JPH0655436B2 - 防水性被覆材 - Google Patents
防水性被覆材Info
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- JPH0655436B2 JPH0655436B2 JP61284182A JP28418286A JPH0655436B2 JP H0655436 B2 JPH0655436 B2 JP H0655436B2 JP 61284182 A JP61284182 A JP 61284182A JP 28418286 A JP28418286 A JP 28418286A JP H0655436 B2 JPH0655436 B2 JP H0655436B2
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- JP
- Japan
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- acid
- unsaturated polyester
- mol
- polyester resin
- kgf
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は土木建築構造物に使用しうる防水性能を有した
軟質不飽和ポリエステル樹脂被覆材に関するものであ
る。
軟質不飽和ポリエステル樹脂被覆材に関するものであ
る。
従来建築用構造物に使用されている防水性能を有した被
覆材として、ウレタンゴム系樹脂、アクリルゴム系樹
脂、ゴムアスファルト系樹脂等液状樹脂を塗布し、硬化
させた塗膜防水材がよく知られている。
覆材として、ウレタンゴム系樹脂、アクリルゴム系樹
脂、ゴムアスファルト系樹脂等液状樹脂を塗布し、硬化
させた塗膜防水材がよく知られている。
これらの塗膜防止材は主として建築防水分野の改修用途
に使用されているが概して硬化が遅く、施工開始から復
旧までの時間がかかり、又伸び率は大きいものの、引張
強度や引裂強度が小さく、引張られた状態すなわちテン
ションが加わった状態での機械特性が極端に低下し、つ
いには破断するという欠点がある。従って従来の塗膜防
水材を直接建築構造物に使用した場合、温度変化による
膨張・収縮がある場合、使用機械類・立地条件等により
建築物の使用上振動が激しい場合、改修等での異種下地
の取合いがある場合等々の建築構造物の動きに該塗膜防
水材は追従できずついには破断するという問題を有して
いる。また、これらの塗膜防止材のもつ大きな伸び率を
損なってでも下地ヒビ割れとの同時破断やクリープ破断
の危険性を軽減できるとしてガラス繊維織布、ビニロン
繊維織布やポリエステル繊維不織布等の補強材を用い仕
様を組んだ工法が用いられているが、均一な膜厚の確
保、下地亀裂抵抗性等はいまだ充分でない。
に使用されているが概して硬化が遅く、施工開始から復
旧までの時間がかかり、又伸び率は大きいものの、引張
強度や引裂強度が小さく、引張られた状態すなわちテン
ションが加わった状態での機械特性が極端に低下し、つ
いには破断するという欠点がある。従って従来の塗膜防
水材を直接建築構造物に使用した場合、温度変化による
膨張・収縮がある場合、使用機械類・立地条件等により
建築物の使用上振動が激しい場合、改修等での異種下地
の取合いがある場合等々の建築構造物の動きに該塗膜防
水材は追従できずついには破断するという問題を有して
いる。また、これらの塗膜防止材のもつ大きな伸び率を
損なってでも下地ヒビ割れとの同時破断やクリープ破断
の危険性を軽減できるとしてガラス繊維織布、ビニロン
繊維織布やポリエステル繊維不織布等の補強材を用い仕
様を組んだ工法が用いられているが、均一な膜厚の確
保、下地亀裂抵抗性等はいまだ充分でない。
補強材を使用する代表的な被覆ライニング材としては繊
維強化プラスチックス(FRP)がよく知られている。
「プラスチック材料講座10(日刊工業新聞社)」のよ
るとFRPに用いられる樹脂としてエポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂及びポリイミド樹
脂等があり、その補強材としてはガラス繊維、ホウ素繊
維、、金属繊維及び炭素繊維等が知られており、量的に
は不飽和ポリエステル樹脂/ガラス繊維が大部分であ
る。これらの樹脂は通常硬くて引張強度等は極端に大き
いが伸び率はほとんどないので建築構造物における防水
性を目的とした屋上、ベランダ、廊下等の被覆用途では
下地ムーブメントに追従できない。該樹脂に可撓性を付
与するため、可塑剤等の添加剤により柔軟にする等の手
段も用いられているが未だ充分ではなく、さらにガラス
繊維等の補強材と組合わせたFRPとして用いる場合は
強度的には向上するが伸び率は阻害され、建築物のムー
ブメントに追従できず、防水性能を必要とする分野での
使用は不可能である。
維強化プラスチックス(FRP)がよく知られている。
「プラスチック材料講座10(日刊工業新聞社)」のよ
るとFRPに用いられる樹脂としてエポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂及びポリイミド樹
脂等があり、その補強材としてはガラス繊維、ホウ素繊
維、、金属繊維及び炭素繊維等が知られており、量的に
は不飽和ポリエステル樹脂/ガラス繊維が大部分であ
る。これらの樹脂は通常硬くて引張強度等は極端に大き
いが伸び率はほとんどないので建築構造物における防水
性を目的とした屋上、ベランダ、廊下等の被覆用途では
下地ムーブメントに追従できない。該樹脂に可撓性を付
与するため、可塑剤等の添加剤により柔軟にする等の手
段も用いられているが未だ充分ではなく、さらにガラス
繊維等の補強材と組合わせたFRPとして用いる場合は
強度的には向上するが伸び率は阻害され、建築物のムー
ブメントに追従できず、防水性能を必要とする分野での
使用は不可能である。
従って、従来の被覆材では得られなかった、速硬化性で
あり、かつ塗膜バランスのとれた下地亀裂抵抗性等を有
した防水性被覆材の出現が望まれている。
あり、かつ塗膜バランスのとれた下地亀裂抵抗性等を有
した防水性被覆材の出現が望まれている。
本発明者等は、これらの問題を解決するために種々研究
を重ね、特定された軟質不飽和ポリエステル樹脂と有機
合成繊維不織布との二成分からなる被覆材が防水性能を
必要とする分野で有効であることを見い出し本発明を完
成した。
を重ね、特定された軟質不飽和ポリエステル樹脂と有機
合成繊維不織布との二成分からなる被覆材が防水性能を
必要とする分野で有効であることを見い出し本発明を完
成した。
すなわち、本発明は(a)抗張積100kgf/cm以
上の軟質不飽和ポリエステル樹脂の硬化物と(b)それ
に含有される補強材としての、保水指数5〜20の有機
合成繊維不織布との二成分からなり、(b)の(a)に
対する使用重量割合が2〜10%であることを特徴とす
(建築構造物用防水性被覆材を提供するものである。
上の軟質不飽和ポリエステル樹脂の硬化物と(b)それ
に含有される補強材としての、保水指数5〜20の有機
合成繊維不織布との二成分からなり、(b)の(a)に
対する使用重量割合が2〜10%であることを特徴とす
(建築構造物用防水性被覆材を提供するものである。
本発明の (a)の不飽和ポリエステル樹脂は常温で硬化し
うる抗張積 100kgf/cm以上の軟質不飽和ポリエステル樹
脂であり、軟質不飽和ポリエステルとビニル単量体との
混合物として得ることができる(なお本明細書において
いは不飽和ポリエステルのポリマー自体を不飽和ポリエ
ステルと称し、不飽和ポリエステルとビニル単量体の混
合物を不飽和ポリエステル樹脂と称して区別する。) 軟質不飽和ポリエステルとは、好ましくは以下のような
ものである。即ち主としてジオール成分およびジカルボ
ン酸成分から構成されており、鎖中のジカルボン酸基
(末端ジカルボン酸基を除いたものである)はジカルボ
ン酸全量に対して8モル%以下、好ましくは0.1モル%
以上8モル%以下のトランス1,2-アルケンジカルボン酸
を含有しており、末端にはカルボン酸の全量に対して1
〜25モル%の1,2-アルケンジカルボン酸が存在し、かつ
酸価は5〜60、好ましくは16〜30、ヒドロキシル価0〜
30、好ましくは0〜20である。
うる抗張積 100kgf/cm以上の軟質不飽和ポリエステル樹
脂であり、軟質不飽和ポリエステルとビニル単量体との
混合物として得ることができる(なお本明細書において
いは不飽和ポリエステルのポリマー自体を不飽和ポリエ
ステルと称し、不飽和ポリエステルとビニル単量体の混
合物を不飽和ポリエステル樹脂と称して区別する。) 軟質不飽和ポリエステルとは、好ましくは以下のような
ものである。即ち主としてジオール成分およびジカルボ
ン酸成分から構成されており、鎖中のジカルボン酸基
(末端ジカルボン酸基を除いたものである)はジカルボ
ン酸全量に対して8モル%以下、好ましくは0.1モル%
以上8モル%以下のトランス1,2-アルケンジカルボン酸
を含有しており、末端にはカルボン酸の全量に対して1
〜25モル%の1,2-アルケンジカルボン酸が存在し、かつ
酸価は5〜60、好ましくは16〜30、ヒドロキシル価0〜
30、好ましくは0〜20である。
ジオール成分としてはエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、1,6-ヘキサン
ジオール、1,5-ペンタンジオール、1,4-ブタンジオー
ル、1,3-ブタンジオール、1,2-ブタンジオール、ピナコ
ール、2,2-ビス〔4-(2-ヒドロキシ−プロポキシ)-フ
ェニル〕プロパンおよびビスフェノールAと数分子の酸
化プロピレンまたは酸化エチレンとの他の付加物、ヒド
ロキシピバリン酸のネオペンチルグリコールモノエステ
ル、2,2,4-トリメチルペンタンジオール−1,3 および3-
メチルペンタンジオール等が例示できる。
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4-シクロヘキサンジメタノール、1,6-ヘキサン
ジオール、1,5-ペンタンジオール、1,4-ブタンジオー
ル、1,3-ブタンジオール、1,2-ブタンジオール、ピナコ
ール、2,2-ビス〔4-(2-ヒドロキシ−プロポキシ)-フ
ェニル〕プロパンおよびビスフェノールAと数分子の酸
化プロピレンまたは酸化エチレンとの他の付加物、ヒド
ロキシピバリン酸のネオペンチルグリコールモノエステ
ル、2,2,4-トリメチルペンタンジオール−1,3 および3-
メチルペンタンジオール等が例示できる。
鎖中にはトランス−1,2-アルケンジカルボン酸がカルボ
ン酸全量に対して8モル%以下、好ましくは 0.1モル%
以上8モル%以下存在する。トランス−1,2-アルケンジ
カルボン酸としてはフマル酸およびメサコン酸が好まし
い。
ン酸全量に対して8モル%以下、好ましくは 0.1モル%
以上8モル%以下存在する。トランス−1,2-アルケンジ
カルボン酸としてはフマル酸およびメサコン酸が好まし
い。
また、末端にはカルボン酸の全量に対して1〜25モル%
の1,2-アルケンジカルボン酸が存在する。1,2-アルケン
ジカルボン酸としてはマレイン酸、フマル酸、メサコン
酸、シトラコン酸が好ましい。
の1,2-アルケンジカルボン酸が存在する。1,2-アルケン
ジカルボン酸としてはマレイン酸、フマル酸、メサコン
酸、シトラコン酸が好ましい。
鎖中のトランス1,2-アルケンジカルボン酸が、 0.1モル
%未満かまたは末端1,2-アルケンジカルボン酸が1モル
%未満の場合、伸び率の温度依存性は非常に小さく、低
温時にも大きな伸び率を有するが、引張強度、引裂強度
が低下し、且つゲル化時間及び硬化時間が極端に遅くな
り硬化物表面の硬化状態が悪く粘着性がいつまでも残存
するため、被覆材表面が汚れ易くなり美観が著しく損な
われることや、歩行したり物を落とした際に傷つき易く
なる等の問題がある。また鎖中のトランス1,2-アルケン
ジカルボン酸が8モル%を超えるかまたは末端1,2-アル
ケンジカルボン酸が25モル%を超える場合、伸び率の温
度依存性が大きく20℃の状態に比べ0℃の伸び率が極端
に低下する。
%未満かまたは末端1,2-アルケンジカルボン酸が1モル
%未満の場合、伸び率の温度依存性は非常に小さく、低
温時にも大きな伸び率を有するが、引張強度、引裂強度
が低下し、且つゲル化時間及び硬化時間が極端に遅くな
り硬化物表面の硬化状態が悪く粘着性がいつまでも残存
するため、被覆材表面が汚れ易くなり美観が著しく損な
われることや、歩行したり物を落とした際に傷つき易く
なる等の問題がある。また鎖中のトランス1,2-アルケン
ジカルボン酸が8モル%を超えるかまたは末端1,2-アル
ケンジカルボン酸が25モル%を超える場合、伸び率の温
度依存性が大きく20℃の状態に比べ0℃の伸び率が極端
に低下する。
軟質不飽和ポリエステルは主鎖及び末端に上記以外のジ
カルボン酸を含む。主鎖に含まれる他のカルボン酸とし
ては、脂肪族カルボン酸、芳香族ジカルボン酸、脂環式
ジカルボン酸かまたはトランス1,2-配置を全く有しない
アルケンジカルボン酸である。脂肪族ジカルボン酸とし
てはコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、二量体脂肪酸、芳香族ジカルボン酸としてはイソフ
タル酸、テレフタル酸、フタル酸、脂環式ジカルボン酸
としてはテトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラ
ヒドロフタル酸、ヘキサクロルエンドメチレンテトラヒ
ドロフタル酸、トランス1,2-配置を全く有しないアルケ
ンジカルボン酸としてはイタコン酸、マレイン酸および
シトラコン酸が例示できる。好ましくはトランス1,2-配
置を全く有しないアルケンジカルボン酸がジカルボン酸
全量に対し0〜10モル%の量で存在する。但し、シス−
アルケンジカルボン酸に関しては、製造の間に全部また
は大部分異性化によってトランス化合物に変換されるこ
とがあり、異性化した部分についてはトランス1,2-アル
ケンジカルボン酸に含めるべきである。
カルボン酸を含む。主鎖に含まれる他のカルボン酸とし
ては、脂肪族カルボン酸、芳香族ジカルボン酸、脂環式
ジカルボン酸かまたはトランス1,2-配置を全く有しない
アルケンジカルボン酸である。脂肪族ジカルボン酸とし
てはコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、二量体脂肪酸、芳香族ジカルボン酸としてはイソフ
タル酸、テレフタル酸、フタル酸、脂環式ジカルボン酸
としてはテトラヒドロフタル酸、エンドメチレンテトラ
ヒドロフタル酸、ヘキサクロルエンドメチレンテトラヒ
ドロフタル酸、トランス1,2-配置を全く有しないアルケ
ンジカルボン酸としてはイタコン酸、マレイン酸および
シトラコン酸が例示できる。好ましくはトランス1,2-配
置を全く有しないアルケンジカルボン酸がジカルボン酸
全量に対し0〜10モル%の量で存在する。但し、シス−
アルケンジカルボン酸に関しては、製造の間に全部また
は大部分異性化によってトランス化合物に変換されるこ
とがあり、異性化した部分についてはトランス1,2-アル
ケンジカルボン酸に含めるべきである。
また末端に含まれる他のカルボン酸としては上記脂肪族
ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン
酸が例示できる。
ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン
酸が例示できる。
軟質不飽和ポリエステルは機械的強度を大きくするため
に少量のトリメチロールプロパン、グリセリンのような
多価アルコールやトリメリット酸、1,2,3,4-ブタンテト
ラカルボン酸、1,2,4,5-ベンゼンテトラカルボン酸、1,
4,5,8-ナフタリンテトラカルボン酸のような多価カルボ
ン酸を含んでもよい。多価アルコールの量はジオールと
多価アルコールの合計に対して20モル%以下、多価カル
ボン酸の量はカルボン酸全量に対して20モル%以下であ
る。この場合、両者の高い官能価はモノヒドロキシ化合
物又はモノカルボン酸で補償される必要がある。
に少量のトリメチロールプロパン、グリセリンのような
多価アルコールやトリメリット酸、1,2,3,4-ブタンテト
ラカルボン酸、1,2,4,5-ベンゼンテトラカルボン酸、1,
4,5,8-ナフタリンテトラカルボン酸のような多価カルボ
ン酸を含んでもよい。多価アルコールの量はジオールと
多価アルコールの合計に対して20モル%以下、多価カル
ボン酸の量はカルボン酸全量に対して20モル%以下であ
る。この場合、両者の高い官能価はモノヒドロキシ化合
物又はモノカルボン酸で補償される必要がある。
また、耐水性、空気乾燥性、耐薬品性を向上させるため
にジクロルペンタジエニル単位を配合することができ、
ジシクロペンタジエンもまた、例えばアルケンジカルボ
ン酸との反応によって配合することができる。
にジクロルペンタジエニル単位を配合することができ、
ジシクロペンタジエンもまた、例えばアルケンジカルボ
ン酸との反応によって配合することができる。
軟質不飽和ポリエステルの酸価は5から60、ヒドロキシ
ル価は30以下である。酸価が5未満又は60を超えるか、
又はヒドロキシル価が30を超えると機械強度が低下す
る、硬化が遅く屋上防水材料として使用できない、粘度
が高くなり製造上不都合が生じる等の問題がある。
ル価は30以下である。酸価が5未満又は60を超えるか、
又はヒドロキシル価が30を超えると機械強度が低下す
る、硬化が遅く屋上防水材料として使用できない、粘度
が高くなり製造上不都合が生じる等の問題がある。
上記軟質不飽和ポリエステルは、前記の原料物質または
その誘導体、例えば酸無水物、低級アルキルエステルお
よび類似物を公知の方法で反応させることによって得る
ことができる。
その誘導体、例えば酸無水物、低級アルキルエステルお
よび類似物を公知の方法で反応させることによって得る
ことができる。
軟質不飽和ポリエステルは、2工程で製造するのが好ま
しい。この場合には、第1工程でグリコール成分の過剰
量をジカルボン酸成分でエステル化し、第2工程で1,2-
アルケンジカルボン酸を用いて迅速にエステル化を行
う。その際第1工程のジカルボン酸成分は、8モル%以
下のトランス-1,2- アルケンジカルボン酸からなるかま
たはそれに異性化され、かつ第2工程での迅速なエステ
ル化は、アルケンジカルボン酸またはその誘導体を用い
て行われ、この第2工程でこの酸または誘導体は、全部
のジカルボン酸の1〜25モル%を形成するような程度の
量が選択される。実際に第1工程は、 190〜 220℃の反
応温度でほとんど酸価10以下およびヒドロキシル価15〜
60になるまで反応され、その後に第2工程でシス-1,2-
アルケンジカルボン酸無水物を用いて 110〜170 ℃で
0.5〜4時間で後反応が行われる。このような低い反応
温度においてはエステル交換反応はほとんど起こらな
い。このエステル化は、不活性雰囲気中で実施するのが
好ましく、反応水は、例えば共沸的に排除される。不飽
和ポリエステルが煮沸した場合にはこれを冷却する。
しい。この場合には、第1工程でグリコール成分の過剰
量をジカルボン酸成分でエステル化し、第2工程で1,2-
アルケンジカルボン酸を用いて迅速にエステル化を行
う。その際第1工程のジカルボン酸成分は、8モル%以
下のトランス-1,2- アルケンジカルボン酸からなるかま
たはそれに異性化され、かつ第2工程での迅速なエステ
ル化は、アルケンジカルボン酸またはその誘導体を用い
て行われ、この第2工程でこの酸または誘導体は、全部
のジカルボン酸の1〜25モル%を形成するような程度の
量が選択される。実際に第1工程は、 190〜 220℃の反
応温度でほとんど酸価10以下およびヒドロキシル価15〜
60になるまで反応され、その後に第2工程でシス-1,2-
アルケンジカルボン酸無水物を用いて 110〜170 ℃で
0.5〜4時間で後反応が行われる。このような低い反応
温度においてはエステル交換反応はほとんど起こらな
い。このエステル化は、不活性雰囲気中で実施するのが
好ましく、反応水は、例えば共沸的に排除される。不飽
和ポリエステルが煮沸した場合にはこれを冷却する。
このようにして製造された不飽和ポリエステル 100重量
部を、ビニル重合性単量体、例えば、スチレン、ビニル
トルエン、第三ブチルスチレン、ジビニルベンゼン、ア
クリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、クロルスチ
レン、ブロムスチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、フタル酸アリル、フタル酸ジア
リル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリ
ル、ジメタクリル酸1,3 ブタンジオール、ジメタクリル
酸1,4-ブタンジオールおよびアルキルビニルエーテルよ
うな1つまたはそれ以上のビニル化合物20〜 200重量
部、好ましくは40〜 150重量部を用いて稀釈し、必要に
応じて、例えばヒドロキノン、パラベンゾキノン、クロ
ラニル、2,3-ジクロル-5,6- ジシアノ−パラベンゾキノ
ン、パラ−第三ブチルカテコール、2-第三ブチル-1,4-
ヒドロキノン、2,5-ジ第三ブチル-1,3-ヒドロキノン、
ナフテン酸銅、1,4-ナフトキノン、ヒドロキノンモノメ
チルエーテルおよびヒドロキノンモノエチルエーテルの
ような重合禁止剤を添加し、 (a)の軟質不飽和ポリエス
テル樹脂とする。
部を、ビニル重合性単量体、例えば、スチレン、ビニル
トルエン、第三ブチルスチレン、ジビニルベンゼン、ア
クリル酸アルキル、メタクリル酸アルキル、クロルスチ
レン、ブロムスチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ピバリン酸ビニル、フタル酸アリル、フタル酸ジア
リル、シアヌル酸トリアリル、イソシアヌル酸トリアリ
ル、ジメタクリル酸1,3 ブタンジオール、ジメタクリル
酸1,4-ブタンジオールおよびアルキルビニルエーテルよ
うな1つまたはそれ以上のビニル化合物20〜 200重量
部、好ましくは40〜 150重量部を用いて稀釈し、必要に
応じて、例えばヒドロキノン、パラベンゾキノン、クロ
ラニル、2,3-ジクロル-5,6- ジシアノ−パラベンゾキノ
ン、パラ−第三ブチルカテコール、2-第三ブチル-1,4-
ヒドロキノン、2,5-ジ第三ブチル-1,3-ヒドロキノン、
ナフテン酸銅、1,4-ナフトキノン、ヒドロキノンモノメ
チルエーテルおよびヒドロキノンモノエチルエーテルの
ような重合禁止剤を添加し、 (a)の軟質不飽和ポリエス
テル樹脂とする。
本発明の (a)の軟質不飽和ポリエステル樹脂の抗張積範
囲は 100kgf/cm以上であり、好ましくは抗張積 200kgf/
cm以上でありかつ伸び率50%以上の軟質ポリエステル樹
脂である。抗張積 100kgf/cm未満では硬化した不飽和ポ
リエステル樹脂の靱性に乏しく、適当な補強材を使用し
ても建築構造物の動き、すなわち施工下地のムーブメン
トに追従ができず防水性能が充分に発揮できないという
不都合がある。
囲は 100kgf/cm以上であり、好ましくは抗張積 200kgf/
cm以上でありかつ伸び率50%以上の軟質ポリエステル樹
脂である。抗張積 100kgf/cm未満では硬化した不飽和ポ
リエステル樹脂の靱性に乏しく、適当な補強材を使用し
ても建築構造物の動き、すなわち施工下地のムーブメン
トに追従ができず防水性能が充分に発揮できないという
不都合がある。
なお抗張積とは次のような方法によって測定した値であ
る。即ち、軟質不飽和ポリエステル樹脂を過酸化物開始
剤等を用いる通常の方法により、成膜後の厚さが約 2.5
mmとなるようにシート状に硬化させる。シート状硬化物
の養生は72時間以上とし、養生後 JIS K6301(加硫ゴム
試験方法)に規定するダンベル状3号形を用いて打抜
き、抗張積測定用試験片とする。抗張積(kgf/cm)は引
張強さ(kgf/cm2)及び破断時の標線間距離(cm)を用い
て次式により算出する。なお引張強さおよび破断時の標
線間距離の測定は JIS K6301の「3.引張試験」による。
る。即ち、軟質不飽和ポリエステル樹脂を過酸化物開始
剤等を用いる通常の方法により、成膜後の厚さが約 2.5
mmとなるようにシート状に硬化させる。シート状硬化物
の養生は72時間以上とし、養生後 JIS K6301(加硫ゴム
試験方法)に規定するダンベル状3号形を用いて打抜
き、抗張積測定用試験片とする。抗張積(kgf/cm)は引
張強さ(kgf/cm2)及び破断時の標線間距離(cm)を用い
て次式により算出する。なお引張強さおよび破断時の標
線間距離の測定は JIS K6301の「3.引張試験」による。
抗張積(kgf/cm)=TB×(L−LO) ここにTB:引張強さ(kgf/cm2) L:破断時の標線間距離(cm) LO:標線間距離(cm) 本発明に用いられる (b)の保水指数5〜20の有機合成繊
維不織布とは、材質的にはナイロン、ビニロン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル及びポリエス
テル等であり、ナイロン、ビニロン、ポリエステル繊維
不織布が好ましい。又、本発明による保水指数とは、テ
フロン板、ポリエチレン板またはポリプロピレン板等の
平板を45度の角度に設置(保水支持板台)し、該有機
合成繊維不織布(約20cm×25cm)を水中に1分間浸漬吸
水させた後、保水支持板台に放置1分経過後の保水量(g
r)を、その有機合成繊維不織布の重量(gr)で除した数値
をその有機合成繊維不織布の保水指数とした。本発明に
用いられる (b)の有機合成繊維不織布は、保水指数が5
〜20のものが適している。保水指数5未満では補強材と
しての効果が少なく、保水指数20を超えると (a)の軟質
不飽和ポリエステル樹脂を吸収してしまい、該有機合成
繊維中で樹脂不足によりエアー溜り等の発生が起こりや
すく、両者とも均一な厚味確保が難しいという不都合が
ある。又、本発明に用いる有機合成繊維不織布は保水指
数5〜20の範囲であれば全面均一な不織布であっても、
一部に穴が施されていても良い。穴が施されている場合
は含浸性が向上する。穴の直径は通常1〜30mmである。
維不織布とは、材質的にはナイロン、ビニロン、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル及びポリエス
テル等であり、ナイロン、ビニロン、ポリエステル繊維
不織布が好ましい。又、本発明による保水指数とは、テ
フロン板、ポリエチレン板またはポリプロピレン板等の
平板を45度の角度に設置(保水支持板台)し、該有機
合成繊維不織布(約20cm×25cm)を水中に1分間浸漬吸
水させた後、保水支持板台に放置1分経過後の保水量(g
r)を、その有機合成繊維不織布の重量(gr)で除した数値
をその有機合成繊維不織布の保水指数とした。本発明に
用いられる (b)の有機合成繊維不織布は、保水指数が5
〜20のものが適している。保水指数5未満では補強材と
しての効果が少なく、保水指数20を超えると (a)の軟質
不飽和ポリエステル樹脂を吸収してしまい、該有機合成
繊維中で樹脂不足によりエアー溜り等の発生が起こりや
すく、両者とも均一な厚味確保が難しいという不都合が
ある。又、本発明に用いる有機合成繊維不織布は保水指
数5〜20の範囲であれば全面均一な不織布であっても、
一部に穴が施されていても良い。穴が施されている場合
は含浸性が向上する。穴の直径は通常1〜30mmである。
該 (b)の有機合成繊維不織布の使用割合は(a) の軟質不
飽和ポリエステル樹脂に対して重量で2〜10%である。
2%未満であると補強材としての効果が得られず、建築
物の動きに対する耐下地亀裂抵抗性に不都合があり、10
%を超えて使用すると、 (a)の該軟質不飽和ポリエステ
ル樹脂が該有機合成繊維不織布にほとんど含浸してしま
い防水層と施工下地面との接着力が乏しくなったり、フ
クレ(エアー溜り)等の問題を生じる。
飽和ポリエステル樹脂に対して重量で2〜10%である。
2%未満であると補強材としての効果が得られず、建築
物の動きに対する耐下地亀裂抵抗性に不都合があり、10
%を超えて使用すると、 (a)の該軟質不飽和ポリエステ
ル樹脂が該有機合成繊維不織布にほとんど含浸してしま
い防水層と施工下地面との接着力が乏しくなったり、フ
クレ(エアー溜り)等の問題を生じる。
有機合成繊維不織布は1層またはそれ以上積層して用い
られる。
られる。
本発明の防水性被覆材は必要に応じて充填材、顔料、着
色剤および類似物を含有してもよい。これらの量として
は不飽和ポリエステル樹脂 100重量部に対し5〜 200重
量部が望ましい。また融点が40〜70℃のパラフィンワッ
クスを0.2 〜0.8 重量部程度含有していてもよく、この
場合は空乾性が向上する。
色剤および類似物を含有してもよい。これらの量として
は不飽和ポリエステル樹脂 100重量部に対し5〜 200重
量部が望ましい。また融点が40〜70℃のパラフィンワッ
クスを0.2 〜0.8 重量部程度含有していてもよく、この
場合は空乾性が向上する。
本発明の防水性被覆材を施工するには、例えば通常の塗
膜防水材( JASS 8に記載された、全面補強材入り工法
L-UF等)施工とすれば良い。該軟質不飽和ポリエステ
ル樹脂は、通常の方法で過酸化物開始剤を用いて硬化さ
せることができる。例えば過酸化ベンゾイル/アミン硬
化系を用いた場合、0〜20℃のような低い温度でも短時
間で硬化させることができる。具体的には施工下地面に
硬化剤系を混入した該軟質不飽和ポリエステル樹脂を塗
布し、該有機合成繊維不織布を装入し、さらに軟質不飽
和ポリエステル樹脂を塗重ね、含浸一体硬化させるとい
う施工法とすればよく、防水層としての信頼性および経
済性等を考慮し、軟質不飽和ポリエステル樹脂の合計使
用量は1平方米あたり 1.0〜4.5kg が好ましい。また、
本発明に用いる(a)、(b)を使用して、あらかじめシート
状の成形物としておき、該シートを同じ樹脂(a)により
施工下地面に貼りつけていく方法でもよい。さらに必要
に応じて下地処理剤プライマーの施工やトップコート等
は種々の下地への接着向上や美観上何ら差し支えない。
膜防水材( JASS 8に記載された、全面補強材入り工法
L-UF等)施工とすれば良い。該軟質不飽和ポリエステ
ル樹脂は、通常の方法で過酸化物開始剤を用いて硬化さ
せることができる。例えば過酸化ベンゾイル/アミン硬
化系を用いた場合、0〜20℃のような低い温度でも短時
間で硬化させることができる。具体的には施工下地面に
硬化剤系を混入した該軟質不飽和ポリエステル樹脂を塗
布し、該有機合成繊維不織布を装入し、さらに軟質不飽
和ポリエステル樹脂を塗重ね、含浸一体硬化させるとい
う施工法とすればよく、防水層としての信頼性および経
済性等を考慮し、軟質不飽和ポリエステル樹脂の合計使
用量は1平方米あたり 1.0〜4.5kg が好ましい。また、
本発明に用いる(a)、(b)を使用して、あらかじめシート
状の成形物としておき、該シートを同じ樹脂(a)により
施工下地面に貼りつけていく方法でもよい。さらに必要
に応じて下地処理剤プライマーの施工やトップコート等
は種々の下地への接着向上や美観上何ら差し支えない。
以下に実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1 攪拌機、温度計、窒素導入管およびビグロー凝集管を装
備したフラスコ内に、ネオベンチルグリコール 1104g
(10.6モル)、アジピン酸 1418g(9.7 モル)、および
フマル酸 35g(0.3モル)を装入し、窒素雰囲気下で加熱
し、 215℃でエステル化し、酸価が6に達するまで水を
留去した。次にこれを 150℃まで冷却無水マレイン酸 7
8g(0.8モル)を添加し、 150℃で2時間反応後、この反
応物を 100℃まで冷却した。 100℃に達した後、スチレ
ンを 1300gおよびヒドロキノン 150mgを添加した。
備したフラスコ内に、ネオベンチルグリコール 1104g
(10.6モル)、アジピン酸 1418g(9.7 モル)、および
フマル酸 35g(0.3モル)を装入し、窒素雰囲気下で加熱
し、 215℃でエステル化し、酸価が6に達するまで水を
留去した。次にこれを 150℃まで冷却無水マレイン酸 7
8g(0.8モル)を添加し、 150℃で2時間反応後、この反
応物を 100℃まで冷却した。 100℃に達した後、スチレ
ンを 1300gおよびヒドロキノン 150mgを添加した。
こうして得られた混合物は57%の固体含量を有してい
た。これを不飽和ポリエステル樹脂<A>とする。
た。これを不飽和ポリエステル樹脂<A>とする。
不飽和ポリエステル樹脂<A>に対して50%過酸化ベン
ゾイル3重量%および N,N−ジメチル−パラトルイジン
0.3重量%を用いて72時間硬化養生させた後、JIS A602
1 に従い硬化物シートの物性を測定した結果、引張強さ
120kg/cm2、伸び率270%および抗張積 650kg/cmであっ
た。
ゾイル3重量%および N,N−ジメチル−パラトルイジン
0.3重量%を用いて72時間硬化養生させた後、JIS A602
1 に従い硬化物シートの物性を測定した結果、引張強さ
120kg/cm2、伸び率270%および抗張積 650kg/cmであっ
た。
又、保水指示板台としてポリプロピレン製平板を45度の
角度に設置し、ポリエステル製不織布(東洋紡スパンボ
ンド(株)製)を20cm×25cmに切断し(該重量4.8g)、水
中に1分間浸漬した後、該保水指示板台に1分間放置後
の重量は 56.4gであり、該ポリエステル不織布の保水指
数は12であったこの不織布を不織布<I>とする。
角度に設置し、ポリエステル製不織布(東洋紡スパンボ
ンド(株)製)を20cm×25cmに切断し(該重量4.8g)、水
中に1分間浸漬した後、該保水指示板台に1分間放置後
の重量は 56.4gであり、該ポリエステル不織布の保水指
数は12であったこの不織布を不織布<I>とする。
これらの不飽和ポリエステル樹脂とポリエステル不織布
を用いて防水性被覆材を形成し、接着強さおよび繰返し
疲労特性を測定した。
を用いて防水性被覆材を形成し、接着強さおよび繰返し
疲労特性を測定した。
防水性被覆材の形成は、該不飽和ポリエステル樹脂に上
記同様の硬化剤系を混入し、1kg/m2塗布し(下塗り)直
ちにこのポリエステル不織布を貼りつけ含浸させ、さら
に該樹脂を1kg/m2塗布した(中塗り)。塗布した樹脂の
硬化後(約2時間)、該樹脂をさらに0.8kg/m2上塗りし
防水性被覆材とした。該防水性被覆材は1平方米当たり
に換算し、有機合成繊維不織布(b) 103gに対し不飽和ポ
リエステル樹脂(a)合計 2.8kgであり、(b)の(a)に対す
る使用重量割合((b)/ (a))は 3.7%であった。
記同様の硬化剤系を混入し、1kg/m2塗布し(下塗り)直
ちにこのポリエステル不織布を貼りつけ含浸させ、さら
に該樹脂を1kg/m2塗布した(中塗り)。塗布した樹脂の
硬化後(約2時間)、該樹脂をさらに0.8kg/m2上塗りし
防水性被覆材とした。該防水性被覆材は1平方米当たり
に換算し、有機合成繊維不織布(b) 103gに対し不飽和ポ
リエステル樹脂(a)合計 2.8kgであり、(b)の(a)に対す
る使用重量割合((b)/ (a))は 3.7%であった。
接着強さの評価方法は JIS A5304「歩道用コンクリート
平板」に規定されている平板を下地材として該防水性被
覆材を形成し、72時間以上硬化養生した後、 4cm×4cm
の接着面積を有する鉄製アタッチメントを貼りつけ、ア
タッチメントの周囲を下地表面まで切り込みを入れ、ア
タッチメントを引張り、次式により引張強さを求めた。
平板」に規定されている平板を下地材として該防水性被
覆材を形成し、72時間以上硬化養生した後、 4cm×4cm
の接着面積を有する鉄製アタッチメントを貼りつけ、ア
タッチメントの周囲を下地表面まで切り込みを入れ、ア
タッチメントを引張り、次式により引張強さを求めた。
ここにF:接着強さ(kgf/cm2) P:最大荷重(kgf) A:接着面積(16cm2) 該防水性被覆材の接着強さは21kgf/cm2であった。又、
繰返し疲労特性は「建築工事標準仕様書・同解説−JASS
8 防水工事」(日本建築学会)に準拠し、JIS A5403に
規定されている石綿セメント板(8mm厚)を下地材とし 1
20mm×400mm として用いた。下地材中央部はあらかじめ
裏面より切込みを入れておき、表面に該防水性被覆材を
形成し、試験前に切込み部を折って下地のヒビ割れと
し、繰返し疲労特性用供試体とした。
繰返し疲労特性は「建築工事標準仕様書・同解説−JASS
8 防水工事」(日本建築学会)に準拠し、JIS A5403に
規定されている石綿セメント板(8mm厚)を下地材とし 1
20mm×400mm として用いた。下地材中央部はあらかじめ
裏面より切込みを入れておき、表面に該防水性被覆材を
形成し、試験前に切込み部を折って下地のヒビ割れと
し、繰返し疲労特性用供試体とした。
繰返し疲労特性の評価は、下地ひび割れ幅 0mmから3m
m、繰返し周期30秒の条件で 300回繰返した後外観検査
とした。
m、繰返し周期30秒の条件で 300回繰返した後外観検査
とした。
該防水性被覆材は繰返し回数 300回の下地ひび割れ繰返
し疲労特性試験では異常は認められなかった。
し疲労特性試験では異常は認められなかった。
実施例2 ジオール成分をジプロピレングリコール711g(5.3 モ
ル)およびネオペンチルグリコール 552g(5.3 モル)
とし、又、ジカルボン酸成分をアジピン酸 709g(4.85モ
ル)、イソフタル酸 806g(4.85モル)、フマル酸 35g(0.3
モル)および無水マレイン酸 78g(0.8モル)とした以外は
実施例-1と同様に合成させ、固体含量59%の不飽和ポリ
エステル樹脂<B>を得た。実施例-1と同様に硬化させ
た硬化物の物性は、引張強さ 67kgf/cm2、伸び率250%お
よび抗張積 335kgf/cmであった。
ル)およびネオペンチルグリコール 552g(5.3 モル)
とし、又、ジカルボン酸成分をアジピン酸 709g(4.85モ
ル)、イソフタル酸 806g(4.85モル)、フマル酸 35g(0.3
モル)および無水マレイン酸 78g(0.8モル)とした以外は
実施例-1と同様に合成させ、固体含量59%の不飽和ポリ
エステル樹脂<B>を得た。実施例-1と同様に硬化させ
た硬化物の物性は、引張強さ 67kgf/cm2、伸び率250%お
よび抗張積 335kgf/cmであった。
又、ポリエステル不織布<II>(東洋紡スパンボンド
(株)製)を実施例-1と同様保水指数を測定した結果、保
水指数8および1平方米あたりの重量 92gであった。
(株)製)を実施例-1と同様保水指数を測定した結果、保
水指数8および1平方米あたりの重量 92gであった。
防水性被覆材の形成は実施例-1と同様であるが上塗りを
1.0kg/m2とし、不織布<II>92g に対し該樹脂<B>の
合計は3kgとなり、不織布の使用重量割合は 3.1%であ
った。
1.0kg/m2とし、不織布<II>92g に対し該樹脂<B>の
合計は3kgとなり、不織布の使用重量割合は 3.1%であ
った。
実施例-1と同様に測定した接着強さは 22kgf/cm2であり
繰返し疲労特性試験でも異常は認められなかった。
繰返し疲労特性試験でも異常は認められなかった。
実施例3 ジオール成分をネオペンチルグリコール1104g(10.6モ
ル)又、ジカルボン酸成分をアジピン酸1344g(9.2モ
ル)、フマル酸 12g(0.1モル)および無水マレイン酸196g
(2.0モル)とした以外は実施例-1と同様に反応させ、ス
チレン800gおよびヒドロキノン 150mgを添加し、67%の
固体含量を有する不飽和ポリエステル樹脂<C>を得
た。
ル)又、ジカルボン酸成分をアジピン酸1344g(9.2モ
ル)、フマル酸 12g(0.1モル)および無水マレイン酸196g
(2.0モル)とした以外は実施例-1と同様に反応させ、ス
チレン800gおよびヒドロキノン 150mgを添加し、67%の
固体含量を有する不飽和ポリエステル樹脂<C>を得
た。
実施例-1と同様に硬化させた硬化物の物性は引張強さ 4
8kgf/cm2、伸び率150%および抗張積 145kg/cmであっ
た。
8kgf/cm2、伸び率150%および抗張積 145kg/cmであっ
た。
又、ポリエステル不織布<III>(東洋紡スパンボンド
(株)製)を実施例-1と同様保水指数を測定した結果、保
水指数16および1平方米あたりの重量160gであった。
(株)製)を実施例-1と同様保水指数を測定した結果、保
水指数16および1平方米あたりの重量160gであった。
防水性被覆材の形成方法は実施例-1と同様であるが下塗
り、中塗り、上塗りとも各1.5kg/m2とし、合計 4.5kg/m
2となり不織布の使用重量割合は 3.6%であった。
り、中塗り、上塗りとも各1.5kg/m2とし、合計 4.5kg/m
2となり不織布の使用重量割合は 3.6%であった。
実施例-1と同様に測定した接着強さは 24kgf/cm2であ
り、繰返し疲労特性試験でも異常は認められなかった。
り、繰返し疲労特性試験でも異常は認められなかった。
比較例1 ジオール成分をジプロピレングリコール 403g(3.0.モ
ル)、トリエチレングリコール 300g(2.0モル)及びネオ
ペンチルグリコール 583g(5.6モル)とし、又、ジカルボ
ン酸成分を無水フタル酸1110g(7.5モル)、フマル酸 232
g( 2.0モル)及び無水マレイン酸 147g(1.5モル)とし
た以外は実施例-1と同様に合成させ、60%の固体含量を
有する不飽和ポリエステル樹脂<D>を得た。実施例-1
と同様に硬化させた硬化物の物性は引張強さ122kgf/c
m2、伸び率35%および抗張積 85kgf/cmであった。
ル)、トリエチレングリコール 300g(2.0モル)及びネオ
ペンチルグリコール 583g(5.6モル)とし、又、ジカルボ
ン酸成分を無水フタル酸1110g(7.5モル)、フマル酸 232
g( 2.0モル)及び無水マレイン酸 147g(1.5モル)とし
た以外は実施例-1と同様に合成させ、60%の固体含量を
有する不飽和ポリエステル樹脂<D>を得た。実施例-1
と同様に硬化させた硬化物の物性は引張強さ122kgf/c
m2、伸び率35%および抗張積 85kgf/cmであった。
有機合成繊維不織布および防水性被覆材の形成は実施例
-1と同様とし物性を測定したところ、接着強さは 26kgf
/cm2であったが、繰返し疲労特性試験では破断した。
-1と同様とし物性を測定したところ、接着強さは 26kgf
/cm2であったが、繰返し疲労特性試験では破断した。
実施例4〜7、比較例2〜7 実施例1で合成した不飽和ポリエステル樹脂<A>を使
用し、有機合成繊維不織布は実施例1〜3で使用した不
織布を使用し、またそれ以外のものは実施例1と同様に
保水指数を測定し使用した。不織布の使用重量割合いが
異なるように実施例1に準じて防水性被覆材を形成し、
接着強さおよび繰返し疲労特性を試験した。結果を表−
1に示した。
用し、有機合成繊維不織布は実施例1〜3で使用した不
織布を使用し、またそれ以外のものは実施例1と同様に
保水指数を測定し使用した。不織布の使用重量割合いが
異なるように実施例1に準じて防水性被覆材を形成し、
接着強さおよび繰返し疲労特性を試験した。結果を表−
1に示した。
〔発明の効果〕 本発明の防水性被覆材は、下地面との接着強さが大き
く、下地ひび割れ繰返し疲労特性に優れるので建築物の
下地ムーブメントによく追従し、テンションが加えられ
ても破断しにくい。また、この防水性被覆材は、速硬化
性が維持され、施工時の作業も容易に行われる。
く、下地ひび割れ繰返し疲労特性に優れるので建築物の
下地ムーブメントによく追従し、テンションが加えられ
ても破断しにくい。また、この防水性被覆材は、速硬化
性が維持され、施工時の作業も容易に行われる。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)抗張積100kgf/cm以上の軟
質不飽和ポリエステル樹脂の硬化物と (b)それに含有される補強材としての、保水指数5〜
20の有機合成繊維不織布との二成分からなり、(b)
の(a)に対する使用重量割合が2〜10%であること
を特徴とする建築構造物用防水性被覆材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61284182A JPH0655436B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 防水性被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61284182A JPH0655436B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 防水性被覆材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63137837A JPS63137837A (ja) | 1988-06-09 |
| JPH0655436B2 true JPH0655436B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=17675236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61284182A Expired - Lifetime JPH0655436B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 防水性被覆材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655436B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5159146B2 (ja) * | 2006-10-04 | 2013-03-06 | アイカ工業株式会社 | 防水層構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2404781C2 (de) * | 1974-02-01 | 1986-01-30 | Kunststoff- & Lackfabrik Kemper Inh. Heinz Kemper, 3502 Vellmar | Verfahren zur Herstellung von elastischen modifizierten Polyesterharzen und deren Verwendung |
| NL7909040A (nl) * | 1979-12-14 | 1981-07-16 | Unilever Nv | Polyesters. |
| JPS62275749A (ja) * | 1986-05-24 | 1987-11-30 | 東亞合成株式会社 | 積層体 |
-
1986
- 1986-12-01 JP JP61284182A patent/JPH0655436B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63137837A (ja) | 1988-06-09 |
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