JPH065274Y2 - 車両用アクスル構造 - Google Patents
車両用アクスル構造Info
- Publication number
- JPH065274Y2 JPH065274Y2 JP1987152782U JP15278287U JPH065274Y2 JP H065274 Y2 JPH065274 Y2 JP H065274Y2 JP 1987152782 U JP1987152782 U JP 1987152782U JP 15278287 U JP15278287 U JP 15278287U JP H065274 Y2 JPH065274 Y2 JP H065274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- discharge passage
- annular groove
- vehicle axle
- axle structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ベアリングを介してアクスルに支持したデ
ィスクホイール内側にブレーキ装置を取り付けた車両用
アクスル構造に関する。
ィスクホイール内側にブレーキ装置を取り付けた車両用
アクスル構造に関する。
〔従来の技術〕 従来、車両用アクスル構造としては、第3図に示すよう
なものが開示されている。
なものが開示されている。
ディスクホイール即ちホイール50は、ハブ51に形成
されたホイール取付面に取り付けられており、該ハブ5
1はアクスルケース52の端部に、インナベアリング5
3及びアウタベアリング54を介して回転可能に支持さ
れている。
されたホイール取付面に取り付けられており、該ハブ5
1はアクスルケース52の端部に、インナベアリング5
3及びアウタベアリング54を介して回転可能に支持さ
れている。
ホイール50をハブ51に取付けるに当って、複輪取付
時にはハブ51に形成されたホイール取付面に2つのデ
ィスクホイール即ちホイール50を重合してボルト締め
し、ホイール50の重合面が2つのベアリング53,5
4の間を通るように構成し、単輪取付時には前記ホイー
ル取付面に車軸方向に所定長さを所有するスペーサを挟
んで車輪のホイールをボルト締めし、タイヤの中心線が
2つのベアリング53,54の間を通るように構成され
ている(例えば、実開昭55−161601号公報参
照)。
時にはハブ51に形成されたホイール取付面に2つのデ
ィスクホイール即ちホイール50を重合してボルト締め
し、ホイール50の重合面が2つのベアリング53,5
4の間を通るように構成し、単輪取付時には前記ホイー
ル取付面に車軸方向に所定長さを所有するスペーサを挟
んで車輪のホイールをボルト締めし、タイヤの中心線が
2つのベアリング53,54の間を通るように構成され
ている(例えば、実開昭55−161601号公報参
照)。
第3図は複輪取付時の車両用アクスル構造を示してお
り、ホイール50内側にはブレーキ装置55が内蔵され
ており、ブレーキドラム(又はロータ)56がハブ51
に固定されている。2つのベアリング53,54の間の
ハブ内部65には、グリースが充填されており、ハブ5
1に固定された2つのオイルシール57によりその洩れ
を防いでいる。
り、ホイール50内側にはブレーキ装置55が内蔵され
ており、ブレーキドラム(又はロータ)56がハブ51
に固定されている。2つのベアリング53,54の間の
ハブ内部65には、グリースが充填されており、ハブ5
1に固定された2つのオイルシール57によりその洩れ
を防いでいる。
グリースが劣化し、更に、オイルシール57の機能低下
により、万一ハブ内部65のグリースが洩れてブレーキ
装置内部58へ流出した場合には、重大事故につながる
危険が高いので、グリースのブレーキ装置内部58への
流出を防ぐ必要がある。このため、オイルキャッチャー
59が設けられている。
により、万一ハブ内部65のグリースが洩れてブレーキ
装置内部58へ流出した場合には、重大事故につながる
危険が高いので、グリースのブレーキ装置内部58への
流出を防ぐ必要がある。このため、オイルキャッチャー
59が設けられている。
オイルキャッチャー59は、流出してきたグリースをた
めておく機能を有するものであり、底面中央に孔60を
備えた皿の形状であり、その孔60にアクスルケース5
2を挿通した状態でブレーキドラム56に固定されてい
る。この場合、オイルキャッチャー59は回転体である
から固定を確実にする必要からボルト61によって固定
されている。
めておく機能を有するものであり、底面中央に孔60を
備えた皿の形状であり、その孔60にアクスルケース5
2を挿通した状態でブレーキドラム56に固定されてい
る。この場合、オイルキャッチャー59は回転体である
から固定を確実にする必要からボルト61によって固定
されている。
また、バックプレート62とブレーキドラム56との隙
間から侵入してきた泥水がオイルキャッチャー59内に
流入するのを防ぐために、アクスルケース52にはアク
スルケース52とオイルキャッチャー59の孔60とに
よって形成される隙間の位置にゴムリング63を嵌着し
ている。このゴムリング63は侵入してきた泥水をせき
止める働きがある。
間から侵入してきた泥水がオイルキャッチャー59内に
流入するのを防ぐために、アクスルケース52にはアク
スルケース52とオイルキャッチャー59の孔60とに
よって形成される隙間の位置にゴムリング63を嵌着し
ている。このゴムリング63は侵入してきた泥水をせき
止める働きがある。
上記のように、従来の車両用アクスル構造は、アクスル
ケース52に取り付けた2つのベアリング53,54を
介して回転自在に支持されているハブ51に、ディスク
ホイール50、ブレーキドラム56、オイルシール5
7、オイルキャッチャー59が一体に固定されているの
で、アクスルシャフト64からのエンジントルクを受け
てこれらがアクスルケース52上で回転することができ
る。
ケース52に取り付けた2つのベアリング53,54を
介して回転自在に支持されているハブ51に、ディスク
ホイール50、ブレーキドラム56、オイルシール5
7、オイルキャッチャー59が一体に固定されているの
で、アクスルシャフト64からのエンジントルクを受け
てこれらがアクスルケース52上で回転することができ
る。
しかしながら、上記車両用アクスル構造では、バックプ
レート62とブレーキドラム56との隙間から浸入した
泥水等はゴムリング63によってせき止められ、オイル
キャッチャー59とゴムリング63との隙間からオイル
キャッチャー59内へは流入し難く構成されているもの
の、一旦泥水等が流入してしまうと、泥水等はオイルシ
ール57のリップ摺動部へ直接到達し、オイルシール5
7の摩耗を促進し、ベアリング53,54の破損を招く
原因となり、問題点を有している。
レート62とブレーキドラム56との隙間から浸入した
泥水等はゴムリング63によってせき止められ、オイル
キャッチャー59とゴムリング63との隙間からオイル
キャッチャー59内へは流入し難く構成されているもの
の、一旦泥水等が流入してしまうと、泥水等はオイルシ
ール57のリップ摺動部へ直接到達し、オイルシール5
7の摩耗を促進し、ベアリング53,54の破損を招く
原因となり、問題点を有している。
この対策として、ゴムリング63の厚さを厚くしてオイ
ルキャッチャー59とゴムリング63との隙間をアクス
ルケース52から離れた位置に設けることも考えられる
が、一旦、泥水等がオイルキャッチャー59の中に流入
してしまうと泥水等はその中に溜められて外へ排出され
ない構造となっている以上、上記問題点は依然として解
消されないものである。
ルキャッチャー59とゴムリング63との隙間をアクス
ルケース52から離れた位置に設けることも考えられる
が、一旦、泥水等がオイルキャッチャー59の中に流入
してしまうと泥水等はその中に溜められて外へ排出され
ない構造となっている以上、上記問題点は依然として解
消されないものである。
また、オイルキャッチャー59は、ハブ内部65から洩
れてきたグリースがブレーキ装置内部58へ流入するの
を防止するためのグリース溜めとしての機能を有するも
のであるから、仮に、ハブ内部65のすべてのグリース
が洩れたとしても、該グリースを溜めておくことができ
る程度の容量を確保する必要があるので、スペース的に
大きくなり問題点を有している。
れてきたグリースがブレーキ装置内部58へ流入するの
を防止するためのグリース溜めとしての機能を有するも
のであるから、仮に、ハブ内部65のすべてのグリース
が洩れたとしても、該グリースを溜めておくことができ
る程度の容量を確保する必要があるので、スペース的に
大きくなり問題点を有している。
そこで、この考案の目的は、上記の問題点を解決するこ
とであり、ブレーキ装置内部へ浸入してきた泥水等、及
びハブ内部から洩れたグリースをブレーキ装置の外側へ
排出することにより、泥水等がオイルシールのリップ摺
動部へ到達するのを防ぐと共に、グリースのブレーキ装
置の内部への流入を防ぐことができる車両用アクスル構
造を提供することである。
とであり、ブレーキ装置内部へ浸入してきた泥水等、及
びハブ内部から洩れたグリースをブレーキ装置の外側へ
排出することにより、泥水等がオイルシールのリップ摺
動部へ到達するのを防ぐと共に、グリースのブレーキ装
置の内部への流入を防ぐことができる車両用アクスル構
造を提供することである。
この考案は、上記目的を達成するために、次のように構
成されている。即ち、この考案は、アクスルケースに回
転可能に取り付けたハブ、該ハブから車軸方向に突出す
る管状部と前記アクスルケースとの間に形成された環状
溝、該環状溝を前記ハブの外側に連通するため前記ハブ
に取り付けたブレーキドラムと前記ハブとの間に形成さ
れた排出通路、前記アクスルケースに取り付けた前記環
状溝内へ延びるダストカバー、及び前記ハブと前記アク
スルケースとの間に配置したオイルシールと前記排出通
路との間に位置して前記ダストカバーから半径方向外向
きに延びるフランジ、から構成した車両用アクスル構造
に関する。
成されている。即ち、この考案は、アクスルケースに回
転可能に取り付けたハブ、該ハブから車軸方向に突出す
る管状部と前記アクスルケースとの間に形成された環状
溝、該環状溝を前記ハブの外側に連通するため前記ハブ
に取り付けたブレーキドラムと前記ハブとの間に形成さ
れた排出通路、前記アクスルケースに取り付けた前記環
状溝内へ延びるダストカバー、及び前記ハブと前記アク
スルケースとの間に配置したオイルシールと前記排出通
路との間に位置して前記ダストカバーから半径方向外向
きに延びるフランジ、から構成した車両用アクスル構造
に関する。
また、この車両用アクスル構造において、前記フランジ
と前記ハブの側壁と前記管状部によって前記環状溝にラ
ビリンスが形成されているものである。
と前記ハブの側壁と前記管状部によって前記環状溝にラ
ビリンスが形成されているものである。
また、この車両用アクスル構造において、前記排出通路
を半径方向に三箇所以上設けたものである。
を半径方向に三箇所以上設けたものである。
また、この車両用アクスル構造において、前記排出通路
は半径方向外方ほど小さく構成されている。
は半径方向外方ほど小さく構成されている。
また、この車両用アクスル構造において、前記排出通路
は前記ブレーキドラム又はハブのいずれか一方に形成し
たものである。
は前記ブレーキドラム又はハブのいずれか一方に形成し
たものである。
この考案は、上記のように構成されており、次のように
作用する。即ち、この車両用アクスル構造については、
ブレーキドラムとバックプレートとの隙間より浸入して
きた泥水等は、オイルシール側への移動をダストカバー
に設けたフランジによってせき止められ、また、フラン
ジと環状溝のオイルシール側の側壁とでラビリンスが構
成され、泥水等のオイルシールへの浸入は一層効果的に
防止される。
作用する。即ち、この車両用アクスル構造については、
ブレーキドラムとバックプレートとの隙間より浸入して
きた泥水等は、オイルシール側への移動をダストカバー
に設けたフランジによってせき止められ、また、フラン
ジと環状溝のオイルシール側の側壁とでラビリンスが構
成され、泥水等のオイルシールへの浸入は一層効果的に
防止される。
しかも、フランジによってせき止められた泥水等は環状
溝へ落下するが、環状溝には排出通路を介してハブの外
側と連絡している(従って、ブレーキドラムに対しても
同様である)ので、環状溝へ落下した泥水等は、車両停
止時には下側に位置する排出通路からブレーキ装置の外
側へ排出され、車両走行時にはハブ及びブレーキドラム
が回転しているので、遠心力で環状溝に張り付くように
拡がり、排出通路に至れば、遠心力によって排出通路か
らブレーキ装置の外側へ排出される。
溝へ落下するが、環状溝には排出通路を介してハブの外
側と連絡している(従って、ブレーキドラムに対しても
同様である)ので、環状溝へ落下した泥水等は、車両停
止時には下側に位置する排出通路からブレーキ装置の外
側へ排出され、車両走行時にはハブ及びブレーキドラム
が回転しているので、遠心力で環状溝に張り付くように
拡がり、排出通路に至れば、遠心力によって排出通路か
らブレーキ装置の外側へ排出される。
一方、ハブ内部から洩れたグリースはダストカバーのフ
ランジと環状溝のオイルシール側の側壁とから構成され
る隙間(ラビリンス)を通って環状溝に到達し、環状溝
の側壁でせき止められるので、ブレーキ装置内部への流
入は防止される。しかも、環状溝に到達したグリースは
泥水等と同様に排出通路から外部へ排出される。
ランジと環状溝のオイルシール側の側壁とから構成され
る隙間(ラビリンス)を通って環状溝に到達し、環状溝
の側壁でせき止められるので、ブレーキ装置内部への流
入は防止される。しかも、環状溝に到達したグリースは
泥水等と同様に排出通路から外部へ排出される。
以下、図面を参照して、この考案による車両用アクスル
構造の実施例について説明する。
構造の実施例について説明する。
第1図はこの考案の一実施例である車両用アクスル構造
の断面図である。第1図において、この考案による車両
用アクスル構造が符合1によって全体的に示されてお
り、ブレーキドラム9の中心部には段状の貫通孔11が
形成されており、ハブ10に形成した車軸方向に突出す
る管状部12をその貫通孔11に嵌合してハブ10にブ
レーキドラム9を固定している。ハブ10には、軸方向
内方に開く環状溝2が形成されている。従って、ブレー
キドラム9の貫通孔11に形成した環状突出部13、ハ
ブ10の管状部12及びハブ10の側面によって環状溝
2である空所が形成される。
の断面図である。第1図において、この考案による車両
用アクスル構造が符合1によって全体的に示されてお
り、ブレーキドラム9の中心部には段状の貫通孔11が
形成されており、ハブ10に形成した車軸方向に突出す
る管状部12をその貫通孔11に嵌合してハブ10にブ
レーキドラム9を固定している。ハブ10には、軸方向
内方に開く環状溝2が形成されている。従って、ブレー
キドラム9の貫通孔11に形成した環状突出部13、ハ
ブ10の管状部12及びハブ10の側面によって環状溝
2である空所が形成される。
また、ダストカバー6は円筒部とその一端に形成した半
径方向外向きに延びるフランジ5とから成り、円筒部を
アクスルケース4に圧入又は溶接によって固定してい
る。ダストカバー6のフランジ5は、環状溝2内に配置
し、それによって、フランジ5とハブ10の側面及び管
状部12との間にラビリンス8を形成する。
径方向外向きに延びるフランジ5とから成り、円筒部を
アクスルケース4に圧入又は溶接によって固定してい
る。ダストカバー6のフランジ5は、環状溝2内に配置
し、それによって、フランジ5とハブ10の側面及び管
状部12との間にラビリンス8を形成する。
ブレーキドラム9、ブレーキシュー21等から成るブレ
ーキ装置20の内部14と外部18とを連絡するため
に、環状溝2とハブ10及びブレーキドラム9の外側と
を連絡する排出通路3がハブ10とブレーキドラム9と
の間に形成されており、ダストカバー6のフランジ5は
排出通路3の入口の位置とオイルシール7側のハブ10
の側面との間に設置されている。環状溝2のオイルシー
ル側部分にはグリース受け部17が設けられており、グ
リースを排出通路3の入口へと導く。
ーキ装置20の内部14と外部18とを連絡するため
に、環状溝2とハブ10及びブレーキドラム9の外側と
を連絡する排出通路3がハブ10とブレーキドラム9と
の間に形成されており、ダストカバー6のフランジ5は
排出通路3の入口の位置とオイルシール7側のハブ10
の側面との間に設置されている。環状溝2のオイルシー
ル側部分にはグリース受け部17が設けられており、グ
リースを排出通路3の入口へと導く。
第2図において、ハブ10の構造の一例が示されてい
る。第2図はハブ10の側面図であり、排出通路3とし
ての半径方向の溝は、半径方向外方即ち先端ほど小さく
構成されている。また、半径方向の排出通路3は半径方
向にほぼ等間隔に5カ所設けられているが、少なくとも
三箇所以上設けてあるほうが好ましい。
る。第2図はハブ10の側面図であり、排出通路3とし
ての半径方向の溝は、半径方向外方即ち先端ほど小さく
構成されている。また、半径方向の排出通路3は半径方
向にほぼ等間隔に5カ所設けられているが、少なくとも
三箇所以上設けてあるほうが好ましい。
次に、この考案による車両用アクスル構造の作用、即ち
泥水浸入防止機能及びグリースのブレーキ内部への流出
防止機能について説明する。
泥水浸入防止機能及びグリースのブレーキ内部への流出
防止機能について説明する。
第1図に矢印Aで示すように、ブレーキドラム9とバッ
クプレート15との隙間から浸入してきた泥水等は、ダ
ストカバー6のフランジ5によってオイルシール7側へ
の移動をせき止められる。また、フランジ5とハブ10
の側面との間にはラビリンス8が形成されているので、
オイルシール7側への泥水等の浸入は一層効果的に防止
される。
クプレート15との隙間から浸入してきた泥水等は、ダ
ストカバー6のフランジ5によってオイルシール7側へ
の移動をせき止められる。また、フランジ5とハブ10
の側面との間にはラビリンス8が形成されているので、
オイルシール7側への泥水等の浸入は一層効果的に防止
される。
特に、ダストカバー6のフランジ5は、排出通路3より
もオイルシール7側に配置されているので、フランジ5
でせき止められた泥水等は環状溝2へ落下すると迅速に
排出通路3へ導かれることになる。
もオイルシール7側に配置されているので、フランジ5
でせき止められた泥水等は環状溝2へ落下すると迅速に
排出通路3へ導かれることになる。
しかも、ハブ10には排出通路3としての半径方向の溝
がほぼ等間隔に五箇所設けられているので、車両停止時
には、第1図に矢印Bで示すように、泥水等は下側に位
置する半径方向の排出通路3からブレーキ装置20の外
側へ排出される。また、車両走行時には、ハブ10及び
ブレーキドラム9が回転しているので、遠心力によって
環状溝2の壁面にはりつくように拡がった泥水等は排出
通路3に至れば、そこから遠心力によってブレーキ装置
20の外側へ排出される。
がほぼ等間隔に五箇所設けられているので、車両停止時
には、第1図に矢印Bで示すように、泥水等は下側に位
置する半径方向の排出通路3からブレーキ装置20の外
側へ排出される。また、車両走行時には、ハブ10及び
ブレーキドラム9が回転しているので、遠心力によって
環状溝2の壁面にはりつくように拡がった泥水等は排出
通路3に至れば、そこから遠心力によってブレーキ装置
20の外側へ排出される。
この半径方向の排出通路3は、ブレーキ装置20の内部
14と外部18とを連絡しているので、逆に、外部18
からの泥水等の浸入が懸念されるが、排出通路3の幅を
先端即ち半径方向外方ほど小さく構成することにより、
泥水等は浸入し難くなる。また、たとえば排出通路3か
ら泥水等が浸入したとしても、車両走行時にはハブ10
及びブレーキドラム9の回転による遠心力により外側へ
飛ばされるので特に問題は生じない。
14と外部18とを連絡しているので、逆に、外部18
からの泥水等の浸入が懸念されるが、排出通路3の幅を
先端即ち半径方向外方ほど小さく構成することにより、
泥水等は浸入し難くなる。また、たとえば排出通路3か
ら泥水等が浸入したとしても、車両走行時にはハブ10
及びブレーキドラム9の回転による遠心力により外側へ
飛ばされるので特に問題は生じない。
また、オイルシール機能低下時に、ハブ内部16から流
出したグリースは、第1図に矢印Cで示すように、ダス
トカバー6のフランジ5とハブ10の側壁とから構成さ
れる隙間(ラビリンス8)通ってハブ10のグリース受
け部17に到達する。そして、グリースはブレーキ装置
20の方向へ移動して行くが、ブレーキドラム9の貫通
孔11に形成した環状突出部13の側壁によって一時的
にせき止められ、更に、ハブ10に設けた排出通路3を
通って外部へ流出される。
出したグリースは、第1図に矢印Cで示すように、ダス
トカバー6のフランジ5とハブ10の側壁とから構成さ
れる隙間(ラビリンス8)通ってハブ10のグリース受
け部17に到達する。そして、グリースはブレーキ装置
20の方向へ移動して行くが、ブレーキドラム9の貫通
孔11に形成した環状突出部13の側壁によって一時的
にせき止められ、更に、ハブ10に設けた排出通路3を
通って外部へ流出される。
この考案による車両用アクスル構造の上記実施例では、
以上のように構成されているが、必ずしも上記実施例に
限定されるものでなく、例えば、環状溝を構成する空所
をブレーキドラムの貫通孔とハブに形成した環状溝とで
構成したが、いずれか一方に形成するように構成しても
よく、また、排出通路をブレーキドラムの方に形成して
もよいことは勿論である。
以上のように構成されているが、必ずしも上記実施例に
限定されるものでなく、例えば、環状溝を構成する空所
をブレーキドラムの貫通孔とハブに形成した環状溝とで
構成したが、いずれか一方に形成するように構成しても
よく、また、排出通路をブレーキドラムの方に形成して
もよいことは勿論である。
この考案は、以上のように構成されているから、次のよ
うな特有の効果を有する。即ち、ブレーキ装置内部へ浸
入した泥水等はオイルシールの直前で遮断され、排出通
路を通って外部へ排出できるようにしたので、オイルシ
ールのリップ摺動部への泥水等の直接的浸入が防止さ
れ、オイルシールの異常摩耗を防止することができる。
うな特有の効果を有する。即ち、ブレーキ装置内部へ浸
入した泥水等はオイルシールの直前で遮断され、排出通
路を通って外部へ排出できるようにしたので、オイルシ
ールのリップ摺動部への泥水等の直接的浸入が防止さ
れ、オイルシールの異常摩耗を防止することができる。
また、グリースの洩れを調べるには、従来は、ブレーキ
装置の内側にボルト止めされたオイルキャッチャーを取
り外してみなければならなかったので、早期発見が困難
であったが、この考案による車両用アクスル構造では、
洩れたグリースは排出通路からブレーキ装置の外側へ排
出されるので、外側から洩れがあるか否かを確認でき、
グリース洩れの早期発見が可能となる。
装置の内側にボルト止めされたオイルキャッチャーを取
り外してみなければならなかったので、早期発見が困難
であったが、この考案による車両用アクスル構造では、
洩れたグリースは排出通路からブレーキ装置の外側へ排
出されるので、外側から洩れがあるか否かを確認でき、
グリース洩れの早期発見が可能となる。
更に、オイルシールのリップ摺動部への泥水等の浸入防
止、及びグリースのブレーキ装置内部への流出防止のた
めに、従来は、オイルキャッチャーと、オイルキャッチ
ャー固定用のボルトと、泥水浸入防止用のゴムリングの
3部品を付加しなければならなかったのに対し、この考
案では、付加する部品はダストカバーだけで済むので、
部品点数の低減を図ることができる。
止、及びグリースのブレーキ装置内部への流出防止のた
めに、従来は、オイルキャッチャーと、オイルキャッチ
ャー固定用のボルトと、泥水浸入防止用のゴムリングの
3部品を付加しなければならなかったのに対し、この考
案では、付加する部品はダストカバーだけで済むので、
部品点数の低減を図ることができる。
また、スペース的にかさばるオイルキャッチャーが不要
となったので、車両用アクスル構造のコンパクト化が図
れる。更に、ダストカバーは非回転体であるアクスルケ
ースに固定するから、固定手段は圧入や溶接等で行うこ
とができ、固定方法が容易であり、コスト低減にもつな
がるという利点がある。
となったので、車両用アクスル構造のコンパクト化が図
れる。更に、ダストカバーは非回転体であるアクスルケ
ースに固定するから、固定手段は圧入や溶接等で行うこ
とができ、固定方法が容易であり、コスト低減にもつな
がるという利点がある。
第1図はこの考案による車両用アクスル構造の一実施例
を示す断面図、第2図は第1図に示されたハブの側面
図、及び第3図は従来の車両用アクスル構造を示す断面
図である。 1……車両用アクスル構造、2……環状溝、3……排出
通路、4……アクスルケース、5……フランジ、6……
ダストカバー、7……オイルシール、8……ラビリン
ス、9……ブレーキドラム、10……ハブ、12……管
状部、14……ブレーキ内部、20……ブレーキ装置。
を示す断面図、第2図は第1図に示されたハブの側面
図、及び第3図は従来の車両用アクスル構造を示す断面
図である。 1……車両用アクスル構造、2……環状溝、3……排出
通路、4……アクスルケース、5……フランジ、6……
ダストカバー、7……オイルシール、8……ラビリン
ス、9……ブレーキドラム、10……ハブ、12……管
状部、14……ブレーキ内部、20……ブレーキ装置。
Claims (5)
- 【請求項1】アクスルケースに回転可能に取り付けたハ
ブ、該ハブから車軸方向に突出する管状部と前記アクス
ルケースとの間に形成された環状溝、該環状溝を前記ハ
ブの外側に連通するため前記ハブに取り付けたブレーキ
ドラムと前記ハブとの間に形成された排出通路、前記ア
クスルケースに取り付けた前記環状溝内へ延びるダスト
カバー、及び前記ハブと前記アクスルケースとの間に配
置したオイルシールと前記排出通路との間に位置して前
記ダストカバーから半径方向外向きに延びるフランジ、
から構成した車両用アクスル構造。 - 【請求項2】前記フランジと前記ハブの側壁と前記管状
部によって前記環状溝にラビリンスが形成されている実
用新案登録請求の範囲第1項に記載の車両用アクスル構
造。 - 【請求項3】前記排出通路を半径方向に三箇所以上設け
た実用新案登録請求の範囲第1項に記載の車両用アクス
ル構造。 - 【請求項4】前記排出通路は半径方向外方ほど小さく構
成されている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の車
両用アクスル構造。 - 【請求項5】前記排出通路は前記ブレーキドラム又はハ
ブのいずれか一方に形成した実用新案登録請求の範囲第
1項に記載の車両用アクスル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987152782U JPH065274Y2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 車両用アクスル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987152782U JPH065274Y2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 車両用アクスル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0157956U JPH0157956U (ja) | 1989-04-11 |
| JPH065274Y2 true JPH065274Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=31428019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987152782U Expired - Lifetime JPH065274Y2 (ja) | 1987-10-07 | 1987-10-07 | 車両用アクスル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065274Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3872655B2 (ja) * | 2001-03-14 | 2007-01-24 | 本田技研工業株式会社 | 等速ジョイント用ラビリンスシール構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58126203U (ja) * | 1982-02-19 | 1983-08-27 | 日産自動車株式会社 | 車両用アクスル構造 |
| JPS6122927U (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-10 | ダイハツ工業株式会社 | 駆動車軸におけるオイルシ−ルの防塵構造 |
-
1987
- 1987-10-07 JP JP1987152782U patent/JPH065274Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0157956U (ja) | 1989-04-11 |
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