JPH0659643U - 油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォーク - Google Patents
油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォークInfo
- Publication number
- JPH0659643U JPH0659643U JP673493U JP673493U JPH0659643U JP H0659643 U JPH0659643 U JP H0659643U JP 673493 U JP673493 U JP 673493U JP 673493 U JP673493 U JP 673493U JP H0659643 U JPH0659643 U JP H0659643U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper cylinder
- shock absorber
- hydraulic shock
- inner tube
- front fork
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォーク
において、ダンパーシリンダの外径を小さくすることな
く、しかも、フロントフォークの圧縮動作に伴って当該
ダンパーシリンダの体積補償室を構成するベローズがイ
ンナーチューブ先端と干渉しないようにする。 【構成】 アウターチューブ5の下方からインナーチュ
ーブ6をテレスコープ状に摺動自在に嵌挿し、これらア
ウターチューブ5とインナーチューブ6間に亙って油圧
緩衝器3と懸架スプリング4を内装した油圧緩衝器内蔵
式の二輪車用倒立型フロントフォークにおいて、当該油
圧緩衝器3のダンパーシリンダ14をインナーチューブ
6の下底から上方に向かって起立すると共に、ピストン
ロッド15の先端をアウターチューブ5の上端に連結す
る。そして、上記ダンパーシリンダ14の下部外周に位
置して上下端を密閉状態にした作動油の体積補償室18
を区画するベローズ20を嵌着し、この体積補償室18
をダンパーシリンダ14に設けた油孔21で当該ダンパ
ーシリンダ14内へと連通する。
において、ダンパーシリンダの外径を小さくすることな
く、しかも、フロントフォークの圧縮動作に伴って当該
ダンパーシリンダの体積補償室を構成するベローズがイ
ンナーチューブ先端と干渉しないようにする。 【構成】 アウターチューブ5の下方からインナーチュ
ーブ6をテレスコープ状に摺動自在に嵌挿し、これらア
ウターチューブ5とインナーチューブ6間に亙って油圧
緩衝器3と懸架スプリング4を内装した油圧緩衝器内蔵
式の二輪車用倒立型フロントフォークにおいて、当該油
圧緩衝器3のダンパーシリンダ14をインナーチューブ
6の下底から上方に向かって起立すると共に、ピストン
ロッド15の先端をアウターチューブ5の上端に連結す
る。そして、上記ダンパーシリンダ14の下部外周に位
置して上下端を密閉状態にした作動油の体積補償室18
を区画するベローズ20を嵌着し、この体積補償室18
をダンパーシリンダ14に設けた油孔21で当該ダンパ
ーシリンダ14内へと連通する。
Description
【0001】
この考案は、自動二輪車の車体に対して前輪を弾性的に懸架するフロントフォ ークに関し、さらに詳しくは、アウターチューブの下方からインナーチューブを テレスコープ状に摺動自在に嵌挿し、これらアウターチューブとインナーチュー ブ間に亙って油圧緩衝器と懸架スプリングを内装した油圧緩衝器内蔵式の倒立型 フロントフォークに関する。
【0002】
従来、この種油圧緩衝器内臓式の倒立型フロントフォークとしては、例えば、 平成3年実用新案出願公開第130931号公報に示されるようなものが知られ ている。
【0003】 すなわち、このものは、アウターチューブの下方からインナーチューブをテレ スコープ状に摺動自在に嵌挿し、これらアウターチューブとインナーチュー間に 亙って、アウターチューブの上端から油圧緩衝器のダンパーシリンダを垂下する と共に、当該油圧緩衝器におけるピストンロッドの先端をインナーチューブの下 底に取り付け、かつ、ダンパーシリンダの上部外周に位置してピストンロッドの 侵入体積分に相当する量の作動油を吸収するための体積補償室を区画するベロー ズを嵌着し、当該体積補償室を油孔でもってダンパーシリンダの内部へと連通す るようにしている。
【0004】
しかし、上記体積補償室を区画するベローズは、フロントフォークの圧縮動作 に伴う油圧緩衝器の短縮作動によって、ダンパーシリンダ内に侵入するピストン ロッドの体積分に相当する量の作動油が油孔を通して体積補償室内に流入し、こ の作動油の流入によりアウターチューブの内壁へと向かって外径方向に膨らむこ とになる。
【0005】 その結果、フォロントフォークの圧縮動作に伴ってインナーチューブの先端が 当該体積補償室を区画するベローズと当り、このインナーチューブ先端のベロー ズへの干渉によってフロントフォークの円滑な作動が阻害されるばかりか、ベロ ーズ自体も強制的に無理な力を受けて変形することになるので、比較的早期に弾 力性が劣化して使用に堪えなくなるばかりか、ひどいときには破損してしまうと いう恐れをもつ。
【0006】 したがって、ダンパーシリンダの外周へのベローズの設置に当たっては、イン ナーチューブ先端との干渉を避けるように配慮してやる必要があるが、そのため に、例えばダンパーシリンダの外径を小さくしてやるとフロントフォークとして の必要な緩衝特性が得られず、このように、ダンパーシリンダ径にも限度がある ことから、インナーチューブ内壁とダンパーシリンダ外壁間の間隔はどうしても 狭くなり、インナーチューブ先端と干渉しないように体積補償室用のベローズを 設けることが困難であるという不都合があった。
【0007】 したがって、この考案の目的は、ダンパーシリンダの外径を小さくすることな く、しかも、フロントフォークの圧縮動作に伴ってインナーチューブ先端と干渉 することない体積補償室用のベローズを備えた油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロン トフォークを提供することである。
【0008】
上記したこの考案の目的は、油圧緩衝器のダンパーシリンダをインナーチュー ブの下底から上方に向かって起立すると共に、ピストンロッドの先端をアウター チューブの上端に連結し、かつ、ダンパーシリンダの下部外周に上下端を密閉状 態に保って作動油の体積補償室を区画するベローズを嵌着し、当該体積補償室を 油孔によりダンパーシリンダ内へと連通することによって達成される。
【0009】
【作用】 すなわち、上記構成により、体積補償室を区画するベローズはインナーチュー ブ内壁とダンパーシリンダ外壁間に位置することになり、したがって、インナー チューブ先端が当該ベローズに干渉することはない。
【0010】 しかも、インナーチューブ内壁とダンパーシリンダ外壁間の隙間を目一杯有効 に利用してベーロズを配置することが可能となるので、ダンパーシリンダの外径 を充分に大きくとることができる。
【0011】
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は、この考案を実施した油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォークの一 方の伸縮脚1を示すもので、当該伸縮脚1は、上方のアウターチューブ5と、こ のアウターチューブ5内へとベアリング7,オイルシール8およびダストシール 9を介して下方からテレスコープ状に摺動自在に嵌挿したインナーチューブ6と からなる伸縮案内筒2と、当該伸縮案内筒2に内装した油圧緩衝器3、および油 圧緩衝器3とアウターチューブ5の上端キャップ体10との間に介装した懸架用 スプリング4とからなる。
【0013】 上記伸縮脚1はこれを2本1組(図1では一方の伸縮脚のみを示す)とし、両 伸縮脚1のアウターチューブ5の部分をアッパーブラケット11とアンダーブラ ケット12とで連結するによりフロントフォークを構成し、当該フロントフォー クは、アッパーブラケット11とアンダーブラケット12の中心部分に亙って設 けたステアリングシャフト(図示省略)を介して自動二輪車の車体に操舵可能に 取り付けられる。
【0014】 一方、両伸縮脚1のインナーチューブ6の下端にはアクスルブラケット13を 嵌着して固定してあり、これら左右の伸縮脚1のアクスルブラケット13に自動 二輪車の前車輪軸を嵌め、その上から挟持ブラケット(図示省略)をボルトで取 り付けて当該前車輪軸の両端を支持し、かくして、前車輪に対し懸架用スプリン グの復元力によりフロントフォークを通して車体を弾性的に懸架する。
【0015】 前記伸縮案内筒2に内装した油圧緩衝器3は、アクスルブラケット13の下底 を通して下方から挿入した取付ボルト17を、当該油圧緩衝器3を構成するダン パーシリンダ14の下端キャップ16にねじ込むことによってインナーチューブ 6の下部に固定し、そこからインナーチューブ6内を通して上方へと向い起立し ている。
【0016】 そして、このダンパーシリンダ14から延びるピストンロッド15の上端がア ウターチューブ5の上端キャップ体10にねじ結合してあり、それにより、自動 二輪車の走行中に発生する振動に伴い油圧緩衝器3が伸縮案内筒2と共に伸縮作 動し、かくして、油圧緩衝器3により車体と前車輪間に生じる振動に抵抗を与え て減衰作用を行う。
【0017】 上記の作動中、油圧緩衝器3は、伸縮案内筒2の伸縮動作に伴うダンパーシリ ンダ14内へのピストンロッド15の侵入退出により当該ダンパーシリンダ14 内の容積に変化をきたすので、この容積変化を吸収するための体積補償室18を 備えている。
【0018】 この実施例の場合、体積補償室18は、連結筒19と弾性材で作ったベローズ 20および油圧緩衝器3にけるダンパーシリンダ14の外壁とで囲まれた空間と して構成してあり、かつ、この空間即ち体積補償室18を油孔21でダンパーシ リンダ14の内部へと連通することにより、当該体積補償室18をダンパーシリ ンダ14の下部外周に位置して設けてある。
【0019】 すなわち、連結筒19は、下部肉厚部19aと中間の薄肉部19bおよび中肉 厚の上部連結部19cとからなる筒状体として構成され、ダンパーシリンダ14 の下方から下部肉厚部19aをダンパーシリンダ14の外壁に添いシール22に よる油密下で嵌挿し、かつ、ダンパーシリンダ14の下端とキャップ16にねじ 込んだナット23とで連結筒19の下端鍔部19dを挟持することで,当該連結 筒19をダンパーシリンダ14の下部外周に位置して固定してある。
【0020】 一方、ベローズ20は、下端部分を上記連結筒19の上部連結部19cに嵌挿 した後その上から固定具24を嵌着することで、当該上部連結部19cに対し固 定具24とで挟持して連結してある。
【0021】 また、ベローズ20の上端部分は、挟持具25によりダンパーシリンダ14の 外壁へと油密状態を保って押し付けてあり、かつ、挟持具25には係止部材26 が螺着してあって、この係止部材26をダンパーシリンダ14の外壁に嵌着した ストップリング27に係合させることにより、ベローズ20の上端部分をダンパ ーシリンダ14の所定位置に保持している。
【0022】 かくして、ダンパーシリンダ14と体積補償室18内に亙って作動油を充満す ることにより、油圧緩衝器3の伸縮作動に伴い、ダンパシリンダ14に対して侵 入退出するピストンロッド15の体積分に相当する量の作動油が油孔21を通し て当該ダンパーシリンダ14と体積補償室18間を流動し、ピストンロッド15 の侵入退出によるダンパーシリンダ14内の容積変化を補償する。
【0023】 一方、インナーチューブ6の内壁は、この際におけるベローズ20の過度な膨 張や変形を防止する役目を果たす。
【0024】 また、ベローズ20の外周面は、アウターチューブ5とインナーチューブ6と で区画された油溜室28に接し、この油溜室28内には、アウターチューブ5と インナーチューブ6間の円滑な作動を補償する潤滑油と、当該潤滑油の上方に位 置して気体ばね特性を得るための気体とが封入されている。
【0025】 上記油溜室28の上方に封入された気体は、油圧緩衝器3の作動に伴うベロー ズ20の膨張収縮と油溜室28へのインナーチューブ6の侵入退出に伴う油面変 化によって、フロントフォークに対し懸架スプリング4によるばね特性に併せて 気体ばね特性をも付与する。
【0026】 このように、上記体積補償室18は、アウターチューブ5とインナーチューブ 6とで区画された油溜室28に対し、連結筒19とベローズ20で隔離されるこ とになるので、油溜室28内の油は、油圧緩衝器3内の作動油と同質のものであ っても或いはそれぞれの機能に適した異質のものであってもよい。
【0027】 しかも、上記体積補償室18を構成する連結筒19とベローズ20は、この実 施例の場合、油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォークに対してダンパーシリ ンダ14の下部外周に配置されることになるので、フロントフォークの伸縮動作 に伴いアウターチューブ5が当該ベローズ20と干渉することはない。
【0028】 なお、上記図1の実施例にあっては、油溜室28内の上部気体圧力がベローズ 20を介してダンパーシリンダ14内に作用し、油圧緩衝器3の緩衝特性に影響 を与えることになるが、図2の実施例に示すように、係止部材26の外周にシー ル部材29を設け、このシール部材29をインナーチューブ6の内壁に当てるこ とでベローズ20の外周に油溜室28から隔離された気体室30を構成し、これ によって、油溜室28内の上部気体圧力がベローズ20に作用しないようにする ことができる。
【0029】 このようにすれば、油溜室28内の圧力に関係なくダンパーシリンダ14内を 加圧して緩衝特性を設定することができるばかりか、油溜室28内の上部気体に よる気体ばね特性をも油圧緩衝器3の緩衝特性に関係なく設定することが可能に なる。
【0030】
以上のように、この考案によれば、体積補償室を区画するベローズはインナー チューブ内壁とダンパーシリンダ外壁間に位置することになり、したがって、イ ンナーチューブ先端が当該ベローズに干渉することはない。
【0031】 しかも、インナーチューブ内壁とダンパーシリンダ外壁間の隙間を目一杯有効 に利用してベーロズを配置することができるので、ダンパーシリンダの外径を充 分に大きくしてもベローズの取り付けが可能であり、設計上の融通性が広がる点 からも実用上の効果は極めて大きい。
【図1】この考案を実施した油圧緩衝器内蔵式の倒立型
フロントフォークの一実施例を示す一部縦断正面図であ
る。
フロントフォークの一実施例を示す一部縦断正面図であ
る。
【図2】この考案の他の実施例を示す要部の一部縦断正
面図である。
面図である。
1 伸縮脚 2 伸縮案内筒 3 油圧緩衝器 5 アウターチューブ 6 インナーチューブ 14 ダンパーシリンダ 15 ピストンロッド 18 体積補償室 19 連結筒 20 ベローズ 21 油孔 28 油溜室 29 シール部材 30 気体室
Claims (1)
- 【請求項1】 アウターチューブの下方からインナーチ
ューブをテレスコープ状に摺動自在に嵌挿し、これらア
ウターチューブとインナーチューブ間に亙って油圧緩衝
器と懸架スプリングを内装した油圧緩衝器内蔵式の二輪
車用倒立型フロントフォークにおいて、当該油圧緩衝器
のダンパーシリンダをインナーチューブの下底から上方
に向かって起立すると共に、ピストンロッドの先端をア
ウターチューブの上端に連結し、かつ、ダンパーシリン
ダの下部外周に上下端を密閉状態に保って作動油の体積
補償室を区画するベローズを嵌着し、当該体積補償室を
油孔によりダンパーシリンダ内へと連通したことを特徴
とする油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP673493U JPH0659643U (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP673493U JPH0659643U (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォーク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0659643U true JPH0659643U (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11646463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP673493U Pending JPH0659643U (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 油圧緩衝器内蔵式の倒立型フロントフォーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659643U (ja) |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP673493U patent/JPH0659643U/ja active Pending
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