JPH0656106A - 紡機用トップローラの自動箱詰装置 - Google Patents

紡機用トップローラの自動箱詰装置

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JPH0656106A
JPH0656106A JP20873992A JP20873992A JPH0656106A JP H0656106 A JPH0656106 A JP H0656106A JP 20873992 A JP20873992 A JP 20873992A JP 20873992 A JP20873992 A JP 20873992A JP H0656106 A JPH0656106 A JP H0656106A
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top roller
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chuck
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Kazutoshi Kumaki
斂年 熊木
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YAMATO KOEI SEISAKUSHO KK
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YAMATO KOEI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紡機用トップローラをケース内に自動的に箱
詰めすることができる装置を提供する。 【構成】 定位置に段積みされた空ケースのうち、最下
段の空ケースを空ケース供給機構により順次1個ずつ分
離して下方に送り出してケース移送機構上に移載する。
上記ケース移送機構は空ケースを直線方向に移送し、か
つ、所定の位置で空ケースに、トップローラの直径寸法
に対応した往復ピッチ送り動作を発生させる。上記の空
ケースの往復ピッチ送り動作と連動して、チャック機構
のチャック爪を垂直方向及び空ケースの送り方向と直交
する水平方向に移動させ、かつ、このチャック爪の垂直
移動時の下降端でのトップローラの把持及び開放の動作
を利用して、所定本数の紡機用トップローラを上記空ケ
ース内に複数段に整列配置状態で自動的に箱詰めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紡機用トップローラの
自動箱詰装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】精紡機や粗紡機等の紡機のボトムローラ
上には、ロービングやスライバーのドラフト手段として
表面にゴム層を形成してなるトップローラが圧接配置さ
れている。これらの紡機用トップローラは、紡糸時間の
経過と共にゴム層の表面が荒れるので、所定の使用時間
が経過した時点で紡機から取外し、ゴム層の表面に研磨
加工と希硫酸の水溶液による表面処理、水洗、アンモニ
ヤ水溶液による中和処理の諸工程からなる仕上加工を施
し、再使用に備える。
【0003】仕上加工を施されたトップローラは、精紡
機や粗紡機のスピンドル数に対応した所定本数を単位と
してケース内に詰込み、この状態で紡機に供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の紡機用トップロ
ーラをケース内に詰込む際、これ迄は作業員の手作業に
よってトップローラを1本ずつ詰込む方式が採用されて
いた。このため、箱詰めの所要時間が長くなり、研磨及
び表面処理工程の省力化が阻害されると共に、作業者の
不手際によってトップローラのゴム層の表面に傷が付い
たり、潤滑油等の異物が付着したりする場合も少なくな
かった。また、使用前のトップローラのゴム層に汚れや
傷が付くと、紡機の運転時に糸切れやロービング切れ等
の原因となり、当然のことながら糸質及び生産性の低下
が引き起こされるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み提案されたも
ので、紡機用トップローラを自動的に箱詰めすることが
できる装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、研磨加工と表面処理加工を施された複数
本の紡機用トップローラを上面が開口した空ケース内に
複数段に整列配置して箱詰めする装置であって、定位置
に段積みされた空ケースのうち、最下段の空ケースを順
次1個ずつ分離して下方へ送り出す空ケース供給機構
と、上記空ケース供給機構から供給されて移載された空
ケースを直線方向に移送し、かつ、この空ケースを、紡
機用トップローラの直径寸法に対応したピッチ送り間隔
で往復ピッチ送りするケース移送機構と、上記ケース移
送機構による空ケースの往復ピッチ送り動作と連動し
て、空ケースの送り方向と直交する方向に移動可能で、
かつ、移動経路の所定の位置で垂直方向に移動してトッ
プローラを把持及び開放するチャック爪を有するトップ
ローラ供給機構とからなるものである。
【0007】また、上記空ケース供給機構、ケース移送
機構及びトップローラ供給機構に、同調下の順次作動手
段としてシーケンス制御回路を接続する。
【0008】
【作用】定位置に段積みされた空ケースのうち、最下段
の空ケースを空ケース供給機構により順次1個ずつ分離
して下方に送り出してケース移送機構上に移載する。上
記ケース移送機構は空ケースを直線方向に移送し、か
つ、所定の位置で空ケースに、トップローラの直径寸法
に対応した往復ピッチ送り動作を発生させる。上記の空
ケースの往復ピッチ送り動作と連動して、チャック爪を
垂直方向及び空ケースの送り方向と直交する水平方向に
移動させ、かつ、このチャック爪の垂直移動時の下降端
での把持及び開放の動作を利用して、所定本数の紡機用
トップローラを上記空ケース内に複数段に整列配置状態
で自動的に箱詰めする。
【0009】
【実施例】以下本発明に係る紡機用トップローラの自動
箱詰装置の実施例を図1乃至図12を参照しながら説明
すると次の通りである。
【0010】図1乃至図3において、(1)は、図8及
び図9に示すように、アーバー部分(1a)の両端に研
磨加工と表面処理加工が施されたゴム層(1b)(1
b)を有する紡機用トップローラ(以下、トップローラ
と称す)、(2)は、複数本のトップローラ(1)が複
数段に千鳥配置状態で整列収納される上面が開口した空
ケースで、この空ケース(2)の上面開口部の近傍に、
上下2段に上部鍔部(2a)と係合鍔部(2b)を形成
し、かつ、底面部の近傍に下部鍔部(2c)を形成し、
空ケース(2)の段積み時、下段側の空ケース(2)の
上部鍔部(2a)と上段側の空ケース(2)の下部鍔部
(2c)とが衝合して複数段に段積み可能としてある。
【0011】(5)は機台フレーム、(6)は機台フレ
ーム(5)の上面部の側方に矩形枠状に立設された取付
フレームで、この取付フレーム(6)で囲繞される平面
矩形状の段積み空間(7)に、上記空ケース(2)が複
数段に段積みされる。(A)は空ケース供給位置(イ)
に配設された空ケース供給装置で、複数段に段積みされ
た空ケース(2)のうち、最下段の空ケース(1)を順
次1個ずつ分離して下方へ送り出すものである。(B)
は、上記空ケース供給機構(A)により供給された空ケ
ース(2)を、トップローラ供給位置(ロ)へ直線的に
移送し、かつ、このトップローラ供給位置(ロ)におい
て、空ケース(2)を、トップローラ(1)の直径寸法
と略等しいピッチで往復ピッチ送りするケース移送機
構、(C)は、トップローラ供給位置(ロ)において空
ケース(2)にトップローラ(1)を順次供給するトッ
プローラ供給機構で、このトップローラ供給機構(C)
により空ケース(2)にトップローラ(1)が収納され
ると、ケースはケース移送機構(B)により搬出位置
(ハ)に送られる。上記空ケース供給機構(A)、ケー
ス移送機構(B)及びトップローラ供給機構(C)に
は、同調下の順次作動手段として図示しないシーケンス
制御回路が接続されている。
【0012】次に上記空ケース供給機構(A)の詳細を
説明する。図2示す取付フレーム(6)の前後に対向す
る前枠部(11)と後枠部(12)の夫々に、図4乃至
図7に示すように、2本の枢軸(13)(14)を軸回
り方向に回転可能に立設し、各枢軸(13)(14)の
上端に、段積み空間(7)に段積みされる空ケース
(2)の係合鍔部(2b)の下面に係脱可能に係合して
段積みされた空ケース(2)を保持する保持爪(15)
(16)を取付けると共に、下端に側方に突出するアー
ム部(17’)(18’)を有する回転部材(17)
(18)を固設する。上記回転部材(17)(18)の
アーム部(17’)(18’)に、エア式アクチュエー
タである開閉シリンダ(19)の基端部(20)及び突
出退入可能な開閉ロッド(21)の先端部を夫々枢軸
(22)(23)を介して回動可能に枢着し、開閉ロッ
ド(21)の突出退入動作により、回転部材(17)
(18)を軸回り方向に回動させ、保持爪(15)(1
6)を同時に開閉させて前枠部(11)及び後枠部(1
2)から夫々突出退入させるようにしてある。
【0013】取付フレーム(6)内の段積み空間(7)
の中心部の下方定位置に、図1乃至図3に示すように、
エア式の昇降シリンダ(25)を直立姿勢で配設固定
し、この昇降シリンダ(25)の昇降ロッド(26)の
上端に、円板形状の昇降台(27)を水平姿勢に取付け
る。上記昇降台(27)は、昇降シリンダ(25)の昇
降ロッド(26)の突出退入により、昇降動作し、上昇
端位置時、上記空ケース供給機構(A)の保持爪(1
5)(16)で保持された空ケース(2)を僅かに上方
へ持上げて、保持爪(15)(16)と空ケース(2)
の係合鍔部(2b)との係合状態を解除し、又昇降台
(27)の下降動作時、上記保持爪(15)(16)が
閉方向に退入して、昇降台(27)は下降可能となり、
昇降台(27)上に載置された空ケース(2)が保持爪
(15)(16)より下方に位置して、下から2番目の
空ケース(2)の下部鍔部(2c)が保持爪(15)
(16)に近付くと、保持爪(15)(16)は再び開
方向に突出して、図6に示すように、2番目の空ケース
(2)の係合鍔部(2b)と係合し、最下段の空ケース
(2)を分離可能となるように構成してある。
【0014】上記ケース移送機構(B)は、図1乃至図
3に示すように、機台フレーム(5)の上部の長手方向
にそって平行状態を維持して循環移動可能に水平姿勢に
張設された2本の移送ベルト(31)(31)と、上記
移送ベルト(31)(31)を駆動するサーボモータ
(32)とで構成されている。上記移送ベルト(31)
(31)は、駆動軸(33)と従動軸(34)の夫々の
両端に固定されている長手方向に対向するプーリ(35
a)(35b)間に夫々纏い掛けてあると共に、サーボ
モータ(32)に連結されている減速機(36)のプー
リ(37)と上記駆動軸(33)上の伝達プーリ(3
8)に駆動ベルト(39)を纏い掛け、サーボモータ
(32)の駆動力を上記駆動軸(33)を介して移送ベ
ルト(31)(31)に伝達するようにしてある。ま
た、上記移送ベルト(31)(31)間に昇降可能に配
設された空ケース供給機構(A)の昇降台(27)の下
降途中において、空ケース(2)を昇降台(27)から
移送ベルト(31)(31)上に移載可能とし、空ケー
ス供給機構(A)から上記移送ベルト(31)(31)
上に供給された空ケース(2)を直線方向に移送するよ
うに構成してある。上記移送ベルト(31)(31)の
上部は、移送ベルト(31)(31)にそって平行に配
設された長尺なガイド部材(40)(40)で支持され
て垂れ下がりが防止されている。
【0015】上記サーボモータ(32)には、トップロ
ーラ供給位置(ロ)において、空ケース(2)を、トッ
プローラ(1)の直径寸法と略等しいピッチで往復ピッ
チ送り動作させる目的で図示しないシーケンス制御回路
が接続されている。すなわち、空ケース(2)を搬出位
置(ハ)側へピッチ送りして、図12に示すように、空
ケース(2)の底面部に第1段目(L1)のトップロー
ラ(1)を隙間なく整列配置させる場合は、空ケース
(2)のピッチ送り間隔(P)を、トップローラ(1)
の直径寸法(D)と略等しく設定し、又空ケース(2)
を空ケース供給位置(イ)側にピッチ送りして第1段目
(L1)のトップローラ(1)上に第2段目(L2)の
トップローラ(1)を整列配置する場合は、空ケース供
給位置(イ)側への最初のピッチ送り間隔を、トップロ
ーラ(1)の直径寸法(D)の2分の1、即ち、P/2
とし、かつ、この後の空ケース(2)のピッチ送り間隔
を第1段目(L1)と同様のピッチ送り間隔(P)とし
て、第1段目(L1)のトップローラ(1)間の谷部に
第2段目(L2)のトップローラ(1)を隙間なく配置
可能とし、さらに空ケース(2)を搬出位置(ハ)側へ
ピッチ送りして、第2段目(L2)のトップローラ
(1)上に第3段目(L3)のトップローラ(1)を隙
間なく整列配置させる場合は、第1段目(L1)と同一
の整列配置位置が得られるように空ケース(2)のピッ
チ送り間隔(P)を設定し、要するに、空ケース(2)
内に、複数のトップローラ(1)を千鳥配置状態で複数
段に整列配置可能なように空ケース(2)を往復ピッチ
送りするように構成されている。
【0016】上記トップローラ供給機構(C)は、図
1、図8乃至図10に示すように、ケース移送機構
(B)による空ケース(2)の移送方向と直交する方向
に配設されたロッドレスシリンダ部(41)と、ロッド
レスシリンダ部(41)の一部に装設されたチャック昇
降用シリンダ部(42)と、このチャック昇降用シリン
ダ部(42)の下端にトップローラ(1)を把持及び開
放可能に装設されたチャック部(43)とから構成され
ている。
【0017】上記ロッドレスシリンダ部(41)は、図
11に示すように、シリンダチューブ(46)と、シリ
ンダチューブ(46)内で往復移動可能に設けた、1部
にマグネット(47)を組込んだピストン(48)と、
シリンダチューブ(46)を構成するインナーシールバ
ンド(49)とアウタシールバンド(50)内に往復動
可能に組込んだピストンヨーク(51)と、シリンダチ
ューブ(46)外で、ピストンヨーク(51)と対向し
てピストン(48)の往復動と協動するスライダ(5
2)とからなる公知の駆動装置で、シリンダチューブ
(46)は、図8に示すように、機台フレーム(5)上
の定位置に立設された略門型形状の支持フレーム(5
3)上に、移送ベルト(31)(31)の移送方向と直
交させて橋架固定してある。
【0018】上記チャック昇降用シリンダ部(42)
は、図8乃至図10に示すように、移送ベルト(31)
(31)の走行方向に対して直交させた状態で上記スラ
イダ(52)に装設されている。すなわち、上記チャッ
ク昇降用シリンダ部(42)は、スライダ(52)の上
面に取付固定された取付板(55)の一方の突出部に起
立固定された直立型のエアシリンダ(56)と、上記エ
アシリンダ(56)と隣接させて取付板(55)に上下
方向に摺動可能に貫通保持された配線保護管兼用のガイ
ド部材(57)と、エアシリンダ(56)の突出退入動
作するシリンダロッド(58)の下端に取付固定された
支持板(59)とから構成されており、ガイド部材(5
7)の下端は支持板(59)に取付固定されている。上
記支持板(59)には、図8に示すように、空ケース
(2)に対するチャック部(43)の第1乃至第3の停
止位置(P1)(P2)(P3)の切替え手段として位
置検出スイッチ(61)が装着されており、この位置検
出スイッチ(61)の入力端子は、図示しない上記シー
ケンス制御回路に接続されている。チャック部(C)が
停止する第1乃至第3の停止位置(P1)(P2)(P
3)は、空ケース(2)に箱詰めされる精紡機用あるい
は粗紡機用のトップローラ(1)に応じて任意に選択さ
れる。
【0019】また、チャック部(43)は、図8乃至図
10に示すように、中空軸(65)を上記支持板(5
9)に貫通固定すると共に、チャック本体(66)の上
端面に取付固定した摺動軸(67)を上記中空軸(6
5)に上下方向に摺動可能に取付けて、中空軸(65)
にチャック本体(66)を吊設し、摺動軸(67)に圧
縮バネ(68)を巻装して中空軸(65)とチャック本
体(66)間に介在させ、チャック本体(66)を常時
下方に付勢してある。上記チャック本体(66)の下端
に枢着ピン(69)(69)を介して一対のチャック爪
(70)(70)を開閉可能に枢着し、このチャック爪
(70)(70)でトップローラ(1)を把持する。チ
ャック本体(66)の両側面には、トップローラ(1)
の両端のゴム層(1b)(1b)を押圧するためのL字
形状の押え板(71)(71)を取付固定してある。ま
た、上記チャック昇降用シリンダ部(42)の支持板
(59)の下面にL字形状の固定片(72)を固設し、
かつ、この固定片(72)の折曲部の下端に近接スイッ
チ(73)を取付けると共に、上記チャック本体(6
6)の側面部に近接片(74)を近接スイッチ(73)
と対向可能に固設し、チャック爪(70)(70)によ
るトップローラ(1)の把持及び開放時に、圧縮バネ
(68)の付勢力に抗して近接スイッチ(73)が下方
に移動して近接片(74)と対向すると、支持板(5
9)の下降動作が停止するように構成されている。
【0020】次に本発明に係るトップローラの箱詰装置
の動作要領について説明すると次の通りである。
【0021】空ケース(2)にトップローラ(1)を箱
詰めする場合は、先ず、空ケース供給機構(A)の開閉
シリンダ(19)の開閉ロッド(21)を退入させて、
図5及び図6に示すように、回転部材(17)(18)
を回動させ、保持爪(15)(16)を前枠部(11)
及び後枠部(12)から突出させる。この状態で、取付
フレーム(6)で囲繞された段積み空間(7)に空ケー
ス(2)を適宜の手段で収容し、かつ、上記保持爪(1
5)(16)に、最下段の空ケース(2)の係合鍔部
(2b)を係合させて、段積み空間(7)に複数段に段
積みされた空ケース(2)を保持する。この空ケース
(2)の段積み時、上段側の空ケース(2)の下部鍔部
(2c)と下段側の空ケース(2)の上部鍔部(2a)
とが衝合する。
【0022】そして、図示しないシーケンス制御回路か
ら空ケース(2)の供給信号が送出されると、空ケース
供給装置(A)の昇降シリンダ(25)の昇降ロッド
(26)が突出して、昇降台(27)は、移送ベルト
(31)(31)間を通過して上昇する。この昇降台
(27)の上昇途中で、昇降台(27)は、保持爪(1
5)(16)で保持された最下段の空ケース(2)を僅
かに上方に押し上げて上昇端位置に位置し、昇降台(2
7)上に複数段の空ケース(2)が載置されると共に、
保持爪(15)(16)と最下段の空ケース(2)の係
合状態が解除される。上記保持爪(15)(16)と最
下段の空ケース(2)との係合状態が解除されると、空
ケース供給機構(A)の保持爪(15)(16)は、閉
動作して前枠部(11)及び後枠部(12)内に退入す
る。しかる後、上記昇降台(27)は、複数段の空ケー
ス(2)が載置された状態で下降する。この昇降台(2
7)の下降時に、昇降台(27)上に載置された空ケー
スのうち、下から2段目の空ケース(2)の係合鍔部
(2b)が上記保持爪(15)(16)に近付くと、保
持爪(15)(16)は再び開方向に突出保持される。
【0023】上記昇降台(27)がさらに下降すると、
図3及び図6に示すように、その下降途中で、下から2
段目の空ケース(2)の係合鍔部(2b)が突出した保
持爪(15)(16)に係合して、下から2段目以上の
空ケース(2)は保持爪(15)(16)に保持される
と共に、最下段の空ケース(2)は、下から2段目の空
ケース(2)から分離されて、昇降台(27)上に載置
される。昇降台(27)はなおも移送ベルト(31)
(31)より下方位置まで下降し、その下降途中で、昇
降台(27)上の空ケース(2)は移送ベルト(31)
(31)上に移載される。
【0024】こうして移送ベルト(31)(31)上に
1個の空ケース(2)が載置されると、上記シーケンス
制御回路を介してサーボモータ(32)が駆動されて、
移送ベルト(31)(31)は循環移動し、移送ベルト
(31)(31)上の空ケース(2)はトップローラ供
給位置(ロ)に移送される。上記空ケース(2)は、ト
ップローラ供給位置(ロ)において上記トップローラ供
給機構(C)との連動下に、トップローラ(1)の直径
寸法(D)と略等しいピッチで往復ピッチ送りされ、図
12に示すように、先ず、空ケース(2)の底面上に第
1段目(L1)のトップローラ(1)が整列配置された
後、この第1段目(L1)のトップローラ(1)間の谷
部に第2段目(L2)のトップローラ(1)が整列配置
され、さらに第2段目(L2)のトップローラ(1)上
に、第1段目(L1)と同一の整列配置位置で第3段目
(L3)のトップローラ(1)が整列配置され、以下同
じ要領で空ケース(2)内に、複数のトップローラ
(1)が千鳥配置状態で複数段に整列配置される。
【0025】上記ケース移送機構(B)とトップローラ
供給機構(C)との連動によるトップローラ(1)の供
給要領を図8及び図12を参照しながらさらに詳細に説
明する。
【0026】上記ケース移送機構(B)の移送ベルト
(31)(31)の回転が間欠停止し、空ケース(2)
がトップローラ供給位置(ロ)の所定位置に保持される
と共に、チャック爪(70)(70)が開状態に保持さ
れたチャック部(43)が、機台フレーム(5)の側方
のトップローラ把持位置(P4)の上方に保持される。
このトップローラ把持位置(P4)には、研磨加工と表
面処理加工が施こされたトップローラ(1)が1個ずつ
順次供給される。
【0027】そして、上記トップローラ把持位置(P
4)にトップローラ(1)が供給されると、チャック昇
降用シリンダ部(42)のエアシリンダ(56)のシリ
ンダロッド(58)が下方に突出して、支持板(59)
に吊設されたチャック部(43)が垂直に下降し、チャ
ック部(43)の押え板(71)(71)が、トップロ
ーラ(1)の両端部のゴム層(1b)(1b)に当接し
て、トップローラ(1)を押えると共に、開状態に保持
されたチャック爪(70)(70)間にトップローラ
(1)のアーバー部分(1a)が位置する。上記チャッ
ク昇降用シリンダ(42)のシリンダロッド(58)は
さらに突出して、支持板(59)が圧縮バネ(68)の
付勢力に抗して下降し、この支持板(59)の下降によ
り、固定片(72)に取付けた近接スイッチ(73)が
近接片(74)と対向すると、チャック爪(70)(7
0)が閉じて、トップローラ(1)のアーバー部分(1
a)を把持する。
【0028】こうして上記チャック爪(70)(70)
によりトップローラ(1)が把持されると、チャック昇
降用シリンダ部(42)のシリンダロッド(58)が退
入し、チャック本体(66)は上昇する。このチャック
本体(66)の初期上昇時、中空軸(65)とチャック
本体(66)間に圧縮バネ(68)を介在させてあるの
で、チャック本体(66)に取付けた押え板(71)
(71)でトップローラ(1)を押えたままで、支持板
(59)が僅かに上昇し、近接スイッチ(73)が近接
片(74)から離間する。近接スイッチ(73)と近接
片(74)の離間後、さらに上記シリンダロッド(5
8)の退入によりチャック本体(66)が上昇し、トッ
プローラ(1)を持上げる。
【0029】上記チャック部(43)が上昇端に保持さ
れると、ロッドレスシリンダ部(41)のスライダ(5
2)が、シリンダチューブ(46)にそって、トップロ
ーラ把持位置(P4)から空ケース(2)の移送方向と
直交する方向に位置する第1乃至第3の停止位置(P
1)〜(P3)に向って移動する。このスライダ(5
2)の移動により、支持板(59)に設けられた位置検
出スイッチ(61)により、チャック部(43)が、例
えば、予め設定された第1の停止位置(P1)に位置し
たことが検出されると、スライダ(52)は停止し、チ
ャック部(43)は第1の停止位置(P1)の上方に保
持される。しかる後、チャック昇降用シリンダ部(4
2)のシリンダロッド(58)が突出して、チャック本
体(66)が下降し、トップローラ(1)が空ケース
(2)の底面部に当接する。この当接後も、上記シリン
ダロッド(58)が圧縮バネ(68)の付勢力に抗して
突出し、このシリンダロッド(58)の突出により近接
スイッチ(73)がチャック本体(66)の近接片(7
4)と対向すると、チャック爪(70)(70)が開動
作し、トップローラ(1)はチャック爪(70)(7
0)による把持が開放されて、空ケース(2)の底面部
の第1の停止位置(P1)における先頭の第1収納位置
(a)に載置される。
【0030】上記トップローラ(1)が空ケース(2)
内の第1の停止位置(P1)における第1収納位置
(a)に載置されると、チャック昇降用エアシリンダ
(56)のシリンダロッド(58)が退入し、チャック
部(43)は、第1の停止位置(P1)の上昇端に保持
される。このときチャック爪(70)(70)は開状態
に保持されている。しかる後、上記チャック部(43)
は、ロッドレスシリンダ部(41)のスライダ(52)
の移動により、トップローラ把持位置(P4)に移動し
た後、前記と同じ要領で、下降して、上記トップローラ
把持位置(P4)に供給されたトップローラ(1)をチ
ャック爪(70)(70)で把持する。チャック爪(7
0)(70)によりトップローラ(1)が把持される
と、チャック部(43)は、再び上昇し、上昇端に位置
する。上記チャック部(43)が上昇端に保持される
と、ロッドレスシリンダ部(41)のスライダ(52)
が移動し、支持板(59)に設けられた位置検出スイッ
チ(61)により、チャック部(43)が予め設定され
た第3の停止位置(P3)に位置したことが検出される
と、スライダ(52)は停止し、チャック部(43)は
第3の停止位置(P3)の上方に保持される。しかる
後、チャック部(43)は、第1の停止位置(P1)に
おけると同様に、下降してトップローラ(1)を開放し
たのち上昇し、空ケース(2)の底面部の第3の停止位
置(P3)における第1収納位置(a)にトップローラ
(1)を載置する。
【0031】こうして空ケース(2)の第1収納位置
(a)にトップローラ(1)が収納されると、移送ベル
ト(31)(31)が間欠駆動されて、空ケース(2)
はピッチ送り間隔(P)だけ搬出位置(ハ)側に送ら
れ、第1及び第3の停止位置(P1)(P3)の下方
に、空ケース(2)の第2収納位置(b)が位置する
と、この第2収納位置(b)に、第1収納位置(a)と
同じ要領でトップローラ(1)が収納される。
【0032】そして、空ケース(2)の底面部の第3収
納位置(c)、第4収納位置(d)・・・・第n収納位置に
トップローラ(1)が収納され、第1段目(L1)にト
ップローラ(1)が隙間なく整列配置されると、シーケ
ンス制御により、空ケース(2)は空ケース供給位置
(イ)側にピッチ送りされる。この空ケース(2)の空
ケース供給位置(イ)側への最初のピッチ送り間隔は、
トップローラ(1)の直径寸法(D)の2分の1、即
ち、P/2とされているので、空ケース(2)に収容さ
れた第1段目(L1)のトップローラ(1)の第n収納
位置と第n−1収納位置との間の谷部が第1及び第3の
停止位置(P1)(P3)の下方に保持され、この谷部
に、前記の第1段目(L1)と同じ要領で第1及び第3
の停止位置(P1)(P3)においてトップローラ
(1)が載置される。この後の空ケース(2)のピッチ
送り間隔は第1段目(L1)と同様のピッチ送り間隔
(P)であるので、第1段目のトップローラ(1)間の
谷部にトップローラ(1)が載置されて、第2段目(L
2)にトップローラ(1)が隙間なく整列配置される。
【0033】空ケース(2)の第2段目(L2)にトッ
プローラ(1)が整列配置されると、シーケンス制御に
より、空ケース(2)は再び搬出位置(ハ)側に移送さ
れる。この空ケース(2)の搬出位置(ハ)側への最初
のピッチ送り間隔は、トップローラ(1)の直径寸法
(D)の2分の1、即ち、P/2とされ、かつ、この後
第1段目(L1)と同様のピッチ送り間隔(P)とされ
ているので、トップローラ(1)は第1段目(L1)と
同一の整列配置位置で第3段目(L3)に整列配置され
る。以下同じ要領で空ケース(2)内に、複数のトップ
ローラ(1)が複数段に千鳥配置状態で整列配置され
る。
【0034】尚、上記実施例では、チャック機構(C)
を、第1及び第3の停止位置(P1)(P3)に停止さ
せて、空ケース(2)内にトップローラ(1)を2列に
配置するようにしたが、本発明はこれに限定されるわけ
ではなく、チャック機構(C)を、第2の停止位置(P
2)にのみ停止させて、空ケース(2)内にトップロー
ラ(1)を1列に配置するようにしてもよいし、あるい
は第1乃至第3の停止位置(P1)〜(P3)の全てに
停止させて、トップローラ(1)を3列に配置するよう
にしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、紡機用トップローラの
箱詰作業を短時間で行うことが可能となり、箱詰作業の
作業性が大幅に向上すると共に、トップローラの研磨及
び表面処理工程の省力化に注目すべき効果が発揮され
る。また、従来の手作業による箱詰めで問題とされてい
た潤滑油や異物の付着によるローラ表面の汚れがなくな
るため、糸質及び生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構造を示す正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の側面図。
【図4】図1に示した空ケース供給機構の拡大正断面
図。
【図5】図4の平面図。
【図6】図4の側断面図。
【図7】図4のA矢視図。
【図8】トップローラ供給機構の概略側面説明図。
【図9】図8の要部拡大図。
【図10】トップローラ供給機構の背面図。
【図11】トップローラ供給機構を構成するロッドレス
シリンダ装置の一具体例を示す一部破断説明図。
【図12】空ケースへの紡機用トップローラの箱詰要領
を説明するための正面説明図。
【符号の説明】
A 空ケース供給機構 B ケース移送機構 C トップローラ供給機構 P1、P2、P3 停止位置 P4 トップローラ把持位置 1 紡機用トップローラ 2 空ケース 70、70 チャック爪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨加工と表面処理加工を施された複数
    本の紡機用トップローラを上面が開口した空ケース内に
    複数段に整列配置して箱詰めする装置であって、定位置
    に段積みされた空ケースのうち、最下段の空ケースを順
    次1個ずつ分離して下方へ送り出す空ケース供給機構
    と、上記空ケース供給機構から供給されて移載された空
    ケースを直線方向に移送し、かつ、この空ケースを、紡
    機用トップローラの直径寸法に対応したピッチ送り間隔
    で往復ピッチ送りするケース移送機構と、上記ケース移
    送機構による空ケースの往復ピッチ送り動作と連動し
    て、空ケースの送り方向と直交する方向に移動可能で、
    かつ、移動経路の所定の位置で垂直方向に移動してトッ
    プローラを把持及び開放するチャック爪を有するトップ
    ローラ供給機構とからなる紡機用トップローラの自動箱
    詰装置。
  2. 【請求項2】 空ケース供給機構、ケース移送機構及び
    トップローラ供給機構に、同調下の順次作動手段として
    シーケンス制御回路が接続されていることを特徴とする
    請求項1記載の紡機用トップローラの自動箱詰装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111792102A (zh) * 2020-07-22 2020-10-20 山东欣启点自动化科技有限公司 一种手套自动入盒装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0299706U (ja) * 1989-01-24 1990-08-08
JPH0418210A (ja) * 1989-12-27 1992-01-22 Talleres Daumar Sa 製品を容器の中に所定の分布にして詰める装置

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