JPH0655966A - シートサスペンション装置 - Google Patents

シートサスペンション装置

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Publication number
JPH0655966A
JPH0655966A JP23300292A JP23300292A JPH0655966A JP H0655966 A JPH0655966 A JP H0655966A JP 23300292 A JP23300292 A JP 23300292A JP 23300292 A JP23300292 A JP 23300292A JP H0655966 A JPH0655966 A JP H0655966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
slider
biasing means
shock absorber
suspension device
Prior art date
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Application number
JP23300292A
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English (en)
Inventor
Akira Nemoto
晃 根本
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートサスペンション装置における、ヒップ
ポイントの高さの抑制をはかる。 【構成】 内方の開口した上枠12の内部に、スライダ55
が、前後方向にスライド可能に配設されるとともに、シ
ョックアブソーバ18、偏倚手段20が、スライダの前後位
置にそれぞれ配設されている。ショックアブソーバ18、
偏倚手段20の各端末は、上枠前部、後部のサポートブロ
ック32-3、32-4 、スライダ55にそれぞれ連結されてい
る。そして、下枠16のコネクティングロッド23に一端の
枢着された支持アーム68によって、スライダ55が、上枠
12の昇降に連動可能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サスペンション力の
もとでシートを懸架、支持するシートサスペンション装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、シートの載置された上枠を上
方への偏倚力(サスペンション力)のもとで下枠に対し
て懸架、支持し、床面に伝達された衝撃、振動等を緩衝
させるシートサスペンション装置が、車両等のシートに
装着されている。
【0003】この種のシートサスペンション装置におい
ては、通常、上枠が、伸縮自在なXリンクや平行リンク
等を介して、下枠に昇降可能に連結され、リンクを伸長
方向、つまり、立ち上げ方向に偏倚する偏倚手段の偏倚
力が、下枠に対するサスペンション力として上枠に作用
して、上枠が下枠に対して懸架、支持されている。
【0004】そして、このようなシートサスペンション
装置においては、自己の伸縮のもとで減衰力を発生させ
るショックアブソーバが上枠、下枠間に架設され、床面
等に作用する衝撃、振動等がショックアブソーバによっ
て緩衝、吸収可能となっている。
【0005】このようなシートサスペンション装置によ
れば、床面に伝達された衝撃、振動等から着座者を隔離
するとともに、着座者に起因する衝撃、振動等が緩衝さ
れて、着座者の快適性が確保される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、公知のシー
トサスペンション装置において、偏倚手段、ショックア
ブソーバ等は、これら部材からの作用力を均等に伝達さ
せるために、通常、中央部付近に集中して配設されてい
る。そして、偏倚手段、ショックアブソーバ等は、上
枠、下枠間に架設されるため、上枠、下枠間の空間を高
い位置まで閉鎖している。
【0007】つまり、このような構成においては、シー
トクッションを上枠の上面から下方に沈み込ませること
が容易に行えず、シートの着座面が比較的高くなりやす
い。そのため、シートサスペンション装置の装着された
シートにおいては、ヒップポイントが高くなり、シート
の全体的な大型化が避けられない。
【0008】そして、シートのヒップポイントが高い位
置にあると、着座者のアイポイント(視点)も上昇する
ため、自動車室内に十分な高さが要求される。そのた
め、小型トラック等のように、室内の高さの抑制された
自動車等には、シートサスペンション装置が装着でき
ず、シートサスペンション装置が広い範囲で利用できな
い。
【0009】この発明は、ヒップポイントの高さの抑制
可能なシートサスペンション装置の提供を目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、上枠、下枠の少なくともいずれ
かが、内方に開口を有する断面略コ字形状に形成され、
前後方向にスライド可能なスライダが、当該枠内に配設
されている。そして、当該枠内でスライダの前後位置に
ショックアブソーバ、偏倚手段がそれぞれ配設されて、
所定の固定部材とスライダとに、各端末がそれぞれ連結
されるとともに、他方の枠に一端の枢着された支持アー
ムによって、スライダが、上枠の昇降に連動可能に連結
されている。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0012】図1、図2に示すように、この発明に係る
シートサスペンション装置10においては、シート11を載
置する上枠(アッパーフレーム)12が、車床等の床面に
取付けられる下枠(ロアフレーム)16に、リンク14を介
して昇降可能に連結されている。そして、ショックアブ
ソーバ18による衝撃、振動等の吸収、緩衝、および、偏
倚手段20からのサスペンション力の付与によって、シー
トサスペンション装置10が、シート11を懸架、支持可能
に構成されている。
【0013】上枠12、下枠16は、たとえば、側方に開口
を有する断面略コ字形状に形成され、左右サイドで、開
口を内方に位置させて、それぞれ配設されている。
【0014】リンク14は、たとえば、前後に離反して配
設されたフロント、リヤの一対のリンクアーム14a、14b
を有する平行リンクとして構成されている。そして、た
とえば、左右に離反して配設された一対のリンクアーム
14a、14b の下端が、フロント、リヤのコネクティングロ
ッド22、23 によって、それぞれ連結されている。
【0015】図3、図4を見るとわかるように、コネク
ティングロッド22、23 は、たとえば、少なくとも、各端
部に中空部22a、23a をそれぞれ有して形成されている。
そして、コネクティングロッドの中空部22a、23a に整列
可能な挿通孔26、27 が、リンクアーム14a、14b の下端に
それぞれ穿設され、各挿通孔を対応する中空部に整列さ
せた状態における、コネクティングロッド各端末へのリ
ンクアームの固着によって、左右のリンクアームが、そ
れぞれ一体的に回動可能に連結されている。
【0016】なお、図1、図2の参照符号30は、各端末
をリンクアーム14a、14b に、中央部をコネクティングロ
ッド22、23 にそれぞれ固着したサポートロッドである。
【0017】図示のように、フロントのリンクアーム14
a 、コネクティングロッド22間、および、リヤのリンク
アーム14b 、コネクティングロッド23間に、サポートロ
ッド30をそれぞれ架設、固定すれば、サポートロッドが
補強部材として機能するため、各リンクアーム、コネク
ティングロッド間の固定強度が十分に確保でき、変形、
ねじれ等が確実に防止できる。そのため、リンクアーム
14a、14の左右サイド間に揺動時のずれ等が生じることも
なく、リンクアームの左右の一体的な揺動、つまりは下
枠16に対する上枠12の円滑な昇降が確保される。
【0018】ここで、コネクティングロッド22、23 の端
末、つまり、リンクアーム14a、14bの下端は、サポート
ブロック32(32-1、32-2) を介して、下枠の前部、後部に
それぞれ取付けられている。
【0019】図3、図4に示すように、一端にヘッド34
a、35a を有する枢支ピン34、35 の他端が、リンクアーム
14a、14b の下端、つまりはコネクティングロッド22、23
の端末に固定される。枢支ピン34、35 、コネクティング
ロッド22、23 は、相互に整列可能な一対の貫通孔38、39
をそれぞれ有して形成され、貫通孔への係止ピン42の連
続的な嵌着によって、枢支ピン、コネクティングロッド
間がそれぞれ固定されている。
【0020】係止ピン42として、たとえば、スプリング
ピンが利用できる。
【0021】図3、図4を見るとわかるように、サポー
トブロック32-1、32-2 は、重ね合せ可能なほぼ対称形状
の上半部32-1a、32-2a 、下半部32-1b、32-2b から、上
枠、下枠の内部にそれぞれ収納可能に形成されている。
そして、たとえば、枢支ピン34、35 の軸支可能な挿通孔
を規定する一対の溝44a、44b が、上半部32-1a、32-2a の
下面、下半部32-1b、32-2b の上面にそれぞれ形成され、
上下の溝間での枢支ピンの軸支によって、リンクアーム
14a、14b がサポートブロック32-1、32-2 に対して回動可
能に、それぞれ取付けられている。
【0022】サポートブロック32-1、32-2 は、たとえ
ば、相互に整列する挿通孔46、47 を上半部32-1a、32-2a
、下半部32-1b、32-2b にそれぞれ有し、ボルト50、ナ
ット52等による、下枠16の上壁16a 、下壁16b 間での共
締めによって、下枠内の前部、後部にそれぞれ固定され
ている(図1、図2参照)。
【0023】なお、図3、図4を見るとわかるように、
サポートブロック32-1、32-2 は、たとえば、枢支ピンの
ヘッド34a、35a の収納可能な凹部54を有して形成されて
いる。このような構成では、枢支ピンのヘッド34a、35a
がサポートブロック32-1、32-2 から突出することもな
く、下枠16の縦壁等への接触が防止されるため、枢支ピ
ン、つまりはリンクアーム14a、14b の円滑な回動が容易
に得られる。
【0024】また、図1、図2に示すように、リンクア
ーム14a、14b の上端は、下端と同様に、サポートブロッ
ク32(32-3、32-4) を介して、上枠12の前部、後部にそれ
ぞれ取付けられている。
【0025】ここで、この発明においては、たとえば、
上枠12の内部に、スライダ55が配設されるとともに、シ
ョックアブソーバ18、偏倚手段20が、スライダの前後位
置で、上枠内にそれぞれ配設されている。そして、ショ
ックアブソーバ18、偏倚手段20の一端は、たとえば、リ
ンクアーム14a、14b の上端とともにサポートブロック32
-3、32-4 を利用してそれぞれ取付けられている。
【0026】なお、ショックアブソーバ18は公知の構成
であり、その構成自体はこの発明の趣旨でないため、詳
細に説明しない。また、偏倚手段20として、たとえば、
引張コイルばねが利用できる。
【0027】図5を見るとわかるように、上枠前部のサ
ポートブロック32-3は、下枠のサポートブロック32-1、3
2-2 と同様に、重ね合せ可能なほぼ対称形状の上半部32
-3a、32-3b から、リンクアーム14a の上端の枢支ピン56
の軸支可能な挿通孔を規定する一対の溝44a、44b を有し
て形成されている。
【0028】枢支ピン56は、たとえば、一端にヘッド56
a を有して形成され、枢支ピンの他端が、リンクアーム
14a の上端に固着されている。
【0029】また、サポートブロック32-3は、ショック
アブソーバの取付片18a の挿通孔58を遊挿可能な一対の
突起60を、取付片の収納可能な凹部62の内部に有して形
成されている。
【0030】そして、上半部32-3a 、下半部32-3b の重
ね合せにより、リンクアーム14a 、ショックアブソーバ
18がサポートブロック32-3に取付けられ、上枠内の前部
へのサポートブロック32-3の配設、および、相互に整列
した挿通孔46、47 を介したボルト50、ナット52による上
壁12a 、下壁12b 間での共締めによって、サポートブロ
ックが上枠12に固定されている(図1参照)。
【0031】また、図6に示すように、上枠後部のサポ
ートブロック32-4も同様に、一対の溝44a、44b を有する
上半部32-4a、32-4b から形成されている。また、サポー
トブロック32-4は、偏倚手段20のフック20a の係止可能
な突起64を、フックの収納可能な凹部66に有して形成さ
れている。
【0032】このようなサポートブロック32-4において
は、上半部32-4a 、下半部32-4b の重ね合せにより、一
端にヘッド67a を有する枢支ピン67を介してリンクアー
ム14b が回動可能に連結されるとともに、偏倚手段20の
一端がサポートブロックに取付けられる。そして、上枠
後部へのサポートブロック32-4の配設、および、相互に
整列した挿通孔46、47 を介したボルト50、ナット52によ
る上壁12a 、下壁12b間での共締めによって、サポート
ブロックが上枠12に固定されている。
【0033】なお、図5、図6に示すように、サポート
ブロックの上半部32-3a、32-4a 、下半部32-3b、32-4b
に、下枠のサポートブロック32-1、32-2 と同様に、枢支
ピンのヘッド56a、67a を収納可能な凹部54がそれぞれ形
成され、サポートブロック32-3、32-4 からのヘッドの突
出が防止されている。
【0034】ここで、図1、2に示すように、この発明
においては、ショックアブソーバ18の他方の取付片18b
、偏倚手段20の他方のフック20a が、ともにスライダ5
5に取付けられるとともに、スライダが、支持アーム68
を介して、リヤのコネクティングロッド23に連結されて
いる。
【0035】図4を見るとわかるように、支持アーム68
の下端は、ブッシュ70を介して、枢支ピン35に回動可能
に取付けられている。
【0036】また、図7に示すように、スライダ55は、
たとえば、上枠12の前後方向に貫通した中空部55a 、お
よび、中空部に直交するサイド方向の一対の挿通孔72を
有して、上枠の内部をスライド可能に形成されている。
【0037】ショックアブソーバの取付片18b 、およ
び、偏倚手段のフック20b は、各方向から、スライダの
中空部55a に挿入される。そして、スライダ55の内方の
挿通孔72から遊挿された支持アーム上端の枢支ピン76
が、取付片18b の挿通孔74、フック20b を介して、他方
サイドに延出され、延出端へのCリング等の係止部材78
の嵌着によって、支持アーム68が、スライダに回動可能
に取付けられている。
【0038】なお、実施例においては、図7に示すよう
に、ショックアブソーバの取付片18a 間にブッシュ80が
介在され、ブッシュに偏倚手段のフック20a が係止され
ている。
【0039】このような構成では、自己の偏倚力のもと
で、偏倚手段のフック20b が引張られても、枢支ピン76
との間に摩擦力を生じさせないため、スライダ55に対す
る支持アーム68の円滑な回動が確保できる。
【0040】また、図1、図2の参照符号82は、上枠12
からのスライダ55の脱落を防止するように、ねじ等で固
定されたカバー部材を示す。カバー部材82は、たとえ
ば、挿通孔の端末の遊挿可能な長孔状のガイド孔84を有
して形成されている。ガイド孔84は、たとえば、スライ
ダ55のスライド範囲を規定可能に形成されている。
【0041】なお、上記のようなスライダ55、ショック
アブソーバ18、偏倚手段20は、たとえば、左右の上枠12
にそれぞれ内蔵される。
【0042】このような構成においては、スライダ55
が、支持アーム68の回動もとで、下枠16に対する上枠12
の昇降に連動して前後方向に移動する。つまり、振動、
衝撃等のもとで、上枠12が昇降すると、上枠の高さに応
じてスライダ55が移動し、偏倚手段20が圧縮または引張
られる。すると、スライダ55とサポートブロック32-4と
の間の距離が変動し、距離に応じた偏倚力が、サスペン
ション力として上枠12に付与される。
【0043】また、上枠12の昇降に伴って、スライダ55
が前後方向にスライドすると、スライダ、サポートブロ
ック32-3間の距離にも変動が生じるため、ショックアブ
ソーバ18が相対的に伸縮して、減衰動作が行われる。そ
して、ショックアブソーバ18からの減衰力によって、車
床等に作用した振動、衝撃等が緩衝、吸収され、着座者
への衝撃、振動等の伝達が十分に抑制される。
【0044】上記のように、この発明のシートサスペン
ション装置10によれば、ショックアブソーバ18、偏倚手
段20が、スライダ55とともに上枠12に内蔵され、支持ア
ーム68でのスライダの支持によって、サスペンション
力、減衰力が上枠に付与可能となっている。
【0045】つまり、この発明においては、ショックア
ブソーバ18、偏倚手段20が、上枠12に内蔵されるため、
上枠、下枠16間の空間が閉鎖されず、図8に示すよう
に、シートクッション86を落とし込んだり、上枠より下
方に十分に沈み込ませるシート11の形成が十分に可能と
なる。
【0046】そのため、シート11のヒップポイントの高
さが十分に抑制でき、シートの大型化が防止できる。
【0047】そして、ヒップポイントの低位置化によ
り、シートの全体的な小型化がはかられるため、小型ト
ラック等へもシートサスペンション装置が装着でき、シ
ートサスペンション装置の利用範囲が拡大される。
【0048】ここで、実施例においては、ショックアブ
ソーバ18、偏倚手段20およびスライダ55を上枠12に内蔵
する構成として具体化しているが、これに限定されず、
たとえば、これらを下枠16に内蔵する構成としてもよ
い。この場合、支持アーム68の一端は、リンクアーム14
a の上端の枢支ピン56等を利用して枢着される。
【0049】また、実施例においては、上枠12、下枠16
の双方を断面略コ字形状に形成しているが、ショックア
ブソーバ18、偏倚手段20等の内蔵される枠のみが断面略
コ字形状であれば足りるため、他方の枠の形状はこれに
限定されない。
【0050】そして、偏倚手段20は、引張コイルばねと
して例示されているが、上枠12に内蔵可能であれば足り
るため、これに限定されず、たとえば、圧縮コイルばね
等から、偏倚手段を形成してもよい。なお、圧縮コイル
ばねを偏倚手段20とする場合においては、支持アーム68
を立ち上げ方向に偏倚するように、圧縮コイルばねが、
スライダ55の前方に配設される。
【0051】また、実施例においては、スライダ55、シ
ョックアブソーバ18、偏倚手段20を左右の上枠12の内部
にそれぞれ配設する構成として具体化されているが、左
右のいずれか一サイドのみにスライダ、ショックアブソ
ーバ、偏倚手段を配設してもよい。
【0052】しかしながら、左右の上枠12の双方にスラ
イダ55、ショックアブソーバ18、偏倚手段20を内蔵すれ
ば、減衰力、サスペンション力の付与が、左右均等に行
われるため、下枠に対する上枠のねじれ等が確実に防止
でき、上枠の円滑な昇降が十分に確保できる。
【0053】また、実施例においては、リンクアーム14
a、14b の上下端が、サポートブロック32(32-1 〜32-4)
を介して、上枠12、下枠16にそれぞれ取付けられている
が、これに限定されず、上枠、下枠への枢支ピンの直接
的な枢着によって、リンクアームを取付ける構成として
もよい。
【0054】しかしながら、サポートブロック32(32-1
〜32-4) を使用すれば、上枠の上壁12a 、下壁12b 間、
および、下枠の上壁16a 、下壁16b 間でのボルト50、ナ
ット52によるサポートブロックの共締めが行えるため、
上下方向でのボルトの締め付け作業のみによって、リン
ク14が取付けられる。
【0055】そのため、リンク14の取付け作業が簡単に
行え、作業性が十分に向上する。
【0056】そして、サポートブロック32(32-1 〜32-
4) を使用すれば、作業性の向上に加えて、構成が複雑
化しないため、安価なシートサスペンション装置10が容
易に得られる。
【0057】また、実施例においては、上枠12の前部、
後部のサポートブロック32-3、32-4が、ショックアブソ
ーバ18、偏倚手段20の端末の取付けられる固定部材とな
っている。しかし、これに限定されず、サポートブロッ
ク32-3、32-4 とは別の部材に、ショックアブソーバ18、
偏倚手段20の端末を取付けてもよい。
【0058】しかしながら、サポートブロック32-3、32-
4 を利用して、ショックアブソーバ18、偏倚手段20の端
末を取付ければ、部品点数が増加することもなく、構成
が簡素化されるとともに、作業性が向上される。
【0059】そして、スライダ55は、上枠12に対してス
ライド可能に配設され、ショックアブソーバ18、偏倚手
段20の端末を連結可能であれば足りるため、図示の形状
に限定されない。
【0060】しかしながら、図示のように、ショックア
ブソーバの取付片18b 、偏倚手段のフック20b の挿入可
能な中空部55a に直交して、支持アームの枢支ピン76を
遊挿し、枢支ピンでの取付片の遊挿、および、枢支ピン
へのフックの係合によって、ショックアブソーバ、偏倚
手段の端末をスライダ55に取付ければ、この点において
も、構成の複雑化が防止でき、作業性が向上される。
【0061】また、実施例において、リンク14は、フロ
ント、リヤのリンクアーム14a、14bからなる平行リンク
として例示されているが、上枠12を下枠16に対して昇降
可能に支持すれば足りるため、平行リンクに限定されな
い。つまり、たとえば、リンクアームを略X形状に組み
立てた、いわゆるXリンク等の他のリンクを上枠、下枠
間に介在したシートサスペンション装置にも、この発明
が応用できる。
【0062】なお、この発明のシートサスペンション装
置は、自動車等のシートに適するとはいえ、これに限定
されず、たとえば、電車、飛行機、船舶等のシートのシ
ートサスペンション装置に、この発明を応用してもよ
い。
【0063】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0064】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るシートサ
スペンション装置によれば、ショックアブソーバ、偏倚
手段が、スライダとともに上枠、下枠のいずれかに内蔵
されている。つまり、ショックアブソーバ、偏倚手段
が、上枠、下枠間の空間を閉鎖することもなく、シート
クッション自体を落とし込んだり、上枠より下方に十分
に沈み込ませるシートの形成が十分に可能となるため、
シートのヒップポイントの高さが十分に抑制でき、シー
トの大型化が防止できる。
【0065】そして、ヒップポイントの低位置化によ
り、シートの全体的な小型化がはかられるため、小型ト
ラック等へもシートサスペンション装置が装着でき、シ
ートサスペンション装置の利用範囲が拡大される。
【0066】また、サポートブロックにリンクアームの
枢支ピンを軸支させ、枠の上壁、下壁を貫通したボル
ト、ナットによる共締めによって、サポートブロックを
固定する構成では、シートサスペンション装置の組立て
が、上下方向でのボルト等の締め付け作業のみによって
行われる。そのため、リンクの取付け作業が簡単に行
え、作業性が十分に向上する。
【0067】そして、サポートブロックを使用すれば、
作業性の向上に加えて、構成が複雑化しないため、安価
なシートサスペンション装置が容易に得られる。
【0068】そして、サポートブロックを重ね合せ可能
なほぼ対称形状の上半部、下半部から形成すれば、リン
クの取付作業が簡単に行えるとともに、上枠、下枠への
固定を兼ねたボルト、ナットの締め付けによって、上半
部、下半部間の固定が行えるため、この点からも、作業
が簡単化され、作業性が向上される。
【0069】また、ショックアブソーバ、偏倚手段の端
末の取付けられる固定部材として、当該枠の前部、後部
のサポートブロックを利用すれば、部品点数が増加する
こともなく、構成が簡素化されるとともに、作業性が向
上される。
【0070】更に、スライダが、前後方向に貫通した中
空部を有して成形され、中空部への挿入、および、中空
部に直交して遊挿された支持アームの枢支ピンとの遊
挿、係合によって、ショックアブソーバ、偏倚手段の端
末をスライダに取付ければ、この点においても、構成の
複雑化が防止でき、作業性が向上される。
【0071】また、左右双方の枠内にスライダ、ショッ
クアブソーバ、偏倚手段をそれぞれ内蔵すれば、減衰
力、サスペンション力の付与が、左右均等に行われるた
め、下枠に対する上枠のねじれ等が確実に防止でき、上
枠の円滑な昇降が十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシートサスペンション装置の概
略縦断面図である。
【図2】シートサスペンション装置の概略斜視図であ
る。
【図3】フロントのリンクアーム下端を中心とする一部
破断の部分分解斜視図である。
【図4】リヤのリンクアーム下端を中心とする一部破断
の部分分解斜視図である。
【図5】フロントのリンクアーム上端を中心とする一部
破断の部分分解斜視図である。
【図6】リヤのリンクアーム上端を中心とする一部破断
の部分分解斜視図である。
【図7】スライダを中心とする一部破断の部分分解斜視
図である。
【図8】シートサスペンション装置の装着されたシート
の概略正面図である。
【符号の説明】
10 シートサスペンション装置 11 シート 12 上枠 14 リンク 14a フロントのリンクアーム 14b リヤのリンクアーム 16 下枠 18 ショックアブソーバ 20 偏倚手段 32(32-1 〜32-4) サポートブロック 55 スライダ 55a スライダの中空部 68 支持アーム 76 支持アームの枢支ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを載置する上枠が、リンクを介し
    て下枠に昇降可能に連結されて、偏倚手段の偏倚力のも
    とで懸架、支持されるとともに、ショックアブソーバの
    減衰力のもとで衝撃、振動が緩衝されるシートサスペン
    ション装置において、 上枠、下枠の少なくともいずれかが内方に開口を有する
    断面略コ字形状に形成されて、前後方向にスライド可能
    なスライダが当該枠内に配設されるとともに、当該枠内
    でスライダの前後位置にショックアブソーバ、偏倚手段
    が配設されて、所定の固定部材とスライダとに、各端末
    がそれぞれ連結され、 スライダが、他方の枠に一端の枢着された支持アームに
    回動可能に取付けられて、上枠の昇降に連動可能に連結
    されたことを特徴とするシートサスペンション装置。
  2. 【請求項2】 リンクの上下端末に枢支ピンが設けら
    れ、サポートブロックによる枢支ピンの軸支によって、
    リンクの各端末がサポートブロックに対して回動可能に
    取付けられるとともに、サポートブロックが、枠の上
    壁、下壁を貫通したボルト、ナットによる共締めによっ
    て上枠、下枠の前部、後部にそれぞれ固定された請求項
    1記載のシートサスペンション装置。
  3. 【請求項3】 サポートブロックが、上下方向から重ね
    合せ可能なほぼ対称形状の上半部、下半部によって形成
    された請求項2記載のシートサスペンション装置。
  4. 【請求項4】 偏倚手段、ショックアブソーバの端末の
    取付けられる固定部材が、当該枠の前部、後部のサポー
    トブロックである請求項2または3記載のシートサスペ
    ンション装置。
  5. 【請求項5】 スライダが、前後方向に貫通した中空部
    を有して成形されるとともに、中空部の延びた方向に直
    交して、支持アーム上端の枢支ピンが中空部を貫通して
    枢着され、 枢支ピンによるショックアブソーバ取付片の遊挿、およ
    び、枢支ピンへの偏倚手段のフックの係止によって、偏
    倚手段、ショックアブソーバの端末がスライダにそれぞ
    れ連結される請求項1ないし4のいずれか記載のシート
    サスペンション装置。
  6. 【請求項6】 スライダ、ショックアブソーバ、偏倚手
    段が、上枠、下枠のいずれかの左右サイドにそれぞれ配
    設された請求項1ないし5のいずれか記載のシートサス
    ペンション装置。
JP23300292A 1992-08-07 1992-08-07 シートサスペンション装置 Pending JPH0655966A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1527946A3 (en) * 2003-10-20 2008-09-17 Sears Manufacturing Company Vehicle seat suspension

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1527946A3 (en) * 2003-10-20 2008-09-17 Sears Manufacturing Company Vehicle seat suspension

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