JPH0657231B2 - 廃棄物の処理装置 - Google Patents

廃棄物の処理装置

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JPH0657231B2
JPH0657231B2 JP4169558A JP16955892A JPH0657231B2 JP H0657231 B2 JPH0657231 B2 JP H0657231B2 JP 4169558 A JP4169558 A JP 4169558A JP 16955892 A JP16955892 A JP 16955892A JP H0657231 B2 JPH0657231 B2 JP H0657231B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療廃棄物などを蒸気
で処理する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性材料からなる医療廃棄物の処理
方法として、高温の水蒸気雰囲気に保たれた処理容器内
に医療廃棄物を一定時間放置して殺菌、溶融させるオー
トクレーブ処理が知られている。この処理を行なう装置
としては、高圧ボイラで発生させた高圧蒸気を高圧の処
理容器に導くことにより、処理容器内における蒸気の温
度を所望の殺菌温度に維持するものが従来から用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したオートクレー
ブ処理では処理容器内の温度を120゜C以上に保つこ
とが従来必要とされていたが、医療廃棄物の完全な滅菌
のためにはより高温の180゜C以上に維持する必要が
あることが近年判明し、これに伴って従前の高圧型の処
理装置では種々の不都合が生じてきた。すなわち、従来
の装置で処理容器内の蒸気温度を180゜C以上に保つ
には、処理容器に至るまでの温度低下を考慮すると20
0゜C以上の蒸気をボイラで発生させる必要があり、か
かる高温の蒸気を発生させるためにはボイラ圧力をゲー
ジ圧で30Kgf/cm2以上に高めねばならない。しかしな
がら、通常の高圧ボイラの使用圧力は10Kgf/cm2(ゲ
ージ圧)程度が一般とされ、これを越えて圧力を上げる
には特別に耐圧性能の高いボイラを用意する必要があ
る。また、処理容器の圧力も、高圧蒸気の温度低下を防
ぐため、容器内の目標温度に対する飽和蒸気圧に合わせ
て相当に高く維持する必要がある。このため、処理装置
全体が高圧となってその取り扱いに特別な注意が必要と
なり、また耐圧性能の上昇に伴って装置全体が大型化し
て重量もかさみ、装置の搬送や設置時の取り扱いも極め
て不便となる。
【0004】ここで、蒸気を利用した廃棄物の処理装置
として、蒸気に熱風を混合して高温の湿潤熱風を生成
し、この湿潤熱風で廃棄物を溶融させる装置が特開昭6
2−242507号公報に記載されている。しかし、こ
の公報記載の装置では、バーナの燃焼ガスと廃棄物に含
まれる成分とが反応して不純ガスが発生するため、煙突
等を設けて不純ガスを随時排出させる一方、排気量に見
合った湿潤熱風を常時供給する必要がある。したがっ
て、密閉容器内に溜め込んだ蒸気中に一定時間廃棄物を
放置するオートクレーブ処理のような熱処理には適用で
きない。
【0005】本発明の目的は、医療廃棄物のオートクレ
ーブ処理に代表される密閉容器内での蒸気による廃棄物
の処理を従来よりも低圧下で安全に行なうことができ、
取り扱いが容易でコストも安価な処理装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて説明すると、本発明では、蒸気を生成す
る蒸気源1と、この蒸気源1で生成された蒸気を加熱す
る加熱手段2と、この加熱手段2で加熱された蒸気が流
入する蒸気流入口31、廃棄物が投入される開閉可能な
投入口32、および処理後の廃棄物が排出される開閉可
能な排出口37とを備えた密閉容器状の溶融槽3と、こ
の溶融槽3内の圧力を、当該槽内の目標温度領域に対す
る飽和蒸気圧よりも低く設定された目標圧力以下に制限
する圧力制限手段116とを備えることにより、上述し
た目的の達成を図っている。請求項2の装置では、溶融
槽3の温度が目標温度領域に達したとき当該溶融槽3へ
の蒸気の流入を阻止し、目標温度領域以下のとき蒸気の
流入を許容する蒸気流入制御手段110を設けた。請求
項3の装置では、溶融槽2内の水を定期的に排出する排
水手段118を設けた。請求項4の装置では、図4に示
すように蒸気流入口31から溶融槽3へ流入した蒸気を
溶融槽3の内壁に沿って拡散させつつ中心側へ流出させ
る蒸気案内手段115を設けた。請求項5の装置では、
図4および図5に示すように、溶融槽3の投入口32の
直後に、廃棄物を粉砕する粉砕手段34と、この粉砕手
段34の入口側に滞留する廃棄物を撹拌する撹拌手段3
3とを設けた。請求項6の装置では、図3および図7に
示すように溶融槽3内で溶融した廃棄物を排出口37へ
向けて搬送する搬送手段35と、搬送された廃棄物を分
断する分断手段612とを設けた。
【0007】
【作用】本発明では、蒸気源1で生成した蒸気を加熱手
段2で加熱するので、蒸気源1での蒸気温度を溶融槽3
における目標温度以上に高める必要がない。また、溶融
槽3の圧力を、目標温度に対する飽和蒸気圧に合わせて
高圧に保つ必要もない。溶融槽3の圧力が圧力制御手段
116によって飽和蒸気圧よりも低い目標圧力以下に制
限されるので、廃棄物は低圧下で安全に処理される。請
求項2の装置では、溶融槽3内の温度が目標温度領域か
ら低下したときだけ蒸気が補充される。請求項3の装置
では、蒸気と廃棄物との熱交換で生じた水が排水手段1
18で適宜排水され、水と蒸気の熱交換による熱エネル
ギの無駄な消費が抑制される。請求項4の装置では、溶
融槽3内が低圧でも、蒸気案内手段115によって蒸気
が溶融槽3内に均一に拡散する。請求項5の装置では、
例えば袋詰め状態で回収される廃棄物をそのまま投入口
32から投入し、粉砕手段34で処理に適した大きさに
砕く。粉砕手段34の稼働中は投入口32を閉塞し、廃
棄物の飛散を防ぐ。撹拌手段33は粉砕手段34と連動
させ、粉砕手段34における廃棄物の詰まりを解消させ
る。請求項6の装置では、溶融槽3で溶融した廃棄物を
搬送手段35で排出口37へ向けて搬送し、分断手段6
12で後工程に適した大きさに分断する。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】以下、図1〜図8を参照して本発明を医療廃
棄物のオートクレーブ処理装置に適用した実施例を説明
する。なお、以下の説明で明記する圧力は特に断りがな
い限りゲージ圧を意味するものとする。図1および図2
に示すように本実施例の処理装置は、台盤B上に、蒸気
を生成するボイラ1と、このボイラ1で生成された蒸気
を加熱するヒータ2と、医療廃棄物の滅菌、溶融を行な
う溶融槽3と、溶融槽3へ医療廃棄物を投入するエレベ
ータ4とを設置して概略構成されている。
【0010】ボイラ1は、給水タンク5から軟水装置6
を経て圧力容器11内に給送された水をバーナ12で加
熱して蒸気を生成するもので、発生した蒸気は排出管1
3から減圧弁14を経てヒータ2に送られる。ヒータ2
は加熱容器21の内部管路を通過する蒸気をバーナ(不
図示)で加熱するもので、加熱後の蒸気は放出管22か
ら溶融槽3へ向けて送られる。ボイラ1のバーナ12の
燃焼ガスは煙道15を介してヒータ2の送風ファン23
へ導かれ、送風ファン23によって加熱容器21内へ圧
送されて蒸気の加熱に利用される。これはヒータ2の熱
効率を上げるために採られた措置である。ヒータ2で蒸
気の加熱に用いたガスは煙突24(図2)から排気され
る。なお、ヒータ2はバーナの燃焼熱によるものに限ら
ず、電気ヒータ等種々の加熱手段を用いて良い。
【0011】図1〜図3に示すように、溶融槽3は略円
筒形の密閉容器状をなす処理容器30を主体として構成
される。処理容器30の下端中央には、ヒータ2の放出
管22と流入制御弁110および蒸気供給管111を介
して接続される蒸気流入口31が設けられている。流入
制御弁110は、内蔵された弁体(不図示)をアクチュ
エータ110aで駆動して流路を開閉するもので、この
流入制御弁110が開位置に切換えられたときヒータ2
で加熱された蒸気が蒸気流入口31から処理容器30へ
流入する。流入制御弁110は、オートクレーブ処理の
開始、終了に応じて開閉されるとともに、圧力センサ1
12(図2)が検出する処理容器30内の圧力と、温度
センサ113(図3)が検出する処理容器30内の温度
とに基づいて後述の通り切換制御される。なお、図中符
号114は処理容器30内の圧力を表示する圧力計であ
る。
【0012】図4に示すように、処理容器30の内部に
は、蒸気流入口31の直上から内壁30aに沿って上方
へ延びる蒸気案内板115が設けられている。この蒸気
案内板115には、図中矢印で示すごとく蒸気を中心側
へ流出させる通気孔(不図示)が多数形成され、これに
より蒸気流入口31から流入する蒸気が槽内に均一に拡
散する。通気孔の密度は蒸気案内板115の全面で一定
としても構わないが、蒸気流入口31から遠ざかるほど
蒸気量が減少することから、蒸気流入口31から離れる
ほど通気孔密度を高くすると良い。
【0013】図1および図3に示すように、処理容器3
0の上部には排気弁116が取付けられている。排気弁
116は内蔵された弁体(不図示)をアクチュエータ1
16aで駆動して流路を開閉するもので、処理容器30
内の圧力が所定の目標圧力を越えたとき排気弁116を
開いて処理容器30内部の蒸気を排出させ、処理容器3
0内の圧力が目標圧力以下のとき排気弁116を閉塞し
て蒸気を閉じ込める。なお、排気弁116の制御のため
の処理容器30の圧力の検出は、圧力センサ112と別
に設けた圧力スイッチ(不図示)で行なう。
【0014】ここで、処理容器30の目標温度および目
標圧力と、流入制御弁110および排気弁116の開閉
動作と、ボイラ1およびヒータ2での蒸気温度との関係
を説明する。本実施例では、医療廃棄物の完全な滅菌を
行なうため処理容器30の目標温度が200〜220゜
Cに設定される。また、処理容器30の目標圧力は、目
標温度に対する飽和蒸気圧よりも小さい値、例えば0.
5Kgf/cm2に設定される。目標圧力を専門の作業者の配
置が義務付けられる法定圧力(1Kgf/cm2)より小さく
設定すれば、装置の運用に必要な人的コストが削減され
て好都合である。
【0015】以上の目標温度および目標圧力を実現する
ため、排気弁116が開く圧力を目標圧力に等しい0.
5Kgf/cm2に設定する。ヒータ2から排気される蒸気温
度は処理容器30に至るまでの温度低下を考慮して30
0゜C程度に設定する。そして、処理容器30内の温度
が目標温度領域に達したか否かを温度センサ113で検
出し、目標温度領域にあるときは流入制御弁110を閉
じて蒸気の流入を阻止する。目標温度領域よりも低温の
ときは流入制御弁110を開け、ヒータ2からの蒸気を
処理容器30に導いて容器内の温度を上昇させる。さら
に、本実施例では蒸気流入口31からの蒸気の流入量が
排気弁116からの排気量を上回って処理容器30の圧
力が目標圧力を越える場合を想定し、目標圧力から一定
以上圧力が上がったとき(例えば1Kgf/cm2に達したと
き)、これを圧力センサ112で検知して流入制御弁1
10を閉じるようにしている。ボイラ1の蒸気温度はヒ
ータ2の加熱能力に応じて適宜定めて良いが、本実施例
では100〜150゜C程度に設定している。なお、ボ
イラ1も処理容器30と同様に1Kgf/cm2以下の低圧型
とすれば装置の運用上好都合である。
【0016】図3において符号118は主排水弁であ
る。この主排水弁118は、アクチュエータ118aで
定期的(例えば10分毎に30秒ずつ)に駆動されて処
理容器30内に溜まった水を排出する。なお、始動時な
どの排水は補助排水弁119(図1)で行なう。
【0017】図1〜図3および図5、図6に示すよう
に、処理容器30の上部には廃棄物の投入口32が設け
られ、この投入口32は、油圧シリンダ200でロッド
201の軸回りに回動される蓋202によって開閉可能
とされている。投入口32の直下には撹拌器33および
粉砕機34が設けられている。撹拌器33は、軸300
に取付けた複数(図では2本)の撹拌棒301をモータ
302で回転させて投入口32に投入された廃棄物を撹
拌する。粉砕機34は互いに偏心した複数のカッタ40
0を、プーリ401とベルトで連結されたモータ(不図
示)でプーリ軸402の回りに回転させることにより、
カッタ400とケーシング内面403の間に廃棄物を挟
み込み粉砕するもので、粉砕された廃棄物は処理容器3
0内へ落下する。
【0018】ここで、粉砕器34を設けたのは、袋詰め
状態で回収される医療廃棄物を袋から取り出して処理容
器30に投入する作業が敬遠されがちで菌の飛散を招く
おそれもあるため、廃棄物を袋ごと投入させて蓋202
を閉めた状態で自動的にオートクレーブ処理に適した大
きさに砕くようにしたものである。また、撹拌器33を
設けたのは、投入口32から粉砕器34に至る間で廃棄
物が詰まった場合、蓋202を開放して作業者が撹拌し
たのでは、粉砕器34により密閉状態で廃棄物を砕くよ
うにした意味がなくなるため、蓋202を閉じたまま廃
棄物を撹拌して詰まりの予防、解消を図ったものであ
る。なお、粉砕器34は廃棄物を投入して蓋202を閉
じた後、廃棄物の粉砕に要する時間だけ駆動されて自動
的に停止する。また、撹拌器33は粉砕器34に連動し
て駆動される。これら粉砕器34および撹拌器33の稼
働中は、蓋202が油圧シリンダ200によって閉塞状
態に固定される。
【0019】図1〜図4に示すように処理容器30の下
部にはスクリュー35が配設されている。スクリュー3
5は、その一端に取付けたスプロケット500がモータ
501の出力軸に取付けたスプロケット502とチェー
ン503を介して連結されることにより、モータ501
の回転にしたがって自身の軸線回りに回転可能とされ
る。このスクリュー35の回転により、処理容器30で
溶融した廃棄物が処理容器30の側方に突き出た排出筒
36へ向けて搬送される。ここで、排出筒36を処理容
器30の側方へ突出させたのは、スクリュー35で搬送
される廃棄物を処理容器30内の熱から隔離して冷却す
るためである。本実施例では冷却効率を一層高めるた
め、排出筒36を外筒600と内筒601からなる二重
管構造とし、外筒600に設けた流入口602から各筒
600,601の隙間に冷却水を注入して反対側の流出
口603から流出させている。
【0020】図3に示すように、排出筒36の内筒60
1はその先端側が処理容器30との連結部分よりも縮径
され、これに合わせてスクリュー35の先端部35aも
基端部35bより縮径されている。また、スクリュー3
5の先端部35aのピッチは、基端部35bよりも小さ
くされ、これらの措置によりスクリュー35で搬送され
る廃棄物は排出筒36の先端に向うほど圧縮される。こ
の廃棄物の圧縮と冷却固化に伴う搬送抵抗の上昇に抗す
べく、スクリュー35の先端部35aの肉厚は基端部3
5bより厚くされている。
【0021】図7および図8に示すように、排出筒36
の先端にはフランジ610が取付けられ、このフランジ
610にはスクリュー35で搬送された廃棄物を小径の
円柱状に成形するノズル611が複数(図では8個)形
成されている。ノズル611の入口側は廃棄物を円滑に
導くためテーパ状に形成されている。スクリュー35の
先端の支持軸35cはフランジ610を貫いて突出し、
この突出部分にはカッタ612が取付けられている。カ
ッタ612は環状のカラー612aの外周に複数枚(図
では4枚)のブレード612bを取付けたもので、スク
リュー35と一体に回転してノズル611から押し出さ
れる廃棄物を分断する。
【0022】カッタ612の外周には円筒状のカバー6
13が設けられている。このカバー613の先端は開放
され、カッタ612で分断された廃棄物の排出口37と
されている。この排出口37は、フランジ610とロッ
ド700を介して回動自在に連結された蓋701によっ
て開閉可能とされている。図1および図3に示すよう
に、蓋701はロッド700と連結された油圧シリンダ
702によってロッド700の回りに回動され、油圧シ
リンダ702は支柱703によって支持される。なお、
図中符号38は処理容器30の点検口であり、蓋38a
によって開閉される。
【0023】図1および図2に示すように、エレベータ
4は、袋詰めされた医療廃棄物が載置されるホッパ41
と、このホッパ41を上下に案内する支柱42と、投入
口32の直上に位置させて支柱42に固定されたバケッ
ト43とを有するもので、ホッパ41の扉41aを開け
て底板41b上に廃棄物の袋を載置した後、ホッパ41
をバケット43と並ぶ高さまで上昇させて底板41bの
先端をバケット43へ向けて下向きに傾斜させることに
より、袋をバケット43を経て投入口32へ落下させ
る。このエレベータ4による廃棄物の投入回数は不図示
のカウンタで積算される。
【0024】次に、以上の構成からなる処理装置の動作
を説明する。本実施例の処理装置では、袋詰め状態で回
収された廃棄物がエレベータ4のホッパ41に置かれる
と、ホッパ41が上昇して廃棄物が袋ごと投入口32へ
投入される。投入口32に袋が投入されると蓋202が
閉じて粉砕器33および撹拌器34が起動し、予め定め
られた粉砕に必要な時間だけこれらの機器が稼働する。
粉砕が終了すると蓋202が再度開き、これを受けてエ
レベータ4から次の袋が投入される。なお、廃棄物の投
入時、排出口37および点検口38は、蓋701,38
aで閉塞される。また、流入制御弁110も閉じられ、
処理容器30への蒸気の流入が阻止される。
【0025】投入口32への袋の投入個数が処理容器3
0の限界処理数に達すると、蓋202が閉じて流入制御
弁110が開放され、ヒータ2で加熱された蒸気が処理
容器30内へ流入する。そして、処理容器30内が所定
の目標温度(200〜220゜C)に達すると流入制御
弁110が閉じ、オートクレーブ処理が開始される。オ
ートクレーブ処理中、流入制御弁110は、所望の処理
時間(例えば20分)が経過するまで処理容器30内の
温度および圧力に基づいて既述の通り制御され、この流
入制御弁110と排気弁116によって処理容器30内
の温度が目標温度に保たれ、廃棄物が確実に滅菌され
る。処理容器30内の圧力は排気弁116によって目標
圧力以下に保たれる。
【0026】所定の処理時間が経過すると流入制御弁1
10が閉じるとともに、スクリュー35が起動され、こ
れにより処理容器30内で溶融した廃棄物が排出筒36
側へ搬送され、冷却水で冷却されつつ圧縮される。圧縮
された廃棄物はノズル611から押し出されてカッタ6
12で分断される。このとき蓋701は開放され、これ
によりペレット状に分断された廃棄物が排出口37から
逐次排出される。回収された廃棄物は完全に滅菌されて
いるので、通常のプラスチック廃棄物と同様に処理で
き、例えばプラスチック油化装置による油化工程へ送ら
れて資源の有効利用が図られる。
【0027】以上から明らかなように、本実施例ではボ
イラ1で生成した蒸気をヒータ2で加熱して溶融槽3へ
供給しているので、ボイラ1および処理容器30の圧力
をオートクレーブ処理に必要な温度に対する飽和蒸気圧
まで高める必要がなく、従来高圧下でしか実施できなか
ったオートクレーブ処理を1Kgf/cm2以下の低圧で実現
できる。したがって、ボイラ1に特別に高圧のものを用
いる必要がなくなるとともに、溶融槽3に特別に高い耐
圧性能を与える必要もなく、この結果、装置が小型、軽
量化されてその取り扱いも容易となる。ボイラ1や処理
容器30の使用圧力が低いので安全性も高い。
【0028】本実施例では、蒸気温度を高めるために燃
焼ガス等を混合していないので処理中に不純ガスが発生
せず、常に大量の排気を行なう必要がない。僅かに排気
弁116から余剰蒸気を逃したり流入制御弁110から
不足する蒸気を補っているに過ぎないので、蒸気の消費
量が少なく効率が良い。しかも、蒸気と廃棄物との熱交
換で生じた水を主排水弁118から定期的に排水してい
るので、水と蒸気の熱交換による熱エネルギの無駄な消
費も最小限に止まる。また、蒸気案内板115を設けて
低圧下でも蒸気が円滑かつ均一に拡散するようにしたの
で、処理容器30内の温度が均一化され、廃棄物の処理
にむらが生じない。さらに、医療廃棄物を袋ごと投入さ
せ、熱処理後の廃棄物を後処理が簡単となるようにペレ
ット状に分断して排出しているので、極めて衛生的かつ
効率的に医療廃棄物を処理できる。
【0029】なお、本実施例では廃棄物の投入、排出の
ために撹拌器33、粉砕機34、スクリュー35、カッ
タ612等を設けているが、これらは本発明に必須のも
のではない。これらの構成を省略した例を図9〜図11
に示す。なお、図9〜図11に示す処理装置のボイラお
よびヒータは上述した実施例と同じであり、図示を省略
する。図9〜図11に示す処理装置は、処理容器30の
一側面にロッド901を中心に回動可能な蓋902を設
けることにより、処理容器30の一端900aを廃棄物
の投入口兼排出口としたもので、廃棄物は不図示のバケ
ットに載置された状態でエアーシリンダ903によりバ
ケットごと搬送されて処理容器30から出し入れされ
る。この例では、回収された廃棄物をバケットに移し変
える作業、および処理後の廃棄物を分断する作業が必要
となるものの、装置の構成が簡素化されるため、特にこ
れらの作業が問題とならない廃棄物の処理に適してい
る。なお、図において904は蓋902を開閉する油圧
シリンダ、905は蓋を固定するハンドルである。
【0030】以上の例では流入制御弁110を設けて処
理容器30への蒸気の流入を容器30内の圧力および温
度に応じて制御したが、蒸気の消費量を問題としないな
らばかかる制御を省略し、蒸気を継続的に流入させると
ともに処理容器30の余剰圧力を排気弁116で排出し
て容器30の最高圧力を制限するだけでも良い。
【0031】以上の例では、ボイラ1が蒸気源を、ヒー
タ2が加熱手段を、排気弁116が圧力制限手段を、流
入制御弁110が蒸気流入制御手段を、主排水弁118
が排水手段を、蒸気案内板115が蒸気案内手段を、粉
砕機34が粉砕手段を、撹拌器33が撹拌手段を、スク
リュー35が搬送手段を、カッタ612が分断手段を構
成する。なお、本発明は医療廃棄物のオートクレーブ処
理に限らず、蒸気を用いたあらゆる廃棄物の処理に適用
可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蒸気源および溶融槽の圧力を溶融槽での目標温度領域に
対する飽和蒸気圧に拘束されることなく低く設定できる
ので、密閉容器内での廃棄物の高温熱処理を従来できな
かった低圧領域で実施して、廃棄物を安全に処理でき
る。また、処理装置の使用圧力が低いので、これに応じ
て装置が小型軽量化され、この結果装置の取り扱いが容
易となり、装置の製造や運用に要するコストも低減され
る。請求項2の装置では、蒸気消費量が減って効率が向
上する。請求項3の装置では、蒸気の熱エネルギの無駄
使いが抑制され、熱効率が向上する。請求項4の装置で
は、低圧下で均質な熱処理が実現される。請求項5の装
置では、作業者の手を煩わすことなく廃棄物を溶融槽内
へ投入でき、廃棄物を衛生的に処理できる。請求項6の
装置では溶融した廃棄物を後処理に適した大きさに分断
して排出できるので、廃棄物の処理効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る処理装置の平面図。
【図2】図1のII方向からの側面図。
【図3】図1のIII方向からの側面図。
【図4】図3のIV−IV線における断面図。
【図5】図3のV−V線における断面図。
【図6】図5のVI−VI線における断面図。
【図7】図3のVII部の拡大図。
【図8】図7のVIII−VIII線における断面図。
【図9】図1の溶融槽の変形例を示す平面図。
【図10】図9のX方向からの側面図。
【図11】図9のXI方向からの側面図。
【符号の説明】
1 ボイラ 2 ヒータ 31 蒸気流入口 32 投入口 33 撹拌器 34 粉砕器 35 スクリュー 37 排出口 110 流入制御弁 115 蒸気案内板 116 排気弁 118 主排水弁 612 カッタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気を生成する蒸気源と、 この蒸気源で生成された蒸気を加熱する加熱手段と、 この加熱手段で加熱された蒸気が流入する蒸気流入口、
    廃棄物が投入される開閉可能な投入口、および処理後の
    廃棄物が排出される開閉可能な排出口とを備えた密閉容
    器状の溶融槽と、 この溶融槽内の圧力を、当該槽内の目標温度領域に対す
    る飽和蒸気圧よりも低く設定された目標圧力以下に制限
    する圧力制限手段とを備えてなることを特徴とする廃棄
    物の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記溶融槽の温度が前記目標温度領域に
    達したとき当該溶融槽への蒸気の流入を阻止し、前記目
    標温度領域以下のとき蒸気の流入を許容する蒸気流入制
    御手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の廃棄物
    の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記溶融槽内の水を定期的に排出する排
    水手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載
    の廃棄物の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸気流入口から前記溶融槽へ流入し
    た蒸気を当該溶融槽の内壁に沿って拡散させつつ中心側
    へ流出させる蒸気案内手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一に記載の廃棄物の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記溶融槽の前記投入口の直後に、前記
    廃棄物を粉砕する粉砕手段と、この粉砕手段の入口側に
    滞留する廃棄物を撹拌する撹拌手段とを設けたことを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の廃棄物の処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記溶融槽内で溶融した前記廃棄物を前
    記排出口へ向けて搬送する搬送手段と、搬送された廃棄
    物を分断する分断手段とを設けたことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか一に記載の廃棄物の処理装置。
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