JPH0657829B2 - 重質油中の固形物の除去方法 - Google Patents

重質油中の固形物の除去方法

Info

Publication number
JPH0657829B2
JPH0657829B2 JP15983386A JP15983386A JPH0657829B2 JP H0657829 B2 JPH0657829 B2 JP H0657829B2 JP 15983386 A JP15983386 A JP 15983386A JP 15983386 A JP15983386 A JP 15983386A JP H0657829 B2 JPH0657829 B2 JP H0657829B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heavy oil
oil
gradient magnetic
base material
aromatic base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15983386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6317989A (ja
Inventor
満広 大橋
晋一 原
勝 中川
卓己 赤田
彰夫 斎藤
博紀 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
Priority to JP15983386A priority Critical patent/JPH0657829B2/ja
Publication of JPS6317989A publication Critical patent/JPS6317989A/ja
Publication of JPH0657829B2 publication Critical patent/JPH0657829B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、常圧蒸留残渣油及び減圧蒸留残渣油等の重質
油中の固形物を高勾配磁気分離装置を用いて除去する方
法に関する。
[従来の技術] 重質油中には、鉄、ニッケル、バナジウム等の重金属
が、又、タンク、配管、その他の機器等の腐食により混
入する固形物が含まれている。これらの重金属或いは腐
食による固形物は、当該重質油を例えば、流動接触分
解、水素化脱硫、又は水素化分解等で処理する場合、触
媒に付着、沈積して、触媒の活性を劣化させたり、或い
は、固定床反応塔においては、触媒粒子間を閉塞し、触
媒床での差圧を上昇させる。
このため、従来は、複数のフィルターエレメントを有す
るメッシュ・フィルターを用いて重質油を過して、重
質油中の固形物を捕捉して除去し、フィルターエレメン
トの差圧の上昇をもって、順次、当該エレメントを交
換、逆洗する方法が採用されていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記メッシュ・フィルターを用いる方法は、重
油中の固形物の粒径の大半が10μ以下と非常に小さ
く、しかも、重質油中にアスファルテン分が含まれてい
るため、フィルターの開孔を大きくすると、固形物の捕
捉が十分に行なわれず、又、開孔を小さくすると、閉塞
が生じて、逆洗の頻度が増え、除去効率が悪くなる等の
問題を有していた。
ところで、近年、磁性粒子を除去する方法として、高勾
配磁気分離法が提案されている(例えば、特開昭59−
115716号公報参照)。この方法は、電磁石で発生
させた磁場空間内に磁性細線を充填し、当該細線が磁化
することにより、その周りに発生する高勾配磁場をフィ
ルタとして有効利用したもので、排水処理等に実用化さ
れている。
本発明者は、前記重質油中の固形物の除去に対し、上記
高勾配磁気分離法を適用することを検討した結果、この
ままでは、アスファルテン等のため、固形分の磁化率が
低く、除去効率が悪いが、芳香族系基材を用いることに
より、除去効率を著しく高めることを見い出した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、本発明の
目的は、重質油中の固形物を効率良く、しかも数μ以下
の粒子までも除去する方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するための手段としての本発明は、重
質油に芳香族系基材を混合して高勾配磁気分離装置で固
形分を除去するもので、特に好ましくは、前記芳香族系
基材の混合を5容量%以上とすることから成る重質油中
の固形物の除去方法である。
本発明の重質油としては、原油を常圧蒸留して得られた
常圧蒸留残渣油、或いは、これを減圧蒸留して得られた
減圧蒸留残渣油、さらには、これらの脱れき残渣油等、
アスファルテン含有量の比較的多い油が好適である。こ
れらの重質油は、単独の油種を用いても良く、複数の油
種を混合して用いても良いことは云うまでもない。
また、本発明に云う芳香族系基材としては、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤、石油留分或いは
残渣油を接触分解、熱分解或いはコーキングした際に副
生する軽質留分、或いは重質留分、又は潤滑油の溶剤精
製の際に副生するいわゆるエキストラクト等が好適に用
いられる。特には、軽油留分を流動接触分解した際に副
生する軽質潤環油(ライトサイクル油)、エチレン製造
の際に副生するエチレンタール、重油のコーキングの際
副生するコーカーライトガソリン留分等を用いることが
好ましい。
これらの芳香族系基材の混合量は、重質油中のアスファ
ルテンの含量或いは、芳香族系基材中に含まれる芳香族
成分の種類、又は含量により、一概には決めることはで
きないが、少なくとも5重量%混合すれば十分である。
混合量が5重量%以下であれば、重質油中の固形物の除
去効率を高める効果があまり期待できない。尚、この芳
香族系基材の混合量は、多ければ、重質油の処理量が低
下することになるため、経済的には、できるだけ少量、
50容量以下としたほうが好ましい。
高勾配磁気分離装置は、フィルターベッセル内に上下部
のポールピース(磁極鉄)を介して、磁力線に対し直角
になるように磁極細線が充填され、当該ベッセルの周囲
には、磁力線を発生させる電磁石を設けた構成になって
いる一般に市販されているものをそのまま用いることが
できる。
尚、上記高勾配磁気分離装置で処理する場合の油の温度
は、高い方が除去率は多くなって好ましいが、余り高い
と粒子の磁化率が低下する。このため室温〜260℃の
温度で処理することが好ましい。また、磁場は0.5〜
20KOeかければ、充分に固形物を捕捉することがで
きる。さらに、当該装置内のフィルターは、10〜50
0meshの目開きで細線の太さ0.02〜3mmからなる金
網状の磁極細線を50〜400mmの厚さに層状に形成し
たものが好適に用いられる。
[実施例] 本発明の適用例の一実施態様について図に基づき説明す
る。
処理対象となる重質油に芳香族系基材が混合され、該混
合を充分に行なうためラインミキサー1に導入される。
このラインミキサー1としては、ノズルミキサー、オリ
フィスミキサー、インジェクターミキサー等、高速攪拌
可能なものを用いると両液の混合を効率良く行なうこと
ができ、又、固形物の除去効率が向上する。
ラインミキサー1で混合された油は、複数設けられた高
勾配磁気分離装置2のいずれか一方に供給される。ここ
において、重質油中の固形物は、当該分離装置2中の磁
性細線からならメッシュ層に捕捉される。固形物が捕捉
削除された重質油は、原料用容器3に供給される。高勾
配磁気分離装置2の捕捉効果が低下すると、他方の高勾
配磁気分離装置2に切り換え、再生する。再生の場合
は、高勾配磁気分離装置2の電磁力を切り、逆洗用液体
及び気体を当該容器4、5から同時に、処理時とは逆方
向に流すことにより行なう。液体と気体とを同時に用い
ることにより、バブリングによる振動で、メッシュ層に
捕捉されている固形物を、効率良く除くことができる。
逆洗液及びガスは、気液分離容器6で分離される。分離
器6の液層には、固形物が濃縮されており、沈降、或い
は遠心分離等で固形物は分離される。尚、この再生にお
ける逆洗液としては、処理対象の重質油と同じものを用
いることが装置内の滞油の置換、容器内の洗浄を行なう
必要がなく、好ましい。さらに逆洗用気体は、鉱油が可
燃性であることを考慮して、窒素ガス等の不活性ガスを
用いる必要があるが、特には、石油精製プラント、石油
化学プラント等から排出されるオフガスを用いること
が、経済上好ましい。
以上のように、複数の高勾配磁気分離装置2の捕捉、再
生を交互に行なうことにより、連続的に重質油中の固形
分を除去することができる。
実験例 固形物55重量ppmを含む重油(比重15/4℃、0.95
8、粘度50℃、242cst)に表に示すような芳香族
系基材を混合し、高勾配磁気分離装置で固形物を捕捉除
去した。高勾配磁気分離装置は、フィルター部が、目開
き100μ、過長さ150mmからなるもので、過速
度42m/Hr、磁場強さ3.2KOe、処理液温70℃の
条件で処理した。この結果を、芳香族系基材を混合しな
いものの比較実験例とともに次表に示した。
[発明の効果] 本発明は、重質油に芳香族系基材を混合して高勾配磁気
分離装置で固形分を除くようにしたため、重質油中の微
細な固形物を効率良く除去できるという格別の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明が適用される一実施態様を説明するための
フローを示したものである。図中2は、高勾配磁気分離
装置である。
フロントページの続き (72)発明者 赤田 卓己 岡山県倉敷市潮通2丁目1番地 日本鉱業 株式会社水島製油所内 (72)発明者 斎藤 彰夫 岡山県倉敷市潮通2丁目1番地 日本鉱業 株式会社水島製油所内 (72)発明者 小山 博紀 岡山県倉敷市潮通2丁目1番地 日本鉱業 株式会社水島製油所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重質油に芳香族系基材を混合して高勾配磁
    気分離装置で固形分を除去することを特徴とする重質油
    中の固形物の除去方法。
  2. 【請求項2】上記芳香族系基材の混合が、少なくとも5
    容量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の重質油中の固形物の除去方法。
JP15983386A 1986-07-09 1986-07-09 重質油中の固形物の除去方法 Expired - Lifetime JPH0657829B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15983386A JPH0657829B2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09 重質油中の固形物の除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15983386A JPH0657829B2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09 重質油中の固形物の除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6317989A JPS6317989A (ja) 1988-01-25
JPH0657829B2 true JPH0657829B2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=15702242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15983386A Expired - Lifetime JPH0657829B2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09 重質油中の固形物の除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0657829B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115044391B (zh) * 2022-07-17 2024-04-16 中国石油化工股份有限公司 一种催化油浆脱固的装置及脱固方法
KR102585437B1 (ko) * 2022-12-26 2023-10-06 주식회사 베스텍엔터프라이즈 열분해유 무기질 제거장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6317989A (ja) 1988-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1090224C (zh) 延迟焦化器闪蒸段气油物流的改质方法
JP5139484B2 (ja) 遠心分離機内の油内に浮遊している粒子を汚濁した油から取り除く方法
JPS5953591A (ja) 供給油の転化方法および装置
EP0626440B1 (en) Fine magnetic particle-containing stock oil supply system
KR100825152B1 (ko) 액상 탄화수소로부터 수은을 제거하는 방법
WO2015005806A1 (en) Process and apparatus for recovering valuable or harmful non-aqueous liquids from slurries.
US4482450A (en) Process for catalytic reaction of heavy oils
JP3005697B2 (ja) 蒸気クラッキング装置からの水銀の除去方法
JPS62192489A (ja) 分散触媒の存在下における液相での重質炭化水素の水素化処理法
CN112980503A (zh) 一种催化裂化油浆净化处理的组合工艺
US4836914A (en) Method for removing iron content in petroleum series mineral oil therefrom
EP0176795A2 (en) Method for hydrogenizing heavy hydrocarbon oils
US5076915A (en) Apparatus for removing suspended solids from a liquid
KR20040106304A (ko) 지연식 코킹 가스 오일로부터 미립자 물질을 제거하기위한 분리 방법 및 장치
JPH03503903A (ja) Fccシステムにおいて小さい触媒粒子を取り出すための改善された方法および装置
JPH0657829B2 (ja) 重質油中の固形物の除去方法
JPS6254790A (ja) 常圧あるいは減圧蒸留残油中の鉄分の除去方法
CN111303934A (zh) 一种通过静电分离对催化裂化外甩油浆精制的方法
CN102186593B (zh) 用于费-托过程的集成式多步固/液分离系统
US2761821A (en) Purification of hydrocarbon oils
US4357244A (en) Method for removing suspended solids from a liquid
JP2948968B2 (ja) 石油系蒸留残査油中の鉄分の除去方法
CN109423330B (zh) 一种催化裂化油浆的处理方法
GB2030468A (en) Separating suspended solids from a liquid containing them
GB1559854A (en) Filtering process