JPH0659800B2 - 作業車の走行用油圧クラッチ装置 - Google Patents
作業車の走行用油圧クラッチ装置Info
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- JPH0659800B2 JPH0659800B2 JP62314864A JP31486487A JPH0659800B2 JP H0659800 B2 JPH0659800 B2 JP H0659800B2 JP 62314864 A JP62314864 A JP 62314864A JP 31486487 A JP31486487 A JP 31486487A JP H0659800 B2 JPH0659800 B2 JP H0659800B2
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- hydraulic clutch
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、前後進切換操作自在に構成した作業車の走行
用油圧クラッチ装置において、前後進切換操作がショッ
ク少なく行われるようにするための技術に関する。
用油圧クラッチ装置において、前後進切換操作がショッ
ク少なく行われるようにするための技術に関する。
前述のような前後進切換操作の構造の一例が、特開昭62
-39335号公報に開示されている。
-39335号公報に開示されている。
この構造では一つのクラッチとギヤ切換式の前後進切換
装置を備えており、例えば前進中において後進側への操
作信号が入力されると、すぐには前後進切換装置を後進
側に操作せずに、先ず前後進切換装置を前進側に残した
状態で、走行用の変速装置を低速側に変速操作していっ
て、エンジンブレーキの作用で車体の前進速度を減速操
作していく。
装置を備えており、例えば前進中において後進側への操
作信号が入力されると、すぐには前後進切換装置を後進
側に操作せずに、先ず前後進切換装置を前進側に残した
状態で、走行用の変速装置を低速側に変速操作していっ
て、エンジンブレーキの作用で車体の前進速度を減速操
作していく。
車体の前進速度が充分に減速されると、このときにクラ
ッチを一度切り操作して前後進切換装置を後進側に操作
し、再びクラッチを入り状態側に操作する。この場合に
後進の加速度を検出して、この後進の加速度が設定値に
維持されるように、クラッチの入り操作力を強弱に制御
している。
ッチを一度切り操作して前後進切換装置を後進側に操作
し、再びクラッチを入り状態側に操作する。この場合に
後進の加速度を検出して、この後進の加速度が設定値に
維持されるように、クラッチの入り操作力を強弱に制御
している。
前述の構成では、後進の加速度が設定値に維持されるよ
うにするクラッチの入り操作力の制御を開始する場合、
エンジンブレーキの作用で車体の前進速度を減速操作し
て機体の前進速度が充分に減速されてから、前述の後進
用のクラッチの入り操作力の制御を開始している。
うにするクラッチの入り操作力の制御を開始する場合、
エンジンブレーキの作用で車体の前進速度を減速操作し
て機体の前進速度が充分に減速されてから、前述の後進
用のクラッチの入り操作力の制御を開始している。
このように、車体の前進速度が充分に減速されてから前
述の制御を開始していると言っても、まだ車体は前進し
ているので、この前進状態において前述のように前後進
切換装置を後進側に操作し、後進の加速度が設定値に維
持されるようにクラッチを入り状態側に操作すると、前
進状態において車体が急に後進を開始して後進速度が加
速される状態となり、ショックが発生することになる。
述の制御を開始していると言っても、まだ車体は前進し
ているので、この前進状態において前述のように前後進
切換装置を後進側に操作し、後進の加速度が設定値に維
持されるようにクラッチを入り状態側に操作すると、前
進状態において車体が急に後進を開始して後進速度が加
速される状態となり、ショックが発生することになる。
本発明は前後進切換操作自在に構成した作業車の走行用
油圧クラッチ装置において、前後進切換操作時のショッ
クを少なくすることを目的としている。
油圧クラッチ装置において、前後進切換操作時のショッ
クを少なくすることを目的としている。
本発明の特徴は前後進切換操作自在に構成した作業車の
走行用油圧クラッチ装置において、次のように構成する
ことにある。
走行用油圧クラッチ装置において、次のように構成する
ことにある。
摩擦型に構成された前進用の油圧クラッチ及び後進用の
油圧クラッチと、油圧クラッチに供給する作動油の圧力
を調節する弁機構と、走行系における前進用及び後進用
の油圧クラッチの下手側の加速度を検出する計測手段と
を設けると共に、 一方の油圧クラッチを入り状態から切り状態に操作し、
他方の油圧クラッチに作動油を供給して入り状態に操作
するようにした前後進切換操作時において、計測手段に
より検出される加速度が、一方側の油圧クラッチの向き
から他方側の油圧クラッチの向きに切り換わって、他方
側の油圧クラッチの向きの所定値に達すると、所定値に
達した際の圧力の作動油を他方側の油圧クラッチに設定
時間の間だけ供給し、 且つ、設定時間が経過すると、所定値に達した際の圧力
から作動油の圧力を上昇操作していき他方側の油圧クラ
ッチを入り状態とするように、弁機構を操作する制御手
段を設けてある。
油圧クラッチと、油圧クラッチに供給する作動油の圧力
を調節する弁機構と、走行系における前進用及び後進用
の油圧クラッチの下手側の加速度を検出する計測手段と
を設けると共に、 一方の油圧クラッチを入り状態から切り状態に操作し、
他方の油圧クラッチに作動油を供給して入り状態に操作
するようにした前後進切換操作時において、計測手段に
より検出される加速度が、一方側の油圧クラッチの向き
から他方側の油圧クラッチの向きに切り換わって、他方
側の油圧クラッチの向きの所定値に達すると、所定値に
達した際の圧力の作動油を他方側の油圧クラッチに設定
時間の間だけ供給し、 且つ、設定時間が経過すると、所定値に達した際の圧力
から作動油の圧力を上昇操作していき他方側の油圧クラ
ッチを入り状態とするように、弁機構を操作する制御手
段を設けてある。
(i) 本発明のように構成すると例えば第4図(イ)(ロ)(ハ)に示
すように、前進中において後進側に切換操作する場合、
入り状態の前進用の油圧クラッチから作動油を抜いてこ
れを切り状態に操作し、後進用の油圧クラッチに作動油
を供給してこれを入り状態側に操作することになる。
すように、前進中において後進側に切換操作する場合、
入り状態の前進用の油圧クラッチから作動油を抜いてこ
れを切り状態に操作し、後進用の油圧クラッチに作動油
を供給してこれを入り状態側に操作することになる。
この場合、車体は慣性力によりまだ前進しているので、
後進用の油圧クラッチが入り状態側に操作された初期の
うちは、後進用の油圧クラッチからの動力は前進速度の
減速のために消費されることになり、これによって車体
の前進速度が減速されていく。そして、前進速度がさら
に減速されて車体が停止し車体が後進し始めて(この間
でも、後進用の油圧クラッチに作動油が供給されて、こ
れが入り状態側に操作されている)、その際の後進の加
速度が所定値(β)に達すると、後進用の油圧クラッチ
への作動油の圧力がそのときの圧力に保持される。
後進用の油圧クラッチが入り状態側に操作された初期の
うちは、後進用の油圧クラッチからの動力は前進速度の
減速のために消費されることになり、これによって車体
の前進速度が減速されていく。そして、前進速度がさら
に減速されて車体が停止し車体が後進し始めて(この間
でも、後進用の油圧クラッチに作動油が供給されて、こ
れが入り状態側に操作されている)、その際の後進の加
速度が所定値(β)に達すると、後進用の油圧クラッチ
への作動油の圧力がそのときの圧力に保持される。
(ii) このように車体が前進状態から実際に後進し始めると、
後進用の油圧クラッチへの作動油の圧力の上昇操作を止
めて保持することにより、前進状態において車体が急に
後進を開始して後進速度が加速される状態を抑えること
ができる。
後進用の油圧クラッチへの作動油の圧力の上昇操作を止
めて保持することにより、前進状態において車体が急に
後進を開始して後進速度が加速される状態を抑えること
ができる。
そして、この作動油の圧力を保持する状態が設定時間の
間だけ継続されて、設定時間が経過すると作動油の圧力
を上昇操作し、後進用の油圧クラッチを入り状態とする
のである。
間だけ継続されて、設定時間が経過すると作動油の圧力
を上昇操作し、後進用の油圧クラッチを入り状態とする
のである。
(iii) 前述の〔従来の技術〕において提示した特開昭62-39335
号公報の構造のように、車体の加速度が一定になるよう
にクラッチの入り操作力を制御すると、例えば不整地で
の走行のように車体の前後姿勢が変化し易い状態では、
前後進切換操作時における半クラッチ状態時に、車体の
前後姿勢の変化が車体の加速度の変化としてクラッチに
フィードバックされてしまうため、半クラッチ状態時に
クラッチの入り操作力が変化し脈動する状態となってシ
ョックが発生したり、クラッチが入り状態にまで達する
時間が長くなるような場合がある。
号公報の構造のように、車体の加速度が一定になるよう
にクラッチの入り操作力を制御すると、例えば不整地で
の走行のように車体の前後姿勢が変化し易い状態では、
前後進切換操作時における半クラッチ状態時に、車体の
前後姿勢の変化が車体の加速度の変化としてクラッチに
フィードバックされてしまうため、半クラッチ状態時に
クラッチの入り操作力が変化し脈動する状態となってシ
ョックが発生したり、クラッチが入り状態にまで達する
時間が長くなるような場合がある。
これに対して本発明では例えば車体が前進状態から実際
に後進し始めると、後進用の油圧クラッチへの作動油の
圧力をこのときの圧力に保持するので、この後に車体の
前後姿勢の変化等により後進の加速度が変化しても、後
進用の油圧クラッチへの作動油の圧力が脈動してショッ
クが生じるようなことはない。
に後進し始めると、後進用の油圧クラッチへの作動油の
圧力をこのときの圧力に保持するので、この後に車体の
前後姿勢の変化等により後進の加速度が変化しても、後
進用の油圧クラッチへの作動油の圧力が脈動してショッ
クが生じるようなことはない。
以上のように前後進切換操作時において、車体が前進状
態から実際に後進し始めると(又は後進状態から前進し
始めると)、後進用の油圧クラッチ(又は前進用の油圧
クラッチ)への作動油の圧力を保持することにより、車
体が急に加速される状態を抑えることができるようにな
り、前後進切換操作時のショックを抑えて作業車の乗り
心地を向上させることができた。
態から実際に後進し始めると(又は後進状態から前進し
始めると)、後進用の油圧クラッチ(又は前進用の油圧
クラッチ)への作動油の圧力を保持することにより、車
体が急に加速される状態を抑えることができるようにな
り、前後進切換操作時のショックを抑えて作業車の乗り
心地を向上させることができた。
又、不整地での前後進切換操作時においても車体の前後
姿勢の変化に関係なく、ショック少なく前後進切換操作
が行えるようになって、作業車の乗り心地をさらに向上
させることができる。
姿勢の変化に関係なく、ショック少なく前後進切換操作
が行えるようになって、作業車の乗り心地をさらに向上
させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図に示すようにエンジン(1)からの動力が伝えられ
る走行クラッチ(2)、及び外部クラッチ(3)が設けられて
おり、走行クラッチ(2)からの動力は走行系に対する筒
状の入力軸(4)に伝えられ、外部クラッチ(3)からの動力
は外部動力軸(5)を駆動するための入力軸(4)に内嵌する
伝動軸(6)に伝えられる。入力軸(4)にはキー(7)を介し
てクラッチケース(8)が外嵌固定され、出力ギヤ(9)が遊
転状態で外嵌されており、入力軸(4)と同軸芯に配置さ
れた筒状の中間軸(10)に入力ギヤ(11)が固定されてい
る。
る走行クラッチ(2)、及び外部クラッチ(3)が設けられて
おり、走行クラッチ(2)からの動力は走行系に対する筒
状の入力軸(4)に伝えられ、外部クラッチ(3)からの動力
は外部動力軸(5)を駆動するための入力軸(4)に内嵌する
伝動軸(6)に伝えられる。入力軸(4)にはキー(7)を介し
てクラッチケース(8)が外嵌固定され、出力ギヤ(9)が遊
転状態で外嵌されており、入力軸(4)と同軸芯に配置さ
れた筒状の中間軸(10)に入力ギヤ(11)が固定されてい
る。
出力ギヤ(9)と入力ギヤ(11)との間にアイドルギヤ(12)
及び2つのギヤ(13),(14)で構成される後進用のギヤ伝
動系が形成され、クラッチケース(8)に入力軸(4)からの
動力を出力ギヤ(9)に伝える後進用の油圧クラッチ
(C1)、及び入力軸(4)からの動力を入力ギヤ(11)に直接
伝える前進用の油圧クラッチ(C2)が収められている。後
進用及び前進用の油圧クラッチ(C1),(C2)は、多数の摩
擦板(15),(16)と油圧ピストン(17),(18)を備えて構成さ
れ、作動油の供給によって入り状態に操作できるように
構成されている。
及び2つのギヤ(13),(14)で構成される後進用のギヤ伝
動系が形成され、クラッチケース(8)に入力軸(4)からの
動力を出力ギヤ(9)に伝える後進用の油圧クラッチ
(C1)、及び入力軸(4)からの動力を入力ギヤ(11)に直接
伝える前進用の油圧クラッチ(C2)が収められている。後
進用及び前進用の油圧クラッチ(C1),(C2)は、多数の摩
擦板(15),(16)と油圧ピストン(17),(18)を備えて構成さ
れ、作動油の供給によって入り状態に操作できるように
構成されている。
中間軸(10)からの動力が変速装置(19)を介して車輪(20)
に伝えられるようにして、走行系が形成されている。こ
の走行系は農用トラクタに備えられるように構成されて
おり、この走行系の変速系では、後進用及び前進用の油
圧クラッチ(C1),(C2)の動作による変速時にできるだけ
ショックを発生させないように、後進用及び前進用の油
圧クラッチ(C1),(C2)に対する作動油の圧力を制御する
制御系が備えられている。
に伝えられるようにして、走行系が形成されている。こ
の走行系は農用トラクタに備えられるように構成されて
おり、この走行系の変速系では、後進用及び前進用の油
圧クラッチ(C1),(C2)の動作による変速時にできるだけ
ショックを発生させないように、後進用及び前進用の油
圧クラッチ(C1),(C2)に対する作動油の圧力を制御する
制御系が備えられている。
次に、この制御系について説明する。第1図に示すよう
に油圧ポンプ(21)からの作動油が前後進切換弁(22)に送
られ、前後進切換弁(22)から後進用及び前進用の油圧ク
ラッチ(C1),(C2)に作動油を送る油路(23),(24)の各々
に、電磁比例減圧弁(V1),(V2)(弁機構に相当)が設け
られている。電磁比例減圧弁(V1),(V2)は、マイクロプ
ロセッサ(図示せず)を内装する制御装置(25)からの操
作信号で操作され、制御装置(25)は前後進切換弁(22)の
操作位置を検出する切換スイッチ(26)、車輪(20)の回転
から走行系の加速度を検出するセンサ(S)(走行系にお
ける後進用及び前進用の油圧クラッチ(C1),(C2)の下手
側の加速度を検出する計測手段に相当)からの信号が入
力されるように構成されている。制御装置(25)は第3図
のフローチャートに従って作動するようにプログラムが
設定されており、このプログラムには後進用及び前進用
の油圧クラッチ(C1),(C2)の切換操作に伴い、所定の特
性でクラッチ内圧を上昇させる制御手段(T)が形成され
ている。
に油圧ポンプ(21)からの作動油が前後進切換弁(22)に送
られ、前後進切換弁(22)から後進用及び前進用の油圧ク
ラッチ(C1),(C2)に作動油を送る油路(23),(24)の各々
に、電磁比例減圧弁(V1),(V2)(弁機構に相当)が設け
られている。電磁比例減圧弁(V1),(V2)は、マイクロプ
ロセッサ(図示せず)を内装する制御装置(25)からの操
作信号で操作され、制御装置(25)は前後進切換弁(22)の
操作位置を検出する切換スイッチ(26)、車輪(20)の回転
から走行系の加速度を検出するセンサ(S)(走行系にお
ける後進用及び前進用の油圧クラッチ(C1),(C2)の下手
側の加速度を検出する計測手段に相当)からの信号が入
力されるように構成されている。制御装置(25)は第3図
のフローチャートに従って作動するようにプログラムが
設定されており、このプログラムには後進用及び前進用
の油圧クラッチ(C1),(C2)の切換操作に伴い、所定の特
性でクラッチ内圧を上昇させる制御手段(T)が形成され
ている。
次に、第3図のフローチャートに基づいて制御装置(25)
の動作を説明する。
の動作を説明する。
停止状態の機体を例えば前進させる場合には、切換スイ
ッチ(26)が前進側に操作されたことを判別して(#1ス
テップ)、前進用の油圧クラッチ(C2)に時間(T1)だけ多
量に作動油を供給し、その後に前進用の油圧クラッチ(C
2)への作動油の圧力を所定比率で上昇操作する(#2,
#3ステップ)。
ッチ(26)が前進側に操作されたことを判別して(#1ス
テップ)、前進用の油圧クラッチ(C2)に時間(T1)だけ多
量に作動油を供給し、その後に前進用の油圧クラッチ(C
2)への作動油の圧力を所定比率で上昇操作する(#2,
#3ステップ)。
この動作は、第4図(イ)に示すように電磁比例減圧弁
(V2)に対する電流値の変化で行い、電磁比例減圧弁(V2)
は電流値の増減に対応して作動油の圧力を増減操作する
ように構成されている。前述のように多量の作動油を供
給する理由は、入り状態に操作される油圧クラッチ
(C1),(C2)の摩擦板(15),(16)の間隔を予め狭めておくこ
とで、油圧クラッチ(C1),(C2)の入り状態への操作に要
する時間を短縮するためである。
(V2)に対する電流値の変化で行い、電磁比例減圧弁(V2)
は電流値の増減に対応して作動油の圧力を増減操作する
ように構成されている。前述のように多量の作動油を供
給する理由は、入り状態に操作される油圧クラッチ
(C1),(C2)の摩擦板(15),(16)の間隔を予め狭めておくこ
とで、油圧クラッチ(C1),(C2)の入り状態への操作に要
する時間を短縮するためである。
次に第4図(イ)(ロ)(ハ)に示すように、センサ(S)からの信
号に基づき車体の前進の加速度(X)を入力して、予め設
定された所定値(α)と前進の加速度(X)とを比較する
ことにより(#4,#5ステップ)、前進用の油圧クラ
ッチ(C2)が半クラッチ状態に達して前進速度(車体速
度)が加速され始めたかどうかを判別する。#4,#5
ステップで前進速度の加速を認めると作動油の圧力の上
昇操作を停止して(#6ステップ)、前進用の油圧クラ
ッチ(C2)の半クラッチ状態を継続させながら、タイマに
設定した時間(T2)の間だけ前進速度の加速を行い(#
7,#8ステップ)、この後に作動油の圧力を最大値ま
で上昇操作して前進用の油圧クラッチ(C2)を完全な入り
状態に操作する(#9ステップ)。
号に基づき車体の前進の加速度(X)を入力して、予め設
定された所定値(α)と前進の加速度(X)とを比較する
ことにより(#4,#5ステップ)、前進用の油圧クラ
ッチ(C2)が半クラッチ状態に達して前進速度(車体速
度)が加速され始めたかどうかを判別する。#4,#5
ステップで前進速度の加速を認めると作動油の圧力の上
昇操作を停止して(#6ステップ)、前進用の油圧クラ
ッチ(C2)の半クラッチ状態を継続させながら、タイマに
設定した時間(T2)の間だけ前進速度の加速を行い(#
7,#8ステップ)、この後に作動油の圧力を最大値ま
で上昇操作して前進用の油圧クラッチ(C2)を完全な入り
状態に操作する(#9ステップ)。
以上のようにして、前進を開始した後に切換スイッチ(2
6)が後進側に操作されると(#10ステップ)、入り状態
の前進用の油圧クラッチ(C2)から作動油を抜いてこれを
切り状態に操作し(#11ステップ)、次に#2ステップ
と同様に後進用の油圧クラッチ(C1)に時間(T1)だけ多量
に作動油を供給して(#12ステップ)、その後に所定の
圧力特性で後進用の油圧クラッチ(C1)に作動油を供給す
る(#13ステップ)。
6)が後進側に操作されると(#10ステップ)、入り状態
の前進用の油圧クラッチ(C2)から作動油を抜いてこれを
切り状態に操作し(#11ステップ)、次に#2ステップ
と同様に後進用の油圧クラッチ(C1)に時間(T1)だけ多量
に作動油を供給して(#12ステップ)、その後に所定の
圧力特性で後進用の油圧クラッチ(C1)に作動油を供給す
る(#13ステップ)。
このようにして切換スイッチ(26)を前進側から後進側に
切換操作した場合、車体は慣性力によりまだ前進してい
るので、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ状態に
達した初期のうちの動力が前進速度の減速のために消費
されることを考慮して、#13ステップの圧力特性を#3
ステップの増加率よりも低く設定している。
切換操作した場合、車体は慣性力によりまだ前進してい
るので、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ状態に
達した初期のうちの動力が前進速度の減速のために消費
されることを考慮して、#13ステップの圧力特性を#3
ステップの増加率よりも低く設定している。
次に第4図(イ)(ロ)(ハ)に示すように、所定の圧力特性で
作動油が後進用の油圧クラッチ(C1)に供給されている状
態において、センサ(S)からの信号に基づき車体の後進
の加速度(X)を入力して、予め設定された所定値(β)
と後進の加速度(X)とを比較することにより(#14,#1
5ステップ)、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ
状態に達して、実際に車体が後進し始めて後進速度(車
体速度)が実際に加速され始めたかどうかを判別する
(#14,#15ステップ)。
作動油が後進用の油圧クラッチ(C1)に供給されている状
態において、センサ(S)からの信号に基づき車体の後進
の加速度(X)を入力して、予め設定された所定値(β)
と後進の加速度(X)とを比較することにより(#14,#1
5ステップ)、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ
状態に達して、実際に車体が後進し始めて後進速度(車
体速度)が実際に加速され始めたかどうかを判別する
(#14,#15ステップ)。
この場合、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ状態
に達した初期のうちの後進用の動力が前進速度の減速に
消費されるため、比較的低い状態の加速度(X)が検出さ
れていても、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ状
態に達してからある程度の時間が経過していることを推
測できる。これにより、所定値(β)を前述の所定値
(α)よりも適当に低く設定することで、停車状態の車
体を発進させた際の半クラッチ状態を検出できるのであ
る。
に達した初期のうちの後進用の動力が前進速度の減速に
消費されるため、比較的低い状態の加速度(X)が検出さ
れていても、後進用の油圧クラッチ(C1)が半クラッチ状
態に達してからある程度の時間が経過していることを推
測できる。これにより、所定値(β)を前述の所定値
(α)よりも適当に低く設定することで、停車状態の車
体を発進させた際の半クラッチ状態を検出できるのであ
る。
#14,#15ステップにおいて後進速度の加速を認める
と、作動油の圧力の上昇操作を停止して(#16ステッ
プ)、後進用の油圧クラッチ(C1)の半クラッチ状態を継
続させながら、タイマに設定した時間(T3)(設定時間に
相当)の間だけ後進速度の加速を行い(#17,#18ステ
ップ)、この後に作動油の圧力を最大値まで上昇操作し
て、後進用の油圧クラッチ(C1)を完全な入り状態に操作
する。この場合、#13〜#19ステップを制御手段(T)と
称する。
と、作動油の圧力の上昇操作を停止して(#16ステッ
プ)、後進用の油圧クラッチ(C1)の半クラッチ状態を継
続させながら、タイマに設定した時間(T3)(設定時間に
相当)の間だけ後進速度の加速を行い(#17,#18ステ
ップ)、この後に作動油の圧力を最大値まで上昇操作し
て、後進用の油圧クラッチ(C1)を完全な入り状態に操作
する。この場合、#13〜#19ステップを制御手段(T)と
称する。
以上の動作を、電磁比例減圧弁(V1),(V2)に対する操作
信号の電流値、前進速度及び後進速度の絶対値としての
車体速度、並びに車体の前進及び後進の加速度(X)をグ
ラフに表すと第4図(イ)(ロ)(ハ)のように描かれる。セン
サ(S)は車輪(20)の駆動軸(20a)に取付けたギヤ(27)の回
転をピックアップ型のコイル(28)で検出するように構成
されている。
信号の電流値、前進速度及び後進速度の絶対値としての
車体速度、並びに車体の前進及び後進の加速度(X)をグ
ラフに表すと第4図(イ)(ロ)(ハ)のように描かれる。セン
サ(S)は車輪(20)の駆動軸(20a)に取付けたギヤ(27)の回
転をピックアップ型のコイル(28)で検出するように構成
されている。
本発明は前述の実施例以外に、例えば多段に構成した変
速系に適用しても良く、フェイスショベルやフォークリ
フト等に備えても良い。又、制御手段(T)はコンパレー
タや論理ゲート等を組合わせてハード的に構成しても良
い。そして、計測手段(S)を光センサ型や発電型等のよ
うに様々な構成でき、弁機構(V1),(V2)も電磁比例減圧
弁以外に様々に実施できる。
速系に適用しても良く、フェイスショベルやフォークリ
フト等に備えても良い。又、制御手段(T)はコンパレー
タや論理ゲート等を組合わせてハード的に構成しても良
い。そして、計測手段(S)を光センサ型や発電型等のよ
うに様々な構成でき、弁機構(V1),(V2)も電磁比例減圧
弁以外に様々に実施できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
図面は本発明に係る作業車の走行用油圧クラッチ装置の
実施例を示し、第1図は制御系のブロック図、第2図は
伝動系の概略図、第3図は制御装置の動作を表すフロー
チャート、第4図(イ)は前進開始時及び前進から後進へ
の切換操作時における電磁比例減圧弁への電流値のグラ
フ、第4表(ロ)は前進開始時及び前進から後進への切換
操作時における車体速度を表すグラフ、第4図(ハ)は前
進開始時及び前進から後進への切換操作時における車体
の加速度を表すグラフである。 (C1),(C2)……油圧クラッチ、(S)……計測手段、(T)…
…制御手段、(V1),(V2)……弁機構、(X)……加速度、
(β)……所定値、(T3)……設定時間。
実施例を示し、第1図は制御系のブロック図、第2図は
伝動系の概略図、第3図は制御装置の動作を表すフロー
チャート、第4図(イ)は前進開始時及び前進から後進へ
の切換操作時における電磁比例減圧弁への電流値のグラ
フ、第4表(ロ)は前進開始時及び前進から後進への切換
操作時における車体速度を表すグラフ、第4図(ハ)は前
進開始時及び前進から後進への切換操作時における車体
の加速度を表すグラフである。 (C1),(C2)……油圧クラッチ、(S)……計測手段、(T)…
…制御手段、(V1),(V2)……弁機構、(X)……加速度、
(β)……所定値、(T3)……設定時間。
Claims (1)
- 【請求項1】摩擦型に構成された前進用の油圧クラッチ
(C2)及び後進用の油圧クラッチ(C1)と、前記油圧クラッ
チ(C2),(C1)に供給する作動油の圧力を調節する弁機構
(V2),(V1)と、走行系における前記前進用及び後進用の
油圧クラッチ(C2),(C1)の下手側の加速度(X)を検出する
計測手段(S)とを設けると共に、 一方の油圧クラッチ(C2),(C1)を入り状態から切り状態
に操作し、他方の油圧クラッチ(C2),(C1)に作動油を供
給して入り状態に操作するようにした前後進切換操作時
において、 前記計測手段(S)により検出される加速度(X)が、前記一
方側の油圧クラッチ(C2),(C1)の向きから前記他方側の
油圧クラッチ(C2),(C1)の向きに切り換わって、前記他
方側の油圧クラッチ(C2),(C1)の向きの所定値(β)に
達すると、前記所定値(β)に達した際の圧力の作動油
を前記他方側の油圧クラッチ(C2),(C1)に設定時間(T3)
の間だけ供給し、 且つ、前記設定時間(T3)が経過すると、前記所定値
(β)に達した際の圧力から作動油の圧力を上昇操作し
ていき前記他方側の油圧クラッチ(C2),(C1)を入り状態
とするように、前記弁機構(V2),(V1)を操作する制御手
段(T)を設けてある作業車の走行用油圧クラッチ装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62314864A JPH0659800B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 作業車の走行用油圧クラッチ装置 |
| US07/280,690 US4924983A (en) | 1987-12-10 | 1988-12-06 | Propelling clutch apparatus for a working vehicle |
| FR8816258A FR2625953B1 (fr) | 1987-12-10 | 1988-12-09 | Appareil a embrayage de propulsion |
| ES8803743A ES2012890A6 (es) | 1987-12-10 | 1988-12-09 | Un aparato de embrague propulsor para un vehiculo de trabajo. |
| GB8828776A GB2213550B (en) | 1987-12-10 | 1988-12-09 | Propelling clutch apparatus for a working vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62314864A JPH0659800B2 (ja) | 1987-12-11 | 1987-12-11 | 作業車の走行用油圧クラッチ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01156147A JPH01156147A (ja) | 1989-06-19 |
| JPH0659800B2 true JPH0659800B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=18058539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62314864A Expired - Lifetime JPH0659800B2 (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-11 | 作業車の走行用油圧クラッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659800B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2778873B2 (ja) * | 1992-05-11 | 1998-07-23 | 株式会社クボタ | 油圧メインクラッチ装置 |
| US5941358A (en) * | 1997-12-16 | 1999-08-24 | Caterpillar Inc. | End-of-fill detector arrangement for a fluid actuated clutch |
| JP6142983B2 (ja) * | 2012-12-20 | 2017-06-07 | 井関農機株式会社 | 作業車両の走行伝動制御装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6239335A (ja) * | 1985-08-14 | 1987-02-20 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 自動変速機を備えた車両のスイツチバツク走行におけるクラツチ制御方法 |
-
1987
- 1987-12-11 JP JP62314864A patent/JPH0659800B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01156147A (ja) | 1989-06-19 |
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