JPH0660453A - 光磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

光磁気記録媒体の製造方法

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JPH0660453A
JPH0660453A JP21607692A JP21607692A JPH0660453A JP H0660453 A JPH0660453 A JP H0660453A JP 21607692 A JP21607692 A JP 21607692A JP 21607692 A JP21607692 A JP 21607692A JP H0660453 A JPH0660453 A JP H0660453A
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JP
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curable resin
mold
magneto
film
substrate
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JP21607692A
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Ryuichi Yokoyama
隆一 横山
Yukio Watanabe
幸生 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、保護膜の膜厚を薄く、しかも均一
にすると共に、任意の表面粗さの型を用いても気泡の混
入を抑え、製造時間を短く且つ基板の温度上昇を小さく
して基板の変形を生じさせない光磁気記録媒体の製造方
法を提供する。 【構成】 あらかじめ、少なくとも凹凸形状を有する型
側に硬化型樹脂を塗布し、該硬化型樹脂を基板上に形成
した記録膜上に積置した後、硬化型樹脂を硬化させ、次
に前記型を剥離して記録膜上に有機保護膜を形成するこ
とを特徴としている。また、前記硬化型樹脂を紫外線硬
化型とし、フレキシブル型を用いる場合、その硬化型樹
脂の開始剤の吸収波長におけるフレキシブル型の透過率
が少なくとも20%以上であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザーと磁気ヘッドを
用いて磁界変調記録を行う光磁気記録媒体の製造方法に
関し、特に光磁気ディスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年書き換え可能を特徴とする光磁気デ
ィスクが上市され、コンピューターのコード情報や画像
等のデータファイルとして応用されつつある。しかし、
これらの製品は永久磁石を用いた光変調方式を採用して
いる為に、情報の重ね書きが困難であり、あらかじめ消
去を行ってから記録を行うという2つの過程が必要で書
き込み処理に時間がかかりすぎるという問題があった。
そこで余分な消去過程の不用なオーバーライトを実現す
る手段として磁界変調記録方式が検討されている。この
磁界変調記録方式はディスク媒体をはさんでレーザーと
対向する位置に浮上式の磁気ヘッドを設けて、バイアス
磁界の向きを高速でスイッチイングさせると同時にレー
ザー照射することにより、オーバーライトを実現する方
法であり、光磁気ディスクのパフォーマンスをより向上
させる有効な手段である。
【0003】しかし、ディスク媒体停止時に磁気ヘッド
を媒体表面上に接触させ、回転開始時にヘツドを浮上さ
せるCSS(Contact Start Stopの
略)方式を採用する場合、ディスク媒体の有機保護膜と
浮上ヘッドがフラットな面同志で接触すると吸着してし
まい、ヘッドにダメージを与える問題がある為、有機保
護膜の表面を粗すことが必要である。
【0004】一方、データの記録、消去を高速で行う為
には、記録膜と磁気ヘッドとの間隔を狭くかつ均一にす
ることが必要である。すなわち記録膜上に形成される有
機保護膜は、表面が粗れていると共に膜厚が薄くかつ均
一でなければならない。
【0005】磁界変調記録方式の有機保護膜の形成方法
としては、(1)硬化型樹脂に金属や合金等のフィラー
を分散させて媒体上にスピンコートして、有機保護膜を
形成する方法(特開平2−154347)、(2)基板
上に紫外線硬化型樹脂をスピンコート法により塗布した
後、表面に凹凸形状を持った型を重ね合わせ、前記樹脂
が硬化後に型を剥離して有機保護膜を形成するシート転
写法が提案されている。
【0006】しかしながら、従来提案されている方法で
は、以下に述べる様な問題があることが確認された。 1.フィラーを分散させた樹脂をスピンコート法で塗布
する方法では、有機保護膜の表面を充分に粗すことが難
しく、通常環境では問題とならないが、高湿環境下では
ヘッドの吸着が発生していた。更に、スピンコート法で
は有機保護膜の膜厚が内外周で異なっていた。 2.基板上に硬化型樹脂をスピンコート塗布した後、型
を重ね合せ、樹脂の硬化後、型を剥離して有機保護膜を
形成するシート転写法では、樹脂がスピンコート法によ
り塗布されるため、内外周で保護膜の膜厚ムラを生じて
いた。更に、型を重ね合せる際に気泡が混入しやすく、
歩留りが低下していた。前記型がフラットな面の場合、
重ね合さる面が両面ともフラットである為、気泡は混入
しにくくなる。しかしながら磁界変調方式の有機保護膜
の型は凹凸形状を持つ為、フラットな面と凹凸面との重
ね合せとなり気泡が混入しやすくなっていた。特に表面
粗さが大きくなる程、気泡の混入が多くなっていた。更
に、気泡の混入は記録膜上に塗布される前記硬化型樹脂
の膜厚の影響も受け、膜厚が薄い程、気泡が混入しやす
くなっていた。
【0007】なお、前記型にはフレキシブルな型がよく
用いられる。このフレキシブルな型として、表面に凹凸
を付けるためにフィルム中にAl23 などの無機フィ
ラーを含有させたものが考えられている。しかしなが
ら、Al23 などの無機フィラーを含有させたフィル
ムをフレキシブルな型として用いた場合、紫外線硬化型
樹脂の硬化に必要な紫外線硬化型樹脂中に含まれる開始
剤の吸収波長での透過率が10%以下までに低下してし
まい、硬化のためには多量の紫外線を照射する必要が生
ずる。そのため紫外線を多量に照射する方法としては、
照射時間を長くする紫外線強度を上げるの2つの方
法しかないが、このうちの方法では保護層形成工程の
時間が長くなり、コストアップの要因となる。また、
、の方法のどちらでも基板の温度上昇が多大とな
り、ひいては基板の変形へとつながる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上を整理すると、従
来実施されてきたシート転写法による光磁気ディスクの
製造方法では、(1)紫外線硬化型樹脂をスピンコート
法で塗布すると内外周で保護膜の膜厚ムラを生じる、
(2)型を重ね合せる際に気泡が混入しやすく歩留りが
低下する、(3)磁界変調方式の有機保護膜作成に用い
る型は凹凸形状を表面に持つため気泡が混入しやすく、
表面粗さがあらいほど多くなる、(4)紫外線硬化型樹
脂の膜厚の影響を受け、膜厚が薄い程、気泡が混入しや
すくなる、(5)フレキシブルな型を用いる場合、型と
しては無機フィラーを含有させたフィルムなどでは紫外
線硬化型樹脂の硬化に必要な紫外線硬化型樹脂中に含ま
れる開始剤の吸収波長での透過率が10%以下で、硬化
のため多量または長時間の照射が必要となる、などの問
題がある。
【0009】本発明の目的は、保護膜の膜厚を薄く、し
かも均一にすると共に、任意の表面粗さの型を用いても
気泡の混入を抑え、製造時間が短く且つ基板の温度上昇
を小さくして基板の変形を生じさせない光磁気記録媒体
特に光磁気ディスクの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
の製造方法は、光学的に透明な基板上に記録膜及び有機
保護膜を形成する光磁気記録媒体にあって前記記録膜上
に硬化型樹脂と表面に凹凸形状を有する型を積置し、前
記硬化型樹脂を硬化後に前記型を剥離して記録膜上に有
機保護膜を形成する製造方法において、あらかじめ、少
なくとも前記型側に硬化型樹脂を塗布し、該硬化型樹脂
を基板上に形成した記録膜上に積置することを特徴とし
ており、前記硬化型樹脂が紫外線硬化型樹脂であり前記
型がフレキシブルな型であって、その開始剤の吸収波長
における該フレキシブルな型の透過率が少なくとも20
%以上であることを特徴としている。特に上記の光磁気
記録媒体が光磁気ディスクであることを特徴とする光磁
気記録媒体の製造方法である。
【0011】しかして、表面に凹凸を有する型には、樹
脂その他の素材からなるフレキシブルな型に限らず、ガ
ラスその他フレキシブルでない素材からなる型なども用
いられる。
【0012】上記方法により、保護膜表面に任意の凹凸
を均一にしかも保護膜の膜厚を薄くかつ均一に形成する
ことができた。更に型の表面粗さ及び保護膜の膜厚に関
係なく、気泡の混入を防止することができ、歩留りが更
に向上したものである。
【0013】また、上記のようにフレキシブルな型とし
て、紫外線硬化型樹脂中に含まれる開始剤の吸収波長で
の透過率が20%以上のものを用いてシート転写法によ
り保護膜を形成するので基板の変形やコスト上昇を伴わ
ない。
【0014】本発明における硬化型樹脂の塗布方法は、
ロールコーター法、スクリーン印刷、グラビア印刷、タ
ンポ印刷、スプレー塗布、バーコード塗布等が使用され
る。
【0015】また、前記型の表面粗さは、中心線平均粗
さ(Ra)が0.1〜0.5μmの範囲であればよく、
これ以下だとスライダーとの吸着が発生しすく、これ以
上だと浮上ヘッドの浮上量が安定しない。
【0016】本発明に用いられるフレキシブルな型の材
料としては、ポリエステル、ポリ塩化ビリニデン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンなどがあげられる。この場合、表面に微細な凹凸を形
成したのちでも紫外線硬化型樹脂中に含まれる開始剤の
吸収波長での透過率が20%以上であれば、このフレキ
シブルな型の材料、微細な凹凸の形成方法、厚さなどは
限定されるものではない。
【0017】
【実施例】
実施例1 図1は本発明の実施例における光磁気ディスクの製造過
程を示す断面図である。
【0018】図1−a)は直径86mmのポリカーボネ
イド基板1上に、スパッタ装置により記録膜2を形成し
た状態である。
【0019】図1−b)は、表面に中心線平均粗さ(R
a)が0.1μmの凹凸を形成した厚さ100μmポリ
エチレンテレフタレートの型4上に、ロールコーター法
により、紫外線硬化型樹脂3を塗布した状態である。
【0020】図1−c)は紫外線硬化型樹脂3を塗布し
た前記型4を前記記録膜2上に積置した後、紫外線を照
射し、前記樹脂3を硬化させている状態である。
【0021】図1−d)は、前記型4を剥離した光磁気
ディスクを示している。
【0022】上記方法を行うことにより、気泡の混入が
なくなり歩留りが98%になった。
【0023】実施例2 ポリエチレンテレフタレートの型4の上に、グラビア印
刷により、半径26mmから半径42mmの部分にの
み、前記硬化型樹脂をドーナツ状に塗布したこと以外
は、実施例1と同様にして、光磁気ディスクを製造し
た。
【0024】前記方法では、基板の内外周部で、硬化型
樹脂のハミ出しが防止でき、欠陥の少ない製品を作成す
ることができた。
【0025】実施例3 ポリエチレンテレフタレートの型4に、前記硬化型樹脂
を塗布すると共に、記録膜2上にも前記硬化型樹脂を塗
布したこと以外は、実施例1と同様にして、光磁気ディ
スクを製造した。このことにより、気泡の混入が更にお
さえられ、歩留りが向上した。
【0026】実施例4 表面に中心線平均粗さ(Ra )が0.5μmの凹凸を形
成した型を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、
光磁気ディスクを製造した。
【0027】上記方法では、表面粗さを大きくしても、
実施例1と同様に気泡の混入が少なく、歩留りも97%
であった。
【0028】実施例5 型4がガラス製であること以外は、実施例1と同様にし
て、光磁気ディスクを製造した。
【0029】上記ガラス製の型4を用いたことにより、
型の変形がなくなり、型の寿命がのびた。反面気泡の混
入により歩留りはフレキシブルな型に比べ多少落ちて9
5%であった。
【0030】比較例1〜2 基板1の記録膜2面上にのみ硬化型樹脂を塗布したこと
以外は、実施例1,4と同様にして、光磁気ディスクを
製造した。以上にあげた実施例1〜5と、比較例1〜2
によって製造した光磁気ディスクについて、気泡の混入
率と歩留りを表1に示した。
【0031】
【表1】 実施例6 図2は、本発明の実施例における光磁気ディスクの製造
過程を示す断面図である。
【0032】図2−a)は直径86mmのポリカーボネ
ート基板1上にスパッタ装置を用いて、Si34 の下
引き層6、TbFeCoの記録層2、Si34 の干渉
層7、Alの反射層8を順次形成した状態である。
【0033】次に図2−b)はウレタンアクリレート系
の紫外線硬化型樹脂3をスピンナーにより約10μmの
厚さにコートした状態である。
【0034】このときウレタンアクリレート系の紫外線
硬化型樹脂3中の開始剤の吸収波長は、365nmであ
った。
【0035】図2−c)は、100μm厚のポリエチレ
ンテレフタレートフィルム表面をサンドブラストによっ
て荒したフレキシブルな型4を紫外線硬化型樹脂層3に
気泡が入らない様に重ね合せた状態である。このときの
フレキシブルな型4の波長365nmでの透過率は30
%であった。
【0036】図2−d)は、表面にフィルムを載せた状
態のまま硬化用紫外線の光源ランプ9をあて、紫外線硬
化型樹脂層3を硬化させている状態である。光源ランプ
9には160W/cm2 のものを用いた。このとき樹脂
層3を完全に硬化させるのに必要な時間は30秒であっ
た。また、このときの基板の最大温度は70℃であっ
た。
【0037】図2−e)は、紫外線硬化型樹脂層3を硬
化後に型4を剥離して、表面に微細な凹凸の付いた保護
層10を形成した状態である。
【0038】実施例7 フレキシブルな型4として、70μm層のポリエチレン
テレフタレートフィルムの表面をサンドブラストによっ
て荒したもの(波長365nmでの透過率が40%)を
用いる以外は、実施例6と同様に行なった。このとき紫
外線硬化型樹脂層3を完全に硬化させるのに必要な時間
は20秒であった。また、保護層10形成時の最大温度
は60℃であった。
【0039】実施例8 フレキシブルな型4として130μm厚のポリエチレン
テレフタレート製のフィルムの表面をサンドブラストに
よって荒したもの(波長365nmでの透過率が20
%)を用いる以外は実施例6と同様の方法で行なった。
【0040】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は40秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は90℃であった。
【0041】実施例9 光源ランプ9として、200W/cm2 のものを用いる
以外は実施例6と同様に行なった。このときの紫外線硬
化型樹脂層3を完全に硬化させるのに必要な時間は、2
0秒であった。また、保護層10形成時の最大温度は7
0℃であった。
【0042】実施例10 フレキシブルな型4として、100μm厚のポリプロピ
レン製のフィルムの表面をサンドブラストによって荒し
たもの(波長365nmでの透過率30%)を用いる以
外は実施例6と同様の方法で行なった。
【0043】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は30秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は70℃であった。
【0044】実施例11 フレキシブルな型4として、100μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート製のフィルムの表面をシリコーン樹脂
を内添することによって荒したもの(波長365nmで
の透過率20%)を用いる以外は実施例6と同様の方法
で行なった。
【0045】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は40秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は90℃であった。
【0046】比較例3 フレキシブルな型4として、200μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート製のフィルムの表面をサンドブラスト
によって荒したもの(波長365nmでの透過率が15
%)を用いる以外は実施例6と同様の方法で行なった。
【0047】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は60秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は120℃であった。このと
き基板は若干変形していた。
【0048】比較例4 フレキシブルな型4として、200μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート製のフィルムの表面をサンドブラスト
によって荒したもの(波長365nmでの透過率が15
%)を用いる以外は実施例9と同様の方法で行なった。
【0049】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は50秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は120℃であった。このと
き基板は若干変形していた。
【0050】比較例5 フレキシブルな型4として、100μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート製のフィルムの表面をAl23 を内
添することによって荒したもの(波長365nmでの透
過率が5%)を用いる以外は実施例6と同様の方法で行
なった。
【0051】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は80秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は150℃であった。このと
き基板には大きな変形が見られた。
【0052】比較例6 フレキシブルな型4として、100μm厚のポリエチレ
ンテレフタレート製のフィルムの表面をAl23 を内
添することによって荒したもの(波長365nmでの透
過率が5%)を用いる以外は実施例9と同様の方法で行
なった。このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に硬化
させるのに必要な時間は70秒であった。また、保護層
10形成時の最大温度は150℃であった。このとき基
板には大きな変形が見られた。
【0053】比較例7 フレキシブルな型4として、100μm厚のポリプロピ
レン製フィルムの表面をAl23 を内添することによ
って荒したもの(波長365nmでの透過率5%)を用
いる以外は実施例6と同様の方法で行なった。
【0054】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は80秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は150℃であった。このと
き基板には大きな変形が見られた。
【0055】比較例8 フレキシブルな型4として、200μm厚のポリプロピ
レン製フィルムの表面をサンドブラストによって荒した
もの(波長365nmでの透過率15%)を用いる以外
は実施例6と同様の方法で行なった。
【0056】このときの紫外線硬化型樹脂層3を完全に
硬化させるのに必要な時間は60秒であった。また、保
護層10形成時の最大温度は120℃であった。このと
き基板は若干変形していた。
【0057】以上実施例、比較例での結果をまとめて表
2に示す。
【0058】このように、シート転写法において、フレ
キシブルな型として、紫外線硬化型樹脂中の開始剤の吸
収波長での透過率が20%以上であるものを用いること
によって、製造時間が短く、かつ基板の温度上昇が小さ
いつまり基板の変形なしに、光磁気記録媒体を製造でき
る。
【0059】
【表2】
【0060】
【発明の効果】以上説明した様に、型の上に硬化型樹脂
をあらかじめ塗布することにより、保護膜の膜厚を薄く
しかも均一にできると共に、任意の表面粗さの型を用い
ても、気泡の混入を押えることができた。
【0061】また、これらによって、ヘッドクラッシュ
及び磁気ヘッドの吸着が発生しなくなった。更に、記録
膜と磁気ヘッドとの間隔を狭くかつ均一にすることがで
きたため、データの記録消去が高速で行なえた。
【0062】また、フレキシブルな型として紫外線硬化
型樹脂中の開始剤の吸収波長での透過率が20%以上の
ものを用いるので、製造時間が短かく、かつ基板の温度
上昇を小さくして基板の変形なしに光磁気記録媒体を製
造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気ディスクの製造過程を示す断面
図である。
【図2】本発明の光磁気ディスクの製造過程を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 基板 2 記録膜(または記録層) 3 紫外線硬化型樹脂(または同層) 4 型 5 紫外線 6 下引き層 7 干渉層 8 反射層 9 光源ランプ 10 保護層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に透明な基板上に記録膜及び有機
    保護膜を形成する光磁気記録媒体にあって、前記記録膜
    上に硬化型樹脂と表面に凹凸形状を有する型を積置し、
    前記硬化型樹脂を硬化後に前記型を剥離して記録膜上に
    有機保護膜を形成する光磁気記録媒体の製造方法におい
    て、 あらかじめ、少なくとも前記型側に硬化型樹脂を塗布
    し、該硬化型樹脂を基板上に形成した記録膜上に積置す
    ることを特徴とする光磁気記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記硬化型樹脂が紫外線硬化型樹脂であ
    り、前記型がフレキシブルな型であって、その開始剤の
    吸収波長における該フレキシブルな型の透過率が少なく
    とも20%以上であることを特徴とする請求項1の光磁
    気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の光磁気記録媒
    体が光磁気ディスクであることを特徴とする光磁気記録
    媒体の製造方法。
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