JPH0660315B2 - 潤滑油基油組成物及びその製造法 - Google Patents

潤滑油基油組成物及びその製造法

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JPH0660315B2
JPH0660315B2 JP61113045A JP11304586A JPH0660315B2 JP H0660315 B2 JPH0660315 B2 JP H0660315B2 JP 61113045 A JP61113045 A JP 61113045A JP 11304586 A JP11304586 A JP 11304586A JP H0660315 B2 JPH0660315 B2 JP H0660315B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は弾性流体潤滑領域で使用される機械要素の潤滑
に好適な高い粘度・圧力係数を有する潤滑油基油組成物
及びその製造法に関する。
[従来の技術] 多くの機械要素はその摩擦係数が最小となる弾性流体潤
滑領域で使用されている。この弾性流体潤滑領域におい
ては、接触面に発生する圧力が極めて高くなり、この圧
力の増加に伴って潤滑剤の粘度が指数関数的に増大する
ので高圧下でも油膜を維持し、接触面を分離できるとい
われている。
しかしながら、実際に用いられている機械要素、例えば
低速高荷重の滑り軸受や中荷重以上の転がり軸受等では
一部が境界摩擦状態となることが避けられず、油膜が破
断することにより金属間接触を起し、接触面の損傷が起
って摩擦の増大やピッチングの発生といった現象が生
じ、機械要素の寿命が短くなる。
このような現象に対して潤滑油が有効であり、接触面に
入った潤滑油の油膜が厚い程金属間接触を防ぎ、その結
果機械要求の寿命を長くすることが知られている。そし
て、この油膜厚さは機械の運転条件が一定ならば潤滑油
の常圧粘度と粘度・圧力係数に比例することが知られて
いる。しかし、常圧粘度を大きくすると潤滑油自身の粘
性抵抗のために機械要素の運動が妨げられ、撹拌損失が
生じて発熱や摩擦係数の増大を招き、省エネルギーの面
から好ましくない。ところが、現在広く使用されている
鉱油や種々の合成油においては、粘度・圧力係数が小さ
く、油膜厚みを得るために必要以上に常圧粘度を大きく
しており、このために上記のような問題が生じている。
このような問題に対して金属間接触を防ぐために、機械
要素の表面粗さをより小さくできる安価な工法の開発が
望まれているが、いまだ実現していない。また、低粘度
でも有効な油膜を形成できる潤滑油もいまだ開発されて
いない。
ところで、ナフテン系鉱油の粘度・圧力係数がパラフィ
ン系鉱油のそれに比較して大きいことが知られている
が、その絶対値は20センチストークス(cst、17℃)
で20ギガパスカル(G・Pa)程度であり、満足し得る
ものではない。また、いわゆるトラクションドライブ用
として開発された種々の合成油の中に高い粘度・圧力係
数を有するものも知られているが、この種の合成油は本
来、回転部材間の引張係数を向上させるために開発され
ており、その用途から容易に推察されるように機械要素
の接触面における摩擦係数が大きく、通常の潤滑用に使
用するには省エネルギーの面から問題があるほか、供給
できる粘度のグレードに制約があり、また、高価である
という問題もある。
本発明者等は、かかる観点に鑑み、潤滑油の分子構造と
その物性との関係について鋭意研究をした結果、縮合多
環脂環式化合物の環構成炭素及びその環に直接結合する
炭素の合計が全炭素の80%以上であり、縮合3環脂環
式化合物と縮合4環脂環式化合物の合計が40%以上で
あって、両者の比が1:6〜2:1の範囲内であると、
極めて高い粘度・圧力係数を示すことを見出し、本発明
に到達したものである。
[発明が解決しようとする問題点] すなわち、本発明の目的は、安価であって、しかも、高
い粘度・圧力係数を有する潤滑油基油組成物を提供する
ことであり、また、高い粘度・圧力係数を有する潤滑油
基油組成物を広範囲な粘度範囲に亘って提供することで
あり、さらに、高い粘度・圧力係数を有するだけでな
く、酸化安定性にも優れた潤滑油基油を提供することで
ある。
また、本発明の他の目的は、上記の如き特長を有する潤
滑油基油組成物を製造する方法を提供することであり、
さらに、上記の如き特長を有する潤滑油基油組成物を入
手し易い原料から効率よく安価に製造することができる
方法を提供することである。
[問題点を解決するための手段] 従って、本発明は、縮合多環芳香族化合物を含有する原
料油を核水素化して得られ、縮合多環脂環式化合物の環
構成炭素及びその環に直接結合する炭素の合計が全炭素
の80%以上であり、縮合3環脂環式化合物と縮合4環
脂環式化合物の合計が40%以上で、両者の比が1:6
〜2:1の範囲内である潤滑油基油組成物を提供するも
のであり、また、本発明は、縮合多環芳香族化合物を含
有する原料油を蒸溜、熱分解及び水素化分解して環構成
炭素及びその環に直接結合する炭素の合計が全炭素の8
0%以上であり、縮合3環化合物と縮合4環化合物の合
計が40%以上で、両者の比が1:6〜2:1の範囲内
である炭化水素油を製造し、得られた炭化水素油を核水
素化する潤滑油基油組成物の製造法を提供するものであ
る。
先ず、第1番目の発明において、潤滑油基油組成物を構
成する脂環式化合物としては、縮合多環脂環化合物のう
ちの縮合3環脂環式化合物と縮合4環脂環式化合物の合
計が40%以上、より好ましくは60%以上で、両者の
比が1:6〜2:1の範囲内、より好ましくは1:6〜
1:1の範囲内である。縮合2環脂環式化合物(例え
ば、デカリン誘導体)及び5環以上の縮合多環脂環式化
合物についてはこれが60%を越えない範囲内で潤滑油
基油組成物中に存在してもよいが、縮合2環脂環式化合
物の含有量が多くなりすぎると潤滑油基油組成物の引火
点が低下しその用途が制約されて好ましくなく、また、
5環以上の縮合多環脂環式化合物の含有量が多くなりす
ぎると常圧粘度が高くなりすぎて省エネルギーの観点か
ら好ましくない。
さらに、単環脂環式構造や単一の炭素−炭素単結合ある
いは単一のメチレン鎖等で2個以上連結された構造を有
する非縮合多環脂環式化合物は、その粘度・圧力係数が
高くても、摩擦係数が大きいのでこれを多量に含むのは
好ましくなく、この構造に属する炭素は全炭素の20%
以下、好ましくは10%以下であるのがよい。
本発明者等の研究によれば、縮合多環脂環式化合物の環
構成炭素及び/又はその環に直接結合する炭素の合計が
全炭素の殆どを占めるような高い粘度・圧力係数を有す
る潤滑油基油組成物と低い粘度・圧力係数を有する潤滑
油基油組成物とを混合した場合、その混合物の粘度・圧
力係数は低い粘度・圧力係数を有する潤滑油基油組成物
の影響をより強く受けることが判明した。従って、粘度
・圧力係数の向上に寄与しない化学構造に帰属する炭素
は本発明の潤滑油基油組成物中の全炭素の20%未満、
好ましくは10%未満であることが望ましい。具体的に
は、鎖状アルキル炭素に帰属する炭素(13C−NMR分
析で14.1ppm付近、19.7ppm付近、22.7ppm
付近、29.7ppm付近、32.0ppm付近)の合計が1
5%以下、好ましくは10%以下であることが望まし
い。鎖状アルキル炭素に帰属する炭素の合計がこの範囲
を逸脱すると、粘度・圧力係数が急速に低下する。
また、本発明の潤滑油基油組成物としては、その酸化安
定性の観点から芳香族化合物の環構成炭素に帰属する炭
素を実質的に含有しないものがよく、13C−NMR分析
で測定される芳香族化合物の環構成炭素に帰属する炭素
の合計が組成物中の全炭素に対して1%以下、好ましく
は検出限界以下であるのがよい。この場合、芳香族化合
物の環構成炭素に帰属する炭素は少なければ少ないほど
よく、この点は優れた酸化安定性を得るために芳香族化
合物の含有量について最適な範囲が存在する鉱油類と著
しく異なる点である。
次に、第2番目の発明において、原料として使用する縮
合多環芳香族化合物を含有する原料油としては、例え
ば、製鉄用コークス製造時に副生するコールタール等の
石炭乾留油、各種の石炭液化油、接触分解デカントオイ
ル、接触分解重質リサイクル油等を挙げることができる
が、好ましくは高度に縮合した多環構造を得易いことか
ら石炭乾留油や石炭液化油であり、より好ましくは不要
なアルキル鎖をあまり含まず、場合によっては熱分解等
のアルキル基除去のための工程を省略することができる
ことから石炭の高温乾留時に副生するコールタールであ
る。
本発明方法においては、上記いずれの原料油を使用した
場合でも、その原料油を蒸溜、熱分解又は水素化分解し
た際に、芳香族化合物又は脂環式化合物の環構成炭素又
はその環に直接結合する炭素のいずれかに帰属する炭素
が全炭素の80%以上、好ましくは90%以上を占める
ような炭化水素油を与えるものであることが必要であ
る。炭化水素油中における環構成炭素又はその環に直接
結合する炭素のいずれかに帰属する炭素の割合が80%
より少ないと、本発明の潤滑油基油組成物を得るため
に、核水素化の後に鎖状アルキル炭素を除去する工程が
必要になってコスト的に不利である。
このようにして得られた炭化水素油には、通常その原料
油に由来する硫黄化合物が元素硫黄分に換算して0.0
2〜2重量%含有され、また、窒素化合物が元素窒素分
に換算して0.1〜3重量%含有されているが、これら
硫黄分や窒素分については、次の核水素化工程を円滑に
遂行するため、好ましくは水素化精製により硫黄分を1
00ppm以下、窒素分を1,000ppm以下にする。
この目的で行う炭化水素油の水素化精製は、例えばM
o、W、Ni、Co等の周期律表第VI族又は第VIII族の
金属から選択された少くとも1種の金属成分をアルミナ
やシリカ等の担体に担持させた触媒の存在下にバッチ式
や流通式で行うことができるが、好ましくは流通式であ
り、この場合の反応条件としては、反応温度が200〜
500℃、好ましくは350〜400℃であり、反応圧
力が20〜300kg/cm2・G、好ましくは50〜20
0kg/cm2・Gであり、液空間速度(LHSV)が0.1〜
10.0hr-1であり、また、液・ガス比が100〜5,
000−H/−oilである。本発明の潤滑油基油
組成物を効率良く得るためには分解ガス化といった副反
応を極力避ける必要があり、かかる観点から反応温度に
いては400℃以下であることが望ましい。
必要に応じて脱硫・脱窒素され、硫黄分100ppm以下
及び窒素分1,000ppm以下に精製された炭化水素油
は、次に核水素化される。この核水素化は、例えばN
i、Pt、Ru等の周期律表第VIII族の金属から選択さ
れた少くとも1種の金属成分を含有する触媒の存在下に
バッチ式や流通式で行うことができるが、好ましくは流
通式であり、この場合の反応条件としては、反応温度が
50〜300℃、好ましくは150〜250℃であり、
反応圧力が50〜300kg/cm2・G、好ましくは50
〜200kg/cm2・Gであり、液空間速度(LHSV)が
0.1〜10.0hr-1であり、また、液・ガス比が10
0〜5,000−H/−oilである。
さらに、上記炭化水素油中に残留する不純物を除去する
目的で、上記核水素化の前及び/又は後に必要に応じて
硫酸洗浄処理及び/又は固体吸着処理による精製処理を
行ってもよく、この際これら処理については、そのいず
れか一方の処理のみを行ってもよいほか、両者を行って
もよく、また、両者の処理を行う場合その順序は任意で
あって、いずれか一方の処理を核水素化の前に行って他
方の処理を核水素化の後に行うようにしてもよい。
核水素化されて生成し、また、必要に応じて硫酸洗浄処
理及び/又は固体吸着処理によって精製された生成油
は、蒸溜、好ましくは減圧蒸溜によって適当な沸点範囲
の留分に分離し、あるいは、このようにして得られた留
分を適当に配合することにより、種々の常圧粘度範囲の
高い粘度・圧力係数を有する潤滑油基油組成物を得るこ
とができる。
本発明の潤滑油基油組成物は、種々の機械要素に使用さ
れる汎用の潤滑油として有用であるだけでなく、例え
ば、軸受油、ギヤ油、冷凍機油等の特殊な用途にも使用
できる。
[実施例] 以下、実施例に基いて、本発明を具体的に説明する。
実施例1 高温乾留コールタールを減圧蒸溜し、常圧換算沸点35
0〜480℃の炭化水素油を得た。この炭化水素油は、
13C−NMR分析の結果、芳香族化合物の環構成炭素及
びその環に直接結合する炭素の合計の割合が全炭素に対
して97%であった。
次に、市販のNi−Mo/Al触媒が充填された
流通式反応器を使用し、上記炭化水素油を反応温度40
0℃、反応圧力180kg/cm2・G、液空間速度(LHS
V)0.2hr-1及び液・ガス比1,000−H
−oilの条件で水素化精製を行った。この水素化精製に
おいて反応中のガス化による炭素損失は1%以下であ
り、得られた水素化精製油の硫黄分は20ppmで、窒素
分は650ppmであった。
さらに、上記水素化精製油を120℃及び液空間速度
(LHSV)1hr-1の条件で活性白土処理した後、市販のN
i/ケイソウ土触媒が充填された流通式反応器を使用
し、上記活性白土処理した水素化精製油を反応温度22
0℃、反応圧力180kg/cm2・G、液空間速度(LHS
V)0.3hr-1及び液・ガス比1,500−H
−oilの条件で核水素化し、核水素化油を得た。
得られた核水素化油を減圧蒸溜により常圧換算沸点30
0〜430℃の間で10留分に分画し、各留分を適当な
割合で混合して4種の粘度グレード(ISO VG:10、2
2、54及び100)の潤滑油基油組成物を調製した。
得られた各粘度グレードの潤滑油基油組成物について、
全炭素に対する環構成炭素及びその環に直接結合する炭
素の合計(CΓ+Cα)の割合、全炭素に対する鎖状ア
ルキル炭素に帰属する炭素(Calkyl)の割合、全炭素
に対する芳香族化合物の環構成炭素に帰属する炭素(C
aroma.)の割合、粘度・圧力係数(高圧落球粘度計)及
び酸化安定性を調べた。結果を第1表に示す。
実施例2 核水素化の際の反応温度を230℃とした以外は実施例
1と同様にして4種の粘度グレードの潤滑油基油組成物
を調製し、各粘度グレードの潤滑油基油組成物について
環構成炭素及びその環に直接結合する炭素の合計(CΓ
+Cα)の割合、鎖状アルキル炭素に帰属する炭素(C
alkyl)の割合、芳香族化合物の環構成炭素に帰属する
炭素(Caroma.)の割合、粘度・圧力係数及び酸化安定
性を調べた。結果を第1表に示す。
実施例3 高温乾留コールタールを蒸溜して得られた軟ピッチを水
素化触媒の存在下に水素化処理し、得られた水素化ピッ
チをディレードコーカーで熱分解して炭化水素油を得
た。
この炭化水素油を、Ni−Mo/Al触媒が充填
された流通式反応器に、反応温度400℃、反応圧力1
80kg/cm2・G、液空間速度(LHSV)0.2hr-1及び
液・ガス比1,000−H/−oilの条件で流通
させて水素化精製を行った。得られた水素化精製油の硫
黄分は1.5ppmで、窒素分は45ppmであった。分析の
ためにこの水素化精製油の一部を白金触媒で脱水素し、
13C−NMR分析及びH−NMR分析で測定した結果、
この脱水素油において芳香族化合物の環構成炭素及びα
位炭素の合計は全炭素に対して93%であった。
次に、Ru/Al触媒が充填された流通式反応器
を使用し、上記水素化精製油を反応温度200℃、反応
圧力180kg/cm2・G、液空間速度(LHSV)0.5hr
-1及び液・ガス比1,000−H/−oilの条件
で核水素化し、核水素化油を得た。
得られた核水素化油をもとに、実施例1と同様にして4
種の粘度グレードの潤滑油基油組成物を調製し、各粘度
グレードの潤滑油基油組成物について環構成炭素及びそ
の環に直接結合する炭素の合計(CΓ+Cα)の割合、
鎖状アルキル炭素に帰属する炭素(Calkyl)の割合、
芳香族化合物の環構成炭素に帰属する炭素(Caroma.
の割合、粘度・圧力係数及び酸化安定性を調べた。結果
を第1表に示す。
実施例4 モーエル褐炭から得られた石炭液化油をディレードコー
カーで熱分解し、得られた熱分解油を減圧蒸溜して常圧
換算沸点350〜500℃の炭化水素油を得た。
次に、市販のNi−Mo/Al触媒が充填された
流通式反応器を使用し、上記炭化水素油を反応温度40
0℃、反応圧力150kg/cm2・G、液空間速度(LHS
V)0.3hr-1及び液・ガス比500−H/−oil
の条件で水素化精製を行った。得られた水素化精製油の
硫黄分は15ppmで、窒素分は180ppmであった。分析
のためにこの水素化精製油の一部を白金触媒で脱水素
し、13C−NMR分析及びH−NMR分析で測定した結
果、この脱水素油において芳香族化合物の環構成炭素及
びα位炭素の合計は全炭素に対して86%であった。
次に、上記水素化精製油中に10重量%のRu/C触媒
を添加し、オートクレーブ中に仕込んで、反応温度18
0℃及び水素圧力140kg/cm2・Gの条件で10時間
水素化し、核水素化油を得た。
得られた核水素化油を減圧蒸溜して常圧換算沸点300
〜450℃の間で6留分に分画し、各留分を適当な割合
で混合して実施例1と同様に4種の粘度グレードの潤滑
油基油組成物を調製し、各粘度グレードの潤滑油基油組
成物について環構成炭素及びその環に直接結合する炭素
の合計(CΓ+Cα)の割合、鎖状アルキル炭素に帰属
する炭素(Calkyl)の割合、芳香族化合物の環構成炭
素に帰属する炭素(Caroma.)の割合、粘度・圧力係数
及び酸化安定性を調べた。結果を第1表に示す。
比較例1及び2 比較例1としてナフテン系鉱油を使用し、また、比較例
2としてパラフィン系鉱油を使用し、上記各実施例の場
合と同じ4種の粘度グレードの潤滑油基油組成物を調製
し、各粘度グレードの潤滑油基油組成物について環構成
炭素及びその環に直接結合する炭素の合計(CΓ
α)の割合、鎖状アルキル炭素に帰属する炭素(C
alkyl)の割合及び粘度・圧力係数及び酸化安定性を調
べた。結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明の潤滑油基油組成物は、安価であって、しかも、
高い粘度・圧力係数を有し、優れた潤滑性能を発揮する
だけでなく、広範囲な常圧粘度範囲に亘って高い粘度・
圧力係数を発揮し、また、酸化安定性にも優れている。
また、本発明の潤滑油基油組成物の製造法によれば、上
記の如き特長を有する潤滑油基油組成物を入手し易い原
料から効率よく安価に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10N 40:30 60:02 (56)参考文献 特開 昭58−154799(JP,A) 特開 昭62−184095(JP,A) 特開 昭62−148597(JP,A) 特開 昭62−148596(JP,A) 特開 昭62−4785(JP,A)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縮合多環芳香族化合物を含有する原料油を
    核水素化して得られ、縮合多環脂環式化合物の環構成炭
    素及びその環に直接結合する炭素の合計が全炭素の80
    %以上であり、縮合3環脂環式化合物と縮合4環脂環式
    化合物の合計が40%以上で、両者の比が1:6〜2:
    1の範囲内であることを特徴とする潤滑油基油組成物。
  2. 【請求項2】縮合多環芳香族化合物を含有する原料油を
    蒸溜、熱分解及び水素化分解して環構成炭素及びその環
    に直接結合する炭素の合計が全炭素の80%以上であ
    り、縮合3環化合物と縮合4環化合物の合計が40%以
    上で、両者の比が1:6〜2:1の範囲内である炭化水
    素油を製造し、得られた炭化水素油を核水素化すること
    を特徴とする潤滑油基油組成物の製造法。
  3. 【請求項3】炭化水素油を水素化精製により脱硫及び脱
    窒素して硫黄分を100ppm以下及び窒素分を1,00
    0ppm以下にした後、核水素化する特許請求の範囲第2
    項記載の潤滑油基油組成物の製造法。
  4. 【請求項4】水素化精製を周期律表第VI族又は第VIII族
    の金属から選ばれた少くとも1種の金属成分を含有する
    触媒の存在下に、反応温度200〜500℃、反応圧力
    20〜300kg/cm2・G、液空間速度0.1〜10.
    0hr-1、液・ガス比100〜5,000-H2/-oilの
    条件で行う特許請求の範囲第3項記載の潤滑油基油組成
    物の製造法。
  5. 【請求項5】核水素化を周期律表第VIII族の金属から選
    ばれた少なくとも1種の金属成分を含有する触媒の存在
    下に、反応温度50〜300℃、反応圧力20〜300
    kg/cm2・G、液空間速度0.1〜10.0hr-1、液・
    ガス比100〜5,000-H2/-oilの条件で行う特
    許請求の範囲第2項又は第3項記載の潤滑油基油組成物
    の製造法。
  6. 【請求項6】原料油が石炭乾留油又は石炭液化油である
    特許請求の範囲第2項記載の潤滑油基油組成物の製造
    法。
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