JPH0653400B2 - 白色帯電防止ゴムロ−ルの製造方法 - Google Patents

白色帯電防止ゴムロ−ルの製造方法

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JPH0653400B2
JPH0653400B2 JP10748887A JP10748887A JPH0653400B2 JP H0653400 B2 JPH0653400 B2 JP H0653400B2 JP 10748887 A JP10748887 A JP 10748887A JP 10748887 A JP10748887 A JP 10748887A JP H0653400 B2 JPH0653400 B2 JP H0653400B2
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white
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roll
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紀二良 鈴木
恒雄 大木
英之 野間
昌弘 池田
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信越ポリマ−株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は白色帯電防止ゴムロールの製造方法、特にはそ
の表面を白色シリコーンゴム層とすることによって原稿
からの文字、記号の読取りが容易となる、ファクシミリ
の読取りロール用として有用とされる白色帯電防止ゴム
ロールの製造方法にに関するものである。
(従来の技術) 従来、各種複写装置、通信機用機器における紙送りロー
ルについては圧縮永久歪み、温度依存性、耐候性、耐熱
性がすぐれていることからアクリルゴム、ブチルゴム、
ニトリルゴムなどの耐熱性剛性ゴム、特にはシリコーン
ゴムロールが汎用されている。
しかして以下主としてシリコーンゴムロールについて説
明すると、このシリコーンゴムロールは静電気による紙
の巻き付きや紙粉などの付着を防止するために、充填剤
として導電性のカーボンブラックを使用して帯電防止性
を付与した黒色のものとされているが、このものは例え
ばファクシミリの読取りロールとして使用すると原稿か
らの文字、記号が判読し難いものになるという不利があ
った。
そのため、この種のゴムロールについては充填剤を酸化
すず、酸化亜鉛などのような白色の金属酸化物に、白色
顔料としての酸化チタンなどを添加した白色導電性ゴム
ロールの使用も検討されているが、これらの白色金属酸
化物および白色顔料はカーボンブラックに比べて2〜3
倍と高価であるためにゴムロール全体を導電性の白色の
ものとするとロールが極めて高価となものとなって経済
的でなくなるという不利が生じる。したがって、本発明
者らはこれを従来公知のカーボンブラックを使用した黒
色導電性シリコーンゴム層と上記の金属酸化物および白
色顔料を使用した白色導電性シリコーンゴム層とからな
る二層構造のものとすれば廉価なゴムロールを得ること
ができる点に注目し、この白色導電性シリコーンゴム層
をプレス成形で作ることを検討したが、しかし、この方
法はロール形状に合致したキャビティを有する半割型中
にアルミニウム、ステンレススチール、真鍮、リン青
銅、クロムメッキを施した鉄等の金属シャフト周辺に2
つ割りした所定量の未硬化カーボンブラック含有黒色導
電性ゴムを載置もしくは捲きつけ加熱加圧して硬化し、
ついで冷却後半割型から取り出して半割型の境目に生じ
たパーティングラインを削り(バリ取り)落した後、真
円加工研磨(例えば30mm±20μm)し、ついでこれ
に更に別の半割型中で、白色導電性シリコーンゴムを設
け、再度バリ取り研磨をしなければならない関係上工程
が複雑でかつロスが多く原料歩留が悪いという欠点があ
った。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した白色帯電防止ゴムロ
ールの製造方法に関するものであり、これはシャフトに
カーボン含有黒色導電性ゴム層を設け、この表面に白色
金属酸化物含有白色導電性シリコーン収縮ゴムチューブ
を被覆し、ついで加熱して該収縮ゴムチューブを収縮さ
せてこれを黒色導電性ゴム層に密着させることを特徴と
するものである。
すなわち、本発明者らは黒色導電性ゴムロールの表面白
色化方法について種々検討した結果、従来公知の方法で
作られたカーボンブラックを使用した黒色導電性ゴムを
用いて形成した黒色ゴムロールの表面に、酸化すずおよ
び/または酸化亜鉛などを導電性付与剤とし、これに白
色顔料としての酸化チタンを使用してなる白色の導電性
シリコーンゴム組成物に熱可塑性物質を添加して熱収縮
性組成物とし、押出し成形でチューブに成形したものを
被覆し、ついでこれを加熱処理すればこの熱収縮性チュ
ーブの収縮によって該チューブが黒色導電性ゴムロール
の表面に密着するので、容易に黒色導電性ゴムロールの
表面白色化が達成されることを見出すと共に、これによ
ればこの白色導電性シリコーン収縮ゴムチューブが押出
し成形などで容易にかつ比較的薄いものとして得られる
ので経済的にも有利に目的とする白色帯電性防止ゴムロ
ールを得ることができることを確認して本発明を完成さ
せた。
本発明の方法で作られる白色帯電性防止ゴムロールは上
記したようにカーボンブラックを使用した黒色導電性ゴ
ムを使用したゴムロールの黒色導電性ゴム層に白色導電
性シリコーン収縮ゴムチューブを被覆することによって
作られるが、この黒色導電性ゴムロールは従来公知の方
法作ったものとすればよい。
したがって、この黒色導電性ゴムロールはアルミニウ
ム、ステンレススチール、クロムメッキされた鉄などで
作られたシャフトの表面にプライマーを塗布した後、こ
れにジメチルメチルビニルポリシロキサンを主材とする
市販のシリコーン生ゴム100重量部にカーボンブラッ
ク、特にはアセチレンブラックまたはケッチェンブラッ
ク5.0〜100重量部とジクミルパーオキサイド、2,
5−ビス(t−ブチルパーオキシ)2,5−ジメチルヘ
キサン、ジクミルパーオキサイドなどのような有機過酸
化物系の加硫剤0.3〜5.0重量部を添加し、均一に混合し
て得たシリコーンゴムコンパウンドを170〜190℃
×15〜50kg/cm2の条件でプレス成形したのち、研
磨機などを用いて研磨仕上することによって作ればよ
い。
本発明の方法はこのようにして作られた黒色ゴムロール
のロール表面に白色導電性シリコーン収縮ゴムチューブ
を被覆するものであるが、この白色導電性シリコーン収
縮ゴムチューブは上記した黒色導電性ゴムロールを製作
するときに使用したものと同様のジメチルメチルビニル
ポリシロキサンを主材とするシリコーン生ゴム100重
量部に白色の導電性付与剤としての酸化すずおよび/ま
たは酸化亜鉛と白色顔料としての酸化チタンの粉末50
〜250重量部を添加し、均一に混合して得たシリコー
ンゴムコンパウンドに、さらに熱可塑性樹脂、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリル、ポリカー
ボネート、ABS、シルフェニレンなどを5〜30重量
部加熱混練りして得た組成物を室温まで放冷し、有機過
酸化物の加硫剤、例えば2,4−ジクロルパーオキサイ
ドを0.5〜3.0重量部添加したものを押出し成形法
でチューブに成形したのち、熱風下あるいはスチームな
どで加熱下に延伸し急冷することによって得たものとす
ればよく、このチューブの直径はこのチューブで被覆す
る黒色ゴムロールの外径より大きいものとする必要があ
るけれども、このものは事後における加熱収縮時にはこ
の黒色ゴムロールに密着させる必要があるので押出し成
形時の延伸前の直径が黒色ゴムロールの外径よりも5〜
30%小さいものとすることがよい。
本発明の方法はこのようにして作られた白色導電性シリ
コーン収縮ゴムチューブを前記の方法で得た黒色導電性
ゴムロールに被覆するのであるが、これは該チューブが
この黒色導電性ゴムロールの外形よりも直径の大きいも
のであるので容易に被覆することができる。このように
該チューブで被覆されたシリコーンゴムロールはついで
このチューブを熱風あるいは火炎などで150℃以上に
加熱するとこのチューブが延伸前の押出し成形品の押出
し成形時の直径にまで急激に収縮するが、このチューブ
は延伸前の押出し成形時の直径が黒色導電性ゴムロール
の外形よりも小さいものとされており、この収縮によっ
て黒色導電性ゴムロールの表面に密着するようになるの
で、これによれば目的とする白色帯電性防止ゴムロール
を容易にかつ確実に得ることができる。
なお、本発明の方法によれば上記した白色導電性シリコ
ーン収縮ゴムチューブの収縮によってこの収縮チューブ
が黒色導電性ゴムロールに完全に密着するので黒色導電
性ゴムロールの表面白色化という目的はこれで達せられ
るし、層間相互のズレ応力によるスベリも全く発生しな
いので、これは層間に接着剤を使用することは特に必要
ではない。しかし、このようにして得られた白色帯電性
防止ゴムロールは苛酷な高温にさらされるおそれがある
のでこの白色導電性シリコーン収縮ゴムチューブを被覆
する前に黒色導電性ゴムロールの表面に接着剤を塗布し
ておいてこの白色導電性シリコーンゴム層と黒色導電性
ゴム層を接着剤で接着するようにしてもよく、この接着
剤としてはビニル基含有オルガノポリシロキサンとけい
素原子に結合した水素原子(≡SiH結合)を含有する
オルガノハンドロジエンポリシロキサンおよび白金系触
媒とからなる付加反応型のシロキサン組成物100重量
部に、(CHSiO0.5単位、 (CH(CH=CH)SiO0.5単位および
SiO単位とからなる、いわゆるMQシロキサンを
5.0〜30重量部添加したオルガノシロキサン系の接
着剤に導電性付与剤としてのカーボンブラック、白色導
電性金属酸化物の適量を添加したものとすることがよ
い。なお、この接着剤の量はあまり余分につけるとロー
ル製造時、使用時にロール表面を汚し、結果として得ら
れたロールを使用すると読み取りミスや紙面の汚れが生
じるので、これはそれが層間からはみ出さないように極
力少なくするように留意すべきである。
つぎに本発明の実施例をあげるが例中の部は重量部を、
粘度は25℃での測定値を示したものである。
実施例 直径10mm×長さ400mmのステンレススチーム・SU
304製のシャフト表面にプライマーNo.4〔信越化学
工業(株)製商品名〕をトルエンで10%に希釈したもの
をハケ塗りし、30分間風乾したのちに150℃で5分
間焼付け処理をした。
ついでこのシャフト表面に、ビニルシロキサン単位を
0.3モル%含有する粘度1,000,000cSのメチルビニル
ポリシロキサン100部にアセチルブラック25部と2,
5−ビス(t−ブチルパーオキシ)2,5−ジメチルヘキサ
ン1.2部を添加し均一に混合して得たシリコーンゴムコ
ンパウンドをプレス成形し、研磨機で研磨して外径30
mmφ×長さ360mmの黒色導電性シリコーンゴムロール
を作った。
つぎに上記したメチルビニルポリシロキサン100部に
白色導電性附与剤としての酸化すず、50部、白色顔料
としての酸化チタン粉末〔石原産業(株)製〕150部と
ポリカーボネート樹脂15部を添加し、220℃の2本
ロールで均一に混合し室温まで放冷して得たシリコーン
ゴムコンパウンド100部に2,4−ジクロロベンゾイル
パーオキサイド0.8部を添加し、2本ロールで均一に混
合したものを押出機を用いて内径27mm、外形28mmの
シリコーンゴムチューブとしたのち、これを内径33mm
のアルミニウムパイプ中に片側をシール状態で固定し他
端から200℃の熱風を10kg/cm2で10分間送風し
たところ、シリコーンチューブはアルミニウム内壁一杯
に延伸されたので送風を中止し、このアルミニウムパイ
プを水中に30分間浸漬して急冷し、水冷後にアルミニ
ウムパイプからシリコーンゴムチューブを取り外したと
ころ、内径32.2mm、外形33mmの白色導電性シリコーン
収縮ゴムチューブが得られたので、これを長さ360mm
に切断してから上記で得た黒色導電性シリコーンゴムロ
ールに被覆したのち、200℃で30分間加熱したとこ
ろ、この収縮ゴムチューブは収縮して黒色導電性シリコ
ーンゴムロールに密着し、目的とする白色帯電性防止ゴ
ムロールを得ることができた。
なお、このようなして得られた白色帯電性防止ゴムロー
ルは中央部とシャフト間の電気抵抗が5×10Ωであ
るという物性を示し、このものはファクシミリの読取り
用ロールとして使用したところ、原稿からの文字、記号
も容易に判読し得ることが示された。
また、このロールは市販の複写機(富士ゼロックス48
70)にセットして試験したところ、10万枚でも何ら
支障がなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 21:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトにカーボン含有黒色導電性ゴム層
    を設け、この表面に白色金属酸化物含有白色導電性シリ
    コーン収縮ゴムチューブを被覆し、ついで加熱して該収
    縮チューブを収縮させてこれを黒色導電性ゴム層に密着
    させることを特徴とする白色帯電防止ゴムロールの製造
    方法。
  2. 【請求項2】白色導電性シリコーン収縮ゴムチューブが
    厚さ0.3〜2.0mmのものである特許請求の範囲第1項記載
    の白色帯電防止ゴムロールの製造方法。
JP10748887A 1987-04-30 1987-04-30 白色帯電防止ゴムロ−ルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0653400B2 (ja)

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