JPH0652474B2 - 楽音合成装置 - Google Patents

楽音合成装置

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JPH0652474B2
JPH0652474B2 JP59146039A JP14603984A JPH0652474B2 JP H0652474 B2 JPH0652474 B2 JP H0652474B2 JP 59146039 A JP59146039 A JP 59146039A JP 14603984 A JP14603984 A JP 14603984A JP H0652474 B2 JPH0652474 B2 JP H0652474B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、周波数変調演算を用いて楽音信号を合成す
る楽音合成装置に関し、特に簡単な演算により比較的多
数の周波数成分を制御し得るようにしたことに関する。
〔従来の技術〕
従来、特公昭54−33525号、特公昭54−757
0号、特公昭58−29519号に開示されているよう
に、可聴周波数領域の周波数変調演算または振幅変調演
算によって所望の倍音構成を持つ楽音信号を合成する技
術が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、上述した従来のものにおいてはいずれも倍音
成分を十分に有する満足のゆく音色の楽音を合成するに
は単純な1項式の変調演算では不十分であり、多重式あ
るいは多項式の複雑な変調演算を行わねばならなかっ
た。このため、演算回路の構成が複雑かつ大型化し、ま
た、時分割で各演算項の演算を行う方式にあっては制御
クロックを高速化せざるを得なくなり、コスト高になる
傾向にあった。なお、比較的単純な演算によって倍音成
分を多く含む楽音を合成する方法として、上述の特公昭
57−7570号に示されているように、予め多くの周
波数成分を有する波形を変調波又は被変調波として用い
る方法が考えられているが、演算に使用できる波形は波
形メモリに記憶したものに限られるため、合成し得る音
色に限界があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る楽音合成装置は、所定の波形を記憶した
記憶手段と、該記憶手段から前記所定波形を読み出して
所定音高の楽音を形成するための基礎となる基本位相デ
ータを発生する基本位相データ発生手段と、変調信号を
発生する変調信号発生手段と、前記変調信号を前記基本
位相データに導入し変調位相データを形成する変調位相
データ形成手段と、前記変調位相データの示す位相値に
基づき、該変調位相データが所定値の範囲にある所定位
相区間を特定する特定手段と、前記変調位相データに基
づき前記記憶手段から周波数変調された前記所定波形を
読み出す読み出し手段と、前記周波数変調された所定波
形の各振幅値のうち前記特定手段によって特定された位
相区間に対応している振幅値を変更する変更手段とを具
えるものである。
〔作用〕
変調位相データ形成手段においては、変調信号を基本位
相データに導入し変調位相データを形成するので、該基
本位相データが該変調信号によって周波数変調されるこ
とになる。従って、ここで形成される該変調位相データ
は、基本位相データ(換言すれば搬送波位相データ)を
周波数変調してなるデータである。特定手段では、この
変調位相データの示す位相値に基づき、該変調位相デー
タが所定値の範囲にある所定位相区間を特定する。読み
出し手段では、該変調位相データに基づき記憶手段から
前記所定波形を読み出すのであるが、実際に読み出され
る波形は所定波形と同じではなく、周波数変調された変
調位相データの変動に応じて、周波数変調された複雑な
波形である。変更手段では、前記周波数変調された所定
波形の各振幅値のうち前記特定手段によって特定された
位相区間に対応している振幅値を変更する。
これにより、記憶手段から読み出された周波数変調され
た複雑な波形信号が、変更手段において特定された位相
区間において更に変更され、楽音波形の変更制御を達成
することができる。従って、多様な音色制御を、特定の
位相区間において波形振幅値を変更するという極めて簡
単な構成により、容易に実現することができる。
特に、この発明においては、特定手段で判定する変調位
相データは、変調信号によって複雑に変調されるもので
あるので、この変調位相データそれ自体の変化が非直線
的であり、判定基準となる所定値を変えることなく、変
調位相データそれ自体の非線形的変化に従って、特定さ
れる所定位相区間の幅が複雑に変動することになる。従
って、そのような変動に特有の複雑な形態で波形振幅値
を変更することができるという優れた効果を奏する。
〔実施例〕
第1図は、周波数変調(以下、FMと略記)演算型の楽
音合成装置におけるこの発明の一実施例を示すブロック
図であり、大別して変調波関数発生部10と被変調波関
数発生部20および被変調波すなわち搬送波の位相変調
を行うための加算器30を備えている。変調波関数発生
部10では、変調波位相角データωmtに応じて正弦波
テーブル11から正弦波形データsinωmtを読み出
し、これに変調指数データI(t)を乗算器12で乗算し
て変調波データとして出力する。加算器30では、搬送
波位相角データωctに対して乗算器12から出力され
た変調波データI(t)・sinωmtを加算し、搬送波の位
相変調を行う。
被変調波関数発生部20は、加算器30から出力された
位相変調済みの搬送波の位相角データωct+I(t)・s
inωmtに従って所定の被変調波関数を発生し、この被
変調波関数に基づき楽音信号Gを出力する。
この第1図の実施例では、この被変調波関数発生部20
にこの発明が適用されている。
すなわち、被変調波関数発生部20は正弦波テーブル2
1、禁止制御回路22、ゲート23、乗算器24とから
構成され、正弦波テーブル21では加算器30から搬送
波の位相角データθ(θ=ωct+I(t)・sinωmt)
がアドレス信号として入力されると、この位相角データ
θに応じて正弦波形データsinθが読み出される。この
正弦波形データsinθはゲート23に供給される。
一方、位相角データθは禁止制御回路22に対しても供
給される。この禁止制御回路22は、位相角データθの
1周期における特定位相区間で“0”の制御信号▲
▼を出力する。この制御信号▲▼が“0”とな
る特定位相区間は音色選択信号TCに応じて変更され
る。そして、この制御信号▲▼はゲート23に与
えられる。これにより、正弦波テーブル21から読み出
された正弦波形データsinθは、制御信号▲▼が
“0”となっている間出力が禁止される。
説明を簡単にするために、位相角データθを例えば第2
図(a)に示すように単純に増加するデータとした場合
(θ=ωctとした場合)、禁止制御回路22は位相角
データθが「0〜2π」まで変化する間に音色選択信号
TCに応じて第2図(b)に示すような制御信号▲
▼を出力する。この結果、ゲート23からは第2図(c)
に示すように正弦波の特定位相区間の振幅が零となった
波形データが出力される。なお、この第2図(c)に示す
波形は第3図のような周波数スペクトルをもつ。
このようにして、ゲート23において特定位相区間が変
更された正弦波形データは乗算器24に供給され、ここ
で振幅係数データA(t)が乗算されることによって振幅
の設定制御が行われ、楽音信号Gとして出力される。
従って、音色選択信号TCに応じて禁止制御回路22か
ら出力される制御信号▲▼を第2図(d)に示すよ
うに変更した場合、ゲート23から出力される波形デー
タは第2図(e)に示すようなものとなる。
このようにして被変調波関数発生部20から出力される
楽音信号Gは、第2図(c),(e)の波形形状からも明らか
なように、多数の高調波成分を含んだものとなる。
この結果、簡単な構成で多数の高調波成分を含む楽音信
号Gを得ることができる。
ところで、この実施例において用いられる各パラメータ
ωmt,I(t),ωct,TC,A(t)は、第4図に示す
ような回路から与えられる。第4図において、鍵盤回路
40は電子楽器の鍵盤で押圧された鍵を検出し、押鍵デ
ータを出力する。位相データ発生回路41は、鍵盤回路
40から与えられる押鍵データに応じて押圧鍵の音高に
対応する周期で変化する変調波位相角データωmtと搬
送波位相角データωctを発生する。
一方、エンベロープ発生器42は、鍵盤回路40から鍵
の押圧時に発生されるキーオン信号KONに応答して時
間的に順次変化する変調指数データI(t)および振幅係
数データA(t)を発生する。これら位相データ発生回路
41およびエンベロープ発生器42には、音色選択回路
43から音色選択信号TCが与えられ、ωctとωmt
の周波数比およびI(t),A(t)の時間関数の波形形状が
選択音色に応じて制御される。
なお、この第1図の実施例において、正弦波テーブル2
1から出力される正弦波形データsinθの変更は、特定
位相区間における正弦波形データsinθの出力をゲート
23において禁止することによって行っているが、第5
図に示すように、正弦波形データsinθ、所定値FD1
およびFD2をセレクタ25に入力し、これら各入力信
号を選択するための選択制御信号SELを第6図(a)に
示すように、θ=0〜πの間ではsinθを選択するよう
に、θ=π〜3/2πの間では所定値FD1を選択する
ように、またθ=3/2π〜2πの間では所定値FD2
を選択するように構成することにより、第6図(b)に示
すようにさらに複雑に変化する波形形状の波形データを
得ることができる。なお、この第5図の構成を第1図の
実施例に適用するためには、第1図のゲート23を第5
図のセレクタ25に置換し、かつ第1図の禁止制御回路
22を制御信号▲▼に代えて選択制御信号SEL
を出力するように変更するものである。
また、第7図に示すように、正弦波形データsinθを乗
算器26に入力し、さらに制御信号▲▼が“0”
のときは係数発生器27から例えばK=0.5の係数K
を、また信号▲▼が“1”のときはK=1.0の
係数を位相角データθのπ/2毎に発生することによ
り、第8図(b)に示すように複雑に変化する波形形状の
波形データを得ることができる。なお、この第7図の構
成を第1図の実施例に適用するためには、第1図のゲー
ト23を第7図の乗算器26と係数発生器27に置換す
るものである。
なお、以上の説明では、比変調波関数発生部20にこの発
明を適用した場合を示したが、これに代えて変調波関数
発生部10にこの発明を適用するようにしてもよい。す
なわち、変調波関数発生部10を第9図に示すように構
成し、変調波位相角データωmtに基づいて正弦波テー
ブル11から発生される正弦波形データsinωmtをゲ
ート13に入力すると共に、禁止制御回路14に変調波
位相角データωmtを入力し、正弦波形データsinωm
tの特定位相区間を禁止制御回路14から出力される制
御信号▲▼によって変更し、この変更された正弦
波形データに変調指数データI(t)を乗算器12で乗算
することにより、多くの高調波成分を含む変調波関数を
発生させ、この変調波関数によってFM演算を行うよう
にしてもよい。
この場合、変調波関数発生部10と被変調波関数発生部
20の両方共にこの発明を適用してもよい。また、第1
図において正弦波テーブル11の出力波形データを破線
で示すように入力側にフィードバックし、この出力波形
データによって位相角データωmtを変調すれば、さら
に複雑な高調波成分を有する楽音信号Gを得ることがで
きる。
第10図は振幅変調(以下、AMと略記)演算型の楽音
合成装置の一例を示すブロック図であり、被変調波関数
発生部50にこの発明が適用されている。すなわち、被
変調波関数発生部50は正弦波テーブル51、禁止制御
回路52およびゲート53とから構成され、正弦波テー
ブル51では搬送波の位相角データωctがアドレス信
号として入力されると、この位相角データωctに応じ
た正弦波形データsinωctが読み出され、ゲート53
に供給される。
一方、位相角データωctは音色選択信号TCと共に禁
止制御回路52に供給される。これにより、禁止制御回
路52は位相角データωctの1周期において音色選択
信号TCに応じた特定位相区間だけ“0”となる制御信
号▲▼を発生し、この制御信号▲▼をゲー
ト53に供給する。
この結果、搬送波すなわち被変調波関数として正弦波テ
ーブル51から読み出される正弦波形データsinωct
のうち特定位相区間のデータの送出が禁止され、第2図
(b),(e)で示したのと同様の波形形状の被変調波関数が
出力されることになる。
一方、この被変調波関数を変調する変調波関数発生部6
0は、正弦波テーブル61,乗算器62および余弦波テ
ーブル63を有しており、変調波位相角データωmtが
正弦波テーブル61にアドレス信号として入力される
と、この正弦波テーブル61から位相角データωmtに
応じた正弦波形データsinωmtが読み出される。この
正弦波形データsinωmtには乗算器62で変調指数デ
ータI(t)が乗算された後、余弦波テーブル63にアド
レス信号として供給される。これにより、余弦波テーブ
ル63から余弦波形データcos{I(t)・sinωmt}が
読み出される。この余弦波形データcos{I(t)・sinω
mt}は変調波関数として乗算器70に供給され、被変
調波関数と乗算されることにより振幅変調演算が行われ
る。この乗算器70の出力は、乗算器80に供給され、
振幅係数データA(t)と乗算されることによって振幅の
設定制御がなされた後楽音信号Gとして出力される。
従って、この実施例においても被変調波関数自体が多く
の高調波成分を既に含んでいるため、最終的に得られる
楽音信号Gも多くの高調波成分を含むものとなる。
なお、この実施例においても被変調波関数の変更を第5
図および第7図で示したのと同様な構成によって行うよ
うにすれば、さらに多くの高調波成分を含む楽音信号を
発生させることができる。さらに、変調波関数発生部6
0にのみこの発明を適用してもよいし、被変調波関数発
生部50の両方共にこの発明を適用してもよい。
ところで、この発明による被変調波関数または変調波関
数の波形変更機能と他の波形変更機能とを組合せ、第1
1図に示すように被変調波関数または変調波関数発生用
のオペレータユニットOPUを構成することにより、さら
に複雑に変化する波形形状の楽音信号を発生させること
ができる。
すなわち、位相角データxをシフタ90に入力し、波形
制御部91から与えられる位相シフトデータASFTで
指示されるシフト量だけ位相角データxを上位ビット側
または下位ビット側にシフトすることにより、1周期が
k倍(但し、k=2±j,jはシフト量であり、+jは
上位ビット側へのシフトを示し、−jは下位ビット側へ
のシフトを示す。この±jはデータASFTによって指
示される。)された位相角データkxを取り出す。次
に、正弦波形データを対数値logsinxで記憶した波
形デーブル92に対し、この位相角データkxをアドレ
ス信号として入力し、この波形テーブル92からlog
sinkxの正弦波形データを読み出す。次に、この正弦
波形データlogsinkxをシフタ93に入力し、波形制
御部91から与えられる波形シフトデータDSFTで指
示されるシフト量だけ上位ビット側または下位ビット側
にシフトすることにより、正弦波形データlogsink
xを波形データm・logsinkxに変更する。ここ
で、mはm=2±iであり、+iは上位ビット側へのシ
フトを示し、−iは下位ビット側へのシフトを示す。こ
の±iはデータDSFTによって指示される。次に、こ
の波形データm・logsinkxを対数リニア変換器9
4に入力し、自然数の波形データ(sinkx)mに変換する。
すなわち、シフタ93におけるシフト量±iを例えばi
=1とした場合(波形テーブル92の出力を上位ビット
側または下位ビット側に1ビットシフトした場合)に
は、(sinkx)または の波形データが得られる。
次に、この波形データ(sinkx)をセレクタ95を
介してゲート96に入力し、波形制御部91から与えられ
る制御信号▲▼が“1”となる特定位相区間だけ
出力する。さらに、この特定位相区間の波形データ(si
nkx)に波形制御部91から与えられる正,負の極
性の符号データSDを付加して外部に出力する。
ここで、位相シフトデータASFT,波形シフトデータ
DSFT,セレクタ95のセレクト制御信号SEL,制
御信号▲▼および符号データSDは音色選択信号T
Cに応じて異なるように制御される。そして、特定の選
択音色においてはシフタ90から出力される位相角デー
タkxがセレクタ95によって選択され、ゲート96を
介して出力される。
従って、DSFTで指示される波形シフト量±iを+
1,ASFTで指示される位相シフト量±jを0,制御
信号▲▼が“0”となる位相区間をπ〜2π,セ
レクタ95をA入力選択状態(対数リニア変換器95の
出力を選択出力する)にし、符号データSDを0〜πの
位相区間で正とした場合、第12図(a)に示すようにsin
の波形データが0〜πの位相区間の間のみ得られ
る。
また、波形制御部91から出力するデータASFT等を
次の第1表に示すように設定することにより、第12図
(b)に示すような波形形状の波形データが得られる。
従って、このようなオペレータユニットOPUを用いて
被変調波関数または変調波関数を発生することにより、
さらに複雑な波形形状の変調波関数や被変調波関数、さ
らには楽音信号を発生することができる。この場合、オ
ペレータユニットOPUに入力する位相角データxを変
更するのみで、被変調波関数または変調波関数を選択的
に発生できるため、被変調波関数および変調波関数を共
通の回路で容易に発生させることができ、コストの低減
化を図れるという利点がある。
なお、この発明は1項から成るFM,AM変調演算に限
らず、多項または多重あるいは巡回型のFM,AM変調
演算式を用いた楽音合成方法においても適宜の箇所で適
用できるのはもちろんである。
また、変調波関数および被変調波関数の発生のためにそ
れぞれ専用の波形テーブルを用いてもよいが、1つの波
形テーブルを時分割使用して各関数を発生させるように
してもよい。また、波形テーブルには正弦波に限らず、
余弦波、三角波、矩形波、その他複雑な波形の波形デー
タを記憶させるようにしてもよい。さらに、変調演算は
ディジタル演算に限らず、アナログ演算で行うようにし
てもよい。
さらにまた、第1図,第9図および第10図の実施例に
おいて、ゲート23,13,53を正弦波テーブルの入
力側に設けるように変更し、入力データθ,ωmt,ω
ctを制御信号▲▼で制御するようにしてもよ
い。また、禁止制御回路22,14,52の入力データ
はθ,ωmt,ωctに代えて正弦波テーブルの21,
11,51出力データを入力し、この正弦波テーブルの
出力データの値に応じて制御信号▲▼を発生する
ようにすれば、例えば所定レベル以下の値が除去された
変調波関数または被変調波関数を得ることができる。こ
の場合、禁止制御回路22,14,52の入力データを
音色に応じて正弦波テーブルの出力データまたは位相角
データθ,ωmt,ωctに切替えるようにすれば、さ
らに多様に変化する変調波関数または被変調波関数を得
ることができる。
また、禁止制御回路22,14,52から発生する制御
信号▲▼の発生条件を楽音発生時からの時間経過
に伴って順次変化させるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなようにこの発明によれば、変調
信号によって基本位相データを変調することにより形成
される変調位相データの位相値に基づき、この位相値が
所定値の範囲にある所定位相区間に特定するようにし、
この変調位相データに応じて読み出した周波数変調され
た波形信号の各振幅値のうち前記特定された位相区間に
対応している振幅値を変更するようにしたので、変調位
相データに応じて読み出された周波数変調された複雑な
波形信号が、前記特定された位相区間において更に変更
され、楽音波形の変更制御を達成することができる。従
って、多様な音色制御を、特定の位相区間において波形
振幅値を変更するという極めて簡単な構成により、容易
に実現することができる。これにより、回路の小型化と
低コスト化が図れるうえ、多様な音色の楽音信号を簡単
な制御によって合成できるという優れた効果を奏する。
また、この発明においては、特定手段で判定する変調位
相データは、変調信号によって複雑に変調されるもので
あるので、この変調位相データそれ自体の変化が非直線
的であり、判定基準となる所定値を変えることなく、変
調位相データそれ自体の非線形的変化に従って、特定さ
れる所定位相区間の幅が複雑に変動することになる。従
って、そのような変動に特有の複雑な形態で波形振幅値
を変更することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はFM演算型の楽音合成装置におけるこの発明の
一実施例を示すブロック図、第2図は第1図の各部出力
波形の一例を示す図、第3図は第1図の実施例において
得られる楽音信号の周波数スペクトルの一例を示す図、
第4図は第1図で用いる各種演算パラメータを供給する
回路の一例を示すブロック図、第5図および第7図は第
1図の実施例において変調波または被変調波の関数波形
を変更する部分の他の例を示すブロック図、第6図およ
び第8図は第5図および第7図の回路の動作を説明する
ための波形図、第9図は変調波関数の発生部にこの発明
を適用した一実施例を示すブロック図、第10図はAM
演算型の楽音合成装置の一例を示すブロック図、第11
図はこの発明による被変調波関数または変調波関数の波
形変更機能と他の波形変更機能とを組み合わせて被変調
波関数または変調波関数を発生するために用いられるオ
ペレータユニットの一実施例を示すブロック図、第12
図は第11図のオペレータユニットから得られる関数波
形の形状の一例を示す図である。 10,60……変調波関数発生部、20,50……被変
調波関数発生部、11,21,51,61……正弦波テ
ーブル、14,22,52……禁止制御回路、13,2
3,53……ゲート、25……セレクタ、26……乗算
器、27……係数発生器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−87198(JP,A) 実開 昭58−128498(JP,U) 実開 昭57−170197(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の波形を記憶した記憶手段と、 該記憶手段から前記所定波形を読み出して所定音高の楽
    音を形成するための基礎となる基本位相データを発生す
    る基本位相データ発生手段と、 変調信号を発生する変調信号発生手段と、 前記変調信号を前記基本位相データに導入し変調位相デ
    ータを形成する変調位相データ形成手段と、 前記変調位相データの示す位相値に基づき、該変調位相
    データが所定値の範囲にある所定位相区間を特定する特
    定手段と、 前記変調位相データに基づき前記記憶手段から周波数変
    調された前記所定波形を読み出す読み出し手段と、 前記周波数変調された所定波形の各振幅値のうち前記特
    定手段によって特定された位相区間に対応している振幅
    値を変更する変更手段と を具える楽音合成装置。
JP59146039A 1984-07-16 1984-07-16 楽音合成装置 Expired - Lifetime JPH0652474B2 (ja)

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JP59146039A JPH0652474B2 (ja) 1984-07-16 1984-07-16 楽音合成装置
US07/087,997 US4813326A (en) 1984-07-16 1987-08-18 Method and apparatus for synthesizing music tones with high harmonic content

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