JPH065947A - 強誘電体薄膜の製造方法 - Google Patents

強誘電体薄膜の製造方法

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JPH065947A
JPH065947A JP16253492A JP16253492A JPH065947A JP H065947 A JPH065947 A JP H065947A JP 16253492 A JP16253492 A JP 16253492A JP 16253492 A JP16253492 A JP 16253492A JP H065947 A JPH065947 A JP H065947A
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JP
Japan
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film
thin film
pzt
sol solution
ferroelectric
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JP16253492A
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Inventor
Akira Kanzawa
公 神澤
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 理想ゾル溶液を白金膜の優れた配向性を受継
いだ状態で焼結させることのできる強誘電体薄膜の製造
方法を提供する。 【構成】 白金膜7の上面に設けられるPZT薄膜9の
ゾル・ゲル法を用いた製造方法において、理想ゾル溶液
Q及びゾル溶液Tの組成を調整するとともに、白金膜7
上にゾル溶液Tを焼結させることにより白金膜7の配向
性を受継いだPZT成膜9dを形成する。このPZT成膜
9dの格子間距離は焼結状態の理想ゾル溶液Qが有する格
子間距離に近似にするから、PZT成膜9dの優れた配向
性(白金膜7の配向性)を受継いだ状態で理想ゾル溶液
Qを焼結させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゾル・ゲル法を用いた
強誘電体薄膜の製造方法に関し、特に理想ゾル溶液の焼
結に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、残留分極性及び分極反転性を有す
る強誘電体薄膜を用いた半導体装置、主にメモリセルや
コンデンサーが多数報告されている。
【0003】強誘電体薄膜の製造方法として、メモリセ
ルのゲート上に形成される強誘電体薄膜の製造方法につ
いて、メモリセル2の製造工程に即して以下に説明す
る。図3A、B及び図4A、Bにメモリセル2の製造工
程を断面構成図で示す。
【0004】図3Aに示すように、P形シリコン基板1
7に、熱酸化によりシリコン酸化薄膜19を形成した後
に、その上面にCVD(Chemical Vapour Deposition)
法により<111>配向の白金膜21を堆積させる。
【0005】なお、白金結晶は優先配向性を有する。優
先配向性というのは、下地の結晶性にかかわらず配向性
を有した結晶が成長する性質をいう。従って、白金膜2
1も配向性に優れた結晶構造を有する。
【0006】次に、図3Bに示すように、白金膜21上
面にゾル・ゲル法により強誘電体薄膜であるPZT薄膜
23を形成する。なお、この白金膜21は、上述のよう
に優先配向性を有するので配向性に優れた結晶構造を有
する。従って、白金膜21は配向性に優れた下地として
働き、その上面に配向性に優れたPZT結晶を成長させ
ることができる。
【0007】ここで、ゾル・ゲル法について簡単に説明
する。一般に、成膜技術としては真空蒸着法やスパッタ
リング法が一般的によく知られているが、これらの方法
では強誘電体や圧電体のような複雑な系において組成制
御が難しいといわれている。そのような背景から、近年
化学的手法であるゾル・ゲル法が新しい成膜技術として
応用されるようになってきた。
【0008】ゾル・ゲル法による薄膜形成では、ゾル溶
液の塗布・乾燥・焼成という一連の工程を行うことによ
り成膜することができる。また、この一連の工程を繰り
返すことにより希望膜厚の薄膜を得るようにしている。
【0009】次に、ゾル・ゲル法を用いたPZT薄膜の
製造方法について詳しく述べる。まず、ゾル溶液を以下
の様に調整する。Pb(CH3CO2)・3H2O(酢酸鉛三
水和物)を1対5のモル比でメトキシエタノールに70
℃で溶解した後、120℃になるまで加熱し、脱水を行
う。この溶液を90℃まで冷却した後、PbTiO3:Pb
TiO3=47:53のモル比になるように所定量のチタ
ンイソプロポキシドとジルコニウムプロポキシドをかく
はんしながら加える。この溶液を125℃まで加熱し続
けて反応副生物を除去する。さらに、この溶液にPZT
濃度が0.5mol/lになるようにメトキシエタノールを加
え、その後PZTゾル溶液に対して2倍モルの蒸留水を
添加し、部分加水分解を行った液を塗布液とする。
【0010】次に、スピンコート法により5000rpm・20s
ecの条件下で調整済のゾル溶液を塗布し、ホットプレー
ト上で200〜300℃で乾燥した後、650℃で焼成
する。この一連の焼成工程を複数回繰り返すことによっ
て希望の膜厚とする。このようにして、ペロブスカイト
型結晶のPZT薄膜23を形成することができる。
【0011】なお、図4のAに示すように、さらにPZ
T薄膜23上面にスパッタリング法により白金膜25を
堆積させた後、レジストパタンをマスクにしてエッチン
グすることによりシリコン酸化薄膜19、白金膜21、
PZT薄膜23、白金膜25を成形する。次に、図4の
Bに示すように、成形された白金膜25をマスクにし
て、ヒ素またはリンをイオン注入および熱拡散させて、
+形ドレイン層27およびn+形ソース層29を形成す
る。
【0012】なお、以上のようにして形成されたメモリ
セル2では、シリコン基板17と制御電極である白金膜
25間に電界VPを印加することにより、PZT薄膜2
3は電界VP方向に分極し、電界VPを取り除いても分
極は残留する。一方、電界VPとは反対方向の電界VQ
をシリコン基板17・制御電極25間に印加することに
より、PZT薄膜23の分極は、電界VQ方向に反転
し、電界VQを取り除いても分極は残留する。従って、
メモリセル2は、強誘電体薄膜の上記のような残留分極
及び分極反転の性質を利用することにより、情報を記憶
することが出来る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】最近、ゾル溶液を焼結
することにより得られるPZTのペロブスカイト型結晶
において、最も強誘電性に富んだ成膜を得ることのでき
る理想ゾル溶液の組成が報告されている。
【0014】従って、よりよい強誘電性を示すPZT薄
膜を得る為に、この理想ゾル溶液を上記の様に白金膜2
1の優れた配向性を受継がせた状態で焼結させることが
考えられる。しかしながら、従来の方法により白金膜2
1上面にPZT薄膜を形成した場合には次の様な問題点
があった。
【0015】理想ゾル溶液を焼成し結晶化させる際に、
その結晶に白金膜21の配向性を受継ぐことができなか
った。というのは、理想ゾル溶液が焼結した時の結晶の
格子間距離と<111>配向の白金膜21の格子間距離
には隔たりがあり、両格子間距離の関係が配向性の受継
ぎに適さなかったからである。つまり、よりよい強誘電
性を示すPZT薄膜を形成することはできなかった。
【0016】よって、本発明は、上記の問題点を解決
し、理想ゾル溶液を白金膜の優れた配向性を受継いだ状
態で焼結させることのできる強誘電体薄膜の製造方法を
提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る強誘電体
薄膜の製造方法においては、<111>配向の白金膜上
面にゾル・ゲル法を用いて強誘電体薄膜を形成する方法
であって、強誘電体薄膜を複数の強誘電体成膜に分けて
形成するとともに、最上層の強誘電体成膜と白金膜との
間に少なくとも一層の中間層を設け、前記白金膜から上
の層へすすむに従い、下地の結晶配向性を受継ぐことの
できる範囲で格子間距離を順次変えて、焼成により優れ
た強誘電性を示す組成を有する理想ゾル溶液を用いて最
上層の強誘電体成膜を形成することを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1に係る強誘電体薄膜の製造方法におい
ては、<111>配向の白金膜上面にゾル・ゲル法を用
いて強誘電体薄膜を形成する方法であって、強誘電体薄
膜を複数の強誘電体成膜に分けて形成するとともに、最
上層の強誘電体成膜と白金膜との間に少なくとも一層の
中間層を設け、前記白金膜から上の層へすすむに従い、
下地の結晶配向性を受継ぐことのできる範囲で格子間距
離を順次変えて、焼成により優れた強誘電性を示す組成
を有する理想ゾル溶液を用いて最上層の強誘電体成膜を
形成することを特徴としている。
【0019】従って、前記白金膜の配向性を受継いだ状
態で前期理想ゾル溶液を焼結させることができる。
【0020】
【実施例】本発明に係る強誘電体薄膜の製造方法の一実
施例として、メモリセルのゲート上に形成される強誘電
体薄膜の製造方法について、メモリセル1の製造工程に
即して以下に説明する。図1A、B及び図2A、Bにメ
モリセルの製造工程を断面構成図で示す。
【0021】図1Aに示すように、まずシリコンウエー
ハ3が準備される。次に、熱酸化によりシリコン酸化薄
膜5を形成した後に、その上面にCVD法により<11
1>配向の白金膜7を堆積させる。
【0022】次に、図1Bに示すように、ゾル・ゲル法
により強誘電体薄膜であるPZT薄膜9が白金膜7上面
に形成される。このゾル・ゲル法によるPZT薄膜の形
成は以下の様に行う。
【0023】まず、4種類のゾル溶液Q、R、S、Tを
用意する。ゾル溶液Qは、理想ゾル溶液であり、Pb:Z
r:Ti=1.05:0.52:0.48のモル比になるように調整す
る。また、ゾル溶液Rは、Pb:Zr:Ti=1.05:0:1の
モル比になるように調整する。また、ゾル溶液Sは、P
b:Zr:Ti=1.05:0.2:0.8のモル比になるように調整
する。また、ゾル溶液Tは、Pb:Zr:Ti=1.05:0.4:
0.6のモル比になるように調整する。
【0024】次に、調整済のゾル溶液Rを白金膜7の上
面にスピンコート法により3000rpmの条件下で塗布し1
00℃で15分間乾燥させた後、RTA(Rapid Therma
l Anneeling)装置を使用し、酸素雰囲気中700℃、
20秒の条件で焼結させ中間層であるPZT成膜9a
(膜厚50nm程度)を形成する。この際、ゾル溶液R
は、焼結時の格子間距離Drが白金膜21の格子間距離
D21に近似(Dr>D21)するようにその組成が調整さ
れている。従って、白金膜7の優れた配向性をPZT成
膜9aに受継がすことができる。また、この成膜工程を
もう一度繰り返し中間層であるPZT成膜9b(膜厚5
0nm程度)を形成する。この際、PZT薄膜9bにも
同様に白金膜7の優れた配向性を受継がすことができ
る。
【0025】次に、調整済のゾル溶液SをPZT成膜9
bの上面にスピンコート法により3000rpmの条件下で塗
布し100℃で15間分乾させた後、RTA装置を使用
し酸素雰囲気中700℃、20秒の条件で焼結させ中間
層であるPZT成膜9c(膜厚50nm程度)を形成す
る。この際、ゾル溶液Sは、焼結時の格子間距離Dsが
PZT成膜9bの格子間距離Drに近似(Ds>Dr)す
るようにその組成が調整されている。従って、PZT成
膜9bの優れた配向性をPZT成膜9cに受継がすこと
ができる。
【0026】次に、調整済のゾル溶液TをPZT成膜9
cの上面にスピンコート法により3000rpmの条件下で塗
布し100℃で15間分乾させた後、RTA装置を使用
し酸素雰囲気中700℃、20秒の条件で焼結させ中間
層であるPZT成膜9d(膜厚50nm程度)を形成す
る。この際、ゾル溶液Tは、焼結時の格子間距離Dtが
PZT成膜9cの格子間距離Dsに近似(Dt>Ds)す
るようにその組成が調整されている。従って、PZT成
膜9cの優れた配向性をPZT成膜9dに受継がすこと
ができる。以上のことは、中間層であるPZT成膜9d
が白金膜7の配向性を受継いだことを意味している。
【0027】次に、調整済の理想ゾル溶液QをPZT成
膜9dの上面にスピンコート法により3000rpmの条件下
で塗布し100℃で15分間乾燥した後、RTA装置を
使用し、酸素雰囲気中750℃、20秒の条件で焼結さ
せPZT成膜9e(50nm程度)を形成する。この
際、PZT成膜9dの格子間距離が焼結状態の理想ゾル
溶液Qが有する格子間距離Dqに近似(Dq>Dt)にす
るようにゾル溶液Rの組成が調整されている。従って、
PZT成膜9dの優れた配向性を受継いだ状態で理想ゾ
ル溶液Qを焼結させることができる。さらに、この成膜
工程を繰り返すことによりPZT成膜9fを形成する。
この際、PZT成膜9fにも同様にPZT成膜9eの優
れた配向性を受継がすことができる。なお、この実施例
では、PZT成膜9e及び9fを最上層とし理想ゾル溶
液を用いて成膜している。
【0028】上記の様に、白金膜7の配向性を順々にP
ZT成膜9a、9b、9c、9dに受継がし、PZT成
膜9d上面で理想ゾル溶液Qを焼結させることによっ
て、白金膜7の配向性を受継いだ状態で理想ゾル溶液Q
が焼成したPZT成膜9e及び9fを形成することがで
きる。
【0029】なお、次に、図2Aに示すように上部電極
11をリフトオフ法により形成した後、レジストパタン
をマスクにしてエッチングすることによりシリコン酸化
薄膜5、白金膜7、PZT薄膜9、上部電極11を成形
する。次に、図2のBに示すように成形された上部電極
11ををマスクにして、ヒ素またはリンをイオン注入お
よび熱拡散させて、n+形ドレイン層13およびn+形ソ
ース層15を形成する。
【0030】上記のように形成された強誘電体メモリセ
ル1のPZT薄膜は、膜の配向性も良好で、分極反転の
繰り返しにともなう残留分極性の低下が少なかった。
【0031】
【発明の効果】請求項1に係る強誘電体薄膜の製造方法
においては、<111>配向の白金膜上面にゾル・ゲル
法を用いて強誘電体薄膜を形成する方法であって、強誘
電体薄膜を複数の強誘電体成膜に分けて形成するととも
に、最上層の強誘電体成膜と白金膜との間に少なくとも
一層の中間層を設け、前記白金膜から上の層へすすむに
従い、下地の結晶配向性を受継ぐことのできる範囲で格
子間距離を順次変えて、焼成により優れた強誘電性を示
す組成を有する理想ゾル溶液を用いて最上層の強誘電体
成膜を形成することを特徴としている。
【0032】従って、よりよい強誘電性を示す強誘電体
薄膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による結晶性薄膜の製造方法
を示す為の製造工程図である。
【図2】本発明の一実施例による結晶性薄膜の製造方法
を示す為の製造工程図である。
【図3】従来の結晶性薄膜を示す為の製造工程図であ
る。
【図4】従来の結晶性薄膜を示す為の製造工程図であ
る。
【符号の説明】
7・・・白金膜 9・・・PZT薄膜 9a、9b、9c、9d・・・PZT成膜(中間層) 9e,9f・・・PZT成膜(最上層)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/108

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】<111>配向の白金膜上面にゾル・ゲル
    法を用いて強誘電体薄膜を形成する方法であって、 強誘電体薄膜を複数の強誘電体成膜に分けて形成すると
    ともに、 最上層の強誘電体成膜と白金膜との間に少なくとも一層
    の中間層を設け、 前記白金膜から上の層へすすむに従い、下地の結晶配向
    性を受継ぐことのできる範囲で格子間距離を順次変え
    て、 焼成により優れた強誘電性を示す組成を有する理想ゾル
    溶液を用いて最上層の強誘電体成膜を形成する、 ことを特徴とする強誘電体薄膜の製造方法。
JP16253492A 1992-06-22 1992-06-22 強誘電体薄膜の製造方法 Pending JPH065947A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002524850A (ja) * 1998-08-31 2002-08-06 インフィネオン テクノロジース アクチエンゲゼルシャフト 超小型電子構造体、その製造方法およびメモリセルにおけるその使用
JP2006199507A (ja) * 2005-01-18 2006-08-03 National Institute Of Advanced Industrial & Technology (111)配向pzt系誘電体膜形成用基板、この基板を用いて形成されてなる(111)配向pzt系誘電体膜
CN100444975C (zh) * 2004-12-24 2008-12-24 淮北煤炭师范学院 双钙钛矿结构锶(钡、钙)铁钼氧薄膜材料的制备方法

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