JPH0652021U - 光ディスク用吸着パッド及び光ディスク用搬送装置 - Google Patents

光ディスク用吸着パッド及び光ディスク用搬送装置

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JPH0652021U
JPH0652021U JP9230192U JP9230192U JPH0652021U JP H0652021 U JPH0652021 U JP H0652021U JP 9230192 U JP9230192 U JP 9230192U JP 9230192 U JP9230192 U JP 9230192U JP H0652021 U JPH0652021 U JP H0652021U
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optical disk
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space
optical disc
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正彦 琴寄
西村  博信
敏男 野坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの中央の段差部を支えて吸着する
パッドを得る。これを利用して光ディスクの製造工程に
おいて搬送手段とする。 【構成】 外筒2の内側に環状の空間αを形成するよう
に内環3を設ける。この内環3のさらに内側には円筒状
の空間βを形成して,受台6の中心突起部6aを包囲す
る。ディスク1の平板部1kには外筒2のパッド2eが接触
し,ディスク1の凸円部1hには内環3のパッド3eが接触
して空間αを閉鎖する。この空間αを吸気孔3g,3fを通
して軽真空にすることによりディスク1を吸着する。こ
のとき空間βついては,通気孔2hから大気を通じて障害
となる受台6への吸着を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は光ディスク用吸着パッド及び光ディスク用搬送装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクの製造工程においては,上方より光ディスクを保持して搬送する機 構が使用されている。この光ディスクを保持する方法としては,軽い真空状態に して吸着することが多く用いられている。光ディスクには中央部分には回転軸用 の穴が穿ってあり,その周囲のごく小さい径の内側を除いては情報等を処理して あるので,吸着する場合には情報等処理領域を避けて,その小さい径の内部のみ の接触で必要な保持力を得ることが必要である。
【0003】 特に光ディスクの直径が小さくなると,情報等の非処理領域の範囲が小さくな り,確実に吸着することは困難である。その上光ディスクの中央部分には段差が あるものがあり,その場合には問題解決はさらに困難となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は光ディスク用吸着パッドにおいて,接触面積を小さく抑えつつ必要 な吸着力を得ることを第1の課題とする。そして中心部分に段差を有する光ディ スクにおいても必要な吸着力を得ることを第2の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案はこのような課題を解決するために,光ディスクと同心円関係にある外 筒を設けて,その縁部を光ディスクの表面に接触させる。またこの外筒の内側に 同心円関係に位置する内環を設けて,その縁部を光ディスクの表面に接触させ, この内環の外周と外筒の内周との間に第1の環状の空間を形成すると共に,この 内環の内周に同心円関係の第2の空間を形成する。そしてこの第1の空間に通じ る第1の通気路とを設ける。また必要に応じて第2の空間に通じる第2の通気路 とを設ける。
【0006】 尚,光ディスクの中央部が凸円部となり,その外周が平板部となる場合,また はこの逆に光ディスクの中央部が凹円部となり,その外周が平板部となる場合, さらには光ディスクが全て同一平面となる場合のいずれの場合にも,内環の縁部 と外筒の縁部とが光ディスクに接触するような寸法関係にする。
【0007】
【作用】
第1の空間は外筒と内環と光ディスクとで閉じた空間を形成しているので,こ の第1の空間に通じる第1の通気路を軽真空にすれば光ディスクはこの光ディス ク用吸着パッドに吸着し,移動することができる。またこの第1の通気路を大気 圧以上にすれば,排出することができる。第2の空間に通じる第2の通気路をほ ぼ大気圧以上にすることより,光ディスクが従前の位置に固着するのを防止して 光ディスクが光ディスク用吸着パッドに吸着するのを補強する。
【0008】 尚,光ディスクの中央部の段差の高低にかかわらず外筒および内環は光ディス ク表面に接触するので,吸着と排出の動作は有効に作用する。
【0009】
【実施例】
図1は,本考案にかかる光ディスク用吸着パッドの一実施例を示す断面図であ る。この光ディスク用吸着パッド10は大別して,外筒2と内環3とナット4とか らなる。これらは互いに同心円状に形成されており,外筒2の内側には内環3を 嵌め込み,内環3をナット4で締め付け固定する。
【0010】 光ディスク1は中心部に穴があり,その外周に凸円部1h,段差部1d,平面部1k の順で円盤形状となっており,情報等処理領域1jは平面部における段差部1dの僅 かに外周に設けられている。この光ディスク1の中心部の穴は受台6の中心突起 部6aに挿入され,凸円部1hは受台6で下面よりクッションラバー6bを介して支持 されている。
【0011】 次に図2にもとづき各部の構造を詳細に説明する。
【0012】 外筒2についてはその形状は,外径22mm,高さ11mmのアルミニウム製の筒状体 であって内側に順次段階的に半径が逓増する第1円筒部2aと第2円筒部2bと第3 円筒部2cと第4円筒部2dとを備えている。そして第4円筒部2dの先端にはシリコ ンゴム製の外筒パッド2eが接着されている。また第2円筒部2bには放射方向に通 気孔 2h が穿ってある。
【0013】 内環3についてはその形状は,外径15mm,全高さ23mmのアルミニウム製の環状 体である。この内環3の上部には雄ねじ部3aがあり,外筒2の第1円筒部2aをわ ずかな隙間で通過する直径寸法である。雄ねじ部3aの根元には順次段階的に半径 が逓増する環部3cと環部3dとを備えている。この環部3cとこの隣接の摺動部3pと は,それぞれ外筒2の第3円筒部2cとその隣接の摺動部3pとに僅少の間隙をもっ て内接する。また環部3dは外筒2の第4円筒部2dに輪状の空隙(この空隙は光デ ィスク1の段差部1dの段差に対応する寸法関係である。)を形成するような直径 寸法であり,内側は内壁3mと3nをもってくり抜かれている。このくりぬき空間の 寸法は受台6の中心突起部6aを逃げるものである。そして環部3dの先端にはシリ コンゴム製の内環パッド3eが接着されている。
【0014】 次に吸気系統の構造について説明する。第1円筒部2aの内側には内壁3mの厚さ を残して同心円状に吸気孔3fが穿ってある。また環部3dには互いに直交する吸気 孔3gが穿ってあり,これらが吸気孔3fと直交して接続する。一方,吸気孔3f,3g とは公差しない通気孔3hが摺動部3pから内壁3mに貫通している。
【0015】 以上のような構造の光ディスク用吸着パッド1の吸着動作について,図1,2 を参照して説明する。外筒2の先端の外筒パッド2eは光ディスク1の平面部1lに 接触し,内環3の先端の内環パッド3eは光ディスク1の凸円部1hに接触する。外 筒2と内環3と光ディスク1とで形成される空間αを吸気孔3gと3fの経路で軽い 真空状態にすると大気圧が光ディスク1の下面より押圧して吸着する。
【0016】 このように空間αが真空になるため隣接の空間βは光ディスク1と内環パッド 3eとの接触間隙を通して吸気されて,真空になる傾向にある。この傾向が無視で きない程度となり,もし空間βが真空になるとディスク1は逆に受台6に吸着さ れることになる。この障害を防止するため通気系統を備えており,その作用につ いて説明する。外筒2に設けられた通気穴2hは,外筒2の中心方向に延びて第2 円筒部2aと内環3とで囲まれる空間γに通じる。この空間γからさらに内環3の 通気孔3hを通してディスク受台6の中心突起部6aと内環3の内壁3m,3nとで囲ま れる空間βへと通じる。この通気経路の作用で空間βは大気圧に保たれる。した がって空間βは大気圧に保たれ,上記の障害は防止できる。
【0017】 図3は光ディスク用吸着パッドの第2の実施例である。この実施例は光ディス ク1を図1の実施例とは上下逆に配置したものである。図1と同じ符号のものは それぞれ同じ構成要素に対応する。この実施例においては光ディスク1の中心部 が下方に低くなっているため,内環3の内環パッド3eの長さを外筒2の外筒パッ ド2eより長くしてものであり,その他の構成は図1の場合と同様である。
【0018】 図4は光ディスク用吸着パッドの第3の実施例である。この実施例は光ディス ク1の中心部に段差のない場合の部分図である。図1と同じ符号のものはそれぞ れ同じ構成要素に対応する。この実施例においては光ディスク1の中心部に段差 がないため,内環3の内環パッド3eの長さと外筒2の外筒パッド2eと等しくして あり,その他の構成については図1の場合と同様である。
【0019】
【変形の範囲】
本考案の本旨とするところは,光ディスクと同心円関係にある外筒を設けて, その縁部を光ディスクの表面に接触させ,この外筒の内側に同心円関係に位置す る内環を設け,その縁部を光ディスクの表面に接触させ,この内環の外周と外筒 の内周との間に第1の環状の空間を形成し,この内環の内周に同心円関係の第2 の空間を形成する。そしてこの第1の空間に通じる第1の通気路を設けるもので ある。したがってこの本旨の範囲内で種々の変形をして実施することができる。 例えば外筒と内環の構成材料は軽さと加工性の都合でアルミニウムとシリコンゴ ムを用いたが,他の軽合金や弾性体を選ぶこともできる。さらには全体を熱可塑 性樹脂等を用いることができる。実施例において示したナット4にはついては本 考案において必須の要素ではなく,他の構成要素を用いて締め付けることもでき る。また通気孔の数と相互位置は本考案の趣旨に鑑みて選定することは差し支え ない。さらには,外筒と内環との境界と接触の関係についても,本考案の趣旨の 範囲で変形することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上述べたような特徴を有しており,構成要素がすべて同心円状に形 成されているので,バランスが良好で光ディスクに不要な応力を印加することな く,かつ吸着パッド自身の製造コストと精度を良好に保つことができる。そして 光ディスクの中央部分の極めて狭い範囲で吸着でき,しかも段差がある場合にお いても支障なく吸着できるので,光ディスクの製造工程において確実にかつ高速 に搬送できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる光ディスク用吸着パッドの一実
施例を示す断面図である。
【図2】本考案にかかる光ディスク用吸着パッドの一実
施例の構造断面図である。
【図3】本考案にかかる光ディスク用吸着パッドの第2
の実施例を示す断面図である。
【図4】本考案にかかる光ディスク用吸着パッドの第3
の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…光ディスク 1d…段差部 1h…凸円部
1j…情報処理領域 1k…平面部 2…外筒 2a…第1の円筒部 2b…第2の円筒部 2c…第3の円筒
部 2d…第4の円筒部 2e…外筒パッド 2h…通気孔 2p…摺動部 3…内環 3a…雄ねじ部 3c…第3の円筒
部 3d…第4の円筒部 3e…内環パッド 3f…吸気孔 3g…吸気孔
3h…通気孔 3m…内壁 3n…内壁 3p…摺動部 4…ナット 5…シャフト 6…受台 6a…中心突起部 6b…クッション
ラバー 10…吸着パッド

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクと同心円関係にある外筒であっ
    て,その縁部が光ディスクの表面に接触する外筒と;こ
    の外筒の内側に同心円関係に位置する内環であって,そ
    の縁部が光ディスクの表面に接触し,この内環の外周と
    前記外筒の内周との間に第1の環状の空間を形成すると
    共に,この内環の内周に同心円関係の第2の空間を形成
    する内環と;前記第1の空間に通じる第1の通気路とか
    らなる光ディスク用吸着パッド。
  2. 【請求項2】前記第2の空間に通じる第2の通気路を備
    えることを特徴とする請求項1記載の光ディスク用吸着
    パッド。
  3. 【請求項3】前記内環の縁部が光ディスクの凸円部の表
    面に接触し,前記外筒の縁部が光ディスクの平板部に接
    触することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    光ディスク用吸着パッド。
  4. 【請求項4】前記内環の縁部が光ディスクの凹円部の表
    面に接触し,前記外筒の縁部が光ディスクの平板部に接
    触することを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    光ディスク用吸着パッド。
  5. 【請求項5】前記内環の縁部が光ディスクの表面に接触
    し,この光ディスクの表面と同一平面上にある光ディス
    クの表面に前記外筒の縁部が接触することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の光ディスク用吸着パッ
    ド。
  6. 【請求項6】請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
    求項4又は請求項5記載の光ディスク用吸着パッドを用
    いて,光ディスクを吸着して移動した後,前記第1の通
    気路を排出することを特徴とする光ディスク用搬送装
    置。
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