JPH0656061B2 - 既存柱の耐震補強方法 - Google Patents
既存柱の耐震補強方法Info
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- JPH0656061B2 JPH0656061B2 JP63228489A JP22848988A JPH0656061B2 JP H0656061 B2 JPH0656061 B2 JP H0656061B2 JP 63228489 A JP63228489 A JP 63228489A JP 22848988 A JP22848988 A JP 22848988A JP H0656061 B2 JPH0656061 B2 JP H0656061B2
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- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、既存構造物のコンクリート製柱部材の耐震補
強方法の改良に関するものである。
強方法の改良に関するものである。
《従来の技術》 従来、既存柱の補強方法において、既存構造物の柱部材
に高強度炭素長繊維ストランドをスパイラル状に捲回し
た後、この長繊維ストランドを埋め込むようにして仕上
材を施工する方法が知られている(特開昭61−151
371号)。
に高強度炭素長繊維ストランドをスパイラル状に捲回し
た後、この長繊維ストランドを埋め込むようにして仕上
材を施工する方法が知られている(特開昭61−151
371号)。
この方法は柱部材の強度と靱性を改善して構造物を補強
するとともに、施工に際して高い熟練度が不要であっ
て、しかも施工精度の確保が容易に行なえ、さらに維持
管理の容易化が期待できるものである。
するとともに、施工に際して高い熟練度が不要であっ
て、しかも施工精度の確保が容易に行なえ、さらに維持
管理の容易化が期待できるものである。
《発明が解決しようとする課題》 しかし、この既存柱に炭素繊維を捲回して補強する場
合、第6図(イ)に示すようにその既存柱1の隈角部分
3のエッジ6で炭素繊維ストランドは極端に曲げられて
その形状が変わるので、その結果炭素繊維9はエッジ6
で切れ易いという問題があった。
合、第6図(イ)に示すようにその既存柱1の隈角部分
3のエッジ6で炭素繊維ストランドは極端に曲げられて
その形状が変わるので、その結果炭素繊維9はエッジ6
で切れ易いという問題があった。
このような難点を除去するために、既存柱の隈角部に丸
味をつけなければならないが、斫,左官等が必要である
と共に、工程,工種が多く、また、曲面整形の管理等も
あって施工管理し難い。
味をつけなければならないが、斫,左官等が必要である
と共に、工程,工種が多く、また、曲面整形の管理等も
あって施工管理し難い。
また、第6図(ロ)に示すように、既存柱1の隅主筋1
1位置に付着ひび割れ12が入った場合には、既存柱1
の表面へ成長したひび割れエッジ13で、炭素繊維スト
ランドが破断するおそれもある。
1位置に付着ひび割れ12が入った場合には、既存柱1
の表面へ成長したひび割れエッジ13で、炭素繊維スト
ランドが破断するおそれもある。
本発明は、これらの諸問題を解決するために創案された
もので、既存柱に捲回する炭素繊維の切断を防止する隅
角部の湾曲面を簡易に得ることのできる新規な既存柱の
耐震補強方法を提供することを目的とする。
もので、既存柱に捲回する炭素繊維の切断を防止する隅
角部の湾曲面を簡易に得ることのできる新規な既存柱の
耐震補強方法を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明は、既存柱に炭素繊
維を巻き付けて補強する際に、既存柱の隅角部を被覆材
で被覆し、その後被覆材の上から炭素繊維を巻き付ける
ようにしたものである。
維を巻き付けて補強する際に、既存柱の隅角部を被覆材
で被覆し、その後被覆材の上から炭素繊維を巻き付ける
ようにしたものである。
《作用》 既存柱の隅角部を覆う被覆材により、既存柱の隅角部に
容易かつ迅速に、湾曲面が形成され、この湾曲面を介し
て既存柱に炭素繊維を巻き付けるから、隅角部における
炭素繊維ストランドの巻付け形状を緩やかなものとする
ことができ、その炭素繊維の切断が抑止される。
容易かつ迅速に、湾曲面が形成され、この湾曲面を介し
て既存柱に炭素繊維を巻き付けるから、隅角部における
炭素繊維ストランドの巻付け形状を緩やかなものとする
ことができ、その炭素繊維の切断が抑止される。
《実施例》 以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら詳述
する。なお、従来のものと共通する構成要素については
同一符号を使用するものとする。
する。なお、従来のものと共通する構成要素については
同一符号を使用するものとする。
第1図及び第2図は、本発明によって補強した既存柱の
一例を示す側面図及び平断面図である。
一例を示す側面図及び平断面図である。
図示するように、補強されるべき既存柱1は、その隅角
部3が湾曲形成された被覆材4で被覆され、その上から
炭素繊維9がスパイラル状に捲かれている。
部3が湾曲形成された被覆材4で被覆され、その上から
炭素繊維9がスパイラル状に捲かれている。
具体的には、この既存柱1は鉄筋コンクリート柱であ
り、被覆材4は、鋼管またはコンクリート管を4つ割り
にした形状を呈している。
り、被覆材4は、鋼管またはコンクリート管を4つ割り
にした形状を呈している。
この被覆材4を既存柱1の隅角部3に被覆する作業工程
は、先ず、隅角部3のエッジ6(第5図(イ)参照)を
切り欠き、第3図に示すように、その切り欠き部分7に
モルタル8を適当に塗布し、そのモルタル8の上に4つ
割り状の被覆材4の凹部5を当接させて配設する。
は、先ず、隅角部3のエッジ6(第5図(イ)参照)を
切り欠き、第3図に示すように、その切り欠き部分7に
モルタル8を適当に塗布し、そのモルタル8の上に4つ
割り状の被覆材4の凹部5を当接させて配設する。
このような作業工程の後、炭素繊維9を巻く。
このとき炭素繊維9を既存柱1の周囲にスパイラル状に
捲回すると、その隅角部3以外の外周柱面10において
は、この炭素繊維9は既存柱1から縁切りされて浮いて
いる。したがって、主筋11近傍のひび割れ12のエッ
ジ13に当ることもない。
捲回すると、その隅角部3以外の外周柱面10において
は、この炭素繊維9は既存柱1から縁切りされて浮いて
いる。したがって、主筋11近傍のひび割れ12のエッ
ジ13に当ることもない。
なお、第7図に示す通り、この被覆材4の外半径(曲率
半径)が、30mmより小さくなると、炭素繊維ストラン
ドの強度が極端に低下することが実験によって明らかに
されている。そこでこの外半径は、30mm以上とするの
が好ましい。また、被覆材4は、既存柱1の隅角部3に
沿ってその隅角部3のなす中心角以上の中心角で湾曲さ
せて構成しても良い。
半径)が、30mmより小さくなると、炭素繊維ストラン
ドの強度が極端に低下することが実験によって明らかに
されている。そこでこの外半径は、30mm以上とするの
が好ましい。また、被覆材4は、既存柱1の隅角部3に
沿ってその隅角部3のなす中心角以上の中心角で湾曲さ
せて構成しても良い。
この場合には、隅角部3が若干回転しても、湾曲部分が
90度以上形成されるので、被覆材4の端部14が内側
に巻き込まれてそのエッジ15に炭素繊維9が引っ掛か
らず、浮いている状態を確保することができる。
90度以上形成されるので、被覆材4の端部14が内側
に巻き込まれてそのエッジ15に炭素繊維9が引っ掛か
らず、浮いている状態を確保することができる。
上述のいずれの場合でも、炭素繊維9は隅角部3に当接
設置した被覆材4でのみ応力伝達を行ない、平坦なコン
クリート外周柱面10では何ら作用しないが、この状態
に近い場合でも耐震補強効果があることが確認されてい
る。
設置した被覆材4でのみ応力伝達を行ない、平坦なコン
クリート外周柱面10では何ら作用しないが、この状態
に近い場合でも耐震補強効果があることが確認されてい
る。
また、被覆材4としては、既存柱1の隅角部3に沿って
湾曲自在な可撓性を有する炭素繊維強化プラスチック等
のテープ16を選定することもできる。
湾曲自在な可撓性を有する炭素繊維強化プラスチック等
のテープ16を選定することもできる。
第5図(イ)乃至第5図(ニ)は、テープ16の場合の
施工法を示す。
施工法を示す。
この施工法では、先ず、既存柱1の隅角部3の90度の
エッジ6を除去し(第5図(イ))、さらに、その隅角
部3の緩やかなエッジ17をも除去するために、サンダ
ーがけを行う(第5図(ロ))。そしてその部分に炭素
繊維強化プラスチックのテープ16を貼り付ける(第5
図(ハ))。テープ16の貼付法は公知の方法による。
その際、あとで、炭素繊維9を捲回するので、気泡が多
少残っていても許されるから、施工は難しくない。好ま
しくは、テープ16は主筋11を中心にして生ずる付着
ひび割れ12をも覆う長さで貼付するのが良い。このよ
うにすれば、付着ひび割れ12に捲回した炭素繊維9が
直接あたらない。
エッジ6を除去し(第5図(イ))、さらに、その隅角
部3の緩やかなエッジ17をも除去するために、サンダ
ーがけを行う(第5図(ロ))。そしてその部分に炭素
繊維強化プラスチックのテープ16を貼り付ける(第5
図(ハ))。テープ16の貼付法は公知の方法による。
その際、あとで、炭素繊維9を捲回するので、気泡が多
少残っていても許されるから、施工は難しくない。好ま
しくは、テープ16は主筋11を中心にして生ずる付着
ひび割れ12をも覆う長さで貼付するのが良い。このよ
うにすれば、付着ひび割れ12に捲回した炭素繊維9が
直接あたらない。
最後に、そのテープ16が貼られている既存柱1に炭素
繊維9を捲回する。
繊維9を捲回する。
この施工法において、テープ16は隅角部3に成形され
た湾曲面18の不備を補うので、所定の曲率に成形する
作業の精度を落としても許される。
た湾曲面18の不備を補うので、所定の曲率に成形する
作業の精度を落としても許される。
《発明の効果》 以上述べたように、要するに、本発明に係る既存柱の耐
震補強方法は、既存柱に炭素繊維を巻き付けて補強する
際に、既存柱の隅角部を被覆材で被覆し、その後、被覆
材の上から炭素繊維を巻き付けるようにしたから、次の
効果を発揮する。
震補強方法は、既存柱に炭素繊維を巻き付けて補強する
際に、既存柱の隅角部を被覆材で被覆し、その後、被覆
材の上から炭素繊維を巻き付けるようにしたから、次の
効果を発揮する。
炭素繊維が既存柱の隅角部のエッジで切断されること
がない。
がない。
炭素繊維が付着ひび割れのエッジで切断されることが
ない。
ない。
既存柱の隅角部にアール部を簡易に整形できるから、
作業が能率よく行える。
作業が能率よく行える。
第1図は本発明によって補強した既存柱の一実施例を示
す側面図、第2図はその平断面図、第3図は第2図A部
拡大図、第4図は第3図に示す被覆材の変形実施例の断
面図、第5図は被覆材にテープを用いた耐震補強方法の
工程の説明図、第6図は従来の補強した既存柱に生ずる
炭素繊維切断現象の説明図、第7図はコーナー部の曲率
半径と引張強度との関係を示すグラフである。 1……既存柱、3……隅角部 4……被覆材、9……炭素繊維
す側面図、第2図はその平断面図、第3図は第2図A部
拡大図、第4図は第3図に示す被覆材の変形実施例の断
面図、第5図は被覆材にテープを用いた耐震補強方法の
工程の説明図、第6図は従来の補強した既存柱に生ずる
炭素繊維切断現象の説明図、第7図はコーナー部の曲率
半径と引張強度との関係を示すグラフである。 1……既存柱、3……隅角部 4……被覆材、9……炭素繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 常雄 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 谷木 謙介 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−151371(JP,A) 特開 昭52−89211(JP,A) 特公 昭53−16214(JP,B2) 特公 昭52−610(JP,B2) 特公 昭53−42986(JP,B2) 特公 昭53−43259(JP,B2) 特公 昭55−23983(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】既存柱に炭素繊維を巻き付けて補強する際
に、既存柱の隅角部を被覆材で被覆し、その後被覆材の
上から炭素繊維を巻き付けるようにしたことを特徴とす
る既存柱の耐震補強方法。 - 【請求項2】被覆材が既存柱の隅角部に沿って湾曲され
た鋼板材またはコンクリート材でなることを特徴とする
請求項1記載の既存柱の耐震補強方法。 - 【請求項3】被覆材が、既存柱の隅角部に沿って湾曲自
在な可撓性を有するテープでなることを特徴とする請求
項1記載の既存柱の耐震補強方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63228489A JPH0656061B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 既存柱の耐震補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63228489A JPH0656061B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 既存柱の耐震補強方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0280767A JPH0280767A (ja) | 1990-03-20 |
| JPH0656061B2 true JPH0656061B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=16877264
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63228489A Expired - Lifetime JPH0656061B2 (ja) | 1988-09-14 | 1988-09-14 | 既存柱の耐震補強方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0656061B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10148038A (ja) * | 1997-12-12 | 1998-06-02 | Okumura Corp | 既設柱の耐震補強方法および既設柱の耐震補強構造 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10169211A (ja) * | 1996-12-16 | 1998-06-23 | Kumagai Gumi Co Ltd | 柱の補強構造 |
| JP3777524B2 (ja) * | 1997-08-04 | 2006-05-24 | 清水建設株式会社 | コンクリート部材の補強構造 |
| JP4272781B2 (ja) * | 1999-11-25 | 2009-06-03 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 耐震補強方法 |
| KR101086853B1 (ko) * | 2011-09-02 | 2011-11-25 | 계명대학교 산학협력단 | 건물기둥 구조물 내진 보강 구조체 |
| JP7162988B2 (ja) * | 2019-01-29 | 2022-10-31 | 西松建設株式会社 | ひび割れ制御方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS52610A (en) * | 1975-06-19 | 1977-01-06 | Nippon Beet Sugar Mfg | Transplanting method of soillstick seedling and apparatus therof |
| JPS5289211A (en) * | 1976-01-20 | 1977-07-26 | Shinko Wire Co Ltd | Construction of reinforced concrete pillar for vibration proof reinforcement |
| GB1517631A (en) * | 1976-07-29 | 1978-07-12 | Eaton Ltd | Lift trucks |
| JPS5342986A (en) * | 1976-09-28 | 1978-04-18 | Nippon Flute Co Ltd | Method of forming board material for corrugated cardboard product |
| JPS5343259A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | High frequency heater |
| JPS5846282B2 (ja) * | 1978-08-10 | 1983-10-15 | 株式会社クボタ | 湿田用刈取機 |
| JPS61151371A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-10 | 株式会社大林組 | 既存柱の補強方法 |
-
1988
- 1988-09-14 JP JP63228489A patent/JPH0656061B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10148038A (ja) * | 1997-12-12 | 1998-06-02 | Okumura Corp | 既設柱の耐震補強方法および既設柱の耐震補強構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0280767A (ja) | 1990-03-20 |
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