JPH0651390B2 - 防水性記録紙 - Google Patents

防水性記録紙

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JPH0651390B2
JPH0651390B2 JP63257898A JP25789888A JPH0651390B2 JP H0651390 B2 JPH0651390 B2 JP H0651390B2 JP 63257898 A JP63257898 A JP 63257898A JP 25789888 A JP25789888 A JP 25789888A JP H0651390 B2 JPH0651390 B2 JP H0651390B2
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柊三 大原
央 川原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は防水性記録紙に関し、更に詳しくは、優れた記
録特性と取り扱い作業性を備え、且つ引裂強度の優れた
防水性記録紙に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来から、防水性記録紙として合成紙が使用されている
が、これまでの合成紙としては、例えばPETフィル
ムの表面を粗面化(サンドプラスト)したもの、合成
樹脂フィルムの表面に無機物をコーティング加工したも
の、ポリプロピレン樹脂と無機物との混合物をフィル
ム化し、延伸加工したもの、紙上に合成樹脂フィルム
層を設け、粗面化処理したもの、更には紙上にポリプ
ロピレン樹脂をマットロールを使用して押出ラミネート
加工したもの、等が使用されている。
しかし乍ら、は樹脂が高価であるのに加えて、工程数
が多く、、、も工程数が多く、共に高価なものと
なる。また、は加工が容易であるが、記録紙としての
必要特性が十分に満たされておらず、且つ帯電しやすい
ため作業性が悪いという欠点を孕んでいる。
記録紙は直接に筆記、印刷する場合と、記録方式に応じ
た所望の薬剤(例えば、静電記録用、感熱用、感圧用、
昇華転写用等)をコーティング加工する場合とがある
が、どちらの場合にも表面平滑性と表面ぬれ性が重要で
あり、記録性能に大きく関与する。
〔問題を解決するための手段〕
本発明は叙上の問題点を解決するもので、熱可塑性合成
樹脂に無機物と(a)表面活性剤、(b)プロピレンオキサイ
ド、(c)無水マレイン酸共重合体、アクリル酸系共重合
体、イタコン酸共重合体等の官能基含有オレフィン系樹
脂、(d)エチレン−ビニルアルコール共重合体、(e)ポリ
メチルハイドロジェンシロキサンのα−オレフィン付加
物から選ばれる相溶化剤及び/又は胱デンプン系及びア
クリル酸系から選ばれる吸水性樹脂とを混合した樹脂組
成物からなるフィルム層を紙基材上にラミネートする事
によって、安価であり且つ記録紙用基材としての優れた
特性を備えた材料を提供するものである。
即ち、本発明は熱可塑性合成樹脂に無機物と相溶化剤及
び/又は吸水性樹脂とを混合した樹脂組成物からなるフ
ィルム層を紙基材上の片面又は両面にラミネートした防
水性記録紙を内容とするものである。
本発明に於ける熱可塑性樹脂とは、ラミネート加工が可
能な樹脂を指し、要求物性により任意の樹脂を選択でき
る。且つ表、裏が異なる樹脂であってもよい。特に好適
なものはポリオレフィン系樹脂やポリエステル系樹脂で
ある。ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1やこれら
の共重合体、これらと他のモノマーとの共重合体、これ
らの混合物等が例示される。ポリエステル系樹脂として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートやこれらのモノマーの酸成分及び/又はグリコ
ール成分の種類を変えたもの、またはこれらの共重合
体、混合物等が例示される。
次に、無機物を配合する目的の第1はラミネート加工時
の熱を利用して、無機物の付着水、結晶水をガス化させ
ることや、無機物自体の熱分解ガスを利用し、ボイドを
形成させる。このボイド形成は、後加工する薬剤層のコ
ーティング性及び定着性を向上させ、特に感熱型記録紙
の基材としては断熱性及びクッション性を付与するので
好適である。目的の第2は親水性を付与し、フィルム層
表面のぬれ性を向上させ、印刷性やコーティング性をさ
れに向上させる。目的の第3は親水性付与によって帯電
性を低下させ、取り扱い作業性を向上させる。目的の第
4はフィルム層を白く不透明にし、天然紙的風合いを付
与させる事や、記録画像と地色とのコントラストを大き
くする、等が挙げられる。
本発明に用いられる無機物としては、炭酸カルシウム、
シリカ、マイカ、タルク、クレー、ゼオライト、アルミ
ナ、酸化チタン、酸化スズ、ガラス粉、硫酸バリウム、
ベントナイト、珪藻土、石こう、炭酸水素ナトリウム等
が例示され、これらは使用目的により単独又は2種以上
混合して用いられる。無機物の配合量は0.5〜60重
量%の範囲が望ましく、0.5重量%未満であればボイ
ド形成助長効果は小さく、60重量%を越えると、ラミ
ネート加工性が悪くなる。配合量はラミネート加工温度
や発生ガス量等により適宜決定される。
本発明で使用される相溶化剤とは、樹脂組成物を構成す
る熱可塑性樹脂、無機物及びボイドを形成するガス相互
間に作用し、形成されるボイドの均一化、微細化を図る
ものである。相溶化剤として望ましいものは通常の表面
活性剤は無論のこと、シリコン系やフッ素系表面活性剤
の他、例えば高分子系のプロピレンオキサイドや官能基
含有オレフィン系樹脂(無水マレイン酸共重合体、アク
リル酸系共重合体、イタコン酸共重合体等)、エチレン
ビニルアルコール共重合体、ポリメチルハイドロジェン
シロキサンのα−オレフィン付加物などの高分子化合物
が使用出来る。相溶化剤の選定及び配合量は、樹脂組成
物を構成する各成分の配合割合及びHLB値等によって
決定される。相溶化剤の種類によっては、帯電防止効果
や熱分解によるボイド形成能を有する。配合割合は通常
0.1〜15重量%の範囲が好適である。0.1重量%
未満では効果が十分でなく、15重量%を越えると発色
性能に悪影響を与える。
次に、本発明においては、樹脂組成物中に吸水性樹脂を
配合すればフィルム層の親水性がさらに向上し、また熱
分解によってボイドの形成が増加し、フィルム層表面の
ぬれ性の向上及び帯電性の低下による作業性の向上に効
果がある。
本発明に用いられる吸水性樹脂としては、通常市販され
ているデンプン系、アクリル酸系等があり、樹脂組成物
中の構成成分との相溶性等によって決定される。
本発明における紙基材とは、バルブ紙はもちろん加工紙
も含み、特に高平滑性を必要とする場合には、コート
紙、サイズプレス加工紙、スーパーカレンダ加工紙など
が好適に使用される。
本発明は、押出ラミネート法やホットメルトラミネート
法、ドライラミネート法、ウェットラミネート法の他、
粘着剤、接着剤等での貼り合わせ等公知のラミネート法
によって実施されるが、特に押出ラミネート法が好適で
ある。また、用途に応じて基材の片面又は両面にラミネ
ートする場合があることは勿論である。押出ラミネート
法によれば、冷却ロールの表面状態を変えることによっ
て、フィルム表面平滑性をコントロール出来る。また、
高平滑性が要求される場合は、ラミネートするフィルム
層を2層以上にすれば、紙表面の凹凸の影響が軽減さ
れ、高平滑性を有するフィルム表面が得られる。
紙基材との接着性を向上させるため、火災処理、コロナ
処理、オゾン処理等の公知方法、及びこれらを併用する
方法を用い得ることは勿論である。
次に、本発明をマットロールを使ってラミネート加工す
れば、ポールペンや鉛筆による筆記性も付与する事が出
来る。また、本発明による耐水性記録紙のフィルム表面
にコロナ放電処理を行うことによってフィルム表面のぬ
れ性がさらに向上し、印刷インキの定着性や薬剤液のコ
ーティング性が良好となる。更に、本発明による防水性
記録紙は紙上にフィルム層を設けているため、合成樹脂
フィルム100%の合成紙よりも引裂強度に優れてい
る。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例、比較例に基づいて更に詳細に説
明するが、本発明はこれらにより何ら制限されるもので
はない。
実施例1 ポリプロピレン樹脂「LA−221」(三井石油化学工
業製)55重量%、炭酸カルシウム「ホワイトンSB
(赤)」(白石カルシウム製)40重量%、及び相溶化
剤として変性ポリプロピレン樹脂「アドマーQE−05
0」(三井石油化学工業製)5重量%をドライブレンド
し、2軸混練機「PCM−30」(池貝鉄工製)にて溶
融混練(ダイス出口温度220℃)し、ペレット化し
た。ペレット化した樹脂組成物をTダイ押出機(径40
mm、Tダイ温度300℃)へ供給し、上質紙(坪量6
6.3g/m)上へ押出ラミネート(厚さ30μm、
冷却ミラーロール使用)を行った。上記の如く作成した
ラミネート紙のラミネート面の表面ぬれ指数、帯電圧、
及び印刷性のテストを行い、結果を第1表に示した。
実施例2 ポリプロピレン樹脂「LA−221」を49重量%、炭
酸カルシウム「ホワイトンSB(赤)」40重量%、吸
水性樹脂「プラウェットG140H」(三菱油化製)1
0重量%及び帯電防止機能をもつ表面活性剤として「エ
レクトロストリッパーTS−3」(花王製)1重量%か
らなる樹脂組成物を用いた他は、実施例1と同様の操作
を行い、結果を第1表に示した。
実施例3 コポリエステル樹脂「コダボンドPETG5116」
(イーストマンケミカル製)55重量%、炭酸カルシウ
ム「ホワイトンSB(赤)」40重量%及び「アドマー
QE−050」5重量%をドライブレンドし、2軸混練
機「PCM−30」にて溶融混練(ダイス出口温度21
0℃)し、ペレット化した。ペレット化された樹脂組成
物をTダイ押出機(Tダイ温度280℃)へ供給し、実
施例1と同様の操作を行い、結果を第1表に示した。
実施例4 実施例1で混練した樹脂組成物を、Tダイ押出機(径4
0mm、Tダイ温度300℃)へ供給し、上質紙(坪量6
6.3g/m)の両面へ各々25μm厚で逐次押出ラ
ミネートを行った。その結果を第1表に示した。
実施例5 実施例3で混練した樹脂組成物を、Tダイ押出機(径4
0mm、Tダイ温度280℃)へ供給し、上質紙(坪量6
6.3g/m)の両面へ各々30μm厚で逐次押出ラ
ミネートを行った。その結果を第1表に示した。
比較例1 ポリプロピレン樹脂「LA−221」をTダイ押出機
(Tダイ温度300℃)に供給し、実施例1と同様の操
作を行い、結果を第1表に示した。
比較例2 コポリエステル樹脂「コダボンドPETG5116」を
Tダイ押出機(Tダイ温度280℃)に供給し、実施例
1と同様の操作を行い、結果を第1表に示した。
比較例3 ポリプロピレン樹脂「LA−221」を用い、実施例5
と同様の条件で上質紙の両面に各々25μm厚で逐次押
出ラミネートを行い、結果を第1表に示した。
比較例4 コポリエステル樹脂「コダボンドPETG5116」を
用い、実施例6と同様の条件で上質紙の両面に各々30
μm厚で逐次押出ラミネートを行い、結果を第1表に示
した。
比較例5 ポリプロピレン樹脂「LA−221」を60重量%、炭
酸カルシウム「ホワイトンSB(赤)」40重量%から
なる樹脂組成物を用いた他は、実施例1と同様の操作を
行い、結果を第1表に示した。
〔作用・効果〕 叙上の通り、本発明によれば、安価な製造方法によっ
て、表面に微細なボイドを有し、且つ制電性及び親水性
を有する防水フィルム層を紙上にラミネートした、優れ
た引裂強度を持つ、記録紙として好適な材料を提供する
ことが出来る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性合成樹脂に無機物と(a)表面活性
    剤、(b)プロピレンオキサイド、(c)無水マレイン酸共重
    合体、アクリル酸系共重合体、イタコン酸共重合体等の
    官能基含有オレフィン系樹脂、(d)エチレン−ビニルア
    ルコール共重合体、(e)ポリメチルハイドロジェンシロ
    キサンのα−オレフィン付加物から選ばれる相溶化剤及
    び/又はデンプン系及びアクリル酸系から選ばれる吸水
    性樹脂とを混合した樹脂組成物からなるフィルム層を紙
    基材上にラミネートした防水性記録紙。
  2. 【請求項2】熱可塑性合成樹脂がポリオレフィン系樹脂
    である請求項1記載の防水性記録紙。
  3. 【請求項3】熱可塑性合成樹脂がポリエステル系樹脂で
    ある請求項1記載の防水性記録紙。
JP63257898A 1988-10-12 1988-10-12 防水性記録紙 Expired - Lifetime JPH0651390B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5380480A (en) * 1976-12-27 1978-07-15 Keiwa Shoko Kk Method for making covering material
JPS62162590A (ja) * 1986-01-14 1987-07-18 Fujitsu Ltd 熱転写記録用受像紙
JPH024160Y2 (ja) * 1986-06-24 1990-01-31

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