JPH0654078B2 - スパイラルカッタ装置を備えたトンネル掘進機 - Google Patents

スパイラルカッタ装置を備えたトンネル掘進機

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JPH0654078B2
JPH0654078B2 JP62180634A JP18063487A JPH0654078B2 JP H0654078 B2 JPH0654078 B2 JP H0654078B2 JP 62180634 A JP62180634 A JP 62180634A JP 18063487 A JP18063487 A JP 18063487A JP H0654078 B2 JPH0654078 B2 JP H0654078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスパイラルカッタ装置を備えたトンネル掘進機
に係り、詳しくは、シールド掘進機などによってトンネ
ルを掘削するとき、切羽を切削するカッタビットを備え
るカッタディスクに取り付けたスパイラルカッタの自転
および公転運動によって、地盤中に残置された硬い埋没
物を切断することができるようにしたトンネル掘進機に
関するものである。
〔従来の技術〕
都心部やその周辺の地盤には、例えば鉄道の線路や建築
物の基礎工事などに用いられた鉄筋コンクリートブロッ
ク,鋼矢板,杭などが埋没していることがある。
それゆえ、シールド掘進機などのトンネル掘進機により
トンネル工事をする場合に、しばしば残存埋没物に遭遇
する。
このような埋没物が切羽に現れるとトンネル掘進機を停
止させ、坑内を圧気して切羽を自立させると共に、作業
者が機外に出て薬注などによって地盤が補強される。そ
の後に埋没物を溶断機などで切断したり、発破により爆
破するなどの処置を施しているのが一般的である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記の作業においては、作業者が機外へ出て薬注による
補強と圧気による自立の図られた切羽において、ガス溶
断機やピックや発破などにより埋没物を切断したり分解
し、切断部分を細分化した後に手作業で切断片をトンネ
ル後方へ送り出している。
その結果、埋没物の処理に時間を要することになり、ト
ンネル掘進機の掘削機能や稼働率が低下し、トンネル掘
削の工期が長くなる問題がある。さらに、埋没物の処理
に多くの作業量が必要となり、作業者の安全を確保する
対策としての圧気や薬注などの補強作業にも労力を要
し、トンネル掘削費が嵩むことになる。
ところで、特公昭45−12624号公報には、切羽の
切削に適したスパイラルカッタを備えるトンネル掘進機
が記載されている。これは、カッタディスクを回転させ
ている間にスパイラルカッタをも回転することによっ
て、カッタディスクの公転とスパイラルカッタの自転と
による複合した動きをするカッタビットによって切羽を
掘削することができるようになっている。
このようなスパイラルカッタによれば切羽の切削とズリ
の排出は円滑になされるが、スパイラルカッタのカッタ
ビットは切羽を切削することが主たる目的であり、硬い
埋没物を切断する機能まで発揮させるようになっていな
いのが通常で、硬い埋没物の切断は容易でない。カッタ
ビットに埋没物を切断する機能を持たせたとすると高い
耐摩耗性が要求され、埋没物が存在しない個所での切羽
の切削においては過剰品質なものとなってしまう欠点が
ある。
また、スパイラルカッタはカッタディスクの半径方向の
外方部分のみに配置されており、たとえスパイラルカッ
タの回転によって硬い埋没物を切断することができたと
しても、カッタディスクの中心部において切断残しが生
じるのは避けられない難点がある。それゆえ、硬い埋没
物に遭遇したときには掘削を停止し、切羽へ出た作業者
による埋没物の切断作業が余儀なくされ、上記したごと
くと同じ問題が生じる。
本発明は上記の問題に鑑みなされたもので、その目的
は、切羽に埋没物が現れたとき省力化を図って迅速に切
断し除去できること、切羽を掘削する場合にはその切削
に適した切削刃を用い、埋没物を切断等する場合にはそ
の硬い物を細分化するに適した切削刃を用いるというよ
うに使い分けることにより、切羽用切削刃の過度な消耗
の抑制と過剰品質の回避をと図り、これによって掘削機
能や稼働率を高めて、トンネル掘削の工期を短縮すると
共に掘削に要する費用の低減を実現することができるス
パイラルカッタ装置を備えたトンネル掘進機を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、シールド本体の前面でディスク駆動源により
回転するカッタディスクには複数の開口が放射状に形成
され、その開口のそれぞれに設けた切羽用カッタビット
をカッタディスクの回転によって公転させ、掘削された
ズリを開口から取り込むようになっているトンネル掘進
機に適用される。
その特徴とするところは、第1図を参照して、カッタデ
ィスク2の開口3のうちカッタディスク2の略中心部位
から周縁近傍まで延びる幾つかの長い開口3,3には、
ディスク駆動源4とは独立したドラム駆動源15により
回転されるカッタドラム13が開口3の略全長にわたっ
て配置される。そのカッタドラム13には、多数の埋没
物用カッタビット10a,10aがスパイラル状に配列
されてスパイラルカッタ10が形成される。
埋没物用カッタビット10a,10aで形成されるスパ
イラルは、回動を所定位置で停止させたカッタドラム1
3の切羽対向面で不連続とされ、切羽9に埋没物がない
場合には、埋没物用カッタビット10aのスパイラルの
不連続部分10m(第3図参照)を切羽9に向けること
により、埋没物用カッタビット10aをカッタフェィス
10Aから突出させない状態で切羽用カッタビット2a
(第2図参照)により切羽9を切削し、切羽9に埋没物
がある場合には、カッタディスク2およびカッタドラム
13の回転によりスパイラルカッタ10を公転および自
転させ、カッタディスク面のいずれかの箇所に現れる埋
没物をもカッタフェイス10Aから突出して回転する埋
没物用カッタビッ10a,10aによって切断できるよ
うにしたことである。
第二の発明の特徴とするところは、上記構成に加えて、
スパイラルカッタ10には、カッタディスク2の半径方
向に進退すると共にカッタドラム13と一体に回転する
周部カッタ21がそのカッタドラム13の先端部位13
bに設けられる。
周部カッタ21の周囲には複数の周部カッタビット21
a,21aが配列されると共に、その配列は回動を所定
位置で停止させたカッタドラム13の切羽対向面で不連
続とされいる。そして、切羽9に埋没物がない場合に
は、埋没物用カッタビット10aのスパイラルの不連続
部分10mおよび周部カッタビット21a,の配列の不
連続部分21m(第3図参照)を切羽9に向けることに
より、埋没物用カッタビット10aおよび周部カッタビ
ット21aをカッタフェイス10A,21Aから突出さ
せない状態で切羽用カッタビット2aにより切羽9を切
削しする。
一方、切羽9に埋没物がある場合には、カッタディスク
2およびカッタドラム13の回転によりスパイラルカッ
タ10および周部カッタ21を公転および自転させ、カ
ッタディスク面にいずれの箇所やカッタディスク2の外
周近傍に現れる埋没物をもカッタフェイス10A,21
Aから突出して回転する埋没物用カッタビット10a,
10aおよび周部カッタビット21a,21aによって
切断できるようにしたことである。
〔作 用〕
ドラム駆動源5を停止してディスク駆動源4を回転させ
ると、カッタディスク2が回転し、切羽用カッタビット
2aが切羽9を掘削する。その際、カッタディスク2と
共に回転するスパイラルカッタ10は自転していないの
で、スパイラルカッタ10によって切羽9が掘削される
ことはない。
切羽9に埋没物が現れるとドラム駆動源15を回転して
スパイラルカッタ10を自転させ、スパイラルカッタ1
0が自転に加えてカッタディスク2の回転に伴う公転を
して硬い埋没物を切断する。
カッタディスク面のいずれの箇所に現れる埋没物も、カ
ッタフェイス10Aから突出して回転する埋没物用カッ
タビット10aが切断することになり、その間に切羽用
カッタビット2aが硬い埋没物を切削することがない。
このような作動が繰り返される間に切羽用カッタビット
2aによる硬い埋没物の切削が回避され、トンネル掘進
機1は能率よくトンネルを掘削することができる。
第二の発明においては、ドラム駆動源15を停止させて
ディスク駆動源4を作動させるとき、周部カッタ21は
シールド本体1Aの半径方向内方へ後退したままとされ
る。しかも、埋没物用カッタビット10aのスパイラル
不連続部分10mも周部カッタビット21aの配列の不
連続部分21mも切羽9に対面した状態とされる。
したがって、スパイラルカッタ10および周部カッタ2
1は、カッタフェイス10A,21Aから突出しないの
で、切羽用カッタビット2aのみが切羽9を掘削する。
切羽に埋没物が現れるとドラム駆動源15を回転させ、
かつ、周部カッタ21がシールド本体1Aの半径方向外
方へ進出される。スパイラルカッタ10および周部カッ
タ21は自転に加えてカッタディスク2の回転に伴う公
転をして、カッタフェイス10A,21Aから突出する
埋没物用カッタビット10と周部カッタビット21aが
埋没物を切断し、その間に切羽用カッタビット2aは硬
い埋没物を切削することがない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、トンネル掘進機のカッタディスクに、
スパイラル状に埋没物用カッタビットが取り付けられた
カッタドラムを放射状に配置してなるスパイラルカッタ
を設け、カッタドラムがカッタディスクを回転させるデ
ィスク駆動源とは独立したドラム駆動源により駆動さ
れ、カッタドラムの自転とカッタディスクの回転による
スパイラルカッタの公転とによって、スパイラルカッタ
が切羽に現れた埋没物を切断することができる。したが
って、硬い埋没物を切断にするに適しない切羽用カッタ
ビットの損耗は軽減される一方、その切断に適した埋没
物用カッタビットによって迅速に切断し細分化がなされ
る。
従来のように、作業者が機外に出て作業する必要がな
く、トンネル坑内を圧気して切羽の自立を図ったり、薬
注して地盤を補強するなどの作業が不要となって省力化
が図られる。埋没物用カッタビットの存在によって切羽
用カッタビットには高い耐摩耗性が要求されなくなり、
埋没物の有無によるカッタビットの使い分けによって切
羽用カッタビットの摩耗を抑制して寿命を大幅に延ばす
ことができる。その結果、トンネル掘進機の稼働率や掘
削機能が高められ、トンネル掘削の工期の短縮や費用の
軽減が図られる。
第二の発明にあっては、第一の発明の構成に加えて、ト
ンネル掘進機の半径方向に進退する周部カッタがカッタ
ドラムの先端部位に設けられ、カッタドラムおよび周部
カッタに取り付けたカッタビットが一部の周囲で除去さ
れているので、切羽に埋没物がある場合には、スパイラ
ルカッタおよび周部カッタを回転させて切羽用カッタビ
ットの負担を少なくし、切羽に埋没物がない場合には埋
没物用カッタビットと周部カッタビットとをカッタフェ
イスから突出させないようにしてカッタビットの使い分
けが実現される。
埋没物用カッタビットと周部カッタビットの存在によっ
て、カッタディスクの外周近傍に現れる埋没物をも含め
て阻害物を広範囲で切断し取り除くことができる。これ
によって、トンネル掘進機の稼働率や掘削機能が高めら
れ、工期の短縮化や工費の低廉化が著しく促進される。
〔実施例〕
以下に、図面を参照しながら本発明をその実施例に基づ
き詳細に説明する。第1図は本発明のスパイラルカッタ
装置が装着されたシールド掘削機などのトンネル掘進機
1における前部断面図である。これは、シールド本体1
Aの前面でディスク駆動源4により回転するカッタディ
スク2の複数の開口3,3(第2図参照、図示は12
個)が放射状に形成され、その開口3のそれぞれに設け
た切羽用カッタビット2a,2a(第2図参照)をカッ
タディスク2の回転によって公転させ、掘削されたズリ
を開口3から取り込むようになっている。
そのカッタディスク2は、ディスク駆動源4である油圧
モータからの動力がピニオン5に噛みあうリングギヤ
6,回転部材7,アーム8を介して伝達されて回転す
る。そのカッタディスク2の回転によって切羽用カッタ
ビット2aが切羽9を切削すると、掘削土砂は開口3か
らシールド本体1Aの内部に取り込まれ、図示しないコ
ンベアや排泥管などによってトンネル後方へ搬送される
ようになっている。
第2図に示すように、カッタディスク2の開口3,3の
うちそのカッタディスク2の略中心部位から周縁近傍ま
で延びる幾つかの長い開口3,3には、ディスク駆動源
4とは独立したドラム駆動源15(第1図参照)により
回転されるカッタドラム13が、開口3の略全長にわた
って配置されている。
すなわち、複数組(図示は4組)の自転可能なカッタド
ラム13が放射線のX字的に配置され、それらのカッタ
ドラム13に多数の埋没物用カッタビット10a,10
aがスパイラル状に配列されて、スパイラルカッタ10
を構成している。そして、各カッタドラム13は、第1
図に示す主ベベルギヤ11と噛みあう4個(図示は1
個)のベベルギヤ12に接続され、自転することができ
る。
本例においては、カッタドラム13は半径方向に分割さ
れた内周側ドラム13Aと外周側ドラム13Cや、内周
側ドラム13Bと外周側ドラム13Dとで形成され、そ
れぞれが次に述べる接続部材20を介して連結されてい
る。
ちなみに、機軸1mに近く位置する内周側ドラム13
A、13Bは長さが異なっており、接続部材20の位置
を半径方向で同じにならないように配慮されている。す
なわち、接続部材20には埋没物用カッタビット10a
を取り付けるようにしていないので、ドラム13A,1
3Bの長さを違えることにより、切羽9に現れる埋没物
の切断できない部分が残らないようになっている。
シールド本体1Aと一体であるバルクヘッド14の内側
には、ディスク駆動用の油圧モータ4とは別体の独立し
たドラム駆動源15としての油圧モータが取り付けられ
ている。その油圧モータ15の動力にはピニオン16に
噛みあう主軸ギヤ17および主軸18を介して主ベベル
ギヤ11に伝達され、各ベベルギヤ12を介して組をな
すカッタドラム13に伝動されると、スパイラルカッタ
10は自転することができるようになっている。
埋没物用カッタビット10aは、第3図に示すように一
部の周囲で除去されている。すなわち、埋没物用カッタ
ビット10a,10aで形成されるスパイラルは、回動
を所定位置で停止させたカッタドラム13の切羽対向面
で不連続となっている。カッタドラム13を回転させて
スパイラルの不連続部分10mを切羽9に対面させる
と、埋没物用カッタビット10aが後退された恰好とな
り、カッタフェイス0A(第1図参照)から突出させな
い状態にすることができる。
切羽9に埋没物がない場合、埋没物用カッタビット10
aをカッタフェィス10Aから突出させないようにして
おくと、埋没物用カッタビット10aによって切羽9を
掘削することがない。
一方、カッタドラム13が回転されると、部分的に不連
続に配列された埋没物用カッタビット10aであって
も、カッタディスク2の回転による公転とドラム駆動源
15による自転とによって、切羽9におけるカッタディ
スク面のいずれの箇所に現れた埋没物をも簡単に切断す
ることができる。なお、第2図に示すように、カッタデ
ィスク2に放射状に配置された開口3内にカッタドラム
13が位置しているので、切断によって細分化された埋
没物を開口3からシールド本体1Aの内部に取り込むこ
とができる。
スパイラルカッタ10の半径方向の内方、すなわち、カ
ッタディスク2の中心部には、第1図に示すように、機
軸1mを中心として回転する主軸18に装着したセンタ
ディスクカッタ13Mがあり、カッタディスク2と共に
回転するようになっている。そのセンタディスクカッタ
13Mには埋没物用カッタビット10aと同形のセンタ
カッタビット13aが取り付けられ、常時、カッタディ
スク2のカッタフェイス10Aより前方に突出されてい
る。これによって、切羽9における埋没物の有無にかか
わらず、切羽9を切削し埋没物を切断することができ
る。
ところで、切羽9に埋没物がない場合、前述したように
埋没物用カッタビット10aはカッタフェィス10A
(第3図参照)より突出されずかつ自転もしないが、セ
ンタディスクカッタ13Mはカッタディスク2と共に回
転する。しかし、スパイラルカッタ10のカッタフェィ
ス10Aより常に前方に突出しているので、センタディ
スクカッタ13Mが切羽9を掘削するときには、掘削抵
抗を受けてカッタディスク2の回転に対して遅れが出
る。
そのとき、自転と反対方向の回転力が主ベベルギヤ11
や油圧モータ15に伝達され、逆回転させる現象が生じ
る。その主ベベルギヤ11の逆回転によりベベルギヤ1
2を介してカッタドラム13が逆転されると埋没物用カ
ッタビット10aがカッタフェイス10Aより突出する
ことになる。
これを防止するために、カッタディスク2の中心部に
は、油圧ジャッキで進退するストッパ(図示せず)が設
けられ、その油圧ジャッキを伸長させるとストッパを介
してセンタディスクカッタ13Mとカッタディスク2と
が一体化されるようになっている。これによって、セン
タディスクカッタ13Mの回転に遅れが生じることはな
く、また、埋没物用カッタビット10aがカッタフェイ
ス10Aから突出することもない。
一方、ギヤボックス19に収納される4個のベベルギヤ
12は軸を介して接続され、内周側ドラム13A,13
Bは油圧モータ15の駆動力で回転する。機軸1mから
遠くに位置する外周側ドラム13C,13Dは、接続部
材20を介して内周側ドラム13A,13Bと一体に自
転されるようになっている。
このような構造のスパイラルカッタ10の先端すなわち
外周側ドラム13C,13Dのそれぞれの先端部位13
bには、カッタディスク2の半径方向に進退する周部カ
ッタ21が設けられている。この周部カッタ21は接続
部材20の内部に搭載したシリンダ機構(図示せず)に
より変位するようになっているが、カッタドラム13と
の回転は生じないように一体化されている。
したがって、油圧モータ15からの駆動力がカッタドラ
ム13を介して伝達されると、シールド本体1Aの直径
より外方に位置する埋没物を周部カッタ21の周囲に配
列された複数の周部カッタビット21a,21aで切断
することができる。
その周部カッタビット21a,21aは、スパイラルカ
ッタ10の埋没物用カッタビット10aと同様に一部の
周囲で除去されている。すなわち、第3図に示すよう
に、周部カッタビット1a,21aの配列は回動を所定
位置で停止させたカッタドラム13の切羽対向面で不連
続となっている。カッタドラム13を回転させて配列の
不連続部分21mを切羽9に対面させると、周部カッタ
ビット21aが後退された恰好となり、カッタフェィス
21A(第1図参照)から突出させない状態にすること
ができる。
切羽9に埋没物がない場合、周部カッタビット21aを
カッタフェイス21Aから突出させないようにしておく
と、埋没物用カッタビット10aと同様に切羽9やトン
ネルの円周内面を掘削することがない。
ちなみに、埋没物用カッタビット10aの不連続部分1
0mと周部カッタビット21aの不連続部分21mとは
同一位置となるように配置されていることは言うまでも
なく、不連続部分10m,21mを切羽9に対面させる
のは主軸18を回動して行われる。
すなわち、主軸18の断面における所定位置を検出する
回動位置検出器(図示せず)が設けられており、その所
定位置を検出した時点で主軸18が停止されると、埋没
物用カッタビット10aをカッタフェイス0Aから、周
部カッタビット21aをカッタフェイス31Aから突出
しない位置で停止させることができるようになってい
る。
このような構成のスパイラルカッタ装置が装着されたト
ンネル掘進機1は、次のようにして、切羽9に現れた埋
没物を切断してトンネルを掘削することができる。
第1図に示す油圧モータ4が作動され、駆動力がピニオ
ン5,リングギヤ6,回転部材7およびアーム8に伝達
され、カッタディスク2は回転される。切羽9に埋没物
が存在しなければ、スパイラルカッタ10の埋没物用カ
ッタビット10aおよび周部カッタ21の周部カッタビ
ット21aは自転しないように操作される一方、不連続
部分10m,21mが切羽9に対面してカッタフェィス
10A,21Aより突出しない姿勢とされる(第3図参
照)。
また、センタディスクカッタ13Mとカッタディスク2
とが前述したストッパによって一体化され、センタディ
スクカッタ13Mが切羽9を掘削する際に生じる掘削抵
抗に基因した回転遅れが防止され、スパイラルカッタ1
0の埋没物用カッタビット10aおよび周部カッタ21
の周部カッタビット21aがカッタフェイス10A,2
1Aより退避した状態に維持される。
このような状態で、切羽用カッタビット2aおよびセン
タカッタビット13aが切羽9を掘削し、図示しないシ
ールドジャッキでセグメントリングを押圧してシールド
掘削機1は前進する。掘削された土砂は、カッタディス
ク2の開口3からシールド本体1Aの内部に取り込ま
れ、図示しないコンベアや排泥管でトンネル後方へ送ら
れる。
切羽9に鉄筋コンクリートブロック,鋼矢板などの埋没
物が現れると、ストッパによる係合が外され、カッタド
ラム13,13を駆動するための油圧モータ15が回転
される。その駆動力は、第1図に示すピニオン16,主
軸ギヤ17,主軸18,主ベベルギヤ11およびベベル
ギヤ12を介して4本の枝軸に伝達され、その枝軸の回
転に伴ってスパイラルカッタ10,10および周部カッ
タ21,21は回転する。
したがって、カッタディスク2およびカッタドラム13
の回転によりスパイラルカッタ10が公転および自転
し、カッタディスク面のいずれの箇所に現れる埋没物
も、カッタフェイス10Aから突出して回転する埋没物
用カッタビット10a,10aによって切断される。
さらに、必要に応じて、図示しないシリンダ機構により
回転中のカッタドラム13C,13Dから周部カッタ2
1がカッタディスク2の半径方向外方へ進出される。そ
れによって、公転および自転する周部カッタ21がカッ
タディスク2の外方に位置する埋没物を迅速に切断し細
分化する。
その細分化された切断片は、土砂と共に開口3からシー
ルド本体1Aに取り込まれ、トンネル後方へ搬送され
る。この埋没物がなくなればシリンダ機構により周部カ
ッタ21が後退され、前述した状態に戻される。切羽9
における埋没物の有無に応じて上述した作動を繰り返え
せば、シールド掘削機1の掘削機能や稼働率が高められ
る。すなわち、切羽用カッタビット2aと埋没物用カッ
タビット10aもしくは周部カッタビット21aとが使
い分けられ、切羽用カッタビット2aが硬い埋没物を切
削することはなくその損耗が軽減され、トンネル掘削の
工期の短縮と共に掘削費の低減が図られる。
なお、上記した実施例では、埋没物用カッタビット10
aや周部カッタビット21aを一方向へ回転して切削さ
せるようにしたものであるが(第2図参照)、可逆転可
能な二方向切削用のカッタビットを採用することができ
るのは述べるまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスパイラルカッタ装置が装着されたシ
ールド掘進機の前部縦断面であって、第2図中のI−I
線矢視図、第2図はカッタディスクの前面図、第3図は
本発明に係る埋没物用カッタビットもしくは周部カッタ
ビットの配置図、第4図はカッタドラムに取り付けられ
たカッタビットの作動説明図である。 1……トンネル掘進機(シールド掘進機)、1A……シ
ールド本体、2……カッタディスク、2a……切羽用カ
ッタビット、3……開口、4……ディスク駆動源(油圧
モータ)、9……切羽、10……スパイラルカッタ、1
0A……カッタフェィス、10a……埋没物用カッタビ
ット、10m……スパイラルの不連続部分、13,13
A〜13D……カッタドラム、13b……先端部位、1
5……ドラム駆動源(油圧モータ)、21……周部カッ
タ、21A……カッタフェィス、21a……周部カッタ
ビット、21m……配列の不連続部分。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド本体の前面でディスク駆動源によ
    り回転するカッタディスクには複数の開口が放射状に形
    成され、該開口のそれぞれに設けた切羽用カッタビット
    を前記カッタディスクの回転によって公転させ、掘削さ
    れたズリを前記開口から取り込むようになっているトン
    ネル掘進機において、 上記カッタディスクの前記開口のうち該カッタディスク
    の略中心部位から周縁近傍まで延びる幾つかの長い開口
    には、前記ディスク駆動源とは独立したドラム駆動源に
    より回転されるカッタドラムが前記開口の略全長にわた
    って配置され、 該カッタドラムには、多数の埋没物用カッタビットがス
    パイラル状に配列されてスパイラルカッタが形成され、 上記埋没物用カッタビットで形成されるスパイラルは、
    回動を所定位置で停止させた前記カッタドラムの切羽対
    向面で不連続とされ、 切羽に埋没物がない場合には、前記埋没物用カッタビッ
    トのスパイラルの不連続部分を切羽に向けることによ
    り、前記埋没物用カッタビットをカッタフェイスから突
    出させない状態で前記切羽用カッタビットにより切羽を
    切削し、切羽に埋没物がある場合には、前記カッタディ
    スクおよびカッタドラムの回転により前記スパイラルカ
    ッタを公転および自転させ、カッタディスク面のいずれ
    の箇所に現れる埋没物をもカッタフェイスから突出して
    回転する前記埋没物用カッタビットによって切断できる
    ようにしたことを特徴とするスパイラルカッタ装置を備
    えたトンネル掘進機。
  2. 【請求項2】シールド本体の前面でディスク駆動源によ
    り回転するカッタディスクには複数の開口が放射状に形
    成され、該開口のそれぞれに設けた切羽用カッタビット
    を前記カッタディスクの回転によって公転させ、掘削さ
    れたズリを前記開口から取り込むようになっているトン
    ネル掘進機において、 上記カッタディスクの前記開口のうち該カッタディスク
    の略中心部位から周縁近傍まで延びる幾つかの長い開口
    には、前記ディスク駆動源とは独立したドラム駆動源に
    より回転されるカッタドラムが前記開口の略全長にわた
    って配置され、 該カッタドラムには、多数の埋没物用カッタビットがス
    パイラル状に配列されてスパイラルカッタが形成され、 上記埋没物用カッタビットで形成されるスパイラルは、
    回動を所定位置で停止させた前記カッタドラムの切羽対
    向面で不連続とされ、 前記スパイラルカッタには、前記カッタディスクの半径
    方向に進退すると共に前記カッタドラムと一体に回転す
    る周部カッタが該カッタドラムの先端部位に設けられ、 上記周部カッタの周囲には複数の周部カッタビットが配
    列されると共に、該配列は回動を所定位置で停止させた
    前記カッタドラムの切羽対向面で不連続とされ、 切羽に埋没物がない場合には、前記埋没物用カッタビッ
    トのスパイラルの不連続部分および前記周部カッタビッ
    トの配列の不連続部分を切羽に向けることにより、前記
    埋没物用カッタビットおよび周部カッタビットをカッタ
    フェイスから突出させない状態で前記切羽用カッタビッ
    トにより切羽を切削し、切羽に埋没物がある場合には、
    前記カッタディスクおよびカッタドラムの回転により前
    記スパイラルカッタおよび周部カッタを公転および自転
    させ、カッタディスク面のいずれの箇所やカッタディス
    クの外周近傍に現れる埋没物をもカッタフェイスから突
    出して回転する前記埋没物用カッタビットおよび周部カ
    ッタビットによって切断できるようにしたことを特徴と
    するスパイラルカッタ装置を備えたトンネル掘進機。
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