JPH0653584U - 運転室移動式作業車両の運転室支承装置 - Google Patents

運転室移動式作業車両の運転室支承装置

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JPH0653584U JP8787292U JP8787292U JPH0653584U JP H0653584 U JPH0653584 U JP H0653584U JP 8787292 U JP8787292 U JP 8787292U JP 8787292 U JP8787292 U JP 8787292U JP H0653584 U JPH0653584 U JP H0653584U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転室移動式作業車両において、旋回台に対
する運転室の取付位置を下げることで車両の安定性と側
方視界の拡大とを図る。 【構成】 左右一対の旋回フレーム3A,3Bを備えた
旋回台2の側方に運転室5を配置し且つ該運転室5を走
行時位置と作業時位置に選択的に位置設定可能とした運
転室移動式作業車両において、上記運転室5側に位置す
る旋回フレーム3Aの下端部3Aaに、離間配置される
一対の側板11,12を備え且つ該旋回台2の前後方向
に延びる支承用筒状体10を形成するとともに、上記支
承用筒状体10内に、上記運転室5を支承した伸縮ビー
ム20を摺動自在に嵌装する。かかる構成により、運転
室5を移動可能に支承する上記支承用筒状体10と伸縮
ビーム20とが該運転室5の下側に位置しないことか
ら、これらの取付スペース分だけ旋回台2に対する運転
室5の取付高さを低く設定できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、走行・作業兼用の運転室を車両前後方向に移動可能とした運転室 移動式作業車両における運転室支承装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、運転室を車両走行時と作業時の双方において使用するようにしたク レーン車の如き作業車両においては、特に走行時における前方視界の確保という 観点から、運転室を旋回台の前後方向に移動可能とし、作業車両の使用状況に対 応して該運転室を、走行時には旋回台の前方寄りの走行時位置に、作業時には旋 回台の中央寄りの作業時位置にそれぞれ選択設定し得るようにすることが知られ ている(例えば、実開昭62ー203191号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上掲公知例の如き従来の運転室移動式作業車両においては、運転室 を案内支持する移動機構が該運転室の下側に配置されていたため、この移動機構 の配置スペースの確保上、旋回台に対する運転室の取付位置が高くならざるを得 ず、この結果、例えば、作業車両全体としての重心位置が高くなって安定性が損 なわれる他に、該運転室5の取付高さの上昇に伴って乗員のアイポイントも高く なるため、特にクレーン車においては車両走行時に旋回台にその基端部が枢支さ れたブームが該旋回台から車両前方へ延出した状態で格納されることから、該ブ ームによって乗員の側方視界が妨げられる可能性が大きく、これにより視界確保 という運転室移動式作業車両の利点が減殺される等の問題が生じるものである。
【0004】 そこで本願考案は、運転室移動式作業車両の運転室支承装置において、旋回台 に対する運転室の取付位置を可及的に低く設定することを可能とし、もって車両 の低重心化による安定性の向上と、走行時の視界拡大による走行安全性の向上と を図らんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願考案ではかかる課題を解決するための具体的手段として、請求項1記載の 考案では、ブームの基端部を起伏駆動自在に枢支する左右一対の旋回フレーム3 A,3Bを備え且つ車体フレーム1上に旋回可能に搭載された旋回台2の側方に 運転室5を配置するとともに、該運転室5を車両走行時には上記旋回台2の前方 寄りに位置する走行時位置に、作業時には上記旋回台2の中央寄りに位置する作 業時位置にそれぞれ選択的に位置設定可能とした運転室移動式作業車両において 、上記旋回台2の一対の旋回フレーム3A,3Bのうち少なくとも上記運転室5 側に位置する旋回フレーム3Aの下端部3Aaを、該旋回台2の幅方向に対向し て離間配置される一対の側板11,12で構成し該一対の側板11,12で上記旋 回台2の前後方向に延びる支承用筒状体10を形成するとともに、上記支承用筒 状体10内に、上記運転室5を支承した伸縮ビーム20を摺動自在に嵌装せしめ たことを特徴としている。
【0006】 請求項2記載の考案では、請求項1記載の運転室移動式作業車両の運転室支承 装置において、上記伸縮ビーム20の先端部20aに上記運転室5の前端部5aが 支承せしめられていることを特徴としている。
【0007】 請求項3記載の考案では、請求項1または2記載の運転室移動式作業車両の運 転室支承装置において、上記運転室5の後端部5bを、上記伸縮ビーム20の後 端部20bあるいは上記旋回フレーム3Aの後部適所に設けた後部支承機構Yに より案内支持したことを特徴としている。
【0008】
【作用】
本願各考案ではかかる構成とすることによってそれぞれ次のような作用が得ら れる。
【0009】 請求項1記載の考案では、旋回台2の一方の旋回フレーム3Aの下端部3 Aaに設けた支承用筒状体10内に伸縮ビーム20を摺動自在に嵌装し、且つ該 伸縮ビーム20に運転室5を支承せしめることで、該運転室5は上記伸縮ビーム 20の支承用筒状体10に対する伸縮移動に伴って旋回台2の前後方向へ移動し 、走行時位置あるいは作業時位置に位置設定される。
【0010】 この場合、この運転室5を支承する上記支承用筒状体10と伸縮ビーム20と が運転室5の側方に位置する上記一方の旋回フレーム3Aの下端部3Aaにあっ て該運転室5の下側にはないことから、これらが該運転室5の下側に配置されて いる場合に比して、その配置スペースが不要となる分だけ該運転室5の旋回台2 に対する取付高さを低く設定することが可能ならしめられるものである。
【0011】 請求項2記載の考案では、上記記載の作用に加えて、上記運転室5の前 端部5aは通常インストルメントパネル、ステアリング等の車両操縦用機器の配 置スペースとなり乗員の搭乗スペースはこの前端部5aよりも後方寄り位置であ ることから、例え該運転室5の前端部5aが上記伸縮ビーム20への取付機構上 から上下方向においてスペース的な制約を受けたとしてもその後方寄りの乗員の 搭乗スペースには影響がなく、従って、この乗員搭乗部分を十分に低く設定して 乗員のアイポイントを下げることが可能となるものである。
【0012】 請求項3記載の考案では、上記または記載の作用に加えて、上記運転 室5の乗員搭乗部分よりもさらに後方寄りの後端部5b部分は通常補機類の配置 スペースとなるものであることから、この後端部5bを後部支承機構Yによって 案内支持したとしてもこれによって乗員搭乗部分の高さを低く設定することが妨 げられるということはなく、従って、後部支承機構Yにより運転室5の支持剛性 を高めつつ、乗員のアイポイントの低下を図ることが可能となるものである。
【0013】
【考案の効果】
従って、本願各考案の運転室移動式作業車両の運転室支承装置によれば、運転 室5を前後方向に移動可能に支承する伸縮ビーム20と支承用筒状体10とを該 運転室5の下側から取り除いてこれを一方の旋回フレーム3Aの下端部3Aaに 配置することで該運転室5の旋回台2に対する取付高さを可及的に低く設定し得 るようにしていることから、該運転室5の取付位置が下がった分だけ作業車両全 体としての重心が低くなり転倒に対する安定性が高められるとともに、該運転室 5内における乗員のアイポイントが下がることで該運転室5の側方に格納配置さ れるブームによる側方視界の妨げが少なくなり車両の走行安全性が高められる等 の実用的な効果が得られるものである。
【0014】
【実施例】
以下、本願考案を運転室移動式クレーン車に適用したものを実施例として具体 的に説明する。
【0015】 第1実施例 図1及び図2には、本願各考案の第1実施例にかかる運転室支承装置Zが示さ れており、同図において符号1は車体フレームであり、該車体フレーム1には旋 回座軸受9を介して後述の旋回台2が旋回動可能に取り付けられている。この旋 回台2は、ブーム(図示省略)の基端部を起伏駆動自在に枢支するためのものであ って、上記旋回座軸受9に締着固定される旋回ベース部材4と、該旋回ベース部 材4の上面側に上記旋回座軸受9の軸心を挟んで対向状態で平行配置された一対 の旋回フレーム3A,3Bとを有している。そして、この一対の旋回フレーム3 A,3Bのうち、車体右側に位置する一方の旋回フレーム3Aの直外方位置には 後述の運転室5が該旋回フレーム3Aに沿って旋回台2の前後方向へ移動可能に 支承される。このため、この一方の旋回フレーム3Aは、この運転室5を移動可 能に支承するための後述する種々の機構の配置を可能とすべく次のような新規な 構造を有している。
【0016】 即ち、旋回フレーム3Aは、図1〜図5に示すように、全体として一枚プレー ト構造を基本とするものであるが、特に上記旋回ベース部材4に近い下端部3A aはこれを上記一枚プレート部分の略延長上に位置する側板11と該側板11よ りも旋回中心寄りに位置し且つ該側板11に対して所定間隔をもって対向配置さ れた側板12とからなる二重構造とするとともに、この一対の側板11,12の 上下両端を、上記旋回ベース部材4に対応する部分においては該旋回ベース部材 4と天板13とで(図3参照)、該旋回ベース部材4よりも前方に延出する部分で は該旋回ベース部材4の端縁に延設配置した底板14と上記天板13とで(図4 及び図5参照)、それぞれ連結して、断面略矩形状で且つ上記旋回フレーム3A に沿って旋回台2の前後方向に延びる支承用筒状体10を形成している。
【0017】 さらに、この支承用筒状体10内には、断面矩形状の伸縮ビーム20がその軸 方向に摺動自在に嵌装されている。そして、この伸縮ビーム20は、該伸縮ビー ム20の内部に配置され且つその一端19aが図4に示すようにフロントシリン ダピン25を介して該伸縮ビーム20に連結され、他端19bが図3に示すよう にリヤシリンダピン26を介して上記支承用筒状体10に連結されたビーム伸縮 用シリンダ19により伸縮駆動されるようになっている。尚、この伸縮ビーム2 0は、その最縮小位置では図1及び図2において実線図示するようにその先端部 20aを上記支承用筒状体10の先端面10aから所定寸法だけ前方へ突出させた 状態(以下の説明においては、この時の伸縮ビーム20の位置を後退位置という) とされ、またその最伸長位置では同各図に鎖線図示するように上記車体フレーム 1の前部1aの近傍まで延出した状態(符号20′参照。以下の説明においては、 この時の伸縮ビーム20の位置を前進位置という)とされる。
【0018】 また、この伸縮ビーム20をその前進位置と後退位置とでそれぞれロックする ために、図4に示すように上記支承用筒状体10の側板12にはロック用シリン ダ32によって進退駆動されるロックピン31を備えたロック機構30が配置さ れるとともに、上記伸縮ビーム20には図1に示すように上記ロックピン31が 選択係入可能な二つのピン受孔33,34が該伸縮ビーム20のストロークに対 応する間隔をもって形成されている。従って、伸縮ビーム20は、上記ロック機 構30のロックピン31が該伸縮ビーム20の先端部20a寄りに位置する第1 ピン受孔33に係入することで後退位置においてロックされ、後端部20b寄り に位置する第2ピン受孔34に係入することで前進位置においてロックされるこ ととなる。
【0019】 一方、上記運転室5は、上記伸縮ビーム20の軸長とほぼ同等の前後方向寸法 をもつ框状体で構成され、その前端部5a寄り部分は主としてステアリング、ク レーン操作レバー等の操縦用機器の配置スペースとなるものである。また、その 後端部5b寄り部分は油圧機器等の配置スペースとなるものでる。そして、この 操縦用機器の配置スペースと油圧機器等の配置スペースとの中間に位置する中央 部5dが乗員の搭乗スペースとなるものである。
【0020】 このような構成の運転室5をその前後二位置において上記伸縮ビーム20に支 承せしめるために、該伸縮ビーム20には後述の前部支承機構Xと後部支承機構 Yとが設けられている。先ず、前部支承機構Xであるが、この前部支承機構Xは 図1及び図2に示すように、上記伸縮ビーム20の先端部20aの反旋回中心寄 りの側面から水平方向外方へ延出状態で取り付けられた第1支承アーム22と、 該第1支承アーム22の軸方向両端部にそれぞれ設けられた一対のマウント部材 8,8で構成されている。そして、この一対のマウント部材8,8によって上記運 転室5の前端部5aをその幅方向の二位置で支承している。この場合、この前部 支承機構Xによる運転室5の支承高さは、図1に示すように、支承状態において 該運転室5の下端面5cが上記伸縮ビーム20の下面位置よりも僅かに上方に位 置するように設定されている。従って、このように運転室5の下端面5cを低く 設定することにより、運転室5の前端部5aの近傍においては支承機構が運転室 下端面5cから比較的高い位置にならざるを得ずそれだけスペースが割かれるこ とになるが、この部分は上述のように操縦用機器の配置スペースであって元々ス ペース的に余裕のある部分であるため支障はない。
【0021】 これに対して、後部支承機構Yは、図1〜図3に示すように、上記伸縮ビーム 20の後端部20bの反旋回中心寄りの側面から上記支承用筒状体10の側板1 1に形成した開口部15を貫通して水平方向外方へ延出状態で取り付けられた第 2支承アーム23と、該第2支承アーム23の軸方向の両端部にそれぞれ設けら れた一対のマウント部材8,8とで構成されている。そして、この後部支承機構 Yの一対のマウント部材8,8によって上記運転室5の後端部5bをその幅方向の 二位置で支承している。この場合、この運転室5の後端部5bも上記後部支承機 構Yの存在によりその支承高さが比較的高くなりそれだけスペースが割かれるこ とになるが、この部分は上述のように補機類の配置スペースであって元々スペー ス的に余裕のある部分であるため、何等支障は生じない。
【0022】 従って、運転室5のうち、その配置位置が低いことが最も要求される中央部5 d、即ち、乗員の搭乗スペース部分は、運転室5の下側に上記支承用筒状体10 及び伸縮ビーム20が存在しないことからこれらの配置スペースの確保が不要で あること、及び運転室5の前後二位置における支承高さが比較的高くてもこれに よって何等制約を受けるものではないこと等から、その取付高さをより低く設定 することが可能となり、延いては乗員のアイポイントを低く設定することができ 、またクレーン車全体の重心位置を下げることができるものである。そして、特 に乗員のアイポイントが低くなるということは、旋回台2に枢支され且つ車両の 走行時には該旋回台2からほぼ水平方向に車両前方側へ延出状態で格納配置され るブームの配置高さは一定であることから考えて、乗員の側方視界の拡大につな がるものである。
【0023】 さらに、この実施例においては、上記後部支承機構Yによる運転室5の支承剛 性を高めるという観点から、図1〜図3に示すように、上記第2支承アーム23 の軸方向の中間位置に上記旋回ベース部材4の上面を転動する支持ローラ37と 該旋回ベース部材4の下面に所定間隔をもって対向する受ローラ38とを設け、 該支持ローラ37によって運転室荷重の一部を支承するとともに、該支持ローラ 37と受ローラ38とによって運転室5の上下方向の振動を抑制するようにして いる。尚、上記支持ローラ37の転動を許容するために、上記旋回ベース部材4 の該支持ローラ37寄りの側端部を旋回台2の前後方向へ直線状に延設形成して いる。
【0024】 このように構成され且つともに伸縮ビーム20に連結された上記前部支承機構 Xと後部支承機構Yによって運転室5を支承すると、該伸縮ビーム20を上記ビ ーム伸縮用シリンダ19により伸縮させることで該運転室5は旋回台2に対して その前後方向に移動され、上記伸縮ビーム20が後退位置にあるときには運転室 5は旋回台2の中央部の近傍に位置し(以下においては、この場合の運転室5の 位置を作業時位置という)、該伸縮ビーム20が前進位置にある場合(符号20′ 参照)には運転室5は旋回台2の前方側へ突出して上記車体フレーム1の先端部 1aの近傍に位置する(符号5′参照。以下においては、この場合の運転室5の位 置を走行時位置という)。
【0025】 さらに、この実施例においては、運転室5を走行時位置に設定した場合におけ る該運転室5の前方への移動量を確保する観点から、上記車体フレーム1の前端 部1aに配置される前部右側アウトリガー6と前部左側アウトリガー7のうち、 前部右側アウトリガー6を前部左側アウトリガー7よりも車体前方側に配置し、 該前部右側アウトリガー6の外箱部分6aに支承用ピン18を設ける一方、上記 第1支承アーム22の軸方向の中間位置に支承用ボス部材17を設け、上記運転 室5が走行時位置に設定された状態においては該支承用ボス部材17に上記支承 用ピン18が嵌入して運転室5の揺動を規制し得るようにしている。尚、この支 承用ピン18は、この実施例のように前部右側アウトリガー6に設ける他に、例 えば、車体フレーム1に直接設けることも可能である。
【0026】 このような構成をもつクレーン車の使用に際しては、車両走行時には運転室5 を走行時位置に設定し、また作業時には作業時位置に設定するが、特に走行時に おいては上述の如き構成とすることでより安全な走行を確保することができるも のである。即ち、一般にクレーン車においては走行時にはブームの先端部が車体 フレーム1の前端部1aから大きく前方へ突出した状態となっているため特に交 差点に入る場合にはできるだけ車体フレーム1の前端部1aに近い位置で状況を 視認することが要求されるが、この実施例のものにおいては上述のように運転室 5の走行時位置が車体フレーム1の前端部1aの近傍位置に設定されているため 、乗員による安全確認が的確且つ容易に行なわれるものである。
【0027】 さらに、この場合、この実施例のものにおいては上述のように、運転室5の旋 回台2に対する取付高さを低くして乗員のアイポイントを下げるようにしている ことから、乗員の視界、特に左側の視界がブームによって妨げられることが少な くなり、それだけ走行時の安全確認がさらに容易となり安全走行性がより一層高 められるものである。また、上述のように運転室5の取付位置を下げることでク レーン車全体としての重心位置が下がるため、それだけクレーン車の転倒に対す る安定性も向上するものである。
【0028】 尚、この実施例においては、ビーム伸縮用シリンダ19を上記伸縮ビーム20 の内部に嵌装配置しているが、他の実施例においては、該ビーム伸縮用シリンダ 19を上記旋回フレーム3Aの内側に該旋回フレーム3Aに沿わせた状態で露出 配置することも可能である。
【0029】 第2実施例 図6及び図7には、本願各考案の第2実施例にかかる運転室支承装置Zが示さ れている。この実施例の運転室支承装置Zは、後部支承機構Yの構成が上記第1 実施例のものと異なるのみで、その他の構成は全て上記第1実施例のものと同様 であるため、ここではこの後部支承機構Yの構成のみを詳述することとする。
【0030】 上記後部支承機構Yは、上記第1実施例のものが第2支承アーム23を直接伸 縮ビーム20の後端部20bに取り付けていたのに対して、上記支承用筒状体1 0の側板11に旋回台2の前後方向に向けて取り付けられた所定長さのガイドレ ール41と該ガイドレール41に対して複数個のベアリング43,43,・・を介 して摺動可能に嵌合されたスライダー42とからなるスライド機構40を上記旋 回フレーム3Aの下端部3Aaに上下方向に所定間隔をもって二組配置し、この 各スライド機構40,40のスライダー42,42を上記第2支承アーム23の基 端部に固定することで該第2支承アーム23を旋回台2の前後方向へ移動可能と している。
【0031】 そして、この第2支承アーム23に設けた一対のマウント部材8,8で運転室 5の後端部5bを支承せしめるとともに、上記伸縮ビーム20側に固定した第1 支承アーム22の各マウント部材8,8によって運転室5の前端部5aを支承せし めている。従って、伸縮ビーム20がビーム伸縮用シリンダ19により伸縮駆動 されると、上記第2支承アーム23は運転室5を介して間接的にビーム伸縮用シ リンダ19によって押引され、上記第1支承アーム22と一体となって運転室5 の移動を可能とするものである。
【0032】 このように後部支承機構Yを伸縮ビーム20に直接取り付けるのではなく支承 用筒状体10の側板11に取り付けるようにすると、上記第1実施例のように該 側板11に第2支承アーム23の移動を許容するための開口部15を形成する必 要がなくなることから、旋回フレーム3Aの剛性向上が図れるという利点が得ら れるものである。
【0033】 第3実施例 図8には本願各考案の第3実施例にかかる運転室支承装置Zが示されている。 この実施例の運転室支承装置Zは、伸縮ビーム20の先端部20aに第1支承ア ーム22を取付け、該第1支承アーム22に設けたマウント部材8,8を介して 運転室5の前端部5aを支承する点は上記各実施例の場合と同様であるが、該運 転室5の後端部5bの支承構造及び運転室5の駆動構造において上記各実施例と 異なっている。
【0034】 即ち、この実施例においては、運転室5の後端部5bを支承する一対のマウン ト部材8,8を備えた支承アーム24を、上記旋回ベース部材4側に固定された 外筒部材51に摺動可能に嵌挿された内筒部材52の先端部に固定し、該内筒部 材52をその内部に配置されたビーム伸縮用シリンダ19により上記外筒部材5 1に対して伸縮駆動させることで上記支承アーム24を旋回台2の前後方向へ移 動させるようにしている。そして、この場合、上記支承アーム24に上記支持ロ ーラ37を設けて上記内筒部材52による支承アーム24の支承剛性(即ち、運 転室5の支承剛性)を高めている。
【0035】 従って、この実施例のものにおいては、上記伸縮ビーム20は運転室5を介し て上記ビーム伸縮用シリンダ19により伸縮駆動される状態となる。そして、こ の実施例の如く構成した場合には、上記支承用筒状体10の側板11に開口部1 5を形成する必要がないことから、旋回フレーム3Aの剛性を高く維持すること ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の第1実施例にかかる運転室移動式作
業車両における運転室支承装置の要部側面図である。
【図2】図1のII-II断面図である。
【図3】図1のIII-III断面図である。
【図4】図1のIV-IV断面図である。
【図5】図1のV-V断面図である。
【図6】本願考案の第2実施例にかかる運転室移動式作
業車両における運転室支承装置の要部平面図である。
【図7】図6のVII-VII断面図である。
【図8】本願考案の第3実施例にかかる運転室移動式作
業車両における運転室支承装置の要部平面図である。
【符号の説明】
1は車体フレーム、2は旋回台、3A及び3Bは旋回フ
レーム、4は旋回ベース部材、5は運転室、6は前部右
側アウトリガー、7は前部左側アウトリガー、8はマウ
ント部材、9は旋回座軸受、10は支承用筒状体、11
及び12は側板、13は天板、14は底板、15は開口
部、17は支承用ボス部材、18は支承用ピン、19は
ビーム伸縮用シリンダ、20は伸縮ビーム、22〜24
は支承アーム、25はフロントシリンダピン、26はリ
ヤシリンダピン、30はロック機構、31はロックピ
ン、32はロック用シリンダ、33は第1ピン受孔、3
4は第2ピン受孔、37は支持ローラ、38は受ロー
ラ、40はスライド機構、41はガイドレール、42は
スライダー、43はベアリング、51は外筒部材、52
は内筒部材、Xは前部支承機構、Yは後部支承機構、Z
は運転室支承装置である。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの基端部を起伏駆動自在に枢支す
    る左右一対の旋回フレーム(3A),(3B)を備え且つ車
    体フレーム(1)上に旋回可能に搭載された旋回台(2)の
    側方に運転室(5)を配置するとともに、該運転室(5)を
    車両走行時には上記旋回台(2)の前方寄りに位置する走
    行時位置に、作業時には上記旋回台(2)の中央寄りに位
    置する作業時位置にそれぞれ選択的に位置設定可能とし
    た運転室移動式作業車両において、 上記旋回台(2)の一対の旋回フレーム(3A),(3B)の
    うち少なくとも上記運転室(5)側に位置する旋回フレー
    ム(3A)の下端部(3Aa)を、該旋回台(2)の幅方向に
    対向して離間配置される一対の側板(11),(12)で構
    成し該一対の側板(11),(12)で上記旋回台(2)の前
    後方向に延びる支承用筒状体(10)を形成するととも
    に、 上記支承用筒状体(10)内に、上記運転室(5)を支承し
    た伸縮ビーム(20)を摺動自在に嵌装せしめたことを特
    徴とする運転室移動式作業車両の運転室支承装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記伸縮ビーム(2
    0)の先端部(20a)に上記運転室(5)の前端部(5a)が
    支承せしめられていることを特徴とする運転室移動式作
    業車両の運転室支承装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、上記運転室
    (5)の後端部(5b)が、上記伸縮ビーム(20)の後端部
    (20b)あるいは上記旋回フレーム(3A)の後部適所に
    設けた後部支承機構(Y)により案内支持されていること
    を特徴とする運転室移動式作業車両の運転室支承装置。
JP1992087872U 1992-12-22 1992-12-22 運転室移動式作業車両の運転室支承装置 Expired - Fee Related JP2573495Y2 (ja)

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