JPH0657347A - ステンレス鋼のパラジウム塩硝酸酸洗廃液からのPdイオンの回収方法 - Google Patents
ステンレス鋼のパラジウム塩硝酸酸洗廃液からのPdイオンの回収方法Info
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- JPH0657347A JPH0657347A JP1783392A JP1783392A JPH0657347A JP H0657347 A JPH0657347 A JP H0657347A JP 1783392 A JP1783392 A JP 1783392A JP 1783392 A JP1783392 A JP 1783392A JP H0657347 A JPH0657347 A JP H0657347A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステンレス鋼のパラジウム含有塩硝酸酸洗廃
液からパラジウムイオンを選択的に分離回収する。 【構成】 ステンレス鋼のパラジウム含有塩硝酸酸洗廃
液を濃縮、スチームストリッピング又は拡散透析により
処理し、過剰塩酸濃度を1 mol/kg以下にしてイオン交
換樹脂に通すことでパラジウムを選択的に吸着させる。
その後樹脂からのパラジウムの溶離は塩酸、又はアンモ
ニアもしくはアンモニア−塩化アンモニウム溶液を用い
て回収する。 【効果】 ステンレス鋼の酸洗に使用するパラジウムが
循環利用可能となり実用的となる。又ステンレス鋼に担
持したパラジウムの溶解廃液からのパラジウムの回収に
も適用可能である。
液からパラジウムイオンを選択的に分離回収する。 【構成】 ステンレス鋼のパラジウム含有塩硝酸酸洗廃
液を濃縮、スチームストリッピング又は拡散透析により
処理し、過剰塩酸濃度を1 mol/kg以下にしてイオン交
換樹脂に通すことでパラジウムを選択的に吸着させる。
その後樹脂からのパラジウムの溶離は塩酸、又はアンモ
ニアもしくはアンモニア−塩化アンモニウム溶液を用い
て回収する。 【効果】 ステンレス鋼の酸洗に使用するパラジウムが
循環利用可能となり実用的となる。又ステンレス鋼に担
持したパラジウムの溶解廃液からのパラジウムの回収に
も適用可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Pd(パラジウム)を
含有する塩酸・硝酸混合酸洗液で酸洗したステンレス鋼
の酸洗廃液や、ステンレス鋼に担持したPdを払拭した
塩酸・硝酸混合溶液の廃液等からPdイオンを回収する
方法に関する。
含有する塩酸・硝酸混合酸洗液で酸洗したステンレス鋼
の酸洗廃液や、ステンレス鋼に担持したPdを払拭した
塩酸・硝酸混合溶液の廃液等からPdイオンを回収する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼材のスケール除去にあって
は従来から硫酸が使用されていたが、この硫酸酸洗廃液
処理の方法は中和して金属酸化物として金属塩を除去す
る中和処理法か、または濃縮して硫化鉱焙焼炉に加え鉄
原料としての酸化鉄および硫酸を回収する焙焼法のいず
れかの方法であった。一方、普通鋼のスケール除去につ
いては、約20年前より硫酸酸洗から塩酸酸洗に置き替
わり、その際の塩酸酸洗廃液は熱分解焙焼により塩酸を
回収し、酸洗液として再使用し、一方得られた酸化鉄は
フェライト用原料等に有効利用されている。
は従来から硫酸が使用されていたが、この硫酸酸洗廃液
処理の方法は中和して金属酸化物として金属塩を除去す
る中和処理法か、または濃縮して硫化鉱焙焼炉に加え鉄
原料としての酸化鉄および硫酸を回収する焙焼法のいず
れかの方法であった。一方、普通鋼のスケール除去につ
いては、約20年前より硫酸酸洗から塩酸酸洗に置き替
わり、その際の塩酸酸洗廃液は熱分解焙焼により塩酸を
回収し、酸洗液として再使用し、一方得られた酸化鉄は
フェライト用原料等に有効利用されている。
【0003】ステンレス鋼材に対しても塩酸回収の容易
さから塩酸酸洗法が試みられているが、酸洗能力を改善
するために高価なPdを含有(あるいは溶解)させた塩
酸硝酸混合液の使用が試みられている。しかしこの廃液
からPdが上述の中和処理法又は焙焼法等によって回収
されない限り、パラジウム含有塩酸硝酸混合液による酸
洗処理は実用的でないという問題があった。
さから塩酸酸洗法が試みられているが、酸洗能力を改善
するために高価なPdを含有(あるいは溶解)させた塩
酸硝酸混合液の使用が試みられている。しかしこの廃液
からPdが上述の中和処理法又は焙焼法等によって回収
されない限り、パラジウム含有塩酸硝酸混合液による酸
洗処理は実用的でないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Pdイオンを含有する
塩酸・硝酸混合酸洗廃液の代表的な組成は表1の如くで
ある。ここで、NO3 - は廃液中のFe(II)により還
元され、わずかであることが多い。
塩酸・硝酸混合酸洗廃液の代表的な組成は表1の如くで
ある。ここで、NO3 - は廃液中のFe(II)により還
元され、わずかであることが多い。
【0005】 表1 塩酸・硝酸混合酸洗廃液の一例 ──────────────────────────────── 比重 1.176 Fe(II) 2.04 wt% Fe(III) 2.42 Cr(III) 0.884 Ni(II) 0.102 Mn(II) 0.016 Pd(II) 0.0033 Total−Cl 24.4 NO3 - ND ──────────────────────────────── 注)NDとは検出されないという意味である。
【0006】このような廃液から不純物を分離する場
合、中和による金属水酸化物析出法が多く用いられてい
る。中和処理としては、例えば金属鉄等の金属を用いる
方法、アンモニア又は水酸化ナトリウム等のアルカリを
用いる方法等があるが、表1のようにFe(II),Fe
(III)が共に多量含まれている場合、この中から微量の
Pdを回収することは困難である。
合、中和による金属水酸化物析出法が多く用いられてい
る。中和処理としては、例えば金属鉄等の金属を用いる
方法、アンモニア又は水酸化ナトリウム等のアルカリを
用いる方法等があるが、表1のようにFe(II),Fe
(III)が共に多量含まれている場合、この中から微量の
Pdを回収することは困難である。
【0007】すなわち、Fe(II)水酸化物はpH8程度
以上で析出し、Fe(III)はpH2程度以上で析出するの
に対し、Pd(II)は塩化物イオン(この明細書におい
てこのようなPd錯体イオンもPdイオンという)濃度
によりpH2〜8程度以上で析出し、そのため、蒸発等に
より塩酸量の制御を行ったとしてもFe(II)または、
Fe(III)と挙動を共にし、多量の水酸化物の分離後さ
らにFe(II)またはFe(III)からの分離回収が必要
となる。中和処理以前に酸化あるいは還元処理を併用す
るとしても、酸化処理によりFeイオンのほとんどをF
e(III)とし、中和濾別する場合、溶液側にはPdと共
にNi,Mn,Cr等が依然残留しておりこれらイオン
からの再分離が必要となる。また、還元処理によりFe
イオンのほとんどをFe(II)とし、さらに遊離塩酸量
をわずかとし、中和処理によりPdのみを濾別分離する
場合は、Feイオンの標準酸化還元電位Fe3+/Fe2+
0.7volt(1M HCl)に対しPdCl4 2- /Pd
↓ 0.6volt,Pd2+/Pd↓ 0.99voltである
ためにFe(III)イオンと共にPdイオンも還元されP
dは金属Pdとして析出する。そのため還元剤として金
属鉄等の金属を使用した場合は、金属表面にPdが析出
するため、その回収が問題となる。還元剤として有機試
薬等を用いる場合は多量のFe(III)イオンを還元する
量が必要であり経済的に有利ではない。
以上で析出し、Fe(III)はpH2程度以上で析出するの
に対し、Pd(II)は塩化物イオン(この明細書におい
てこのようなPd錯体イオンもPdイオンという)濃度
によりpH2〜8程度以上で析出し、そのため、蒸発等に
より塩酸量の制御を行ったとしてもFe(II)または、
Fe(III)と挙動を共にし、多量の水酸化物の分離後さ
らにFe(II)またはFe(III)からの分離回収が必要
となる。中和処理以前に酸化あるいは還元処理を併用す
るとしても、酸化処理によりFeイオンのほとんどをF
e(III)とし、中和濾別する場合、溶液側にはPdと共
にNi,Mn,Cr等が依然残留しておりこれらイオン
からの再分離が必要となる。また、還元処理によりFe
イオンのほとんどをFe(II)とし、さらに遊離塩酸量
をわずかとし、中和処理によりPdのみを濾別分離する
場合は、Feイオンの標準酸化還元電位Fe3+/Fe2+
0.7volt(1M HCl)に対しPdCl4 2- /Pd
↓ 0.6volt,Pd2+/Pd↓ 0.99voltである
ためにFe(III)イオンと共にPdイオンも還元されP
dは金属Pdとして析出する。そのため還元剤として金
属鉄等の金属を使用した場合は、金属表面にPdが析出
するため、その回収が問題となる。還元剤として有機試
薬等を用いる場合は多量のFe(III)イオンを還元する
量が必要であり経済的に有利ではない。
【0008】従って、従来から使用されている中和法で
は有価物であるPdの回収は非常に困難であり、一連の
操作で塩酸及びPdを効果的かつ経済的に回収する方法
はいまだ確立されていない。本発明は、上記の事情に鑑
み、ステンレス塩酸酸洗廃液のように第一鉄イオン、第
二鉄イオンが多量に共存する廃液からPdを高効率で回
収することを目的とする。本発明の他の目的は更に上記
廃液から塩酸も焙焼を併用することにより回収できる形
にする方法を提供することである。
は有価物であるPdの回収は非常に困難であり、一連の
操作で塩酸及びPdを効果的かつ経済的に回収する方法
はいまだ確立されていない。本発明は、上記の事情に鑑
み、ステンレス塩酸酸洗廃液のように第一鉄イオン、第
二鉄イオンが多量に共存する廃液からPdを高効率で回
収することを目的とする。本発明の他の目的は更に上記
廃液から塩酸も焙焼を併用することにより回収できる形
にする方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、Pd(パラジ
ウム)を含有する塩酸・硝酸混合酸洗廃液を処理し、該
廃液中、の過剰塩酸濃度を1 mol/kg以下にした後、イ
オン交換樹脂層に通して大部分のPdをイオン交換樹脂
に吸着せしめ、しかる後10〜36wt%塩酸又は5N以
下のアンモニアを含むアンモニア水もしくはアンモニア
−塩化アンモニウム溶液によりPdイオンを溶離回収す
ることを特徴とするPdイオンの回収方法である。
ウム)を含有する塩酸・硝酸混合酸洗廃液を処理し、該
廃液中、の過剰塩酸濃度を1 mol/kg以下にした後、イ
オン交換樹脂層に通して大部分のPdをイオン交換樹脂
に吸着せしめ、しかる後10〜36wt%塩酸又は5N以
下のアンモニアを含むアンモニア水もしくはアンモニア
−塩化アンモニウム溶液によりPdイオンを溶離回収す
ることを特徴とするPdイオンの回収方法である。
【0010】本発明によれば、遊離塩酸濃度を低下させ
ることで陰イオン交換樹脂によってPdを選択的に回収
し、溶離液の酸洗廃液処理工程内で発生する塩酸を有効
に再利用する事で溶離液に使用する薬品の新規添加を不
要とし、あるいは溶離液としてアンモニアを用いる事で
高濃度でのPdの回収を可能とし、さらに得られる大部
分のPdを回収した酸洗廃液を、通常の方法、例えば焙
焼により金属酸化物と塩化水素ガスに分解し、金属酸化
物と塩酸を分離回収する事が可能な廃液を得ることがで
きる。
ることで陰イオン交換樹脂によってPdを選択的に回収
し、溶離液の酸洗廃液処理工程内で発生する塩酸を有効
に再利用する事で溶離液に使用する薬品の新規添加を不
要とし、あるいは溶離液としてアンモニアを用いる事で
高濃度でのPdの回収を可能とし、さらに得られる大部
分のPdを回収した酸洗廃液を、通常の方法、例えば焙
焼により金属酸化物と塩化水素ガスに分解し、金属酸化
物と塩酸を分離回収する事が可能な廃液を得ることがで
きる。
【0011】以下、本発明について図面に従って詳細に
説明する。イオン交換樹脂に吸着したPdを溶離する場
合、使用する溶離液が塩酸系の場合とアンモニア系の場
合でその処理が若干異なるので各々に分けて説明する。
説明する。イオン交換樹脂に吸着したPdを溶離する場
合、使用する溶離液が塩酸系の場合とアンモニア系の場
合でその処理が若干異なるので各々に分けて説明する。
【0012】図1は本発明に係わるステンレス酸洗廃液
よりその中に含まれるPdを分離回収する方法において
イオン交換樹脂に吸着したPdの溶離に塩酸を用いる一
連の操作を示すものである。
よりその中に含まれるPdを分離回収する方法において
イオン交換樹脂に吸着したPdの溶離に塩酸を用いる一
連の操作を示すものである。
【0013】酸洗設備より排出される廃液は若干の不溶
物を含有しているが、不溶物中にPdがほとんど含有さ
れていないため濾別除去される()。
物を含有しているが、不溶物中にPdがほとんど含有さ
れていないため濾別除去される()。
【0014】酸洗廃液中のイオンの中でFe(III)及び
Pdはクロロ陰イオン錯体を形成し易く、生成する陰イ
オン錯体は単純にはFeCl4 - およびPdCl
m n-(m=3又は4,n=m−2)で示され、これらの
イオンの生成はCl- イオン濃度に影響される。図2は
FeCl2 4.6wt%,FeCl3 7.0wt%,CrC
l32.7wt%,NiCl2 0.23wt%,MnCl2
0.037wt%,PdCl20.0167wt%の溶液に
対し過剰塩酸濃度を変化させた場合の強塩基性陰イオン
交換樹脂によるPdの除去効果の一例である。過剰塩酸
量が少ないほどPdの回収性が良くなっている。これは
過剰塩酸量が多くなると、Cl- 陰イオン濃度の増大あ
るいはFeCl4 - の生成により、パラジウムクロロ錯
体の吸着が妨害されるためと思われる。従って、図1に
おいて陰イオン交換処理の前に廃液を濃縮、スチームス
トリッピング又は拡散透析等の処理により過剰の塩酸を
一部除いた後、場合によっては水により希釈するなどし
て過剰塩酸量を1 mol/kg以下に制御し()、イオン
交換工程()に送る(○中の数字は工程上の位置を示
す)。
Pdはクロロ陰イオン錯体を形成し易く、生成する陰イ
オン錯体は単純にはFeCl4 - およびPdCl
m n-(m=3又は4,n=m−2)で示され、これらの
イオンの生成はCl- イオン濃度に影響される。図2は
FeCl2 4.6wt%,FeCl3 7.0wt%,CrC
l32.7wt%,NiCl2 0.23wt%,MnCl2
0.037wt%,PdCl20.0167wt%の溶液に
対し過剰塩酸濃度を変化させた場合の強塩基性陰イオン
交換樹脂によるPdの除去効果の一例である。過剰塩酸
量が少ないほどPdの回収性が良くなっている。これは
過剰塩酸量が多くなると、Cl- 陰イオン濃度の増大あ
るいはFeCl4 - の生成により、パラジウムクロロ錯
体の吸着が妨害されるためと思われる。従って、図1に
おいて陰イオン交換処理の前に廃液を濃縮、スチームス
トリッピング又は拡散透析等の処理により過剰の塩酸を
一部除いた後、場合によっては水により希釈するなどし
て過剰塩酸量を1 mol/kg以下に制御し()、イオン
交換工程()に送る(○中の数字は工程上の位置を示
す)。
【0015】廃酸中に硝酸根が残っている場合はイオン
交換樹脂の劣化要因となる場合がある。この場合は拡散
透析法よりも濃縮またはスチームストリッピングの方が
好ましい。すなわち廃酸中の硝酸は濃縮またはスチーム
ストリッピングによりFe(II)との反応が進み分解
し、ほとんど無視できる量にまで減少する。留出又は放
散された塩酸ガス(または拡散透析により分離された塩
酸)は塩酸回収装置により回収される()。濃縮操作
の場合に凝縮回収される塩酸濃度は20wt%程度であり
この場合はそのまま後述するイオン交換樹脂からの溶離
液(再生液)として再使用できる。
交換樹脂の劣化要因となる場合がある。この場合は拡散
透析法よりも濃縮またはスチームストリッピングの方が
好ましい。すなわち廃酸中の硝酸は濃縮またはスチーム
ストリッピングによりFe(II)との反応が進み分解
し、ほとんど無視できる量にまで減少する。留出又は放
散された塩酸ガス(または拡散透析により分離された塩
酸)は塩酸回収装置により回収される()。濃縮操作
の場合に凝縮回収される塩酸濃度は20wt%程度であり
この場合はそのまま後述するイオン交換樹脂からの溶離
液(再生液)として再使用できる。
【0016】図3は強塩基性陰イオン交換樹脂カラム
に、FeCl2 4.6wt%,FeCl 3 7.0wt%,C
rCl3 2.7wt%,NiCl2 0.23wt%,MnC
l2 0.037wt%,PdCl2 0.0875wt%、過
剰塩酸1 mol/kgの溶液を連続通液した場合のPd漏出
曲線の一例である。Pdが樹脂によく吸着されているこ
とがわかる。実際のイオン交換塔では図3における漏出
点以前で溶離(再生)操作に切り替えられる。溶離は1
0wt%以上好ましくは20wt%以上の塩酸を用い、吸着
流れ方向に対し向流または並流で行うことができる。図
4は図3においてPdを吸着させたイオン交換樹脂カラ
ムに35wt%または20wt%塩酸を並流で流した場合の
Pd溶離曲線の一例である。それぞれ30〜40L/L
−Rまたは80〜100L/L−Rの通液で吸着したP
dの大部分が溶離することがわかる。溶離(再生)操作
を終了したカラムは残留する未溶離Pdの溶出を抑える
ため場合によっては水洗し、再び吸着操作に切り替えら
れる。
に、FeCl2 4.6wt%,FeCl 3 7.0wt%,C
rCl3 2.7wt%,NiCl2 0.23wt%,MnC
l2 0.037wt%,PdCl2 0.0875wt%、過
剰塩酸1 mol/kgの溶液を連続通液した場合のPd漏出
曲線の一例である。Pdが樹脂によく吸着されているこ
とがわかる。実際のイオン交換塔では図3における漏出
点以前で溶離(再生)操作に切り替えられる。溶離は1
0wt%以上好ましくは20wt%以上の塩酸を用い、吸着
流れ方向に対し向流または並流で行うことができる。図
4は図3においてPdを吸着させたイオン交換樹脂カラ
ムに35wt%または20wt%塩酸を並流で流した場合の
Pd溶離曲線の一例である。それぞれ30〜40L/L
−Rまたは80〜100L/L−Rの通液で吸着したP
dの大部分が溶離することがわかる。溶離(再生)操作
を終了したカラムは残留する未溶離Pdの溶出を抑える
ため場合によっては水洗し、再び吸着操作に切り替えら
れる。
【0017】溶離に使用する塩酸は図1酸濃度調整工
程から回収される塩酸、あるいは酸洗設備に新規に供給
される塩酸等を用いる事ができる。溶離液中に回収され
たPdは溶離液が塩酸溶液であるためほとんど後処理を
経ないでそのまま酸洗設備に戻すことができる。この方
法は通常のイオン交換樹脂処理、例えば水の脱塩等の場
合に比べ必要な溶離液量が多く、塩酸が充分には利用で
きないプロセスの場合は成立しにくい方法である。しか
し、本発明の目的である塩酸を用いた酸洗設備からの廃
液の処理の様に回収される塩酸、Pd両者を酸洗設備に
戻すことを考えると使用できる塩酸量は充分にあり、さ
らにそのまま酸洗設備用のPd塩酸溶液として使用でき
るので塩酸の損失とはならず、この事が塩酸溶離法の特
徴的な優位点といえる。
程から回収される塩酸、あるいは酸洗設備に新規に供給
される塩酸等を用いる事ができる。溶離液中に回収され
たPdは溶離液が塩酸溶液であるためほとんど後処理を
経ないでそのまま酸洗設備に戻すことができる。この方
法は通常のイオン交換樹脂処理、例えば水の脱塩等の場
合に比べ必要な溶離液量が多く、塩酸が充分には利用で
きないプロセスの場合は成立しにくい方法である。しか
し、本発明の目的である塩酸を用いた酸洗設備からの廃
液の処理の様に回収される塩酸、Pd両者を酸洗設備に
戻すことを考えると使用できる塩酸量は充分にあり、さ
らにそのまま酸洗設備用のPd塩酸溶液として使用でき
るので塩酸の損失とはならず、この事が塩酸溶離法の特
徴的な優位点といえる。
【0018】図5は本発明に係わるステンレス酸洗廃液
よりその中に含まれるPdを分離回収する方法におい
て、イオン交換樹脂に吸着したPdの溶離にアンモニア
水を用いる一連の操作を示すものである。
よりその中に含まれるPdを分離回収する方法におい
て、イオン交換樹脂に吸着したPdの溶離にアンモニア
水を用いる一連の操作を示すものである。
【0019】図5は基本的には図1と同様であるがイ
オン交換工程において溶離にアンモニア水を用いるため
その処理に若干の相違がある。イオン交換工程からPd
回収にいたる塩酸溶離法との相違点について以下に記述
する。
オン交換工程において溶離にアンモニア水を用いるため
その処理に若干の相違がある。イオン交換工程からPd
回収にいたる塩酸溶離法との相違点について以下に記述
する。
【0020】Pd吸着処理までは塩酸溶離法と同様に操
作される。アンモニア溶離法の場合はその溶離液がアル
カリ性のためFe(III)等の金属が加水分解し水酸化物
の沈澱となって析出し、樹脂の性能の劣化、目詰まり等
のおそれがある。そこで、樹脂に付着又は吸着したPd
以外の金属の大半を除くため、いったん、水又は1 mol
/L以下の希塩酸溶液で洗浄した後Pdの溶離処理を行
う。Pdの溶離はアンモニア濃度0.1〜5N好ましく
は0.5〜1N程度のアンモニア水で行うことができ
る。図6は図3と同様の処理を行ったカラムに対し本処
理を行った場合の溶離曲線の一例である。この例で使用
したアンモニア濃度は1Nである。図4と比較して非常
によい溶離性を持っている。これはアンモニアによりP
dのクロロ錯体がアンミン錯体に変化し錯体の電価が負
から正に変化するため容易に陰イオン交換樹脂より溶離
されるからであると考えられる。
作される。アンモニア溶離法の場合はその溶離液がアル
カリ性のためFe(III)等の金属が加水分解し水酸化物
の沈澱となって析出し、樹脂の性能の劣化、目詰まり等
のおそれがある。そこで、樹脂に付着又は吸着したPd
以外の金属の大半を除くため、いったん、水又は1 mol
/L以下の希塩酸溶液で洗浄した後Pdの溶離処理を行
う。Pdの溶離はアンモニア濃度0.1〜5N好ましく
は0.5〜1N程度のアンモニア水で行うことができ
る。図6は図3と同様の処理を行ったカラムに対し本処
理を行った場合の溶離曲線の一例である。この例で使用
したアンモニア濃度は1Nである。図4と比較して非常
によい溶離性を持っている。これはアンモニアによりP
dのクロロ錯体がアンミン錯体に変化し錯体の電価が負
から正に変化するため容易に陰イオン交換樹脂より溶離
されるからであると考えられる。
【0021】同様の効果はアンモニア−塩化アンモニウ
ム溶液を用いても得られることが容易に類推できる。
ム溶液を用いても得られることが容易に類推できる。
【0022】アンモニア溶離処理の前に洗浄を行っても
溶離液中にわずかにPd以外の金属が残留し、溶離液に
は微量の水酸化物の沈澱が存在することがある。これら
は場合により濾過工程等を併用し除去される。
溶離液中にわずかにPd以外の金属が残留し、溶離液に
は微量の水酸化物の沈澱が存在することがある。これら
は場合により濾過工程等を併用し除去される。
【0023】アンモニア系溶離液を用いる溶離法によれ
ば塩酸溶離法に比べ溶離性がよい為に、溶離回収液中の
Pd濃度を塩酸溶離の場合に比べ数倍以上に濃縮して回
収できる。アンモニアは揮発性が高いので必要に応じ濃
縮し、大部分のアンモニアは蒸発・凝縮させ回収しイオ
ン交換樹脂の溶離液として再利用する事ができる。この
場合、濃縮液中のPdはイオン交換工程、濃縮工程によ
り原液に比べ数百倍以上に濃縮されており、Pd濃厚液
として回収される。アンモニア溶離法の優位点は溶離液
が少量ですむためイオン交換工程における濃縮度を大き
くとれることにある。
ば塩酸溶離法に比べ溶離性がよい為に、溶離回収液中の
Pd濃度を塩酸溶離の場合に比べ数倍以上に濃縮して回
収できる。アンモニアは揮発性が高いので必要に応じ濃
縮し、大部分のアンモニアは蒸発・凝縮させ回収しイオ
ン交換樹脂の溶離液として再利用する事ができる。この
場合、濃縮液中のPdはイオン交換工程、濃縮工程によ
り原液に比べ数百倍以上に濃縮されており、Pd濃厚液
として回収される。アンモニア溶離法の優位点は溶離液
が少量ですむためイオン交換工程における濃縮度を大き
くとれることにある。
【0024】イオン交換工程でほとんどのPdと微量の
第2鉄などを除かれた廃液中の主要金属はFe(II),
Fe(III),Cr(III),Ni(II),Mn(II)であ
り、各々塩化物の形で溶存している。この廃液は通常の
金属塩化物塩酸溶液と同様であり、必要に応じ焙焼を行
うことにより金属塩化物を金属酸化物と塩化水素に分解
せしめ、金属酸化物と塩酸として回収することができ
る。
第2鉄などを除かれた廃液中の主要金属はFe(II),
Fe(III),Cr(III),Ni(II),Mn(II)であ
り、各々塩化物の形で溶存している。この廃液は通常の
金属塩化物塩酸溶液と同様であり、必要に応じ焙焼を行
うことにより金属塩化物を金属酸化物と塩化水素に分解
せしめ、金属酸化物と塩酸として回収することができ
る。
【0025】回収された金属酸化物を例えば廃棄する場
合、Crが問題となることがある。この場合は以下の処
理を行うことによりその大部分を除くことができる。す
なわち、Fe(II),Fe(III),Cr(III),Ni
(II),Mn(II)の金属が加水分解をするpHは各々
8,2,5,7,8程度であり、従って、この廃液の焙
焼の前に金属鉄又は他の還元剤によりFe(III)→Fe
(II)とし、金属鉄又はアンモニア等により、pH5〜6
程度に中和することによりCrを水酸化物の沈澱として
選択的に分離することができる。
合、Crが問題となることがある。この場合は以下の処
理を行うことによりその大部分を除くことができる。す
なわち、Fe(II),Fe(III),Cr(III),Ni
(II),Mn(II)の金属が加水分解をするpHは各々
8,2,5,7,8程度であり、従って、この廃液の焙
焼の前に金属鉄又は他の還元剤によりFe(III)→Fe
(II)とし、金属鉄又はアンモニア等により、pH5〜6
程度に中和することによりCrを水酸化物の沈澱として
選択的に分離することができる。
【0026】以上の操作によりステンレス塩酸・硝酸酸
洗廃液から有価物のPdを効率よく回収することが可能
となり、廃液の焙焼を併用することで容易に塩酸の回収
も行うことができる。
洗廃液から有価物のPdを効率よく回収することが可能
となり、廃液の焙焼を併用することで容易に塩酸の回収
も行うことができる。
【0027】イオン交換工程において塩酸溶離法を用い
るかアンモニア溶離法を用いるかは回収するPd溶液の
用途あるいは製作する設備の要求度に応じて決定され
る。また、塩酸溶離法において適宜アンモニア溶離を挿
入することでイオン交換樹脂に微量残留し長期間に蓄積
したPdを溶離し樹脂の再生を行うこともできる。
るかアンモニア溶離法を用いるかは回収するPd溶液の
用途あるいは製作する設備の要求度に応じて決定され
る。また、塩酸溶離法において適宜アンモニア溶離を挿
入することでイオン交換樹脂に微量残留し長期間に蓄積
したPdを溶離し樹脂の再生を行うこともできる。
【0028】上記方法を排ガス触媒のようにステンレス
薄板にPdを担持した触媒の溶解廃液等に適用してPd
等の貴金属を回収することもできる。
薄板にPdを担持した触媒の溶解廃液等に適用してPd
等の貴金属を回収することもできる。
【0029】
【実施例】以下、ステンレス塩酸・硝酸酸洗廃液からの
パラジウムの回収法について実施例により説明する。
パラジウムの回収法について実施例により説明する。
【0030】実施例1 (溶離に塩酸を用いた場合)ろ過により不溶物を除いた
前出表1の組成の塩酸・硝酸混合酸洗廃液100L(1
18kg)を濃縮し、過剰塩酸濃度1.6 mol/kgの溶液
45.4kgを作成した。この時留出した液量は72.0
kgであり、塩酸濃度は21.7wt%であった。
前出表1の組成の塩酸・硝酸混合酸洗廃液100L(1
18kg)を濃縮し、過剰塩酸濃度1.6 mol/kgの溶液
45.4kgを作成した。この時留出した液量は72.0
kgであり、塩酸濃度は21.7wt%であった。
【0031】過剰塩酸濃度を1 mol/kg以下とするため
得られた濃縮液に純水40kgを加え過剰塩酸濃度を0.
85 mol/kgとした。得られた酸濃度調整液中のPd濃
度は45.4mg/kgであった。
得られた濃縮液に純水40kgを加え過剰塩酸濃度を0.
85 mol/kgとした。得られた酸濃度調整液中のPd濃
度は45.4mg/kgであった。
【0032】この液85.4kgを、あらかじめ樹脂を安
定化するため酸濃度調整液と同様の組成を持つ液と20
wt%程度の塩酸水溶液で数回吸着・溶離を繰り返した強
塩基性陰イオン交換樹脂層に、流し、Pdを吸着分離し
た。イオン交換樹脂層を通過した金属塩化物溶液中のパ
ラジウム濃度は1.8mg/kgに減少していた。
定化するため酸濃度調整液と同様の組成を持つ液と20
wt%程度の塩酸水溶液で数回吸着・溶離を繰り返した強
塩基性陰イオン交換樹脂層に、流し、Pdを吸着分離し
た。イオン交換樹脂層を通過した金属塩化物溶液中のパ
ラジウム濃度は1.8mg/kgに減少していた。
【0033】次にPdを溶離するためイオン交換樹脂層
に吸着時と並流する方向に、上記濃縮時に発生し凝縮し
た塩酸(21.7wt%)35.2kgを流し、さらに未溶
離Pdの溶離を停止させ層内を洗浄するために純水1l
を流し、先の溶離液と合わせ回収液36.2kgを得た。
回収液中のPd、塩酸濃度は以下の通りであった。
に吸着時と並流する方向に、上記濃縮時に発生し凝縮し
た塩酸(21.7wt%)35.2kgを流し、さらに未溶
離Pdの溶離を停止させ層内を洗浄するために純水1l
を流し、先の溶離液と合わせ回収液36.2kgを得た。
回収液中のPd、塩酸濃度は以下の通りであった。
【0034】 Pd:101mg/kg HCl:21.1wt% パラジウムの回収率は94.2%であった。
【0035】溶離に使用した塩酸は濃縮操作で回収した
塩酸の一部であり得られたパラジウム回収液を酸洗設備
に戻す場合は塩酸の損失にはならない。
塩酸の一部であり得られたパラジウム回収液を酸洗設備
に戻す場合は塩酸の損失にはならない。
【0036】イオン交換樹脂を通過した金属塩化物溶液
は前述したように焙焼することで塩酸と金属酸化物の回
収を図る事ができる。
は前述したように焙焼することで塩酸と金属酸化物の回
収を図る事ができる。
【0037】実施例2 (溶離にアンモニア水を用いた場合)ろ過により不溶物
を除いた前出表1の組成の塩酸・硝酸混合酸洗廃液10
0L(118kg)を濃縮し、過剰塩酸濃度1.6 mol/
kgの溶液45.2kgを作成した。この時留出した液量は
72.2kgであり、塩酸濃度は21.6wt%であった。
を除いた前出表1の組成の塩酸・硝酸混合酸洗廃液10
0L(118kg)を濃縮し、過剰塩酸濃度1.6 mol/
kgの溶液45.2kgを作成した。この時留出した液量は
72.2kgであり、塩酸濃度は21.6wt%であった。
【0038】過剰塩酸濃度を1 mol/kg以下とするため
得られた濃縮液に純水40kgを加え過剰塩酸濃度を0.
85 mol/kgとした。得られた酸濃度調整液中のパラジ
ウム濃度は45.5mg/kgであった。
得られた濃縮液に純水40kgを加え過剰塩酸濃度を0.
85 mol/kgとした。得られた酸濃度調整液中のパラジ
ウム濃度は45.5mg/kgであった。
【0039】この液85.2kgを、あらかじめ樹脂を安
定化するため酸濃度調整液と同様の組成を持つ液、純
水、1N程度のアンモニア水で数回吸着・洗浄・溶離・
洗浄を繰り返した強塩基性陰イオン交換樹脂層に、流
し、パラジウムを吸着分離した。吸着操作を終了したイ
オン交換樹脂層は1Lの純水で洗浄し、イオン交換樹脂
層を通過した金属塩化物溶液に合わせた。混合液中のパ
ラジウム濃度は1.6mg/kgであった。
定化するため酸濃度調整液と同様の組成を持つ液、純
水、1N程度のアンモニア水で数回吸着・洗浄・溶離・
洗浄を繰り返した強塩基性陰イオン交換樹脂層に、流
し、パラジウムを吸着分離した。吸着操作を終了したイ
オン交換樹脂層は1Lの純水で洗浄し、イオン交換樹脂
層を通過した金属塩化物溶液に合わせた。混合液中のパ
ラジウム濃度は1.6mg/kgであった。
【0040】次にPdを溶離するためイオン交換樹脂層
に吸着時と並流する方向に、1Nアンモニア水を3.2
L流し、純水1Lにより洗浄し、両者を合わせ回収液
4.3kgを得た。回収液中のPd濃度は以下の通りであ
った。
に吸着時と並流する方向に、1Nアンモニア水を3.2
L流し、純水1Lにより洗浄し、両者を合わせ回収液
4.3kgを得た。回収液中のPd濃度は以下の通りであ
った。
【0041】Pd;863mg/kg Pdの回収率は95.7%であった。
【0042】得られた回収液中のアンモニアはその揮発
性が高いので場合により濃縮する事で容易にその大半を
回収する事ができ、同時に、Pd濃度をさらに高くでき
る。
性が高いので場合により濃縮する事で容易にその大半を
回収する事ができ、同時に、Pd濃度をさらに高くでき
る。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係わるPd
の回収法を採用することにより、塩酸・硝酸混合酸洗廃
液より効果的にPdを回収することができ、焙焼を併用
する事で塩酸の回収も可能である。本発明が達成される
ことによりステンレス鋼材のスケール除去に際し、塩
酸、Pdが循環使用できることからPdイオンを含んだ
塩酸硝酸混合液を用いることが実用的に可能となった。
の回収法を採用することにより、塩酸・硝酸混合酸洗廃
液より効果的にPdを回収することができ、焙焼を併用
する事で塩酸の回収も可能である。本発明が達成される
ことによりステンレス鋼材のスケール除去に際し、塩
酸、Pdが循環使用できることからPdイオンを含んだ
塩酸硝酸混合液を用いることが実用的に可能となった。
【0044】また、本発明を排ガス触媒のようにステン
レス薄板にPd等を担持した触媒の溶解廃液等に適用す
る事でPd等の貴金属の回収も可能である。
レス薄板にPd等を担持した触媒の溶解廃液等に適用す
る事でPd等の貴金属の回収も可能である。
【図1】本発明に係わる塩酸溶離法によるパラジウムの
回収プロセスを示すフロー図。
回収プロセスを示すフロー図。
【図2】強塩基性陰イオン交換樹脂処理における過剰塩
酸濃度の影響の一例を示すグラフ。
酸濃度の影響の一例を示すグラフ。
【図3】強塩基性陰イオン交換樹脂によるパラジウム漏
出曲線の一例を示すグラフ。
出曲線の一例を示すグラフ。
【図4】塩酸によるパラジウム溶離曲線の一例を示すグ
ラフ。
ラフ。
【図5】本発明に係わるアンモニア溶離法によるパラジ
ウムの回収プロセスを示すフロー図。
ウムの回収プロセスを示すフロー図。
【図6】1Nアンモニア水によるパラジウム溶離曲線の
一例を示すグラフ。
一例を示すグラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今給黎 義之 東京都板橋区舟渡4丁目4番26号 日鉄化 工機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 Pd(パラジウム)を含有する塩酸・硝
酸混合酸洗廃液を処理し、該廃液中、の過剰塩酸濃度を
1 mol/kg以下にした後、イオン交換樹脂層に通して大
部分のPdをイオン交換樹脂に吸着せしめ、しかる後1
0〜36wt%塩酸又は0.1〜5Nのアンモニアを含む
アンモニア水もしくはアンモニア−塩化アンモニウム溶
液によりPdイオンを溶離回収することを特徴とするP
dイオンの回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1783392A JPH0657347A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | ステンレス鋼のパラジウム塩硝酸酸洗廃液からのPdイオンの回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1783392A JPH0657347A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | ステンレス鋼のパラジウム塩硝酸酸洗廃液からのPdイオンの回収方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657347A true JPH0657347A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=11954702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1783392A Withdrawn JPH0657347A (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | ステンレス鋼のパラジウム塩硝酸酸洗廃液からのPdイオンの回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657347A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5997719A (en) * | 1998-04-17 | 1999-12-07 | Shor International Corporation | Electrochemical process for refining platinum group metals with ammonium chloride electrocyte |
| JP2008150251A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Nippon Rensui Co Ltd | タングステン酸アンモニウム水溶液の製造方法 |
| JP2010229446A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Nippon Mining & Metals Co Ltd | 白金族元素の回収方法 |
| WO2012121495A3 (ko) * | 2011-03-09 | 2012-11-22 | (주)알티아이엔지니어링 | 폴리케톤 중합 반응폐액으로부터 귀금속을 회수하는 방법 |
| CN106222437A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-12-14 | 金川集团股份有限公司 | 一种从碱性反萃液中精炼钯的方法 |
| CN111500872A (zh) * | 2019-01-30 | 2020-08-07 | 鹏鼎控股(深圳)股份有限公司 | 低浓度含钯废液的回收处理方法 |
| US11179279B2 (en) | 2016-10-21 | 2021-11-23 | Daio Paper Corporation | Underpants-type disposable diaper |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP1783392A patent/JPH0657347A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5997719A (en) * | 1998-04-17 | 1999-12-07 | Shor International Corporation | Electrochemical process for refining platinum group metals with ammonium chloride electrocyte |
| JP2008150251A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Nippon Rensui Co Ltd | タングステン酸アンモニウム水溶液の製造方法 |
| JP2010229446A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Nippon Mining & Metals Co Ltd | 白金族元素の回収方法 |
| WO2012121495A3 (ko) * | 2011-03-09 | 2012-11-22 | (주)알티아이엔지니어링 | 폴리케톤 중합 반응폐액으로부터 귀금속을 회수하는 방법 |
| CN103476956A (zh) * | 2011-03-09 | 2013-12-25 | Rti化学工程有限公司 | 用于从聚酮聚合反应废液中回收贵金属的方法 |
| CN106222437A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-12-14 | 金川集团股份有限公司 | 一种从碱性反萃液中精炼钯的方法 |
| US11179279B2 (en) | 2016-10-21 | 2021-11-23 | Daio Paper Corporation | Underpants-type disposable diaper |
| CN111500872A (zh) * | 2019-01-30 | 2020-08-07 | 鹏鼎控股(深圳)股份有限公司 | 低浓度含钯废液的回收处理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |