JPH0659440U - 光ファイバ母材の支持部 - Google Patents
光ファイバ母材の支持部Info
- Publication number
- JPH0659440U JPH0659440U JP175193U JP175193U JPH0659440U JP H0659440 U JPH0659440 U JP H0659440U JP 175193 U JP175193 U JP 175193U JP 175193 U JP175193 U JP 175193U JP H0659440 U JPH0659440 U JP H0659440U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- quartz glass
- glass rod
- rod
- fiber preform
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 外径40mmφのコア部用ガラスロッド母材1の
両端に支持部として外径34mmφの石英ガラス製ロッド2
を外径40mmφの石英ガラス製パイプ3に挿入し、さらに
その外側に外径40mmφの石英ガラス製ロッド4を付けた
ものを溶着した。該石英ガラス製ロッド4を図示しない
チャック部で固定し、前記支持部付きコア部用ガラスロ
ッド上にクラッド部用スートを所定量堆積させてクラッ
ド部用多孔質ガラス体を形成したのち、脱水、ガラス化
して光ファイバ母材を得た。 【効果】 本考案によれば、従来よりも低価格でかつ寿
命の長い支持部が提供される。
両端に支持部として外径34mmφの石英ガラス製ロッド2
を外径40mmφの石英ガラス製パイプ3に挿入し、さらに
その外側に外径40mmφの石英ガラス製ロッド4を付けた
ものを溶着した。該石英ガラス製ロッド4を図示しない
チャック部で固定し、前記支持部付きコア部用ガラスロ
ッド上にクラッド部用スートを所定量堆積させてクラッ
ド部用多孔質ガラス体を形成したのち、脱水、ガラス化
して光ファイバ母材を得た。 【効果】 本考案によれば、従来よりも低価格でかつ寿
命の長い支持部が提供される。
Description
【0001】
本発明は、光ファイバ母材の支持部に関するものである。
【0002】
一般に、光ファイバ母材の製造は以下のようにして行われている。まず、VA D法などによってコア部用多孔質ガラス母材もしくはクラッド部付きコア部用多 孔質ガラス母材を合成したのち、前記多孔質ガラス母材を脱水、ガラス化してコ ア部用ガラスロッド、あるいはクラッド部付きコア部用ガラスロッド(以下、単 にコア部用ガラスロッドという)とする。該コア部用ガラスロッドを有効に使用 するため、その両端に図2に示すように前記コア部用ガラスロッド1と同径の、 例えばガラスからなるロッド状の支持部6、すなわち光ファイバ母材の支持部6 (以下単に支持部6という)を溶着する。しかる後、この支持部付きコア部用ガ ラスロッド1の周囲にクラッド部用スートを所定量堆積させてクラッド部用多孔 質ガラス体5を形成し、しかる後、これを脱水、ガラス化して光ファイバ母材を 得ている。
【0003】 前記ロッド状の支持部は、コア部用ガラスロッド上にクラッド部用多孔質ガラ ス体を形成せしめる際のみに限って使用されるわけではなく、その後引き続いて 行われる前記多孔質ガラス体の脱水、ガラス化工程、そして時には線引き工程の 際までもそのまま支持部として使用されることがある。すなわち、前記支持部は 光ファイバ母材製造過程で光ファイバ母材の重量を支えながら、しかも1000℃〜 2000℃もの高温下にさらされたりするため、耐熱特性や強度特性が優れているこ とが要求される。現在、これらの要求を満たすものとして石英ガラスからなるロ ッド状の支持部が使用されている。
【0004】 現在、石英ガラスからなるロッド状の支持部は光ファイバ母材の合成からガラ ス化まで使用されたのち、光ファイバ母材から取り外され再利用されている。し かし、前記石英ガラスからなるロッド状の支持部は、繰り返し使用しているうち に化学的反応による劣化や度重なる熱衝撃、物理的な衝撃などによって起こる変 形や破損などの劣化が生じる。劣化が進めばやがて寿命を迎え、新しいものと交 換する。具体的には、支持部にクラックが入った時点をもって寿命と見なして新 しいものと交換し、古いものは廃棄処分している。
【0005】 ところで、近年の光ファイバ母材の大型化に伴い、前記石英ガラスからなるロ ッド状の支持部は、前記光ファイバ母材の重量を支えるために大型化していく傾 向にある。ところが、この支持部は高価であるため、製造コストに与える影響は 非常に大きくなっている。そこで、この問題を解決するために支持部を前記石英 ガラスからなるロッドから中心が空洞である石英ガラスパイプに変える、または 接続するコア部用ガラスロッドよりも細い径のものとするなどの対策が取られて いる。
【0006】
しかしながら、従来の解決方法では確かに支持部自体のコストダウンは図れた ものの、機械特性の低下などの理由により支持部の寿命が従来の支持部に比べて 著しく短くなってしまい、全体的にはあまり効果が上がらなかった。そこで、全 体的に見て従来よりも低価格で寿命の長い支持部を考案することが望まれていた 。
【0007】
本考案は、低価格で寿命の長い光ファイバ母材の支持部を提供することを目的 する。 本考案によれば、外周にクラッド部用多孔質ガラス体を形成するためのコア部 用ガラスロッドもしくはクラッド部付きコア部用ガラスロッドをの端部に溶着さ れる光ファイバ母材の支持部であって、該支持部の少なくとも一部が多重構造で あることを特徴とする光ファイバ母材の支持部が提供される。
【0008】
従来の石英ガラスからなるロッド状の支持部の劣化状態、すなわちクラックの 発生状況を調査したところ、そのほとんどは支持部の表面に集中していることが わかった。これは、前記支持部の表面上に生じた傷と熱による歪みによってクラ ックが生じるためと推測された。そこで、前記支持部の表面にクラックの外的要 因からの保護を目的として被覆層を設けることを考えた。ところが、一般の被覆 に用いるコーティング材の中には、支持部のさらされる過酷な条件に耐えられる ものは見つからなかった。
【0009】 次に、支持部の構造をロッド状の石英ガラスとパイプ状の石英ガラスからなる 装脱着可能な二重構造とすること、すなわち被覆層を石英ガラスとすることを考 え出し実験したところ、クラックは外側のパイプ部分のみに発生した。つまり、 外側のパイプ部分のみを交換すればよく、内側のロッド部分は繰り返し使用でき ることがわかった。
【0010】
以下、本考案の実施例を図を参照して詳細に説明する。 図1に示すように外径40mmφのコア部用ガラスロッド1の両端部に外径34mmφ の石英ガラス製ロッド2を外径40mmφの石英ガラス製パイプ3に挿入し、さらに その外側にチャック部固定部分として外径40mmφの石英ガラス製ロッド4を付け たものからなる支持部を溶着した。該石英ガラス製ロッド4を図示しないチャッ ク部で固定し、前記支持部付きコア部用ガラスロッド上にクラッド部用スートを 所定量堆積させ、クラッド部用多孔質ガラス体5を形成したのち、光ファイバ母 材として有効である部分、すなわちクラッド部用多孔質ガラス体5の両端のテー パ部を脱水、ガラス化して光ファイバ母材を得た。
【0011】 その後、支持部を含む多孔質ガラス体のままの部分を切り離し、該多孔質ガラ ス体のままの部分から支持部を取り外して再利用することを繰り返したところ、 平均して60回ほど使用したときに前記支持部表面にクラックが生じた。しかし、 該クラックは石英ガラス製パイプ3のみに生じていたので該石英製パイプ3のみ を新しいものに変えたところ、石英ガラス製ロッド2はそのまま使用することが できた。
【0012】 比較例として、前述した図2に示すように外径40mmφのコア部用ガラスロッド 母材1の両端に支持部として外径40mmφの石英ガラス製ロッド6を使用した以外 は実施例と同一の条件下において、一連の工程を繰り返し行ったところ、実施例 と同様に平均して60回ほど使用したときに前記支持部表面にクラックが生じた。 しかし、比較例では支持部として石英ガラス製ロッド6を使用したため、石英ガ ラス製ロッド6自体を変える以外方法はなかった。
【0013】 前述した実施例および比較例では、どちらも平均して60回ほど使用したときに クラックが生じた。これより支持部の外径が同じ場合には、前記支持部にクラッ クが入る確率は同一であると考えられる。しかしながら、実施例のように二重構 造の場合にはクラックが外側の石英ガラス製パイプ3部分で一端止まるので、内 側の石英ガラス製ロッド2にはクラックが生じず、さらに石英製パイプ3は使用 可能であったと推察される。
【0014】 本実施例は、二重構造の支持部のいずれの部分も石英ガラスからなるものでお こなったが、内側のロッド部分は必ずしも石英ガラス製である必要はなく、他の 物質、例えば金属やカーボンなどでの代用も可能である。また、支持部全体の大 きさやそれぞれの部分の長さや厚さなどは、支えようとする光ファイバ母材の形 状に依存するため、適宜設計すればよい。また本実施例はチャック固定部分には 石英ガラス製ロッド4を用いているが、この部分も石英ガラス製ロッドとパイプ の組み合わせにしても良い。
【0015】 加えて本実施例および本比較例では光ファイバ母材として有効な部分のみを脱 水、ガラス化する方法で光ファイバ母材を製造したが、仮に全体、すなわちクラ ッド部用多孔質ガラス体5全体を脱水、ガラス化する方法で光ファイバ母材を製 造し、クラッド部と石英ガラス製パイプ3を溶融一体化させたとしても、本考案 の場合は、支持部内側の石英ガラス製ロッド2とクラッド部とが一体化していな いので、分離再利用できる分、従来の製造方法よりも優れていることはいうまで もない。
【0016】
本考案によれば、従来よりも低価格で寿命の長い支持部が提供される。
【図1】図1は、本考案の光ファイバ母材の支持部の一
実施例を示す。
実施例を示す。
【図2】図2は、従来の光ファイバ母材の支持部を示
す。
す。
1…コア部用ガラスロッド 2…石英ガラス製ロッド 3…石英ガラス製パイプ 4…石英ガラス製ロッド 5…クラッド部用多孔質ガラス体 6…石英ガラス製ロッド
Claims (1)
- 【請求項1】 外周にクラッド部用多孔質ガラス体を形
成するためのコア部用ガラスロッドもしくはクラッド部
付きコア部用ガラスロッドの端部に溶着される光ファイ
バ母材の支持部であって、該支持部の少なくとも一部が
多重構造であることを特徴とする光ファイバ母材の支持
部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993001751U JP2583429Y2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 光ファイバ母材の支持部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993001751U JP2583429Y2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 光ファイバ母材の支持部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659440U true JPH0659440U (ja) | 1994-08-19 |
| JP2583429Y2 JP2583429Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=11510285
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993001751U Expired - Fee Related JP2583429Y2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 光ファイバ母材の支持部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583429Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011051829A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ母材の製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62144945U (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-12 | ||
| JPS62207734A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス微粒子の堆積方法 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP1993001751U patent/JP2583429Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62144945U (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-12 | ||
| JPS62207734A (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-12 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス微粒子の堆積方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011051829A (ja) * | 2009-09-01 | 2011-03-17 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光ファイバ母材の製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2583429Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5038435B2 (ja) | 合成石英ガラス中空円筒の製造方法、および前記製造方法による厚肉中空円筒 | |
| CN102036923B (zh) | 使用保持装置制造石英玻璃筒的方法以及保持装置 | |
| US3933453A (en) | Flame hydrolysis mandrel and method of using | |
| US7198247B2 (en) | Mandrel for producing quartz glass and production method for optical fiber mother material, optical fiber and quartz glass body using the same | |
| GB2148273A (en) | Optical fibre fabrication by the rod-in-tube method | |
| JP4514748B2 (ja) | 保持デバイスを使っての合成石英ガラスの中空シリンダーの製造方法とこの方法を実施するために適切な保持デバイス | |
| JP5298125B2 (ja) | 保持具を用いて石英ガラス円筒を製造する方法およびその方法に適した保持具 | |
| EP0043708A2 (en) | Method of forming an optical waveguide preform | |
| JPH04270132A (ja) | 光ファイバ用ガラス母材の製造方法 | |
| JPH0659440U (ja) | 光ファイバ母材の支持部 | |
| US20040129027A1 (en) | Method for cutting glass rod and cutting device for use therein | |
| US20110244154A1 (en) | Method and cylindrical semi-finished product for producing an optical component | |
| CN110035979A (zh) | 用于光纤预制件的悬挂装置 | |
| US20040123630A1 (en) | Preform fabrication process | |
| JP5055113B2 (ja) | 保持装置を使用した、合成石英ガラスからなる中空シリンダの製造方法 | |
| JP3721865B2 (ja) | 光ファイバ母材の製造方法及び調心治具 | |
| JPS6283326A (ja) | 合成石英管の製造方法 | |
| JP2002114530A (ja) | 大型石英ガラス体の製造方法 | |
| JP2002047014A (ja) | 遮熱筒、これを備えたガラス母材の製造装置及び製造方法 | |
| JP4674886B2 (ja) | 光ファイバ製造用支持体 | |
| JP2002114533A (ja) | 大型の光ファイバ用母材の製造方法 | |
| KR20000029134A (ko) | 광파이버용 석영유리모재의 제조방법 | |
| JPH06247733A (ja) | 定偏波光ファイバ用母材の製造方法 | |
| JP3485673B2 (ja) | 光ファイバ用多孔質母材の脱水・焼結装置 | |
| JPH11349344A (ja) | 光ファイバ用母材の製造方法及び製造装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |