JPH0655034A - 排気ガス浄化装置及びその製造方法 - Google Patents
排気ガス浄化装置及びその製造方法Info
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- JPH0655034A JPH0655034A JP5139426A JP13942693A JPH0655034A JP H0655034 A JPH0655034 A JP H0655034A JP 5139426 A JP5139426 A JP 5139426A JP 13942693 A JP13942693 A JP 13942693A JP H0655034 A JPH0655034 A JP H0655034A
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- layer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの排気系を構成する基材の表面に、
粗い表面層を有する固定層を簡易に形成できるようにす
る。 【構成】 エンジンの排気系を構成する基材としての金
属製細線10Aの表面には熱CVD法によって柱状結晶
若しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しくは
粗大結晶の金属間化合物よりなる固定層14が形成され
ている。固定層14の表面には触媒層16が形成されて
いる。
粗い表面層を有する固定層を簡易に形成できるようにす
る。 【構成】 エンジンの排気系を構成する基材としての金
属製細線10Aの表面には熱CVD法によって柱状結晶
若しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しくは
粗大結晶の金属間化合物よりなる固定層14が形成され
ている。固定層14の表面には触媒層16が形成されて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の排気ガス浄化装
置及びその製造方法に関する。
置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンから排出される排気ガ
スにはHC、CO及びNOx 等の有害物質が含まれてい
るため、これらを触媒により浄化した後に当該排気ガス
を大気中に放出する必要がある。そして、排気ガスに対
する規制がますます厳しくなるにつれ、排気ガスを浄化
する排気ガス浄化装置に対して種々の要望が寄せられて
おり、その1つに、エンジンから排出するコールドエミ
ッション(エンジンの冷間時における排気ガス)に対す
る対策が挙げられる。すなわち、コールドエミッション
にはHC等が多量に含まれているにも拘らず、排気ガス
浄化用触媒はその温度が上昇するまでは高い浄化性能が
得られないという問題である。触媒材料を改良すること
により低温における排気ガス浄化性能の向上が試みられ
ているが、現在のところ触媒材料の改良による低温域で
の排気ガス浄化性能の向上には限度がある。
スにはHC、CO及びNOx 等の有害物質が含まれてい
るため、これらを触媒により浄化した後に当該排気ガス
を大気中に放出する必要がある。そして、排気ガスに対
する規制がますます厳しくなるにつれ、排気ガスを浄化
する排気ガス浄化装置に対して種々の要望が寄せられて
おり、その1つに、エンジンから排出するコールドエミ
ッション(エンジンの冷間時における排気ガス)に対す
る対策が挙げられる。すなわち、コールドエミッション
にはHC等が多量に含まれているにも拘らず、排気ガス
浄化用触媒はその温度が上昇するまでは高い浄化性能が
得られないという問題である。触媒材料を改良すること
により低温における排気ガス浄化性能の向上が試みられ
ているが、現在のところ触媒材料の改良による低温域で
の排気ガス浄化性能の向上には限度がある。
【0003】そこで、実開昭63−67609号公報に
示されるように、触媒担体として導電性を有するメタル
担体を用い、該メタル担体に通電することによって該メ
タル担体を発熱させ、これにより排気ガス浄化用触媒を
高温化させることが提案されている。
示されるように、触媒担体として導電性を有するメタル
担体を用い、該メタル担体に通電することによって該メ
タル担体を発熱させ、これにより排気ガス浄化用触媒を
高温化させることが提案されている。
【0004】また、排気ガス浄化装置に対する他の要望
としては、エンジンの排気系を構成する基材の表面に形
成される触媒層を基材から剥離し難くすることが挙げら
れている。
としては、エンジンの排気系を構成する基材の表面に形
成される触媒層を基材から剥離し難くすることが挙げら
れている。
【0005】そこで、触媒用担体の表面に中間層を介し
て触媒層を形成することが行われており、その一例とし
て、特開昭57−71898号公報に示されるように、
アルミニウムを含むフェライト形ステンレス鋼合金より
なるメタル担体の表面に酸化物ウィスカを成長させて中
間層である固定層を形成し、該固定層の表面に触媒層を
形成する方法が知られている。このようにすると、メタ
ル担体の表面にひげ状のウィスカよりなる固定層が形成
されるため固定層と触媒層との密着性が良くなると共
に、固定層はメタル担体の表面に化学的反応によって形
成されるため固定層とメタル担体との密着性も極めて良
好である。
て触媒層を形成することが行われており、その一例とし
て、特開昭57−71898号公報に示されるように、
アルミニウムを含むフェライト形ステンレス鋼合金より
なるメタル担体の表面に酸化物ウィスカを成長させて中
間層である固定層を形成し、該固定層の表面に触媒層を
形成する方法が知られている。このようにすると、メタ
ル担体の表面にひげ状のウィスカよりなる固定層が形成
されるため固定層と触媒層との密着性が良くなると共
に、固定層はメタル担体の表面に化学的反応によって形
成されるため固定層とメタル担体との密着性も極めて良
好である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者のメタ
ル担体に通電することによって排気ガス浄化用触媒を高
温化させる方法は、メタル担体が高温になるまでに或る
程度の時間を要するのでコールドエミッション対策とし
ては充分ではないと共に、エンジン始動直後に多量の電
力を要するのでバッテリーに負担がかかるという問題が
ある。
ル担体に通電することによって排気ガス浄化用触媒を高
温化させる方法は、メタル担体が高温になるまでに或る
程度の時間を要するのでコールドエミッション対策とし
ては充分ではないと共に、エンジン始動直後に多量の電
力を要するのでバッテリーに負担がかかるという問題が
ある。
【0007】また、後者のメタル担体の表面に酸化物ウ
ィスカを成長させて固定層を形成する方法は、固定層の
形成に多くの時間を必要とするという問題がある。
ィスカを成長させて固定層を形成する方法は、固定層の
形成に多くの時間を必要とするという問題がある。
【0008】本発明は、上記2つの問題のうち、後者の
問題を主として解決することを目的とし、エンジンの排
気系を構成する基材の表面に粗い表面層を有する固定層
を簡易に形成できるようにすることを目的とする。
問題を主として解決することを目的とし、エンジンの排
気系を構成する基材の表面に粗い表面層を有する固定層
を簡易に形成できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、エンジンの排気系を構成する基
材の表面にCVD法によって固定層を形成するものであ
って、具体的には、エンジンの排気系を構成する基材の
表面にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセ
ラミックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合
物よりなる固定層が形成され、該固定層の表面に触媒層
が形成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置で
ある。
め、請求項1の発明は、エンジンの排気系を構成する基
材の表面にCVD法によって固定層を形成するものであ
って、具体的には、エンジンの排気系を構成する基材の
表面にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセ
ラミックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合
物よりなる固定層が形成され、該固定層の表面に触媒層
が形成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置で
ある。
【0010】ここに、上記基材としては、例えば、縦横
の金属製細線を網状に編んでなるシートを排気ガスの流
通方向へ積層してなるものを用いることができ、また、
それに限ることなく、炭素材料(黒鉛)、セラミックス
若しくは金属製の細線や繊維により形成したシート又は
フェルト状体よりなる担体、金属薄板よりなるメタル担
体、又は、セラミックスにより一体に形成されたハニカ
ム状、フェルト状若しくは三次元網状(フィルター状)
の成形体よりなる担体であってもよい。三次元網状の成
形体は、セル間の通気性があるため、担持された触媒層
の浄化効率が大きいので好ましい。
の金属製細線を網状に編んでなるシートを排気ガスの流
通方向へ積層してなるものを用いることができ、また、
それに限ることなく、炭素材料(黒鉛)、セラミックス
若しくは金属製の細線や繊維により形成したシート又は
フェルト状体よりなる担体、金属薄板よりなるメタル担
体、又は、セラミックスにより一体に形成されたハニカ
ム状、フェルト状若しくは三次元網状(フィルター状)
の成形体よりなる担体であってもよい。三次元網状の成
形体は、セル間の通気性があるため、担持された触媒層
の浄化効率が大きいので好ましい。
【0011】上記固定層を形成するCVD法としては、
熱CVD法(常圧CVD法、減圧CVD法)、プラズマ
CVD法、光CVD法、ECRプラズマCVD法等のい
ずれのCVD法であってもよいが、熱CVD法は次のよ
うな特徴を有しているので、特に好ましい。
熱CVD法(常圧CVD法、減圧CVD法)、プラズマ
CVD法、光CVD法、ECRプラズマCVD法等のい
ずれのCVD法であってもよいが、熱CVD法は次のよ
うな特徴を有しているので、特に好ましい。
【0012】すなわち、金属又は非金属等の多種類の
基材に対して固定層を形成することができる。予め定
められた多成分合金よりなる固定層を作ることができ
る。TiC、SiC、BN等の超硬耐摩耗性、耐蝕性
に優れた固定層を作ることができる。固定層の形成時
間が数μm/min〜数百μm/minであって極めて
早い。反応性ガスの回り込みがよいので、比較的低い
圧力下で行なう場合には、細く深い穴の内部にも固定層
を形成することができる。高温で比較的純度の高い固
定層を作ることができるため、内部歪みやピンホールの
少ない固定層を得ることができ、密着性、展延性に優れ
た固定層が得られる。高電圧を用いる必要がない。
装置が簡単で高真空が不要であるから生産性が高い。
公害対策がやり易い。
基材に対して固定層を形成することができる。予め定
められた多成分合金よりなる固定層を作ることができ
る。TiC、SiC、BN等の超硬耐摩耗性、耐蝕性
に優れた固定層を作ることができる。固定層の形成時
間が数μm/min〜数百μm/minであって極めて
早い。反応性ガスの回り込みがよいので、比較的低い
圧力下で行なう場合には、細く深い穴の内部にも固定層
を形成することができる。高温で比較的純度の高い固
定層を作ることができるため、内部歪みやピンホールの
少ない固定層を得ることができ、密着性、展延性に優れ
た固定層が得られる。高電圧を用いる必要がない。
装置が簡単で高真空が不要であるから生産性が高い。
公害対策がやり易い。
【0013】また、熱CVD法の中でも減圧CVD法
は、反応室を0.1〜10Torrに減圧して行なうも
のであって、常圧CVD法に比べて次にような特徴を有
している。すなわち、反応性ガス及びキャリアガスの
平均自由行程及び拡散係数が大きくなるため、膜厚及び
比抵抗値分布が大きく向上すると共に反応性ガスの消費
量が減少する。反応室が拡散炉形となり、温度制御が
やり易く且つ装置が簡素化されているため、信頼性及び
処理能力が大幅に向上する。固定層表面への異物の付
着が少ない。
は、反応室を0.1〜10Torrに減圧して行なうも
のであって、常圧CVD法に比べて次にような特徴を有
している。すなわち、反応性ガス及びキャリアガスの
平均自由行程及び拡散係数が大きくなるため、膜厚及び
比抵抗値分布が大きく向上すると共に反応性ガスの消費
量が減少する。反応室が拡散炉形となり、温度制御が
やり易く且つ装置が簡素化されているため、信頼性及び
処理能力が大幅に向上する。固定層表面への異物の付
着が少ない。
【0014】熱CVD法としては、フッ化物による生成
法(WF6 ,MoF6 )、塩化物による生成法(WCl
6 ,MoCl6 )、炭化物による生成法(W(C
O)6 ,Mo(CO)6 )等が挙げられる。この熱CV
D法により得られる固定層の薄膜状態は、反応温度(加
工品の温度)及び生成原料ガスの濃度や流量等により異
なり、これらの生成条件を適宜選択することにより、耐
熱性が高くて表面積の大きな固定層を得ることができ
る。
法(WF6 ,MoF6 )、塩化物による生成法(WCl
6 ,MoCl6 )、炭化物による生成法(W(C
O)6 ,Mo(CO)6 )等が挙げられる。この熱CV
D法により得られる固定層の薄膜状態は、反応温度(加
工品の温度)及び生成原料ガスの濃度や流量等により異
なり、これらの生成条件を適宜選択することにより、耐
熱性が高くて表面積の大きな固定層を得ることができ
る。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明におけ
る基材の種類を限定するものであって、具体的には、上
記基材は、金属製の排気通路、金属製繊維よりなる触媒
担体、金属製細線よりなる触媒担体及び金属製のハニカ
ム状触媒担体のうちのいずれかであるという構成を付加
するものである。
る基材の種類を限定するものであって、具体的には、上
記基材は、金属製の排気通路、金属製繊維よりなる触媒
担体、金属製細線よりなる触媒担体及び金属製のハニカ
ム状触媒担体のうちのいずれかであるという構成を付加
するものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1の発明におけ
る基材の種類を限定するものであって、具体的には、上
記基材は、炭素材料若しくはセラミックスよりなるハニ
カム状触媒担体又は炭素材料若しくはセラミックスより
なるフィルター状触媒担体であるという構成を付加する
ものである。
る基材の種類を限定するものであって、具体的には、上
記基材は、炭素材料若しくはセラミックスよりなるハニ
カム状触媒担体又は炭素材料若しくはセラミックスより
なるフィルター状触媒担体であるという構成を付加する
ものである。
【0017】請求項4の発明は、発明が解決しようとす
る課題の項で提示した2つの問題点を一挙に解決するも
のであって、具体的には、請求項2の構成に、上記基材
と固定層との間に絶縁層が形成されており、且つ上記固
定層に通電をする通電手段を備えている構成を付加する
ものである。
る課題の項で提示した2つの問題点を一挙に解決するも
のであって、具体的には、請求項2の構成に、上記基材
と固定層との間に絶縁層が形成されており、且つ上記固
定層に通電をする通電手段を備えている構成を付加する
ものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項4の発明と同様
に、発明が解決しようとする課題の項で提示した2つの
問題点を一挙に解決するものであって、具体的には、請
求項3の構成に、上記固定層に通電をする通電手段を備
えている構成を付加するものである。
に、発明が解決しようとする課題の項で提示した2つの
問題点を一挙に解決するものであって、具体的には、請
求項3の構成に、上記固定層に通電をする通電手段を備
えている構成を付加するものである。
【0019】請求項6及び請求項7の発明は、基材と固
定層との密着性を高めるために、その使用温度でのCV
D法の実施を可能にするものである。具体的には、請求
項6の発明は、請求項1の構成に、上記固定層は、セラ
ミックスとしての炭化タングステン、炭化モリブデン及
び炭化シリコンのうちから選ばれた少なくとも1種の炭
化物により構成されているという構成を付加するもので
ある。請求項7の発明は、請求項1の構成に、上記固定
層は、金属間化合物としてのケイ化タングステン、ケイ
化モリブデン、ケイ化タンタル及びケイ化チタニウムの
うちから選ばれた少なくとも1種のケイ化物により構成
されているという構成を付加するものである。
定層との密着性を高めるために、その使用温度でのCV
D法の実施を可能にするものである。具体的には、請求
項6の発明は、請求項1の構成に、上記固定層は、セラ
ミックスとしての炭化タングステン、炭化モリブデン及
び炭化シリコンのうちから選ばれた少なくとも1種の炭
化物により構成されているという構成を付加するもので
ある。請求項7の発明は、請求項1の構成に、上記固定
層は、金属間化合物としてのケイ化タングステン、ケイ
化モリブデン、ケイ化タンタル及びケイ化チタニウムの
うちから選ばれた少なくとも1種のケイ化物により構成
されているという構成を付加するものである。
【0020】請求項8の発明は、請求項1の発明に係る
排気ガス浄化装置の製造方法であって、エンジンの排気
系を構成する基材の表面にCVD法によって柱状結晶若
しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しくは粗
大結晶の金属間化合物よりなる固定層を形成した後、該
固定層の表面に触媒層をコーティングすることを特徴と
するものである。
排気ガス浄化装置の製造方法であって、エンジンの排気
系を構成する基材の表面にCVD法によって柱状結晶若
しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しくは粗
大結晶の金属間化合物よりなる固定層を形成した後、該
固定層の表面に触媒層をコーティングすることを特徴と
するものである。
【0021】請求項9の発明は、メタル担体を有する排
気ガス浄化装置の製造方法であって、排気ガス浄化装置
の製造方法を、金属製平板及び金属製波板を順次積層し
てハニカム状の触媒担体を形成した後、該触媒担体の表
面にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラ
ミックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物
よりなる固定層を形成し、該固定層の表面に触媒層をコ
ーティングすることを特徴とするものである。
気ガス浄化装置の製造方法であって、排気ガス浄化装置
の製造方法を、金属製平板及び金属製波板を順次積層し
てハニカム状の触媒担体を形成した後、該触媒担体の表
面にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラ
ミックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物
よりなる固定層を形成し、該固定層の表面に触媒層をコ
ーティングすることを特徴とするものである。
【0022】
【作用】請求項1〜3の構成においては、エンジンの排
気系を構成する基材の表面にCVD法によって柱状結晶
又は粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶又は粗大結晶
の金属間化合物よりなる固定層が形成されているため、
触媒層の密着性が良くなると共に、固定層はメタル担体
の表面に化学蒸着によって形成されるため固定層と基材
との密着性も極めて良好である。しかも、基材の表面に
粗い表面を有する固定層を簡易且つ短時間で形成するこ
とができる。
気系を構成する基材の表面にCVD法によって柱状結晶
又は粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶又は粗大結晶
の金属間化合物よりなる固定層が形成されているため、
触媒層の密着性が良くなると共に、固定層はメタル担体
の表面に化学蒸着によって形成されるため固定層と基材
との密着性も極めて良好である。しかも、基材の表面に
粗い表面を有する固定層を簡易且つ短時間で形成するこ
とができる。
【0023】また、CVD法によって固定層を形成する
ため、PVD法と異なって均一な固定層が得られると共
に基材の形状を問わずに固定層を形成することができ
る。特に、請求項2で限定した金属製の排気通路、金属
製繊維よりなる触媒担体、金属製細線よりなる触媒担体
又は金属製のハニカム状触媒担体、或いは請求項3で限
定した炭素材料又はセラミックスよりなるハニカム状触
媒担体又はフィルター状触媒担体のように、固定層を形
成し難い形状或いは均一な固定層を形成することが困難
であった複雑な形状を有する基材に対しても、反応性ガ
スが深く進入して固定層を形成することができる。
ため、PVD法と異なって均一な固定層が得られると共
に基材の形状を問わずに固定層を形成することができ
る。特に、請求項2で限定した金属製の排気通路、金属
製繊維よりなる触媒担体、金属製細線よりなる触媒担体
又は金属製のハニカム状触媒担体、或いは請求項3で限
定した炭素材料又はセラミックスよりなるハニカム状触
媒担体又はフィルター状触媒担体のように、固定層を形
成し難い形状或いは均一な固定層を形成することが困難
であった複雑な形状を有する基材に対しても、反応性ガ
スが深く進入して固定層を形成することができる。
【0024】請求項4の構成においては、金属製の基材
と固定層との間に絶縁層が形成され、固定層に通電をす
る通電手段を備えているため、電気抵抗体である固定層
に通電すると電流は基材には流れず熱容量が小さい固定
層のみに流れるので、少ない電力により且つ短時間で固
定層が高温化する。このため、触媒層は浄化反応に適し
た温度である例えば400℃程度に速やかに達する。
と固定層との間に絶縁層が形成され、固定層に通電をす
る通電手段を備えているため、電気抵抗体である固定層
に通電すると電流は基材には流れず熱容量が小さい固定
層のみに流れるので、少ない電力により且つ短時間で固
定層が高温化する。このため、触媒層は浄化反応に適し
た温度である例えば400℃程度に速やかに達する。
【0025】請求項5の構成においては、炭素材料又は
セラミックスよりなるハニカム状触媒担体又はフィルタ
ー状触媒担体の基材の表面に固定層が形成され、該固定
層に通電をする通電手段を備えているため、請求項4の
構成と同様、電流は基材には流れず固定層のみに流れる
ので、少ない電力により且つ短時間で触媒層が高温化す
る。
セラミックスよりなるハニカム状触媒担体又はフィルタ
ー状触媒担体の基材の表面に固定層が形成され、該固定
層に通電をする通電手段を備えているため、請求項4の
構成と同様、電流は基材には流れず固定層のみに流れる
ので、少ない電力により且つ短時間で触媒層が高温化す
る。
【0026】請求項6又は請求項7の構成においては、
固定層を、炭化タングステン、炭化モリブデン及び炭化
シリコンのうちから選ばれた少なくとも1種の炭化物、
又はケイ化タングステン、ケイ化モリブデン、ケイ化タ
ンタル及びケイ化チタニウムのうちから選ばれた少なく
とも1種以上のケイ化物により構成したため、比較的低
温から高温までの任意の温度でCVD法を行なうことが
できる。このため高温下にさらされると変形し易い金属
製の排気管やメタル担体に対して実使用温度付近でも固
定層を形成することができるため、実際の使用温度に対
して強固な密着力を持つ信頼性の高い固定層が得られ
る。特に、請求項7の構成においては、固定層がケイ化
物よりなるから、耐熱性の点でより有利になる。
固定層を、炭化タングステン、炭化モリブデン及び炭化
シリコンのうちから選ばれた少なくとも1種の炭化物、
又はケイ化タングステン、ケイ化モリブデン、ケイ化タ
ンタル及びケイ化チタニウムのうちから選ばれた少なく
とも1種以上のケイ化物により構成したため、比較的低
温から高温までの任意の温度でCVD法を行なうことが
できる。このため高温下にさらされると変形し易い金属
製の排気管やメタル担体に対して実使用温度付近でも固
定層を形成することができるため、実際の使用温度に対
して強固な密着力を持つ信頼性の高い固定層が得られ
る。特に、請求項7の構成においては、固定層がケイ化
物よりなるから、耐熱性の点でより有利になる。
【0027】請求項8の構成においては、基材の表面に
CVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミッ
クス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物より
なる固定層を形成した後、該固定層の表面に触媒層をコ
ーティングするようにしたから、請求項1の構成と同様
に、簡易且つ短時間で基材の表面に均一な固定層を形成
することができる。
CVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミッ
クス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物より
なる固定層を形成した後、該固定層の表面に触媒層をコ
ーティングするようにしたから、請求項1の構成と同様
に、簡易且つ短時間で基材の表面に均一な固定層を形成
することができる。
【0028】請求項9の構成においては、金属製平板及
び金属製波板を順次積層してハニカム状の触媒担体を形
成した後、該触媒担体の表面にCVD法によって柱状結
晶若しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しく
は粗大結晶の金属間化合物よりなる固定層を形成し、該
固定層の表面に触媒層をコーティングするため、請求項
1の構成と同様に、簡易且つ短時間で基材の表面に均一
な固定層を形成することができる上に、セラミックス又
は金属間化合物よりなる固定層が金属製平板と金属製波
板とを一体化するので、金属製平板と金属製波板とを接
合するために従来必要であったスポット溶接やろう付け
等が不要になる。
び金属製波板を順次積層してハニカム状の触媒担体を形
成した後、該触媒担体の表面にCVD法によって柱状結
晶若しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しく
は粗大結晶の金属間化合物よりなる固定層を形成し、該
固定層の表面に触媒層をコーティングするため、請求項
1の構成と同様に、簡易且つ短時間で基材の表面に均一
な固定層を形成することができる上に、セラミックス又
は金属間化合物よりなる固定層が金属製平板と金属製波
板とを一体化するので、金属製平板と金属製波板とを接
合するために従来必要であったスポット溶接やろう付け
等が不要になる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0030】図1(a)は本発明の第1実施例としての
排気ガス浄化用触媒の縱断正面構造を示し、図1(b)
は該排気ガス浄化用触媒の縱断側面構造を示している。
同図において、10Aはエンジンの排気系を構成する基
材としての金属製細線であって、該金属製細線10Aは
縦横方向に網状に編まれてシート12を形成し、該シー
ト12は排気ガスの流通方向へ積層されて排気ガス浄化
用触媒を構成する。
排気ガス浄化用触媒の縱断正面構造を示し、図1(b)
は該排気ガス浄化用触媒の縱断側面構造を示している。
同図において、10Aはエンジンの排気系を構成する基
材としての金属製細線であって、該金属製細線10Aは
縦横方向に網状に編まれてシート12を形成し、該シー
ト12は排気ガスの流通方向へ積層されて排気ガス浄化
用触媒を構成する。
【0031】金属製細線10Aの表面には、減圧熱化学
気相成長法(熱CVD法)によって炭化タングステン
(WC)、炭化モリブデン(Mo2 C)、炭化シリコン
(SiC)及びこれらの炭化物における金属元素を用い
た複炭化物、又はケイ化タングステン(WSix),ケ
イ化モリブデン(MoSix),ケイ化タンタル(Ta
Six),ケイ化チタニウム(TiSix)及びこれら
のケイ化物における金属元素を用いた複ケイ化物等によ
り構成された柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミック
ス、又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物から
なる厚さ数千オングストローム〜数百μmの固定層14
が形成されている。
気相成長法(熱CVD法)によって炭化タングステン
(WC)、炭化モリブデン(Mo2 C)、炭化シリコン
(SiC)及びこれらの炭化物における金属元素を用い
た複炭化物、又はケイ化タングステン(WSix),ケ
イ化モリブデン(MoSix),ケイ化タンタル(Ta
Six),ケイ化チタニウム(TiSix)及びこれら
のケイ化物における金属元素を用いた複ケイ化物等によ
り構成された柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミック
ス、又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物から
なる厚さ数千オングストローム〜数百μmの固定層14
が形成されている。
【0032】固定層14の表面には周知の方法によって
触媒層16がコーティングされている。
触媒層16がコーティングされている。
【0033】図2は上記第1実施例の第1変形例に係る
排気ガス浄化用触媒の縱断正面構造を示し、該第1変形
例においては、エンジンの排気系を構成する基材として
は、炭素材料又はセラミックスからなるハニカム状の成
形体10Bが用いられ、該成形体10Bの表面に上記と
同様の固定層14及び触媒層16がそれぞれ形成されて
いる。
排気ガス浄化用触媒の縱断正面構造を示し、該第1変形
例においては、エンジンの排気系を構成する基材として
は、炭素材料又はセラミックスからなるハニカム状の成
形体10Bが用いられ、該成形体10Bの表面に上記と
同様の固定層14及び触媒層16がそれぞれ形成されて
いる。
【0034】図3は上記第1実施例の第2変形例に係る
排気ガス浄化用触媒の縱断正面構造を示し、該第2変形
例においては、エンジンの排気系を構成する基材として
は、金属製平板10aと金属製波板10bとが交互に積
層されたハニカム状のメタル担体10Cが用いられてお
り、該メタル担体10Cの表面に上記同様の固定層14
及び触媒層16がそれぞれ形成されている。尚、ハニカ
ム状のメタル担体10Cは、金属製平板10aと金属製
波板10bとからなる所定寸法のシート状体を多数毎積
層することにより形成してもよいし、金属製平板10a
と金属製波板10bとからなる長尺状のシート状体を渦
巻き状に巻回することにより形成してもよい。
排気ガス浄化用触媒の縱断正面構造を示し、該第2変形
例においては、エンジンの排気系を構成する基材として
は、金属製平板10aと金属製波板10bとが交互に積
層されたハニカム状のメタル担体10Cが用いられてお
り、該メタル担体10Cの表面に上記同様の固定層14
及び触媒層16がそれぞれ形成されている。尚、ハニカ
ム状のメタル担体10Cは、金属製平板10aと金属製
波板10bとからなる所定寸法のシート状体を多数毎積
層することにより形成してもよいし、金属製平板10a
と金属製波板10bとからなる長尺状のシート状体を渦
巻き状に巻回することにより形成してもよい。
【0035】図4は、反応温度及び生成原料ガス濃度が
析出物の形態に及ぼす影響を示す特性図であって、反応
温度及び生成原料ガス濃度を、析出物の形態が粗大結晶
層或いは柱状多結晶膜になるように設定する必要があ
る。尚、反応温度については、炭化ケイ素(SiC)の
場合には1000℃以上、アルミナ(Al2 O3 )の場
合には800℃以上、炭化モリブデン(Mo2 C)又は
ケイ化モリブデン(MoSix)の場合には600〜8
00℃が好ましい。
析出物の形態に及ぼす影響を示す特性図であって、反応
温度及び生成原料ガス濃度を、析出物の形態が粗大結晶
層或いは柱状多結晶膜になるように設定する必要があ
る。尚、反応温度については、炭化ケイ素(SiC)の
場合には1000℃以上、アルミナ(Al2 O3 )の場
合には800℃以上、炭化モリブデン(Mo2 C)又は
ケイ化モリブデン(MoSix)の場合には600〜8
00℃が好ましい。
【0036】固定層16によって得られる結合強度は基
材の種類によって異なるが、92%のAl2 O3 よりな
る基材の表面に膜厚40μmのWxCよりなる固定層を
形成した場合には、10kgf×mm-2以上の引張強度
が得られ、20重量%のCrと5重量%のAlとを主成
分とし、残部がFeであるフェライト・ステンレス、よ
りなる基材の表面に膜厚40μmのWxCよりなる固定
層を形成した場合には、10kgf×mm-2以上の引張
強度が得られる。フェライト・ステンレスをスポット溶
接により接合した場合の引張強度は3kgf×mm-2程
度、フェライト・ステンレスをろう付けにより接合した
場合の引張強度は10kgf×mm-2程度であるから、
上述した第2変形例のメタル担体10Cにおける金属製
平板10aと金属製波板10bとの接合にCVD法によ
って得られる固定層16を採用することが可能である。
材の種類によって異なるが、92%のAl2 O3 よりな
る基材の表面に膜厚40μmのWxCよりなる固定層を
形成した場合には、10kgf×mm-2以上の引張強度
が得られ、20重量%のCrと5重量%のAlとを主成
分とし、残部がFeであるフェライト・ステンレス、よ
りなる基材の表面に膜厚40μmのWxCよりなる固定
層を形成した場合には、10kgf×mm-2以上の引張
強度が得られる。フェライト・ステンレスをスポット溶
接により接合した場合の引張強度は3kgf×mm-2程
度、フェライト・ステンレスをろう付けにより接合した
場合の引張強度は10kgf×mm-2程度であるから、
上述した第2変形例のメタル担体10Cにおける金属製
平板10aと金属製波板10bとの接合にCVD法によ
って得られる固定層16を採用することが可能である。
【0037】以下、上記第1実施例としての排気ガス浄
化装置の製造方法の具体例について説明する。
化装置の製造方法の具体例について説明する。
【0038】まず、基材として、フィルター状のセラミ
ックス基材(東芝セラミックス(株)製、フォームフィ
ルター、Al2 O3 +ZrO2 、耐熱1800℃、空隙
率80〜90%、円盤形状(直径80mmΦ、厚さ10
mm、セル数8/インチ))を準備し、該セラミックス
基材のセルの表面に減圧熱化学気相成長法(熱CVD)
によってWCの固定層14を形成した。反応は、減圧値
500mmHgの状態で温度650℃においてWF6 /
C6 H6 /H2 ガスを流量0.3×10-5m3/秒、
0.5×10-5m3 /秒、3×10-5m3 /秒にてそれ
ぞれ10分間通じて行なった。基材上に得られた固定層
14は、基材そのままの場合に比べて、表面積が数十倍
〜数百倍に拡大した。
ックス基材(東芝セラミックス(株)製、フォームフィ
ルター、Al2 O3 +ZrO2 、耐熱1800℃、空隙
率80〜90%、円盤形状(直径80mmΦ、厚さ10
mm、セル数8/インチ))を準備し、該セラミックス
基材のセルの表面に減圧熱化学気相成長法(熱CVD)
によってWCの固定層14を形成した。反応は、減圧値
500mmHgの状態で温度650℃においてWF6 /
C6 H6 /H2 ガスを流量0.3×10-5m3/秒、
0.5×10-5m3 /秒、3×10-5m3 /秒にてそれ
ぞれ10分間通じて行なった。基材上に得られた固定層
14は、基材そのままの場合に比べて、表面積が数十倍
〜数百倍に拡大した。
【0039】次に、固定層14の上に、多孔質アルミナ
を浸漬し、乾燥、焼成して多孔質アルミナを主成分とす
る触媒担体層を形成した。この触媒担体層に競争吸着法
を用いて活性成分(Pt−Pd−Ph)を担持し、乾
燥、焼成、活性化処理(還元)を行なって触媒層16を
形成した。
を浸漬し、乾燥、焼成して多孔質アルミナを主成分とす
る触媒担体層を形成した。この触媒担体層に競争吸着法
を用いて活性成分(Pt−Pd−Ph)を担持し、乾
燥、焼成、活性化処理(還元)を行なって触媒層16を
形成した。
【0040】図5(a)は、減圧下、温度650℃の条
件下でフェライトステンレス箔に生成したWxCの粗大
結晶層(厚さ30μm)の表面構造の顕微鏡写真を示
し、図5(b)は減圧下、温度800℃の条件下でセラ
ミックス(Al2 O3 )に生成したWxCの柱状結晶層
(厚さ30μm)の表面構造の顕微鏡写真を示してい
る。尚、図5(a)及び(b)に示す顕微鏡写真の倍率
については、該顕微鏡写真の下部の右端部に写っている
−と−との間隔がそれぞれ所定の寸法((a)において
は10μmであり、(b)においては2.0μmであ
る。)に相当する大きさである。
件下でフェライトステンレス箔に生成したWxCの粗大
結晶層(厚さ30μm)の表面構造の顕微鏡写真を示
し、図5(b)は減圧下、温度800℃の条件下でセラ
ミックス(Al2 O3 )に生成したWxCの柱状結晶層
(厚さ30μm)の表面構造の顕微鏡写真を示してい
る。尚、図5(a)及び(b)に示す顕微鏡写真の倍率
については、該顕微鏡写真の下部の右端部に写っている
−と−との間隔がそれぞれ所定の寸法((a)において
は10μmであり、(b)においては2.0μmであ
る。)に相当する大きさである。
【0041】上記具体例はWC固定層に関するが、ケイ
化物の場合はさらに耐熱性の点で好適である。図6はM
oSi2 粉末を大気中で1200℃に5時間キープした
時の重量変化を測定した結果を示す熱分析(TG)デー
タである。ガス(空気)流量は30ml/min である。同
図から重量変化がほとんどなくMoSi2 は耐熱性に優
れていることがわかる。
化物の場合はさらに耐熱性の点で好適である。図6はM
oSi2 粉末を大気中で1200℃に5時間キープした
時の重量変化を測定した結果を示す熱分析(TG)デー
タである。ガス(空気)流量は30ml/min である。同
図から重量変化がほとんどなくMoSi2 は耐熱性に優
れていることがわかる。
【0042】実際、コージェライト製基材にMoSi2
をCVD法によって形成した試料について、1100℃
に100時間キープしたところ、重量の実質的な増減は
なく耐熱性が高いことが確認できた。
をCVD法によって形成した試料について、1100℃
に100時間キープしたところ、重量の実質的な増減は
なく耐熱性が高いことが確認できた。
【0043】この場合、MoSi2 固定層は、熱CVD
法によりMoF6 +SiH4 を原料ガスとして生成し
た。もちろん、このようなケイ化モリブデン固定層の生
成にはフッ化物による生成法に限らず、塩化物による生
成法(MoCl6 +SiH4 )を採用することもでき
る。ケイ化タングステン固定層を熱CVD法によって生
成する場合には原料ガスとしてWF6 やWCl6 を用い
ればよい。
法によりMoF6 +SiH4 を原料ガスとして生成し
た。もちろん、このようなケイ化モリブデン固定層の生
成にはフッ化物による生成法に限らず、塩化物による生
成法(MoCl6 +SiH4 )を採用することもでき
る。ケイ化タングステン固定層を熱CVD法によって生
成する場合には原料ガスとしてWF6 やWCl6 を用い
ればよい。
【0044】図7(a)は本発明の第2実施例としての
予熱型触媒コンバータの縱断側面構造を示し、(b)は
該予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示している。
予熱型触媒コンバータの縱断側面構造を示し、(b)は
該予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示している。
【0045】同図に示すように、予熱型触媒コンバータ
20のケーシング22の内部には、上述した方法で得ら
れた海綿状セラミック担体よりなる円盤状の第1、第
2、第3、第4の触媒フィルター24A、24B、24
C、24Dが排気ガスの流通方向に間隔をおいて配置さ
れている。そして、第1の触媒フィルター24Aには外
部接続端子としての第1の中心電極26Aが設けられ、
第1の触媒フィルター24Aと第2の触媒フィルター2
4Bとは第1の外周電極28Aによって接続され、第2
の触媒フィルター24Bと第3の触媒フィルター24C
とは第2の中心電極26Bによって接続され、第3の触
媒フィルター24Cと第4の触媒フィルター24Dとは
第2の外周電極28Bによって接続され、第4の触媒フ
ィルター24Dには外部接続端子としての第3の中心電
極26Cが設けられており、第1の中心電極24Aと第
3の中心電極24Cとの間に通電する通電手段(図示は
省略している。)を設けることにより、各触媒フィルタ
ー24A〜24Dにおける中心部と外周部との間に電位
差が生じ、各触媒フィルター24A〜24Dの固定層に
電流が流れるので、触媒層が高温化する。
20のケーシング22の内部には、上述した方法で得ら
れた海綿状セラミック担体よりなる円盤状の第1、第
2、第3、第4の触媒フィルター24A、24B、24
C、24Dが排気ガスの流通方向に間隔をおいて配置さ
れている。そして、第1の触媒フィルター24Aには外
部接続端子としての第1の中心電極26Aが設けられ、
第1の触媒フィルター24Aと第2の触媒フィルター2
4Bとは第1の外周電極28Aによって接続され、第2
の触媒フィルター24Bと第3の触媒フィルター24C
とは第2の中心電極26Bによって接続され、第3の触
媒フィルター24Cと第4の触媒フィルター24Dとは
第2の外周電極28Bによって接続され、第4の触媒フ
ィルター24Dには外部接続端子としての第3の中心電
極26Cが設けられており、第1の中心電極24Aと第
3の中心電極24Cとの間に通電する通電手段(図示は
省略している。)を設けることにより、各触媒フィルタ
ー24A〜24Dにおける中心部と外周部との間に電位
差が生じ、各触媒フィルター24A〜24Dの固定層に
電流が流れるので、触媒層が高温化する。
【0046】図8(a)は第2実施例の第1変形例に係
る予熱型触媒コンバータの縱断側面構造を示し、(b)
は該予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示してい
る。
る予熱型触媒コンバータの縱断側面構造を示し、(b)
は該予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示してい
る。
【0047】同図に示すように、予熱型触媒コンバータ
30のケーシング32の内部には、上述した方法で得ら
れたハニカム状セラミックス担体(炭素材料、炭化ケイ
素コンポジット)よりなる円盤状の第1、第2、第3、
第4、第5の触媒フィルター34A、34B、34C、
34D、34Eが排気ガスの流通方向に間隔をおいて配
置されている。そして、第1の触媒フィルター34Aに
は外部接続端子としての第1の中心電極36Aが設けら
れており、第2の触媒フィルター34Bと第3の触媒フ
ィルター34Cとは第2の中心電極36Bにより接続さ
れ、第4の触媒フィルター34Dと第5の触媒フィルタ
ー34Eとは第3の中心電極36Cにより接続されてい
る。また、第1の触媒フィルター34Aと第2の触媒フ
ィルター34Bとは第1の外周電極38Aにより接続さ
れ、第3の触媒フィルター34Cと第4の触媒フィルタ
ー34Dとは第2の外周電極38Bにより接続されてお
り、第5の触媒フィルター34Eには外部接続端子とし
ての第3の外周電極38Cが設けられている。この第1
変形例に係る予熱型触媒コンバータ30においては、基
材と炭化物の固定層とによって電気抵抗体が構成されて
おり、第1の中心電極36Aと第3の外周電極38Cと
の間に通電する通電手段(図示は省略している。)を設
けることにより、各触媒フィルター34A〜34Eにお
ける中心部と外周部との間に電位差が生じる。
30のケーシング32の内部には、上述した方法で得ら
れたハニカム状セラミックス担体(炭素材料、炭化ケイ
素コンポジット)よりなる円盤状の第1、第2、第3、
第4、第5の触媒フィルター34A、34B、34C、
34D、34Eが排気ガスの流通方向に間隔をおいて配
置されている。そして、第1の触媒フィルター34Aに
は外部接続端子としての第1の中心電極36Aが設けら
れており、第2の触媒フィルター34Bと第3の触媒フ
ィルター34Cとは第2の中心電極36Bにより接続さ
れ、第4の触媒フィルター34Dと第5の触媒フィルタ
ー34Eとは第3の中心電極36Cにより接続されてい
る。また、第1の触媒フィルター34Aと第2の触媒フ
ィルター34Bとは第1の外周電極38Aにより接続さ
れ、第3の触媒フィルター34Cと第4の触媒フィルタ
ー34Dとは第2の外周電極38Bにより接続されてお
り、第5の触媒フィルター34Eには外部接続端子とし
ての第3の外周電極38Cが設けられている。この第1
変形例に係る予熱型触媒コンバータ30においては、基
材と炭化物の固定層とによって電気抵抗体が構成されて
おり、第1の中心電極36Aと第3の外周電極38Cと
の間に通電する通電手段(図示は省略している。)を設
けることにより、各触媒フィルター34A〜34Eにお
ける中心部と外周部との間に電位差が生じる。
【0048】図9(a)は第2実施例の第2変形例に係
る予熱型触媒コンバータの側面構造を示し、(b)は該
予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示している。
る予熱型触媒コンバータの側面構造を示し、(b)は該
予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示している。
【0049】予熱型触媒コンバータ40の基材はセラミ
ックス製のハニカム構造体(コーディライト成形品)4
2よりなり、該ハニカム構造体42の内部及び外部の両
端縁部に固定層が形成されている。この場合、外部の固
定層44の層厚を内部の固定層の層厚よりも大きくする
ことにより、外部の固定層44の電気抵抗値を小さくし
ている。尚、同図において、46は外部の固定層44の
各表面に設けられた外部接続端子である。
ックス製のハニカム構造体(コーディライト成形品)4
2よりなり、該ハニカム構造体42の内部及び外部の両
端縁部に固定層が形成されている。この場合、外部の固
定層44の層厚を内部の固定層の層厚よりも大きくする
ことにより、外部の固定層44の電気抵抗値を小さくし
ている。尚、同図において、46は外部の固定層44の
各表面に設けられた外部接続端子である。
【0050】図10(a)は本発明の第3実施例として
のエンジンの排気管の縱断側面構造を示し、(b)は該
予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示している。
のエンジンの排気管の縱断側面構造を示し、(b)は該
予熱型触媒コンバータの縱断正面構造を示している。
【0051】同図に示すように、エンジンの排気管50
を構成する金属製の管状体52の一端部(図中の左側の
端部)の内周面には環状の第1の電極54Aが溶接によ
って取り付けられており、管状体52の一端部を除く内
周面には全面に亘ってCVD法によって約100μmの
膜厚のAl2 O3 よりなる絶縁膜56が形成されてお
り、管状体52の他端部における絶縁膜56の内側には
環状の第2の電極54Bが取り付けられている。そし
て、第1及び第2の電極54A、54B及び絶縁膜56
の内周面にはCVD法によって固定層58が形成されて
おり、該固定層58の内周面には触媒層60が形成され
ている。そして、管状体52の他端部の外周面と第2の
電極54Bとの間に通電する通電手段を設けて、固定層
58における一端部と他端部との間に電流を流すと触媒
層60が高温化する。
を構成する金属製の管状体52の一端部(図中の左側の
端部)の内周面には環状の第1の電極54Aが溶接によ
って取り付けられており、管状体52の一端部を除く内
周面には全面に亘ってCVD法によって約100μmの
膜厚のAl2 O3 よりなる絶縁膜56が形成されてお
り、管状体52の他端部における絶縁膜56の内側には
環状の第2の電極54Bが取り付けられている。そし
て、第1及び第2の電極54A、54B及び絶縁膜56
の内周面にはCVD法によって固定層58が形成されて
おり、該固定層58の内周面には触媒層60が形成され
ている。そして、管状体52の他端部の外周面と第2の
電極54Bとの間に通電する通電手段を設けて、固定層
58における一端部と他端部との間に電流を流すと触媒
層60が高温化する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明に係る排気ガス浄化装置によると、エンジンの排気系
を構成する基材の表面にCVD法によって柱状結晶若し
くは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しくは粗大
結晶の金属間化合物よりなる固定層を形成するため、簡
易且つ短時間で基材の表面に粗い表面を有する固定層を
形成することができるので、触媒層の密着性を高めるこ
とができるとともに、生産効率が向上する。
明に係る排気ガス浄化装置によると、エンジンの排気系
を構成する基材の表面にCVD法によって柱状結晶若し
くは粗大結晶のセラミックス又は柱状結晶若しくは粗大
結晶の金属間化合物よりなる固定層を形成するため、簡
易且つ短時間で基材の表面に粗い表面を有する固定層を
形成することができるので、触媒層の密着性を高めるこ
とができるとともに、生産効率が向上する。
【0053】また、CVD法によって固定層を形成する
ため、均一な固定層が得られると共に基材の形状を問わ
ずに固定層を形成することができるので、従来の技術で
は、固定層を形成し難かった形状又は均一な固定層を形
成することが困難であった複雑な形状の基材に対して
も、粗い表面を有する固定層を均一に形成することがで
きる。
ため、均一な固定層が得られると共に基材の形状を問わ
ずに固定層を形成することができるので、従来の技術で
は、固定層を形成し難かった形状又は均一な固定層を形
成することが困難であった複雑な形状の基材に対して
も、粗い表面を有する固定層を均一に形成することがで
きる。
【0054】請求項4の発明に係る排気ガス浄化装置に
よると、金属製の基材と固定層との間に絶縁層が形成さ
れていると共に固定層に通電する通電手段を備えている
ため、電気抵抗体である固定層に通電すると、固定層は
少ない電力により且つ短時間で高温化するので、触媒層
は浄化反応に適した温度に速やかに達する。このため、
エンジン始動時におけるバッテリーの負担が軽減する。
よると、金属製の基材と固定層との間に絶縁層が形成さ
れていると共に固定層に通電する通電手段を備えている
ため、電気抵抗体である固定層に通電すると、固定層は
少ない電力により且つ短時間で高温化するので、触媒層
は浄化反応に適した温度に速やかに達する。このため、
エンジン始動時におけるバッテリーの負担が軽減する。
【0055】請求項5の発明に係る排気ガス浄化装置に
よると、炭素材料又はセラミックスよりなる基材の表面
に固定層が形成されていると共に固定層に通電する通電
手段を備えているため、請求項4の発明と同様、電流は
固定層のみに流れるので、少ない電力により且つ短時間
で触媒層が高温化する。
よると、炭素材料又はセラミックスよりなる基材の表面
に固定層が形成されていると共に固定層に通電する通電
手段を備えているため、請求項4の発明と同様、電流は
固定層のみに流れるので、少ない電力により且つ短時間
で触媒層が高温化する。
【0056】請求項6又は請求項7の発明に係る排気ガ
ス浄化装置によると、固定層を、炭化タングステン、炭
化モリブデン及び炭化シリコンのうちから選ばれた少な
くとも1種の炭化物、又はケイ化タングステン、ケイ化
モリブデン、ケイ化タンタル及びケイ化チタニウムのう
ちから選ばれた少なくとも1種以上のケイ化物により構
成したため、比較的低温から高温まで自由な温度でCV
D法を行なうことができるので、高温下では変形し易い
金属製の排気管やメタル担体に対しても変形を招くこと
なく固定層を形成することができる。
ス浄化装置によると、固定層を、炭化タングステン、炭
化モリブデン及び炭化シリコンのうちから選ばれた少な
くとも1種の炭化物、又はケイ化タングステン、ケイ化
モリブデン、ケイ化タンタル及びケイ化チタニウムのう
ちから選ばれた少なくとも1種以上のケイ化物により構
成したため、比較的低温から高温まで自由な温度でCV
D法を行なうことができるので、高温下では変形し易い
金属製の排気管やメタル担体に対しても変形を招くこと
なく固定層を形成することができる。
【0057】請求項8の発明に係る排気ガス浄化装置の
製造方法によると、請求項1の発明に係る排気ガス浄化
装置を簡易且つ短時間で製造することができる。
製造方法によると、請求項1の発明に係る排気ガス浄化
装置を簡易且つ短時間で製造することができる。
【0058】請求項9の発明に係る排気ガス浄化装置の
製造方法によると、金属製平板及び金属製波板を順次積
層して得たハニカム状の触媒担体の表面にCVD法によ
って柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状
結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物よりなる固定層を
形成するため、セラミックス又は金属間化合物よりなる
固定層が金属製平板と金属製波板とを一体化するので、
請求項7の発明の効果に加えて、金属製平板と金属製波
板とを接合するために従来必要であったスポット溶接や
ろう付け等が不要になるという効果を得ることができ
る。
製造方法によると、金属製平板及び金属製波板を順次積
層して得たハニカム状の触媒担体の表面にCVD法によ
って柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミックス又は柱状
結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物よりなる固定層を
形成するため、セラミックス又は金属間化合物よりなる
固定層が金属製平板と金属製波板とを一体化するので、
請求項7の発明の効果に加えて、金属製平板と金属製波
板とを接合するために従来必要であったスポット溶接や
ろう付け等が不要になるという効果を得ることができ
る。
【図1】第1実施例に係る排気ガス浄化用触媒を示し、
(a)はその縱断正面図であって、(b)はその縱断側
面図である。
(a)はその縱断正面図であって、(b)はその縱断側
面図である。
【図2】第1実施例の第1変形例に係る排気ガス浄化用
触媒の縱断正面図である。
触媒の縱断正面図である。
【図3】第1実施例の第2変形例に係る排気ガス浄化用
触媒の縱断正面図である。
触媒の縱断正面図である。
【図4】本発明の実施に用いられる熱CVD法におい
て、反応温度及び生成原料ガス濃度が析出物の形態に及
ぼす影響を示す特性図である。
て、反応温度及び生成原料ガス濃度が析出物の形態に及
ぼす影響を示す特性図である。
【図5】第1実施例に係る排気ガス浄化用触媒の顕微鏡
写真であって、(a)はWxCの粗大結晶層の表面構造
(下部における−と−との間隔は10μmである。)を
示し、(b)はWxCの柱状結晶層の表面構造(下部に
おける−と−との間隔は2.0μmである。)を示して
いる。
写真であって、(a)はWxCの粗大結晶層の表面構造
(下部における−と−との間隔は10μmである。)を
示し、(b)はWxCの柱状結晶層の表面構造(下部に
おける−と−との間隔は2.0μmである。)を示して
いる。
【図6】MoSi2 粉末のTGデータを示すグラフ図で
ある。
ある。
【図7】第2実施例に係る予熱型触媒コンバータを示
し、(a)はその縱断側面図であり、(b)はその縱断
正面図である。
し、(a)はその縱断側面図であり、(b)はその縱断
正面図である。
【図8】第2実施例の第1変形例に係る予熱型触媒コン
バータを示し、(a)はその縱断側面図であり、(b)
はその縱断正面図である。
バータを示し、(a)はその縱断側面図であり、(b)
はその縱断正面図である。
【図9】第2実施例の第2変形例に係る予熱型触媒コン
バータを示し、(a)はその側面図であり、(b)はそ
の縱断正面図である。
バータを示し、(a)はその側面図であり、(b)はそ
の縱断正面図である。
【図10】第3実施例に係るエンジンの排気管を示し、
(a)はその縱断側面図であり、(b)はその縱断正面
図である。
(a)はその縱断側面図であり、(b)はその縱断正面
図である。
10A 金属製細線(基材) 10B ハニカム状の成形体(基材) 10C メタル担体(基材) 10a 金属製平板 10b 金属製波板 14 固定層 16 触媒層 20 予熱型触媒コンバータ 24A 第1触媒フィルター 24B 第2触媒フィルター 24C 第3触媒フィルター 24D 第4触媒フィルター 26A 第1の中心電極 26B 第2の中心電極 26C 第3の中心電極 28A 第1の外周電極 28B 第2の外周電極 30 予熱型触媒コンバータ 34A 第1の触媒フィルター 34B 第2の触媒フィルター 34C 第3の触媒フィルター 34D 第4の触媒フィルター 34E 第5の触媒フィルター 36A 第1の中心電極 36B 第2の中心電極 36C 第3の中心電極 38A 第1の外周電極 38B 第2の外周電極 38C 第3の外周電極 40 予熱型触媒コンバータ 42 ハニカム構造体(基材) 44 外部の固定層 46 外部接続端子 50 エンジンの排気管 52 管状体(基材) 54A 第1の電極 54B 第2の電極 56 絶縁膜(絶縁層) 58 固定層 60 触媒層
フロントページの続き (72)発明者 平石 雅弘 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1 株式 会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 高橋 政光 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 井原 和則 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 村上 浩 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 宮浦 忍 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 エンジンの排気系を構成する基材の表面
にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミ
ックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物よ
りなる固定層が形成され、該固定層の表面に触媒層が形
成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 【請求項2】 上記基材は、金属製の排気通路、金属製
繊維よりなる触媒担体、金属製細線よりなる触媒担体及
び金属製のハニカム状触媒担体のうちのいずれかである
ことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項3】 上記基材は、炭素材料若しくはセラミッ
クスよりなるハニカム状触媒担体又は炭素材料若しくは
セラミックスよりなるフィルター状触媒担体であること
を特徴とする請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項4】 上記基材と固定層との間に絶縁層が形成
され、上記固定層に通電をする通電手段を備えているこ
とを特徴とする請求項2に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項5】 上記固定層に通電をする通電手段を備え
ていることを特徴とする請求項3に記載の排気ガス浄化
装置。 - 【請求項6】 上記固定層は、炭化タングステン、炭化
モリブデン及び炭化シリコンのうちから選ばれた少なく
とも1種の炭化物により構成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 【請求項7】 上記固定層は、ケイ化タングステン、ケ
イ化モリブデン、ケイ化タンタル及びケイ化チタニウム
のうちから選ばれた少なくとも1種のケイ化物により構
成されていることを特徴とする請求項1に記載の排気ガ
ス浄化装置。 - 【請求項8】 エンジンの排気系を構成する基材の表面
にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラミ
ックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物よ
りなる固定層を形成した後、該固定層の表面に触媒層を
コーティングすることを特徴とする排気ガス浄化装置の
製造方法。 - 【請求項9】 金属製平板及び金属製波板を順次積層し
てハニカム状の触媒担体を形成した後、該触媒担体の表
面にCVD法によって柱状結晶若しくは粗大結晶のセラ
ミックス又は柱状結晶若しくは粗大結晶の金属間化合物
よりなる固定層を形成し、該固定層の表面に触媒層をコ
ーティングすることを特徴とする排気ガス浄化装置の製
造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13942693A JP3386848B2 (ja) | 1992-06-10 | 1993-05-17 | 排気ガス浄化装置及びその製造方法 |
| US08/367,925 US5569455A (en) | 1992-06-10 | 1995-01-03 | Exhaust gas catalytic purifier construction |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17758492 | 1992-06-10 | ||
| JP4-177584 | 1992-06-10 | ||
| JP13942693A JP3386848B2 (ja) | 1992-06-10 | 1993-05-17 | 排気ガス浄化装置及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655034A true JPH0655034A (ja) | 1994-03-01 |
| JP3386848B2 JP3386848B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=26472247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13942693A Expired - Fee Related JP3386848B2 (ja) | 1992-06-10 | 1993-05-17 | 排気ガス浄化装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3386848B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002151240A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-24 | Inoac Corp | セラミックヒータ |
| JP2003512143A (ja) * | 1998-07-27 | 2003-04-02 | バッテル・メモリアル・インスティチュート | 多層触媒及びその調製方法 |
| JP2003520675A (ja) * | 2000-01-27 | 2003-07-08 | バッテル・メモリアル・インスティチュート | 触媒、その製造方法、及び触媒を用いる反応 |
| JP2011230999A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-17 | Ibiden Co Ltd | ハニカム構造体及び排ガス浄化装置 |
| KR20200055387A (ko) * | 2018-11-13 | 2020-05-21 | 한국생산기술연구원 | 휘발성 유기 화합물 저감을 위한 직물 기반 자가히팅 유연소자 및 그 제조방법 |
| KR20220026732A (ko) * | 2020-08-26 | 2022-03-07 | 주식회사 제이케이글로벌 | 촉매 집진기 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62290857A (ja) * | 1986-03-01 | 1987-12-17 | テイッセン アクチェンゲゼルシャフト フオーマルス アウグスト テイッセン―ヒュッテ | 金属半仕上げ製品及びその製造方法 |
| JPH04131127A (ja) * | 1989-12-27 | 1992-05-01 | Nippon Shokubai Co Ltd | 排気ガス浄化装置 |
| JPH04187247A (ja) * | 1990-11-20 | 1992-07-03 | Toyota Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒の製造方法 |
| JPH05154381A (ja) * | 1991-04-26 | 1993-06-22 | Nippon Steel Corp | 排気ガス浄化触媒形成方法 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP13942693A patent/JP3386848B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62290857A (ja) * | 1986-03-01 | 1987-12-17 | テイッセン アクチェンゲゼルシャフト フオーマルス アウグスト テイッセン―ヒュッテ | 金属半仕上げ製品及びその製造方法 |
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| JP2012110894A (ja) * | 2000-01-27 | 2012-06-14 | Battelle Memorial Inst | 触媒、その製造方法、及び触媒を用いる反応 |
| JP4982717B2 (ja) * | 2000-01-27 | 2012-07-25 | バッテル・メモリアル・インスティチュート | 触媒、その製造方法、及び触媒を用いる反応 |
| JP2002151240A (ja) * | 2000-11-14 | 2002-05-24 | Inoac Corp | セラミックヒータ |
| JP2011230999A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-17 | Ibiden Co Ltd | ハニカム構造体及び排ガス浄化装置 |
| KR20200055387A (ko) * | 2018-11-13 | 2020-05-21 | 한국생산기술연구원 | 휘발성 유기 화합물 저감을 위한 직물 기반 자가히팅 유연소자 및 그 제조방법 |
| KR20220026732A (ko) * | 2020-08-26 | 2022-03-07 | 주식회사 제이케이글로벌 | 촉매 집진기 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3386848B2 (ja) | 2003-03-17 |
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