JPH0659697B2 - 断熱性段ボール及びその製造方法 - Google Patents
断熱性段ボール及びその製造方法Info
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- JPH0659697B2 JPH0659697B2 JP11069391A JP11069391A JPH0659697B2 JP H0659697 B2 JPH0659697 B2 JP H0659697B2 JP 11069391 A JP11069391 A JP 11069391A JP 11069391 A JP11069391 A JP 11069391A JP H0659697 B2 JPH0659697 B2 JP H0659697B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated
- heat
- plastic sheet
- foamed plastic
- sheet
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C44/00—Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles
- B29C44/34—Auxiliary operations
- B29C44/56—After-treatment of articles, e.g. for altering the shape
- B29C44/569—Shaping and joining components with different densities or hardness
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Packages (AREA)
- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽量で断熱性に優れた包
装凾用段ボールに関するものである。更に詳しくは波型
中芯が発泡プラスチックシートより成っておるもの、ま
たは更に該発泡プラスチックシートの何れか一方の面ま
たは両面にプラスチックフィルムが積層されていること
を特徴とする耐水強度の大きい断熱性段ボール及びその
製造方法に係るものであり、更に本発明は花卉や生鮮食
品類の鮮度を保持しながら且つ保冷性を必要とするも
の、または擦傷防止性及び緩衝性を要求する包装函に使
用する断熱性段ボール及びその製造方法に関するもので
ある。
装凾用段ボールに関するものである。更に詳しくは波型
中芯が発泡プラスチックシートより成っておるもの、ま
たは更に該発泡プラスチックシートの何れか一方の面ま
たは両面にプラスチックフィルムが積層されていること
を特徴とする耐水強度の大きい断熱性段ボール及びその
製造方法に係るものであり、更に本発明は花卉や生鮮食
品類の鮮度を保持しながら且つ保冷性を必要とするも
の、または擦傷防止性及び緩衝性を要求する包装函に使
用する断熱性段ボール及びその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、高度な断熱性を要求される分野に
於いては発泡ポリスチレン樹脂製の射出成型された函が
用いられている。この物は断熱性の点では優れている
が、函の形状,寸法を異にする毎に別個の型枠を準備す
る必要があり、この型枠製作のコストが高価なため大量
生産の場合以外には適用不可能であった。また発泡ポリ
スチレン樹脂製函は容器自体の厚みが大きく且つ折畳む
ことが出来ないため運搬・貯蔵・保管時に於ける所要容
積が大きくなる欠点を有していた。また函内へ内容物を
詰めた場合に函材自体の強度不足に基因して積重ねた下
積の函が破損,変形,滑落するなどの欠点があった。
於いては発泡ポリスチレン樹脂製の射出成型された函が
用いられている。この物は断熱性の点では優れている
が、函の形状,寸法を異にする毎に別個の型枠を準備す
る必要があり、この型枠製作のコストが高価なため大量
生産の場合以外には適用不可能であった。また発泡ポリ
スチレン樹脂製函は容器自体の厚みが大きく且つ折畳む
ことが出来ないため運搬・貯蔵・保管時に於ける所要容
積が大きくなる欠点を有していた。また函内へ内容物を
詰めた場合に函材自体の強度不足に基因して積重ねた下
積の函が破損,変形,滑落するなどの欠点があった。
【0003】一方、従来の段ボール函は内容物を収納す
る場所までは折り畳んでシート状で運搬することが可能
であり所要容積も小さいという長所を有してはいるが、
断熱性の点で充分とは言い得ない欠点を有している。ま
た最近、段ボールの表裏ライナーの何れか一方のライナ
ーの外面側若しくは内面側にプラスチックのフォームシ
ートを積層した段ボールが提案されているが、断熱性の
点に於いて未だ充分満足し得る程度には達していないの
が現状である。また生鮮食品類や花卉などの鮮度保持保
冷性を兼ね備えた容器は未だ開発されていないのが現状
である。
る場所までは折り畳んでシート状で運搬することが可能
であり所要容積も小さいという長所を有してはいるが、
断熱性の点で充分とは言い得ない欠点を有している。ま
た最近、段ボールの表裏ライナーの何れか一方のライナ
ーの外面側若しくは内面側にプラスチックのフォームシ
ートを積層した段ボールが提案されているが、断熱性の
点に於いて未だ充分満足し得る程度には達していないの
が現状である。また生鮮食品類や花卉などの鮮度保持保
冷性を兼ね備えた容器は未だ開発されていないのが現状
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
技術に於ける欠点を解消し、所要容積が小さく軽量で、
形状・寸法の変動に対応する事が簡単で、運搬・貯蔵・
保管時にシート状にして積み重ねが容易であり、且つ使
用時に簡単に所要形状に組立てが可能であり、しかも断
熱性が従来の段ボール凾に比し格段に優れた断熱性段ボ
ール凾、或いは生鮮食品類や花卉などの鮮度保持保冷性
が従来の段ボール函に比し優れた性能を有する包装函を
造るための鮮度保持保冷用段ボールと、更に内容物の擦
傷防止性及び緩衝性を有しており、且つ耐水強度が大き
いもの、或いは適当な透湿性を有し且つ包装凾内部の湿
度調節効果を具備している段ボール及びその製造方法と
を提供することを課題とするものである。
技術に於ける欠点を解消し、所要容積が小さく軽量で、
形状・寸法の変動に対応する事が簡単で、運搬・貯蔵・
保管時にシート状にして積み重ねが容易であり、且つ使
用時に簡単に所要形状に組立てが可能であり、しかも断
熱性が従来の段ボール凾に比し格段に優れた断熱性段ボ
ール凾、或いは生鮮食品類や花卉などの鮮度保持保冷性
が従来の段ボール函に比し優れた性能を有する包装函を
造るための鮮度保持保冷用段ボールと、更に内容物の擦
傷防止性及び緩衝性を有しており、且つ耐水強度が大き
いもの、或いは適当な透湿性を有し且つ包装凾内部の湿
度調節効果を具備している段ボール及びその製造方法と
を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決すべく鋭意研究の結果、従来の段ボールに於ける波型
中芯に特定のスキン層を設けた独立気泡率70%以上の
発泡プラスチックシートを用いることにより、更に該発
泡プラスチックシートの何れか一方の面または両面にプ
ラスチックフィルム積層することにより、軽量でしかも
格段に断熱性に優れ、しかも耐水強度が著しく向上し且
つ鮮度保持保冷性の優れた包装函用段ボールを製出し得
ること、更に保冷性の一層の向上を期待する場合には波
型中芯の溝部に遮断堰を設けて段ボール内の空気の移動
を防止することによって保冷性の一層の向上を図ること
が出来る。スキン層を形成せしめるにはプラスチックシ
ートが加熱された状態にある時点、即ち二次発泡せしめ
た時点若しくはその直後に該シートより低い温度(例え
ば30〜80℃低い温度)のロールと接触せしめるか若
しくは低温度の気体を吹き付けることにより得られる。
勿論波型中芯にスキン層を有しない発泡プラスチックシ
ートを用いた場合は効果は減少するが、使用することは
可能である。更に之等の保冷性段ボールの片側の面に発
泡プラスチックシートを積層することによって包装函に
収容した場合の内容物に対して保冷性を向上させると共
に擦傷防止効果及び緩衝性を併せ付与せしめることも出
来ることを究明して本発明に係る断熱性段ボールの開発
に成功し、併せてこの鮮度保持保冷用段ボールの製造方
法の開発にも成功したものである。
決すべく鋭意研究の結果、従来の段ボールに於ける波型
中芯に特定のスキン層を設けた独立気泡率70%以上の
発泡プラスチックシートを用いることにより、更に該発
泡プラスチックシートの何れか一方の面または両面にプ
ラスチックフィルム積層することにより、軽量でしかも
格段に断熱性に優れ、しかも耐水強度が著しく向上し且
つ鮮度保持保冷性の優れた包装函用段ボールを製出し得
ること、更に保冷性の一層の向上を期待する場合には波
型中芯の溝部に遮断堰を設けて段ボール内の空気の移動
を防止することによって保冷性の一層の向上を図ること
が出来る。スキン層を形成せしめるにはプラスチックシ
ートが加熱された状態にある時点、即ち二次発泡せしめ
た時点若しくはその直後に該シートより低い温度(例え
ば30〜80℃低い温度)のロールと接触せしめるか若
しくは低温度の気体を吹き付けることにより得られる。
勿論波型中芯にスキン層を有しない発泡プラスチックシ
ートを用いた場合は効果は減少するが、使用することは
可能である。更に之等の保冷性段ボールの片側の面に発
泡プラスチックシートを積層することによって包装函に
収容した場合の内容物に対して保冷性を向上させると共
に擦傷防止効果及び緩衝性を併せ付与せしめることも出
来ることを究明して本発明に係る断熱性段ボールの開発
に成功し、併せてこの鮮度保持保冷用段ボールの製造方
法の開発にも成功したものである。
【0006】また波型中芯の何れか一方の面または両面
にプラスチックフィルムを積層することによって断熱性
を更に向上させると共に通気性を遮断し、圧縮強度の向
上を図ったのである。以下、先ず本発明に係る断熱性段
ボールに就いて詳細に説明する。図1は本発明に成る断
熱性段ボールの基準品の断面図、図2は本発明に係る断
熱性段ボールの一部を示す斜視図、図3は図2に於ける
遮断堰A−A線断面位置で示した本発明に係る断熱性段
ボールの断面図、図4は図3に於けるB−B線断面位置
で示した本発明に係る断熱性段ボールの断面図、図5は
図3に於けるC−C線断面図であり、図6は更に波型中
芯2の一方の面が板紙ライナー1を介して発泡プラスチ
ックシート4を積層したものの断面図である。この場合
の波型中芯にはスキン層を有する発泡プラスチックシー
トを用いている。図7は波型中芯2の一方の面にプラス
チックフィルム5を積層した断熱性段ボールの断面図、
図8は波型中芯2の両面にプラスチックフィルム5を積
層した断熱性段ボールの断面図を示すものである。
にプラスチックフィルムを積層することによって断熱性
を更に向上させると共に通気性を遮断し、圧縮強度の向
上を図ったのである。以下、先ず本発明に係る断熱性段
ボールに就いて詳細に説明する。図1は本発明に成る断
熱性段ボールの基準品の断面図、図2は本発明に係る断
熱性段ボールの一部を示す斜視図、図3は図2に於ける
遮断堰A−A線断面位置で示した本発明に係る断熱性段
ボールの断面図、図4は図3に於けるB−B線断面位置
で示した本発明に係る断熱性段ボールの断面図、図5は
図3に於けるC−C線断面図であり、図6は更に波型中
芯2の一方の面が板紙ライナー1を介して発泡プラスチ
ックシート4を積層したものの断面図である。この場合
の波型中芯にはスキン層を有する発泡プラスチックシー
トを用いている。図7は波型中芯2の一方の面にプラス
チックフィルム5を積層した断熱性段ボールの断面図、
図8は波型中芯2の両面にプラスチックフィルム5を積
層した断熱性段ボールの断面図を示すものである。
【0007】図面中、1は板紙ライナー、2はスキン層
を有する発泡プラスチック波型中芯、3は遮断堰、4は
発泡プラスチックシート、5はプラスチックフィルムを
示す。本発明に係る断熱性段ボールの特徴とする処は、
段ボールの波型中芯2のシート厚が0.7〜7.0mmであるこ
とである。0.7mmより薄い時は断熱効果が期待出来ず、
7.0mmより厚い時は断熱性は良いが波形に成型加工を仕
難くするので好ましくない。またシートの厚さ方向の平
均気泡径が4〜150μmであるスキン層が少なくとも一方
の面にスキン層の厚さ平均が100μm以上700μm以下の厚
さで存在し、コア部は厚さ方向の平均気泡径が10〜1,00
0μm好ましくは10〜500μmであることが必要であり、気
泡径が大になると断熱性が低下するので好ましくない。
を有する発泡プラスチック波型中芯、3は遮断堰、4は
発泡プラスチックシート、5はプラスチックフィルムを
示す。本発明に係る断熱性段ボールの特徴とする処は、
段ボールの波型中芯2のシート厚が0.7〜7.0mmであるこ
とである。0.7mmより薄い時は断熱効果が期待出来ず、
7.0mmより厚い時は断熱性は良いが波形に成型加工を仕
難くするので好ましくない。またシートの厚さ方向の平
均気泡径が4〜150μmであるスキン層が少なくとも一方
の面にスキン層の厚さ平均が100μm以上700μm以下の厚
さで存在し、コア部は厚さ方向の平均気泡径が10〜1,00
0μm好ましくは10〜500μmであることが必要であり、気
泡径が大になると断熱性が低下するので好ましくない。
【0008】本発明に於いてはスキン層とコア部との区
別は両者の平均気泡径が1:1.8の比率を境として定義
した。且つスキン層の厚さ方向の平均気泡径の約1.8倍
以上である平均発泡倍率8〜40倍の発泡プラスチックシ
ートから成り、該波型中芯2の両面に板紙ライナー1が
接着加工されたものであることにあり、更に該波型中芯
2の溝部に遮断堰3が設けられているもの、及び更に該
波型中芯2の一方の面が板紙ライナー1を介して発泡プ
ラスチックシート4を積層されたもの(図6)も含むも
のである。ここで波型中芯2のスキン層及びコア部の厚
さ方向の平均気泡径とは波型中芯2を厚さ方向に切断し
た断面に於けるスキン層及びコア部の各気泡の各厚さ方
向の寸法の合計を気泡の数で除したものである。発泡プ
ラスチックシートの平均発泡倍率を8〜40倍と規定した
理由は8倍以下では断熱効果が乏しく、40倍以上では気
泡径が大きくなって断熱性が低下するためである。
別は両者の平均気泡径が1:1.8の比率を境として定義
した。且つスキン層の厚さ方向の平均気泡径の約1.8倍
以上である平均発泡倍率8〜40倍の発泡プラスチックシ
ートから成り、該波型中芯2の両面に板紙ライナー1が
接着加工されたものであることにあり、更に該波型中芯
2の溝部に遮断堰3が設けられているもの、及び更に該
波型中芯2の一方の面が板紙ライナー1を介して発泡プ
ラスチックシート4を積層されたもの(図6)も含むも
のである。ここで波型中芯2のスキン層及びコア部の厚
さ方向の平均気泡径とは波型中芯2を厚さ方向に切断し
た断面に於けるスキン層及びコア部の各気泡の各厚さ方
向の寸法の合計を気泡の数で除したものである。発泡プ
ラスチックシートの平均発泡倍率を8〜40倍と規定した
理由は8倍以下では断熱効果が乏しく、40倍以上では気
泡径が大きくなって断熱性が低下するためである。
【0009】図7及び8に於いてプラスチックフィルム
5が波型中芯2の何れか一方の面または両面に積層され
ている状態を説明するものであり、プラスチックフィル
ム5としてはポリエステル,ポリエチレン,ポリスチレ
ン,ポリプロピレン,ポリアミド,ナイロン,ポリビニ
ルアルコール,塩化ビニル,塩化ビニリデン,その他総
べての種類のものが使用可能である。プラスチックフィ
ルムを積層することによって、波型中芯を表裏両面のラ
イナーと接着させる際の圧着により段潰れを生じるのを
顕著に改善出来る。この場合のプラスチックフィルムの
厚さは5〜50μmである場合が最も好適で5μm未満では
加工時に皺になったり破断したりするので加工上に問題
があるだけでなく、圧縮強度の向上が少ない。また50μ
mを超えた厚いものを用いると圧縮強度は向上するが価
格が高くなるので経済的観点から50μm迄が望ましい。
5が波型中芯2の何れか一方の面または両面に積層され
ている状態を説明するものであり、プラスチックフィル
ム5としてはポリエステル,ポリエチレン,ポリスチレ
ン,ポリプロピレン,ポリアミド,ナイロン,ポリビニ
ルアルコール,塩化ビニル,塩化ビニリデン,その他総
べての種類のものが使用可能である。プラスチックフィ
ルムを積層することによって、波型中芯を表裏両面のラ
イナーと接着させる際の圧着により段潰れを生じるのを
顕著に改善出来る。この場合のプラスチックフィルムの
厚さは5〜50μmである場合が最も好適で5μm未満では
加工時に皺になったり破断したりするので加工上に問題
があるだけでなく、圧縮強度の向上が少ない。また50μ
mを超えた厚いものを用いると圧縮強度は向上するが価
格が高くなるので経済的観点から50μm迄が望ましい。
【0010】上記の如く、本発明に係る断熱性段ボール
は波型中芯2が、厚さ方向の平均気泡径が約4〜150μm
であるスキン層が少なくとも一方の面に約100〜700μm
の厚さで存在し、コア部は厚さ方向の平均気泡径が10〜
1,000μmで且つスキン層の厚さ方向の平均気泡径の約1.
8倍以上である発泡プラスチックシートを波型加工され
たものから成り、この波型中芯2の両面に板紙ライナー
1が接着加工されたものである。波型中芯2にスキン層
を形成せしめることによる効果を明確化するため、波型
加工を施されてない3mm厚の平板発泡ポリエチレンシー
トの素材を用い、スキン層の有るものと全くスキン層の
存在しないものとの保温率をASTM法で測定し対比し
た処、下記の如き結果からスキン層を有する方が保温率
が格段に良い事が判明した。
は波型中芯2が、厚さ方向の平均気泡径が約4〜150μm
であるスキン層が少なくとも一方の面に約100〜700μm
の厚さで存在し、コア部は厚さ方向の平均気泡径が10〜
1,000μmで且つスキン層の厚さ方向の平均気泡径の約1.
8倍以上である発泡プラスチックシートを波型加工され
たものから成り、この波型中芯2の両面に板紙ライナー
1が接着加工されたものである。波型中芯2にスキン層
を形成せしめることによる効果を明確化するため、波型
加工を施されてない3mm厚の平板発泡ポリエチレンシー
トの素材を用い、スキン層の有るものと全くスキン層の
存在しないものとの保温率をASTM法で測定し対比し
た処、下記の如き結果からスキン層を有する方が保温率
が格段に良い事が判明した。
【0011】 発泡ポリエチレン (A)スキン層有 (B)スキン層無 1.スキン層の平均気泡径(μm) 81 ─── 2.スキン層の厚さ (μm) 100〜150 ─── 3.コア部平均気泡径 (μm) 258 304 4.保温率 (%) 54.7 50.9 5.平均発泡倍率 約30(実測26.7) 約30(実測27.5) 6.厚み (mm) 約 3(実測 2.9) 約 3(実測 2.8)
【0012】次ぎに平板発泡プラスチックシートを加工
して波型中芯2とした場合の段ボールに就いて次の測定
方法で包装凾とした場合の保温率に及ぼす遮断堰3の効
果を測定した。即ち一辺の長さを20cmとした試験用段ボ
ールシートを用いて各面の寸法が20cm×20cmとなる様に
合成ゴム系接着剤を用いて五面体(一面だけは面板の無
い箱体)を造り(図9参照)、接合した稜線部分にはセ
ロハンテープを貼って空気の漏洩を防いだ。底面には厚
さ約10cmの発泡ポリスチレンのブロック6を用い、上記
の五面体箱が嵌合する深さ約1cmの溝7を掘り、中央部
に35W白熱球のフィラメント部がブロック6上部から約
7cmの高さになる様に電球用ソケットを取り付ける(図
10参照)。次ぎに五面体箱体内部の側面上隅部付近に
温度計測用熱電対(電球よりの直接輻射熱の影響を避け
るため遮光カバーを付設した)を配置させた。
して波型中芯2とした場合の段ボールに就いて次の測定
方法で包装凾とした場合の保温率に及ぼす遮断堰3の効
果を測定した。即ち一辺の長さを20cmとした試験用段ボ
ールシートを用いて各面の寸法が20cm×20cmとなる様に
合成ゴム系接着剤を用いて五面体(一面だけは面板の無
い箱体)を造り(図9参照)、接合した稜線部分にはセ
ロハンテープを貼って空気の漏洩を防いだ。底面には厚
さ約10cmの発泡ポリスチレンのブロック6を用い、上記
の五面体箱が嵌合する深さ約1cmの溝7を掘り、中央部
に35W白熱球のフィラメント部がブロック6上部から約
7cmの高さになる様に電球用ソケットを取り付ける(図
10参照)。次ぎに五面体箱体内部の側面上隅部付近に
温度計測用熱電対(電球よりの直接輻射熱の影響を避け
るため遮光カバーを付設した)を配置させた。
【0013】次いで試験用段ボール五面体箱の面板の無
い部分を下にしてブロック6に設けてある溝7にセット
してから白熱電球に通電する消費電力が25Wになる様に
直流安定化電源を調整しつつ熱電対により箱内温度を2
秒毎に計測し、恒温に達する迄に要した時間よりも更に
長時間経過した後の温度を箱内温度とした。この間、消
費電力は勿論調整は続けて行なう。上記の如くして測定
した箱内温度が高いものは保温性が良好であり、箱内温
度の低いものは保温性が悪い事を示す。次ぎに前記した
試験器,試験方法を採用して先ず通常の板紙波型中芯を
用いた場合の波型中芯の溝部に間隔を変えて遮断堰を設
けた結果を測定した。
い部分を下にしてブロック6に設けてある溝7にセット
してから白熱電球に通電する消費電力が25Wになる様に
直流安定化電源を調整しつつ熱電対により箱内温度を2
秒毎に計測し、恒温に達する迄に要した時間よりも更に
長時間経過した後の温度を箱内温度とした。この間、消
費電力は勿論調整は続けて行なう。上記の如くして測定
した箱内温度が高いものは保温性が良好であり、箱内温
度の低いものは保温性が悪い事を示す。次ぎに前記した
試験器,試験方法を採用して先ず通常の板紙波型中芯を
用いた場合の波型中芯の溝部に間隔を変えて遮断堰を設
けた結果を測定した。
【0014】
【0015】上記測定結果により波型中芯溝部へ堰を設
ける事により保温効果の上昇は明らかに認められた。ま
た堰の間隔に就いては3cm迄は間隔が小さい程、保温性
に対し効果が若干大きくなる事が判った。堰の間隔が小
さくなり過ぎると堰部分の熱伝導により保温性が逆に低
下する。しかしながら堰を設けるためのコスト上昇と断
熱効果の上昇程度とを勘案すると包装函の両端に於いて
中芯溝部の空気の移動を遮断することが最も実用的であ
ると考えられる。五面体方式により保温率を測定した場
合に於いて、堰を波型中芯の一方の側のみに設けた場合
は上記の如き結果が得られたが、波型中芯の両側に堰を
設けた場合に就いても保温率を試験した。即ち
ける事により保温効果の上昇は明らかに認められた。ま
た堰の間隔に就いては3cm迄は間隔が小さい程、保温性
に対し効果が若干大きくなる事が判った。堰の間隔が小
さくなり過ぎると堰部分の熱伝導により保温性が逆に低
下する。しかしながら堰を設けるためのコスト上昇と断
熱効果の上昇程度とを勘案すると包装函の両端に於いて
中芯溝部の空気の移動を遮断することが最も実用的であ
ると考えられる。五面体方式により保温率を測定した場
合に於いて、堰を波型中芯の一方の側のみに設けた場合
は上記の如き結果が得られたが、波型中芯の両側に堰を
設けた場合に就いても保温率を試験した。即ち
【0016】
【0017】上記結果から堰を両面に設ける事により片
面の場合よりも保温性が更に上昇するから両面堰付の方
が望ましいが、片面堰付でも可成りの効果が期待出来
る。唯シートの厚さを極力薄くして且つ保温性を要求さ
れる場合には両面堰付とする事が有効である。堰の設け
方は波型中芯と一体成型してもよいし、後から堰を配設
してもよい。次ぎにASTMの測定方法により各種段ボ
ールに就き保温効果を測定した値を保温率で示す。
面の場合よりも保温性が更に上昇するから両面堰付の方
が望ましいが、片面堰付でも可成りの効果が期待出来
る。唯シートの厚さを極力薄くして且つ保温性を要求さ
れる場合には両面堰付とする事が有効である。堰の設け
方は波型中芯と一体成型してもよいし、後から堰を配設
してもよい。次ぎにASTMの測定方法により各種段ボ
ールに就き保温効果を測定した値を保温率で示す。
【0018】 (1)従来品通常段ボール(厚さ5mm) 保温率47.2% 表裏両面板紙ライナー 板紙波型中芯 (2)発泡ポリエチレン波型中芯 61.7% 表裏両面板紙ライナー (スキン層無し) (3)発泡ポリエチレン波型中芯 63.1% 表裏両面板紙ライナー (スキン層有り)
【0019】上記結果からも判る様にスキン層を設ける
ことにより保温率は上昇した。波型加工を施す前の板状
素材の発泡ポリエチレンシートの保温率と比較して上記
の如く段ボールにした場合のスキン層の有無による保温
率の差が減少している理由に就いては、スキン層無しの
発泡ポリエチレンシートを波型に加工する際に発泡ポリ
エチレンシートの表面に若干のスキン層が発生するため
ではないかと考える。次ぎに波型中芯素材の種類を発泡
ポリエチレンシートに変えて中芯素材に発泡ポリスチレ
ンシートを用いた場合に就いて測定した。
ことにより保温率は上昇した。波型加工を施す前の板状
素材の発泡ポリエチレンシートの保温率と比較して上記
の如く段ボールにした場合のスキン層の有無による保温
率の差が減少している理由に就いては、スキン層無しの
発泡ポリエチレンシートを波型に加工する際に発泡ポリ
エチレンシートの表面に若干のスキン層が発生するため
ではないかと考える。次ぎに波型中芯素材の種類を発泡
ポリエチレンシートに変えて中芯素材に発泡ポリスチレ
ンシートを用いた場合に就いて測定した。
【0020】 (4)本発明品A スキン層有り発泡ポリスチレン波型中芯,表裏両面板紙ライナー 保温率64.0% (5)本発明品B スキン層有り発泡ポリスチレン波型中芯,両面フィルムラミネート、 表裏両面板紙ライナー 保温率64.5% (6)本発明品C スキン層有り発泡ポリスチレン堰付波型中芯,表裏両面板紙ライナー 保温率65.0% (7)本発明品D スキン層有り発泡ポリスチレン波型中芯,表側板紙ライナー,裏側板紙ラ イナー上に更に発泡ポリスチレンシート積層 保温率73.4%
【0021】上記測定結果より明らかな如く本発明品が
従来の段ボールに比し顕著な保温性向上が認められる。
420×280×200mm程度の寸法のポリスチレン射出成形凾
と本発明品(段厚7mm,中芯両面にハイインパクトフィ
ルム25μmラミネート,両面板紙ライナー)によって造
った凾との各々に蓄冷剤2kgを入れた。20℃の恒温室で
12時間静置後の箱内の温度を測定した処、温度は射出成
形凾および本発明品ともに約13℃以下の低温で経過し
た。此の事により本発明品がポリスチレン射出成形凾
と、ほゞ同程度の断熱効果があることが判った。通常段
ボールに於いては極めて湿度の影響を受け易く強度低下
を来たすが、之に反して本発明品の場合は湿度の影響を
受け難く、水分による圧縮強度の低下が少ない。JIS Z
0203で前処置を施してJIS Z 0401の段ボールの圧縮強度
試験方法(垂直圧縮試験方法)によって測定した結果は
次の通りである。
従来の段ボールに比し顕著な保温性向上が認められる。
420×280×200mm程度の寸法のポリスチレン射出成形凾
と本発明品(段厚7mm,中芯両面にハイインパクトフィ
ルム25μmラミネート,両面板紙ライナー)によって造
った凾との各々に蓄冷剤2kgを入れた。20℃の恒温室で
12時間静置後の箱内の温度を測定した処、温度は射出成
形凾および本発明品ともに約13℃以下の低温で経過し
た。此の事により本発明品がポリスチレン射出成形凾
と、ほゞ同程度の断熱効果があることが判った。通常段
ボールに於いては極めて湿度の影響を受け易く強度低下
を来たすが、之に反して本発明品の場合は湿度の影響を
受け難く、水分による圧縮強度の低下が少ない。JIS Z
0203で前処置を施してJIS Z 0401の段ボールの圧縮強度
試験方法(垂直圧縮試験方法)によって測定した結果は
次の通りである。
【0022】
【0023】またJIS Z 1537残存垂直強さ試験の浸水処
理を行なって後、JIS Z 0401の残存垂直圧縮強さ試験方
法で測定した耐水強度は次の通りである。
理を行なって後、JIS Z 0401の残存垂直圧縮強さ試験方
法で測定した耐水強度は次の通りである。
【0024】上記結果から判る様に本発明品は湿度に対
して強さが減少し難い特徴をも有している。特に冷凍水
産物、例えば冷凍海老、冷凍マグロ等を包装し、流通、
保管時、水分吸湿による容器の脆弱化が非常に少なく、
長時間積重ねても下積の容器の破損が無かった。勿論断
熱性に優れているので鮮度は良好である。中芯両面にフ
ィルムをラミネートした容器はJIS規格耐水段ボール
等級4号に相当し、耐水強度が大である。本発明に成る
段ボールは生鮮食品類や花卉などの鮮度保持性に於いて
特に優れている。例えば生鮮農水産物の低温流通に於い
てマアジ開き干し冷凍品を本発明品の凾と従来段ボール
凾とに収納し−50℃エアーブラスト凍結庫で再凍結し、
次いで室温中に放置し温度上昇を比較し、何れもが室温
(28℃)に達した後のPOV(エチルエーテルで抽出し
た脂質:即ち過酸化物価)及びK価(10%TCA溶液で
抽出した後、KOH溶液で中和し、これをK価測定器で
分析した値:魚介類の鮮度を示す指標とされており、こ
の値が低い程新鮮で食味が良い)を測定した結果は次の
通りである。 官能判定 POV(meg/kg) K値(%) 従来段ボール凾 黄変有 4.1 62.5 本発明段ボール凾 黄変無 2.9 47.4
して強さが減少し難い特徴をも有している。特に冷凍水
産物、例えば冷凍海老、冷凍マグロ等を包装し、流通、
保管時、水分吸湿による容器の脆弱化が非常に少なく、
長時間積重ねても下積の容器の破損が無かった。勿論断
熱性に優れているので鮮度は良好である。中芯両面にフ
ィルムをラミネートした容器はJIS規格耐水段ボール
等級4号に相当し、耐水強度が大である。本発明に成る
段ボールは生鮮食品類や花卉などの鮮度保持性に於いて
特に優れている。例えば生鮮農水産物の低温流通に於い
てマアジ開き干し冷凍品を本発明品の凾と従来段ボール
凾とに収納し−50℃エアーブラスト凍結庫で再凍結し、
次いで室温中に放置し温度上昇を比較し、何れもが室温
(28℃)に達した後のPOV(エチルエーテルで抽出し
た脂質:即ち過酸化物価)及びK価(10%TCA溶液で
抽出した後、KOH溶液で中和し、これをK価測定器で
分析した値:魚介類の鮮度を示す指標とされており、こ
の値が低い程新鮮で食味が良い)を測定した結果は次の
通りである。 官能判定 POV(meg/kg) K値(%) 従来段ボール凾 黄変有 4.1 62.5 本発明段ボール凾 黄変無 2.9 47.4
【0025】また野菜,切花に対する鮮度保持効果に就
いて試験した。シュクコンカスミソウの輸送用に容器と
して一般段ボール箱とポリスチレン射出成形凾と本発明
に成る発泡プラスチック波形中芯段ボール凾とを夫々用
いて比較した処、断熱効果の点ではポリスチレン射出成
形凾と本発明品の凾とは一般段ボール箱に比し断然優れ
た保温性が認められた。また生鮮花卉類の萎凋に大きく
影響を与えるとされている輸送終了時に於ける包装凾内
のエチレンガス発生による濃度を調査した処、ポリスチ
レン射出成形凾では69ppbであったのに対し、本発明品
では35ppb、一般段ボール箱では47ppbと本発明品では優
秀な結果が得られた。この理由はポリスチレン射出成形
凾では凾内温度が上昇するためエチレンガスが急発生す
るためと考えられ、一方一般段ボールでは通気性は良い
が断熱性に劣るためエチレンガス発生が多いためであ
る。更に枝豆の輸送時に於ける鮮度保持効果に就いて凾
の影響を調査した。結果は断熱性の点ではポリスチレン
射出成形凾に比し本発明品は劣ってはいるものの輸送後
の全糖含量では両者に殆んど差異が認められなかった。
本発明に成る断熱性段ボールを用いて作製した凾は一般
段ボール箱と比較して収納した生花の水分減少率が小さ
く、生花の勢いが極めて良好だった。
いて試験した。シュクコンカスミソウの輸送用に容器と
して一般段ボール箱とポリスチレン射出成形凾と本発明
に成る発泡プラスチック波形中芯段ボール凾とを夫々用
いて比較した処、断熱効果の点ではポリスチレン射出成
形凾と本発明品の凾とは一般段ボール箱に比し断然優れ
た保温性が認められた。また生鮮花卉類の萎凋に大きく
影響を与えるとされている輸送終了時に於ける包装凾内
のエチレンガス発生による濃度を調査した処、ポリスチ
レン射出成形凾では69ppbであったのに対し、本発明品
では35ppb、一般段ボール箱では47ppbと本発明品では優
秀な結果が得られた。この理由はポリスチレン射出成形
凾では凾内温度が上昇するためエチレンガスが急発生す
るためと考えられ、一方一般段ボールでは通気性は良い
が断熱性に劣るためエチレンガス発生が多いためであ
る。更に枝豆の輸送時に於ける鮮度保持効果に就いて凾
の影響を調査した。結果は断熱性の点ではポリスチレン
射出成形凾に比し本発明品は劣ってはいるものの輸送後
の全糖含量では両者に殆んど差異が認められなかった。
本発明に成る断熱性段ボールを用いて作製した凾は一般
段ボール箱と比較して収納した生花の水分減少率が小さ
く、生花の勢いが極めて良好だった。
【0026】 一般段ボール 本発明品 水分減少率 8.7% 2.9〜3.7% 生花の葉の勢い 萎凋して下垂 良好 また本発明品は適度の透湿度(JIS Z 0208)を有してい
るので発泡ポリスチレン凾の如く凾内に水分が溜まって
内容物に悪影響を与えたり、一般段ボール凾の如く内容
物の水分が蒸散して乾燥し過ぎるなどの欠点が無く、適
度に透湿(吸湿)する特性を有している。 透湿度 一般段ボール 1056 g/m2・24hr(40℃,90%RH) 射出発泡ポリスチレン 55.5g/m2・24hr(40℃,90%RH) 本発明品 フィルム無し 202 g/m2・24hr(40℃,90%RH) 本発明品 中芯両面にハイインパク 122 g/m2・24hr(40℃,90%RH) トポリスチレンフイルム 25μm,ラミネート 本発明品に於いて中芯両面にハイインパクトポリスチレ
ンフィルム25μmをラミネートした場合に透湿度が122g
/m2・24hrと適度に透湿する様に作用しているが、若し
平板発泡ポリスチレンシートの両面側にハイインパクト
ポリスチレンフィルムを用いて平板状態にした時にはそ
の透湿度は32.1g/m2・24hrであり殆んど透湿しない。
るので発泡ポリスチレン凾の如く凾内に水分が溜まって
内容物に悪影響を与えたり、一般段ボール凾の如く内容
物の水分が蒸散して乾燥し過ぎるなどの欠点が無く、適
度に透湿(吸湿)する特性を有している。 透湿度 一般段ボール 1056 g/m2・24hr(40℃,90%RH) 射出発泡ポリスチレン 55.5g/m2・24hr(40℃,90%RH) 本発明品 フィルム無し 202 g/m2・24hr(40℃,90%RH) 本発明品 中芯両面にハイインパク 122 g/m2・24hr(40℃,90%RH) トポリスチレンフイルム 25μm,ラミネート 本発明品に於いて中芯両面にハイインパクトポリスチレ
ンフィルム25μmをラミネートした場合に透湿度が122g
/m2・24hrと適度に透湿する様に作用しているが、若し
平板発泡ポリスチレンシートの両面側にハイインパクト
ポリスチレンフィルムを用いて平板状態にした時にはそ
の透湿度は32.1g/m2・24hrであり殆んど透湿しない。
【0027】次ぎに本発明品の製造方法に就いて説明す
る。即ち第1の方法として一次発泡その他の方法で不完
全発泡させたプラスチックシートを使用し、そのシート
を発泡機中で加熱して該発泡プラスチックシートを変形
温度ないし変形温度+50℃の範囲にすることにより二
次発泡を行なわせると同時に該発泡プラスチックシート
の少なく共一方の面にスキン層を形成せしめて後、30
〜90℃に保たれた一対の噛み合う歯車型状凹凸ロール
により波型加工を行なわせ、次いで冷却後、該波型発泡
プラスチックシートの波型頂部に接着剤を塗布し、2本
のロール間を両面に板紙ライナーを重ね合わせて通過さ
せて後、加熱した。
る。即ち第1の方法として一次発泡その他の方法で不完
全発泡させたプラスチックシートを使用し、そのシート
を発泡機中で加熱して該発泡プラスチックシートを変形
温度ないし変形温度+50℃の範囲にすることにより二
次発泡を行なわせると同時に該発泡プラスチックシート
の少なく共一方の面にスキン層を形成せしめて後、30
〜90℃に保たれた一対の噛み合う歯車型状凹凸ロール
により波型加工を行なわせ、次いで冷却後、該波型発泡
プラスチックシートの波型頂部に接着剤を塗布し、2本
のロール間を両面に板紙ライナーを重ね合わせて通過さ
せて後、加熱した。
【0028】次いで必要あれば所定寸法に裁断する断熱
性段ボールの製造方法または第2の方法として一次発泡
その他の方法で不完全発泡させたプラスチックシートを
垂直方向に置かれた加熱器中へ上方より下方へ通過せし
めてプラスチックシートを蒸気,熱風,赤外線,遠赤外
線によって加熱して該プラスチックシートを変形温度な
いし変形温度+50℃の範囲にすることにより二次発泡
させると同時にプラスチックシートの少なく共一方の面
にスキン層を形成せしめて後、30〜90℃の温度範囲
内に保たれた噛み合う如く所定間隔を置いて対峠せしめ
た一対の歯車形状凹凸ロール間を上記スキン層形成済プ
ラスチックシートを連続または非連続的に通過せしめ且
つこの部分にてプラスチックシートの進行方向を垂直か
ら水平に変換せしめ、次いで冷却後、該波型発泡プラス
テックシートの波型頂部に接着剤を塗布し、2本のロー
ル間を両面に板紙ライナーを重ね合わせて通過せしめて
後、加熱した。
性段ボールの製造方法または第2の方法として一次発泡
その他の方法で不完全発泡させたプラスチックシートを
垂直方向に置かれた加熱器中へ上方より下方へ通過せし
めてプラスチックシートを蒸気,熱風,赤外線,遠赤外
線によって加熱して該プラスチックシートを変形温度な
いし変形温度+50℃の範囲にすることにより二次発泡
させると同時にプラスチックシートの少なく共一方の面
にスキン層を形成せしめて後、30〜90℃の温度範囲
内に保たれた噛み合う如く所定間隔を置いて対峠せしめ
た一対の歯車形状凹凸ロール間を上記スキン層形成済プ
ラスチックシートを連続または非連続的に通過せしめ且
つこの部分にてプラスチックシートの進行方向を垂直か
ら水平に変換せしめ、次いで冷却後、該波型発泡プラス
テックシートの波型頂部に接着剤を塗布し、2本のロー
ル間を両面に板紙ライナーを重ね合わせて通過せしめて
後、加熱した。
【0029】次いで必要に応じて所定寸法に裁断・成形
する断熱性段ボールの製造方法を開発し、更に一対の歯
車型状凹凸ロールの雌型凹部に細孔を設け雄型ロールと
噛み合う部分の内部を真空吸引する如くした鮮度保持保
冷用段ボールの製造方法や一対の歯車型状凹凸ロールの
雄型凸部に細孔を設け雌型ロールと噛み合う部分周の内
部に圧縮空気を吹き入れ、上記細孔から噴射する如くし
た断熱性段ボールの製造方法の如く改良案を発明した。 なお波型中芯の表面にプラスチックフィルムをラミネー
トさせたものを造る場合には一次発泡プラスチックシー
トに予めプラスチックフィルムをラミネートさせたもの
を用いるとよい。
する断熱性段ボールの製造方法を開発し、更に一対の歯
車型状凹凸ロールの雌型凹部に細孔を設け雄型ロールと
噛み合う部分の内部を真空吸引する如くした鮮度保持保
冷用段ボールの製造方法や一対の歯車型状凹凸ロールの
雄型凸部に細孔を設け雌型ロールと噛み合う部分周の内
部に圧縮空気を吹き入れ、上記細孔から噴射する如くし
た断熱性段ボールの製造方法の如く改良案を発明した。 なお波型中芯の表面にプラスチックフィルムをラミネー
トさせたものを造る場合には一次発泡プラスチックシー
トに予めプラスチックフィルムをラミネートさせたもの
を用いるとよい。
【0030】実施例1 次ぎに図を用いて第1の方法に就いて詳説する。図11
に於いて予め発泡倍率6〜12倍に一次発泡せしめた二次
発泡前の発泡ポリスチレンシート16のロールより発泡
ポリスチレンシート16を送り込みロール11,11′
により発泡機10に送り込み、発泡ポリスチレンシート
16を発泡機10中で加熱して発泡ポリスチレンシート
16の樹脂温度を平均120℃にすることにより第二次発
泡を行なわせると同時に発泡ポリスチレンシート16の
両表面部にスキン層を形成せしめて後、歯車状に凹凸に
した一対の歯車形状ロール12,12′を大約40〜60℃
程度に調節して発泡材厚さよりも0.1〜2mm小さいクリ
アランスとした間を通過させることにより更にスキン層
を増大させ、次いで送風機13,13′で発泡ポリスチ
レンシート16の両面を大約40℃付近迄冷却させて波型
中芯2を製造する。
に於いて予め発泡倍率6〜12倍に一次発泡せしめた二次
発泡前の発泡ポリスチレンシート16のロールより発泡
ポリスチレンシート16を送り込みロール11,11′
により発泡機10に送り込み、発泡ポリスチレンシート
16を発泡機10中で加熱して発泡ポリスチレンシート
16の樹脂温度を平均120℃にすることにより第二次発
泡を行なわせると同時に発泡ポリスチレンシート16の
両表面部にスキン層を形成せしめて後、歯車状に凹凸に
した一対の歯車形状ロール12,12′を大約40〜60℃
程度に調節して発泡材厚さよりも0.1〜2mm小さいクリ
アランスとした間を通過させることにより更にスキン層
を増大させ、次いで送風機13,13′で発泡ポリスチ
レンシート16の両面を大約40℃付近迄冷却させて波型
中芯2を製造する。
【0031】この波型中芯2は厚さ方向の平均気泡径が
102μmであるスキン層が両面に350μmの厚さで存在し、
コア部は厚さ方向の平均気泡径が226μmで且つスキン層
の厚さ方向の平均気泡径の1.8倍以上である波型の独立
気泡率70%以上の発泡ポリスチレンシートである。しか
る後に接着剤付与装置14,14′例えばリバースロー
ルコータを用いて波型中芯2に接着剤を固形分換算で20
g/m2付与する。この際、板紙ライナー8,9全面に接
着剤を付与しても良いが、その場合は透湿性が悪化す
る。次いで2本のゴムロール15,15′間の圧力を10
00g/cm2以下とした間を通過させる。その際に波型中
芯2の両方の面には板紙ライナー8,9を送り込み接
着,積層させる。その際、必要あれば板紙ライナー8,
9を予熱或いは調湿しておく方が有利である。次ぎに常
温〜60℃,好ましくは約40℃に調節した乾燥機17,1
7′中を通して接着を完了させる。以後、必要に応じて
切断,成形する。以上の操作は12m/分の速度で行なっ
た。
102μmであるスキン層が両面に350μmの厚さで存在し、
コア部は厚さ方向の平均気泡径が226μmで且つスキン層
の厚さ方向の平均気泡径の1.8倍以上である波型の独立
気泡率70%以上の発泡ポリスチレンシートである。しか
る後に接着剤付与装置14,14′例えばリバースロー
ルコータを用いて波型中芯2に接着剤を固形分換算で20
g/m2付与する。この際、板紙ライナー8,9全面に接
着剤を付与しても良いが、その場合は透湿性が悪化す
る。次いで2本のゴムロール15,15′間の圧力を10
00g/cm2以下とした間を通過させる。その際に波型中
芯2の両方の面には板紙ライナー8,9を送り込み接
着,積層させる。その際、必要あれば板紙ライナー8,
9を予熱或いは調湿しておく方が有利である。次ぎに常
温〜60℃,好ましくは約40℃に調節した乾燥機17,1
7′中を通して接着を完了させる。以後、必要に応じて
切断,成形する。以上の操作は12m/分の速度で行なっ
た。
【0032】二次発泡を行なわせる発泡機10の加熱方
法に二つの方法が採用出来るが、その一つは図12の如
く赤外線発生機18により金属板19を均一に加熱し、
その熱輻射によって発泡ポリスチレンシート16を加熱
して二次発泡せしめる方法であり、今一つの方法は図1
3の如く遠赤外線発生機20を利用して発泡ポリスチレ
ンシート16を加熱して二次発泡せしめる方法である。
前者の方法はシート16の中心部迄充分に加熱するには
樹脂の表面温度を高くさせる必要があり、折角生成させ
たスキン層を減少させて了う恐れがあるので後者の方法
の方が望ましい。即ち表面温度を測定・調節することに
よって制御を行なうことにより波型成形の均一化及びシ
ートの収縮を極力を押えることが好ましい。なお発泡ポ
リスチレンシートに代えて発泡ポリエチレンシートを用
いた場合は約10℃温度を上昇せしめることにより同様に
製造が出来た。
法に二つの方法が採用出来るが、その一つは図12の如
く赤外線発生機18により金属板19を均一に加熱し、
その熱輻射によって発泡ポリスチレンシート16を加熱
して二次発泡せしめる方法であり、今一つの方法は図1
3の如く遠赤外線発生機20を利用して発泡ポリスチレ
ンシート16を加熱して二次発泡せしめる方法である。
前者の方法はシート16の中心部迄充分に加熱するには
樹脂の表面温度を高くさせる必要があり、折角生成させ
たスキン層を減少させて了う恐れがあるので後者の方法
の方が望ましい。即ち表面温度を測定・調節することに
よって制御を行なうことにより波型成形の均一化及びシ
ートの収縮を極力を押えることが好ましい。なお発泡ポ
リスチレンシートに代えて発泡ポリエチレンシートを用
いた場合は約10℃温度を上昇せしめることにより同様に
製造が出来た。
【0033】実施例2 実施例2は本発明の第2の製造方法を用いる場合であ
り、図14の如く大略の工程は第1の製造方法と同様で
あるが唯、発泡機中を一次発泡ポリスチレンシートが通
過する工程が垂直方向で実施され、その後に水平方向に
方向変換されて以後第1の製造方法と同一に処理される
のである。最初の工程を垂直にした理由は第1の製造方
法では発泡工程に於いて加熱されるとポリスチレンシー
ト16がダレルために発泡機10とポリスチレンシート
16が接触して不都合を生じるためシートの下面側の発
泡機との距離を充分大ならしめる必要があり、シート両
面の加熱状態に差が生じるか若しくは加熱効率が低下す
るので、之を防止する上で効果を発揮し得る利点がある
ためである。
り、図14の如く大略の工程は第1の製造方法と同様で
あるが唯、発泡機中を一次発泡ポリスチレンシートが通
過する工程が垂直方向で実施され、その後に水平方向に
方向変換されて以後第1の製造方法と同一に処理される
のである。最初の工程を垂直にした理由は第1の製造方
法では発泡工程に於いて加熱されるとポリスチレンシー
ト16がダレルために発泡機10とポリスチレンシート
16が接触して不都合を生じるためシートの下面側の発
泡機との距離を充分大ならしめる必要があり、シート両
面の加熱状態に差が生じるか若しくは加熱効率が低下す
るので、之を防止する上で効果を発揮し得る利点がある
ためである。
【0034】即ち、予め発泡倍率5〜10倍に一次発泡
せしめた二次発泡前の発泡ポリスチレンシート16のロ
ールより発泡ポリスチレンシート16を送り込みロール
11,11′により竪型発泡機10に送り込み発泡ポリ
ステレンシート16の両表面を発泡機10中で加熱して
発泡ポリスチレンシート16を樹脂温度120〜130
℃にすることにより第2次発泡を行なわせると同時に発
泡ポリスチレンシート16の両表面部にスキン層を形成
せしめて後、40〜60℃に保ちその方向転換兼波型加
工用金属製エンボスロール21,21′間を通過させ
る。2本のエンボスロール21,21′の一対(点線円
表示部)の凹凸は軽く噛み合う如くセツトされており、
そのクリアランスは被加工発泡ポリスチレンシートの厚
みにより適宜調節される。以下、水平方向に進行してか
らは実施例1に準じた製造方法で送風機13,13′で
冷却させ、表裏両面に板紙8,9を供給しつつ接着剤付
与装置14,14′で接着剤を付与し、続いて金属製ロ
ール15″,ゴムロール15′間で圧接され積層された
後、乾燥機17中を通して固化,乾燥されて製品段ボー
ルを得る。更に必要により切断・成形されるのである。
せしめた二次発泡前の発泡ポリスチレンシート16のロ
ールより発泡ポリスチレンシート16を送り込みロール
11,11′により竪型発泡機10に送り込み発泡ポリ
ステレンシート16の両表面を発泡機10中で加熱して
発泡ポリスチレンシート16を樹脂温度120〜130
℃にすることにより第2次発泡を行なわせると同時に発
泡ポリスチレンシート16の両表面部にスキン層を形成
せしめて後、40〜60℃に保ちその方向転換兼波型加
工用金属製エンボスロール21,21′間を通過させ
る。2本のエンボスロール21,21′の一対(点線円
表示部)の凹凸は軽く噛み合う如くセツトされており、
そのクリアランスは被加工発泡ポリスチレンシートの厚
みにより適宜調節される。以下、水平方向に進行してか
らは実施例1に準じた製造方法で送風機13,13′で
冷却させ、表裏両面に板紙8,9を供給しつつ接着剤付
与装置14,14′で接着剤を付与し、続いて金属製ロ
ール15″,ゴムロール15′間で圧接され積層された
後、乾燥機17中を通して固化,乾燥されて製品段ボー
ルを得る。更に必要により切断・成形されるのである。
【0035】実施例3 実施例2に於いては図15に示す如く波型加工用金属製
エンボスロール21の発泡ポリスチレンシートと接触す
る部分22ではエンボスロールの凹部に設けられた孔を
通じて真空吸引が行なわれポリスチレンシートの離脱を
防止された以外は実施例2と殆んど同一条件で唯接着剤
付与装置を出た次ぎに2本の金属製ロール間を通過させ
て鮮度保持保冷用段ボールを製造した。なお波型エンボ
スロール21′の方にも細孔を設けてロールの内側から
圧搾空気を噴射せしめることによりポリスチレンシート
の離脱を一層防止できた。また圧搾空気を予め冷却して
おいて冷風噴射とすることによってポリスチレンシート
の形状固定を促進することも出来る。
エンボスロール21の発泡ポリスチレンシートと接触す
る部分22ではエンボスロールの凹部に設けられた孔を
通じて真空吸引が行なわれポリスチレンシートの離脱を
防止された以外は実施例2と殆んど同一条件で唯接着剤
付与装置を出た次ぎに2本の金属製ロール間を通過させ
て鮮度保持保冷用段ボールを製造した。なお波型エンボ
スロール21′の方にも細孔を設けてロールの内側から
圧搾空気を噴射せしめることによりポリスチレンシート
の離脱を一層防止できた。また圧搾空気を予め冷却して
おいて冷風噴射とすることによってポリスチレンシート
の形状固定を促進することも出来る。
【0036】実施例4 図16に示した如き型押機を用いて中芯の波型加工を行
ない、実施例1と同一条件でバッチ式製造を行なった。
図中10は発泡機、23は真空タンク、24は雄型フラ
グ、25は雌型金型である。
ない、実施例1と同一条件でバッチ式製造を行なった。
図中10は発泡機、23は真空タンク、24は雄型フラ
グ、25は雌型金型である。
【0037】実施例5 東北地方のカーネーションを本発明品(段厚7mm,中
芯発泡ポリスチレンシート,表裏両面板紙ライナー)と
一般段ボール箱に箱詰めして、普通トラックにて東京へ
輸送した。本発明品は次の如き性能のものである。 一次発泡ポリスチレンシートの厚さ1.6mm 平均発泡倍率9倍 スキン層の厚さ120〜200μm スキン層の平均気泡径71μm コア部の平均気泡径174μm を用いて、二次発泡せしめて第1の製造方法にて波型中
芯にした。波型中芯はシート厚さ3.1mm独立気泡率
90%以上 平均発泡倍率17倍 スキン層の厚さ110〜260μm スキン層の平均気泡径102μm コア部の平均気泡径226μm であって、その表裏両面に板紙ライナーを貼合して段ボ
ールシートを造り、製函した。 箱の寸法は長さ800×巾320×高さ105mmで蓄
冷剤3kgを使用した。 到着後、8時間経過した時点で開封した。一般段ボール
箱では花弁や葉が可成り萎んでいた。しかるに本発明品
は箱詰め時とほゞ同じ程度に勢いがあり、全体がみずみ
ずしかった。
芯発泡ポリスチレンシート,表裏両面板紙ライナー)と
一般段ボール箱に箱詰めして、普通トラックにて東京へ
輸送した。本発明品は次の如き性能のものである。 一次発泡ポリスチレンシートの厚さ1.6mm 平均発泡倍率9倍 スキン層の厚さ120〜200μm スキン層の平均気泡径71μm コア部の平均気泡径174μm を用いて、二次発泡せしめて第1の製造方法にて波型中
芯にした。波型中芯はシート厚さ3.1mm独立気泡率
90%以上 平均発泡倍率17倍 スキン層の厚さ110〜260μm スキン層の平均気泡径102μm コア部の平均気泡径226μm であって、その表裏両面に板紙ライナーを貼合して段ボ
ールシートを造り、製函した。 箱の寸法は長さ800×巾320×高さ105mmで蓄
冷剤3kgを使用した。 到着後、8時間経過した時点で開封した。一般段ボール
箱では花弁や葉が可成り萎んでいた。しかるに本発明品
は箱詰め時とほゞ同じ程度に勢いがあり、全体がみずみ
ずしかった。
【0038】実施例6 実施例1の如き製造方法にて中芯の両面にハイインパク
トポリスチレンフィルム25μmをラミネートして段ボー
ルシートを製造し、箱を作った。保温率は64.5%(AS
TM法にて測定)、圧縮強度は15.9kgf/50mm(JIS Z04
01の残存垂直圧縮強さ試験方法で一時間水に浸漬後測定
した)箱の寸法は長500×幅260×高215mm,冷凍海老正
味12kg,総重量15kg,冷凍室より倉出し、普通トラック
にて東京−埼玉,埼玉−東京へ転送した。一般段ボール
箱に於いては水浸れによって箱が可成り脆弱化し、冷凍
海老の鮮度が著しく劣化した。本発明品は脆弱化するこ
となく積み重ねた下積の箱も破損しなかった。鮮度も良
好であった。
トポリスチレンフィルム25μmをラミネートして段ボー
ルシートを製造し、箱を作った。保温率は64.5%(AS
TM法にて測定)、圧縮強度は15.9kgf/50mm(JIS Z04
01の残存垂直圧縮強さ試験方法で一時間水に浸漬後測定
した)箱の寸法は長500×幅260×高215mm,冷凍海老正
味12kg,総重量15kg,冷凍室より倉出し、普通トラック
にて東京−埼玉,埼玉−東京へ転送した。一般段ボール
箱に於いては水浸れによって箱が可成り脆弱化し、冷凍
海老の鮮度が著しく劣化した。本発明品は脆弱化するこ
となく積み重ねた下積の箱も破損しなかった。鮮度も良
好であった。
【0039】
【発明の効果】従来の射出発泡ポリスチレン容器に代え
て折たたみが可能な段ボール凾に断熱性を有する発泡プ
ラスチックシート(PE,PS,PP等)或いはアルミ
箔,アルミ蒸着フィルム(PET,PE,PP等)をラ
ミネートしたりして断熱性の向上を試みられているが、
市場が要求している断熱性能を有する迄には至っておら
ず、その開発が切望されていたのであるが、本発明品は
段ボールの中芯にスキン層を有する発泡プラスチックシ
ートを用いることにより断熱性を格段に向上させた。更
に中芯に堰を設けることにより断熱性の向上を図ったの
である。それによって折たたみが可能で、且つ発泡ポリ
スチレン射出物とほぼ同程度の断熱性を有せしめること
に成功した。
て折たたみが可能な段ボール凾に断熱性を有する発泡プ
ラスチックシート(PE,PS,PP等)或いはアルミ
箔,アルミ蒸着フィルム(PET,PE,PP等)をラ
ミネートしたりして断熱性の向上を試みられているが、
市場が要求している断熱性能を有する迄には至っておら
ず、その開発が切望されていたのであるが、本発明品は
段ボールの中芯にスキン層を有する発泡プラスチックシ
ートを用いることにより断熱性を格段に向上させた。更
に中芯に堰を設けることにより断熱性の向上を図ったの
である。それによって折たたみが可能で、且つ発泡ポリ
スチレン射出物とほぼ同程度の断熱性を有せしめること
に成功した。
【0040】更に容器の外からの有害ガスや匂いの侵入
の防止及び容器内の適度な湿度の保持を可能ならしめ
た。尚一般段ボールにアルミ蒸着したものよりも本発明
品は段厚が低いに拘わらず保温性が良好である利点を有
している。また本発明に成る波型中芯の何れか一方の面
または両面にプラスチックフィルムを積層することによ
り断熱性を増大せしめると同時に一層圧縮強度を向上さ
せることが出来たので包装凾を積み重ねる場合に非常に
有利となった。以上詳述した如く本発明に係る鮮度保持
保冷用段ボールは、表裏両面が板紙ライナーであり、波
型中芯を構成する素材が発泡プラスチックシートであり
且つ発泡プラスチックシートの少なくとも一方の面に10
0〜700μmの厚さのスキン層が形成されているので素材
の増量を必要とせず、しかも断熱性を向上せしめること
を可能ならしめているのである。
の防止及び容器内の適度な湿度の保持を可能ならしめ
た。尚一般段ボールにアルミ蒸着したものよりも本発明
品は段厚が低いに拘わらず保温性が良好である利点を有
している。また本発明に成る波型中芯の何れか一方の面
または両面にプラスチックフィルムを積層することによ
り断熱性を増大せしめると同時に一層圧縮強度を向上さ
せることが出来たので包装凾を積み重ねる場合に非常に
有利となった。以上詳述した如く本発明に係る鮮度保持
保冷用段ボールは、表裏両面が板紙ライナーであり、波
型中芯を構成する素材が発泡プラスチックシートであり
且つ発泡プラスチックシートの少なくとも一方の面に10
0〜700μmの厚さのスキン層が形成されているので素材
の増量を必要とせず、しかも断熱性を向上せしめること
を可能ならしめているのである。
【0041】本発明に於いて波型中芯を従来のボール紙
に代えて発泡プラスチックシートを加工したものとする
事によって溝部に堰を設ける場合に堰の加工が非常に簡
単容易となるのでコスト的に極めて有利であり、しかも
断熱性も良好である事が確認された。波型中芯の溝中へ
遮断堰が設けられている場合には更に断熱性能が向上し
ており、また波型中芯の一方の面が板紙ライナーを介し
て更に発泡プラスチックシートを積層されたものである
場合には収納品の表面擦傷防止を達成したものであり、
折り畳み可能で軽量な包装凾用段ボールを提供すること
が出来、しかも湿潤強度が従来の段ボールに比し顕著に
大きい利点を有しており、更に生鮮品の鮮度保持に優れ
た性能を有している。また本発明方法は上記効果を有す
る本発明品を安価且つ容易に製造出来る方法であり、そ
の工業的価値は非常に大きなものである。
に代えて発泡プラスチックシートを加工したものとする
事によって溝部に堰を設ける場合に堰の加工が非常に簡
単容易となるのでコスト的に極めて有利であり、しかも
断熱性も良好である事が確認された。波型中芯の溝中へ
遮断堰が設けられている場合には更に断熱性能が向上し
ており、また波型中芯の一方の面が板紙ライナーを介し
て更に発泡プラスチックシートを積層されたものである
場合には収納品の表面擦傷防止を達成したものであり、
折り畳み可能で軽量な包装凾用段ボールを提供すること
が出来、しかも湿潤強度が従来の段ボールに比し顕著に
大きい利点を有しており、更に生鮮品の鮮度保持に優れ
た性能を有している。また本発明方法は上記効果を有す
る本発明品を安価且つ容易に製造出来る方法であり、そ
の工業的価値は非常に大きなものである。
【図1】本発明に係る基準的な断熱性段ボールの断面図
である。
である。
【図2】本発明に係る断熱性段ボールの一部を示す斜視
図である。
図である。
【図3】図2に於ける遮断堰A−A線断面位置で示した
本発明に係る断熱性段ボールの断面図である。
本発明に係る断熱性段ボールの断面図である。
【図4】図3に於けるB−B線断面位置で示した本発明
に係る断熱性段ボールの断面図である。
に係る断熱性段ボールの断面図である。
【図5】図3に於けるC−C線断面図である。
【図6】更に波型中芯2の一方の面が板紙ライナー1を
介して発泡プラスチックシート4を積層したものの断面
図である。
介して発泡プラスチックシート4を積層したものの断面
図である。
【図7】波型中芯の一方の面にプラスチックフィルムを
積層した場合の断面図である。
積層した場合の断面図である。
【図8】波型中芯の両面にプラスチックフィルムを積層
した場合の断面図である。
した場合の断面図である。
【図9】断熱性測定器の箱体斜視図である。
【図10】断熱性測定器の底板部分の説明図である。
【図11】本発明品の製造工程を説明する略図である。
【図12】赤外線利用発泡機の加熱方法説明図である。
【図13】遠赤外線利用発泡機の加熱方法説明図であ
る。
る。
【図14】実施例2の竪型方式の製造工程図である。
【図15】歯車型状凹凸ロール部の拡大断面図である。
【図16】実施例4のバッチ式製造法を説明する図であ
る。
る。
1 板紙ライナー 2 波型中芯(スキン層を有する発泡プラスチックシー
トより成る) 3 遮断堰 4 発泡プラスチックシート 5 プラスチックフィルム 6 ブロック 7 溝 8,9 板紙ライナー 10 発泡機 11,11′ 送り込みロール 12,12′ 歯車型状ロール 13,13′ 送風機 14,14′ 接着剤付与装置 15,15′ ゴムロール 15″ 金属製ロール 16 一次発泡プラスチックシート 17,17′ 乾燥機 18 赤外線発生機 19 金属板 20 遠赤外線発生機 21,21′ 方向変換兼波型加工エンボスロール 22 エンボスロールと発泡プラスチックシートとの接
触部位 23 真空タンク 24 フラグ(雄型) 25 金型(雌型)
トより成る) 3 遮断堰 4 発泡プラスチックシート 5 プラスチックフィルム 6 ブロック 7 溝 8,9 板紙ライナー 10 発泡機 11,11′ 送り込みロール 12,12′ 歯車型状ロール 13,13′ 送風機 14,14′ 接着剤付与装置 15,15′ ゴムロール 15″ 金属製ロール 16 一次発泡プラスチックシート 17,17′ 乾燥機 18 赤外線発生機 19 金属板 20 遠赤外線発生機 21,21′ 方向変換兼波型加工エンボスロール 22 エンボスロールと発泡プラスチックシートとの接
触部位 23 真空タンク 24 フラグ(雄型) 25 金型(雌型)
Claims (9)
- 【請求項1】 段ボールの波型中芯のシートが厚さ0.7
〜7.0mmで厚さ方向の平均気泡径が4〜150μmであるス
キン層が少なくとも一方の面に100〜700μmの厚さで存
在しコア部は厚さ方向の平均気泡径が10〜1,000μmで且
つスキン層の厚さ方向の平均気泡径の1.8倍以上である
シート全体の平均発泡倍率が8〜40倍である独立気泡率
70%以上の発泡プラスチックシートであり、該波型中芯
の両面に板紙ライナーが接着加工されたものであること
を特徴とする断熱性段ボール。 - 【請求項2】 波型中芯の溝中へ遮断堰が設けられてい
る請求項1に記載の断熱性段ボール。 - 【請求項3】 波型中芯の一方の面が板紙ライナーを介
して発泡プラスチックシートを積層されたものである請
求項1または2に記載の断熱性段ボール。 - 【請求項4】 発泡プラスチックシートの少なく共何れ
か一方の面または両面にプラスチックフィルムが積層さ
れていることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1
項に記載の断熱性段ボール。 - 【請求項5】 プラスチックフィルムの厚みが5〜50μ
mである請求項4に記載の断熱性段ボール。 - 【請求項6】 発泡余力を残している不完全発泡のプラ
スチックシートを使用し、その両表面を発泡機中で蒸
気,熱風,赤外線,遠赤外線などの方法で加熱して該発
泡プラスチックシートをその変形温度ないし変形温度+
50℃の範囲にすることにより二次発泡を行なわせると
同時に該発泡プラスチックシートの少なく共一方の面に
スキン層を形成せしめて後、30〜90℃に保たれた一
対の噛み合う歯車型状凹凸ロールにより連続または非連
続的に波型加工を行なわせ、次いで冷却後、該波型発泡
プラスチックシートの波型頂部に接着剤を塗布し、2本
のロール間を両面に板紙ライナーを重ね合わせて通過さ
せて後、加熱し、次いで必要あれば所定寸法に裁断する
断熱性段ボールの製造方法。 - 【請求項7】 垂直方向に置かれた発泡余力を残してい
る不完全発泡させたプラスチックシートを上方より下方
へ通過せしめて竪型発泡機中で加熱して該発泡プラスチ
ックシートを変形温度ないし変形温度+50℃の範囲に
加熱することによりプラスチックシートを二次発泡させ
ると同時に該発泡プラスチックシートの少なく共一方の
面にスキン層を形成せしめて後、30〜90℃に保たれ
た一対の噛み合う如く所定の間隔を置いて対峠せしめた
歯車型状凹凸ロール間を上記スキン層形成済プラスチッ
クシートを通過せしめて波型加工を施し且つこの部分に
てプラスチックシートの進行方向を垂直から水平に変換
せしめ、次いで冷却後、該波型発泡プラスチックシート
の波型頂部に接着剤を塗布し、2本のロール間を両面に
板紙ライナーを重ね合わせて通過せしめて後、加熱し、
次いで必要に応じて所定寸法に裁断・成形する断熱性段
ボールの製造方法。 - 【請求項8】 一対の歯車型状凹凸ロールの雌型凹部に
細孔を設け雄型ロールと噛み合う部分の内部を真空吸引
する如くした請求項6または7に記載の断熱性段ボール
の製造方法。 - 【請求項9】 一対の歯車型状凹凸ロールの雄型凹凸部
に細孔を設け雌型ロールと噛み合う部分周辺の内部に圧
縮空気を吹き入れ、上記細孔から噴射する如くした請求
項6ないし8中の何れか1項に記載の断熱性段ボールの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11069391A JPH0659697B2 (ja) | 1990-05-14 | 1991-04-17 | 断熱性段ボール及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-121160 | 1990-05-14 | ||
| JP12116090 | 1990-05-14 | ||
| JP3-11629 | 1991-01-09 | ||
| JP1162991 | 1991-01-09 | ||
| JP11069391A JPH0659697B2 (ja) | 1990-05-14 | 1991-04-17 | 断熱性段ボール及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04331136A JPH04331136A (ja) | 1992-11-19 |
| JPH0659697B2 true JPH0659697B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=27279502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11069391A Expired - Fee Related JPH0659697B2 (ja) | 1990-05-14 | 1991-04-17 | 断熱性段ボール及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659697B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0539940U (ja) * | 1990-09-11 | 1993-05-28 | 若色印刷株式会社 | 段ボールシート |
| JPH0582531U (ja) * | 1992-04-10 | 1993-11-09 | 雅好 岩本 | 段ボールの中心の段形成装置 |
| JP3026196U (ja) * | 1995-12-21 | 1996-07-02 | 正昌 高橋 | 保温保冷段ボール箱 |
| CN114563270B (zh) * | 2022-03-01 | 2024-08-13 | 深圳市金川包装制品有限公司 | 一种包装箱极限承重检测系统及检测方法 |
| CN116423736B (zh) * | 2023-04-23 | 2026-02-06 | 长虹美菱股份有限公司 | 一种冰箱的真空隔热板的粘接方法 |
-
1991
- 1991-04-17 JP JP11069391A patent/JPH0659697B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04331136A (ja) | 1992-11-19 |
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