JPH0653686B2 - 造影剤およびその使用方法 - Google Patents

造影剤およびその使用方法

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JPH0653686B2
JPH0653686B2 JP60500401A JP50040185A JPH0653686B2 JP H0653686 B2 JPH0653686 B2 JP H0653686B2 JP 60500401 A JP60500401 A JP 60500401A JP 50040185 A JP50040185 A JP 50040185A JP H0653686 B2 JPH0653686 B2 JP H0653686B2
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    • A61K49/04X-ray contrast preparations
    • A61K49/0433X-ray contrast preparations containing an organic halogenated X-ray contrast-enhancing agent
    • A61K49/0447Physical forms of mixtures of two different X-ray contrast-enhancing agents, containing at least one X-ray contrast-enhancing agent which is a halogenated organic compound
    • A61K49/0495Physical forms of mixtures of two different X-ray contrast-enhancing agents, containing at least one X-ray contrast-enhancing agent which is a halogenated organic compound intended for oral administration

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、造影剤およびその診断放射線医学における使
用方法に関する。特に、それは造影剤および胃腸管にお
けるその使用に関する。
背景 医学的問題の診断を助けるためにレントゲン撮影(X
線)技術を用いることは、公知であり、長年行われてき
た。例えば、骨折,関節炎の状態および骨格系に関連す
る他の問題の診断は、日常的にかつかなり有効的に実施
されている。肺および心臓の疾患の早期発見あるいは確
認に、胸部X線も日常的に実施されている。
これらの臓器を透視するためにX線を使用することは、
空気,骨および軟組織の濃度の充分な差異がX線フィル
ムの像に表われるので好都合である。しかしながら、異
常臓器に対するX線検査は不可能ではないが実際的では
ない。なぜならば、これらの臓器の濃度が類似してお
り、従って満足な像を得ることができないからである。
臓器がX線で透視されないことがありうるという事実に
もかかわらず、多くの場合診断に造影剤を用いる放射線
技術がなお遂行されている。隣接組織よりも濃い物質を
含むそのような剤を患者に投与して、剤を関係臓器に分
布させることが理想的である。
通常造影剤を用いてX線により検査される臓器の中に、
胃腸(GI)管がある。GI管用に最も広く使用されて
いる造影剤は、懸濁液として経口または直腸投与される
硫酸バリウムであるが決して理想的なものではない。し
かしながら、安定剤を用いたとしても前記懸濁液の安定
性は限られており、味が悪くしかも便泌を引き起す。更
に、上部GI管では、懸濁液が均質性を欠き、胃腸分泌
物の影響下で綿状になり、粘膜に十分に付着しない。硫
酸バリウムはX線に対してかなり放射線不透過性であ
り、その結果X線放射が十分に透過しないため別のセグ
メントの下にある小腸または結腸セグメントが隠れてし
まう。結腸が粘膜で覆われていないために硫酸バリウム
が糞使(fecal material)と不規則な塊を形成するの
で、硫酸バリウム製剤を経口投与して結腸の検査を用い
ることは有用ではない。更に、浣腸として投与したとき
でも、硫酸バリウム懸濁液が糞使の存在下で綿状になっ
たり、粘膜を十分に被覆しない同じ傾向を示す。
適当な放射線不透過性分子の水溶液がGI管用造影剤と
して提案されており、硫酸バリウム製剤に比べて便泌を
起こしにくい。しかしながら、それらはバリウム製剤よ
りも更に味が悪く、他にも目的のために許容し得ない実
質的な欠陥があった。例えば、それらは高浸透圧を有
し、GI管に対してかなり刺激的であり、小児の患者に
は危険であると考えられる場合がある。それらは比較的
に放射密度が低く、浸透希釈により更に悪化するので、
GI管の造影剤として十分でない。水に溶解し得る溶液
も、粘膜を全くあるいはほとんど被覆しない。
X線研究用に使用される別のクラスの造影剤は、放射線
不透過性を付与するためにヨウ素を含有する油状有機物
質である。これらの中には、エチオドール(Ethiodol;
ケシ油から得たオレイン酸,リノール酸およびリノレイ
ン酸のエチルエステル混合物のヨウ素付加生成物),リ
ピオドール(Lipiodol;オレイン酸,リノール酸および
リノレイン酸のグリセリルエステルのヨウ素付加生成
物),アジオパーク(Agiopaque;ヨウ素ステアリン酸
エチル),ジヨウドベヘノール酸とヨウドヘキサデカン
のイソブチルエステルが挙げられる。これらの剤の中で
ヨウドヘキサデカンを除き、これらの剤は長鎖(炭素数
18〜22)不飽和脂肪酸のエステルのオレイン域にヨウ素
を付加した生成物である。これらの物質は油状であるた
め水性のGI内容物と混和せず、粘膜を被覆しないので
GI管に適用できないことが知見された。
このクラスの造影剤のエマルジョンをGI管に使用する
ことが提案されたが、実質的な毒性の問題があった。テ
プリッヒ(Teplich)はエチオドールのエマルジョンを
使用した。テプリッヒら、ラジオロジー(Radiolog
y),82,478(1964)を参照されたい。粒径を0.3ミ
クロン未満にしたエマルジョンが被検動物として使用し
たイヌの小腸をコントラスト良く透視したことが、報告
されている。しかしながらこれらのテストで、油の50−
70%が動物のGI管から吸収された。油の20−57%は腎
機能で消失したが、残りは体内に貯えられて毒性反応を
呈するおそれがあった。テプリッヒらがヒトを被検者と
していくつかの臨床実験を行ったデーターは報告されて
いないが、著者らは「完全に非吸収性の放射線不透過性
物質のエマルジョン」をGI管に使用することが理想で
あろう」という結論を下している。一方、造影剤として
の性能を改善するために油を乳化させると、粒径が減少
し、その吸収性と潜在的毒性が増加する。何れにおいて
も、エチオドールのエマルジョンは、硫酸バリウム製剤
の短所が知られているにもかわらずGI管に用しえない
のである。
50容量%のイオフェンジラートを含む水性エマルジョン
を“上部胃腸管の検査にまれに”使用しても、従来の物
質を使用して得られる結果よりも良い結果が得られなか
ったと報告されている。ピルキー(Pirkey)ら、ラジオ
ロジー(Radiology),55,89,92(1950)参照。
前記から、患者に不快感を与えることなく、また実質的
な毒性の問題を呈することなく使用することができ、粘
膜を十分に被覆し、GI管で安定で、かつ満足な放射線
不透過性を示すとともに下にある腸セグメントを透視す
べく放射線通過(transradiation)を行ないうるという
造影剤を使用するGI管のレントゲン検査方法に対する
長期間の要望を満たしていないことは明らかであろう。
発明の要旨 本発明は、GI管のレントゲン検査のためのかなり改善
された方法を提供する。前記方法は造影剤を経口または
直腸(rectally)投与することからなり、造影剤が、脂
肪族カルボン酸または少なくとも部分的にGI管で脂肪
族カルボン酸に変換されうる化合物例えばエステル,ア
ミドまたは無水物から選択されたヨウ素化化合物の水性
混合物又は水性エマルジョンからなり、前記カルボン酸
がカルボキシル基を含めて6−17個の炭素原子を含む脂
肪族鎖を有しており水にほんの僅に溶解することを特徴
とするものである。
本発明の混合物またはエマルジョンは、GI管のレント
ゲン検査のために患者に経口投与することができる。製
剤が、食道,胃,小腸および有意には結腸(大腸),従
来は直腸投与剤を使用してしか検査され得なかった臓器
を移動するにつれて、X線写真を撮影する。本発明の混
合物またはエマルジョンを、所望により、結腸のレント
ゲン検査のために患者に直腸投与することも可能であ
る。
本発明の好ましい具体例では、造影剤はイオフェンジラ
ート[バントパーク(Pantopaque),エチオドン(Ethi
odon),マイオジール(Myodil)及びニューロトラスト
(Neurotrast)の名称で市販されている]の水性混合物
またはエマルジョンである 従って、本発明の目的は、GI管のレントゲン検査のた
めの改良された方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、GI管をより優れたコントラスト
で透視することにある。
本発明の更に別の目的は、GI管の透視のための経口ま
たは直腸投与用に改良された造影剤を提供することにあ
る。
より特別の目的は、経口投与造影剤により結腸を透視す
ることにある。
これらおよび他の目的が達成成される方法は、添附図面
および以下の本発明の詳細説明から明らかであろう。
図面の簡単な説明 第1図乃至第7図は、本発明方法に従って造影剤を経口
投与後のイヌのGI管を撮影したX線写真である。
第8図及び第9図は、本発明方法との比較のための、硫
酸バリウム懸濁液を経口投与後の同じ動物のGI管を撮
影したX線写真である。
第10図乃至第13図は、従来技術で公知であると考えられ
る組成物を使用してイヌのGI管を撮影たX線写真であ
る。
発明の詳細説明 前記したように、本発明により提供されるGI管のレン
トゲン検査のための改良された方法は、第一ステップと
して、脂肪族カルボン酸または少なくとも部分的にGI
管で脂肪族カルボン酸に変換されうる化合物から選択さ
れるヨウ素化化合物の水性混合物または水性エマルジョ
ンの形態で造影剤を経口投与することからなる。前記カ
ルボン酸はカルボキシル基を含めて炭素数6−17の脂肪
族鎖(分枝を含まない)を有し、水に僅かにしか溶解し
ない。本明細書中で使用する“僅かに溶解”という用語
は、ヨウ素化化合物の溶解度が、全ての製剤の中で水と
混和しない、エチオドール(Ethiodol)よりも高いこと
を意味する。ヨウ素化化合物の水溶解度は約10容量%よ
り大きくないことが好ましい。造影剤を経口または直腸
投与後、剤がGI管を通過していくにつれて適当な時間
間隔でX線写真を撮影する。脂肪酸に変換されうる化合
物の中には、前記した脂肪族カルボン酸のアミド,エス
テル及び無水物が含まれうる。
本発明によれば、経口投与よりGI管特に小腸および大
腸さえもコントラスよく透視できることが知見された。
特別の理論にしばられるつもりはないが、本発明により
従来の水に実質的に不溶の硫酸バリウム懸濁液やエチオ
ドールエマルジョンに比較して、また水溶液の形態の可
溶性造影剤に比較して優れた結果が得られるのは、少な
くとも部分的に本発明のヨウ素化化合物が一部あるいは
僅かに水に溶解性である結果であろう。水に僅かに可溶
であるため、細かく分散したときのみ十分に被覆するエ
チオドールの如き極性の乏しくより疎水性でかつ不溶性
の物質の場合には必要とされていた粒径の極めて小さい
エマルジョンを形成する必要がなく、ヨウ素化化合物が
粘膜を被覆している分泌物および腸粘液の水性相に拡散
され得る。また溶解性が低いと、粘膜を被覆する能力を
実質的に損うことなく可溶性造影剤を使用したときに起
こるよう浸透希釈が防止されうる。
化合物が水に僅かに溶解性であると、例えばエチオドー
ルで必要とされている如く、GI管を被覆するために粒
子を極めて小さく減ずる必要がないので、該化合物を水
と単に振盪するだけで大きな粒径の水性混合物に処方さ
れうる。大きな粒径を使用することができるので、ヨウ
素化化合物の吸収が抑制され、毒作用の可能性の抑制も
みとめられる。
本発明のヨウ素化化合物の脂肪族カルボン酸構造によ
り、粘液層への輸送を助ける小腸内の胆汁塩ミセルに化
合物は容易に充填されうる。更に、これらヨウ素化化合
物が、下記するように経口投与後最高72時間、全ての結
腸内容物が瀉出した後でさえも結腸の粘液中に残存して
いるところから、ヨウ素化化合物は粘液や腸上皮に対し
て親和性を示すと思われる。この性質は、GI管に従来
使用されていたどんな造影剤も示されなかった性質であ
る。
造影剤に使用される脂肪族ヨウ素化化合物は、慣用手段
によって脂肪族鎖の不飽和結合にヨウ素を付加して得ら
れうる。ヨウ素化芳香族側鎖を分子に付けてヨウ素を組
み入れることもできる。後者の化合物が好ましい。何故
ならば、芳香族基に結合しているヨウ素は代謝中生理学
的に遊離することがなく、分子の芳香族部分ともに排泄
され、潜在的な毒性副作用を減ずることができるからで
ある。一、脂肪族に(aliphatically)結合したヨウ素
は脱イオン化により放出され、毒性反応を起こす。
現在好ましいヨウ素化化合物は脂肪族カルボン酸または
少なくとも部分的にGI管カルボン酸に変換されうる化
合物であり、前記カルボン酸は、分枝を含めずカルボキ
シル基を含めて脂肪族鎖に6−17個の炭素原子を有しか
つ鎖上にヨウ素化芳香族置換基を有する。そのような化
合物及びその製造方法は米国特許第2,348,231号明細書
に記載されており、前記明細書の開示内容はここに参照
により包含される。このクラスの中で特に好ましいヨウ
素化化合物は、大量のエチル10−(p−ヨウドフェニ
ル)ウンデシレートと少量のエチル11−(p−ヨウドフ
ェニル)ウンデシレートとの混合物であるイオフェンジ
ラートである。
一般に、好ましい化合物は式(I)X−R−COR′
を有する化合物である。前記式中、Rは分枝を含めず炭
素数5−16の脂肪族鎖であり、Xは1個またはそれ以上
のヨウ素原子が結合している芳香族基であり、nは芳香
族核あたり1−3の整数であり、R′はヒドロキシ基、
ハロゲン原子、アルコキシ基、アミノ基またはアシルオ
キシ基である。各種アルコールがエステルを作成するた
めに使用されうるが、GI管でケン化プロセスにより遊
離したとき体に十分許容性の比較的に良性の物質である
ので、エチルおよびグリセリルの如きアルコールが好ま
しい。好ましいXはフェニル基である。
前記したように、ヨウ素化化合物は水性混合物またはエ
マルジョンとして処方されうる。現在の好ましい組成物
において、ヨウ素化化合物の量はエマルジョンまたは混
合物の約45容量%を超えない。エマルジョンを使用する
ことが望まれるときは、市販の乳化剤の中から選択した
乳化剤を使用する。しかしながら、他の中で幾つかの乳
化剤が好ましく、最も満足な乳化剤は市販の乳化剤を単
にスクリーニングして選択されうる。例えば、ペクチン
は空胃(gastric emptying)を抑制すると思われこのた
め望ましくない。他のものは、至適結果のためにはGI
管で十分な安定性を欠くエマルジョンを形成する。これ
らの中にはミルジ(Myrj)45,ゲラチンやおよびミルジ
45とビトウィーン(Between)20の混合物が挙げられ
る。現在好ましい乳化剤は、30%ポリジメチルシロキサ
ンとシリカアエロゲル、14%ステアレート乳化剤と0.07
5%ソルビン酸と残部水の組成のダウコーニング メデ
ィカル アンチフォーム(Dow Corning Medical Antifo
am)AFである。
水性混合物を使用することを望むときは、ヨウ素化合物
を簡単に振盪するだけで水中に分散させればよい。この
とき市販の添加剤を併用してもよい。
別の好ましい処方は、エマルサン(Emulsan,Petroferm
米国)の如き生体ポリマーを含めた(これに限定さない
が)安定剤、D−ガラクトサミンとアミノウロン酸のバ
ックボーンとC10−C18の鎖長の脂肪酸および脂肪
酸エステル側鎖とからなるリポヘテロポリサッカライド
を用いて調製されたエマルジョンまたは水性混合物であ
る。前記ポリマーは完全にN−アシル化されており部分
的にO−アシル化されている。
エマルジョン又は混合物を経口投与し、食道,胃,小腸
および結腸の所望時期にX線写真を撮影してもよい。結
腸を透視するためにエマルジョン又は混合物を直腸投与
してもよい。胃のレントゲン検査を望むときには、非酸
性状態でより良い被覆が得られるので、緩衝剤を先ず与
えて胃酸を中和することが必要である。
本発明方法において、次のイオフェンジラート[パント
パーク(Pantopaque)]のエマルジョンまたは混合物が
特に満足すべき結果を与えることが知見された。
1.36ml パントパーク 120ml 水 50ml ダウ コーニング メディカル アンチフォーム AF 2.36ml パントパーク 170ml 水 3.150ml パントパーク 50ml 水 150ml ダウ コーニング メディカル アンチフォーム AF 全ての処方は、カップ中で成分を混合し、経口投与前1
分間混合物を振盪して調製されうる。処方1および3の
場合には安定なエマルジョンが形成された。処方2の振
盪で単一混合物が生じた。
これらの各処方を同じイヌ(約20kg体重)に別々に経口
投与し、右横向き(right lateral position)でイヌの
GI管のX線写真をとった。X線写真はフィルム面に40
インチの距離、100キロボルトおよび30ミリアンペア秒
(300mA,0.1秒)で撮影した。造影剤処方を投与
する前に、イヌに麻酔薬5ccを静注投与した。このレベ
ルでイヌはまばたき反射を持続していたが、造影剤を胃
に受け入れる胃チューブには耐えた。麻酔はスリタル
(Surital)溶液1/2ccを周期的に投与して持続させ
た。
第1図、第2図及び第3図は、夫々、処方1を投与後30
分、24時間および48時間に撮影したX線写真である。
第4図及び第5図は夫々、処方2を投与後30分及び24時
間に撮影したX線写真である。
第6図及び第7図は夫々、処方3を投与後30分および45
分に撮影したX線写真である。
第8図または第9図は夫々、硫酸バリウム40重量%を含
む水性懸濁液を投与後30分および24時間に撮影したX線
写真であり、これは本発明との比較を目的とするもので
ある。
第1図−第9図をみれば、従来の硫酸バリウム懸濁液を
使用するGI管のレントゲン検査に比べて本発明が有利
であることは明らかである。従って処方1および3のエ
マルジョンを使用すると、腸分泌物により影響を受ける
ことなくルーメンで均質な不透明度で小腸が極めてコン
トラストよく透視される。(1図、第6図および第7
図)。また粘膜は十分に被覆され、オーバーラップする
腸ループは、各ループを可視化する優れた放射線通過作
用(transradiation effect)を示す。(第1図,第6
図および第7図)。第7図には、粘膜表面上に造影剤が
厚く均質な層となって形成されて小腸がエアコントラス
トよく透視されること(excellent air contrast visua
lization)が示されている。第6図には、更に胃粘膜を
エマルジョンが被覆していることが認められうる。
水およびイオフェンジラートの単一混合物により優れた
粘膜被覆と小腸のコントラスト透視を行ないうる。第1
図および第4図を比較されたい)。
消化から24時間後、イオフェンジラートのエマルジョン
および混合物の何れもが粘膜被覆に残存し、末端の回腸
や結腸をコントラスト透視した。(第2図および第5
図)。48時間後でさえ、部分的なコントラスト透視は保
持される(第3図)。図示していないが、72時間後でさ
え被覆の残存がやや認められた。
対照的に、硫酸バリウム投与後に撮影したX線写真は、
イオフェンジラートのエマルジョンや単一混合物で得ら
れた写真よりも実質的に劣っている。オーバーラップし
ているループを介する放射線通過の発生は示されておら
ず(第8図)、硫酸バリウムは糞便と一緒になって不規
則な塊りしか形成しないので結腸のコントラスト透視は
行なえない(第9図)。
イオフェンジラートのエマルジョンまたは混合物の投与
後、被験者に実質的な副作用は認められなかった。事
実、油および水混合物を投与したときにも副作用は全く
認められず、麻酔効果が消失した後イヌは活発に敏捷に
なった。エマルジョンの場合、まれに下痢が認められ、
中程度の嗜眠が最高48時間続いた。他の副作用は認めら
れず、認められた作用の少なくとも幾つかは麻酔薬に起
因するものであった。
一般的なX線写真が上記した処方を使用して撮影された
が、透視診断法あるいはレントゲン映写術も使用されう
る。
前記したように、ピルキ(Pirkey)らはラジオロジー
(Radiology),55,89(1950)で、上部GI管の検査
にパントパーク50容量%を含む水性エマルジョンを“ま
れに”使用したところ、従来の物質より良い結果は得ら
れなかったと報告している。彼らは、コレック(Cholec
ke)ら、ラジオロジー(Radiology),49,131(1947)
に記載されている処方を有する標準品を用いた。その組
成物パントパーク,水および界面活性剤としてのイゲポ
ン約1%からなっていた。ピルキーらは、結論の根拠と
なったX線写真を再現もまた記載すらしなかった。第10
図−第13図は夫々、ピルキーらが使用したコレック処方
に従って調製したエマルジョンを投与後10,15,45およ
び55分後に撮影したイヌのGI管のX線写真である。
約2/3の小腸を透視しうる10分および15分後に撮影し
たX線写真が、ピルキーが記載したものと実質的に同様
である。小腸全体を透視すべく45分および55分後に撮影
したX線写真では明らかに凝縮作用でエマルジョンが崩
壊し始めるので透視が極めて不十分である。さらに、エ
マルジョンを投与後24時間たっても昏睡状態に陥いって
いたので、エマルジョンが動物に対してかなり毒性を示
すことは明らかである。
これらの結果は、前記した第1−7図を得るべく使用し
た処方で認められた結果とは極めて対照的である。例え
ば、第7図は、投与後45分で小腸のコントラスト透視が
でき、粘膜も十に被膜されていることを示している。エ
マルジョン崩壊の徴候は認められなかった。更に、これ
らの場合、被験動物は処置後急速に回復した。
前記から、本発明が従来の許容されていた方法に比較し
て大きく改良されたGI管のレンゲン検査方法を提供す
ることは明らかであろう。予期せぬことに、本発明の造
影剤を経口投与することにより結腸を満足に透視するこ
とができ、多くの場合、緩下痢や浣腸を使用して結腸を
洗浄する必要は少なくとも回避されうる。また、バリウ
ムを極めて不快に浣腸によって投与しその後洗浄する必
要があった従来の結腸透視方法に比べて、より簡単に実
行しうる。従来、結腸を透視するための経口投与用造影
剤はなかった。しかしながら、本発明の剤により、経口
投与剤によるGI管検査を有効に行うことができる。
上記した好ましい具体例の変更例も有用であり、当業者
には自明であろう。従って本発明は添附の請求の範囲に
のみ限定されると考えられるべきである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胃腸管の状態の診断方法に使用される水性
    エマルジョン或いは混合物であって、水に僅かにしか溶
    解しないヨウ素化化合物を多くとも45容量%含み、前記
    ヨウ素化化合物がカルボキシル基を含めた脂肪族鎖に6
    −17個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸または胃腸
    管でカルボン酸に変換されるその誘導体であることを特
    徴とする前記エマルジョン或いは混合物。
  2. 【請求項2】化合物が芳香族置換基を有し、前記置換基
    にヨウ素が結合している請求の範囲1のエマルジョン或
    いは混合物。
  3. 【請求項3】ヨウ素化化合物が、式 (I)X−R−COR′ (式中、Xは1個またはそれ以上のヨウ素原子が結合し
    ている芳香族基、nは芳香族核あたり1−3の整数、R
    は分枝を除いて5−16個の炭素原子を有する脂肪族基、
    およびR′はヒドロキシ基、ハロゲン原子、アルコキシ
    基、アミノ基またはアシルオキシ基である)を有する請
    求の範囲1または2のエマルジョン或いは混合物。
  4. 【請求項4】ヨウ素化化合物がイオフェンジラートであ
    る請求の範囲3のエマルジョン或いは混合物。
  5. 【請求項5】経口投与に適した形態にある請求の範囲1
    〜4のいずれかに記載のエマルジョン或いは混合物。
  6. 【請求項6】直腸投与に適した形態にある請求の範囲1
    〜4のいずれかに記載のエマルジョン或いは混合物。
  7. 【請求項7】水に僅かにしか溶解しないヨウ素化化合物
    を多くとも45容量%含む水性エマルジョン或いは混合物
    からなる胃腸管の透視用造影剤であって、前記ヨウ素化
    化合物がカルボキシル基を含めた脂肪族鎖に6−17個の
    炭素原子を有する脂肪族カルボン酸または胃腸管でカル
    ボン酸に変換されるその誘導体であることを特徴とする
    前記造影剤。
  8. 【請求項8】化合物が芳香族置換基を有し、前記置換基
    にヨウ素が結合している請求の範囲7の造影剤。
  9. 【請求項9】ヨウ素化化合物が式 (I)X−R−COR′ (式中、Xは1個またはそれ以上のヨウ素原子が結合し
    ている芳香族基、nは芳香族核あたり1−3の整数、R
    は分枝を除いて5−16個の炭素原子を有する脂肪族基、
    およびR′はヒドロキシ基、ハロゲン原子、アルコキシ
    基、アミノ基またはアシルオキシ基である)を有する請
    求の範囲8の造影剤。
  10. 【請求項10】ヨウ素化化合物がイオフェンジラートで
    ある請求の範囲9の造影剤。
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