JPH0656736A - ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法 - Google Patents
ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法Info
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- JPH0656736A JPH0656736A JP23302992A JP23302992A JPH0656736A JP H0656736 A JPH0656736 A JP H0656736A JP 23302992 A JP23302992 A JP 23302992A JP 23302992 A JP23302992 A JP 23302992A JP H0656736 A JPH0656736 A JP H0656736A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】
【化1】
(式中、Xはハロゲン原子を表わす。)で表される新規
なビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフ
ェノン、及び該化合物を塩基性処理することを特徴とす
る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な
製造方法。 【効果】 本発明化合物及び本発明方法は合成抗菌剤等
の製造中間体として有用な2−ハロゲノ−4,5−ジフ
ルオロ安息香酸の工業的製法として好適である。
なビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフ
ェノン、及び該化合物を塩基性処理することを特徴とす
る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な
製造方法。 【効果】 本発明化合物及び本発明方法は合成抗菌剤等
の製造中間体として有用な2−ハロゲノ−4,5−ジフ
ルオロ安息香酸の工業的製法として好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成抗菌剤(米国特許
4571396号記載)の中間原料として有用な、文献
未記載の新規化合物ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフ
ルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ
−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法に関す
るものである。
4571396号記載)の中間原料として有用な、文献
未記載の新規化合物ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフ
ルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ
−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで2−クロロ−4,5−ジフルオ
ロ安息香酸の製法としては、2−クロロ−4,5−ジフ
ルオロベンゾトリハライドを加水分解する方法(特開昭
62−108839、特開平3−161450)や3,
4−ジフルオロクロロベンゼンをアセチル化あるいはク
ロロアセチル化した後にこれをハロホルム反応にかけて
得る方法(特開昭64−45322)が知られている。
ロ安息香酸の製法としては、2−クロロ−4,5−ジフ
ルオロベンゾトリハライドを加水分解する方法(特開昭
62−108839、特開平3−161450)や3,
4−ジフルオロクロロベンゼンをアセチル化あるいはク
ロロアセチル化した後にこれをハロホルム反応にかけて
得る方法(特開昭64−45322)が知られている。
【0003】また、類縁化合物のカルボニル基の導入方
法として化学的に常法であるニトリルの加水分解(特開
昭60−72885)や二酸化炭素を使用したグリニャ
−ル反応(特開昭58−150543、特開昭58−1
88839)等が知られている。
法として化学的に常法であるニトリルの加水分解(特開
昭60−72885)や二酸化炭素を使用したグリニャ
−ル反応(特開昭58−150543、特開昭58−1
88839)等が知られている。
【0004】しかし、これらの方法はいずれも方法自体
の収率が低かったり、原料トリハライドの収率が低い、
原料ニトリルの合成において青酸化合物の処理が必要で
ある、グリニャ−ル反応において安定性にかかわる設備
対応を要する等の実施する上での特別な規制条件を有し
ている等の問題があり、工業的に有利なものではなかっ
た。
の収率が低かったり、原料トリハライドの収率が低い、
原料ニトリルの合成において青酸化合物の処理が必要で
ある、グリニャ−ル反応において安定性にかかわる設備
対応を要する等の実施する上での特別な規制条件を有し
ている等の問題があり、工業的に有利なものではなかっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来より、合成抗菌剤
(米国特許4571396号記載)等の農医薬の製造に
おいては、製造中間体として有用な新規化合物も含め、
その効率的な工業的製造法の出現が待ち望まれていた。
(米国特許4571396号記載)等の農医薬の製造に
おいては、製造中間体として有用な新規化合物も含め、
その効率的な工業的製造法の出現が待ち望まれていた。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明者は上記のごとき産
業的課題を解決すべく鋭意研究を行ってきたところ、意
外にもビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェニ
ル)ジクロロメタンから得られる文献未記載の新規化合
物であるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベ
ンゾフェノン、及びこれを用いる(化4)に示すような
工業的で効率の良い2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ
安息香酸の新規な製造技術を見いだし、これらの知見に
基づいて本発明を完成した。
業的課題を解決すべく鋭意研究を行ってきたところ、意
外にもビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェニ
ル)ジクロロメタンから得られる文献未記載の新規化合
物であるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベ
ンゾフェノン、及びこれを用いる(化4)に示すような
工業的で効率の良い2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ
安息香酸の新規な製造技術を見いだし、これらの知見に
基づいて本発明を完成した。
【0007】
【化4】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)即ち本発明は、 (1)
【0008】
【化5】 (式中、Xは前記と同じ意味を表す。)で表されるビス
(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノ
ン。 (2)
(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノ
ン。 (2)
【0009】
【化6】 (式中、Xは前記と同じ意味を表す。)で表されるビス
(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロ
ロメタンを硫酸中で加水分解することを特徴とする、
(化5)で表わされるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジ
フルオロ)ベンゾフェノンの製造方法。 (3) (化5)で表されるビス(2−ハロゲノ−4,
5−ジフルオロ)ベンゾフェノンと塩基性化合物を反応
させることを特徴とする
(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロ
ロメタンを硫酸中で加水分解することを特徴とする、
(化5)で表わされるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジ
フルオロ)ベンゾフェノンの製造方法。 (3) (化5)で表されるビス(2−ハロゲノ−4,
5−ジフルオロ)ベンゾフェノンと塩基性化合物を反応
させることを特徴とする
【0010】
【化7】 (式中、Xは前記と同じ意味を表す。)で表される2−
ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方法。 (4) (化6)で表されるビス(2−ハロゲノ−4,
5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンを硫酸中で加
水分解し、(化5)で表されるビス(2−ハロゲノ−
4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンを得、更に塩基性
化合物を反応させることを特徴とする(化7)で表され
る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方
法。 を提供するものである。
ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方法。 (4) (化6)で表されるビス(2−ハロゲノ−4,
5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンを硫酸中で加
水分解し、(化5)で表されるビス(2−ハロゲノ−
4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンを得、更に塩基性
化合物を反応させることを特徴とする(化7)で表され
る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方
法。 を提供するものである。
【0011】以下に本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明化合物であるビス(2−ハロゲノ−
4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンは、ビス(2−ハ
ロゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタン
を加水分解することにより得られる。
4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンは、ビス(2−ハ
ロゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタン
を加水分解することにより得られる。
【0013】本発明化合物の製造における加水分解反応
は、硫酸中で行われ、水を滴下する方法や70〜95%
の硫酸を使用する方法が好ましい。
は、硫酸中で行われ、水を滴下する方法や70〜95%
の硫酸を使用する方法が好ましい。
【0014】その使用量は、原料であるビス(2−ハロ
ゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンの
1〜5倍重量を用いればよい。
ゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンの
1〜5倍重量を用いればよい。
【0015】また加水分解時の反応温度、及び反応時間
は、通常は90〜150℃、2〜8時間の範囲で行うこ
とによりその目的を達成することができる。
は、通常は90〜150℃、2〜8時間の範囲で行うこ
とによりその目的を達成することができる。
【0016】本発明化合物であるビス(2−ハロゲノ−
4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンの製造において
は、上記の加水分解反応の後、原料の消失をガスクロマ
トグラフィーで確認のうえ、反応液を冷却し、次いでこ
れに氷水とトルエンを加え有機物をトルエン層に抽出
し、得られたトルエン層を水洗ののち抽出溶媒のトルエ
ンを濃縮することにより、本発明化合物であるビス(2
−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンが得
られる。
4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンの製造において
は、上記の加水分解反応の後、原料の消失をガスクロマ
トグラフィーで確認のうえ、反応液を冷却し、次いでこ
れに氷水とトルエンを加え有機物をトルエン層に抽出
し、得られたトルエン層を水洗ののち抽出溶媒のトルエ
ンを濃縮することにより、本発明化合物であるビス(2
−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンが得
られる。
【0017】なお本発明化合物の製造において原料とし
て用いるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェ
ニル)ジクロロメタンは、3,4−ジフルオロハロゲノ
ベンゼンを塩化アルミニウムの存在下に四塩化炭素と反
応させる方法、或いは特開平3−161450号公報記
載の方法により副生物として得る方法により容易に得る
事ができる。
て用いるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェ
ニル)ジクロロメタンは、3,4−ジフルオロハロゲノ
ベンゼンを塩化アルミニウムの存在下に四塩化炭素と反
応させる方法、或いは特開平3−161450号公報記
載の方法により副生物として得る方法により容易に得る
事ができる。
【0018】また本発明化合物であるビス(2−ハロゲ
ノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンは、塩基性化
合物と反応させることにより合成抗菌剤(米国特許45
71396号記載)等の農医薬の製造に有用な2−ハロ
ゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸へと誘導することが
できる。
ノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンは、塩基性化
合物と反応させることにより合成抗菌剤(米国特許45
71396号記載)等の農医薬の製造に有用な2−ハロ
ゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸へと誘導することが
できる。
【0019】本発明方法において使用する塩基性化合物
としては、アルカリ金属のアルコキシド、又は水酸化物
が使用できる。具体的にはターシャリーブトキシ=カリ
ウム(t−BuOK)、ターシャリーブトキシ=ナトリ
ウム(t−BuONa)、水酸化カリウム(KOH)等を
例示できる。
としては、アルカリ金属のアルコキシド、又は水酸化物
が使用できる。具体的にはターシャリーブトキシ=カリ
ウム(t−BuOK)、ターシャリーブトキシ=ナトリ
ウム(t−BuONa)、水酸化カリウム(KOH)等を
例示できる。
【0020】また、その使用量は原料となる本発明化合
物であるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベ
ンゾフェノンに対し3〜10倍モル用いれば良い。
物であるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベ
ンゾフェノンに対し3〜10倍モル用いれば良い。
【0021】本発明方法において使用する溶媒としては
反応に不活性なものであればよく、エーテル系溶媒類、
アルコール系溶媒類、非プロトン性極性溶媒類、芳香族
炭化水素系溶媒類等が使用できる。具体的にはエーテル
系溶媒類としてはモノグライム等を、アルコール系溶媒
類としてはターシャリーブタノール(t−BuOH)等
を、非プロトン性極性溶媒類としてはジメチルスルホキ
シド(DMSO)等を、芳香族炭化水素系溶媒類として
はベンゼン、トルエン等をそれぞれ例示することができ
る。また、これら溶媒の混合溶媒を使用することもで
き、更にこれら溶媒に水を添加したものを反応の溶媒系
とすることもできる。
反応に不活性なものであればよく、エーテル系溶媒類、
アルコール系溶媒類、非プロトン性極性溶媒類、芳香族
炭化水素系溶媒類等が使用できる。具体的にはエーテル
系溶媒類としてはモノグライム等を、アルコール系溶媒
類としてはターシャリーブタノール(t−BuOH)等
を、非プロトン性極性溶媒類としてはジメチルスルホキ
シド(DMSO)等を、芳香族炭化水素系溶媒類として
はベンゼン、トルエン等をそれぞれ例示することができ
る。また、これら溶媒の混合溶媒を使用することもで
き、更にこれら溶媒に水を添加したものを反応の溶媒系
とすることもできる。
【0022】本発明方法において選ばれる反応温度は、
−20〜50℃の範囲であり、また反応時間は、通常は
数分から10時間の範囲である。
−20〜50℃の範囲であり、また反応時間は、通常は
数分から10時間の範囲である。
【0023】更に本発明方法においては、前記の加水分
解反応により得られる本発明化合物である(化5)で表
されるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベン
ゾフェノンを単離精製せず、例えば上記加水分解反応に
おける抽出トルエン層をそのまま本発明方法の塩基性処
理をすることにより2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ
安息香酸を製造する事もできる。
解反応により得られる本発明化合物である(化5)で表
されるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベン
ゾフェノンを単離精製せず、例えば上記加水分解反応に
おける抽出トルエン層をそのまま本発明方法の塩基性処
理をすることにより2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ
安息香酸を製造する事もできる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、文献未記載の新規化合物であ
るビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフ
ェノン、(化4)で示した様にビス(2−ハロゲノ−
4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンを硫酸中
で加水分解することによる該化合物の製造方法、及び該
化合物を塩基性化合物と反応させることによる、2−ハ
ロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方法を提供
するものであり、農医薬等の製造において、実施容易か
つ高収率な方法として好適に適用することができる。
るビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフ
ェノン、(化4)で示した様にビス(2−ハロゲノ−
4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンを硫酸中
で加水分解することによる該化合物の製造方法、及び該
化合物を塩基性化合物と反応させることによる、2−ハ
ロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方法を提供
するものであり、農医薬等の製造において、実施容易か
つ高収率な方法として好適に適用することができる。
【0025】さらに本発明化合物である(化5)で表さ
れるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾ
フェノン、及び該化合物から容易に得られるようになっ
た(化7)で表される2−ハロゲノ−4,5−ジフルオ
ロ安息香酸は、合成抗菌剤(米国特許4571396号
記載)の製造中間体として特に有用である。
れるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾ
フェノン、及び該化合物から容易に得られるようになっ
た(化7)で表される2−ハロゲノ−4,5−ジフルオ
ロ安息香酸は、合成抗菌剤(米国特許4571396号
記載)の製造中間体として特に有用である。
【0026】
【実施例】以下、参考例及び実施例により本発明を具体
的に説明する。 (参考例1) ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)ジク
ロロメタンの合成 温度計、冷却器、攪拌機及び滴下ロートを備えた100
ml容の反応フラスコに3,4−ジフルオロクロロベンゼ
ン14.9g(0.1モル)及び塩化アルミニウム2
0.0g(0.15モル)を仕込み、ついで四塩化炭素
11.5g(0.075モル)を滴下した。その後、4
0℃で反応させた。冷却後、反応液を氷水200mlに
あけ、析出する結晶を酢酸エチルで抽出、水洗、濃縮し
て粗結晶18.1gを得た。これを冷トルエンで洗浄
後、乾燥してビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロフ
ェニル)ジクロロメタン17.0gを得た(収率90
%)。
的に説明する。 (参考例1) ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニル)ジク
ロロメタンの合成 温度計、冷却器、攪拌機及び滴下ロートを備えた100
ml容の反応フラスコに3,4−ジフルオロクロロベンゼ
ン14.9g(0.1モル)及び塩化アルミニウム2
0.0g(0.15モル)を仕込み、ついで四塩化炭素
11.5g(0.075モル)を滴下した。その後、4
0℃で反応させた。冷却後、反応液を氷水200mlに
あけ、析出する結晶を酢酸エチルで抽出、水洗、濃縮し
て粗結晶18.1gを得た。これを冷トルエンで洗浄
後、乾燥してビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロフ
ェニル)ジクロロメタン17.0gを得た(収率90
%)。
【0027】融点:146.8〜148.6℃ (実施例1) ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノ
ンの製造 温度計、冷却器、攪拌機を付した50ml容の反応フラ
スコに、ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニ
ル)ジクロロメタン11.3g(0.03モル)及び8
0%硫酸30.0gを仕込み、攪拌下、130〜140
℃で5時間反応した。原料の消失をガスクロマトグラフ
ィーで確認後、冷却してから氷水とトルエンを加えて、
有機物をトルエン層に抽出した。得られたトルエン層を
水洗後、トルエンを濃縮してビス(2−クロロ−4,5
−ジフルオロ)ベンゾフェノン10.1gを得た(収率
95%)。
ンの製造 温度計、冷却器、攪拌機を付した50ml容の反応フラ
スコに、ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロフェニ
ル)ジクロロメタン11.3g(0.03モル)及び8
0%硫酸30.0gを仕込み、攪拌下、130〜140
℃で5時間反応した。原料の消失をガスクロマトグラフ
ィーで確認後、冷却してから氷水とトルエンを加えて、
有機物をトルエン層に抽出した。得られたトルエン層を
水洗後、トルエンを濃縮してビス(2−クロロ−4,5
−ジフルオロ)ベンゾフェノン10.1gを得た(収率
95%)。
【0028】融点:121〜122.5℃ 確認データ:1 H−NMR(TMS/CDCl3):δ(ppm):
7.29(1H,dd,J=9.52,9.53H
z),7.43(1H,dd,J=9.52,9.89
Hz) MS(m/z):322(M+) IR(KBr):3140,3060,1690,16
00,1500,1400,1390,1310,11
70cm-1 (実施例2) 2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造 温度計、冷却器、攪拌機を付した100ml容の反応フ
ラスコに、t−BuOH 28ml、トルエン 28m
lとt−BuOK 11.2gを仕込み。15〜20℃
でビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェ
ノン3.2g(10ミリモル)を少量ずつ添加した。1
時間後に反応液を氷水にあけ、塩酸で酸性にしてから酢
酸エチルで抽出、水洗した。次に炭酸水素ナトリウム水
溶液でカルボン酸分を抽出、このアルカリ水槽を再度塩
酸にて酸析、酢酸エチル抽出、水洗、濃縮して2−クロ
ロ−4,5−ジフルオロ安息香酸を1.6g得た(収率
83%)。 (実施例3) 2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造 温度計、冷却器、攪拌機を付した200ml容の反応フ
ラスコに、モノグライム140ml、t−BuOK 1
1.2gと水 0.05gを仕込み、−5℃でビス(2
−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン3.2
g(10ミリモル)を少量ずつ添加した。30分後に反
応液を氷水にあけ、(実施例2)と同様に後処理し、2
−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸を1.7g得た
(収率88%)。
7.29(1H,dd,J=9.52,9.53H
z),7.43(1H,dd,J=9.52,9.89
Hz) MS(m/z):322(M+) IR(KBr):3140,3060,1690,16
00,1500,1400,1390,1310,11
70cm-1 (実施例2) 2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造 温度計、冷却器、攪拌機を付した100ml容の反応フ
ラスコに、t−BuOH 28ml、トルエン 28m
lとt−BuOK 11.2gを仕込み。15〜20℃
でビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェ
ノン3.2g(10ミリモル)を少量ずつ添加した。1
時間後に反応液を氷水にあけ、塩酸で酸性にしてから酢
酸エチルで抽出、水洗した。次に炭酸水素ナトリウム水
溶液でカルボン酸分を抽出、このアルカリ水槽を再度塩
酸にて酸析、酢酸エチル抽出、水洗、濃縮して2−クロ
ロ−4,5−ジフルオロ安息香酸を1.6g得た(収率
83%)。 (実施例3) 2−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造 温度計、冷却器、攪拌機を付した200ml容の反応フ
ラスコに、モノグライム140ml、t−BuOK 1
1.2gと水 0.05gを仕込み、−5℃でビス(2
−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン3.2
g(10ミリモル)を少量ずつ添加した。30分後に反
応液を氷水にあけ、(実施例2)と同様に後処理し、2
−クロロ−4,5−ジフルオロ安息香酸を1.7g得た
(収率88%)。
【0029】また、3,4−ジフルオロクロロベンゼン
を収率80%で得た。 (実施例4) ビス(2,4,5−トリフルオロ)ベンゾフェノンの製
造 温度計、冷却器、攪拌機を付した50mlの反応フラス
コに、ビス(2,4,5−トリフルオロ)ジクロロメタ
ン4.5g(0.013モル)及び濃硫酸20.0gを
仕込み、攪拌下、90〜100℃で水2.0gを滴下
し、そのまま2時間反応した。原料の消失をガスクロマ
トグラフィーで確認後、冷却してから氷水とトルエンを
加えて、抽出した。水洗後、トルエンを濃縮してビス
(2,4,5−トリフルオロフェニル)ベンゾフェノン
3.7gを得た(収率98%)。 融点:73.0〜75.2℃ 確認データ:1 H −NMR(TMS/CDCl3):δ(ppm):
7.00(2H,ddd,J=9.7,9.6,6.3
Hz),7.59(2H,ddd,J=9.8,9.
0,6.3Hz) MS(m/z):290(M+) IR(KBr):3060,1660,1630,15
10,1440,1420,1335cm-1 (実施例5) 2,4,5−トリフルオロ安息香酸の製造 ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノ
ンのかわりにビス(2,4,5−トリフルオロ)ベンゾ
フェノン2.9g(10ミリモル)を使用した以外は、
実施例3と同様に行った。その結果、2,4,5−トリ
フルオロ安息香酸を1.4g得た(収率80%)。
を収率80%で得た。 (実施例4) ビス(2,4,5−トリフルオロ)ベンゾフェノンの製
造 温度計、冷却器、攪拌機を付した50mlの反応フラス
コに、ビス(2,4,5−トリフルオロ)ジクロロメタ
ン4.5g(0.013モル)及び濃硫酸20.0gを
仕込み、攪拌下、90〜100℃で水2.0gを滴下
し、そのまま2時間反応した。原料の消失をガスクロマ
トグラフィーで確認後、冷却してから氷水とトルエンを
加えて、抽出した。水洗後、トルエンを濃縮してビス
(2,4,5−トリフルオロフェニル)ベンゾフェノン
3.7gを得た(収率98%)。 融点:73.0〜75.2℃ 確認データ:1 H −NMR(TMS/CDCl3):δ(ppm):
7.00(2H,ddd,J=9.7,9.6,6.3
Hz),7.59(2H,ddd,J=9.8,9.
0,6.3Hz) MS(m/z):290(M+) IR(KBr):3060,1660,1630,15
10,1440,1420,1335cm-1 (実施例5) 2,4,5−トリフルオロ安息香酸の製造 ビス(2−クロロ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノ
ンのかわりにビス(2,4,5−トリフルオロ)ベンゾ
フェノン2.9g(10ミリモル)を使用した以外は、
実施例3と同様に行った。その結果、2,4,5−トリ
フルオロ安息香酸を1.4g得た(収率80%)。
Claims (4)
- 【請求項1】 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を表す。)で表されるビス
(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノ
ン。 - 【請求項2】 【化2】 (式中、Xは前記と同じ意味を表す。)で表されるビス
(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロ
ロメタンを硫酸中で加水分解することを特徴とする、
(化1)で表わされるビス(2−ハロゲノ−4,5−ジ
フルオロ)ベンゾフェノンの製造方法。 - 【請求項3】 (化1)で表されるビス(2−ハロゲノ
−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンと塩基性化合物
を反応させることを特徴とする 【化3】 (式中、Xは前記と同じ意味を表す。)で表される2−
ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製造方法。 - 【請求項4】 (化2)で表されるビス(2−ハロゲノ
−4,5−ジフルオロフェニル)ジクロロメタンを硫酸
中で加水分解し、(化1)で表されるビス(2−ハロゲ
ノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノンを得、更に塩
基性化合物を反応させることを特徴とする(化3)で表
される2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23302992A JPH0656736A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23302992A JPH0656736A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0656736A true JPH0656736A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16948694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23302992A Pending JPH0656736A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | ビス(2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ)ベンゾフェノン、及びそれを経る2−ハロゲノ−4,5−ジフルオロ安息香酸の新規な製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0656736A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107118096A (zh) * | 2017-06-20 | 2017-09-01 | 和鼎(南京)医药技术有限公司 | 一种2,4‑二氯‑5‑氟苯甲酰氯的制备方法 |
| CN109734581A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-10 | 和鼎(南京)医药技术有限公司 | 一种氟喹诺酮类中间体2,4-二氯-5-氟苯甲酰氯的制备方法 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP23302992A patent/JPH0656736A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107118096A (zh) * | 2017-06-20 | 2017-09-01 | 和鼎(南京)医药技术有限公司 | 一种2,4‑二氯‑5‑氟苯甲酰氯的制备方法 |
| CN107118096B (zh) * | 2017-06-20 | 2020-07-14 | 和鼎(南京)医药技术有限公司 | 一种2,4-二氯-5-氟苯甲酰氯的制备方法 |
| CN109734581A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-05-10 | 和鼎(南京)医药技术有限公司 | 一种氟喹诺酮类中间体2,4-二氯-5-氟苯甲酰氯的制备方法 |
| CN109734581B (zh) * | 2018-12-29 | 2022-04-05 | 和鼎(南京)医药技术有限公司 | 一种氟喹诺酮类中间体2,4-二氯-5-氟苯甲酰氯的制备方法 |
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