JPH0657431U - 粉砕機の構造 - Google Patents
粉砕機の構造Info
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- JPH0657431U JPH0657431U JP000251U JP25193U JPH0657431U JP H0657431 U JPH0657431 U JP H0657431U JP 000251 U JP000251 U JP 000251U JP 25193 U JP25193 U JP 25193U JP H0657431 U JPH0657431 U JP H0657431U
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C17/00—Disintegrating by tumbling mills, i.e. mills having a container charged with the material to be disintegrated with or without special disintegrating members such as pebbles or balls
- B02C17/16—Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge
- B02C17/168—Mills in which a fixed container houses stirring means tumbling the charge with a basket media milling device arranged in or on the container, involving therein a circulatory flow of the material to be milled
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 循環効率を高めることができる粉砕機の構造
を提供する。 【構成】 粉砕タンク2内にアジテータシャフト7を垂
設する。粉砕タンク2の下部に、軸流ポンプ部材19を
介して軸流促進部材20を設ける。軸流ポンプ部材19
は、アジテータシャフト7に連結した斜流羽根11と、
粉砕タンク2の底部に固定した斜流ケース12とで形成
する。軸流促進部材20は、斜流ケース12に固定した
案内板16と、アジテータシャフト7に連結したタービ
ン羽根14とで形成する。処理タンク18には、スラリ
ー状の処理物Cが入っている。粉砕タンク2を処理タン
ク18に挿入すると、粉砕タンク2の上部から処理物C
が導入されて粉砕され、底部から軸流ポンプ部材19お
よび軸流促進部材20を介して排出され、処理物Cが循
環する。軸流ポンプ部材19および軸流促進部材20に
よって、処理物Cの循環量が増加する。
を提供する。 【構成】 粉砕タンク2内にアジテータシャフト7を垂
設する。粉砕タンク2の下部に、軸流ポンプ部材19を
介して軸流促進部材20を設ける。軸流ポンプ部材19
は、アジテータシャフト7に連結した斜流羽根11と、
粉砕タンク2の底部に固定した斜流ケース12とで形成
する。軸流促進部材20は、斜流ケース12に固定した
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ン羽根14とで形成する。処理タンク18には、スラリ
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環する。軸流ポンプ部材19および軸流促進部材20に
よって、処理物Cの循環量が増加する。
Description
【0001】
この考案は粉砕タンク内で処理物を攪拌して粉砕する粉砕機の構造に関し、特 に、湿式の粉砕機の構造に関するものである。
【0002】
従来、この種のものとして、竪形円筒状の粉砕タンク内に、その軸線を中心と して回転するアジテータを設け、ポンプで処理物を送り込みながらアジテータを 回転させることにより、処理物をアジテータで攪拌して粉砕する粉砕機が既に知 られているが、特に、粉砕タンク内にメディアを収容して、メディアとともに処 理物を粉砕するようなタイプの場合では、洗浄する際には、粉砕タンクを分解し たり、アジテータを粉砕タンクから抜き出したりする他に、メディアを粉砕タン クから抜いたりしなければならなかったために、洗浄作業が大変面倒で時間がか かるだけでなく、洗浄中は粉砕作業が中断するので、運転効率を低下させていた 。また、洗浄時には、各部に付着していた処理物を洗い流したりしなければなら ず、このために処理物の回収率を低下させていたものであった。
【0003】 そこで、近年では、使用後の洗浄を容易にするために、スラリー状の処理物を 入れた処理タンク内に、自吸式の粉砕タンクを挿入することにより、処理タンク 内の処理物が粉砕タンクを通じて循環するようにした粉砕機が開発されている。 しかしながら、このようにスラリー状の処理物を循環させる方式の粉砕タンクを 有した湿式粉砕機にあっては、処理物の粘度が比較的高いときでも使用できるよ うにすることが重要な課題であるが、充分に達成していないのが現状である。
【0004】 この考案は上記のような問題点を解消し、洗浄が容易な循環式の粉砕処理を行 うとともに、その粉砕時における処理物の循環効率を向上させることができる粉 砕機の構造を提供することを目的とする。
【0005】
この考案は上記の問題点を解決するために、第1の考案として、竪型の粉砕タ ンクに、その中心部で鉛直方向に配置される回転可能なアジテータシャフトと、 このアジテータシャフトに取り付けられて一体に回転する攪拌部材とを設け、処 理物を入れた処理タンクに前記粉砕タンクを挿入することにより、処理物を前記 粉砕タンク内で攪拌して粉砕し、こののち処理タンク内に戻す粉砕機の構造であ って、前記粉砕タンクの下部に、下方に向かって拡径する円筒状をなすとともに 、前記粉砕タンクに連通可能な状態で固定される斜流ケースと、前記アジテータ シャフトの下部に連結されて前記斜流ケース内に配置される斜流羽根とで形成さ れた軸流ポンプ部材を設けたという構成を有しているものである。 また、第1の考案を含む第2の考案として、前記粉砕タンクの下部に、前記軸 流ポンプ部材を介して軸流促進部材を設け、この軸流促進部材を、前記斜流ケー スの下端部に取り付けられる案内板と、前記アジテータシャフトの下端部に取り 付けられるタービン羽根とで形成してあるという構成を有しているものである。
【0006】
この考案は上記の手段を採用したことにより、スラリー状の処理物が入った処 理タンク内に粉砕タンクを挿入して浸漬すると、処理タンクから粉砕タンクに導 入された処理物は、粉砕タンク内で粉砕されたのち、軸流ポンプ部材および軸流 促進部材を介して処理タンク内に排出される。このため、運転中においては、処 理物は、処理タンク内で粉砕タンクを通過するように絶えず循環し、その循環過 程において粉砕処理が行われることとなる。
【0007】 そして、この考案にあっては、処理物の循環効率を向上させることができるよ うになっている。
【0008】 すなわち、粉砕タンクの下部に、斜流羽根と斜流ケースとで形成された軸流ポ ンプ部材を設けたことにより、斜流羽根が回転すると、斜流ケース内の処理物が 軸線下方に案内されて軸流の発生を促すようになっているため、この軸流によっ て、粉砕タンク内の粉砕物を斜流ケース側に吸い込んだのち下方に排出するとい うポンプ作用が得られるようになっている。
【0009】 さらに、第2の考案にあるように、粉砕タンクの下部に、軸流ポンプ部材を介 して軸流促進部材を設けた場合には、斜流ケース内の吸込力を強力にすることが できる。つまり、斜流ケースの固定された案内板によって、斜流ケース内の処理 物の軸流を助長し、また、斜流ケースの下方開口部に位置するタービン羽根の回 転によって、斜流ケース内の処理物を積極的に吐出するようになっているため、 これらの相乗作用の結果として、処理物の大量循環を可能とすることができるよ うになっている。
【0010】 従って、処理物の粘度に拘らず、常に均一な粉砕処理が可能であり、特に高粘 度の処理物を扱う場合でも充分な処理を施し、製品の品質を確保することができ ることとなる。
【0011】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は、この考案による粉砕機の構造の一実施例を示す図である。 すなわち、図1に示す粉砕機の構造は、竪型の粉砕タンク2に、その中心部で 鉛直方向に配置される回転可能なアジテータシャフト7と、このアジテータシャ フト7に取り付けられて一体に回転する攪拌部材であるアーム8とを設け、さら に、粉砕タンク2内に多数のメディア9を収容し、粉砕処理を行うべき処理物C が入れられた処理タンク18に粉砕タンク2を挿入することにより、粉砕タンク 2内に導入された処理物Cをアーム8でメディア9とともに攪拌して粉砕し、こ ののち処理タンク18内に排出する粉砕機の構造であって、粉砕タンク2の下部 に、下方に向かって拡径する円筒状をなすとともに、セパレータ10を介して連 通可能な状態で粉砕タンク2に固定される斜流ケース12と、アジテータシャフ ト7の下部に連結されて斜流ケース12内に配置されるとともに、各先端部が斜 流ケース12の内周面に沿って周方向に回転可能な斜流羽根11とで形成される 軸流ポンプ部材19を設け、さらに、粉砕タンク2の下部に、軸流ポンプ部材1 9を介して軸流促進部材20を設け、この軸流促進部材20を、斜流羽根11の 回転方向に対して垂直となる状態で斜流ケース12に取り付けられる複数の案内 板16と、斜流ケース12の下方開口部に位置した状態でアジテータシャフト7 の下端部に取り付けられるタービン羽根14とで形成したものである。
【0013】 そして、軸流ポンプ部材19のポンプ作用によって、斜流ケース12内の処理 物Cに軸流を生じさせて、処理物Cが処理タンク18内で粉砕タンク2を通じて 循環するようにし、さらに、軸流促進部材20の動作によって、斜流ケース12 から排出される処理物Cを径方向外方に積極的に放出し、軸流ポンプ部材19で 生じた処理物Cの軸流が促進されるようになっている。
【0014】 図1において、処理タンク18は、上方に開口する竪型の円筒状をなしている もので、粉砕すべき処理物Cが入れられるとともに、後述する粉砕タンク2が挿 入可能となっている。
【0015】 粉砕タンク2は、両端が開口する竪型の円筒状をなしているもので、この上方 開口部には、所定の内径を有した環状の天板4が、その外周端部を押え板5で押 さえた状態でボルト6で固定され、また、下方開口部には、スクリーン等で形成 されたセパレータ10が開口部を閉塞する状態で固定され、これにより、粉砕タ ンク2の内部に天板4とセパレータ10とで区画された粉砕室が形成されている 。
【0016】 また、この粉砕タンク2には、その外側を所定の間隔をおいて覆うようにして ジャケット3が取り付けられて、粉砕タンク2とジャケット3との間に流通路を 形成し、さらに、このジャケット3にサポート1が連結される。
【0017】 このサポート1は、通水可能な管状部材であって、粉砕タンク2とジャケット 3との間の流通路に熱媒体または冷媒体を導入するためのサポートA1aと、導 入された熱媒体または冷媒体を排出するためのサポートB1bとで形成され、サ ポートA1aは、その一方端が、ジャケット3の外周面に形成された導入口3a に導通可能な状態で接続されるとともに、他方端が外部配管に接続され、また、 サポートB1bは、その一方端が、ジャケット3の外周面に形成された排出口3 bに導通可能な状態で接続されるとともに、他方端が外部配管に接続される。こ のとき、サポート1の他方端は、その上方において、外部に設置される図示しな い昇降装置に取り付けられ、粉砕タンクがサポート1で吊下された状態で保持さ れていて、昇降装置の駆動により、サポート1が粉砕タンク2とともに上下動す るようになっている。
【0018】 また、この粉砕タンク2には、前記の図示しない昇降装置に取り付けられて粉 砕タンク2と一体に上下動が可能であるるとともに、外部駆動源の駆動で回転す るアジテータシャフト7が粉砕タンク2の軸心に一致した状態で垂設され、その 下端部がセパレータ10を貫通している。このとき、アジテータシャフト7は、 粉砕タンク2の上方開口部に設けられた天板4の内側に挿通され、その挿通部分 に環状の隙間eを形成していて、これにより、隙間eを介して粉砕室と外部とが 導通可能となり、隙間eが処理物Cの流路となるようにしている。
【0019】 アジテータシャフト7において、粉砕タンク2の粉砕室に位置する部位には、 攪拌部材であるアーム8が取り付けられる。このアーム8は、棒状または翼状を なしているもので、アジテータシャフト7の軸線を中心とした径方向に放射状に 取り付けられるとともに、アジテータシャフト7の軸線方向に向かって複数段に 形成されている。
【0020】 粉砕タンク2の下部には、図2にも示すように、斜流ケース12と斜流羽根1 1とで形成された軸流ポンプ部材19を設ける。この軸流ポンプ部材19の一方 を形成する斜流ケース12は、図3乃至図5に示すように、下方に向かって拡径 する切頭円錐筒状をなしているもので、粉砕室と連通可能な状態で粉砕タンク2 との間にセパレータ10を介在させ、さらに、斜流ケース12の軸線と粉砕タン ク2の軸線とを一致させ、その状態で小径開口部を粉砕タンク2の底部下面にボ ルト13で固定する。
【0021】 軸流ポンプ部材19の他方を形成する斜流羽根11は、セパレータ10から下 方に突出するアジテータシャフト7の下端部に固定される固定部11aと、アジ テータシャフト7の軸線を中心として径方向外方に向かうようにして固定部11 aに放射状に取り付けられて、アジテータシャフト7とともに一体に回転が可能 な複数の羽根部11bとで構成され、固定部11aおよび羽根部11bが斜流ケ ース12の内側に位置した状態で設けられる。このとき、羽根部11bは、図2 に示すように、その回転方向側の法線がやや斜め下方に傾いた状態で配置される ことが望ましいが、その法線が水平状態であっても差し支えはない。
【0022】 また、この羽根部11bの先端部は、斜流ケース12の内面に対応した形状に 形成されていて、羽根部11bの回転時には、先端部が斜流ケース12から所定 間隔で離間した状態で、その内面を沿うように周回することとなる。この場合、 羽根部11bの下端部は、その先端部が他の部位よりも上方に位置するようにし ておく。
【0023】 さらに、粉砕タンク2の下部には、軸流ポンプ部材19を介して軸流促進部材 20を設ける。軸流促進部材20は、案内板16とタービン羽根14とで形成さ れるもので、その一方の案内板16は、図3乃至図5に示すように、斜流ケース 12の下端部に、羽根部11bの回転方向に対して垂直となるような状態で等配 に取り付けられる。この場合、案内板16は、斜流羽根11の羽根部11bの直 下に位置するようにしてあるが、羽根部11bの斜流ケース12に対する水平投 影部位の範囲内に取り付けられてあればよい。
【0024】 軸流促進部材20の他方を形成するタービン羽根14は、図6乃至図8にも示 すように、アジテータシャフト7の下端部に斜流羽根11を介して取り付ける取 付部14aと、アジテータシャフト7の軸線を中心として径方向外方に向かうよ うにして取付部14aに2等配に取り付けられて、アジテータシャフト7ととも に一体に回転が可能な羽根部14bとで構成され、羽根部14bが斜流ケース1 2の下方開口部に位置した状態で設けられる。このとき、各羽根部14bは、回 転時の抵抗を低減するためには、その先端部を他の部位よりも回転方向後方に位 置させておくことが望ましい。
【0025】 なお、9はメディアであり、セパレータ10を通過できない大きさで形成され 、粉砕タンク2の粉砕室内に多数個収容されているもので、アーム8が回転する と、粉砕室内の処理物Cがこのメディア9とともに攪拌されて粉砕されることと なり、より効率的な粉砕処理を可能とすることができるものである。
【0026】 次に、上記のものの作用を説明する。 この粉砕機は、上記のように構成したことにより、粉砕を行うべき処理物Cが 入った処理タンク18に粉砕タンク2を挿入すると、粉砕タンク2の上部から処 理物Cが導入されて粉砕室で粉砕され、こののち、粉砕物が斜流ケース12の下 方開口部から処理タンク18内に戻されることとなり、これによって、処理物C が処理タンク18内で粉砕タンク2を通るように循環しながら粉砕処理が行われ るようになっている。
【0027】 まず、処理タンク18内には、原料であるスラリー状の処理物Cが入れられて いる。そして、図示しない昇降装置の駆動によって、上方から粉砕タンク2およ びアジテータシャフト7を下動させて処理タンク18内に挿入したのち、外部駆 動源を駆動させることにより、アジテータシャフト7を回転させる。この場合、 処理物Cを導入する開口部は粉砕タンク2の上部にあるので、処理物Cの量は、 粉砕タンク2が処理タンク18に挿入された際に、粉砕タンク2が処理物Cで完 全に浸漬される程度に確保しておく。
【0028】 すると、処理タンク18内において天板4の上方に存在する処理物Cは、天板 4とアジテータシャフト7との間の環状の隙間eで形成された流路から粉砕タン ク2の粉砕室内に導入される。この粉砕室では、アジテータシャフト7の回転で 回転するアーム8によって、処理物Cがメディア9とともに攪拌され、この際に アーム8およびメディア9と処理物Cとの間に生じる衝撃力や剪断力で処理物C が粉砕されるようになっている。
【0029】 そして、粉砕室で粉砕された処理物Cは、粉砕タンク2の下部に設けられた軸 流ポンプ部材19の吸込作用によって、セパレータ10を通過したのち軸流促進 部材20を介して斜流ケース12の下方開口部から処理タンク18内に排出され るようになっている。
【0030】 つまり、軸流ポンプ部材19の斜流羽根11は、アジテータシャフト7ととも に回転することによって、羽根部11b、11b間に存在する処理物Cを径方向 外方へ放出するようになっているために、軸心部分に負圧が生じて吸込力が得ら れるようになっている。また、斜流羽根11の外周を包む斜流ケース12は、下 方に向かって拡径する筒状をなして、内面が斜面となっているために、斜流羽根 11の回転で径方向外方に放出された処理物Cは、斜流ケース12の内面によっ て下方に案内されるようになり、これによって、軸線方向の流れ(軸流)を生じ させ、粉砕室内の処理物Cを斜流ケース12内に吸い込むことができるようにな っている。
【0031】 さらに、軸流ポンプ部材19の吸込作用で生じた軸流は、案内板16とタービ ン羽根14とで形成された軸流促進部材20の促進作用によって促進される。つ まり、案内板16は、斜流ケース12の下端部に垂直状態で取り付けられている ために、斜流ケース12内の斜流羽根11による処理物Cの周方向の流れを阻害 して軸線方向に案内するようになっている。また、タービン羽根14は、アジテ ータシャフト7とともに回転することによって、羽根部14b間に存在する処理 物Cを径方向外方へ放出するようになっているため、斜流ケース12内の処理物 Cを積極的に排出する吐出力が得られるようになっている。従って、タービン羽 根14で得られる吐出力によって、案内板16および斜流ケース12で案内され て生じる軸流が促進され、斜流ケース12内の処理物Cが下方開口部から効果的 に排出されるようになっている。
【0032】 上記の運転が所定時間行われることにより、処理物C全体が、処理タンク18 内で粉砕タンク2を通過するように循環し、その過程で粉砕室において攪拌・粉 砕が連続して行われることにより粉砕を進行させることとなり、この結果、所定 の粒度の粉砕物が得られるようになっている。
【0033】 なお、上記運転中においては、粉砕タンク2とジャケット3との間に形成され た流通路に、サポートA1aから熱媒体または冷媒体を供給し、また、流通路内 に供給された熱媒体または冷媒体をサポートB1bへ排出しているために、ジャ ケット3内の流通路には熱媒体または冷媒体が循環していて、これにより、粉砕 タンク2内の処理物Cと処理タンク18内の処理物Cとが、流通路を流通する媒 体によって加熱または冷却されることとなるため、処理物Cが常に適温に保たれ るようになり、粉砕処理の均一化および効率向上を図ることができるようになっ ている。
【0034】 そして、上記の粉砕機の構造にあっては、処理タンク18内の処理物Cの循環 効率を向上させることができるようになっている。
【0035】 すなわち、粉砕タンク2の下部に軸流ポンプ部材19を介して軸流促進部材2 0を設けたことにより、軸流ポンプ部材19で軸線方向の処理物Cの流れ(軸流 )を生じさせるとともに、軸流促進部材20で処理物Cの軸流を促進するように なっているため、粉砕タンク2の粉砕室で粉砕された処理物Cの単位時間当たり の排出量を多くすることができるようになっている。
【0036】 まず、粉砕タンク2の下部に、斜流羽根11と斜流ケース12とで形成された 軸流ポンプ部材19を設けたことによって、軸流の発生を助長するようになって いる。つまり、斜流羽根11の回転によって、羽根部11b間に存在する処理物 Cが径方向外方に放出されると、斜流羽根11の軸心部分に吸込力が生じるとと もに、放出された処理物Cが斜流ケース12の内面の傾きによって軸線下方に案 内されるため、処理物Cの軸流が発生し易いようになっている。
【0037】 しかも、この軸流ポンプ部材19の下部に、案内板16とタービン羽根14と で形成された軸流促進部材20を設けたことによって、軸流ポンプ部材19で生 じた軸流を更に促進するようになっている。つまり、粉砕タンク2の下部に、ア ジテータシャフト7に連結される羽根部材を単に設けただけでは、羽根部材間に 存在する処理物が軸線を中心とした円周方向に周回運動するだけで軸流を不足さ せてしまうことがあるが、案内板16によって、斜流ケース12内で周回する処 理物Cの運動を一旦阻害すると同時に、その処理物Cを軸線下方に案内して軸流 を促進するようになっている。
【0038】 これに加えて、軸流促進部材20の他方を形成するタービン羽根14の回転に よって、羽根部14b間に存在する処理物Cが、斜流ケース12の下方開口部で 径方向外方に放出されるようになっているため、斜流ケース12内の処理物Cの 単位時間当たりの吐出量を増加させるようになっている。また、この際、タービ ン羽根14の羽根部14bは、その回転によって、処理タンク18の底部に存在 する処理物Cを攪拌する作用も有しているため、処理タンク18内の均質化に役 立っている。
【0039】 上記の結果、軸流ポンプ部材19および軸流促進部材20との相乗作用によっ て、斜流ケース12内に大きな吸込力と吐出力とが得られるために、斜流ケース 12の下方開口部から排出される処理物Cの流量が増加することとなり、これに 伴って、粉砕室を通過する処理物Cの循環量が増加し、この結果として、処理タ ンク18内の処理物Cを常に均一な状態にすることができるようになっている。 従って、処理タンク18に入れられるスラリー状の処理物Cが比較的高粘度であ る場合でも、処理タンク18内での大量循環が可能であり、粉砕処理が充分に、 かつ効率的に行われるようになっている。
【0040】 また、上記の粉砕機の構造にあっては、後処理を容易に行うことができるよう になっている。
【0041】 すなわち、粉砕処理が終わったら、粉砕タンク2を空にした後に若干運転をす れば、粉砕タンク2内に残っていた処理物Cが容易に落下するので、ほぼ完全な 回収が可能である。また、粉砕タンク2を洗浄する場合には、処理タンク18内 に溶剤等を投入して粉砕時と同じように運転をすれば、粉砕タンク2内はきれい に洗浄されることとなる。従って、粉砕タンク2を分解したりする必要がないの で、洗浄性を向上させることができるようになっている。
【0042】 さらに、上記の粉砕機の構造にあっては、その構造を簡単にすることができる ようになっている。
【0043】 すなわち、粉砕タンク2の外周にジャケット3を設け、粉砕タンク2との間に 、粉砕処理を効率的に行うために処理物Cを加熱または冷却する熱媒体または冷 媒体の流通路を形成し、この粉砕タンク2を処理タンク18内の処理物Cに浸漬 するようにしたことによって、ジャケット3内の流通路を流通する熱媒体または 冷媒体は、粉砕室内の処理物Cと処理タンク18内の処理物Cとの両方に作用す ることとなるため、これにより、粉砕タンク2と処理タンク18とに別々にジャ ケット3を設ける必要がなくなる。また、粉砕タンク2を吊下するサポート1を 、熱媒体または冷媒体を流通させる配管として兼用させたので、別部材を取り付 ける手段を省略することができる。従って、製品の品質を確保した状態での構造 の簡単化を図ることが可能となる。
【0044】 なお、処理タンク18を複数用意し、その各底部に車輪を設けて移動可能とし た場合には、粉砕処理が終わる度に処理タンク18を順次移動しながら作業を進 めることができるようになるので、連続した作業が可能となるものである。
【0045】 一般の粉砕機の構造においては、処理物Cが粉砕室およびセパレータ10を通 過する際の抵抗(圧力損失)は非常に大きくなるので、特に、高粘度の処理物C を大量に処理タンク18内で循環させるためには、大きな吸込圧力または吐出圧 力を粉砕タンク2の下部に作用させることが重要であるが、この考案にあっては 、粉砕タンク2の下部に、斜流羽根11と斜流ケース12とで形成した軸流ポン プ部材19と、案内板16とタービン羽根14とで形成した軸流促進部材20と を設けたことにより、粉砕タンク2の下部に従来では得られなかった大きな吸込 力を作用させ、処理物Cの粘度が高い場合でも処理タンク18内の大量循環を可 能としたものである。
【0046】
以上のようにこの考案によれば、粉砕タンクの下部に軸流ポンプ部材を設けた ことにより、粉砕タンクの下部に軸流を発生し易くして吸込力が確実に得られる ようなったので、処理タンク内において粉砕タンクを通過するように循環する処 理物の循環量を増加させることができるようになり、これによって、処理タンク 内の処理物が常に均一な状態になり、高品質な製品を得ることができるようにな る。
【0047】 また、粉砕タンクの下部に、軸流ポンプ部材を介して軸流促進部材を設けた場 合には、軸流ポンプ部材で得られた吸込力を更に強力にすることができるため、 処理物の循環効率をさらに向上させることができる。
【0048】 従って、特に高粘度の処理物を処理する場合にあっても充分な循環が可能であ り、この結果、粒度分布がシャープで均一な高品質の製品を得ることができるこ ととなる。
【0049】 また、この場合、軸流ポンプ部材および軸流促進部材は、その構造が簡単であ ると同時に、粉砕処理後の洗浄を簡単に短時間で出来るようにしたものであるの で、本機械の利用効率を高めることができるという効果がある。
【図1】この考案による粉砕機の構造の一実施例を示す
図である。
図である。
【図2】この考案の要部を示す図である。
【図3】斜流ケースを示す断面図である。
【図4】図3における平面図である。
【図5】図3における底面図である。
【図6】タービン羽根の底面図である。
【図7】タービン羽根の正面図である。
【図8】タービン羽根の側面図である。
1……サポート 1a……サポートA 1b……サポートB 2……粉砕タンク 3……ジャケット 3a……導入口 3b……排出口 4……天板 5……押え板 6、13、15……ボルト 7……アジテータシャフト 8……アーム 9……メディア 10……セパレータ 11……斜流羽根 11a……固定部 11b……羽根部 12……斜流ケース 14……タービン羽根 14a……取付部 14b……羽根部 16……案内板 18……処理タンク 19……軸流ポンプ部材 20……軸流促進部材 C……処理物 e……隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 竪型の粉砕タンク(2)に、その中心部
で鉛直方向に配置される回転可能なアジテータシャフト
(7)と、このアジテータシャフト(7)に取り付けら
れて一体に回転する攪拌部材(8)とを設け、処理物
(C)を入れた処理タンク(18)に前記粉砕タンク
(2)を挿入することにより、処理物(C)を前記粉砕
タンク(2)内で攪拌して粉砕し、こののち処理タンク
(18)内に戻す粉砕機の構造であって、前記粉砕タン
ク(2)の下部に、下方に向かって拡径する円筒状をな
すとともに、前記粉砕タンク(2)に連通可能な状態で
固定される斜流ケース(12)と、前記アジテータシャ
フト(7)の下部に連結されて前記斜流ケース(12)
内に配置される斜流羽根(11)とで形成された軸流ポ
ンプ部材(19)を設けたことを特徴とする粉砕機の構
造。 - 【請求項2】 前記粉砕タンク(2)の下部に、前記軸
流ポンプ部材(19)を介して軸流促進部材(20)を
設け、この軸流促進部材(20)を、前記斜流ケース
(12)の下端部に取り付けられる案内板(16)と、
前記アジテータシャフト(7)の下端部に取り付けられ
るタービン羽根(14)とで形成してある請求項1記載
の粉砕機の構造。
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