JPH0740190B2 - 楽音信号発生装置 - Google Patents

楽音信号発生装置

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JPH0740190B2
JPH0740190B2 JP61256578A JP25657886A JPH0740190B2 JP H0740190 B2 JPH0740190 B2 JP H0740190B2 JP 61256578 A JP61256578 A JP 61256578A JP 25657886 A JP25657886 A JP 25657886A JP H0740190 B2 JPH0740190 B2 JP H0740190B2
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signal
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sampling
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利文 国本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は電子楽器、ゲーム機器等に利用される楽音信
号発生装置に係り、特に各々異なる波形を表す一連のサ
ンプリングデータを順次発生可能な複数のデータ発生手
段を有し、これらのサンプリングデータを用いて前記各
波形の中間の波形に対応した楽音信号を発生可能とする
楽音信号発生装置に関する。
(従来技術) 従来、この種の装置は、例えば特公昭58-55518号公報に
示されるように、各々異なる波形を表す一連のサンプリ
ングデータを順次発生可能な第1及び第2のデータ発生
手段を有し、第1及び第2のデータ発生手段から出力さ
れた各サンプリングデータに係数a,1−a(0<a<
1)を各々乗算し、かつこれらの各乗算結果を加算し、
この加算結果を楽音信号として出力することにより、各
波形データにより表された波形の中間の波形に対応した
楽音信号を発生するようにしている。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、上記従来の装置にあっては、各サンプリング
データと係数を乗算するためには、多ビットの乗算器を
複数必要とし、このような乗算器は多くのアンド回路、
オア回路等の回路部品により構成されるので、装置全体
のコストが高くなるという問題があった。特に、波形デ
ータのビット数が大きくなると、この問題はより顕著に
なる。
この発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、所望の波形を表す一連のサンプリング
データを順次発生可能な複数のデータ発生手段を有する
楽音信号発生装置において、低コストにて上記のような
中間の波形に対応する楽音信号を発生できるようにしよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、第1の発明の構成上の特徴
は、第1の波形を表す一連の第1サンプリングデータを
所定のサンプリング周期に従って繰り返し発生する第1
のデータ発生手段と、第2の波形を表す一連の第2サン
プリングデータを前記サンプリング周期に従って繰り返
し発生する第2のデータ発生手段と、発生すべき楽音信
号の音質を調整するための音質調整操作子と、第1及び
第2サンプリングデータを前記サンプリング周期を単位
として音質調整操作子の操作状態に応じた比率で択一的
に繰り返し選択出力する選択出力手段と、選択出力手段
によって択一的に繰り返し選択出力された波形データを
平滑化する平滑手段とにより楽音信号発生手段を構成し
たことにある。
また、第2の発明の構成上の特徴は、前記第1の発明の
選択出力手段を、第1及び第2サンプリングデータを前
記サンプリング周期より短い周期を単位として音質調整
操作子の操作状態に応じた比率で択一的に繰り返し選択
出力する選択出力手段で置換したことにある。
(作用) 上記のように構成した第1の発明においては、選択出力
手段が、第1のデータ発生手段により発生される第1の
波形を表す一連の第1サンプリングと、第2のデータ発
生手段により発生される第2の波形を表す一連の第2サ
ンプリングデータとを、両サンプリングデータの発生さ
れるサンプリング周期を単位として音質調整操作子の操
作状態に応じた比率で択一的に繰り返し選択出力するの
で、出力される一連のサンプリングデータには、第1サ
ンプリングデータと第2サンプリングデータとが前記サ
ンプリング周期を単位として音質調整操作子の操作状態
に応じた比率で混在することになる。そして、このよう
なサンプリングデータが平滑手段を介して出力されるの
で、出力される一連のサンプリングデータにより表され
る波形は、第1の波形と第2の波形とを音質調整操作子
の操作状態に応じた比率で混合した波形を表すことにな
る。
また、上記のように構成した第2の発明においては、選
択出力手段が、第1のデータ発生手段により発生される
第1の波形を表す一連の第1サンプリングと、第2のデ
ータ発生手段により発生される第2の波形を表す一連の
第2サンプリングデータとを、両サンプリングデータの
発生されるサンプリング周期より短い周期を単位として
音質調整操作子の操作状態に応じた比率で択一的に繰り
返し選択出力するので、出力される各サンプリングデー
タには、第1サンプリングデータと第2サンプリングデ
ータとが前記短い周期を単位として音質調整操作子の操
作状態に応じた比率で混在することになる。そして、こ
のようなサンプリングデータが平滑手段を介して出力さ
れるので、出力される一連のサンプリングデータにより
表される波形は、第1の波形と第2の波形とを音質調整
操作子の操作状態に応じた比率で混合した波形を表すこ
とになる。
(発明の効果) 上記作用説明からも理解できるように、これらの第1及
び第2の発明によれば、上記従来装置の乗算器及び加算
器に代えて、選択出力手段及び平滑手段を用いることに
より、第1及び第2サンプリングデータによってそれぞ
れ表される第1及び第2の波形を音質調整操作子の操作
状態に応じた比率で混合した楽音信号を得ることができ
るので、これらの発明に係る楽音信号発生装置全体のコ
ストが乗算器を用いた上記従来装置に比して安くなる。
特に、波形データのビット数がが大きくなった場合に
は、この効果は顕著となる。
(実施例) a.第1実施例 最初に、第1の発明の一実施例を図面を用いて説明する
と、第1図は第1の発明に係る楽音信号発生装置の適用
された電子楽器をブロック図にて示している。
この電子楽器は鍵スイッチ回路11、鍵タッチ検出回路12
及び音色選択スイッチ回路13を有する。鍵スイッチ回路
11は鍵盤14の各鍵に各々対応した複数の鍵スイッチによ
り構成されており、同スイッチは各鍵の押離鍵に応じて
各々開閉成する。鍵スイッチ回路11には押鍵検出回路15
が接続されており、同検出回路15は鍵スイッチ回路11内
の各鍵スイッチの開閉成を検出することにより鍵盤14の
各鍵の押離鍵を検出して、鍵盤14にて押されている鍵を
表すキーコードKC及び鍵が押されるとハイレベル“1"
(以下単に“1"という)となり、かつ鍵が離されるとロ
ーレベル“0"(以下単に“0"という)となるキーオーン
信号KONを出力する。鍵タッチ検出回路12は鍵盤14の各
鍵の押鍵に伴う押鍵速度、押鍵圧力等の鍵タッチを各鍵
毎又は各鍵共通に検出するもので、該検出した鍵タッチ
を7段階で表す3ビットの鍵タッチ信号KTを出力する。
音色選択スイッチ回路13は電子楽器の前面パネル上に設
けられた音色選択操作子群16の各操作子に各々対応した
複数の音色選択スイッチにより構成されており、同スイ
ッチ回路13は音色選択操作子群16により選択された音色
を表す音色選択信号TSWを出力する。
これらの押鍵検出回路15及び音色選択スイッチ回路13に
はアドレス発生器20が接続されている。アドレス発生器
20は波形メモリ31,32に記憶されている波形データの読
出しを制御する第1及び第2アドレス信号AD1,AD2を出
力するもので、第2図に詳細に示されるように、ノート
クロック発生器21を有する。ノートクロック発生器21
は、キーコードKCに基づき、押された鍵の音高周波数の
m(mは一周期分の楽音波形のサンプリングデータ数に
等しい)倍の周波数を有するノートクロック信号φn
出力する。このノートクロック信号φnはカウンタ22に
入力され、同カウンタ22はノートクロック信号φnをカ
ウントすることにより「0」〜「m−1」に渡り繰返し
変化するカウント値を第1アドレス信号AD1として出力
するとともに、同アドレス信号AD1のうち下記3ビット
をタイミング制御信号AD13として別途出力する。このカ
ウンタ22のリセット端子Rには、微分回路23によりキー
オン信号KONを立上がり微分したキーオンパルス信号KON
Pが供給されており、同カウンタ22はこのキーオンパル
ス信号KONPの到来に応じて押鍵時にリセットされるよう
になっている。
また、カウンタ22のカウント値が「m−1」から「0」
に変化する毎に同カウンタ22から発生されるキャリイ信
号CAはカウンタ24に入力されており、同カウンタ24はこ
のキャリイ信号CAをカウントすることにより第1アドレ
ス信号AD1の周期毎(発生楽音の1周期に対応)に
「1」ずつ増加するカウント値を出力する。このカウン
タ24のリセツト端子Rにはオア回路ORを介してキーオン
パルス信号KONP及び後述する比較器25からの一致信号EQ
が供給されており、同カウンタ24はキーオンパルス信号
KONP又は一致信号EQの到来に応じて押鍵時又は比較器25
からの一致信号EQの発生時にリセットされるようになっ
ている。カウンタ24から出力されるカウント値は比較器
25の一方の入力に供給され、同比較器25の他方の入力に
は繰返し回数メモリ26から繰返し回数値が供給されてい
る。繰返し回数メモリ26は波形メモリ31,32に記憶され
ている同一波形を繰返し出力する回数値を各波形毎に記
憶するもので、音色選択スイッチ回路13からの音色選択
信号TSW及びカウンタ27からのカウント値(第2アドレ
ス信号AD2)に応じて前記繰返し回数値を出力する。こ
れにより、比較器25は、カウンタ24からのカウント値が
繰返し回数メモリ26からの繰返し回数値に一致した時点
で、一致信号EQを出力してカウンタ24をオア回路ORを介
してリセットすると同時に、同一致信号EQをアンド回路
ANDの一方の入力を介してカウンタ27に供給するように
なっている。カウンタ27はこの供給された一致信号EQを
カウントして「1」ずつ増加するカウント値を第2アド
レス信号AD2として出力する。アンド回路ANDの他方の入
力には、第2のアドレス信号AD2の全ビットが“1"にな
ったことを検知するナンド回路NANDの出力が供給されて
おり、第2アドレス信号AD2の全ビツトが“1"(この実
施例ではカウンタ27のカウント値が「7」)になったと
き、一致信号EQがアンド回路ANDを介してカウンタ27に
供給されないようになっている。これにより、カウンタ
27は一致信号EQの到来に応じてそのカウント値を「1」
ずつ増加させて、例えば「0」〜「7」に変化する第2
アドレス信号AD2を出力する。またカウンタ27のリセッ
ト端子Rにはキーオンパルス信号KONPが供給されてお
り、同カウンタ27は押鍵時にリセットされるようになっ
ている。
波形メモリ31はn個の音色に対応しかつ音色選択スイッ
チ回路13からの音色選択信号TSWにより指定される波形
データメモリ31−1,31−2・・・31−nを有する。各波
形データメモリ31−1,31−2・・・31−nは各々第2ア
ドレス信号AD2により指定される複数のエリア(この実
施例では8エリアE0,E1・・・E7)に分割されており、
各エリアE0,E1・・・E7は、鍵タッチが「最強」の場合
における楽音の1周期分の波形を表すm個のサンプリン
グデータを各々記憶している。また、各エリアE0,E1
・・E7内に記憶されている前記一連のサンプリングデー
タは「最強」の鍵タッチに対応しているものの各々異な
る波形を示しており、各波形は、鍵タイッチが「最強」
の場合の楽章において時間経過に従って変化する楽音波
形に各々対応する。一方、波形メモリ32は、前記波形メ
モリ31と同様に、波形データメモリ32−1,32−2・・・
32−nを有し、かつ各波形データメモリ32−1,32−2・
・・32−nは各々8エリアE0,E1・・・E7に分割されて
いるが、各エリアE0,E1・・・E7は各々鍵タッチが「最
弱」の場合における楽音の1周期分の波形を表すm個の
サンプリングデータからなる波形データを記憶してい
る。なお、両波形メモリ31,32内の各波形データメモリ3
1−1,31−2・・・31−n、32−1,32−2・・・32−n
の各エリアE0,E1・・・E7、E0,E1・・・E7に記憶され
ている一連のサンプリングデータにより表される各波形
の位相は各々一致している。
波形メモリ31,32にはセレクタ33が接続されており、同
セレクタ33はセレクタ制御回路34からの選択信号SELに
応じて各波形メモリ31,32からのサンプリングデータを
選択出力する。セレクタ制御回路34は下記第1表に示す
ような制御データを2次元テーブルの形で記憶してお
り、この制御データは鍵タッチ検出回路12からの7段階
の鍵タッチ信号KT及びカウンタ22からのタイミング制御
信号AD13によって読出され、選択信号SELとして出力さ
れる。なお、下記第1表中、“1"の制御データはセレク
タ33にて波形メモリ31からのサンプリングデータが選択
されることを意味し、“0"の制御データはセレクタ33に
て波形メモリ32からのサンプリングデータが選択される
ことを意味する。また、鍵タッチ信号KTは「1」から
「7」に数値が増加するに従って押鍵速度、押鍵圧力等
の鍵タッチが大きくなることを意味する。
このように、セレクタ制御回路34は、ノートクロック信
号φnの8周期(8サンプリングタイム)を1サイクル
として、該1サイクル中に、鍵タッチ信号KTが「7」の
ときには波形メモリ31からのサンプリングデータだけを
常に選択し、鍵タッチ信号KTが「6」のときには波形メ
モリ31からのサンプリングデータを7個分選択しかつ波
形メモリ32からのサンプリングデータを1個分選択し、
鍵タッチ信号KTが「5」のときには波形メモリ31からの
サンプリングデータを6個分選択しかつ波形メモリ32か
らのサンプリングデータを2個分選択し、・・・、鍵タ
ッチ信号KTが「1」のときには波形メモリ32からのサン
プリングデータだけを常に選択するようにセレクタ33を
制御する。
セレクタ33の出力には平滑回路40が接続されており、同
回路40の減算器41、乗算器42、加算器43及びシフトレジ
スタ44により構成されている。減算器41はセレクタ33か
ら供給されるサンプリングデータから、シフトレジスタ
44の最終ステージから供給されるサンプリングデータを
減算して、該減算による差データを乗算器42に出力す
る。乗算器42は前記差データに利得係数gを乗算して加
算器43の一方の入力に供給する。この利得係数gは利得
係数メモリ51から供給されるもので、同メモリ51はn個
の音色に対応しかつ音色選択スイッチ回路13からの音色
選択信号TSWにより指定される利得係数データメモリ51
−1,51−2・・・51−nを有する。各利得係数データメ
モリ51−1,51−2・・・51−nは各々第2アドレス信号
AD2によりアドレス指定される複数の利得係数データ
(この実施例では8データg0,g1・・・g7)を記憶して
いる。加算器43の他方の入力にはシフトレジスタ44の最
終ステージからのサンプリングデータが供給されてお
り、同加算器43は該サンプリングデータと乗算器42から
の入力データとを加算してシフトレジスタ44の第1ステ
ージに供給する。シフトレジスタ44は楽音波形の一周期
分に相当するm個のサンプリングデータを記憶するmス
テージを有し、各ステージに記憶されているサンプリン
グデータはノートクロック信号φnにより順次シフトさ
れるとともに、キーオンパルス信号KONPによりリセット
されるようになっている。
また、加算器43の出力には乗算器52が接続されており、
同乗算器52は加算器43からのサンプリングデータとエン
ベロープ波形データを乗算して出力する。このエンベロ
ープ波形データはエンベロープ発生器53から供給される
もので、同発生器53は押鍵検出回路15からのキーオン信
号KONに応じて楽音のエンベロープ波形を表すエンベロ
ープ波形データを形成して出力する。また、このエンベ
ロープ波形は音色選択スイッチ回路13からの音色選択信
号TSW及び鍵タッチ検出回路12からの鍵タッチ信号KTに
より制御され、楽音の音色及び鍵タッチ状態に適した形
状に形成される。
乗算器52にはディジタルアナログ変換器54が接続されて
おり、同変換器54は乗算器52からのディジタル信号をア
ナログ信号に変換してサウンドシステム55に出力する。
サウンドシステム55はアンプ、スピーカ等により構成さ
れており、デイジタルアナログ変換器54から供給される
アナログ信号に応じた楽音を発音する。
上記のように構成した第1実施例の動作を説明する。鍵
盤14にていずれかの鍵が押下されて、鍵スイッチ回路11
内における前記押下鍵に対応した鍵スイッチが閉成する
と、押鍵検出回路15はこの押鍵を検出して、押された鍵
を表すキーコードKC及びキーオン信号KONをアドレス発
生器20に供給する。アドレス発生器20においては、微分
回路23がキーオン信号KONを立上がり微分することによ
りキーオンパルス信号KONPを発生し、このキーオンパル
ス信号KONPによりカウンタ22,24,27が各々リセットされ
る。このキーオンパルス信号KONPは平滑回路40のシフト
レジスタ44にも供給され、シフトレジスタ44がリセット
される。
これらのリセット後、アドレス発生器20内のカウンタ22
はサンプリングタイムを決めるノートクロック信号φn
をカウンタして、「0」から「m−1」に渡り繰返し変
化する第1アドレス信号AD1を波形メモリ31,32に供給す
る。これらの波形メモリ31,32には演奏者によって選択
された音色を表す音色選択信号TSWが音色選択スイッチ
回路13から供給されるとともに、前記リセットにより
「0」に設定されている第2アドレス信号AD2がカウン
タ27から供給されており、各メモリ31,32は各々選択音
色に対応した波形データメモリ31−i,32−i(iは1〜
nのいずれかの整数)内の第1エリアE0に記憶されてい
るサンプリングデータをセレクタ33に順次繰返し出力す
る。セレクタ33はこれらのサンプリングデータをセレク
タ制御回路34からの選択信号SELに応じて選択的に減算
器41の一方の入力に供給する。減算器41は該サンプリン
グデータからシフトレジスタ44の最終ステージからのサ
ンプリングデータを減算して、該減算した差データを乗
算器42に出力する。乗算器42には、音色選択信号TSWに
より指定される利得係数メモリ51内の利得係数データメ
モリ51−i(iは1〜nのいずれかの整数)から、
「0」に設定されている第2アドレス信号AD2により読
出された利得係数データg0が供給されており、同乗算器
42は前記供給データに利得係数データg0を乗算して加算
器43の一方の入力に供給する。加算器43はこの供給され
たデータとシフトレジスタ44の最終ステージからのサン
プリングデータとを加算してシフトレジスタ44の第1ス
テージに供給するので、シフトレジスタ44は同レジスタ
44に記憶されているサンプリングデータを乗算器42を介
した減算器41からの差データに従って修正しながら循環
記憶することになる。
この場合、セレクタ33は、セレクタ制御回路34からの選
択信号SELすなわち鍵タッチ信号KTに応じて、第1表に
示すようにノートクロック信号φnの8周期、すなわち
8サンプリングタイムを1サイクルとして各サンプリン
グタイム(ノートクロック信号φnの1周期)毎に、選
択出力された波形データメモリ31−iの第1エリアE0
は波形データメモリ32−iの第1エリアE0からのサンプ
リングデータを減算器41に出力する。そのため、シフト
レジスタ44の各ステージに循環記憶された一連のサンプ
リングデータにより表された波形は、各波形データメモ
リ31−i,32−iの各第1エリアE0,E0に記憶されている
一連のサンプリングデータにより表された各波形の中間
の波形に対応したものになる。すなわち、同中間の波形
は、鍵タッチ信号KTが「7」であれば波形データメモリ
31−iに記憶された一連のサンプリングデータにより表
された波形に対応したものとなり、鍵タッチ信号KTが
「6」であれば波形データメモリ31−i、32−iに各々
記憶された一連のサンプリングデータにより表された各
波形を7対1の割合いで合成した波形に対応したものと
なり、鍵タッチ信号KTが「5」であれば波形データメモ
リ31−i、32−iに各々記憶された一連のサンプリング
データにより表された各波形を6対2の割合いで合成し
た波形に対応したものとなり、・・・、鍵タッチ信号KT
が「1」であれば波形データメモリ32−iに記憶された
一連のサンプリングデータにより表された波形に対応し
たものとなる。
一方、シフトレジスタ44の第1ステージに供給されるサ
ンプリングデータは乗算器52にも供給され、乗算器52に
てエンベロープ発生器53から供給されるエンベロープ波
形データと乗算されてデイジタルアナログ変換器54に供
給される。このエンベロープ波形データが乗算されたサ
ンプリングデータはデイジタルアナログ変換器54にてア
ナログ信号に変換され、このアナログ信号はサウンドシ
ステム55に供給されて、同システム55がこのアナログ信
号に対応した楽音を発生する。これにより、発生楽音の
波形が鍵タッチに応じて変更制御される。
また、押鍵からの時間が経過して、カウンタ24のカウン
ト値が、音色選択信号TSW及び第2アドレス信号AD2によ
りアドレス指定される繰返し回数メモリ26から読出され
た繰返し回数値と等しくなると、比較器25は一致信号EQ
を出力する。この一致信号EQによりカウンタ24はリセッ
トされて再び「0」からカウントを開始し、かつカウン
タ27はカウント値を「1」だけ上昇させて第2アドレス
信号AD2を「1」に変更する。この第2アドレス信号AD2
の変更により、波形データメモリ31−i及び波形データ
メモリ32−iは各々第2エリアE1,E1に記憶しているサ
ンプリングデータを繰返し出力するようになる。また、
これと同時に、利得係数データメモリ51−iは利得係数
データg1を出力するようになる。この場合も、平滑回路
40は、上記第2アドレス信号AD2が「0」である場合と
同様、シフトレジスタ44に記憶されているサンプリング
データを、波形データメモリ31−i、32−iの各エリア
E1,E1から読出されかつセレクタ33により選択出力され
たサンプリングデータに徐々に近づける。これにより、
サウンドシステム55から発生される楽音は、波形データ
メモリ31−i,32−iの各第1エリアE0,E0から出力され
かつ鍵タッチにより決定された波形から、同メモリ31−
i,32−iの各第2エリアE1,E1から出力されかつ鍵タッ
チにより決定された波形に徐々に近づいていく。このよ
うにして、第2アドレス信号AD2が増加するに従って、
サウンドシステム55から発生される楽音の波形が波形デ
ータメモリ31−i,32−iの各エリアE0,E1,・・・E7
のサンプリングデータにより表されかつ鍵タッチにより
決定される波形に徐々に変化する。そして、第2アドレ
ス信号AD2が「7」に達すると、ナンド回路NANDは“0"
を出力するので、カウンタ27による第2アドレス信号AD
2の更新が停止する。
このようにして、上記第1実施例によれば、セレクタ33
が、セレクタ制御回路34からの鍵タッチに応じた選択信
号SELに基づき、波形メモリ31,32からの時間経過にした
がって変化する各サンプリングデータを各サンプリング
タイム毎に選択出力し、平滑回路40が前記各周期毎のサ
ンプリングデータを平滑化して出力するので、時間経過
に従って滑らかに変化しかつ鍵タッチに応じた楽音信号
が得られる。
b.第2実施例 次に、第2の発明の一実施例を図面を用いて説明する
と、第3図は第2の発明に係る楽音信号発生装置の適用
された電子楽器をブロック図にて示している。
この電子楽器は、アドレス発生器20の一部が変更されて
いる点、セレクタ制御回路33がこの変更に伴う回路によ
り制御される点、及びセレクタ33と平滑回路40との間に
平均化回路60が挿入されている点を除けば、上記第1実
施例に係る電子楽器と同様に構成されかつ動作するの
で、以下、上記相違点についてのみ説明する。
アドレス発生器20は、第4図に示すように、ノートクロ
ック発生器21aを有する。このノートクロック発生器21a
は、キーコードKCに基づき押された鍵の音高周波数に比
例した周波数のクロック信号φ0(第5図参照)を発生
する点では、上記第1実施例のノートクロック発生器21
(第2図)と同じであるが、このクロック信号φ0は上
記ノートクロック信号φnより高い周波数(この実施例
では8倍の周波数)を有する。このクロック信号φ0
微分回路23からのキーオンパルス信号KOPによりリセッ
トされるカウンタ28に供給され、カウンタ28は該リセッ
ト後同信号φ0をカウントすることにより、「0」〜
「7」に渡って繰返し変化するカウント値をタイミング
制御信号AD0(第5図参照)として出力するとともに、
同カウント値が「7」から「0」に変化する時点で発生
するキャリイ信号をノートクロック信号φn(第5図参
照)として出力する。なお、このノートクロック信号φ
nが上記第1実施例のノートクロック信号φnに対応し、
このノートクロック信号φnにより駆動制御される残り
の回路は上記第1実施例と同様に構成されかつ動作す
る。
また、この第2実施例では、上記第1実施例のタイミン
グ制御信号AD13に換えて、カウンタ28からのタイミング
制御信号AD0がセレクタ制御回路34に供給されており、
同制御回路34はセレクタ33による波形メモリ31,32から
の各サンプリングデータの選択出力を、クロック信号φ
nに同期して上記第1表のように鍵タッチ信号KTに基づ
き制御する。なお、上記第1表中、タイミング制御信号
AD13はタイミング制御信号AD0に置換される。これによ
り、セレクタ制御回路34は、クロック信号φ0の8周期
すなわち波形メモリ31,32の各サンプリングデータの読
出し周期に対応した1サンプリングタイムを1サイクル
として(第5図参照)、該1サイクル中に、鍵タッチ信
号KTが「7」のときには波形メモリ31からのサンプリン
グデータだけを常に選択し、鍵タッチ信号KTが「6」の
ときには波形メモリ31からのサンプリングデータを7個
分選択しかつ波形メモリ32からのサンプリングデータを
1個分選択し、鍵タッチ信号KTが「5」のときには波形
メモリ31からのサンプリングデータを6個分選択しかつ
波形メモリ32からのサンプリングデータを2個分選択
し、・・・、鍵タッチ信号KTが「1」のときには波形メ
モリ32からのサンプリングデータだけを常に選択するよ
うにセレクタ33を制御する。
平均化回路60は、第3図に示されるように、加算器61、
レジスタ62、シフタ63及びレジスタ64により構成されて
いる。加算器61はセレクタ33からのサンプリングデータ
とレジスタ62から出力されるサンプリングデータを加算
して、レジスタ62の入力に供給する。レジスタ62のリセ
ット端子Rにはノートクロック信号φnが供給されかつ
そのロード端子LDにはクロック信号φ0が供給されるよ
うになっており、同レジスタ62はノートクロック信号φ
nの立上がり(第5図参照)に同期してクリアされると
ともに、クロック信号φ0の立上がりに同期して加算器6
1からのサンプリングデータを取込み記憶する。これに
より、加算器61及びレジスタ62は、1サンプリングタイ
ムの間に、セレクタ33からの8個分のサンプリングデー
タをクロック信号φ0毎に累算するアキュムレータを構
成することになる。
シフタ63はレジスタ62からのサンプリングデータを3ビ
ットダウンシフトするものであり、これにより、同シフ
タ63に入力されたサンプリングデータは「8」で除算さ
れて出力されることになる。レジスタ64のロード端子LD
にはノートクロック信号φnが供給されており、同レジ
ス64はノートクロック信号φnの立上がり(第5図参
照)に同期してシフタ63からのサンプリングを取込み記
憶すると同時に、同データを平滑回路40に出力する。こ
れにより、平均化回路60はセレクタ33からクロック信号
φ0の周期毎に入力したサンプリングデータを1サンプ
リングタイムに渡って平均化し、該平均化したサンプリ
ングデータを平滑回路40に出力する。
このように、上記第2実施例によれば、セレクタ33が、
セレクタ制御回路34からの選択信号SELすなわち鍵タッ
チ信号KTに応じて、クロック信号φ0の8周期すなわち
1サンプリングタイムを1サイクルとして、この1サン
プリングタイムを8分割した各時間毎(クロック信号φ
0の1周期毎)に、波形メモリ31,32からの各サンプリン
グデータを選択して平均化回路60に出力し、同回路60が
この1サイクル毎に入力サンプリングデータを平均して
出力する。これにより、平滑回路40に入力されるサンプ
リングデータにより表された波形は、波形メモリ31,32
から各々出力される一連のサンプリングデータにより表
された各波形の中間の波形であって、鍵タッチ信号KTに
応じて変更制御された波形となる。すなわち、同波形
は、鍵タッチ信号KTが「7」であれば波形メモリ31から
の一連のサンプリングデータにより表された波形に対応
したものとなり、鍵タッチ信号KTが「6」であれば波形
メモリ31,32からの各一連のサンプリングデータにより
表された各波形を7対1の割合いで合成した波形に対応
したものとなり、鍵タッチ信号KTが「5」であれば波形
メモリ31,32からの各一連のサンプリングデータにより
表された各波形を6対2の割合いで合成した波形に対応
したものとなり、・・・、鍵タッチ信号KTが「1」であ
れば波形メモリ32からの一連のサンプリングデータによ
り表された波形に対応したものとなる。そして、このよ
うな波形を表す一連のサンプリングデータが平滑回路40
に供給され、平滑回路40、乗算器52、ディジタルアナロ
グ変換器54及びサウンドシステム55が上記第1実施例と
同様に動作して前記波形に対応した楽音を発音するの
で、この第2実施例においても、上記実施例と同様、鍵
タッチ状態に応じた音色の楽音が得られる。
なお、この第2実施例においては、平均化回路60をセレ
クタ33と平滑回路40との間に設けて1サンプリングタイ
ム毎に、サンプリングデータを平滑回路40に出力するよ
うにしたが、平滑回路40内のシフトレジスタ44の段数を
さらに8倍すなわち8m段にし、かつクロック信号φ0
よりサンプリングデータのシフトを制御するようにすれ
ば、平均化回路60を省略してもよい。
C.変形例 上記のように構成した第1及び第2実施例は次のように
変形されうるものである。
(1)上記第1及び第2実施例においては、鍵タッチ信
号KTに応じて波形メモリ31,32からのサンプリングデー
タを選択的に出力するようにしたが、この信号KTに換え
又は加えてニーレバ、フットペダル等の足操作子による
操作データ、音質調整つまみによる音質制御データ、鍵
音高に従って変化するキースケールデータ等の各種デー
タに応じて波形メモリ31,32からのサンプリングデータ
を選択的に出力するようにしてもよい。また、波形メモ
リ31,32のような一対のメモリを前記各種データ毎に何
対も設け、かつセレクタ33が全てのメモリからのサンプ
リングデータを同各種データに応じて、上記第1実施例
のノートクロック信号φn毎又は上記第2実施例のクロ
ック信号φ0毎に選択出力するようにしてもよい。
(2)上記第1及び第2実施例においては、発生すべき
楽音信号の波形を表すサンプリングデータを記憶する手
段としてシフトレジスタ44を利用するようにしたが、こ
の波形データを記憶する手段として、アドレス信号によ
りデータの記憶位置が指定されて該データの書込み及び
読出しが制御される書込み可能メモリ(RAM)を用いて
もよい。
(3)上記第1及び第2実施例においては、サンプリン
グデータを発生する手段として波形メモリ31,32を用い
るようにしたが、演算,発振等の方法によりサンプリン
グデータを発生する回路を用いるようにしてもよい。
(4)上記第1及び第2実施例においては、波形メモリ
31,32に記憶されているサンプリングデータを選択出力
する手段として、同メモリ31,32の出力側にセレクタ33
を設けるようにしたが、選択信号SELに基づき、各波形
メモリ31,32そのものの読出し動作を選択的に制御する
ようにしてもよい。すなわち、各波形メモリ31,32にデ
ータの読出しを可能(又は不能)とする前記選択信号SE
Lに応じたイネーブル(又はディスエーブル)信号を選
択的に供給し、又は各波形メモリ31,32へのアドレス信
号SD1の供給を前記選択信号SELに基づき制御するように
して、同メモリ31,32内のサンプリングデータの読出し
を選択的に制御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の一実施例に係る楽音信号発生装置
の適用された電子楽器のブロック図、第2図は第1図の
アドレス発生器の詳細例を示す図、第3図は第2の発明
の一実施例に係る楽音信号発生装置の適用された電子楽
器のブロック図、第4図は第3図のアドレス発生器の詳
細例を示す図、及び第5図は第3図の実施例の動作を説
明するためのタイムチャートである。 符号の説明 20……アドレス発生器、21,21a……ノートクロック発生
器、22,24,27,28……カウンタ、31,32……波形メモリ、
33……セレクタ、34……セレクタ制御回路、40……平滑
回路、60……平均化回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の波形を表す一連の第1サンプリング
    データを所定のサンプリング周期に従って繰り返し発生
    する第1のデータ発生手段と、 第2の波形を表す一連の第2サンプリングデータを前記
    サンプリング周期に従って繰り返し発生する第2のデー
    タ発生手段と、 発生すべき楽音信号の音質を調整するための音質調整操
    作子と、 前記第1及び第2サンプリングデータを前記サンプリン
    グ周期を単位として前記音質調整操作子の操作状態に応
    じた比率で択一的に繰り返し選択出力する選択出力手段
    と、 前記選択出力手段によって択一的に繰り返し選択出力さ
    れた波形データを平滑化する平滑手段とを備えたことを
    特徴とする楽音信号発生装置。
  2. 【請求項2】第1の波形を表す一連の第1サンプリング
    データを所定のサンプリング周期に従って繰り返し発生
    する第1のデータ発生手段と、 第2の波形を表す一連の第2サンプリングデータを前記
    サンプリング周期に従って繰り返し発生する第2のデー
    タ発生手段と、 発生すべき楽音信号の音質を調整するための音質調整操
    作子と、 前記第1及び第2サンプリングデータを前記サンプリン
    グ周期より短い周期を単位として前記音質調整操作子の
    操作状態に応じた比率で択一的に繰り返し選択出力する
    選択出力手段と、 前記選択出力手段によって択一的に繰り返し選択出力さ
    れた波形データを平滑化する平滑手段とを備えたことを
    特徴とする楽音信号発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58130389A (ja) * 1982-01-29 1983-08-03 ヤマハ株式会社 電子楽器
JPH0652474B2 (ja) * 1984-07-16 1994-07-06 ヤマハ株式会社 楽音合成装置

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