は、標準CMH(セレブロシド)である;レーン2は、フ ォルヒ分割(Folch’s partition)で得られた下層である;レ ーン3は、カルボキシメチル 5EPHADEXによる全下層の未吸着通過物で ある;レーン4は、(ジクロロエタン/アセトン(1:1 容量比)で溶出され た)PLO,RISILカラムから得られたFr、VIである;レーン5は、I ATROBEADクロマトグラフィーから溶出されたフラクション47−58で ある;レーン6は、フラクション47−58からの精製されたプラズマルセレブ ロシドである;レーン7は、精製された精製されたエステル−セレブロシドであ る。
化合物C及びDと同様にセレブロシド(CMH)は、酸または塩基処理により化 学的に分解された。酸処理は、0.3NHC1のMeOH溶液で80℃、30分 間であった。弱塩基加水分解は、Q、3N NaOHのMeOH溶液で80℃、 40分間行われた。該化合物及びその分解産物は、次いで高分離能−薄層クロマ トグラフィーにより分離された。結果は図12に示される。
図12中のレーンは、以下の通りである:レーン1は、CMH、レーン2は、Q 、3NHC1のMeOH溶液で分解されたCMH、レーン3は、0゜3N Na OHCMH;レーン4は、プラズ70セレブロシド、レーン5は、0.3N H CIのM e OH溶液で処理されたプラズマロセレブロシド;レーン6は、0 .3N NaOHのM e OH溶液で処理されたプラズマロセレブロシド;レ ーン7は、エステルセレブロシド1;L/−ン8は、0.3N HCI(7)M eOH溶液で処理されたエステルセレブロシド1;レーン9は、o、3N Na OHのM e OH溶液で処理されたエステルセレブロシドl;レーンloは、 エステルセレブロシド2;レーン11は、0.3N HCIのMeOH溶液で処 理されたエステルセレブロシド2;レーン12は、o、3N NaOHのM e  OH溶液中のエステルセレブロシド2゜ 該結果は、プラズマロセレブクシドが酸に不安定で且つ塩基に安定であり、一方 、レーン7および10のセレブロシドエステルは、本質的に酸抵抗性であること を示す。
酸は、脂質的30−50μgの加メタノール分解(無水メタノール中0.5N  HCIの1ml、80’C124時間)により放出されるメチルエステル(FA MEs)として見積もられた。同じ手順で放出される脂肪アルデヒドは、サイコ シン脂肪アセタールで記載したように長鎖エノールメチルエーテル(EMEs) に変換された。
これら同成分は、中和の前にほぼ同量のヘキサンで3回分割することにより、加 メタノール分解物から抽出された。合わされたヘキサン抽出物は、N2気流下3 5−40℃で約1−2μlになるまで濃縮され、GC−MSによる分析用の好適 な希釈を与える量のへキサン(1〇−50μI)中に取られた。ヘキサンで抽出 可能な物質のアリコートのGC−MSは、Extrel ELQ 400四極子 (quadrupole)マススペクトロメーターが連結されたヒユーレット− パラカード5890Aガスクロマトグラフを用いて行われた。ガスクロマトグラ フィーは、30mDB−5(J & W 5cientific、 Ranch  Cordova、 CA)結合−フニーズ融合シリカキャピラリーカラム(b onded−phase fused 5ilica capillary c olumn) (Q、25mm o。
d、、0.25μmのフィルム厚さ;スプリットレスインジェクション;温度プ ログラム、150−290℃、4℃/分)を用いて行われた。マススペクトロメ ーターは、CI(イソブタン;質量範囲、150−500u。
1砂崩たり1回のスキャン)又はEI(質量範囲、5O−500u、1砂崩たり 1回のスキャン)のモードで操作された。誘導体は、特徴的なイオン及び保持時 間により同定され、必要な場合には標品との同時注射により確認された。
mg)を添加して中和し、無水酢酸(100μl)を用いて室温で6時間処理し た。次の遠心分離とMeOHの除去の後、沈殿を1mlのM e OHで2回洗 浄した。MeOH抽出物を合わせ、N2気流下に乾燥した。得られたモノサッカ ライドメチルグリコシドは、そのパーー〇−トリメチルシリルエーテルとして( 26,27)上記のExtrel ELQ 400システム(D B −5カラ ム;スプリットレス インジェクション;温度プログラム、140−270℃、 4℃/分;CI−MS(イソブタン)モード)を用いたGC−MSにより分析さ れた。
メチル化/結合分析 グリコジル残基上の置換基の結合位置は、各サンプル約5 0μgをパーメチル化し、次いで、加水分解、還元、パーアセチル化、並びに分 析を上記のExtrel ELQ 400G C−M Sシステム(DB−5カ ラム;スプリットレス インジェクション;温度プログラム、140−250℃ 、4℃/分、EI−MSモード)で行い、保持時間及び特徴的な電子衝撃マスス ペクトルによりなされる部分的にメチル化されたアルジトールアセテート(PM AA)誘導体の同定(31,32)を行うことを除いて、他で詳述されたように (22)、GC−MSを行うことにより決定された。同定は、公知の標準混合物 におけるPMAAsとの比較により確認された。
加速電圧(10kV)、キセノンビーム、6kV;質量範囲、3000 、レゾ リュージョン(resolution) 、3000の蓄積モード(accum ulation mode)で操作されるJEOL(東京、日本)HX−110 /DA−5000マススペクトロメーター/データシステムで行われた。
MeOH中のサンプル(約20μg)のアリコートは、FABターゲットに移さ れ、NBAマトリックス中に懸濁された。各スペクトルについて3回のスキャン が蓄積された。Kl/Cslは、較正標準として使用した。
存在を示す古典的な条件下に“プラズマル反応(plasma] reacti on)”を与える。これは、メタツリシス後のGC−MS分析により確認された 。
HCl−加メタノール分解物のヘキサン抽出物のGC−MS分析は、脂肪酸メチ ルエステル(FAMEs)16・0.18:1.18:0、及び24:1に対応 するピークに加えて、通常のセレブロシドまたはエステルセレブロシドの加メタ ノール分解物中に検出されない複数のピークの存在を示した。これらのピークは 、標品化合物の電子衝撃(El)及び化学的イオン化(CI)マススペクトルに 加えて保持時間を比較することにより決定された。このようにして、それらは、 16:0,18:0及び18:1のエノールメチルエーテル(EME)(図13 )のような脂肪アルデヒド由来のエノールメチルエーテル(EMEs)として同 定された。
図13は、未知の脂質成分の加メタノール分解からの長鎖FAMEsおよびEM EsのCG−EI/MSである。ピークは、標識されたように同定された。アス テリスクで標識されたピークは、未同定の不純物である。
Bマススペクトルは、陽イオンモードで得られた。該スペクトルは、図14に再 現される。図14中で、ピークは名目的な、単一同位体質量(monoisot opic mass))で標識される。
スペクトルは、d18:1スフインゴシンを有するセレブロシドの陽イオンFA B及びFAB−CID (高速原子衝撃−衝突誘導電離(collision  1nduced dissociation)スペクトル(36,38,41) に共通に見出されるように、Domon及びCo5telloの命名で各々W′ 及びW″であるセラミドの脱−N−アセチル化及び脱水に由来するスフィンゴシ 、ン関連イオンに、質量及び相対的な多量さにおいて対応する、m/z282お よび264のフラグメントにより、より低い質量末端(mass end)で特 徴付けられる。セラミドイオン(Y ’)は、16二〇、18:、1.18:0 、及び24:1脂肪酸で最初にN−アシル化されたd18 : 1スフインゴシ ンを有する組成に対応するm/z520.546.548、及び630で最も多 く見出された。これらは、FAME分析(図13)に基づき予期されたであろう 。セレブロシド[MH]1に一致する小さいピークは、m/z792 (d18  :1スフインゴシン及び24:1脂肪酸を有するHex・Cerに相当)に観 察された。シュードモレキュラーイオン[MH] の第1のグループは、m/z 930.932.956.958及び960に見出された。観察される偶数の質 量数は、奇数の分子量に対応し、それゆえ奇数の窒素原子を含有する化合物に対 応する。以前に決定されたサイコシンアセタール構造に類似して、これらのシュ ードモレキュラーイオン化学種は、ガラクトース部分のビシナルヒドロキシ基と 環状アセタール結合で連結した長鎖脂肪アルデヒドにより修飾されたセレブロシ ドに相当すると仮定された。長鎖EMEsに相当するGC−MSピークの分析に より決定されたように(図13)、これらのアルデヒドは、主として16二〇、 18:1、及び18:0化字種(species)であろう。観察されたシュー ドモレキュラーイオン多量さは、それゆえ脂質中に見出される異なる長さの脂肪 酸及び脂肪アルデヒド部分の両方の比率に従った複合体分布を反映しているので あろう。例えば、最も豊富なm/z956のシュードモレキュラーイオンは、d 18:1スフインゴシン、18:1脂肪酸及び18:1脂肪アルデヒドを有する ガラクトセレブロシドアセタールに相当するであろう。m/z930のイオンは 、d18 : 1スフインゴシン、18:1脂肪酸及び16二〇アルデヒド、或 いはd18 : 1スフインコシン、16:0脂肪酸及び18:1アルデヒドに 相当するであろう。クラスター中の他のイオンは、最も豊富な脂肪酸及びアルデ ヒド分子種の他の可能な組み合わせ(すべてd18 : 1スフインゴシンを有 する)を示す。該化合物がガラクトースのビシナルヒドロキシ基とアセタール結 合により修飾されたセレブロシドであるという結論は、以下に記載するメチル化 /結合分析により確認された。
GC−MSによるメチル化分析 天然脂質のパーメチル化し、酸加水分解、還元 及びアセチル化に続き、得られた部分的にメチル化されたヘキシトールアセテー トは、GC−MSにより分析された。
結果は、以下の図15に示される。
図15中、ピークはPMAA類の1:2.3,4.6−テトラ−0−;2:2. 6−ジー〇−;及び3:4゜6−ジー0−Me−Galと同定される。
ガラクトース上に3.4−または4,6−で結合された置換基を各々表し、脂質 フラクションは、大部分は3゜4−結合の5員環、いくつかの場合には4,6− 結合の6員環を伴うセレブロシドに由来する異性体の環状アセタールから構成さ れなければならないことを示す。痕跡量の2. 3. 4. 6−チトラー0− Me−Galは、未置換セレブロシドとして検出される少ない量のシュードモレ キュラーイオンに一致する。これらの結合は、以前に決定されたサイコシンアセ タールの異なる成分にも見出された。アセタールのC−1位のキラリティー(c hirality )は、明確には決定されていない。しかしながら、それらは 6員環アセクールの長鎖はエカトリアルの配向であると考えられ、5員環のこの 基はシュードエカトリアルの配向であると推定される。
神経突起形成活性の測定 化合物A、BSC,D及びEの神経突起形成活性は、以前に記載されたように( 10)、神経突起の形成が神経成長因子(NGF)またはガングリオシドに依存 する種々のニューロプラスドーマ細胞株を用いて測定された。
ニューロプラスドーマ細胞株は、以前に記載されたように(11,12)、ゼラ チンで被覆されプレート中で培養された。種々の濃度(5−150μM)の糖脂 質が加えられ、神経突起形成を観察するために培養された。50μmより長い神 経突起を形成した細胞の発生率を全集団のパーセントとしてカウントした。化合 物A及びBで処理された細胞の写真を24時間間隔で撮影した。
著しい神経突起形成が、特にNGF50μg/ml濃度の存在下に、プラズマロ サイコシン化合物A及びBを添加したマウス ニューロプラスドーマ ニューロ −2A細胞で観察され;50μmより長い神経突起は、全細胞集団の60−80 %を構成した。この濃度は、ガングリオシドの効果として以前に報告されたもの よりもはるかに低かった。すなわち、最も効果的なガングリオシドであるGTl bは、200μg/mlの濃度を要求した。
ウシ脳ガングリオシドの混合物は、少なくとも10〇−150μg/mlを要求 した。マウス及びヒトニューロプラスドーマを含む他のタイプの細胞は、プラズ マロサイコシンにより同程度の神経突起形成の誘導を示した。
サイコシンそれ自体は、種々のニューロプラスドーマ細胞株に強力な細胞障害性 効果を示した;細胞の成長は阻害され、形態は変化し、結局、細胞は10−20 μg/mlのサイコシンの存在下に死亡した。サイコシンの存在下には神経突起 形成は起こらなかった。プラズマロサイコシン化合物A及びBによる神経突起形 成のパターンは、図9A、9B及び10に示される。
図9A及び9Bは、50μg/mlのプラズマロサイコシン化合物A及びBが培 養ディツシュの異なる領域に存在するときのニューロ2人細胞の神経突起形成パ ターンを示す。
図10は、ニューロ−2A細胞の神経突起形成におけるプラズマロサイコシンの 効果を示すグラフである。横軸はプラズマロサイコシンの濃度(μg/ml)を 示し、縦軸は神経突起(50μmを超える長さ)を形成したニューロ−2A細胞 のパーセントを示す。円(○および・)は、プラズマロサイコシンの上側及び中 間のバンドの混合物、十及び−神経成長因子(NGF)の結果を示す。
△は、NGF存在下でのガングリオシドGM1、GDIa、GDlb、およびG Tを含むウシ脳ガングリオシド(B B G)混合物の結果を示す。
図10に示される結果は、NGFがプラズマロサイコシンで処理される細胞に添 加された場合であっても、効果が見られないことを示す。従って、神経突起形成 はプラズマロサイコシンのためである。
プラズマロセレブロシドは、細胞培養の初期の段階で明らかな効果を示さない。
しかしながら、1週間後には50μmより長い神経突起の形成は明らかに増加し た。
従って、プラズマロセレブロシドは、神経突起形成活性を有する。50μg /  m lの濃度で2週間インキュベートした後の、ニューロ−2A細胞培養中の 神経突起形成は、プラズマロサイコシンよりもプラズマロセレブロシドの存在下 の方がより著しかった。
プラズマロサイコシンA及びBは、“プラズマロサイコシンA及びBの合成スキ ーム” (図16)に従い化学的に合成された。
サイコシン(合成によって製造されるか、又はウシ脳から抽出されたCMHのア ルカリ加水分解により得られた)のクロロホルムと水の混合溶液中に、9−フル オレニルメチルクロロホルメート及び炭酸カリウム(45)を加え、反応混合物 を室温で21時間攪拌した。反応混合物を減圧下に留去した後、残渣に少量の水 を加えて白色スラリーを形成した。このスラリーを事前に条件を整えたBOND  ELUT C−18カラムにかけ、水でリンスして、水溶性成分を除去した。
保持された親油性の化合物は、カラムをメタノールで溶出することにより回収し 、溶出液を減圧下に留去してFMOC−サイコシンを得た。生成物の、クロロホ ルム/メタノール9:1又はトルエン/メタノール3コ1による薄層クロマトグ ラフィーにより、いくつかのUV陽性の不純物の存在が示され、該不純物はシリ カカラム、及びトルエン/メタノール3:1又はクロロホルム/メタノール9: 1を溶媒混合物として用いて除去した。精製された化合物は、87%の収率、[ α] +5.17(クロロホルム中、C1,42)で得られ、次いでサイコシン の環状アセクールの製造に使用された。
環状アセタール形成に必要である他の反応物であるα。
α−ジメトキシヘキサデカンは、n−ヘキサデカノール(アルドリッチ、ミルウ ォーキー、WI)から2段階で合成された:i)ジクロロメタン中、ピリジニウ ムクロロクロメート(46)を用いて酸化し、アルデヒドを得る、及び11)該 アルデヒドをトリメチルオルソホルメート(アルドリッチ、ミルウォーキー、W I)とAMBERLITE IR−120(Rohm&HaasCo、、PA) の存在下に還流して反応させる(47)。
環状アセタールは、以下のようにして調製された。FMOC−サイコシンのN、 N−ジメチルホルムアミド溶液に、α、α−ジメトキシヘキサデカン及びp−ト ルエンスルホン酸を加え、反応混合物を室温で19時間攪拌した。次いで、反応 混合物をトリエチルアミンで反応終了させてp〜トルエンスルホン酸を中和し、 減圧下に留去した。残渣は、BOND ELUT C−18カラムに移し、水で リンスした。FMOC−サイコシンの環状アセタールに加えて他の親油性化合物 が、メタノールを用いて最終的にカラムから溶出され、溶出液は減圧下に留去さ れた。目的の環状アセタールは、トルエン/メタノール3:1溶媒を用いてシリ カカラムクロマトグラフィーにより他の化合物から粗く分離された。
FMOC−サイコシンの環状アセタールの混合物は、次いでFMOC保護基を除 去するために3時間ピペリジン(pipyridine)で処理しく48)、減 圧下に留去した。
他の生成物からのプラズマロサイコシンA及びBの分離は、イソプロパツール/ ヘキサン/水のグラジェントを用いて、実施例1に記載されたようにあらかじめ 平衡化された1ATROBEADs (10uM)hラム上で達成された。
該サンプルは、クロロホルム/メタノール2:1を100μl加え、超音波処理 をしながら僅かに暖め、注射用に調製した。これに約1.5mlのへキサンを超 音波処理をしながら加えた。サンプルは、カラムにかけられ、200分間かけて 徐々にヘキサンからイソプロパツール/ヘキサン/水、30:69:1のグラジ ェントに変化させて溶出し、次いで、同じグラジェントで50分間かけて(20 0−250分)溶出した。グラジェントは、最後に55 : 25 : 20  (250−400分)に変化させ、溶出は同じグラジェントで200分間(40 0−600分)継続した。溶出液(6分/試験管)が集められ、各フラクション はHPTLC(クロロホルム/メタノール/NH40H180:20:2)によ りチェックした。
HPTLC上での同じフラクションは、−緒に蓄えられ、濃縮されてカルボキシ メチル セファデックスカラムクロマトグラフィーから得られたヒト脳のアニオ ン性脂質フラクションと比較した。結果は図17に示される。レーン1はサイコ シンアセタールの粗合成物であり、レーン2−5は、IATROBEADカラム 上でHPLCからの合成生成物の蓄えられたフラクションを示し、レーン6は、 カルボキシメチル セファデックスカラムから0.5M)リエチルアミンを用い て得られたヒト脳(大脳)のアニオン性脂質フラクションの総溶出物である。
プラズマロサイコシンA及びプラズマロサイコシンBの上側及び中間の脂質バン ドと同じフラクションは、NMRSFAB−MS、及びGc−MSによるメチル 化によりさらに特徴付けられ(図18A−18C)、推定構造を確認した。図1 7のレーン2及びレーン3のフラクションは、特徴付けされていない。
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37.3404 46、Corry、E、J、、及び J、W、Suggs (1975)48、 Godansky、M、、S、S、Deshmane 及び J、Martin ez (1979)本発・明は好適な実施例を参照して詳細に記述されたが、本 発明の範囲及び精神の中で種々の修飾は、当業者には明らかである。従って、本 発明は添付のクレームの範囲によってのみ制限されると考えられるべきである。
FIG、 18 特表十〇−509354(28) 相 対 量 相 対 量 IQ II 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21  22 23 24 25FIG、 8A FIG、 8B FIG、 8C FIG、 8D FfG、11 FIG、 12 FIG、 17 FIG、 18A フロントページの続き (72)発明者 ハコモリ センイチロウアメリカ合衆国 98119 ワシン トン シアトル エリオツド アベニュ ウェスト201 ザ バイオメンブレ ン インスティテユート内 (72)発明者 レベツー ビー、ステイーブンアメリカ合衆国 98119  ワシントン シアトル エリオツド アベニュ ウェスト201 ザ バイオメ ンブレン インスティテユート内 (72)発明者 イガラシ ャスユキ アメリカ合衆国 98119 ワシントン シアトル エリオツド アベニュ  ウェスト201 ザ バイオメンブレン インスティテユート内 (72)発明者 サドザイ カリド アメリカ合衆国 98119 ワシントン シアトル エリオツド アベニュ  ウェスト201 ザ バイオメンブレン インスティテユート内

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.化合物A及び化合物B: ▲数式、化学式、表等があります▼(A)▲数式、化学式、表等があります▼( B)[式中、n1は0より大きな数である]及びその薬学的に許容される塩から なる群から選ばれた、単離されまたは合成されたプラズマロサイコシン。
  2. 2.化合物Aである請求項1に記載の単離されまたは合成されたプラズマロサイ コシン。
  3. 3.化合物AのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請求 項2に記載の単離されまたは合成されたプラズマロサイコシン。
  4. 4.化合物Bである請求項1に記載の単離されまたは合成されたプラズマロサイ コシン。
  5. 5.化合物BのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向で ある請求項4に記載の単離されまたは合成されたプラズマロサイコシン。
  6. 6.化合物C及び化合物D: ▲数式、化学式、表等があります▼(C)▲数式、化学式、表等があります▼( D)[式中、n2およびn3は、各々0より大きな数である]及びその薬学的に 許容される塩からなる群から選ばれた、単離されまたは合成されたプラズマロセ レブロシド。
  7. 7.化合物Cである請求項6に記載の単離されまたは合成されたプラズマロセレ ブロシド。
  8. 8.化合物CのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請求 項7に記載の単離されまたは合成されたプラズマロセレブロシド。
  9. 9.化合物Dである請求項6に記載の単離されまたは合成されたプラズマロセレ ブロシド。
  10. 10.化合物DのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項9に記載の単離されまたは合成されたプラズマロセレブロシド。
  11. 11.化合物A、化合物B、化合物C及び化合物D:▲数式、化学式、表等があ ります▼(A)▲数式、化学式、表等があります▼(B)▲数式、化学式、表等 があります▼(C)▲数式、化学式、表等があります▼(D)[式中、n1、n 2およびn3は、各々0より大きな数である]並びにその薬学的に許容される塩 からなる群から選ばれた、1種またはそれ以上のプラズマロサイコシン及び/又 はプラズマロセレブロシド;及び薬学的に許容される担体、希釈剤又は賦形剤を 含む神経細胞疾患及び組織障害の治療用組成物。
  12. 12.プラズマロサイコシンが化合物Aである請求項11に記載の組成物。
  13. 13.化合物AのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請 求項12に記載の組成物。
  14. 14.プラズマロサイコシンが化合物Bである請求項11に記載の組成物。
  15. 15.化合物BのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項14に記載の組成物。
  16. 16.プラズマロセレブロシドが化合物Cである請求項11に記載の組成物。
  17. 17.化合物CのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請 求項16に記載の組成物。
  18. 18.プラズマロセレブロシドが化合物Dである請求項11に記載の組成物。
  19. 19.化合物DのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項18に記載の組成物。
  20. 20.化合物A、化合物B、化合物C及び化合物D:▲数式、化学式、表等があ ります▼(A)▲数式、化学式、表等があります▼(B)▲数式、化学式、表等 があります▼(C)▲数式、化学式、表等があります▼(D)[式中、n1、n 2およびn3は、各々0より大きな数である]からなる群から選ばれた、1種ま たはそれ以上のプラズマロサイコシン及び/又はプラズマロセレブロシドの有効 量を神経細胞に接触させることを含む神経細胞からの神経突起の形成方法。
  21. 21.プラズマロサイコシンが化合物Aである請求項20に記載の方法。
  22. 22.化合物AのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請 求項21に記載の方法。
  23. 23.プラズマロサイコシンが化合物Bである請求項20に記載の方法。
  24. 24.化合物BのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項23に記載の方法。
  25. 25.プラズマロセレブロシドが化合物Cである請求項20に記載の方法。
  26. 26.化合物CのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請 求項25に記載の方法。
  27. 27.プラズマロセレブロシドが化合物Dである請求項20に記載の方法。
  28. 28.化合物DのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項27に記載の方法。
  29. 29.化合物A、化合物B、化合物C及び化合物D:▲数式、化学式、表等があ ります▼(A)▲数式、化学式、表等があります▼(B)▲数式、化学式、表等 があります▼(C)▲数式、化学式、表等があります▼(D)[式中、n1、n 2およびn3は、各々0より大きな数である];並びにその薬学的に許容される 塩からなる群から選ばれた、1種またはそれ以上のプラズマロサイコシン及び/ 又はプラズマロセレブロシドの生物学的有効量を治療を必要とする宿主に投与す ることを含む神経細胞疾患及び組織障害を治療する方法。
  30. 30.プラズマロサイコシンが化合物Aである請求項29に記載の方法。
  31. 31.化合物AのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請 求項30に記載の方法。
  32. 32.プラズマロサイコシンが化合物Bである請求項29に記載の方法。
  33. 33.化合物BのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項32に記載の方法。
  34. 34.プラズマロセレブロシドが化合物Cである請求項29に記載の方法。
  35. 35.化合物CのアセタールC1位のキラリティーがエカトリアル配向である請 求項34に記載の方法。
  36. 36.プラズマロセレブロシドが化合物Dである請求項29に記載の方法。
  37. 37.化合物DのアセタールC1位のキラリティーがシュードエカトリアル配向 である請求項36に記載の方法。
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