JPH0655300B2 - 超音波発生装置 - Google Patents

超音波発生装置

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JPH0655300B2
JPH0655300B2 JP10668692A JP10668692A JPH0655300B2 JP H0655300 B2 JPH0655300 B2 JP H0655300B2 JP 10668692 A JP10668692 A JP 10668692A JP 10668692 A JP10668692 A JP 10668692A JP H0655300 B2 JPH0655300 B2 JP H0655300B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波ウェルダや超音
波加工機などの超音波応用装置の振動子を共振周波数で
駆動する超音波発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、超音波応用装置の振動子の共振
特性の尖鋭度Qは大きな値となっているので、これを超
音波周波数で発振させる超音波発生装置は、その動作効
率を高めるために振動子を共振周波数で駆動するように
なっている。しかし、このような超音波発生装置では、
振動子に接続するホーンやツールを交換したり温度変化
や負荷変動等が生じるなどすると、振動子の共振周波数
が変化して駆動周波数と同期しなくなるので、一般的に
は振動子の駆動周波数をPLL(Phase LockedLoop)
方式の自動追尾回路で共振周波数に追尾制御するなどし
ている。このような超音波発生装置の自動追尾回路は、
例えば、発振周波数が可変自在な電圧制御発振器である
VCO(Voltage Controlled Oscillator)などで形
成されており、振動子の振動速度に比例した検出信号と
駆動電流との相対位相が一致するように振動子の駆動電
源の発振周波数を追尾制御するようになっている。
【0003】より具体的には、このような超音波発生装
置では、図3(a)に例示するように、VCOの制御範囲
の略中央に振動子の共振周波数f01が位置し、このよう
な共振周波数f01において振動子の相対位相差信号φs
の周波数特性上のゼロクロスと駆動電流Itの周波数特
性上のディップとが一致する。そして、このような超音
波発生装置では、同図(b)に例示するように、ツールの
交換等のために振動子の共振周波数f01が共振周波数f
>02まで低下したり、同図(c)に例示するように、振動
子の共振周波数f01が共振周波数f03まで上昇すること
がある。いずれの場合も、相対位相差信号φsが“+”
であるならばVCOを高い周波数に制御し、相対位相差
信号φsが“−”であるならばVCOを低い周波数に制
御することで、f1〜f2の範囲内にあるVCOの発振周
波数を、相対位相差信号φsのゼロをクロスする点とな
るf01〜f03の共振周波数に向けて追尾制御することに
なる。このような超音波発生装置では、VCOの制御範
囲f1〜f2内に存在する振動子の相対位相差信号φsの
ゼロクロスが一つで有効範囲が広いので、VCOの発振
開始周波数がf1からf2の範囲内の何処にあっても共振
周波数を追尾することができる。
【0004】しかし、実際の超音波発生装置では、図4
(a)に例示するように、振動系の複雑化に伴って振動子
の共振周波数f01の近傍に障害となるゼロクロスf3
4等が発生している場合が一般的であり、このような
場合は、周波数f3〜f4が追尾制御の有効範囲となる。
なお、同図(b)は振動系やツールの交換によって共振周
波数f01がf02に低下した場合の相対位相差信号φsと
駆動電流Itとを例示しており、同様に(c)は共振周波
数f01がf03に上昇した場合の相対位相差信号φsと駆
動電流Itとを例示している。そして、このような位相
差特性のもので共振周波数fが変化する場合、これらの
全ての場合を満足する位相差特性の有効範囲はf5〜f6
に短縮され、この範囲内にVCOのドリフトも入るよう
にする必要が生じることになる。つまり、このような超
音波発生装置では、振動子やVCOの特性変動の許容値
を狭く制限しないと発振開始時に誤動作が発生するの
で、例えば、振動子に連結するツールが交換自在な工作
機などでは汎用性が著しく低下することになって好まし
くない。
【0005】そこで、このような課題を解決するものと
して、本出願人が特公昭61-10194号公報に開示した超音
波発生装置では、発振開始時にPLL回路の追尾制御の
有効範囲よりも広範囲にスイープを行なって共振点を検
出し、この共振点にVCOのスイープ周波数をロックし
てから追尾制御を開始するようになっている。なお、上
記公報に開示された超音波発生装置では、スイープに利
用する積分コンデンサとPLL制御に利用する積分コン
デンサとを別個に動作させることで、PLL制御の実行
中もスイープロックの積分電圧を保持するようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
超音波発生装置では、広範囲なスイープで共振点をロッ
クしてから追尾制御を開始するので、振動子やVCOの
特性変動の許容値を拡大して汎用性を向上させることが
できる。しかし、この超音波発生装置では、実際にはス
イープロック用の積分コンデンサが保持する電荷は自然
放電によって経時的に低下するので、この積分コンデン
サの電圧値が許容範囲を逸脱してロックした共振点が発
振動作中にリセットされると云うことが発生する。
【0007】そこで、上述のようなアナログ値のサンプ
ルホールドによるスイープロックの不確実性を解決する
ため、さらに本出願人は特開昭60-34776号公報にCPU
(Central Processing Unit)によってスイープロッ
クをデジタル値で行なうことを提案したが、これでは回
路構造が複雑化して小型軽量化や生産性向上が阻害され
ることになる。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
作動開始時にバイアス電圧がチャージされるメイン積分
コンデンサを設け、このメイン積分コンデンサの経時的
に変化するバイアス電圧で制御された周波数を発生する
電圧制御発振器を設け、この電圧制御発振器で駆動され
る駆動回路を設け、この駆動回路の経時的に変化する駆
動周波数でスイープ発振する振動子を設け、この振動子
の駆動電流と駆動電圧との一方と振動速度信号との位相
差を比較する位相比較器を設け、この位相比較器の出力
を積分して位相差比較出力を生成するサブ積分コンデン
サを設け、このサブ積分コンデンサが生成した位相差比
較出力のゼロクロスを検出するゼロクロス検出器を設
け、このゼロクロス検出器がゼロクロスを検出すると前
記サブ積分コンデンサの位相差比較出力を前記メイン積
分コンデンサに接続する切替スイッチを設けた。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、作動開始時から少なくとも位相比較器の接
続先をメイン積分コンデンサに切替スイッチが切替える
までは駆動回路に供給する駆動電流を制限する保護回路
を設けた。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は、作動開始時の振動子の
共振周波数の検出を行なうための駆動周波数のスイープ
と作動継続中の振動子の共振周波数の追尾制御との両方
を一個のメイン積分コンデンサで行なうことができるの
で、振動子の共振周波数の検出と追尾制御とを別個の積
分コンデンサで行なっていた従来の超音波発生装置のよ
うに、積分コンデンサの自然放電によってスイープロッ
クした共振周波数がリセットされることがないので、超
音波発生装置の信頼性の向上に寄与することができ、こ
のようなスイープロックをコンピュータによるデジタル
値で行なうことも要しないので、その回路構造が簡略で
小型軽量化や生産性向上に寄与することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、広範囲の周波数を
スイープして振動子の共振点を検出しても駆動回路に過
大な駆動電流が流入しないので、各部の破壊を防止する
ことができる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2に基づいて説
明する。まず、この超音波発生装置1では、図1に例示
するように、セットスイッチ2とリセットスイッチ3と
が接続された発振イネーブルFF(Flip Flop)4が第
一・第二の微分器5,6を各々介して第一・第二のワン
ショットマルチ7,8に接続されており、この第一のワ
ンショットマルチ7が接続されたトランジスタ9と前記
発振イネーブルFF4とはトランジスタ10を介してフ
ォトカプラ11に接続されている。そして、このフォト
カプラ11の出力端子にはMOS(Metal−Oxide−Se
miconductor)トランジスタ12のゲートとソースとが接
続され、このMOSトランジスタ12のドレインとソー
スとには抵抗器13とが並列に接続され、この抵抗器1
3の両端部に直流電源14とパワーアンプ15とが接続
されている。一方、前記第二の微分器6と第二のワンシ
ョットマルチ8との間に設けられたオアゲート16の他
方の入力端子には、VCO18の制御入力に接続された
DCアンプ38の出力がウインドコンパレータ17を介
して接続されており、このVCO18と前記発振イネー
ブルFF4とがアンドゲート19を介して前記パワーア
ンプ15に接続されている。そして、このパワーアンプ
15に接続された出力トランス20が共軛整合用インダ
クタ21と抵抗器22とを各々介して振動子23の両端
に接続されており、この振動子23に接続された検出セ
ンサ24と前記出力トランス20の一端とが振動速度信
号esと駆動電流itとを各々出力するようになってい
る。
【0013】そこで、これら振動速度信号esと駆動電
流itとがフィードバックされる位相比較器25に積分
抵抗器26とサブ積分コンデンサ27とが順次接続され
ており、このサブ積分コンデンサ27にはゼロクロス検
出器28と切替スイッチである第一のアナログスイッチ
29とが接続されている。また、駆動電流itのみがA
C/DC(Alternating Current/Direct Curren
t)変換器30を介してフィードバックされる電流比較器
31と前記ゼロクロス検出器28とはアンドゲート32
を介してスイープ用FF33に接続されており、このス
イープ用FF33の他の入力端子には前記第二のワンシ
ョットマルチ8がインバータ34と第三の微分器35と
を順次介して接続されている。
【0014】ここで、この第二のワンショットマルチ8
は第二のアナログスイッチ36に接続されており、これ
ら第一・第二のアナログスイッチ29,36にはメイン
積分コンデンサ37が接続されると共にDCアンプ38
を介して前記ウインドコンパレータ17と前記VCO1
8とが接続されている。ここで、前記第一のアナログス
イッチ29には定電流電源39も接続されており、この
定電流電源39と前記サブ積分コンデンサ27との一方
を選択的に前記メイン積分コンデンサ37に切替接続す
るようになっている。なお、このメイン積分コンデンサ
37は追尾制御用で前記サブ積分コンデンサ27はスイ
ープ用なので、このサブ積分コンデンサ27は応答性を
向上させるために前記メイン積分コンデンサ37に比較
して小容量となっている。また、この超音波発生装置1
では、前記振動子23の駆動電圧を生成する駆動回路4
0が、パワーアンプ15と出力トランス20と共軛整合
用インダクタ21及び抵抗器22等で形成されており、
作動開始時から少なくとも共振点が検出されるまではパ
ワーアンプ15に供給される電源電流を制限する保護回
路41が、前記トランジスタ10とフォトカプラ11と
MOSトランジスタ12及び抵抗器13等で形成されて
いる。
【0015】このような構成において、この超音波発生
装置1は、例えば、振動子23に複数種類のホーンやツ
ール(共に図示せず)を交換自在に連結する超音波ウェル
ダや超音波加工機などに利用されるようになっている。
そして、このような超音波発生装置1では、ホーンの交
換や温度変化や負荷変動等のために振動子23の共振周
波数が変化すると、この振動子23の駆動電圧の周波数
を共振周波数に追尾制御するようになっている。なお、
本実施例の超音波発生装置1は、振動子23の並列共振
点駆動、つまり、定電圧性電源による駆動を行なうもの
である。
【0016】そこで、このような超音波発生装置1の追
尾制御を実行する際の各部の動作を図2のタイムチャー
トに基づいて以下に詳述する。まず、時間T0において
利用者(図示せず)がセットスイッチ2を投入すると発振
イネーブルFF4がセットされて出力Q1が“0”から
“1”に変化するので、これが一端に入力されたアンド
ゲート19はオープン状態となってVCO18の発振出
力をパワーアンプ15に伝送することになる。そこで、
このパワーアンプ15や共軛整合用インダクタ21等か
らなる駆動回路40が振動子23を発振駆動するので、
この振動子23はVCO18が出力する発振周波数に対
応した駆動周波数で超音波振動を開始することになる
が、この超音波発生装置1では、発振駆動の開始時にV
CO18の発振周波数をスイープさせて振動子23の共
振点を検出するようになっている。
【0017】つまり、セットスイッチ2の投入時の発振
イネーブルFF4の出力Q1は、第二の微分器6で立上
がりが急激なパルスに変換されてオアゲート16から第
二のワンショットマルチ8にも入力されるので、この第
二のワンショットマルチ8はトリガーされてリセットパ
ルスP2を出力する。すると、このリセットパルスP2
よって第二のアナログスイッチ36の動作状態S1がメ
ークされてメイン積分コンデンサ37のバイアス電圧V
CBが電圧Esにチャージされ、この電圧EsがDCアンプ
38で増幅されてVCO18の発振周波数をスイープ開
始時の周波数にセットすることになる。そこで、このV
CO18の発振周波数がアンドゲート19を介して伝送
されたパワーアンプ15は発振信号に対応した周波数の
駆動電圧を出力するので、この駆動電圧は出力トランス
20によってインピーダンスマッチングが行なわれてか
ら共軛整合用インダクタ21を介して振動子23に印加
されることになる。
【0018】このようにすることで、この超音波発生装
置1では、発振動作を開始するためにセットスイッチ2
を投入した時間T0では、振動子23がスイープ開始時
の周波数で駆動されることになる。
【0019】さらに、この超音波発生装置1では、リセ
ットパルスP2はインバータ34で位相反転されてから
第三の微分器35で微分されるので、振動子23の発振
駆動が開始されてから時間T1となって、第二のワンシ
ョットマルチ8によるリセット時間が完了してリセット
パルスP2の出力が停止されると、第三の微分器35の
出力のフォールエッジでトリガーされるスイープ用FF
33の出力Q2が“1”となり、これによって第一のア
ナログスイッチ29の動作状態S2は定電流電源39側
に切替わる。すると、前述のようにしてメイン積分コン
デンサ37のバイアス電圧VCBは定電流電源39の出力
電流でディスチャージされて電圧Esから経時的に低下
するので、この電圧低下に対応してVCO18の発振周
波数が上昇するのでパワーアンプ15が生成する振動子
23の駆動周波数も上昇することになる。
【0020】このようにすることで、この超音波発生装
置1では、時間T0においてスイープ開始時の周波数で
発振駆動された振動子23の駆動周波数が時間T1から
は経時的に上昇することになるので、この振動子23の
駆動周波数はスイープされることになる。
【0021】そして、このように振動子23への駆動周
波数が上昇すると振動子23のインピーダンスの周波数
特性に対応した電流がながれるので、これは抵抗器22
で駆動電流itとして検出されてAC/DC変換器30
と位相比較器25の一端とに入力され、この位相比較器
25の他端には振動子23の振動速度に対応して検出セ
ンサ24が出力する振動速度信号esが入力される。ま
た、駆動電流itが入力されたAC/DC変換器30は
図示するように駆動電流の大きさに比例した周波数特性
の直流信号Itを電流比較器31に出力するので、この
電流比較器31は、直流信号Itが予め設定された閾値
Vよりも低下すると検出信号P3をアンドゲート32の
一端に出力する。一方、位相比較器25は入力された駆
動電流itと振動速度信号esとを比較して位相差を検
出するので、これが積分抵抗器26とサブ積分コンデン
サ27とで位相差比較出力φsに変換されてゼロクロス
検出器28に入力される。ここで、このゼロクロス検出
器28は、位相差比較出力φsが立下がり方向のゼロク
ロスとなることをモニタするので、時間T2においてゼ
ロクロスを確認したゼロクロス検出器28の出力信号は
アンドゲート32に出力される。この時、このアンドゲ
ート32は上述のように検出信号P3によって開放され
ているので、この時間T2におけるアンドゲート32の
出力信号によってスイープ用FF33がリセットされて
第一のアナログスイッチ29が初期状態に復帰すること
になる。
【0022】このようにすることで、この超音波発生装
置1では、メイン積分コンデンサ37に対するディスチ
ャージが停止されて振動子23の励振駆動が共振点で行
なわれ、続いて位相比較器25が出力する駆動電流it
と振動速度信号esとの位相差信号がメイン積分コンデ
ンサ37に出力されるので、このメイン積分コンデンサ
37のバイアス電圧VCBに対応してVCO18やパワー
アンプ15等が駆動する振動子23の駆動周波数は共振
周波数に安定的に追尾制御されることになる。
【0023】なお、この超音波発生装置1では、上述の
ような時間T1〜T3における駆動周波数のスイープによ
り共振点が検出されない場合はメイン積分コンデンサ3
7は時間T3までディスチャージを継続し、そのバイア
ス電圧VCBをDCアンプ38で増幅した後にモニタして
いるウインドコンパレータ17でリミットが検出され
る。さらに、このウインドコンパレータ17からオアゲ
ート16を介してワンショットマルチ8に出力が至る
と、このワンショットマルチ8はトリガーされてリセッ
トパルスP2を出力するので、このリセットパルスP2
よりスイープが再開されて再び共振点のサーチが行なわ
れる。なお、この超音波発生装置1では、上述のような
スイープの再開は、通常の追尾動作中に振動系の破損な
どの不具合が発生して追尾不能となったり負荷が過大と
なって位相差が極度に増大した場合にも行なわれる。さ
らに、図2に例示したタイムチャートの破線は、共振点
を検出する際のスイープ用FF33のリセット機能を停
止させ、共振点が検出されないようにしてスイープ動作
を繰返した状態を示している。
【0024】また、この超音波発生装置1では、上述の
ように広範囲の周波数をスイープして振動子23の共振
点を検出するので、この共振点の近傍の周波数では振動
子23の駆動電流itが共振時に比較して過大となるこ
とがある。この場合、過大な電流の通電によってパワー
アンプ15やネットワークが過負荷となったり、振動子
23等の励振が過大となって破壊が生じる懸念があるの
で、この超音波発生装置1では、上述のような破壊を防
止する保護回路41が設けられている。
【0025】つまり、セットスイッチ2を投入して発振
イネーブルFF4の出力Q1が“1”となると、この立
上がり信号は第一の微分器5で微分されてから第一のワ
ンショットマルチ7をトリガーする。この時、この第一
のワンショットマルチ7の出力パルスP1の継続時間は
スイープに要する時間T3よりも長い時間T4に設定され
ており、この出力パルスP1によってトランジスタ9は
オン状態となる。つまり、スイープ完了後の時間T4
ではトランジスタ12はオフ状態なので、パワーアンプ
15への供給電圧+Bは直流電源14から抵抗器13を
介して通電されることになり、過大な電流によるパワー
アンプ15やネットワークの破壊を防止することができ
る。
【0026】さらに、この超音波発生装置1では、時間
3までに共振点の検出が完了してPLL方式の追尾制
御が安定すると、時間T4で第一のワンショットマルチ
7の出力パルスP1が停止してトランジスタ9はオフ状
態となる。すると、このトランジスタ9に接続されたト
ランジスタ10がオン状態となってフォトカプラ11が
駆動されるので、MOSトランジスタ12の動作状態Q
3がオンとなる。すると、抵抗器13がショートされる
ので直流電源14は直接的にパワーアンプ15に電力を
供給することになり、このパワーアンプ15は直流電源
14のもとでフルに駆動されることになる。
【0027】なお、上述のような過電流を防止する保護
回路は、パルス幅制御されたスイッチングレギュレータ
(図示せず)などで供給電圧を低下させる構造でも実施可
能である。また、この超音波発生装置1では、利用者が
リセットスイッチ3を操作すると発振イネーブルFF4
の出力Q1が“0”となり、ゲート19が閉じられて振
動子23の発振駆動が停止されるようになっている。
【0028】さらに、本実施例の超音波発生装置1で
は、定電圧性駆動電源によって振動子23を並列共振点
駆動することを例示して説明を行なったが、本発明は上
記形式に限定されるものではなく、定電流性駆動電源に
よる直列共振点で振動子23を駆動する場合において
も、一部の回路を変更することなどで同様な効果を得る
ことができる。なお、このような回路変更としては、例
えば、位相比較入力として振動速度信号と振動子駆動電
圧とを利用するようなことが実施可能である。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、作動開始時にバ
イアス電圧がチャージされるメイン積分コンデンサを設
け、このメイン積分コンデンサの経時的に変化するバイ
アス電圧で制御された周波数を発生する電圧制御発振器
を設け、この電圧制御発振器で駆動される駆動回路を設
け、この駆動回路の経時的に変化する駆動周波数でスイ
ープ発振する振動子を設け、この振動子の駆動電流と駆
動電圧との一方と振動速度信号との位相差を比較する位
相比較器を設け、この位相比較器の出力を積分して位相
差比較出力を生成するサブ積分コンデンサを設け、この
サブ積分コンデンサが生成した位相差比較出力のゼロク
ロスを検出するゼロクロス検出器を設け、このゼロクロ
ス検出器がゼロクロスを検出すると前記サブ積分コンデ
ンサの位相差比較出力を前記メイン積分コンデンサに接
続する切替スイッチを設けたことにより、作動開始時の
振動子の共振周波数の検出を行なうための駆動周波数の
スイープと作動継続中の振動子の共振周波数の追尾制御
との両方を一個のメイン積分コンデンサで行なうことが
できるので、振動子の共振周波数の検出と追尾制御とを
別個の積分コンデンサで行なっていた従来の超音波発生
装置のように、積分コンデンサの自然放電によってスイ
ープロックした共振周波数がリセットされることがない
ので、超音波発生装置の信頼性の向上に寄与することが
でき、このようなスイープロックをコンピュータによる
デジタル値で行なうことも要しないので、その回路構造
が簡略で小型軽量化や生産性向上に寄与することができ
る等の効果を有するものである。
【0030】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、作動開始時から少なくとも位相比較器の接
続先をメイン積分コンデンサに切替スイッチが切替える
までは駆動回路に供給する駆動電流を制限する保護回路
を設けたことにより、広範囲の周波数をスイープして振
動子の共振点を検出しても駆動回路に過大な駆動電流が
流入しないので、各部の破壊を防止することができる等
の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】タイムチャートである。
【図3】第一の従来例を示す特性図である。
【図4】第二の従来例を示す特性図である。
【符号の説明】
1 超音波発生装置 23 振動子 25 位相比較器 27 サブ積分コンデンサ 28 ゼロクロス検出器 29 切替スイッチ 37 メイン積分コンデンサ 40 駆動回路 41 保護回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動開始時にバイアス電圧がチャージさ
    れるメイン積分コンデンサと、このメイン積分コンデン
    サの経時的に変化するバイアス電圧で制御された周波数
    を発生する電圧制御発振器と、この電圧制御発振器で駆
    動される駆動回路と、この駆動回路の経時的に変化する
    駆動周波数でスイープ発振する振動子と、この振動子の
    駆動電流と駆動電圧との一方と振動速度信号との位相差
    を比較する位相比較器と、この位相比較器の出力を積分
    して位相差比較出力を生成するサブ積分コンデンサと、
    このサブ積分コンデンサが生成した位相差比較出力のゼ
    ロクロスを検出するゼロクロス検出器と、このゼロクロ
    ス検出器がゼロクロスを検出すると前記サブ積分コンデ
    ンサの位相差比較出力を前記メイン積分コンデンサに接
    続する切替スイッチとよりなることを特徴とする超音波
    発生装置。
  2. 【請求項2】 作動開始時から少なくとも位相比較器の
    接続先をメイン積分コンデンサに切替スイッチが切替え
    るまでは駆動回路に供給する駆動電流を制限する保護回
    路を設けたことを特徴とする請求項1記載の超音波発生
    装置。
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