JPH0655837A - 感圧記録シート - Google Patents
感圧記録シートInfo
- Publication number
- JPH0655837A JPH0655837A JP4214181A JP21418192A JPH0655837A JP H0655837 A JPH0655837 A JP H0655837A JP 4214181 A JP4214181 A JP 4214181A JP 21418192 A JP21418192 A JP 21418192A JP H0655837 A JPH0655837 A JP H0655837A
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- JP
- Japan
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- electron beam
- layer
- sensitive recording
- pressure
- silicone
- Prior art date
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- Pending
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録内容が隠蔽され、表面に良好な複写性を
優する感圧記録シートを製造する。 【構成】 支持体の片面に、双方又は一方がマイクロカ
プセル化されている発色剤又は顕色剤をそれぞれ単独で
積層、或は混合して塗設した感圧記録層にポリオレフィ
ン樹脂ラミネート層を設け、一定割合以上のシリコーン
系電子線硬化性樹脂を含有する電子線硬化性樹脂を用い
て複写不透明被覆シートと一体化した感圧記録シート。 【効果】 高温で保存した場合、不透明被覆シートの接
着性、剥離性を良好に維持できる。
優する感圧記録シートを製造する。 【構成】 支持体の片面に、双方又は一方がマイクロカ
プセル化されている発色剤又は顕色剤をそれぞれ単独で
積層、或は混合して塗設した感圧記録層にポリオレフィ
ン樹脂ラミネート層を設け、一定割合以上のシリコーン
系電子線硬化性樹脂を含有する電子線硬化性樹脂を用い
て複写不透明被覆シートと一体化した感圧記録シート。 【効果】 高温で保存した場合、不透明被覆シートの接
着性、剥離性を良好に維持できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧記録に関するもの
で、支持体上に設けた単一形態の自己発色型感圧記録層
と、不透明被覆シートを一体化した感圧記録シートであ
り、記録の非露出性、複写性、耐水性、耐薬品性、耐油
性、耐擦傷性、塵発生抑制性を有する型の記録シートと
して、記録、ラベル、伝票、通信文、遊興品、クリーン
ルーム用記録用紙として使用できる感圧記録シートであ
る。
で、支持体上に設けた単一形態の自己発色型感圧記録層
と、不透明被覆シートを一体化した感圧記録シートであ
り、記録の非露出性、複写性、耐水性、耐薬品性、耐油
性、耐擦傷性、塵発生抑制性を有する型の記録シートと
して、記録、ラベル、伝票、通信文、遊興品、クリーン
ルーム用記録用紙として使用できる感圧記録シートであ
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に用いられる感圧記録層は、自己
発色感圧記録型で、所謂ノーカーボン複写紙から発展し
たものであり、製品形態としては自己発色感圧記録シー
トまたはセルフコンティンドペーパーとも呼ばれてい
る。その構成は、無色染料(以下発色剤と称する)を内
包するマイクロカプセルの塗料を支持体に塗設する工程
と、さらにその塗設上に酸性白土、フェノール樹脂、有
機酸性物質などの電子受容性物質(以下顕色剤と称す
る)を塗設する工程との都合2工程からなる2層塗布に
よる製造方法(塗布順序を逆にしたものも含む)や、上
記2成分、又はいずれか1成分をマイクロカプセル化し
て、均一に混合して一層塗布による製造方法(特公昭4
7−16096号公報)が知られている。このような自
己発色感圧記録シートは、発色剤と顕色剤が近傍に存在
するため、発色濃度の高い印字像が得られやすいが、製
造時や取扱い時の摩擦などによる意図しない不本意な発
色汚れが発生しやすいという問題を有する。このように
自己発色感圧記録シートは、その使用される条件におい
て、実用上の必要な発色性能と不必要な発色汚れの抑制
とを両立させなければならない宿命にあり、従来から発
色性と発色汚れという相反する性質の両方を満足させる
ための努力が払われている。
発色感圧記録型で、所謂ノーカーボン複写紙から発展し
たものであり、製品形態としては自己発色感圧記録シー
トまたはセルフコンティンドペーパーとも呼ばれてい
る。その構成は、無色染料(以下発色剤と称する)を内
包するマイクロカプセルの塗料を支持体に塗設する工程
と、さらにその塗設上に酸性白土、フェノール樹脂、有
機酸性物質などの電子受容性物質(以下顕色剤と称す
る)を塗設する工程との都合2工程からなる2層塗布に
よる製造方法(塗布順序を逆にしたものも含む)や、上
記2成分、又はいずれか1成分をマイクロカプセル化し
て、均一に混合して一層塗布による製造方法(特公昭4
7−16096号公報)が知られている。このような自
己発色感圧記録シートは、発色剤と顕色剤が近傍に存在
するため、発色濃度の高い印字像が得られやすいが、製
造時や取扱い時の摩擦などによる意図しない不本意な発
色汚れが発生しやすいという問題を有する。このように
自己発色感圧記録シートは、その使用される条件におい
て、実用上の必要な発色性能と不必要な発色汚れの抑制
とを両立させなければならない宿命にあり、従来から発
色性と発色汚れという相反する性質の両方を満足させる
ための努力が払われている。
【0003】さらに、自己発色型感圧記録シートにおい
て、感圧記録した情報は、必然的に衆目に晒される公開
性の高いものであり、情報内容を隠ぺいしたい場合に
は、別途袋に入れるなどしなければならなかった。
て、感圧記録した情報は、必然的に衆目に晒される公開
性の高いものであり、情報内容を隠ぺいしたい場合に
は、別途袋に入れるなどしなければならなかった。
【0004】これまでに、例えば、自己発色感圧記録シ
ートの記録層上に、真空密着法によるラミネート層を設
ける方法(特公昭49−10857号公報)や、溶融ラ
ミネート法によるプラスチック層を有する記録シート
(実開昭52−149709号公報)、及びこれらの保
護層上に剥離層を設けるなどの例が知られている。しか
し、現実的には溶融ラミネートや貼り合わせにより保護
層を設けた場合においては、不必要な発色汚れの防止は
できるものの、基本的に感圧記録部分が露出することを
前提にしているため、記録の非公開性という問題は解決
し得なかった。また、自己発色型感圧記録シートの記録
層上にヒートシール性あるいは熱可塑性樹脂被覆層を設
け、裏面にホットメルトタイプあるいは熱可塑性タイプ
のヒートシール性接着剤を塗布した不透明被覆シートと
重ね合わせ、熱プレスすることにより一体化する方法が
あるが、一体化するほど熱プレスすると感圧記録層の発
色カブリを招き商品価値がなくなるか、あるいは接着力
よりはるかに弱い粘着力を持つ樹脂を用い、軽いプレス
で粘着力により一体化を行う以外になかった。このタイ
プの感圧記録シートは、記録の隠ぺい性はあるものの、
簡単に再接着できるため、記録の秘守性の低いものであ
った。
ートの記録層上に、真空密着法によるラミネート層を設
ける方法(特公昭49−10857号公報)や、溶融ラ
ミネート法によるプラスチック層を有する記録シート
(実開昭52−149709号公報)、及びこれらの保
護層上に剥離層を設けるなどの例が知られている。しか
し、現実的には溶融ラミネートや貼り合わせにより保護
層を設けた場合においては、不必要な発色汚れの防止は
できるものの、基本的に感圧記録部分が露出することを
前提にしているため、記録の非公開性という問題は解決
し得なかった。また、自己発色型感圧記録シートの記録
層上にヒートシール性あるいは熱可塑性樹脂被覆層を設
け、裏面にホットメルトタイプあるいは熱可塑性タイプ
のヒートシール性接着剤を塗布した不透明被覆シートと
重ね合わせ、熱プレスすることにより一体化する方法が
あるが、一体化するほど熱プレスすると感圧記録層の発
色カブリを招き商品価値がなくなるか、あるいは接着力
よりはるかに弱い粘着力を持つ樹脂を用い、軽いプレス
で粘着力により一体化を行う以外になかった。このタイ
プの感圧記録シートは、記録の隠ぺい性はあるものの、
簡単に再接着できるため、記録の秘守性の低いものであ
った。
【0005】以上のような問題を解決するために、本出
願人らは、不透明被覆シートを一旦剥離すると再接着し
ないタイプの感圧記録シートとして、感圧記録層、ポリ
オレフィン樹脂ラミネート層、電子線硬化性樹脂層、不
透明被覆シートを順次設けた感圧記録シートについて出
願した。この製法による感圧記録シートは、発色性、耐
水性、耐油性、耐摩擦性などが良好であるばかりでな
く、情報の非公開性が完全であり、かつ、一旦剥離した
不透明被覆シートは再接着しないため、情報の秘守性が
高いものであった。特に、感圧記録層を有するシート
と、不透明被覆シートとの一体化の工程において、ほと
んどプレス、あるいは加熱を行うことなく一体化ができ
るため、感圧記録層に圧力カブリが発生せず、良好な地
肌を有する感圧記録シートが得られた。
願人らは、不透明被覆シートを一旦剥離すると再接着し
ないタイプの感圧記録シートとして、感圧記録層、ポリ
オレフィン樹脂ラミネート層、電子線硬化性樹脂層、不
透明被覆シートを順次設けた感圧記録シートについて出
願した。この製法による感圧記録シートは、発色性、耐
水性、耐油性、耐摩擦性などが良好であるばかりでな
く、情報の非公開性が完全であり、かつ、一旦剥離した
不透明被覆シートは再接着しないため、情報の秘守性が
高いものであった。特に、感圧記録層を有するシート
と、不透明被覆シートとの一体化の工程において、ほと
んどプレス、あるいは加熱を行うことなく一体化ができ
るため、感圧記録層に圧力カブリが発生せず、良好な地
肌を有する感圧記録シートが得られた。
【0006】本出願人らは、上記の方法で作成した感圧
記録シートについて、さらに検討を重ねた結果、実際に
使用する際、以下のような問題が起こる場合があること
が確かめた。即ち、炎天下のポスト内部を模したような
高温下で長時間保存した場合に、不透明被覆シートとポ
リオレフィン樹脂ラミネート層の接着強度が重くなり、
剥離しにくくなるという問題点である。このトラブル
は、感圧複写記録内容の判読に支障があるばかりか、不
透明被覆シートが破れるなど美観上も好ましくないもの
であり、商品価値を著しく損なうものである。
記録シートについて、さらに検討を重ねた結果、実際に
使用する際、以下のような問題が起こる場合があること
が確かめた。即ち、炎天下のポスト内部を模したような
高温下で長時間保存した場合に、不透明被覆シートとポ
リオレフィン樹脂ラミネート層の接着強度が重くなり、
剥離しにくくなるという問題点である。このトラブル
は、感圧複写記録内容の判読に支障があるばかりか、不
透明被覆シートが破れるなど美観上も好ましくないもの
であり、商品価値を著しく損なうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、不透明被覆シートを電子線硬化性樹脂を用いて一体
化した自己発色型感圧記録シートにおいて、その本来の
自己発色性を犠牲にすることなく、高温で保存しても接
着強度が変わらず、必要ならば情報の非公開性を有し、
不透明被覆シートの剥離性が良好である該感圧記録シー
トを提供することにある。
は、不透明被覆シートを電子線硬化性樹脂を用いて一体
化した自己発色型感圧記録シートにおいて、その本来の
自己発色性を犠牲にすることなく、高温で保存しても接
着強度が変わらず、必要ならば情報の非公開性を有し、
不透明被覆シートの剥離性が良好である該感圧記録シー
トを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討を行った結果、以下の解決法を見いだ
すに至った。即ち、支持体の片面に、双方または一方が
マイクロカプセル化されている発色剤又は顕色剤をそれ
ぞれ単独で積層、或は混合して塗設した感圧記録層、ポ
リオレフィン樹脂ラミネート層、電子線硬化性樹脂層、
不透明被覆シートを順次設けた感圧記録シートにおい
て、電子線硬化性樹脂層を構成する樹脂が、非シリコー
ン系電子線硬化性樹脂とシリコーン系電子線硬化性樹脂
の混合物であり、その重量混合比が99/1〜20/8
0の範囲であることを特徴とする感圧記録シートの発明
である。
について鋭意検討を行った結果、以下の解決法を見いだ
すに至った。即ち、支持体の片面に、双方または一方が
マイクロカプセル化されている発色剤又は顕色剤をそれ
ぞれ単独で積層、或は混合して塗設した感圧記録層、ポ
リオレフィン樹脂ラミネート層、電子線硬化性樹脂層、
不透明被覆シートを順次設けた感圧記録シートにおい
て、電子線硬化性樹脂層を構成する樹脂が、非シリコー
ン系電子線硬化性樹脂とシリコーン系電子線硬化性樹脂
の混合物であり、その重量混合比が99/1〜20/8
0の範囲であることを特徴とする感圧記録シートの発明
である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
感圧記録シートにおいては、ポリオレフィン樹脂ラミネ
ート層の作用で記録面上に設けた電子線硬化性樹脂層を
形成する接着樹脂が感圧記録層に滲み込まず、感圧記録
時において高い発色濃度が得られ、印字面の光沢、耐傷
性、耐摩擦性に優れ、又、不透明被覆シートと一体化さ
れているために、感圧記録した情報を外部に公開、露出
することなく取り扱うことができ、且つ必要に応じて不
透明被覆シートを剥離することにより、内部に感圧記録
した情報を読むことができる。一旦剥離した不透明被覆
シートは再接着しないため守秘が完璧である。不透明被
覆シートの表面に顕色剤層を設けた場合、発色剤あるい
はそのカプセルを塗設した上用紙と重ね合わせて感圧印
字すれば、不透明被覆シートの表面上に感圧記録を精度
良く行うことができる。内部の感圧記録層のみに発色さ
せたい場合は、インクリボンを外したプリンターで上用
紙を用いずに空打ちを行うか、あるいは上用紙を用いて
顕色剤層上に減感インクを塗布することにより、不透明
被覆シートへの発色を抑制できる。
感圧記録シートにおいては、ポリオレフィン樹脂ラミネ
ート層の作用で記録面上に設けた電子線硬化性樹脂層を
形成する接着樹脂が感圧記録層に滲み込まず、感圧記録
時において高い発色濃度が得られ、印字面の光沢、耐傷
性、耐摩擦性に優れ、又、不透明被覆シートと一体化さ
れているために、感圧記録した情報を外部に公開、露出
することなく取り扱うことができ、且つ必要に応じて不
透明被覆シートを剥離することにより、内部に感圧記録
した情報を読むことができる。一旦剥離した不透明被覆
シートは再接着しないため守秘が完璧である。不透明被
覆シートの表面に顕色剤層を設けた場合、発色剤あるい
はそのカプセルを塗設した上用紙と重ね合わせて感圧印
字すれば、不透明被覆シートの表面上に感圧記録を精度
良く行うことができる。内部の感圧記録層のみに発色さ
せたい場合は、インクリボンを外したプリンターで上用
紙を用いずに空打ちを行うか、あるいは上用紙を用いて
顕色剤層上に減感インクを塗布することにより、不透明
被覆シートへの発色を抑制できる。
【0010】ポリオレフィン樹脂に溶解しない接着樹脂
が、ポリオレフィン樹脂ラミネート層上に塗布され、充
分に硬化、あるいは架橋されている場合には、固化した
電子線硬化性樹脂層は凝集力、あるいは軽いアンカー効
果でポリオレフィン樹脂ラミネート層に接着しているも
のの、軽い力でポリオレフィン樹脂ラミネート層と分離
(剥離)できる。一度分離した場合、電子線硬化性樹脂
層を構成する樹脂は充分に固化しているため、ポリオレ
フィン樹脂ラミネート層に再度、加圧や加温などにより
接着することはない。ポリオレフィン樹脂ラミネート
層、および固化した電子線硬化性樹脂層は、筆圧をほと
んど分散、吸収することなく伝達するため、感圧記録時
において、高い発色濃度が得られ、印字面の光沢、耐傷
性、耐摩擦性に優れ、又、ポリオレフィン樹脂ラミネー
ト層の上に電子線硬化性樹脂層、不透明被覆シートを有
するために、感圧記録した情報を外部に公開、露出する
ことなく取り扱うことができ、且つ必要に応じて不透明
被覆シートを剥離することにより、内部に感圧記録した
情報を読むことができる。さらに、上に述べた理由で、
一度開示した情報は、再度隠蔽できない(再接着防止
性)という特徴を有する。
が、ポリオレフィン樹脂ラミネート層上に塗布され、充
分に硬化、あるいは架橋されている場合には、固化した
電子線硬化性樹脂層は凝集力、あるいは軽いアンカー効
果でポリオレフィン樹脂ラミネート層に接着しているも
のの、軽い力でポリオレフィン樹脂ラミネート層と分離
(剥離)できる。一度分離した場合、電子線硬化性樹脂
層を構成する樹脂は充分に固化しているため、ポリオレ
フィン樹脂ラミネート層に再度、加圧や加温などにより
接着することはない。ポリオレフィン樹脂ラミネート
層、および固化した電子線硬化性樹脂層は、筆圧をほと
んど分散、吸収することなく伝達するため、感圧記録時
において、高い発色濃度が得られ、印字面の光沢、耐傷
性、耐摩擦性に優れ、又、ポリオレフィン樹脂ラミネー
ト層の上に電子線硬化性樹脂層、不透明被覆シートを有
するために、感圧記録した情報を外部に公開、露出する
ことなく取り扱うことができ、且つ必要に応じて不透明
被覆シートを剥離することにより、内部に感圧記録した
情報を読むことができる。さらに、上に述べた理由で、
一度開示した情報は、再度隠蔽できない(再接着防止
性)という特徴を有する。
【0011】本発明において画期的な点は、電子線硬化
性樹脂層を構成する樹脂が、非シリコーン系電子線硬化
性樹脂とシリコーン系電子線硬化性樹脂の混合物であ
り、その重量混合比が99/1〜20/80の範囲であ
ることである。一般に電子線硬化性樹脂と呼ばれる非シ
リコーン系電子線硬化性樹脂にシリコーン系電子線硬化
性樹脂を一定の重量混合比で混合することにより、高温
保存下においての電子線硬化された樹脂の劣化あるいは
過重合が抑制され、長期間に渡って良好な剥離性を有す
る該感圧記録シートを製造することができる。
性樹脂層を構成する樹脂が、非シリコーン系電子線硬化
性樹脂とシリコーン系電子線硬化性樹脂の混合物であ
り、その重量混合比が99/1〜20/80の範囲であ
ることである。一般に電子線硬化性樹脂と呼ばれる非シ
リコーン系電子線硬化性樹脂にシリコーン系電子線硬化
性樹脂を一定の重量混合比で混合することにより、高温
保存下においての電子線硬化された樹脂の劣化あるいは
過重合が抑制され、長期間に渡って良好な剥離性を有す
る該感圧記録シートを製造することができる。
【0012】また、驚くべき事に本発明におけるように
非シリコーン系電子線硬化性樹脂にシリコーン系電子線
硬化性樹脂を一定の重量混合比で混合した場合、不透明
被覆シート中への電子線硬化性樹脂の滲み込みが抑制さ
れるためだと思われるが、ある種類の電子線硬化性樹脂
を使用する場合に問題となる不透明被覆シートの透明化
という現象が回避されていることが明かとなった。
非シリコーン系電子線硬化性樹脂にシリコーン系電子線
硬化性樹脂を一定の重量混合比で混合した場合、不透明
被覆シート中への電子線硬化性樹脂の滲み込みが抑制さ
れるためだと思われるが、ある種類の電子線硬化性樹脂
を使用する場合に問題となる不透明被覆シートの透明化
という現象が回避されていることが明かとなった。
【0013】電子線硬化性樹脂層に混合されるシリコー
ン樹脂成分が電子線硬化性でない場合、即ち、付加重合
あるいは縮重合を行うような熱硬化性シリコーン樹脂と
か、重合性を有さないシリコーンオイルのごときシリコ
ーン樹脂の場合には、一定の電子線硬化性樹脂の過重合
防止性、不透明被覆シートの剥離性維持に効果はあるも
のの、電子線硬化性樹脂層内に固定されないため、徐々
にブリードアウトし、最終的に不透明被覆シートとポリ
オレフィン樹脂ラミネート層との接着性を低下させると
いう致命的問題がある。しかしながら、本発明において
用いられるシリコーン系電子線硬化性樹脂は、電子線照
射により硬化するものであり、非シリコーン系電子線硬
化性樹脂と混合した状態で電子線照射を行うことにより
非シリコーン系電子線硬化性樹脂と共重合する形で硬化
することができる。このため、剥離性、過重合防止性を
防止できるシリコーン成分は、電子線硬化性樹脂層中に
固定され、経時により変化することがない。また、硬化
後ブリードアウトすることがないため、良好な不透明被
覆シートとポリオレフィン樹脂ラミネート層との接着性
が維持できる。
ン樹脂成分が電子線硬化性でない場合、即ち、付加重合
あるいは縮重合を行うような熱硬化性シリコーン樹脂と
か、重合性を有さないシリコーンオイルのごときシリコ
ーン樹脂の場合には、一定の電子線硬化性樹脂の過重合
防止性、不透明被覆シートの剥離性維持に効果はあるも
のの、電子線硬化性樹脂層内に固定されないため、徐々
にブリードアウトし、最終的に不透明被覆シートとポリ
オレフィン樹脂ラミネート層との接着性を低下させると
いう致命的問題がある。しかしながら、本発明において
用いられるシリコーン系電子線硬化性樹脂は、電子線照
射により硬化するものであり、非シリコーン系電子線硬
化性樹脂と混合した状態で電子線照射を行うことにより
非シリコーン系電子線硬化性樹脂と共重合する形で硬化
することができる。このため、剥離性、過重合防止性を
防止できるシリコーン成分は、電子線硬化性樹脂層中に
固定され、経時により変化することがない。また、硬化
後ブリードアウトすることがないため、良好な不透明被
覆シートとポリオレフィン樹脂ラミネート層との接着性
が維持できる。
【0014】本発明の感圧記録シートに用いられる支持
体、および不透明被覆シートとしては、グラシン紙、上
質紙、アート紙、コーテッド紙、キャスト紙などの一般
紙を用いることができ、木材パルプ、合成パルプ、填
料、サイズ剤、紙力増強剤、染料等、通常抄紙で用いら
れる原材料を必要に応じて使用することが可能である。
また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリメチルペンテン等のプラスチックシー
ト、およびこれらの合成繊維からなる合成紙や不織布、
または合成樹脂を紙に片面、または両面にラミネートし
たラミネート紙、金属箔、または金属箔と紙の貼り合わ
せ品、蒸着紙、ホログラム処理を施した不透明シート、
合成樹脂フィルムとの貼り合わせ品、マイカ紙、ガラス
ペーパーなども使用可能である。これらの支持体は無機
あるいは有機顔料、インク、トナーなどにより不透明化
することができる。
体、および不透明被覆シートとしては、グラシン紙、上
質紙、アート紙、コーテッド紙、キャスト紙などの一般
紙を用いることができ、木材パルプ、合成パルプ、填
料、サイズ剤、紙力増強剤、染料等、通常抄紙で用いら
れる原材料を必要に応じて使用することが可能である。
また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリメチルペンテン等のプラスチックシー
ト、およびこれらの合成繊維からなる合成紙や不織布、
または合成樹脂を紙に片面、または両面にラミネートし
たラミネート紙、金属箔、または金属箔と紙の貼り合わ
せ品、蒸着紙、ホログラム処理を施した不透明シート、
合成樹脂フィルムとの貼り合わせ品、マイカ紙、ガラス
ペーパーなども使用可能である。これらの支持体は無機
あるいは有機顔料、インク、トナーなどにより不透明化
することができる。
【0015】本発明に利用し得る感圧記録層について
は、特に制限されることなく、従来から公知のものを使
用できる。例えば、マイクロカプセル化の方法やマイク
ロカプセルの壁材、発色剤や発色剤を溶解する油、ある
いは顕色剤、接着樹脂、マイクロカプセル保護剤などで
ある。マイクロカプセル化法としては、コアセルベーシ
ョン法(米国特許2800458号明細書など)、界面
重合法(特公昭47−1763号公報など)、インサイ
チュー重合法(特開昭51−9079号公報など)など
が使用できる。
は、特に制限されることなく、従来から公知のものを使
用できる。例えば、マイクロカプセル化の方法やマイク
ロカプセルの壁材、発色剤や発色剤を溶解する油、ある
いは顕色剤、接着樹脂、マイクロカプセル保護剤などで
ある。マイクロカプセル化法としては、コアセルベーシ
ョン法(米国特許2800458号明細書など)、界面
重合法(特公昭47−1763号公報など)、インサイ
チュー重合法(特開昭51−9079号公報など)など
が使用できる。
【0016】マイクロカプセルの壁材としては、ポリウ
レタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹
脂、メラミン/ホルマリン樹脂などが使用できる。
レタン、ポリ尿素、エポキシ樹脂、尿素/ホルマリン樹
脂、メラミン/ホルマリン樹脂などが使用できる。
【0017】発色剤としては、トリアリルメタン系化合
物、ジアリールメタン系化合物、キサンテン系化合物、
チアジン系化合物、スピロピラン系化合物などが使用で
き、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられてい
るものであれば、特に制限されない。
物、ジアリールメタン系化合物、キサンテン系化合物、
チアジン系化合物、スピロピラン系化合物などが使用で
き、一般に感圧記録材料や感熱記録材料に用いられてい
るものであれば、特に制限されない。
【0018】発色剤を溶解する油としては、ジアリール
アルカン系、アルキルナフタレン系、アルキル化ビフェ
ニル、水添ターフェニルの如き芳香族合成油、ケロシ
ン、ナフサ、パラフィン油、塩素化パラフィンの如き脂
肪族合成油、綿実油、大豆油、亜麻仁油の如き植物油な
どが使用できる。
アルカン系、アルキルナフタレン系、アルキル化ビフェ
ニル、水添ターフェニルの如き芳香族合成油、ケロシ
ン、ナフサ、パラフィン油、塩素化パラフィンの如き脂
肪族合成油、綿実油、大豆油、亜麻仁油の如き植物油な
どが使用できる。
【0019】マイクロカプセルの保護剤としては、セル
ロース粉末、デンプン粒子、タルク、焼成カオリン、炭
酸カルシウムなどが使用できる。
ロース粉末、デンプン粒子、タルク、焼成カオリン、炭
酸カルシウムなどが使用できる。
【0020】顕色剤としては、粘土類(例えば、酸性白
土、アタパルジャイトなど)、有機酸(例えば、サリチ
ル酸の如き芳香族カルボキシ化合物、又はこれらの金属
塩など)、有機酸と金属化合物の混合物、酸性重合体
(例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、サリチ
ル酸系樹脂、又はこれらの金属塩など)などが使用でき
る。
土、アタパルジャイトなど)、有機酸(例えば、サリチ
ル酸の如き芳香族カルボキシ化合物、又はこれらの金属
塩など)、有機酸と金属化合物の混合物、酸性重合体
(例えば、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、サリチ
ル酸系樹脂、又はこれらの金属塩など)などが使用でき
る。
【0021】本発明において、感圧記録層の形成に使用
されるバインダーとしては、デンプン類、ヒドロキシエ
チルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導
体、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、酸化デンプ
ン、エステル化合物デンプンなどのサッカロースの如き
水性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、変性ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リル酸、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリ
ル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/
無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ラテックス、ポ
リアクリルアミド、スチレン/無水マレイン酸共重合体
などの如き水溶性合成高分子化合物やラテックス類、エ
チレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶
性接着樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアク
リル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合体、アク
リロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル
/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン
/アクリル酸共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体
等のラテックスなどが挙げられる。
されるバインダーとしては、デンプン類、ヒドロキシエ
チルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導
体、カゼイン、ゼラチンなどのプロテイン、酸化デンプ
ン、エステル化合物デンプンなどのサッカロースの如き
水性天然高分子化合物、ポリビニルアルコール、変性ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアク
リル酸、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/ア
クリル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリ
ル酸エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/
無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩、ラテックス、ポ
リアクリルアミド、スチレン/無水マレイン酸共重合体
などの如き水溶性合成高分子化合物やラテックス類、エ
チレン/無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶
性接着樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリアク
リル酸エステル、スチレン/ブタジエン共重合体、アク
リロニトリル/ブタジエン共重合体、アクリル酸メチル
/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン
/アクリル酸共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合体
等のラテックスなどが挙げられる。
【0022】感圧記録層、ポリオレフィン樹脂ラミネー
ト層、或は電子線硬化性樹脂層中に使用される顔料とし
ては、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素−ホルマ
リン樹脂等が挙げられる。
ト層、或は電子線硬化性樹脂層中に使用される顔料とし
ては、ケイソウ土、タルク、カオリン、焼成カオリン、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化
亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウム、尿素−ホルマ
リン樹脂等が挙げられる。
【0023】その他に、助剤としてステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、パラフ
ィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリエチレ
ン、ステアリン酸アミド、カスターワックス等のワック
ス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ス
ルホン酸変性ポリビニルアルコール等の分散剤、ベンゾ
フェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収
剤、さらに界面活性剤、蛍光染料などが必要に応じて添
加される。
ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪酸金属塩、パラフ
ィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリエチレ
ン、ステアリン酸アミド、カスターワックス等のワック
ス類、また、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ス
ルホン酸変性ポリビニルアルコール等の分散剤、ベンゾ
フェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収
剤、さらに界面活性剤、蛍光染料などが必要に応じて添
加される。
【0024】本発明の感圧記録シートにおいて、感圧記
録層の形成方法としては、ブレード塗工法、エアナイフ
塗工法、グラビア塗工法、ロールコーティング塗工法、
バー塗工法、落下カーテン塗工法等の公知の塗工方法が
利用可能である。感圧記録層は平滑化処理をすることが
好ましい。
録層の形成方法としては、ブレード塗工法、エアナイフ
塗工法、グラビア塗工法、ロールコーティング塗工法、
バー塗工法、落下カーテン塗工法等の公知の塗工方法が
利用可能である。感圧記録層は平滑化処理をすることが
好ましい。
【0025】更に、カール防止のためにバックコートを
施したり、ジャミング防止のために導電処理を行った
り、支持体と感圧記録層の間にアンダーコート層を設け
る等、感圧記録材料製造分野における各種の公知技術を
必要に応じて付加することができる。
施したり、ジャミング防止のために導電処理を行った
り、支持体と感圧記録層の間にアンダーコート層を設け
る等、感圧記録材料製造分野における各種の公知技術を
必要に応じて付加することができる。
【0026】また、本発明の構成として、高い発色濃度
を得る上で、支持体と感圧記録層との間に、炭酸カルシ
ウム、タルク、シリカ、クレー、硫酸バリウム、炭酸マ
グネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸鉛、鉛白、亜鉛
華、硫化亜鉛、サチン白、酸化チタン、酸化アンチモ
ン、雲母、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、石膏、水
酸化アルミニウムなどの無機顔料、またはポリスチレ
ン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベンゼン
共重合体、ポリメタクリル酸メチル、尿素/ホルムアル
デヒド重合体、ポリエチレンなどの微紛有機顔料を含む
下引き層を設けることは何等差し支えない。
を得る上で、支持体と感圧記録層との間に、炭酸カルシ
ウム、タルク、シリカ、クレー、硫酸バリウム、炭酸マ
グネシウム、ケイ酸マグネシウム、硫酸鉛、鉛白、亜鉛
華、硫化亜鉛、サチン白、酸化チタン、酸化アンチモ
ン、雲母、ベントナイト、ケイ酸カルシウム、石膏、水
酸化アルミニウムなどの無機顔料、またはポリスチレ
ン、ポリビニルトルエン、スチレン/ジビニルベンゼン
共重合体、ポリメタクリル酸メチル、尿素/ホルムアル
デヒド重合体、ポリエチレンなどの微紛有機顔料を含む
下引き層を設けることは何等差し支えない。
【0027】ポリオレフィン樹脂ラミネート層を構成す
るポリオレフィン樹脂とは、例えば、以下の物質が挙げ
られる。ポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、ポリプロピ
レンとしてはイソタクチック、アタクチック、それらの
混合物、エチレンとのランダム共重合体またはブロック
共重合体など、その他ポリ−3−メチルペンテン−1、
ポリエチレングリコールテレフタレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、エバール、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体などを単独で、あるいは混合してもちいるこ
とが出来る。しかしながら、電子線硬化性樹脂層との接
着性、あるいは剥離性、再接着防止性を考慮すると、ポ
リエチレン、ポリプロピレンあるいはポリメチルペンテ
ン(ポリ−4−メチルペンテン−1、TPX)を主成分
とするポリオレフィン樹脂であることが好ましい。ポリ
オレフィン樹脂ラミネートは上記の物質を溶融押し出し
法で感圧記録層上に設けることができる。溶融押し出し
の前処理として、感圧記録層にコロナ処理など公知の接
着性改良のための処理を行うことは何等差し支えない。
るポリオレフィン樹脂とは、例えば、以下の物質が挙げ
られる。ポリエチレンとしては、高密度ポリエチレン、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密
度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレン、ポリプロピ
レンとしてはイソタクチック、アタクチック、それらの
混合物、エチレンとのランダム共重合体またはブロック
共重合体など、その他ポリ−3−メチルペンテン−1、
ポリエチレングリコールテレフタレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、エバール、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体などを単独で、あるいは混合してもちいるこ
とが出来る。しかしながら、電子線硬化性樹脂層との接
着性、あるいは剥離性、再接着防止性を考慮すると、ポ
リエチレン、ポリプロピレンあるいはポリメチルペンテ
ン(ポリ−4−メチルペンテン−1、TPX)を主成分
とするポリオレフィン樹脂であることが好ましい。ポリ
オレフィン樹脂ラミネートは上記の物質を溶融押し出し
法で感圧記録層上に設けることができる。溶融押し出し
の前処理として、感圧記録層にコロナ処理など公知の接
着性改良のための処理を行うことは何等差し支えない。
【0028】感圧記録層上とポリオレフィン樹脂ラミネ
ート層の間に、必要であれば接着性改良のための水性中
間層を、感圧記録感度が低下しない塗布量範囲で設ける
ことができる。
ート層の間に、必要であれば接着性改良のための水性中
間層を、感圧記録感度が低下しない塗布量範囲で設ける
ことができる。
【0029】ポリオレフィン樹脂ラミネート層は、一般
の溶融押しだしダイ、Tダイ、多層同時押しだしダイな
どのラミネーターを用いることができる。また、ポリオ
レフィン樹脂フィルムを電子線硬化性樹脂層を介して感
圧記録層、あるいは水性中間層上に接着してもポリオレ
フィン樹脂ラミネート層を得ることができる。さらに感
圧記録層上に設けたポリオレフィン樹脂ラミネート層
と、不透明被覆層に設けたポリオレフィン樹脂ラミネー
ト層を重ね合わせ、熱融着しても接着が可能であるが、
感圧記録層の圧力カブリの制約上、あまり好ましくな
い。
の溶融押しだしダイ、Tダイ、多層同時押しだしダイな
どのラミネーターを用いることができる。また、ポリオ
レフィン樹脂フィルムを電子線硬化性樹脂層を介して感
圧記録層、あるいは水性中間層上に接着してもポリオレ
フィン樹脂ラミネート層を得ることができる。さらに感
圧記録層上に設けたポリオレフィン樹脂ラミネート層
と、不透明被覆層に設けたポリオレフィン樹脂ラミネー
ト層を重ね合わせ、熱融着しても接着が可能であるが、
感圧記録層の圧力カブリの制約上、あまり好ましくな
い。
【0030】本発明において、非シリコーン系電子線硬
化性樹脂として用いることのできる樹脂としてはエチレ
ン性不飽和結合を有する化合物が挙げられるが、より具
体的には以下の樹脂が挙げられる。
化性樹脂として用いることのできる樹脂としてはエチレ
ン性不飽和結合を有する化合物が挙げられるが、より具
体的には以下の樹脂が挙げられる。
【0031】(1)脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪
族の多価アルコール及びポリアルキレングリコールのポ
リ(メタ)アクリレート (2)脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族の多価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加させた多価アルコ
ールのポリ(メタ)アクリレート (3)ポリエステルポリ(メタ)アクリレート (4)ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート (5)エポキシポリ(メタ)アクリレート (6)ポリアミドポリ(メタ)アクリレート (7)ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸
エステル (8)(メタ)アクリロイルオキシ基を側鎖、または末
端に有するビニル系またはジエン系化合物 (9)単官能(メタ)アクリレート、ビニルピロリド
ン、(メタ)アクリロイル化合物 (10)エチレン性不飽和結合を有するシアノ化合物 (11)エチレン性不飽和結合を有するモノあるいはポ
リカルボン酸、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩、アミン塩など (12)エチレン性不飽和(メタ)アクリルアミドまた
はアルキル置換(メタ)アクリルアミドおよびその多量
体 (13)ビニルラクタムおよびポリビニルラクタム化合
物 (14)エチレン性不飽和結合を有するポリエーテルお
よびそのエステル (15)エチレン性不飽和結合を有するアルコールのエ
ステル (16)エチレン性不飽和結合を有するポリアルコール
およびそのエステル (17)スチレン、ジビニルベンゼンなど1個以上のエ
チレン性不飽和結合を有する芳香族化合物 (18)上記(1)〜(17)記載の化合物の多量体あ
るいはオリゴエステル(メタ)アクリレート変性物
族の多価アルコール及びポリアルキレングリコールのポ
リ(メタ)アクリレート (2)脂肪族、脂環族、芳香族、芳香脂肪族の多価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加させた多価アルコ
ールのポリ(メタ)アクリレート (3)ポリエステルポリ(メタ)アクリレート (4)ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート (5)エポキシポリ(メタ)アクリレート (6)ポリアミドポリ(メタ)アクリレート (7)ポリ(メタ)アクリロイルオキシアルキルリン酸
エステル (8)(メタ)アクリロイルオキシ基を側鎖、または末
端に有するビニル系またはジエン系化合物 (9)単官能(メタ)アクリレート、ビニルピロリド
ン、(メタ)アクリロイル化合物 (10)エチレン性不飽和結合を有するシアノ化合物 (11)エチレン性不飽和結合を有するモノあるいはポ
リカルボン酸、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩、アミン塩など (12)エチレン性不飽和(メタ)アクリルアミドまた
はアルキル置換(メタ)アクリルアミドおよびその多量
体 (13)ビニルラクタムおよびポリビニルラクタム化合
物 (14)エチレン性不飽和結合を有するポリエーテルお
よびそのエステル (15)エチレン性不飽和結合を有するアルコールのエ
ステル (16)エチレン性不飽和結合を有するポリアルコール
およびそのエステル (17)スチレン、ジビニルベンゼンなど1個以上のエ
チレン性不飽和結合を有する芳香族化合物 (18)上記(1)〜(17)記載の化合物の多量体あ
るいはオリゴエステル(メタ)アクリレート変性物
【0032】これらの樹脂は、単独で使用できるし、他
の樹脂と混合して使うことができる。また、無溶剤で塗
布することもできるし有機溶剤に溶解して塗布するか、
水あるいは不溶解性の有機溶剤に乳化させて塗布、乾
燥、硬化して用いることもできる。
の樹脂と混合して使うことができる。また、無溶剤で塗
布することもできるし有機溶剤に溶解して塗布するか、
水あるいは不溶解性の有機溶剤に乳化させて塗布、乾
燥、硬化して用いることもできる。
【0033】本発明において、シリコーン系電子線硬化
性樹脂として用いることのできる樹脂としてはエチレン
性不飽和結合を有するポリオルガノシロキサン、その中
でも一般的なシリコーン樹脂(主にポリジメチルシロキ
サンあるいはポリジアルキルシロキサン)の分子主鎖の
末端あるいは側鎖にアクリロイル基、またはメタクリロ
ウル基を導入した樹脂またはその誘導体が挙げられる。
性樹脂として用いることのできる樹脂としてはエチレン
性不飽和結合を有するポリオルガノシロキサン、その中
でも一般的なシリコーン樹脂(主にポリジメチルシロキ
サンあるいはポリジアルキルシロキサン)の分子主鎖の
末端あるいは側鎖にアクリロイル基、またはメタクリロ
ウル基を導入した樹脂またはその誘導体が挙げられる。
【0034】具体的なシリコーン系電子線硬化性樹脂と
して、商品名ではFM0711、FM0721、FM0
725、PS583(以上、チッソ(株))、KNS−
50002、KNS−5100、KNS−5300、K
P−600、X−62−7052、X−62−710
0、X−62−7112、X−62−7140、X−6
2−7144、X−62−7153、X−62−715
7、X−62−7158、KNS−5200、KNS−
5300、X−62−7166、X−62−7168、
X−62−7177、X−62−7180、X−62ー
7181、X−62−7192、X−62−7200、
X−62−7203、X−62−7205、X−62−
7931、KM−875、X−62−7296A/B、
X−62−7305A/B、X−62−7028A/
B、X−62−5039A/B、X−62−5040A
/B(以上、信越化学工業(株))、RC149、RC
300、RC450、RC802、RC710、RC7
15、RC720、RC730(以上、ゴールドシュミ
ット社)、EBECRYL350、EBECRYL13
60(以上、ダイセルUCB(株))などが挙げられ
る。
して、商品名ではFM0711、FM0721、FM0
725、PS583(以上、チッソ(株))、KNS−
50002、KNS−5100、KNS−5300、K
P−600、X−62−7052、X−62−710
0、X−62−7112、X−62−7140、X−6
2−7144、X−62−7153、X−62−715
7、X−62−7158、KNS−5200、KNS−
5300、X−62−7166、X−62−7168、
X−62−7177、X−62−7180、X−62ー
7181、X−62−7192、X−62−7200、
X−62−7203、X−62−7205、X−62−
7931、KM−875、X−62−7296A/B、
X−62−7305A/B、X−62−7028A/
B、X−62−5039A/B、X−62−5040A
/B(以上、信越化学工業(株))、RC149、RC
300、RC450、RC802、RC710、RC7
15、RC720、RC730(以上、ゴールドシュミ
ット社)、EBECRYL350、EBECRYL13
60(以上、ダイセルUCB(株))などが挙げられ
る。
【0035】ブロッキング防止、増粘、増量用に、これ
らの電子線硬化性樹脂層を形成する樹脂に、有機あるい
は無機顔料を含有させることが可能で、例えば、カオリ
ン、焼成カオリン、タルク、ろう石、ケイソウ土、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグナシウ
ム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、炭酸バリウム、尿
素−ホルマリン樹脂、スチレン等のプラスティックビー
ズなどが挙げられる。
らの電子線硬化性樹脂層を形成する樹脂に、有機あるい
は無機顔料を含有させることが可能で、例えば、カオリ
ン、焼成カオリン、タルク、ろう石、ケイソウ土、炭酸
カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグナシウ
ム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、炭酸バリウム、尿
素−ホルマリン樹脂、スチレン等のプラスティックビー
ズなどが挙げられる。
【0036】電子線硬化性樹脂層の塗布量は、限定され
るものではないが、筆圧低下をできるだけ避ける目的か
ら、より薄いことが望まれ、好ましくは0.5〜30g
/m2以下、より好ましくは、1.0〜20g/m2以下
の範囲内である。本発明の電子線硬化性樹脂層を形成す
る樹脂を塗布する方法としては、グラビアロールおよび
トランスファロールコーター、バーコーター、ロールコ
ーター、エアナイフコーター、Uコンマコーター、AK
KUコーター、スムージングコーター、マイクログラビ
アコーター、エアナイフコーター、リバースロールコー
ター、4本あるいは5本ロールコーター、ブレードコー
ター、ディップコーター、バーコーター、ロッドコータ
ー、キスコーター、ゲートロールコーター、スクイズコ
ーター、落下カーテンコーター、スライドコーター、ダ
イコーターなど、如何なるコーターを用いてもよい。
るものではないが、筆圧低下をできるだけ避ける目的か
ら、より薄いことが望まれ、好ましくは0.5〜30g
/m2以下、より好ましくは、1.0〜20g/m2以下
の範囲内である。本発明の電子線硬化性樹脂層を形成す
る樹脂を塗布する方法としては、グラビアロールおよび
トランスファロールコーター、バーコーター、ロールコ
ーター、エアナイフコーター、Uコンマコーター、AK
KUコーター、スムージングコーター、マイクログラビ
アコーター、エアナイフコーター、リバースロールコー
ター、4本あるいは5本ロールコーター、ブレードコー
ター、ディップコーター、バーコーター、ロッドコータ
ー、キスコーター、ゲートロールコーター、スクイズコ
ーター、落下カーテンコーター、スライドコーター、ダ
イコーターなど、如何なるコーターを用いてもよい。
【0037】本発明による感圧記録シートにおいては、
これらの支持体、または感圧記録層、ポリオレフィン樹
脂ラミネート層、不透明被覆シート上に文字印刷や地紋
印刷して用いることができる。また、本発明において、
接着性と濡れ性を良くするために、感圧記録層上、ポリ
オレフィン樹脂ラミネート層上、不透明被覆シート上に
コロナ処理、オゾン処理、火炎処理等による表面処理を
行なうことは何等差し支えない。
これらの支持体、または感圧記録層、ポリオレフィン樹
脂ラミネート層、不透明被覆シート上に文字印刷や地紋
印刷して用いることができる。また、本発明において、
接着性と濡れ性を良くするために、感圧記録層上、ポリ
オレフィン樹脂ラミネート層上、不透明被覆シート上に
コロナ処理、オゾン処理、火炎処理等による表面処理を
行なうことは何等差し支えない。
【0038】また、本発明の感圧記録シートは、その表
面、感圧記録面、ポリオレフィン樹脂ラミネート層面、
或は裏面に、発色剤層又は顕色剤層、保護被覆層、電子
線硬化性樹脂層、剥離層、印刷層、トナー受理層、イン
ク受理層、感熱記録層、筆記層、磁気記録層などを単独
で、あるいは同時に設けることができる。また、本発明
の感圧記録シートは、他の感圧記録シート、裏カーボン
複写シート、粘着シート、印刷シート、透明フィルムな
どと組合わせて一連の複写シートとして使用できる。本
発明の記録シートの一部、あるいは全部にダイカットな
どの加工、一部の不透明被覆シートの分離、ミシン目、
プリンター用送り孔などの加工を施すことは何等差し支
えない。
面、感圧記録面、ポリオレフィン樹脂ラミネート層面、
或は裏面に、発色剤層又は顕色剤層、保護被覆層、電子
線硬化性樹脂層、剥離層、印刷層、トナー受理層、イン
ク受理層、感熱記録層、筆記層、磁気記録層などを単独
で、あるいは同時に設けることができる。また、本発明
の感圧記録シートは、他の感圧記録シート、裏カーボン
複写シート、粘着シート、印刷シート、透明フィルムな
どと組合わせて一連の複写シートとして使用できる。本
発明の記録シートの一部、あるいは全部にダイカットな
どの加工、一部の不透明被覆シートの分離、ミシン目、
プリンター用送り孔などの加工を施すことは何等差し支
えない。
【0039】本発明において、用いられる電子線硬化性
樹脂を電子線照射により硬化するには、電子線の透過
力、硬化力の面から加速電圧が100〜1000KVであ
り、より好ましくは100〜300KVの電子線加速器を
用いることが好ましい。電子線照射は、不透明被覆シー
トにおける吸収線量が0.5〜5Mradになるようにする
ことが好ましい。加速電圧、あるいは電子線照射量がこ
の範囲より低いと、電子線の透過力が低すぎて十分な硬
化が行なわれず、不透明被覆シートの発色阻害を引き起
こすことがあるし、またこの範囲より大きすぎると、エ
ネルギー効率が悪化するばかりでなく、樹脂、添加剤の
分解、原紙の強度低下など品質上好ましくない影響が現
われ、特に不透明被覆シートの剥離性を悪化させる。
樹脂を電子線照射により硬化するには、電子線の透過
力、硬化力の面から加速電圧が100〜1000KVであ
り、より好ましくは100〜300KVの電子線加速器を
用いることが好ましい。電子線照射は、不透明被覆シー
トにおける吸収線量が0.5〜5Mradになるようにする
ことが好ましい。加速電圧、あるいは電子線照射量がこ
の範囲より低いと、電子線の透過力が低すぎて十分な硬
化が行なわれず、不透明被覆シートの発色阻害を引き起
こすことがあるし、またこの範囲より大きすぎると、エ
ネルギー効率が悪化するばかりでなく、樹脂、添加剤の
分解、原紙の強度低下など品質上好ましくない影響が現
われ、特に不透明被覆シートの剥離性を悪化させる。
【0040】電子線加速器としては、例えば、エレクト
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプ等の何れでも良い。また電子線照射
の工程において、オーバーコート層上に合成樹脂フィル
ム、金属箔、あるいは金属ドラムなどを密着させてその
表面形状を転写しながらオーバーコート層の硬化を行う
ことができる。
ロカーテンシステム、スキャンニングタイプ、ダブルス
キャンニングタイプ等の何れでも良い。また電子線照射
の工程において、オーバーコート層上に合成樹脂フィル
ム、金属箔、あるいは金属ドラムなどを密着させてその
表面形状を転写しながらオーバーコート層の硬化を行う
ことができる。
【0041】なお、電子線照射に際しては、酸素濃度が
高いと電子線硬化樹脂の硬化が妨げられるため、窒素、
ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行
い、酸素濃度を600ppm 以下、好ましくは400ppm
以下に抑制した雰囲気中で照射することが好ましい。
高いと電子線硬化樹脂の硬化が妨げられるため、窒素、
ヘリウム、二酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行
い、酸素濃度を600ppm 以下、好ましくは400ppm
以下に抑制した雰囲気中で照射することが好ましい。
【0042】
【作用】本発明の感圧記録シートにおいては、感圧記録
層上のポリオレフィン樹脂ラミネート層に、ポリオレフ
ィン樹脂を溶解しない接着樹脂が、充分に硬化、あるい
は架橋されているため、固化した電子線硬化性樹脂層は
凝集力、あるいは軽いアンカー効果でポリオレフィン樹
脂ラミネート層に接着しているものの、軽い力でポリオ
レフィン樹脂ラミネート層と分離(剥離)できる。不透
明被覆シートと接着樹脂は十分なアンカー効果や化学結
合、凝集力で十分に接着している。一旦、接着樹脂をポ
リオレフィン樹脂ラミネート層から分離した場合、電子
線硬化性樹脂層を構成する樹脂は充分に固化しているた
め、ポリオレフィン樹脂ラミネート層に再度、加圧や加
温などにより接着することはない。ポリオレフィン樹脂
ラミネート層、および固化した電子線硬化性樹脂層は、
筆圧をほとんど分散、吸収することなく伝達するため、
感圧記録時において、高い発色濃度が得られ、印字面の
光沢、耐傷性、耐摩擦性に優れ、又、ポリオレフィン樹
脂ラミネート層の上に電子線硬化性樹脂層、不透明被覆
シートを有するために、感圧記録した情報を外部に公
開、露出することなく取り扱うことができ、且つ必要に
応じて不透明被覆シートを剥離することにより、内部に
感圧記録した情報を読むことができる。さらに、上に述
べた理由で、一度開示した情報は、再度隠蔽できない
(再接着防止性)という特徴を有する。電子線硬化性樹
脂層には電子線照射により硬化され得るシリコーン系電
子線硬化性樹脂を一定量含有するため、該感圧記録シー
トを高温下に保存しても非シリコーン系電子線硬化性樹
脂の過重合を抑制し、不透明被覆シートの剥離性を良好
なまま維持することができる。
層上のポリオレフィン樹脂ラミネート層に、ポリオレフ
ィン樹脂を溶解しない接着樹脂が、充分に硬化、あるい
は架橋されているため、固化した電子線硬化性樹脂層は
凝集力、あるいは軽いアンカー効果でポリオレフィン樹
脂ラミネート層に接着しているものの、軽い力でポリオ
レフィン樹脂ラミネート層と分離(剥離)できる。不透
明被覆シートと接着樹脂は十分なアンカー効果や化学結
合、凝集力で十分に接着している。一旦、接着樹脂をポ
リオレフィン樹脂ラミネート層から分離した場合、電子
線硬化性樹脂層を構成する樹脂は充分に固化しているた
め、ポリオレフィン樹脂ラミネート層に再度、加圧や加
温などにより接着することはない。ポリオレフィン樹脂
ラミネート層、および固化した電子線硬化性樹脂層は、
筆圧をほとんど分散、吸収することなく伝達するため、
感圧記録時において、高い発色濃度が得られ、印字面の
光沢、耐傷性、耐摩擦性に優れ、又、ポリオレフィン樹
脂ラミネート層の上に電子線硬化性樹脂層、不透明被覆
シートを有するために、感圧記録した情報を外部に公
開、露出することなく取り扱うことができ、且つ必要に
応じて不透明被覆シートを剥離することにより、内部に
感圧記録した情報を読むことができる。さらに、上に述
べた理由で、一度開示した情報は、再度隠蔽できない
(再接着防止性)という特徴を有する。電子線硬化性樹
脂層には電子線照射により硬化され得るシリコーン系電
子線硬化性樹脂を一定量含有するため、該感圧記録シー
トを高温下に保存しても非シリコーン系電子線硬化性樹
脂の過重合を抑制し、不透明被覆シートの剥離性を良好
なまま維持することができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は、実施例に限られるものではない。
以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。
が、本発明の内容は、実施例に限られるものではない。
以下に示す部及び%のいずれも重量基準である。
【0044】実施例1 感圧記録紙として、市販の自己発色型感圧記録紙(三菱
製紙製、ダイヤセルフ、スーパーN100、坪量100
g/m2)を使用した。感圧記録面に、ポリオレフィン
樹脂ラミネート層として溶融押しだしダイを用いてポリ
プロピレン(密度:0.910g/cc、MI23)を
13μmになるようにラミネートした。ポリオレフィン
樹脂ラミネート層上に以下に示す電子線硬化性樹脂混合
物を8g/m2となるようにオフセットグラビアコータ
ーで塗布し、その上に顕色剤層を有する不透明被覆シー
ト(三菱製紙製、三菱NCRスーパー下、N40、坪量
40g/m2)の非塗布面を重ね合わせて電子線照射装
置(エナジーサイエンス社製、エレクトロンカーテン)
に導入して電子線加速電圧200kVで1.5Mradの吸収
線量になるように電子線照射を行い電子線硬化性樹脂混
合物を硬化し、目的の感圧記録シートを得た。以下にお
いて、アロニックスは東亜合成化学工業社製の電子線硬
化性樹脂の商品名であり、カヤラッドは日本化薬社製の
電子線硬化性樹脂の商品名である。シリコーン系電子線
硬化性樹脂は信越化学工業製の樹脂である。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM8030 20部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7200 80部
製紙製、ダイヤセルフ、スーパーN100、坪量100
g/m2)を使用した。感圧記録面に、ポリオレフィン
樹脂ラミネート層として溶融押しだしダイを用いてポリ
プロピレン(密度:0.910g/cc、MI23)を
13μmになるようにラミネートした。ポリオレフィン
樹脂ラミネート層上に以下に示す電子線硬化性樹脂混合
物を8g/m2となるようにオフセットグラビアコータ
ーで塗布し、その上に顕色剤層を有する不透明被覆シー
ト(三菱製紙製、三菱NCRスーパー下、N40、坪量
40g/m2)の非塗布面を重ね合わせて電子線照射装
置(エナジーサイエンス社製、エレクトロンカーテン)
に導入して電子線加速電圧200kVで1.5Mradの吸収
線量になるように電子線照射を行い電子線硬化性樹脂混
合物を硬化し、目的の感圧記録シートを得た。以下にお
いて、アロニックスは東亜合成化学工業社製の電子線硬
化性樹脂の商品名であり、カヤラッドは日本化薬社製の
電子線硬化性樹脂の商品名である。シリコーン系電子線
硬化性樹脂は信越化学工業製の樹脂である。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM8030 20部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7200 80部
【0045】実施例2 電子線硬化性樹脂混合物を以下のように変更し、電子線
照射を2Mradとなるようにした以外は実施例1と同様に
行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:カヤラッドMANDA 50部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7200 50部
照射を2Mradとなるようにした以外は実施例1と同様に
行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:カヤラッドMANDA 50部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7200 50部
【0046】実施例3 電子線硬化性樹脂混合物を以下のように変更し、電子線
照射を1Mradとなるようにした以外は実施例1と同様に
行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM210 99部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7203 1部
照射を1Mradとなるようにした以外は実施例1と同様に
行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM210 99部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7203 1部
【0047】比較例1 電子線硬化性樹脂混合物を以下のように変更した以外は
実施例1と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM8030 10部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7200 90部
実施例1と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM8030 10部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7200 90部
【0048】比較例2 電子線硬化性樹脂混合物を以下のように変更した以外は
実施例2と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:カヤラッドMANDA 50部 シリコーンオイル:KM702 50部
実施例2と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:カヤラッドMANDA 50部 シリコーンオイル:KM702 50部
【0049】比較例3 電子線硬化性樹脂混合物を以下のように変更した以外は
実施例3と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM210 995部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7203 5部
実施例3と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM210 995部 シリコーン系電子線硬化性樹脂:X62−7203 5部
【0050】比較例4 電子線硬化性樹脂混合物を以下のように変更した以外は
実施例1と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM8030 100部
実施例1と同様に行い、目的の感圧記録シートを得た。 (電子線硬化性樹脂混合物) 非シリコーン系電子線硬化性樹脂:アロニックスM8030 100部
【0051】試験・・実施例1〜3および比較例1〜3
において得られた該感圧記録シートについて、以下の評
価を行った。
において得られた該感圧記録シートについて、以下の評
価を行った。
【0052】実施例1〜3および比較例1〜3において
得られた該感圧記録シートについて、不透明被覆シート
を剥離して不透度を測定した。貼り合わせる前の不透明
被覆シートの不透明度と相対比較して不透明度の増減を
評価した。不透明度の減少の場合、5%程度ならば実用
上差し支えないが、それ以上の減少だと不透明被覆シー
トが透明化して好ましくない。
得られた該感圧記録シートについて、不透明被覆シート
を剥離して不透度を測定した。貼り合わせる前の不透明
被覆シートの不透明度と相対比較して不透明度の増減を
評価した。不透明度の減少の場合、5%程度ならば実用
上差し支えないが、それ以上の減少だと不透明被覆シー
トが透明化して好ましくない。
【0053】実施例1〜3および比較例1〜3において
得られた該感圧記録シートについて不透明被覆シートが
ポリオレフィン樹脂ラミネート層に密着し、郵送、裁
断、印刷の工程に十分に耐えられる接着性を有する物を
接着性優、簡単に不透明被覆シートが剥離してしまう物
を接着性劣と判定した。
得られた該感圧記録シートについて不透明被覆シートが
ポリオレフィン樹脂ラミネート層に密着し、郵送、裁
断、印刷の工程に十分に耐えられる接着性を有する物を
接着性優、簡単に不透明被覆シートが剥離してしまう物
を接着性劣と判定した。
【0054】実施例1〜3および比較例1〜3において
得られた該感圧記録シートについて不透明被覆シートと
ポリオレフィン樹脂ラミネート層を一体化したまま60
℃において3日間の保存試験を行い、その後不透明被覆
シートを剥離し剥離性の試験を行った。高温保存後、不
透明被覆シートがポリオレフィン樹脂ラミネート層に密
着し、郵送、裁断、印刷の工程に十分に耐えられる接着
性を有し、かつ簡単に剥離できる物を剥離性優、不透明
被覆シートがポリオレフィン樹脂ラミネート層に接着し
てないか、あるいは接着力が強すぎて簡単に剥離出来な
いものを剥離性劣と判定した。それぞれの結果を表1に
示す。
得られた該感圧記録シートについて不透明被覆シートと
ポリオレフィン樹脂ラミネート層を一体化したまま60
℃において3日間の保存試験を行い、その後不透明被覆
シートを剥離し剥離性の試験を行った。高温保存後、不
透明被覆シートがポリオレフィン樹脂ラミネート層に密
着し、郵送、裁断、印刷の工程に十分に耐えられる接着
性を有し、かつ簡単に剥離できる物を剥離性優、不透明
被覆シートがポリオレフィン樹脂ラミネート層に接着し
てないか、あるいは接着力が強すぎて簡単に剥離出来な
いものを剥離性劣と判定した。それぞれの結果を表1に
示す。
【0055】
【 表1】
【0056】評価・・実施例において得られた該感圧記
録シートは、いずれも不透明被覆シートが透明化するこ
となく、かつ不透明被覆シートを剥離した場合の内部の
記録も良好であり、高温保存下においても不透明被覆シ
ートの剥離性も問題なかった。比較例において用いた感
圧記録シートの場合は、シリコーン系電子線硬化性樹脂
の比率が本発明の示す範囲より多すぎても少なすぎて
も、接着性が低下するか高温保存下の剥離性が良好でな
くなるという問題を有する。電子線硬化性でないシリコ
ーン樹脂の場合は、不透明被覆シートの透明化を招いた
り、接着性が不十分である。
録シートは、いずれも不透明被覆シートが透明化するこ
となく、かつ不透明被覆シートを剥離した場合の内部の
記録も良好であり、高温保存下においても不透明被覆シ
ートの剥離性も問題なかった。比較例において用いた感
圧記録シートの場合は、シリコーン系電子線硬化性樹脂
の比率が本発明の示す範囲より多すぎても少なすぎて
も、接着性が低下するか高温保存下の剥離性が良好でな
くなるという問題を有する。電子線硬化性でないシリコ
ーン樹脂の場合は、不透明被覆シートの透明化を招いた
り、接着性が不十分である。
【0057】
【発明の効果】本発明の感圧記録シートにおいては、高
温で保存した場合においても不透明被覆シートの接着
性、剥離性を良好なまま維持できるものであり、印字内
容を隠ぺいできる該感圧記録シートとして内容を隠ぺい
したい場合の記録、通信などに効果があるものである。
温で保存した場合においても不透明被覆シートの接着
性、剥離性を良好なまま維持できるものであり、印字内
容を隠ぺいできる該感圧記録シートとして内容を隠ぺい
したい場合の記録、通信などに効果があるものである。
【図1】本発明の感圧記録シートの断面図
1 支持体 2 自己発色型感圧記録層 3 ポリオレフィン樹脂ラミネート層 4 電子線硬化性樹脂層 5 不透明被覆シート
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体の片面に、双方または一方がマイ
クロカプセル化されている発色剤又は顕色剤をそれぞれ
単独で積層、或は混合して塗設した感圧記録層、ポリオ
レフィン樹脂ラミネート層、電子線硬化性樹脂層、不透
明被覆シートを順次設けた感圧記録シートにおいて、電
子線硬化性樹脂層を構成する樹脂が、非シリコーン系電
子線硬化性樹脂とシリコーン系電子線硬化性樹脂の混合
物であり、その重量混合比が99/1〜20/80の範
囲であることを特徴とする感圧記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4214181A JPH0655837A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 感圧記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4214181A JPH0655837A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 感圧記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655837A true JPH0655837A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16651584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4214181A Pending JPH0655837A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 感圧記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655837A (ja) |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP4214181A patent/JPH0655837A/ja active Pending
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