JPH0654377U - 加入電話回線の極性反転制御装置 - Google Patents
加入電話回線の極性反転制御装置Info
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- JPH0654377U JPH0654377U JP464091U JP464091U JPH0654377U JP H0654377 U JPH0654377 U JP H0654377U JP 464091 U JP464091 U JP 464091U JP 464091 U JP464091 U JP 464091U JP H0654377 U JPH0654377 U JP H0654377U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 極性反転とその復帰時のデータ通信による電
話機ベル鳴動の防止 【構成】 データ通信開始時、制御部80への極性反転
指令信号Aのオンに伴って信号Bがオンになり、タイミ
ング回路20から信号群QA〜QNが順次出され、これ
により回路30は電源10電圧を正方向の階段状波形と
して送出する。信号群QA〜QNが全てオンとなった時
に信号Dが立上って出力Bがオフになり、信号群QA〜
QNが順次立下り、回路30から負方向の階段状波形電
圧が送出される。信号Dの立上りと同時に極性反転する
切換回路50が作動し、加入者電話回線70に正方向の
階段状波形電圧が供給される。データ通信終了時、信号
Aがオフし、極性反転の場合と同様にして回線70に負
方向の階段状波形電圧が供給される。
話機ベル鳴動の防止 【構成】 データ通信開始時、制御部80への極性反転
指令信号Aのオンに伴って信号Bがオンになり、タイミ
ング回路20から信号群QA〜QNが順次出され、これ
により回路30は電源10電圧を正方向の階段状波形と
して送出する。信号群QA〜QNが全てオンとなった時
に信号Dが立上って出力Bがオフになり、信号群QA〜
QNが順次立下り、回路30から負方向の階段状波形電
圧が送出される。信号Dの立上りと同時に極性反転する
切換回路50が作動し、加入者電話回線70に正方向の
階段状波形電圧が供給される。データ通信終了時、信号
Aがオフし、極性反転の場合と同様にして回線70に負
方向の階段状波形電圧が供給される。
Description
【0001】
本考案は加入電話回線の極性反転制御装置の改良に関する。
【0002】
電話交換機側から加入電話回線を介して個々の電話機を呼出す場合には、一般 に電話回線の極性を反転させ、この状態で呼出し信号を送り出すようにしている 。そして、電話回線の極性を反転させる手段としては、通常、リレーの接点を用 いて、電話回線に印加される電圧の極性をほぼ瞬時に切換えるようにしている。 このように、呼出し時に電話回線の電圧を急激に変化させて極性を反転させてい るので、電圧変化時点おいて電話機のベルが瞬間的に鳴動することがある。この 現象は極性復帰時つまり呼出し停止時にも起こり得る。呼出し時および呼出し停 止時における瞬間的なベル音の発生は、電話機の使用に関係して生じるので、電 話機のみに限って考えれば全く支障はない。
【0003】 一方、最近、加入電話回線を用いて各種のデータを伝送するデータ通信システ ムが考えられている。たとえば、各電話加入者宅の電力、ガス、水道等の使用量 をデータとして、加入電話回線を介して検針用の中央装置に伝送するようにした ものがある。この種のシステムでは、電話機と並列にデータ端末装置を接続し、 電話機の非使用時にデータ伝送が行なわれる。従って、データ通信開始時に電話 回線の極性を反転させ、かつデータ端末装置に16Hzベル信号の代りに電話機の ベルが鳴動しないような特殊な呼出し信号を送り出し、データ通信終了時には極 性を復帰させる方式がとられる。しかし、この場合、データ通信開始時およびデ ータ通信終了時に電話機のベルが瞬間的に鳴動する。このようなデータ通信開始 時およびデータ通信終了時における瞬間的なベル音の発生は、電話機の非使用時 に起こるため、以下の欠点を生む。即ち、データ通信開始時およびデータ通信終 了時に電話機のベルが瞬間的とはいえ鳴動することは、加入者に呼出しがあった ものと誤認させる虞れがあり、また、瞬間的なベル音であるため不快感を起こさ せる原因となる。
【0004】
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 、データ通信の開始および終了に際して、交換機側で加入電話回線の極性を反転 および復帰させるとき、電話機のベルが不必要に鳴動するのを防止でき、加入電 話回線の多目的使用化を一層推進させ得る構成簡単な加入電話回線の極性反転制 御装置を提供することにある。
【0005】
本考案は、極性反転時および極性反転復帰時に線路の電圧を階段状に緩やかに 変化させるようにしたことを特徴とする。
【0006】 即ち、本考案によれば、クロックを基本として、第1設定状態において信号出 力群を順次シフトし、第2設定状態において前記信号出力群を順次逆シフトする 、予め定められた段数のシフトレジスタと、前記シフトレジスタの信号出力群を 受けて階段状の駆動を行なうためのドライブ回路と、交換機の電源電圧を前記ド ライブ回路により階段状波形として出力する出力回路と、該出力回路の出力端と 2線の加入電話回線とを第1接続状態または第2接続状態に切換接続する切換回 路と、加入電話回線の極性反転を指示する外部からの極性反転指令信号を受けて 前記シフトレジスタ及び前記切換回路を制御する第1のデコーダとを備え、前記 第1のデコーダは、前記極性反転指令信号の開始時または復帰時から、前記シフ トレジスタの順次シフトが終了したことを知らしめる終点検出信号の入力までの 時間、前記シフトレジスタを前記第1設定状態に設定し、前記終点検出信号の入 力から前記極性反転指令信号の復帰時または開始時までの時間、前記シフトレジ スタを前記第2設定状態に設定すると共に、前記極性反転の開始時の終点検出信 号の入力時に、前記切換回路を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切換え て該第2接続状態に保持させ、前記極性反転の復帰時の終点検出信号の入力時に 、前記切換回路を前記第2接続状態から前記第1接続状態に切換えて該第1接続 状態に保持させることを特徴とする加入電話回線の極性反転制御装置が得られる 。
【0007】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例に係る極性反転制御装置を示すもので、この極性制御 装置は交換機のたとえばデータ通信専用の特殊トランク内に設けられる。
【0009】 本実施例の極性反転制御装置は、直流電源10の電圧が定常的にはそのまま現 われる正電圧側出力端子Yと負電圧側出力端子X、直流ループ検出用リレー40 、切換回路50、通話路60への接続端子TとR、データ通信時に導通せしめら れる通話路60、加入電話回線70の端子L1 とL2 を、順次介して主要部が加 入電話回線70に接続される構成を有している。本実施例は、更に、前記正電圧 側出力端子Yと負電圧側出力端子Xに階段状波形の電圧を与える電圧可変回路と しての階段状波形発生回路30と、階段状波形発生回路30に階段状波形の各ス テップタイミングを知らしめる為にシフトまたは逆シフトするタイミング信号出 力群を与えるタイミング回路20と、データ通信の開始および終了時に上記タイ ミング回路20および上記切換回路50を制御する制御部80とを前記主要部と して備えた構成となっている。
【0010】 上記階段状波形発生回路30は、上記タイミング回路20からのタイミング信 号出力群の逆シフト時、該タイミング信号出力群とは逆方向に逆シフトする変換 タイミング信号出力群を出力するデコーダ31、前記変換タイミング信号出力群 を受けて階段状の駆動を行なうドライブ回路32、前記ドライブ回路32からの 駆動により直流電源10の出力電圧を階段状波形として正電源側出力端子Yと負 電源側出力端子Xとの間に出力する出力回路33から構成されている。
【0011】 上記制御部80は、上記タイミング回路20の出力群の例えばアンドをとり、 終点タイミングを検出するゲート回路100、このゲート回路100からの終点 検出信号Dおよび外部からの極性判定指令信号Aに応動して所定の出力B,Eを 生じるデコーダ90、デコーダ90から出力Eが得られたときに励磁され前記切 換回路50の接点111,112を切換えるリレー110から構成されている。
【0012】 次に、上記のように構成された極性反転制御装置の動作を図2のタイムチャー トに従って説明する。
【0013】 まず、上記デコーダ90の入出力論理を述べると、例えば、極性反転指令信号 Aがオフで終点検出信号Dがオフの時、出力B,Eは共にオフであるとし、極性 反転指令信号Aがオンに変化すると、その変化点で出力Bはオンになり、極性反 転指令信号Aがオンのとき終点検出信号Dがオンに変化すると、その変化点で出 力Bはオフになり、かつ出力Eはオンになる。次に、極性反転指令信号Aがオフ に変化すると、その変化点で出力Bはオンになり、極性反転指令信号Aがオフの 時終点検出信号Dがオンに変化するとその変化点で出力Bはオフになり、かつ出 力Eはオフとなる。
【0014】 さて、平常状態つまりデータ通信が行なわれていない状態では、切換回路50 の接点111,112は図示状態にあり、信号Bはオフ状態にある。したがって この状態では、階段状波形発生回路30の負電源側出力X、正電源側出力Y間に は、上記直流電源10の出力電圧V0 に等しくかつ負電源側出力Xを負とする電 圧が現われれており、端子R,T間にも同じ電圧が現われている。
【0015】 一方、この平常状態では通話路60が形成されておらず、加入電話回線70の 端子L1 ,L2 は図示しない加入者回路内の接続手段により交換機の電源に接続 され、端子L2 には図2Fに示すように端子L1 に対して−V0 の電圧が印加さ れている。
【0016】 データ通信の開始に際しては、まず上記加入者回路内の接続手段による交換機 の電源への接続が解かれるとともに通話路60が形成され、端子TとL1 および RとL2 がそれぞれ接続される。次いでデコーダ90の一方の入力端91に入力 する極性反転指令信号Aが立上がる。これによりデコーダ90から出力Bが送出 され、この出力Bによってタイミング回路20のシフトレジスタ21が発振器2 2の出力タイミングで出力群QA 〜QN を順次立上げる。出力Bがオンの時、デ コーダ31は入力した信号群QA 〜QN をそのままの順で信号群Qa 〜Qn に出 力するための信号群Qa 〜Qn は信号群QA 〜QN と同じタイミングで同じ順に 立上がる。さらに、ドライブ回路32は信号群Qa 〜Qn により次段出力回路3 3に対して階段状の駆動を行なう。出力回路33は前記ドライブ回路32の駆動 により直流電源10の電圧V0 を階段状波形として出力する。
【0017】 駆動方法としては例えば図3の如く抵抗分割による方法がある。即ち、信号群 Qa 〜Qn によりTra〜Trnをオンさせる事で、Ra 〜Rn のうちTra〜Trnの オンしているものと組となっているものの合成抵抗と、R0 とにより直流電源1 0の電圧V0 を抵抗分割した電圧を端子X,Yに出力する事ができる。
【0018】 次に、タイミング回路20の出力信号群QA 〜QN が例えば全てオンになった とき、終点検出信号Dが図2Dの如く立上がる。デコーダ90は、前記終点検出 信号Dが入力すると、出力Bを立下げ、出力Eを立上げる。出力Bが立下がると 、シフトレジスタ21は図2QA 〜QN の出力信号群QA 〜QN を順次立下げる 。またデコーダ31は信号Bが立下がった事で入力信号群QA 〜QN に対して逆 順序にQa 〜Qn を出力する。例えばQA はQn に、QN はQa に出力するよう になっているため、デコーダ31の出力群は図2Qa 〜Qn の如く立上がった時 とは逆の順ですなわちQn ,Qn-1 ,…,Qa の順で順次立下がる。したがって ドライブ回路32、出力回路33を経て階段状波形が出力される。
【0019】 ここで信号出力群Qa 〜Qn の各信号が立上がっている時、前記ドライブ回路 32より駆動される電圧をそれそぞれVa 〜Vn としVa >Vb >…>Vn と設 定しておけば、信号群Qa 〜Qn の立上がり時には出力回路33の出力端子X, Yには端子X側を負として図2Cの如く階段状に立上がる出力が得られ、信号群 Qa 〜Qn の立下がり時には階段状に立下がる出力が得られる。また終点検出信 号Dが立上がった時に出力Eによりリレー110が励磁され、これによって切換 回路50の接点111,112がそれぞれ切換わり、加入電話回線70の端子L 1 ,L2 と階段状波形発生回路30の出力端子X,Yとの接続関係が切換えられ る。したがって加入電話回線70にはその時点から逆極性の電圧が印加されはじ める。つまり端子L2 をとってみると図2Fの如く端子L1 に対して正方に漸時 増大する電圧が印加されることになる。そしてこの正方への電圧変化が終了した 時点で端子L2 には端子L1 に対して+V0 の電圧が印加される。
【0020】 また一方、データ通信の終了に際しては、まず上記極性反転指令信号Aが立下 がると、再びデコーダ90からの出力Bがオンとなり、この出力Bによってタイ ミング回路20の出力信号群QA 〜QN が順次立上がる。したがって前述の極性 反転の場合と同様にして出力信号群QA 〜QN の立上がり開始、終点タイミング 検出、出力Bの立下がりによる出力信号群QA 〜QN の立下がり開始、切換回路 の切換動作という一連の動作が行なわれる。この場合に切換回路50の接点11 1,112が図示とは逆の接続関係から一連の動作が開始される。したがって端 子L2 には図2Fに示す様に端子L1 に対して負方向に漸時減少する電圧が印加 される。そして、この負方向への電圧変化が終了した時点で端子L2 には端子L 1 に対して−V0 の電圧が印加されることになる。更にこの時点で通話路60の 接続が解除され、前述の平常常態に復帰する。
【0021】 なお、図2の最下部に、シフトレジスタ21の第1設定状態、第2設定状態、 及び切換回路50の第1接続状態、第2接続状態を示しておく。
【0022】
以上述べたように本考案によれば、極性反転およびその復帰時に線路の電圧を 緩やかに変化させる事で、データ通信の開始時および終了時に電話機のベルが鳴 動する事を防止でき、電話加入者に不快感を与えることのない円滑な動作を行な わせ得る加入電話回線の極性反転制御装置を提供することができる。
【0023】 また、本考案では、加入電話回線の電圧変化タイミングおよび極性反転タイミ ングとなる終点検出を全て論理的に行なっている為、従来より提案されている、 線路電圧が0V点になることを判定して極性反転する方式や、タイマーを設け一 定時間後に極性反転を行なう方式に比べ、極性反転時の電圧変化時間の変動が少 なく、また電源電圧等の変動をうけない。
【0024】 さらに、本考案では、あらかじめ階段段数を決定しておけば極性反転時におけ る階段状波形の各ステップ電圧およびおよび時間は全て等しくすることができ、 仮に電圧の変化時間を変える場合でも、発振器の発振周波数のみ変えるだけでよ く、特に調整を必要としない。
【0025】 また、本考案では、現在進みつつある交換機側各装置のディジタル化にも充分 対処しうるものであり、その効果は絶大である。
【提出日】平成3年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は加入電話回線の極性反転制御装置の改良に関する。
【0002】
電話交換機側から加入電話回線を介して個々の電話機を呼出す場合には、一般 に電話回線の極性を反転させ、この状態で呼出し信号を送り出すようにしている 。そして、電話回線の極性を反転させる手段としては、通常、リレーの接点を用 いて、電話回線に印加される電圧の極性をほぼ瞬時に切換えるようにしている。 このように、呼出し時に電話回線の電圧を急激に変化させて極性を反転させてい るので、電圧変化時点おいて電話機のベルが瞬間的に鳴動することがある。この 現象は極性復帰時つまり呼出し停止時にも起こり得る。呼出し時および呼出し停 止時における瞬間的なベル音の発生は、電話機の使用に関係して生じるので、電 話機のみに限って考えれば全く支障はない。
【0003】 一方、最近、加入電話回線を用いて各種のデータを伝送するデータ通信システ ムが考えられている。たとえば、各電話加入者宅の電力、ガス、水道等の使用量 をデータとして、加入電話回線を介して検針用の中央装置に伝送するようにした ものがある。この種のシステムでは、電話機と並列にデータ端末装置を接続し、 電話機の非使用時にデータ伝送が行なわれる。従って、データ通信開始時に電話 回線の極性を反転させ、かつデータ端末装置に16Hzベル信号の代りに電話機 のベルが鳴動しないような特殊な呼出し信号を送り出し、データ通信終了時には 極性を復帰させる方式がとられる。しかし、この場合、データ通信開始時および データ通信終了時に電話機のベルが瞬間的に鳴動する。このようなデータ通信開 始時およびデータ通信終了時における瞬間的なベル音の発生は、電話機の非使用 時に起こるため、以下の欠点を生む。即ち、データ通信開始時およびデータ通信 終了時に電話機のベルが瞬間的とはいえ鳴動することは、加入者に呼出しがあっ たものと誤認させる虞れがあり、また、瞬間的なベル音であるため不快感を起こ させる原因となる。
【0004】
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 、データ通信の開始および終了に際して、交換機側で加入電話回線の極性を反転 および復帰させるとき、電話機のベルが不必要に鳴動するのを防止でき、加入電 話回線の多目的使用化を一層推進させ得る構成簡単な加入電話回線の極性反転制 御装置を提供することにある。
【0005】
本考案は、極性反転時および極性反転復帰時に線路の電圧を階段状に緩やかに 変化させるようにしたことを特徴とする。
【0006】 即ち、本考案によれば、クロックを基本として、第1設定状態において信号出 力群を順次シフトし、第2設定状態において前記信号出力群を順次逆シフトする 、予め定められた段数のシフトレジスタと、前記シフトレジスタの信号出力群を 受けて階段状の駆動を行なうためのドライブ回路と、交換機の電源電圧を前記ド ライブ回路により階段状波形として出力する出力回路と、該出力回路の出力端と 2線の加入電話回線とを第1接続状態または第2接続状態に切換接続する切換回 路と、加入電話回線の極性反転を指示する外部からの極性反転指令信号を受けて 前記シフトレジスタ及び前記切換回路を制御する第1のデコーダと、前記シフト レジスタと前記ドライブ回路との間に接続された第2のデコーダとを備え、前記 第1のデコーダは、前記極性反転指令信号の開始時または復帰時から、前記シフ トレジスタの順次シフトが終了したことを知らしめる終点検出信号の入力までの 時間、前記シフトレジタを前記第1設定状態に設定し、前記終点検出信号の入力 から前記極性反転指令信号の復帰時または開始時までの時間、前記シフトレジス タを前記第2設定状態に設定すると共に、前記極性反転の開始時の終点検出信号 の入力時に、前記切換回路を前記第1接続状態から前記第2接続状態に切り替え て該第2接続状態に保持させ、前記極性反転の復帰時の終点検出信号の入力時に 、前記切換回路を前記第2接続状態から前記第1接続状態に切換えて該第1接続 状態に保持させ、前記第2のデコーダは、前記シフトレジスタの前記第2設定状 態における信号入力群を逆順序に出力することを特徴とする加入電話回線の極性 反転制御装置が得られる。
【0007】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0008】 図1は本考案の一実施例に係る極性反転制御装置を示すもので、この極性制御 装置は交換機のたとえばデータ通信専用の特殊トランク内に設けられる。
【0009】 本実施例の極性反転制御装置は、直流電源10の電圧が定常的にはそのまま現 われる正電圧側出力端子Yと負電圧側出力端子X、直流ループ検出用リレー40 、切換回路50、通話路60への接続端子TとR、データ通信時に導通せしめら れる通話路60、加入電話回線70の端子L1とL2を、順次介して主要部が加 入電話回線70に接続される構成を有している。本実施例は、更に、前記正電圧 側出力端子Yと負電圧側出力端子Xに階段状波形の電圧を与える電圧可変回路と しての階段状波形発生回路30と、階段状波形発生回路30に階段状波形の各ス テップタイミングを知らしめる為にシフトまたは逆シフトするタイミング信号出 力群を与えるタイミング回路20と、データ通信の開始および終了時に上記タイ ミング回路20および上記切換回路50を制御する制御部80とを前記主要部と して備えた構成となっている。
【0010】 上記階段状波形発生回路30は、上記タイミング回路20からのタイミング信 号出力群の逆シフト時、該タイミング信号出力群とは逆方向に逆シフトする変換 タイミング信号出力群を出力するデコーダ31、前記変換タイミング信号出力群 を受けて階段状の駆動を行なうドライブ回路32、前記ドライブ回路32からの 駆動により直流電源10の出力電圧を階段状波形として正電源側出力端子Yと負 電源側出力端子Xとの間に出力する出力回路33から構成されている。
【0011】 上記制御部80は、上記タイミング回路20の出力群の例えばアンドをとり、 終点タイミングを検出するゲート回路100、このゲート回路100からの終点 検出信号Dおよび外部からの極性判定指令信号Aに応動して所定の出力B,Eを 生じるデコーダ90、デコーダ90から出力Eが得られたときに励磁され前記切 換回路50の接点111,112を切換えるリレー110から構成されている。
【0012】 次に、上記のように構成された極性反転制御装置の動作を図2のタイムチャー トに従って説明する。
【0013】 まず、上記デコーダ90の入出力論理を述べると、例えば、極性反転指令信号 Aがオフで終点検出信号Dがオフの時、出力B,Eは共にオフであるとし、極性 反転指令信号Aがオンに変化すると、その変化点で出力Bはオンになり、極性反 転指令信号Aがオンのとき終点検出信号Dがオンに変化すると、その変化点で出 力Bはオフになり、かつ出力Eはオンになる。次に、極性反転指令信号Aがオフ に変化すると、その変化点で出力Bはオンになり、極性反転指令信号Aがオフの 時終点検出信号Dがオンに変化するとその変化点で出力Bはオフになり、かつ出 力Eはオフとなる。
【0014】 さて、平常状態つまりデータ通信が行なわれていない状態では、切換回路50 の接点111,112は図示状態にあり、信号Bはオフ状態にある。したがって この状態では、階段状波形発生回路30の負電源側出力X、正電源側出力Y間に は、上記直流電源10の出力電圧V0に等しくかつ負電源側出力Xを負とする電 圧が現われれており、端子R,T間にも同じ電圧が現われている。
【0015】 一方、この平常状態では通話路60が形成されておらず、加入電話回線70の 端子L1,L2は図示しない加入者回路内の接続手段により交換機の電源に接続 され、端子L2には図2Fに示すように端子L1に対して−V0の電圧が印加さ れている。
【0016】 データ通信の開始に際しては、まず上記加入者回路内の接続手段による交換機 の電源への接続が解かれるとともに通話路60が形成され、端子TとL1および RとL2がそれぞれ接続される。次いでデコーダ90の一方の入力端91に入力 する極性反転指令信号Aが立上がる。これによりデコーダ90から出力Bが送出 され、この出力Bによってタイミング回路20のシフトレジスタ21が発振器2 2の出力タイミングで出力群QA〜QNを順次立上げる。出力Bがオンの時、デ コーダ31は入力した信号群QA〜QNをそのままの順で信号群Qa〜Qnに出 力するため信号群Qa〜Qnは信号群QA〜QNと同じタイミングで同じ順に立 上がる。さらに、ドライブ回路32は信号群Qa〜Qnにより次段出力回路33 に対して階段状の駆動を行なう。出力回路33は前記ドライブ回路32の駆動に より直流電源10の電圧V0を階段状波形として出力する。
【0017】 駆動方法としては例えば図3の如く抵抗分割による方法がある。即ち、信号群 Qa〜QnによりTra〜Trnをオンさせる事で、Ra〜RnのうちTra〜 Trnのオンしているものと組となっているものの合成抵抗と、R0とにより直 流電源10の電圧V0を抵抗分割した電圧を端子X,Yに出力する事ができる。
【0018】 次に、タイミング回路20の出力信号群QA〜QNが例えば全てオンになった とき、終点検出信号Dが図2Dの如く立上がる。デコーダ90は、前記終点検出 信号Dが入力すると、出力Bを立下げ、出力Eを立上げる。出力Bが立下がると 、シフトレジスタ21は図2QA〜QNの出力信号群QA〜QNを順次立下げる 。またデコーダ31は信号Bが立下がった事で入力信号群QA〜QNに対して逆 順序にQa〜Qnを出力する。例えばQAはQnに、QNはQaに出力するよう になっているため、デコーダ31の出力群は図2Qa〜Qnの如く立上がった時 とは逆の順ですなわちQn,Qn−1,…,Qaの順で順次立下がる。したがっ てドライブ回路32、出力回路33を経て階段状波形が出力される。
【0019】 ここで信号出力群Qa〜Qnの各信号が立上がっている時、前記ドライブ回路 32より駆動される電圧をそれそぞれVa〜VnとしVa>Vb>…>Vnと設 定しておけば、信号群Qa〜Qnの立上がり時には出力回路33の出力端子X, Yには端子X側を負として図2Cの如く階段状に立上がる出力が得られ、信号群 Qa〜Qnの立下がり時には階段状に立下がる出力が得られる。また終点検出信 号Dが立上がった時に出力Eによりリレー110が励磁され、これによって切換 回路50の接点111,112がそれぞれ切換わり、加入電話回線70の端子L1 ,L2と階段状波形発生回路30の出力端子X,Yとの接続関係が切換えられ る。したがって加入電話回線70にはその時点から逆極性の電圧が印加されはじ める。つまり端子L2をとってみると図2Fの如く端子L1に対して正方に漸時 増大する電圧が印加されることになる。そしてこの正方への電圧変化が終了した 時点で端子L2には端子L1に対して+V0の電圧が印加される。
【0020】 また一方、データ通信の終了に際しては、まず上記極性反転指令信号Aが立下 がると、再びデコーダ90からの出力Bがオンとなり、この出力Bによってタイ ミング回路20の出力信号群QA〜QNが順次立上がる。したがって前述の極性 反転の場合と同様にして出力信号群QA〜QNの立上がり開始、終点タイミング 検出、出力Bの立下がりによる出力信号群QA〜QNの立下がり開始、切換回路 の切換動作という一連の動作が行なわれる。この場合に切換回路50の接点11 1,112が図示とは逆の接続関係から一連の動作が開始される。したがって端 子L2には図2Fに示す様に端子L1に対して負方向に漸時減少する電圧が印加 される。そして、この負方向への電圧変化が終了した時点で端子L2には端子L1 に対して一V0の電圧が印加されることになる。更にこの時点で通話路60の 接続が解除され、前述の平常常態に復帰する。
【0021】 なお、図2の最下部に、シフトレジスタ21の第1設定状態、第2設定状態、 及び切換回路50の第1接続状態、第2接続状態を示しておく。
【0022】
以上述べたように本考案によれば、極性反転およびその復帰時に線路の電圧を 緩やかに変化させる事で、データ通信の開始時および終了時に電話機のベルが鳴 動する事を防止でき、電話加入者に不快感を与えることのない円滑な動作を行な わせ得る加入電話回線の極性反転制御装置を提供することができる。
【0023】 また、本考案では、加入電話回線の電圧変化タイミングおよび極性反転タイミ ングとなる終点検出を全て論理的に行なっている為、従来より提案されている、 線路電圧が0V点になることを判定して極性反転する方式や、タイマーを設け一 定時間後に極性反転を行なう方式に比べ、極性反転時の電圧変化時間の変動が少 なく、また電源電圧等の変動をうけない。
【0024】 さらに、本考案では、あらかじめ階段段数を決定しておけば極性反転時におけ る階段状波形の各ステップ電圧およびおよび時間は全て等しくすることができ、 仮に電圧の変化時間を変える場合でも、発振器の発振周波数のみ変えるだけでよ く、特に調整を必要としない。
【0025】 また、本考案では、現在進みつつある交換機側各装置のディジタル化にも充分 対処しうるものであり、その効果は絶大である。
【図1】本考案の一実施例による加入電話回線の極性反
転制御装置を示すブロック図。
転制御装置を示すブロック図。
【図2】図1に示した極性反転制御装置の動作を説明す
るためのタイムチャート。
るためのタイムチャート。
【図3】図2の実施例において用い得るドライブ回路の
駆動方法を説明するための図である。
駆動方法を説明するための図である。
10 電源 20 タイミング回路 30 階段状波形発生回路 50 切換回路 60 通話路 70 加入電話回線の線路 80 制御部 90 デコーダ 100 終点検出用ゲート 110 リレー 111,112 接点
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 加入電話回線の極性反転制御装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による加入電話回線の極性反
転制御装置を示すブロック図。
転制御装置を示すブロック図。
【図2】図1に示した極性反転制御装置の動作を説明す
るためのタイムチャート。
るためのタイムチャート。
【図3】図2の実施例において用い得るドライブ回路の
駆動方法を説明するための図で ある。
駆動方法を説明するための図で ある。
【符号の説明】 10 電源 20 タイミング回路 30 階段状波形発生回路 50 切換回路 60 通話路 70 加入電話回線の線路 80 制御部 90 デコーダ 100 終点検出用ゲート 110 リレー 111,112 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐野 功 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 吉村 辰久 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 クロックを基本として、第1設定状態に
おいて信号出力群を順次シフトし、第2設定状態におい
て前記信号出力群を順次逆シフトする、予め定められた
段数のシフトレジスタと、前記シフトレジスタの信号出
力群を受けて階段状の駆動を行なうためのドライブ回路
と、交換機の電源電圧を前記ドライブ回路により階段状
波形として出力する出力回路と、該出力回路の出力端と
2線の加入電話回転とを第1接続状態または第2接続状
態に切換接続する切換回路と、加入電話回線の極性反転
を指示する外部からの極性反転指令信号を受けて前記シ
フトレジスタ及び前記切換回路を制御するデコーダとを
備え、前記デコーダは、前記極性反転指令信号の開始時
または復帰時から、前記シフトレジスタの順次シフトが
終了したことを知らしめる終点検出信号の入力までの時
間、前記シフトレジタを前記第1設定状態に設定し、前
記終点検出信号の入力から前記極性反転指令信号の復帰
時または開始時までの時間、前記シフトレジスタを前記
第2設定状態に設定すると共に、前記極性反転の開始時
の終点検出信号の入力時に、前記切換回路を前記第1接
続状態から前記第2接続状態に切り替えて該第2接続状
態に保持させ、前記極性反転の復帰時の終点検出信号の
入力時に、前記切換回路を前記第2接続状態から前記第
1接続状態に切換えて該第1接続状態に保持させること
を特徴とする加入電話回線の極性反転制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP464091U JPH089982Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 加入電話回線の極性反転制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP464091U JPH089982Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 加入電話回線の極性反転制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0654377U true JPH0654377U (ja) | 1994-07-22 |
| JPH089982Y2 JPH089982Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=11589589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP464091U Expired - Lifetime JPH089982Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 加入電話回線の極性反転制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089982Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP464091U patent/JPH089982Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH089982Y2 (ja) | 1996-03-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961029 |