JPH0655153B2 - ヒトインターロイキン―2結晶の製造法 - Google Patents
ヒトインターロイキン―2結晶の製造法Info
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- JPH0655153B2 JPH0655153B2 JP61042565A JP4256586A JPH0655153B2 JP H0655153 B2 JPH0655153 B2 JP H0655153B2 JP 61042565 A JP61042565 A JP 61042565A JP 4256586 A JP4256586 A JP 4256586A JP H0655153 B2 JPH0655153 B2 JP H0655153B2
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- human interleukin
- ril
- crystals
- crystal
- cells
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、腫瘍の予防,治療や免疫機能低下疾患の治療
等の医薬として有用な組換え型ヒトインターロイキン−
2の結晶の製造法に関する。
等の医薬として有用な組換え型ヒトインターロイキン−
2の結晶の製造法に関する。
本明細書においては、組換え型ヒトインターロイキン−
2を「rIL−2」と略称することもある。
2を「rIL−2」と略称することもある。
従来の技術 ヒトインターロイキン−2はレクチンやアロ抗原の刺激
を受けたTリンパ球が生産するリンホカインの一種であ
る。ヒトインターロイキン−2にはin vitroにおけるT
細胞の長期増殖促進以外に、細胞障害性T細胞の誘導,
脾細胞中のB細胞の抗体産生の誘導,NK細胞の活性化
などの生物活性が報告されており、生体の免疫応答の制
御に大きな役割を演じていることが明らかにされてきて
いる。
を受けたTリンパ球が生産するリンホカインの一種であ
る。ヒトインターロイキン−2にはin vitroにおけるT
細胞の長期増殖促進以外に、細胞障害性T細胞の誘導,
脾細胞中のB細胞の抗体産生の誘導,NK細胞の活性化
などの生物活性が報告されており、生体の免疫応答の制
御に大きな役割を演じていることが明らかにされてきて
いる。
最近の組換えDNA技術の急速な進歩は、従来、生体よ
り極く微量にしか得られなかったヒトインターロイキン
−2の大量供給を可能にした。
り極く微量にしか得られなかったヒトインターロイキン
−2の大量供給を可能にした。
発明が解決しようとする問題点 rIL−2を結晶化することにより、純度ならびに安定
性を著しく向上させ得ることが予想される。
性を著しく向上させ得ることが予想される。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、rIL−2の結晶化を種々の方法で試み
たところ、水を主体とする高濃度のrIL−2溶液に食
塩またはポリエチレングリコールを添加しrIL−2の
溶解度を下げることにより、rIL−2結晶を析出させ
得ることを見い出し、これに基づいてさらに研究した結
果、本発明を完成した。本発明は、水を主体とする高濃
度の組換え型ヒトインターロイキン−2の酢酸アンモニ
ウムウム溶液に終濃度約5〜25%(W/V)の食塩ま
たは終濃度約0.5〜30%(W/V)のポリエチレン
グリコールを添加して組換え型ヒトインターロイキン−
2の溶解度を下げることにより組換え型ヒトインターロ
イキン−2結晶を析出させることを特徴とする組換え型
ヒトインターロイキン−2結晶の製造法である。本発明
のrIL−2としては具体的には、例えば第1図で示さ
れるアミノ酸配列を有するポリペプチド(第1図中、X
は水素原子またはメチオニン残基を表わす。)や、その
生物学的もしくは免疫学的活性に必要な一部分のアミノ
酸配列からなるフラグメントでもよく、例えば、第1図
中Xが水素原子で表されるポリペプチドのアミノ末端か
ら1個のアミノ酸(EPC公開91539号公報)また
は4個のアミノ酸を欠くフラグメント(特開昭60−1
26088号公報)や、カルボキシル末端部分の数個の
アミノ酸を欠くフラグメントなどが挙げられ、さらに第
1図中Xが水素原子で表されるポリペプチドの構成アミ
ノ酸の一部が欠損しているか他のアミノ酸に置換された
もの、例えば125位のシスティン残基がセリン残基に
置換されたもの(特開昭59−93093号公報)でも
よい。
たところ、水を主体とする高濃度のrIL−2溶液に食
塩またはポリエチレングリコールを添加しrIL−2の
溶解度を下げることにより、rIL−2結晶を析出させ
得ることを見い出し、これに基づいてさらに研究した結
果、本発明を完成した。本発明は、水を主体とする高濃
度の組換え型ヒトインターロイキン−2の酢酸アンモニ
ウムウム溶液に終濃度約5〜25%(W/V)の食塩ま
たは終濃度約0.5〜30%(W/V)のポリエチレン
グリコールを添加して組換え型ヒトインターロイキン−
2の溶解度を下げることにより組換え型ヒトインターロ
イキン−2結晶を析出させることを特徴とする組換え型
ヒトインターロイキン−2結晶の製造法である。本発明
のrIL−2としては具体的には、例えば第1図で示さ
れるアミノ酸配列を有するポリペプチド(第1図中、X
は水素原子またはメチオニン残基を表わす。)や、その
生物学的もしくは免疫学的活性に必要な一部分のアミノ
酸配列からなるフラグメントでもよく、例えば、第1図
中Xが水素原子で表されるポリペプチドのアミノ末端か
ら1個のアミノ酸(EPC公開91539号公報)また
は4個のアミノ酸を欠くフラグメント(特開昭60−1
26088号公報)や、カルボキシル末端部分の数個の
アミノ酸を欠くフラグメントなどが挙げられ、さらに第
1図中Xが水素原子で表されるポリペプチドの構成アミ
ノ酸の一部が欠損しているか他のアミノ酸に置換された
もの、例えば125位のシスティン残基がセリン残基に
置換されたもの(特開昭59−93093号公報)でも
よい。
これらはアミノ酸残基を100個以上有し、ヒトインタ
ーロイキン−2活性、すなわちT細胞をその機能を維持
したまま継代維持しうる作用を有する物質であればよ
い。
ーロイキン−2活性、すなわちT細胞をその機能を維持
したまま継代維持しうる作用を有する物質であればよ
い。
本明細書においては、第1図で示されるアミノ酸配列を
有するポリペプチドにおいて、Xが水素原子であるもの
をIL−2と、Xがメチオニン残基であるものをMet−
IL−2とぞれぞれ略称することがある。
有するポリペプチドにおいて、Xが水素原子であるもの
をIL−2と、Xがメチオニン残基であるものをMet−
IL−2とぞれぞれ略称することがある。
また、第1図において、アミノ酸を略号で表示する場
合、IUPAC−IUB Commission on Biocheical N
omenclatureによる略号あるいは当該分野における慣用
略号に基づくものであり、アミノ酸に関し光学異性体が
ありうる場合は、特に明示しなければL−体を示すもの
とする。 本発明方法に用いられる水を主体とす
る酢酸アンモニウムウム溶液としてはは酢酸アンモニウ
ムウム緩衝液が挙げられる。本発明におけるrIL−2
の酢酸アンモニウムウム溶液中の濃度としては、たとえ
ば0.05%(w/v)以上がよく、さらに好ましは、0.
1%(w/v)以上が良好である。ポリエチレングリコール
は平均分子量約1000ないし15,000のものが好
ましく、なかでも約2000ないし8000のものが好
ましい。
合、IUPAC−IUB Commission on Biocheical N
omenclatureによる略号あるいは当該分野における慣用
略号に基づくものであり、アミノ酸に関し光学異性体が
ありうる場合は、特に明示しなければL−体を示すもの
とする。 本発明方法に用いられる水を主体とす
る酢酸アンモニウムウム溶液としてはは酢酸アンモニウ
ムウム緩衝液が挙げられる。本発明におけるrIL−2
の酢酸アンモニウムウム溶液中の濃度としては、たとえ
ば0.05%(w/v)以上がよく、さらに好ましは、0.
1%(w/v)以上が良好である。ポリエチレングリコール
は平均分子量約1000ないし15,000のものが好
ましく、なかでも約2000ないし8000のものが好
ましい。
上記食塩の添加濃度としてはは、終濃度約5〜25%(w
/v)、より好ましくは約8〜15%(w/v)である。
/v)、より好ましくは約8〜15%(w/v)である。
ポリエチレングリコールのの添加濃度は、終濃度約0.
5〜30%(w/v),好ましくは、約5〜10%(w/v)であ
る。
5〜30%(w/v),好ましくは、約5〜10%(w/v)であ
る。
本発明方法を行う際の溶液は、pHを約2乃至10に保つ
のが良い。さらに好ましくは、pHを約4乃至9に保つの
が良い。溶液の温度は約0℃から50℃の間に保つのが
よく、結晶化に要する時間は1分から2ケ月である。
のが良い。さらに好ましくは、pHを約4乃至9に保つの
が良い。溶液の温度は約0℃から50℃の間に保つのが
よく、結晶化に要する時間は1分から2ケ月である。
このようにして析出したrIL−2結晶は、たとえばガ
ラスフィルターを用いて濾過し、飽和食溶液(例、食塩
水溶液、硫酸アンモニウム水溶液,クエン酸ナトリウム
水溶液,リン酸ナトリウム水溶液)などで洗浄し、次い
で水で洗浄し、乾燥されることにより、採取される。
ラスフィルターを用いて濾過し、飽和食溶液(例、食塩
水溶液、硫酸アンモニウム水溶液,クエン酸ナトリウム
水溶液,リン酸ナトリウム水溶液)などで洗浄し、次い
で水で洗浄し、乾燥されることにより、採取される。
本発明により製造されるrIL−2結晶は、いずれも天
然の対応する蛋白質と同様の生物学的もしくは免疫学的
活性を有し、著しく高純度に精製されており、夾雑蛋白
質、発熱物質がきわめて少ないので注射剤原体等として
安全に使用される。
然の対応する蛋白質と同様の生物学的もしくは免疫学的
活性を有し、著しく高純度に精製されており、夾雑蛋白
質、発熱物質がきわめて少ないので注射剤原体等として
安全に使用される。
本発明により得られるrIL−2結晶は正常なT細胞や
ナチュラルキラー細胞をその機能を保持させたまま増殖
させる活性を有する。したがって、本発明により得られ
るrIL−2結晶は、それぞれT細胞やナチュラルキラ
ー細胞をインビトロで長期にわたり増殖,継代したりク
ローン化するのに使用できる。なお、この性質を利用し
てヒトインターロイキン−2の活性を測定することがで
きる。
ナチュラルキラー細胞をその機能を保持させたまま増殖
させる活性を有する。したがって、本発明により得られ
るrIL−2結晶は、それぞれT細胞やナチュラルキラ
ー細胞をインビトロで長期にわたり増殖,継代したりク
ローン化するのに使用できる。なお、この性質を利用し
てヒトインターロイキン−2の活性を測定することがで
きる。
さらに、本発明により得られるrIL−2結晶は、たと
えば腫瘍抗原を認識し、破壊する抗原特異的なキラーT
細胞や抗原感作の経験の有無と無関係に腫瘍を殺す能力
をもつところのナチュラルキラー細胞をインビトロで選
択的に増殖させることができ、またこのキラーT細胞を
生体へ移入する際に、本発明により得られるrIL−2
結晶を同時に接種することにより、その抗腫瘍効果を増
大させることから、温血動物(例、マウス,ラット,ウ
サギ,犬,ネコ,ブタ,ウマ,ヒツジ,ウシ,ヒトな
ど)の腫瘍の予防,治療や免疫機能低下疾患の治療のた
めに用いることができる。
えば腫瘍抗原を認識し、破壊する抗原特異的なキラーT
細胞や抗原感作の経験の有無と無関係に腫瘍を殺す能力
をもつところのナチュラルキラー細胞をインビトロで選
択的に増殖させることができ、またこのキラーT細胞を
生体へ移入する際に、本発明により得られるrIL−2
結晶を同時に接種することにより、その抗腫瘍効果を増
大させることから、温血動物(例、マウス,ラット,ウ
サギ,犬,ネコ,ブタ,ウマ,ヒツジ,ウシ,ヒトな
ど)の腫瘍の予防,治療や免疫機能低下疾患の治療のた
めに用いることができる。
本発明により得られるrIL−2結晶は夾雑蛋白質によ
る抗原性がなく低毒性である。
る抗原性がなく低毒性である。
本発明により得られるrIL−2結晶を腫瘍の予防,治
療剤として用いるには、当該物質を自体公知の担体,賦
形剤,希釈剤などと混合希釈して、たとえば注射剤,カ
プセル剤などとして非経口的にまたは経口的に投与する
ことができる。さらに、前述したようにインビトロで増
殖させたキラーT細胞やナチュラルキラー細胞と共にま
たは単独で使用することができる。
療剤として用いるには、当該物質を自体公知の担体,賦
形剤,希釈剤などと混合希釈して、たとえば注射剤,カ
プセル剤などとして非経口的にまたは経口的に投与する
ことができる。さらに、前述したようにインビトロで増
殖させたキラーT細胞やナチュラルキラー細胞と共にま
たは単独で使用することができる。
本発明のrIL−2結晶は、公知の天然から分離された
ヒトインターロイキン−2と実質的に同じ生物活性を有
するのでこれと同様に使用することができ、細胞のヒト
インターロイキン−2受容体との解離定数がきわめて小
さいことから、極く小量の投与で良い。
ヒトインターロイキン−2と実質的に同じ生物活性を有
するのでこれと同様に使用することができ、細胞のヒト
インターロイキン−2受容体との解離定数がきわめて小
さいことから、極く小量の投与で良い。
T細胞をインビトロで増殖させる目的に使用するために
は、本発明のrIL−2結晶を約0.01〜1ユニット
/m、好ましくは約0.1〜0.5ユニット/mの
濃度で培地に添加して用いることができる。
は、本発明のrIL−2結晶を約0.01〜1ユニット
/m、好ましくは約0.1〜0.5ユニット/mの
濃度で培地に添加して用いることができる。
ヒトインターロイキン−2の生物活性の測定は、ヒトイ
ンターロイキン−2依存性細胞を用いる方法[バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochemical Biophysical Resertch Co
mmunications),109,363(1982)]により行なうことができ
る。
ンターロイキン−2依存性細胞を用いる方法[バイオケ
ミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュ
ニケーションズ(Biochemical Biophysical Resertch Co
mmunications),109,363(1982)]により行なうことができ
る。
T細胞をインビトロで増殖させる目的に使用する具体例
としては、たとえば、20%ウシ胎児血清を含むRPM
I 1640培地にヒト末梢血より分離したT細胞(1
×106個/m)およびX線(1500ラッド)照射
したB細胞トランスフォーマント(1×106個/m
)を加えて37℃,5%CO2存在下で3日間リンパ
球混合培養を行なって得られるアロ抗原感作T細胞を含
む細胞浮遊液に本発明のrIL−2結晶を0.1〜0.
5ユニット/mの濃度で加え約一週間ごとに培地交換
しながら約1か月間培養を続ける方法などが挙げられ
る。
としては、たとえば、20%ウシ胎児血清を含むRPM
I 1640培地にヒト末梢血より分離したT細胞(1
×106個/m)およびX線(1500ラッド)照射
したB細胞トランスフォーマント(1×106個/m
)を加えて37℃,5%CO2存在下で3日間リンパ
球混合培養を行なって得られるアロ抗原感作T細胞を含
む細胞浮遊液に本発明のrIL−2結晶を0.1〜0.
5ユニット/mの濃度で加え約一週間ごとに培地交換
しながら約1か月間培養を続ける方法などが挙げられ
る。
本発明の結晶化によって、rIL−2の純度および安定
性を著しく向上させることができる。たとえば、超微粒
存在すると予想される発熱物質や、夾雑蛋白質を結晶に
より除去することが可能であり、また安定性の向上によ
ってrIL−2の室温での保存も可能となるであろう。
性を著しく向上させることができる。たとえば、超微粒
存在すると予想される発熱物質や、夾雑蛋白質を結晶に
より除去することが可能であり、また安定性の向上によ
ってrIL−2の室温での保存も可能となるであろう。
さらに、結晶化すことにより、X線解析法によるrIL
−2の立体構造を解明することができ、その作用機械解
明の手掛りとなり得る等学問的な面への寄与も大きいこ
とが期待される。
−2の立体構造を解明することができ、その作用機械解
明の手掛りとなり得る等学問的な面への寄与も大きいこ
とが期待される。
以下に実施例および参考例を挙げて本発明をさらに具体
的に説明するが、これらが本発明の範囲を限定するもの
ではない。
的に説明するが、これらが本発明の範囲を限定するもの
ではない。
実施例1 IL−2結晶の製造 後述の参考例1で得られたIL−2の5mM酢酸アンモ
ニウム溶液(pH5.0,蛋白質量,0.5〜1.5mg/
m)10mを遠心濃縮装置(サーバント社,米
国,)により約1mにまで濃縮した。この溶液を氷冷
し、ついで飽和食塩水を溶液に少しにごるまで加え、そ
のまま4℃で3週間放置すると結晶が析出した。結晶を
遠心法により集め、飽和食塩水,ついで少量の冷蒸留水
で洗浄し、IL−2結晶0.5〜4.5mgを得た。
ニウム溶液(pH5.0,蛋白質量,0.5〜1.5mg/
m)10mを遠心濃縮装置(サーバント社,米
国,)により約1mにまで濃縮した。この溶液を氷冷
し、ついで飽和食塩水を溶液に少しにごるまで加え、そ
のまま4℃で3週間放置すると結晶が析出した。結晶を
遠心法により集め、飽和食塩水,ついで少量の冷蒸留水
で洗浄し、IL−2結晶0.5〜4.5mgを得た。
▲[α]24 D▼−23℃(c=1.0,5mM酢酸アン
モニウム緩衝液,pH5.0) 本結晶の写真を第2図に示す。
モニウム緩衝液,pH5.0) 本結晶の写真を第2図に示す。
本結晶は結晶化されていないIL−2と同程度の比活性
を有し、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動での
移動度も結晶化されていないIL−2のそれと同じであ
った。酸分解物(6NHCl,110℃,24時間)の
アミノ酸分析値も理論値によく一致した。
を有し、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動での
移動度も結晶化されていないIL−2のそれと同じであ
った。酸分解物(6NHCl,110℃,24時間)の
アミノ酸分析値も理論値によく一致した。
実施例2 Met−IL−2の製造 後述の参考例1で得られたMet−IL−2の5mM酢酸
アンモニウム溶液(pH5.0,蛋白質量,0.5〜3.
5mg/m)10mを用いて、実施例1と同様に処理
し、Met−IL−2結晶0.5〜11mgを得た。
アンモニウム溶液(pH5.0,蛋白質量,0.5〜3.
5mg/m)10mを用いて、実施例1と同様に処理
し、Met−IL−2結晶0.5〜11mgを得た。
▲[α]24 D▼−24℃(c=1.0,5mM酢酸アン
モニウム緩衝液,pH5.0) 本結晶の写真を第3図に示す。
モニウム緩衝液,pH5.0) 本結晶の写真を第3図に示す。
本結晶は結晶化されていないMet−IL−2と同程度の
比活性を有し、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動での移動度も結晶化されていないMet−IL−2と同
じであった。酸分解物(6NHCl,110℃,24時
間)のアミノ酸分析値も理論値によく一致した。
比活性を有し、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動での移動度も結晶化されていないMet−IL−2と同
じであった。酸分解物(6NHCl,110℃,24時
間)のアミノ酸分析値も理論値によく一致した。
実施例3 IL−2結晶の製造 後述の参考例1で得られたIL−2の5mM酢酸アンモ
ニウム溶液(pH5.0,蛋白質量,0.5〜1.5mg/
m)10mを遠心濃縮装置(サーバント社)により
約1mにまで濃縮した。この溶液の中へポリエチレン
グリコール6000(平均分子量6000)(和光純薬
工業株式会社製)の20mgを加えて溶解し、室温に3週
間放置しておくと結晶が析出した。結晶を遠心分離によ
り集め、0.5%(w/v)ポリエチレングリコール600
0溶液により洗浄した。本結晶は結晶化されていないI
L−2と同程度の比活性を有し、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動での移動度も結晶化されていないI
L−2のそれと同じであった。酸分解物(6N塩酸,1
10℃,24時間)の酸分析値も理論値によく一致し
た。
ニウム溶液(pH5.0,蛋白質量,0.5〜1.5mg/
m)10mを遠心濃縮装置(サーバント社)により
約1mにまで濃縮した。この溶液の中へポリエチレン
グリコール6000(平均分子量6000)(和光純薬
工業株式会社製)の20mgを加えて溶解し、室温に3週
間放置しておくと結晶が析出した。結晶を遠心分離によ
り集め、0.5%(w/v)ポリエチレングリコール600
0溶液により洗浄した。本結晶は結晶化されていないI
L−2と同程度の比活性を有し、SDS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動での移動度も結晶化されていないI
L−2のそれと同じであった。酸分解物(6N塩酸,1
10℃,24時間)の酸分析値も理論値によく一致し
た。
実施例2Met−IL−2の製造 後述の参考例1で得られたMet−IL−2の5mM酢酸
アンモニウム溶液(pH5mM5.0,蛋白質量,0.5
〜3.5mg/m)10mを用いて、実施例3と同様
に処理し、Met−IL−2結晶を得た。取得した結晶は
結晶化していないMet−IL−2と同程度の比活性を有
し、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動での移動
度も結晶化されていないMet−IL−2と同じであっ
た。酸分解物(6NHCl,110℃,24時間)のア
ミノ酸分析値も理論値によく一致した。
アンモニウム溶液(pH5mM5.0,蛋白質量,0.5
〜3.5mg/m)10mを用いて、実施例3と同様
に処理し、Met−IL−2結晶を得た。取得した結晶は
結晶化していないMet−IL−2と同程度の比活性を有
し、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動での移動
度も結晶化されていないMet−IL−2と同じであっ
た。酸分解物(6NHCl,110℃,24時間)のア
ミノ酸分析値も理論値によく一致した。
参考例1 FPLCによるIL−2とMet−IL−2と
の分離 特開昭60−115528号公報の実施例4〜6で得ら
れたIL−2およびMet−IL−2の混合物である非グ
リコシル化ヒトインターロイキン−2を含む5mM酢酸
アンモニウム緩衝液(pH5mM5.0(蛋白質濃度,1.
18mg/m)5mを0.025Mジエタノールアミン
−塩酸緩衝液(pH9.4)で平衡化したFPLC(Fast
Protein Liquid Choromatography)用モノPカラム
(0.5×20cm,ファルマシア社製)にのせ、ついで
1%(v/v)ファルマライト(8−10.5)−5.2%
(v/v)ポリバッファー96−塩酸緩衝液(pH8.0)を
用いてモノPカラムに吸着したタンパク質を溶出した。
なおFPLCは室温下、流速30m/hで行った。そ
の結果、pH8.0で溶液されるピーク1とpH7.9で溶
出されるピーク2とに分離された。そこで、これらを分
取後、FPLCで用いたポリバッファーを除去するた
め、トリフルオロ酢酸−アセトニトリル系を溶出溶媒と
する高速液体クロマトグラフイーを行った。
の分離 特開昭60−115528号公報の実施例4〜6で得ら
れたIL−2およびMet−IL−2の混合物である非グ
リコシル化ヒトインターロイキン−2を含む5mM酢酸
アンモニウム緩衝液(pH5mM5.0(蛋白質濃度,1.
18mg/m)5mを0.025Mジエタノールアミン
−塩酸緩衝液(pH9.4)で平衡化したFPLC(Fast
Protein Liquid Choromatography)用モノPカラム
(0.5×20cm,ファルマシア社製)にのせ、ついで
1%(v/v)ファルマライト(8−10.5)−5.2%
(v/v)ポリバッファー96−塩酸緩衝液(pH8.0)を
用いてモノPカラムに吸着したタンパク質を溶出した。
なおFPLCは室温下、流速30m/hで行った。そ
の結果、pH8.0で溶液されるピーク1とpH7.9で溶
出されるピーク2とに分離された。そこで、これらを分
取後、FPLCで用いたポリバッファーを除去するた
め、トリフルオロ酢酸−アセトニトリル系を溶出溶媒と
する高速液体クロマトグラフイーを行った。
カラム,ウルトラポアRPSC(1.0×25cm,アル
テックス社,アメリカカラム温度,30℃;溶出溶媒A,
0.1%トリフルオロ酢酸−99.9%水;溶出溶媒B,
0.1%トリフルオロ酢酸−99.9%アセトニトリル,溶
出プログラム,0分(55%A+45%B)−4分(5
5%A+45%B)−28分(42%A+58%B)−
38分(34%A+66%B)−43分(20%A+8
0%B)−44分(55%A+45%B),溶出速度
3.0m/min。このクロマトグラフイーによって得
られた溶液をそれぞれ乾結乾燥に付し、白色粉末を得
た。FPLCにおけるピーク1およびピーク2から得ら
れたものを、それぞれP1およびP2となずけた。P1
の収量は1.12mg(19.0%),P2の収量は3.
01mg(51.0%)であった。
テックス社,アメリカカラム温度,30℃;溶出溶媒A,
0.1%トリフルオロ酢酸−99.9%水;溶出溶媒B,
0.1%トリフルオロ酢酸−99.9%アセトニトリル,溶
出プログラム,0分(55%A+45%B)−4分(5
5%A+45%B)−28分(42%A+58%B)−
38分(34%A+66%B)−43分(20%A+8
0%B)−44分(55%A+45%B),溶出速度
3.0m/min。このクロマトグラフイーによって得
られた溶液をそれぞれ乾結乾燥に付し、白色粉末を得
た。FPLCにおけるピーク1およびピーク2から得ら
れたものを、それぞれP1およびP2となずけた。P1
の収量は1.12mg(19.0%),P2の収量は3.
01mg(51.0%)であった。
アミノ末端アミノ酸配列分析およびアミノ酸組成分析の
結果から、P1は第1図中X=水素原子で示される分子
種(IL−2)をP2は第1図中X=メチオニン残基で
示される分子種(Met−IL−2)をそれぞれ98%お
よび99%以上の純度で含んでいることが確認された。
結果から、P1は第1図中X=水素原子で示される分子
種(IL−2)をP2は第1図中X=メチオニン残基で
示される分子種(Met−IL−2)をそれぞれ98%お
よび99%以上の純度で含んでいることが確認された。
発明の効果 本発明方法により、rIL−2を結晶化することがで
き、これによりrIL−2の純度およびその安定性を著
しく向上させることができるので、医薬として有利に用
いることができる。
き、これによりrIL−2の純度およびその安定性を著
しく向上させることができるので、医薬として有利に用
いることができる。
第1図は、IL−2のアミノ酸配列(図中、X=水素原
子)およびMet−IL−2のアミノ酸配列(図中、X=
メチオニン残基)をそれぞれ示す。 第2図は実施例1で得られたIL−2結晶の写真を示
す。 第3図は実施例2で得られたMet−IL−2結晶の写真
を示す。
子)およびMet−IL−2のアミノ酸配列(図中、X=
メチオニン残基)をそれぞれ示す。 第2図は実施例1で得られたIL−2結晶の写真を示
す。 第3図は実施例2で得られたMet−IL−2結晶の写真
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−115528(JP,A) 阿南功一(外4名)編「基礎生化学実験 法2 抽出・分離・精製」(丸善)(昭49 −9−30)p.57〜67 Methods Enzymolog y,1979〔55〕P.800
Claims (1)
- 【請求項1】水を主体とする高濃度の組換え型ヒトイン
ターロイキン−2の酢酸アンモニウム溶液に終濃度約5
〜25%(W/V)の食塩または終濃度約0.5〜30
%(W/V)のポリエチレングリコールを添加して組換
え型ヒトインターロイキン−2の溶解度を下げることに
より組換え型ヒトインターロイキン−2結晶を析出させ
ることを特徴とする組換え型ヒトインターロイキン−2
結晶の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61042565A JPH0655153B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | ヒトインターロイキン―2結晶の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61042565A JPH0655153B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | ヒトインターロイキン―2結晶の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62198622A JPS62198622A (ja) | 1987-09-02 |
| JPH0655153B2 true JPH0655153B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=12639576
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61042565A Expired - Fee Related JPH0655153B2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | ヒトインターロイキン―2結晶の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655153B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60115528A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-22 | Takeda Chem Ind Ltd | ヒトインタ―ロイキン―2蛋白質を含有する抗腫瘍用または免疫機能低下疾患治療用組成物 |
-
1986
- 1986-02-26 JP JP61042565A patent/JPH0655153B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| MethodsEnzymology,1979〔55〕P.800 |
| 阿南功一(外4名)編「基礎生化学実験法2抽出・分離・精製」(丸善)(昭49−9−30)p.57〜67 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62198622A (ja) | 1987-09-02 |
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