JPH065829B2 - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH065829B2
JPH065829B2 JP14816588A JP14816588A JPH065829B2 JP H065829 B2 JPH065829 B2 JP H065829B2 JP 14816588 A JP14816588 A JP 14816588A JP 14816588 A JP14816588 A JP 14816588A JP H065829 B2 JPH065829 B2 JP H065829B2
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Koden Electronics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の情報を登録保持する対象物に対し、情
報伝達手段として無線マイクロ波を利用して、前記情報
を読取り、もしくは書き替えを行なうようにしたデータ
伝送システムに関する。
〔従来の技術〕
このようなデータ伝送システムの応用としては、たとえ
ば移動体として自動車に登録データを登録保持させ、固
定位置にある管理装置からキャリア電波を送信し、移動
体はキャリア電波をうけて登録データにより変調し、反
射波として再放射し、管理装置がこの反射電波を受信し
て登録データを読取るもの等が周知である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の方式として、特公昭60−27077号に記載し
ている方式では、反射の際に反射形位相変調により、周
波数を変換させるもので、キャリア信号の側帯波を発生
させ、送信機側で、側帯波のみ受信する。
ところで、このような用途では、コストの点およびデー
タキャリア点の小型化のため、アンテナとして、送信・
受信共用のものを使用したいが、送受信波の混信が生じ
易く、またデータキャリア部近傍の金属物体の影響をう
け、正確なデータ伝送が望めない。また周波数選択フィ
ルタの選択度では不充分であるため、さらにこれに加え
て偏波によって特別の選択度を得ようとすることも提案
されている。これは、送信波として、水平偏波・垂直偏
波の2つの波を2つのアンテナにより送り、2つのアン
テナによる反射波を受信するようにして、互いに反対の
回転方向をもつ円偏波搬送波を得るようにしたものであ
る。この方法は、アンテナ系が複雑になる欠点がある。
本発明の目的は、上記の欠点を除去し、アンテナ系とし
て簡素で、かつ妨害が少なく、確実な信号伝送が可能
な、データ伝送システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のデータ伝送システムは、対象物に搭載され登録
データを保持するデータキャリア部と、このデータキャ
リア部との間で電波を送受することにより上記保持情報
を読取る主装置から構成されている。
上記主装置は、搬送波(キャリア電波)を放射し、デー
タキャリア部から位相変調と90°の偏波面の回転とを
受けて放射された変調された電波をこのデータキャリア
部からの反射波として受信する送受共用アンテナと、こ
の送受共用アンテナが受信した変調された電波を検波復
調することによりデータキャリア部で保持中の登録デー
タを読取る手段と、搬送波をデータキャリア部に送出し
ようとする指令で変調し変調された電波として送受共用
アンテナに供給する指令送出手段とを備えている。
また、データキャリア部は、主装置から放射された搬送
波を受信し、位相変調と偏波面の回転とを受けた反射波
を放射する送受共用の反射アンテナと、反射アンテナで
受信した搬送波の位相を所定速度で変化させながら反射
アンテナに供給する位相変調回路と、この位相変調回路
による位相変化の所定速度を保持中の登録データと主装
置から受けた指令とに基づき設定するコントローラとを
備えている。
更に、データキャリア部は、主装置から放射される変調
された電波を受信する受信専用アンテナと、この受信専
用アンテナで受信した変調された電波を検波復調するこ
とにより主装置からの指令を解読し、上記コントローラ
に伝達する手段とを備えている。
〔作用〕
主装置が放射した搬送波(キャリア電波)は、データキ
ャリア部により、位相変調と90°の偏波面の回転とを
受けた反射波として主装置に受信される。上記データキ
ャリア部による位相変調は、保持中の登録データと主装
置から受けた指令とに従って、所定速度で反射波の位相
を回転させることにより行われる。この位相回転速度
は、保持中の登録データの“0”と“1”とに応じて2
段階に切り替えられる。このような位相変調は、例え
ば、送受共用のアンテナの後段にブランチラインを接続
し、このブランチラインの2個の出力端子のそれぞれに
ダイオードによって終端される8分の1波長差の伝送路
を接続し、各ダイオードを90°の位相差でオン/オフ
させることにより、反射係数をベクトル的に90°ずつ
回転させることによって実現される。
主装置から放射された搬送波の偏波面と、データキャリ
ア部による位相変調を受けた反射波の偏波面とは直交し
ているため、相互の干渉が小さく、安定な通信が可能と
なる。さらに、データキャリア部で行われる上記位相変
調によれば、実施例中の数学的解析からも明らかとなる
ように、位相回転の方向や、反射アンテナとブランチラ
インとの間の伝送路の特性を最適化することにより、高
い識別感度が実現可能となる。
以下の説明では、上記搬送波をキャリア電波又は単にキ
ャリアとも称する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、本発明の一実施例につき説明す
る。本実施例は、複数個の対象物が、固定された主装置
の前面を経過して移動して行くときに、主装置の前面に
来たときに、主装置が対象物のデータを読取り、また場
合によりデータの書き替えを行なう場合で、道路を走行
する車輌の計数・管理等の場合がその例である。逆に主
装置を搭載し、道路に沿って複数個の対象物を配置し、
車輌の進行に伴い、前記対象物からデータを読取る場合
にも応用できる。さらには、車輌に限らず2つの対象物
が相対的に位置を変化する場合に適用され、一般の移動
する物体、あるいは建物のような固定物体等の管理にも
応用できる。
1.システムの概要 第1図は上記システムの概要構成図で、100が主装
置、200がデータを保持するデータキャリア部(以下
DC部と略す)である。DC部200は複数個の個々の
対象物に搭載され、主装置100の前面をよこぎる。主
装置100はGHzのマイクロ波を利用し、ビーム幅を狭
くできるので、個別にDC部200と電波によりリンク
することができ、またDC部200のデータには自己の
識別記号が含まれるとともに、特定情報が登録データと
して内蔵されている。
主装置100とDC部200との電波による交信は図示
のように、主装置100からDC部200への情報Aの
伝達と、主装置100からキャリアを送りDC部200
から反射波に情報Bをのせて送り返す場合とがある。情
報Aは主装置100において、経路11をとおり、DC
部200では経路12をとおりデータ伝送が行なわれ
る。キャリアは主装置100において、経路11をとお
り、DC部200では経路13をとおり、再び変調され
て反射電波にのせられた情報Bとして主装置100にい
たり経路10をとおり、DC部200の識別記号・登録
データの伝送がなされる。
主装置100のアンテナ101は方形パッチアンテナを
4個組合わせた送受共用のアンテナであるが、送信電波
に対して、その偏波面が90°ずれた受信波をうけるよ
うにしている。なお主装置100のアンテナとしては、
マイクロストリップアンテナでなくてもよいが、小型化
のため上記のようにしている。CPU108,制御部1
07の制御のもとに、変調回路104でFSK変調波と
なしマイクロ波キャリアとして2.45GHzを発振する
送信発振器103を変調する。FSK変調は指令・書き
替えデータのビット列の各“1”,“0”に50KHz,
30KHzを対応させる。ハイブリッド102を経て、経
路11によりアンテナ101の送信(Tx)端子に導
き、電波として放射させる。
主装置100が無変調でキャリアのみを送出する場合に
は、前記したように、DC部200から情報Bをのせ、
偏波面が送信電波と90°ずれた反射電波をうける。ア
ンテナ101で受信(Rx)端子から電波信号を取出
し、経路10に信号が入る。検波回路105で検波し、
位相復調回路106により“1”,“0”のデータに変
換し、制御部107を介してCPU108に、DC部2
00の登録データ等を伝達する。
次に、DC部200について説明する。2つのマイクロ
ストリップアンテナを同一平面上に形成しているが、反
射アンテナ201は方形パッチアンテナで送受共用であ
り、受信アンテナ202は一方向の偏波面の電波(主装
置100のアンテナ101からの送信電波)を受信する
受信専用である。以下ではアンテナに関する反射,受信
の添字は略す。アンテナ201は単一の方形をなし、そ
の互いに直角になる側辺に、送信(S)端子、受信
(R)端子をもつ。上記アンテナ201,202につい
ても、必ずしもマイクロストリップアンテナでなく、ま
た両者が同一平面上にあることはないが、この実施例の
ように基板上に両者をマイクロストリップ構造とするこ
とで、極めて小型化、簡素化が可能になる。R端子か
ら、伝送線路203を経て、ハイブリッド204に入力
した受信波は変調回路205によりその反射係数を4値
に変調され、送信波としてハイブリッド204から再び
アンテナ201のS端子に入力し、90°偏波面の異な
る電波として、再放射される。変調回路205は、コン
トローラ208から位相の90°ずれたデューティ1/
2の方形パルス列φ1,φ2を入力して変調するが、
φ1,φ2の周波数はデータ“1”,“0”に対応してた
とえば50KHz,30KHzである。4値の反射係数の位
相変調については後述する。コントローラ208内のメ
モリ208Aに前記データが登録されている。
受信用のアンテナ202は、主装置100の情報Aをの
せた送信電波を受信し、検波回路206で検波後、位相
復調回路207によりデータを復調する。復調データ2
07aはコントローラ208に入力し、その動作を制御
する。
主装置100と、DC部200との電波による情報伝達
手順を以下に示す。主装置100は、先ず無変調のキャ
リア電波を送出し、DC部200を搭載する対象物が主
装置100から発射される電波のビーム幅内に入れば、
DC部200はこのキャリア電波の存在をアンテナ20
2から受信して検知し、主装置100の電波ビーム幅内
に入ったことを知り、コントローラ208の指示によ
り、アンテナ201から変調電波を再放射する。このと
き反射電波の情報には、DC部200の識別記号が含ま
れ、主装置100はこの記号を識別し、DC部200の
データを読出すか、もしくは書込むかをきめ、CPU1
08の指令により変調された電波を送信する。送信後は
キャリア電波とする。DC部200はアンテナ202で
電波をうけ、検波復調する。コントローラ208はこの
復調データをうけてその指示に従う動作を行なう。たと
えば読取り指令のときにはメモリ208Aに登録された
データでもって、受信したキャリア電波を変調して反射
されることで、主装置100はDC部200の登録デー
タを読取る。あるいはメモリ208Aの登録されたデー
タを書き替える。
上記の操作手順で、多数の対象物が順次主装置100の
前をよこぎる(電波ビーム幅内に入る)ごとに、その登
録データの読出し等が行なわれる。
2.マイクロ波部(主としてアンテナ関係) マイクロ波部関係につき、さらに詳細に説明する。なお
アンテナとしてはマイクロストリップアンテナを用いる
が、他方式のアンテナでもよいことは既に述べた。主装
置100のアンテナ101は、第2図に示すように4個
の方形パッチアンテナA1〜A4を配置し、方形パッチア
ンテナのA1−A3,A2−A4間の位相間隔はλ/2にと
り、またP点からA1までとP点からA2までの位相間隔
差をλ/2に、Q点についても同様に設計されている。
Tx点を送信信号で駆動し、Rx点から受信信号を取出
す。このアンテナ101は、送信電波の偏波面と受信電
波の偏波面とを90°異ならしめ、送信、受信を互いに
妨害なく行なうことができ、送受共用に使用される。
次にDC部200のアンテナ201,202につき説明
する。前述したように、アンテナ201は主装置100
からのキャリア電波をうけ、また主装置100へ上記電
波を変調して再放射する。そのとき、受信波・送信波の
偏波面を90°異ならさせているので、受信側近傍に、
金属物体があっても、主装置100,DC部200の相
互通信に妨害を与えない。アンテナ202は、主装置1
00からの送信波のみを受信するアンテナである。DC
部200の2つのアンテナは同一平面に受信電波の電波
ビームの幅以内に配置され、また主装置100のアンテ
ナ平面に平行してDC部200のアンテナ平面を配置す
る。しかしDC部200を搭載する対象物が平行面内で
回転再θをもつ場合が生ずる。これは第3図でX軸に対
しθだけ傾いた形になることで、偏波面に交差が生ず
る。このような場合でも確実に動作ができるように、伝
送線路203,ハイブリッド204,変調回路205と
を含めて、精密にアンテナ,変調系の設計を進める必要
がある。
第3図にDC部200のアンテナが主装置100のアン
テナ101に対向して、アンテナ201,202から変
調回路205まで至るマイクロ波回路要素の結線を示
す。アンテナ各部のポートおよびハイブリッド204の
ノードにP1,P2……と記号を付し、後記の数式で、電
圧,Sパラメータ,インピーダンス等に前記サフィクス
を流用し、関連するポート,ノードに関するものである
ことを示す。またアンテナ101のTx点,Rx点に関
する諸量のサフィクスはT,Rとする。
ハイブリッド204は周知のブランチラインに形成され
るが、マイクロ波であるから、アンテナ201とを結
ぶ、伝送線路203が特性に入ってくるので、この図で
は回路素子として挿入してある。変調回路205は分布
回路で構成され、ダイオードD1,D2をオンオフする
ことで、P5,P6における反射係数「を変化させる。
第3図のマイクロ波部の説明をすすめるため、図示のよ
うにL,M,Nと各部にわけて数式をたて説明する。先
ずL部につき説明する。L部は電波空間を含めたアンテ
ナ間の伝送路としてアンテナの各ポート間の電圧関係を
Sパラメータで示せば、(1)式のようになる。この式は
第4図の伝送回路として式をたてたもので、記号は信号
が入る向き、出る向きを上サフィクスに、また各ポート
を下サフィクスにとっている。
ここでZは各ポートの特性インピーダンスである。Sマ
トリクスはSパラメータの相反性(たとえばS23
32)を利用して簡単化している。アンテナ201,2
02は、偏波面の異なる送信波・受信波に適合するよう
に作られているマイクロストリップ構造であるからS23
=S24=0である。また、P4ポートにはZLのインピー
ダンスがつながっているので (2)式 V4 +=「L4 -, 反射係数「L=(ZL−Z4)/(ZL+Z4) となる。またこのアンテナ系では、アンテナ101側で
はRxポート,Txポートでインピーダンスマッチング
することで、VT -がVT +にフィードバックしないように
し(反射波の影響を送信波が受けない)、またVR +を零
にする。
以上の条件で、(1)式からアンテナ201,202の
2,P3,P4の受信成分、およびアンテナ101のR
xの受信成分を求めることができ、次式のようになる。
次に、M部につき説明する。ハイブリッド204をアン
テナ201に結合する、伝送線路203によるインピー
ダンスが問題になるが、便宜上ハイブリッド204の解
析から始める。ハイブリッド204はP2′,P3′およ
びP5,P6をノードとするブランチラインを形成し、各
線の間隔がλ/4である。P5,P6における反射係数を
5,「6とすると、P2′,P3′の電圧関係式がSパラ
メータの表示で、 となる。ここでZBはブランチラインの特性インピーダ
ンスである。
アンテナ系で問題となるのは、前述したように、アンテ
ナ101に対して平行な面に配列されるアンテナ20
1,202が平行面内でX軸に対してθだけ傾斜し、S
T2,ST3,ST4,SR2,SR3,SR4が変化することであ
る。このためSTK,SRK(k=2,3,4)として、 (5)式 STK90TK sinθ+0TK cosθ SRK=α〔90TK cosθ−0TK sinθ〕 となる。αはアンテナ特性から定まる定数、90TK0
TKは各々θ=90°,0°の場合になる。主装置10
0のアンテナ101はDC部200のアンテナ201,
202の位置関係から0T2=0となる。
この傾斜角θを考慮して、以上の諸式からアンテナ10
1で受信される電圧VR -を計算する。ここでP2,P2
間およびP3,P3′間はマッチングしているとして伝送
パラメータをS2L,S3Lとする。受信電圧VR -はDC部
200で、2つの経路を経て、再放射されてくる。1つ
は透過タイプで次のようにブランチラインの各ポートを
とおるものであり、 他は反射タイプで、ブランチラインの入力端でそのまま
反射され、 の経路をとおる。
各経路に従い、計算することで透過タイプの受信電圧
(サフィクスtr)は となる。ここでθ=90°,0°の各々にに対し (7)式θ S′T3θT3+S34L θT4/(1−「L44) である。
一方反射タイプの受信電圧(サフィクスrf)は となる。
アンテナ101の反射されてくる電波を受信するとき、
上記の2成分の和が受信される。次に述べるN部で説明
することであるが、変調では、反射係数「5,「6を(「
5+「6)の項が最大になるようにするものであるから、
受信電圧の成分(「5+「6)項のみが受信されるように
する。
そのためには90 S′T3=0および (90T22L2+(0S′T33L2=0 とすればよい。90S′T3=0とするには(7)式から
90S′T3=0かつ90T4=0とする。この条件は、P3
とP4が互いに干渉しないならば満たされるから、電波
ビーム幅内でできるかぎりP3,P4を離すように配置す
ればよい。一方、 (90T22L2+(0S′T33L2=0 を満たすためには、たとえば |90T2||0S′T3|であるなら −(S3L2=(90T2/0S′T32(S2L2 になるように伝送線路203を設計すればよい。
次にN部につき説明する。N部は4値の位相変化を利用
する分布型の変調回路205である。4値は、ハイブリ
ッド204のP5,P6の各反射係数をダイオードをオン
オフすることで変化させて、実現できる。この変調で
は、4値の位相変化が大きいこと、主装置100と
DC部200の距離の変化による変動が少ないこと、
DC部200のアンテナの面内における傾斜(前記した
θ)による通信不能範囲が小さいことが必要である。
の4値の位相変化を大きくするためには、「5,「6の位
相を±90°ずらせ、ダイオードD1,D2のオン・オフ
により位相を180°変化させる。路とダイオード
,Dで構成させる。各線の線長l1,l2,l3
設計して「60N=−「60FFとする。ON,OFFはダイ
オードのオンオフの場合を示す。l4は1/8λとして
信号の往復により90°位相差をもたせ、 「50N=−j「60N,「50FF=−j「60FFとする。の距
離に対する影響を減少させるには |「60N|=|「60FF|=|「50N|=|「50FF| として、変化の絶対量を大きくする。
の傾斜角による通信不能範囲を小さくするには、受信
電圧中の(「5+「6)項のみをとるようにする。変調
は、位相を90°異ならしめたφ1,φ2のパルス列によ
ってダイオードD1,D2をオンオフして、アンテナ20
1からの反射電波の位相を循環的に4値に変化させるこ
とで行なう。反射係数は「5,「6がl4を1/8λとし
ているので90°の位相差があり、さらにφ1,φ2が9
0°異なるので、ベクトル的に4値に変化になる。第5
図(a)のベクトル表示(「5軸,「6表示)で反射係数の
変化を (「50N,「60N1→(「60N,「50FF2→ (「60FF,「50FF3→(「60FF,「50N4→戻り と一巡させるとき、(「6+「5)項についての成分の位
相変化は第5図(b)のように1から4に回転して変化す
る。一方(「6−「5)項の成分は第5図(c)のようにな
り、回転方向が両者で異なる。このため両方の成分が重
畳すると、打消す部分が出て、傾斜角θによっては、通
信できなくなる。本発明では(「6+「5)項の成分のみ
取上げるようにしている。(6)式で分かるようにVR -はc
os2θに比例するのでθの変化に対してレベルの変化が
小さくなる。
以下、既述のものと重複することもあるが、主装置,D
C部の回路の詳細の説明を行なう。
主装置: 第1図において、ハイブリッド102,発振器103,
検波回路105は、マイクロストリップ線によるマイク
ロ波回路として構成される。
送信の場合には変調回路104において、CPU108
から送られるNRZ信号の“1”をたとえば50KHz.
“0”を30KHzに対応させ、FSK変調し、2.45
GHzの自励式の発振器103を制御する。この発振器1
03の出力はハイブリッド102を介して経路11を経
てアンテナ101のTx端子に入る。またハイブリッド
102の一方の出力11Aは、アンテナ101からの受
信の際に、経路10に、カップリングして局発信号を検
波回路105に供給する。上記送信は、変調電波を送出
する場合、DC部200に対する指令および書込みデー
タを情報として送る。DC部200から登録データを読
取る際には、変調しないでキャリアのみ送出する。
受信の場合には、経路10を経て、DC部200からの
反射波が入力し、検波回路105で、検波してFSK変
調信号としてからPLL方式の位相変調回路106で、
NRZ信号に変換したデータが制御部107を経て、C
PU108に伝達される。
DC部: 受信アンテナ202は、主装置100からのキャリア確
認、指令、書込みデータの情報を受信するのに用いられ
る。キャリア確認によって主装置との交信状態になる。
経路12から入力したマイクロ波(キャリアの場合と、
変調波の場合とある)は検波回路206で検波される。
検波回路206はダイオード検波でマイクロストリップ
回路である。変調波の場合には、DPLL方式の復調回
路207でNRZ信号に変換され、その出力207aは
コントローラ208にデータを伝達する。コントローラ
208は、最初のキャリア確認の際は、DC部200の
識別記号に対応して、信号φ1,φ2を変調回路205に
出力する。信号φ1,φ2を変調回路205に出力する。
信号φ1,φ2はデータ“1”もしくは“0”に対応した
50KHz,30KHzの信号で、相互の位相が90°ずれ
た信号である。〔マイクロ波部〕で説明したように、ア
ンテナ201で受けたキャリアはハイブリッド204に
入射し、変調回路205による反射係数の回転的変化に
より入射したキャリアの位相を回転的に変化させ反射さ
せる。位相回転速度は30KHz,50KHzと変わる。反
射波はアンテナ201の送信端子に導かれ、変調マイク
ロ波としてアンテナ101に対して再放射される。
一定の手順にしたがって、主装置100からのデータ読
出し、もしくはデータ書込みの指令により、DC部20
0は所定の動作を行なう。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明のシステムは識別記号・
登録データを情報としてもつDC部と、DC部とマイク
ロ波によって信号伝達を行なう主装置による信号伝送方
法である。DC部は主装置のキャリア電波をうけて、4
値の位相変化を、NRZの“1”,“0”に対応する特
定の2周波数で行なうようにキャリアを変調し、再放射
する。主装置はこの反射電波を復調して特定の2周波数
を復調しNRZ信号に変換することで、DC部からのデ
ータを得ることができる。
マイクロ波を使用するので、主装置とDC部を搭載した
対象物とが対向した期間内で、情報伝達を行なう。DC
部の反射アンテナは受信波と送信波(反射波になる)と
の偏波面を90°異ならしめ、主装置のアンテナも送信
電波に対して90°ずらして受信するから、DC部のア
ンテナ近傍の金属物件の影響をうけないで、データ伝達
ができる。
移動物体に、DC部を搭載するのでなく、移動物体に主
装置を搭載し、DC部を固定しておく使用方法も可能な
ことはいうまでもない。システムとしては、主装置を複
数個異なる場所に固定し、その複数個の主装置からのデ
ータをさらに統合する大規模化も可能である。
【図面の簡単な説明】第1図は本発明の一実施例のシス
テム構成図、第2図は主装置のアンテナの平面図、第3
図はマイクロ波部(アンテナ関係)の回路要素結線、第
4図は主装置・データキャリア部のアンテナの各ポート
間の伝送回路、第5図は反射係数のベクトル表示図であ
る。 100……主装置、 101……アンテナ、 102……ハイブリッド、 103……発振器、 104……変調回路、 105……検波回路、 106……位相復調回路、 200……データキャリア部、 201……(送受共用)アンテナ、 202……(受信)アンテナ、 203……伝送線路、 204……ハイブリッド、 205……変調回路、 206……検波回路、 207……位相復調回路、 208……コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野津 俊光 東京都日野市多摩平6―22―12 (72)発明者 小野里 桂 東京都目黒区目黒本町5―17―24 (72)発明者 広瀬 雅信 東京都府中市府中町1―8812 (72)発明者 三輪 勝二 埼玉県草加市吉町2―3―21 吉町ハイツ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物に搭載され、登録データを保持する
    データキャリア部と、前記データキャリア部との間で電
    波を送受することにより前記保持中の登録データを読取
    る主装置とから成るデータ伝送システムであって、 前記主装置は、 搬送波を放射し、前記データキャリア部から位相変調と
    90°の偏波面の回転とを受けて放射された変調された
    電波をこのデータキャリア部からの反射波として受信す
    る送受共用アンテナと、 この送受共用アンテナが受信した変調された電波を検波
    復調することにより前記データキャリア部で保持中の登
    録データを読取る手段と、 前記搬送波を前記データキャリア部に送出しようとする
    指令で変調し変調された電波として前記送受共用アンテ
    ナに供給する指令送出手段とを備え、 前記データキャリア部は、 前記主装置から放射された前記搬送波を受信し、前記位
    相変調と偏波面の回転とを受けた前記反射波を放射する
    送受共用の反射アンテナと、 前記反射アンテナで受信した搬送波の位相を所定速度で
    変化させながら前記反射アンテナに供給する位相変調回
    路と、 この位相変調回路による前記位相変化の所定速度を前記
    保持中の登録データと前記主装置から受けた指令とに基
    づき設定するコントローラと、 前記主装置から放射される前記変調された電波を受信す
    る受信専用アンテナと、 この受信専用アンテナで受信した変調された電波を検波
    復調することにより前記主装置からの指令を解読し、前
    記コントローラに伝達する手段と を備えたことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】前記主装置からの指令には、前記データキ
    ャリア部に保持中の登録データの書き替えの指令が含ま
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のデー
    タ伝送システム。
  3. 【請求項3】前記主装置は、前記データキャリア部との
    相対位置の変化に基づき前記データキャリア部との電波
    の送受が可能になる際に前記変調された電波を放射する
    手段を備え、 前記データキャリア部の前記コントローラは、前記主装
    置から放射された変調波の受信を確認し、解読した主装
    置からの指令に基づき登録中の自己の識別記号により変
    調された電波を前記反射波として前記反射アンテナから
    放射させる手段を備え、 前記主装置は、前記データキャリア部からの反射波を受
    信して解読し、前記データキャリア部の識別記号を確認
    した場合にのみ前記データキャリア部とのデータ伝送を
    続行する手段を備えたことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載のデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】前記データキャリア部の前記位相変調回路
    は、 前記反射アンテナの送信ポートと受信ポートとに所定長
    の伝送線路を介して接続されたブランチラインと、 これらブランチラインの2個の出力端子のそれぞれに接
    続される(8分の1波長+整数倍の波長)差の長さを有
    する伝送路と、 これらの伝送路のそれぞれの終端部に接続され、90°
    の位相差でオン/オフされるダイオードから成ることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項記載のデー
    タ伝送システム。
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