JPH0659519U - 庫室用壁パネル - Google Patents

庫室用壁パネル

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JPH0659519U
JPH0659519U JP579893U JP579893U JPH0659519U JP H0659519 U JPH0659519 U JP H0659519U JP 579893 U JP579893 U JP 579893U JP 579893 U JP579893 U JP 579893U JP H0659519 U JPH0659519 U JP H0659519U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電算機用磁気テープの保管庫における内壁と
して好適な庫室用壁パネルを提供する。 【構成】 セラミック材の板体12,13を重合した芯材11
の表裏両面を浅底状皿形に形成された2枚の被覆鋼板14
でカバーするとともに、被覆鋼板14の周縁立上り縁部14
bの各対向先端縁間に寸法Hの間隔をあけることによ
り、表・裏面間の熱伝導率を低下させることができ、さ
らに芯材にセラミック材を用いることにより、調湿効果
をそなえさせることができる。また被覆鋼板14により高
い耐火性,耐破壊性を得ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、庫室用壁パネルに関し、特に、例えば電算機用の磁気テープの保管 庫,金庫室等における内壁として好適な、庫室用壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、情報のペーパーレス化に伴って、貴重なデータを集積した磁気テープ を安全かつ確実に保管するスペースとして、耐火,耐破壊性にすぐれた保管庫が 多用されている。 そして、従来図8に示すように、このような保管庫10として、コンクリート製 の外壁1と、この外壁1に対し間隔をあけて配設される内壁2とで構成されたも のが知られている。 ここで、外壁1としては、耐火性,耐破壊性の点から、現場施工の鉄筋コンク リート構造のものが用いられている。また内壁としては、鋼板で内部に中空部を 有する箱体を形成しその中空部へモルタルを注入して形成されたパネルを、現場 で連結して構成している。 なお図8中の符号3は保管ラック4に収容された磁気テープを、符号5は保管 庫10の空調用ダクトをそれぞれ示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来の保管庫では、その内壁として、鋼板で形成され た箱体の内部にモルタルを注入して形成したパネルが用いられているため、次の ような問題点がある。 (1) パネル自体ならびにパネル間の熱伝導率が大きい。 (2) 調湿機能を有しない。 (3) 重量が大きいため、施工作業が容易でない。 (4) パネル寸法の現場での変更が不可能。 (5) 長時間のモルタルの養生期間を必要とする。
【0004】 本考案は、このような問題点の解決をはかろうとするもので、板状の調湿材[ 例えば市販の板状セラミック材]を芯材とし、この芯材の表裏内面を、鋼板の周 縁部を折曲して形成された浅底状皿形の被覆鋼板を、両方の被覆鋼板の立上り縁 部の各先端縁が互いに当接しないように装着してカバーした、庫室用壁パネルを 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案の庫室用壁パネルは、調湿材を板状に形 成した芯材と、同芯材の表裏両面をそれぞれ被覆した2枚の被覆鋼板とをそなえ 、同各被覆鋼板が上記芯材とほぼ同じ形状の底板部と同底板部の周縁部をほぼ直 角に折曲して形成された立上り縁部とをそなえた浅底状皿形に形成され、上記各 被覆鋼板の各立上り縁部の各対向先端縁間に間隔をあけて、上記2枚の被覆鋼板 が上記芯材の表面および裏面にそれぞれ取付けられていることを特徴としている 。
【0006】 また、本考案の庫室用壁パネルは、平面視長方形の板状に形成された調湿材製 の2枚の芯材と、同各芯材の各表面にそれぞれ取付けられ浅底状皿形に形成され た被覆鋼板とからなり、上記2枚の芯材が上記被覆鋼板を取付けられた面を外側 面とし、かつ一軸方向に若干ずらされ、しかも上記両浅底状皿形に形成された被 覆鋼板の各立上り縁部の各対向先端縁間に間隔が形成されるように重合されると ともに、上記両芯材をこの状態に保持すべく上記両被覆鋼板の間に保持板が溶接 されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上述の本考案の庫室用壁パネルでは、芯材を構成する調湿材により、調湿作用 がはかられる。 また、芯材の表裏両面に取付けられた被覆鋼板により、壁パネルの耐火性,耐 破壊性の向上がはかられ、2枚の被覆鋼板の各対向先端縁間に形成された間隔に より、壁パネルの表裏両面間の熱伝導率の低下がはかられる。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例としての庫室用壁パネルについて説明すると 、図1〜6は第1実施例を示すもので図1は部分斜視図、図2は庫室用壁パネル の一部の水平断面図、図3は庫室内壁の一部の垂直断面図、図4は同斜視図、図 5,図6は金庫室に適用した場合の垂直断面図、図7は第2実施例の垂直断面図 である。
【0009】 まず、第1実施例について説明する。 この第1実施例の壁パネルは、二重壁式磁気テープ保管庫の内壁材として好適 なもので、符号11は平面視長方形の芯材を示していて、芯材11は2枚の調湿材( 例えばセラミック材)の板体12,13を重合して形成され、この芯材11の表裏両面 が被覆鋼板14でカバーされて、壁パネルが形成される。板体12,13として、例え ば幅500mm、長さ2400mm、厚さ5mmのものが用いられる。 被覆鋼板14は、芯材11とほぼ同じ形状の底板部14aと、この底板部14aの各周 辺部を同じ方向に直角に折曲して形成した立上り縁部14bとからなる浅底状の皿 形に形成されている。
【0010】 そしてこのような形状の2枚の被覆鋼板14により、芯材11が表裏両面側から挟 み込まれる。ここで重要なことは、両方の被覆鋼板14の各立上り縁部14bの対向 する先端縁間に所定寸法の間隔H(約5mm)があけられて、両被覆鋼板14,14が 互いに接触することがないようになっていることである。なおこのとき、芯材11 と被覆鋼板14とを接着剤で接着することが望ましい。 符号15は、2枚の被覆鋼板14をこのような芯材を被覆した状態に保持するため に、両被覆鋼板14に溶接される保持板を示していて、保持板15は所定間隔毎に配 設されている。 このようにして構成された壁パネル(以下符号A,B,C,Dで示す)の複数枚 を現場で適宜連結して、保管庫の内壁が形成される。
【0011】 図2(側壁部)および図3(天井部および側壁部)はその1例を示しており、 壁パネルAと壁パネルBとがそれらの辺縁部で連結されて保管庫の側壁部の内壁 が形成される。そのために、壁パネルAの庫外側(表面側)被覆鋼板14の右端縁 に沿って連結板16が予め(例えば壁パネルの製造中に)溶接されている。そして 壁パネルBとの連結時に連結板16の右縁部を壁パネルBの庫外側の被覆鋼板14に 溶接することにより、組立て現場での両壁パネルA,Bの連結を容易に行なうこ とができる。
【0012】 これと同時に、庫外側から対向する連結体15同志の溶接を行ない、かつ両壁パ ネルA,Bの辺縁部間にシリコンスポンジ17およびシリコンゴム18が充填される 。図4はこのようにして接合された内壁の斜視図である。 天井部の壁パネルDの右端部に、保管庫の垂直方向の内壁(側壁)を形成する 壁パネルCが連結される。壁パネルDと壁パネルCとの連結には、図3に示すよ うに、L字型の庫内側接続金具20が用いられている。なお、壁パネルCの下端部 は、保管庫の床面40に、ブラケット30,31を介して取付けられる。
【0013】 図5,6は金庫室に適用した場合を示していて、この例の場合、壁パネルDと 壁パネルCとの連結には、L字型の庫外側接続金具19と庫内側接続金具20とが用 いられ、金具19,20は、それぞれネジ21により壁パネルDおよび壁パネルCに固 着される。 なお図5において、符号22は金庫室の床面40に対する取付けブラケットを示し ていて、この取付けブラケット22は床面40に埋込まれたボルト23により、床面40 に取付けられる。また、壁パネルCと取付けブラケット22とはネジ21により連結 されている。 図5中の符号24はシリコンスポンジを示している。 図6に示した変形例では、芯材11を形成する2枚のセラミック材の板体12,13 間に、盗難防止を目的として耐錐材25を介挿させている。 なお、耐錐材25はその両面を板体12,13に接着されて介挿されている。
【0014】 またこの変形例では、隣接の壁パネルとの接続が庫外側のみならず庫内側から も連結板26を用いて行なわれている。 上述のとおり、この実施例のものでは、芯材としてセラミック材の板体12,13 が用いられているため、優れた調湿効果が得られる。 また、隣接した壁パネル間の連結が連結板16介して行なわれているため、鋼板 同志の接触する面積が小さく、したがって壁パネル間の熱伝導率の小さい壁面構 造が得られる。 さらに、芯材11の表裏両面が被覆鋼板14でカバーされているため、耐火性およ び耐破壊性の高い壁パネルが得られる。 また、2枚の被覆鋼板14の各対向先端縁間に寸法Hの間隔が形成されているた め、壁パネルにおける表裏両面間の熱伝導率の低い壁パネルが得られる。 また軽量で取扱いが容易であり、かつ現場での切断も可能なため、製造ならび に現場施工上有利である。
【0015】 次に、第2実施例を説明する。 この第2実施例では、図7に示すように、それぞれ被覆鋼板14(この被覆鋼板 14は、第1実施例の場合と同様に、浅底状皿形に形成されている)を取付けられ た2枚の芯材12,13が、それらの長手方向(あるいはこれと直角な方向)にずら された状態で、しかも被覆鋼板14を取付けられた面を外側面とし、かつ両被覆鋼 板14の各立上り縁部の各対向先端縁間に間隔が形成されるようにして、保持板15 で互いに結合されて、壁パネル41を構成している。
【0016】 なお図7に示した実施例では、芯材12として芯材13より若干薄いもの(例えば 芯材12としては25mmの厚さのもの、芯材13としては30mmの厚さのもの)が用いら れている。 そして、薄肉の芯材12が庫外側にくるように配設される壁パネル(以下「壁パ ネルE」と呼ぶ)と薄肉の芯材12が庫内側にくるように配設される壁パネル(以 下「壁パネルF」と呼ぶ)とが交互に配列されるように、壁パネルE,Fを順次 連結して保管庫の壁面が構築される。 符号42は壁パネルEおよび壁パネルFを接合するための接合板を示しており、 また符号43は両パネルE,Fの突き合わせ面間に形成された隙間44に嵌挿された 耐火材を示している。
【0017】 なお隙間44は嵌挿パネルE,F同志の突き合わせの際の寸法誤差を解消するた めに設けられているものであり、必然的なものである。 上述の壁面構造により、両方の隙間44が一直線状に連通されずに、両芯材12, 13の厚さを変えたことにより生じる隙間45を介して、屈曲状に連通されることに なる。 そしてこの屈曲部により火災発生時の煙や蒸気等を遮断する作用効果が得られ る。 また庫内側の隙間44に嵌挿された耐火材43が庫外側の失火による煙,蒸気等の 温度により膨張して隙間44を庫内側に、および隙間45内に延びて、煙等が庫内に 侵入するのを防止する。
【0018】 なお隙間44のうち庫内側の隙間に耐火材43を嵌挿することにより、耐火材が庫 外で発生した熱風に直接晒されるのを防止することができる。 そして上述のような技術的にみて有意義な屈曲状の隙間構造をそなえた壁面構 造を、この実施例の壁パネルを用いることにより、簡単に構築することが可能と なる。 なお、2枚の芯材12,13の厚さを変えずに同厚の2枚の芯材を用いた構成の場 合でも、自然発生的に隙間43が形成されて、上述の場合と同様の作用効果を奏す ることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案によれば、次のようなような効果ないし利点が得 られる。 (1) 調湿効果にすぐれ、かつ熱伝導率の低い壁パネルを得ることができる。 (2) 耐火性および耐破壊性にすぐれ、かつ製造および組立て施工の容易な壁パネ ルを得ることができる。 (3) (壁パネルを連設して壁面を構築する際に必然的に生じる)壁パネル同志の 突き合わせの際の寸法誤差を解消するための隙間を屈曲構造とした壁面構造が、 簡単な工法により得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例としての庫室用壁パネルの
部分斜視図。
【図2】同庫内壁の一部の水平断面図。
【図3】同庫内壁の一部の垂直断面図。
【図4】同庫内壁の部分斜視図。
【図5】同金庫に適用した場合の垂直断面図。
【図6】図5の変形例を示す垂直断面図。
【図7】本考案の第2実施例としての庫室用壁パネルの
垂直断面図。
【図8】従来の保管庫の斜視図。
【符号の説明】
1 外壁 2 内壁 10 保管庫 11,4 芯材 12,13 セラミック材の板体 14 被覆鋼板 14a 底板部 14b 立上り縁部 15 保持板 16,26 連結板 17 シリコンスポンジ 18 シリコンゴム 40 床面 A,B,C,D,E,F 壁パネル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルにおいて、調湿材を板状に形成
    した芯材と、同芯材の表裏両面をそれぞれ被覆した2枚
    の被覆鋼板とをそなえ、同各被覆鋼板が上記芯材とほぼ
    同じ形状の底板部と同底板部の周縁部をほぼ直角に折曲
    して形成された立上り縁部とをそなえた浅底状皿形に形
    成され、上記各被覆鋼板の各立上り縁部の各対向先端縁
    間に間隔をあけて上記2枚の被覆鋼板が上記芯材の表面
    および裏面にそれぞれ取付けられていることを特徴とす
    る、庫室用壁パネル。
  2. 【請求項2】 壁パネルにおいて、平面視長方形の板状
    に形成された調湿材製の2枚の芯材と、同各芯材の各表
    面にそれぞれ取付けられ浅底状皿形に形成された被覆鋼
    板とからなり、上記2枚の芯材が上記被覆鋼板を取付け
    られた面を外側面とし、かつ一軸方向に若干ずらされ、
    しかも上記両浅底状皿形に形成された被覆鋼板の各立上
    り縁部の各対向先端縁間に間隔が形成されるように重合
    されるとともに、上記両芯材をこの状態に保持すべく上
    記両被覆鋼板の間に保持板が溶接されていることを特徴
    とする、庫室用壁パネル。
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