JPH0660583U - 自動車におけるカウルサイドのシール構造 - Google Patents

自動車におけるカウルサイドのシール構造

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JPH0660583U
JPH0660583U JP235393U JP235393U JPH0660583U JP H0660583 U JPH0660583 U JP H0660583U JP 235393 U JP235393 U JP 235393U JP 235393 U JP235393 U JP 235393U JP H0660583 U JPH0660583 U JP H0660583U
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政博 野崎
友樹 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フェンダーパネルの屈曲部を露出させることな
く、見栄えを向上できて、空間部を閉塞保持する。 【構成】フェンダーパネル5の内面に密接され、中空部
11を有する中空体10と、フェンダーパネル5の屈曲
部8に対しシールする第一シール部12と、前記カウル
ルーバトップ2に対しシールする第二シール部13とを
備え、該第一及び第二シール部12,13にてシールさ
れた状態ではカウルルーバトップ2とフェンダーパネル
5との間に形成される空間部15が閉塞される。この構
成により、第一シール部はフェンダーパネルに対し確実
にシールされて、第一シール部12とフェンダーパネル
5及び第二シール部13とカウルルーバトップ2との間
に隙間がなくなる。このため、走行中の空気の流れが円
滑になり風切り音がなくなるとともに、フェンダーパネ
ル5の屈曲部8は第一シール部12にて外部に露出され
ないので見栄えが向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカウルサイドとフロントガラスの境界部に走行中の気流により生じる 異音の発生を防止するための自動車におけるカウルサイドのシール構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自動車におけるカウルサイドのシール構造としては、例えば実 開昭64−5848号公報及び実開平1−59779号公報に関するものが知ら れている。
【0003】 すなわち、前者におけるカウルサイドのシール構造においては、カウルルーバ トップ端部と、フロントピラー端縁に設けられたウインドシールドモールと、フ ェンダーパネルの端縁に形成された屈曲部とにより形成される空間部に組付けて 同空間部を閉塞している。フェンダーパネルは有弾性であって、その弾性力によ り空間部の周縁に密着させることで空間部は密閉される。また、後者におけるカ ウルサイドのシール構造においては、フロントピラーに沿って配置されるウエザ ストリップと、フェンダーパネルの裏側まで延在するカウルサイドシールとを金 型成形にて一体化して前記空間部を閉塞している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実開昭64−5848号公報のカウルサイドシールにおいては 、カウルサイドシールの一端はフェンダーパネルの屈曲部の裏側に係入されてお り、この屈曲部が外部より見えるため、見栄えが悪くなる問題がある。また、空 間部にカウルサイドシールを挿入する際、押し込み過ぎてフェンダーパネルとの 間に隙間できて空間部が閉塞されない問題があった。
【0005】 また、実開平1−59779号公報のカウルサイドシールは、形状が複雑で金 型にて成形しなくてはならないため、製造コストがかかる問題があった。 そこで、本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目 的はフェンダーパネルの屈曲部を露出させることなく、見栄えを向上できて、空 間部を閉塞保持できるとともに、押し出し成形にて成形できるので製造コストを 低減することができる自動車におけるカウルサイドのシール構造を提供すること にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案では、フロントガラスの下縁に沿って配設さ れたカウルルーバトップと、フロントガラスの下部に設けられ、先端部に屈曲部 を有するフェンダーパネルとを備えた自動車のカウルサイドのシール構造におい て、前記フェンダーパネルの内面に密接され、中空部を有する中空体と、該中空 体と一体に押し出し成形され、フェンダーパネルの屈曲部に対しシールする第一 シール部と、該第一シール部と一体に押し出し成形され、前記カウルルーバトッ プに対しシールする第二シール部とを備え、該第一及び第二シール部にてシール された状態ではカウルルーバトップとフェンダーパネルとの間に形成される空間 部が閉塞されていることを要旨とするものである。
【0007】
【作用】
このように構成された自動車におけるカウルサイドのシール構造において、中 空体はフェンダーパネル及びカウルルーバトップの形状に影響されることなく、 空間部内に係入される。このため、第一シール部はフェンダーパネルに対し確実 にシールするとともに、第二シール部はカウルルーバトップに確実に対しシール する。この結果、第一シール部とフェンダーパネル及び第二シール部とカウルル ーバトップとの間に隙間がないので、走行中の空気の流れが円滑になり風切り音 がなくなる。また、フェンダーパネルの屈曲部は第一シール部にて外部に露出さ れないので見栄えが向上する。
【0008】
【実施例】 以下に本考案を具体化した実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2に示すように、フロントガラス1の前面下部には、車体3に取着 されたカウルルーバトップ2が配設され、同カウルルーバトップ2上縁はフロン トガラス1の下縁及びフロントピラー4の下縁に沿って延出されている。カウル ルーバトップ2はポリプロピレン(フィラー入りPP)等の比較的硬質な樹脂材 料からなるカウルルーバトップ本体6と、スチレン−エチレン−ブタジエン−ス チレン共重合樹脂(SEBS)等の比較的軟質な樹脂材料からなるプロテクタ7 とから構成され、両者6,7は互いに二色成形されている。カウルルーバトップ 本体6の下部はその長手方向に沿って段部14が形成されている。プロテクタ7 の上部はフロントガラス1の前面下部に密接されている。
【0009】 前記フェンダーパネル5の上端部は屈曲部8が形成され、同屈曲部8の先端と カウルルーバトップ本体6との間の空間部15には、有弾性のカウルサイドシー ル9がその弾性力に抗して係入されている。つまり、空間部15はカウルサイド シール9にて閉塞されることにより、フロントピラー4及びフロントガラス1と フェンダーパネル5間に流れてくる空気の流れ円滑になり車体3の空力特性が向 上されるとともに、ここで発生する風切り音の発生が防止される。
【0010】 カウルサイドシール9は二色押し出し成形にて形成され、スポンジ及び硬質材 料からなる中空体10と、硬質材料からなる第一シール部12及び第二シール部 13とから構成されている。中空体10とにはカウルサイドシール9に沿って延 出された中空部11が形成されている。中空体10のスポンジ部10aの側面は フェンダーパネル5の内面に沿って密接されている。そして、カウルサイドシー ル9は中空体10がフェンダーパネル5に沿って折曲干渉されることにより、フ ェンダーパネル5及びカウルルーバトップ本体6に対し柔軟に組付けされる。
【0011】 第一シール部12は上方へ突出形成され、同第一シール部12の一側面は前記 屈曲部8の外側面8aに係止されている。また、第二シール部13は下方へ突出 形成され、同第二シール部13の一側面は前記段部14に対し係止されている。 つまり、第一シール部12及び第二シール部13にてカウルサイドシール9を前 記空間部15へ係入する際に正確な位置決めがなされる。なお、屈曲部8は第一 シール部12にて外部に露出しないようになっている。
【0012】 次に、このように構成されたカウルサイドシール9の作用及び効果について説 明する。 カウルサイドシール9の中空体10がその弾性力に抗して空間部15内に係入 されると、カウルサイドシール9は第一シール部12がフェンダーパネル5の屈 曲部8の外側面8aに係合されるとともに、第二シール部13がカウルルーバト ップ本体6の段部14に係合されて位置決めされる。この状態において、中空体 10はカウルサイドシール9の内面に圧接変形される。すなわち、中空部11に より中空体10はカウルサイドシール9の内面に沿って折曲干渉されることによ り、第一シール部12は屈曲部8に対し位置ズレことなく密接され、また、第二 シール部13も段部14に対し位置ズレすることなく密接される。そして、空間 部15はカウルサイドシール9の弾性力に抗して閉塞されることにより、走行中 の空気の流れはカウルサイドシール9の外側面に沿って円滑に流れるため、車体 3の空力抵抗を低減するとともに、不快な風切り音を軽減するとができる。
【0013】 従って、前記フェンダーパネル5の内面に密接される中空体10と、フェンダ ーパネル5の屈曲部8に対しシールする第一シール部12と、カウルルーバトッ プ本体6の段部14に対しシールする第二シール部13とを形成し、前記第一及 び第二シール部12,13がシールされることにより空間部15を閉塞した。よ って、カウルサイドシール9を組付ける際において、中空部11にて容易に中空 体10が折曲干渉してフェンダーパネル5に密接されるため、第一シール部12 及び第二シール部13は、フェンダーパネル5の屈曲部8及びカウルルーバトッ プ本体6の段部14に確実にシールされる。このため、走行中にフェンダーパネ ル5に流れてくる空気の流れが円滑になり、車体3の空力特性が向上できて、こ こで発生する風切り音の発生が確実に防止される。
【0014】 また、カウルサイドシール9を組付ける際に第一及び第二シール部12,13 により取付けの位置決めができるので、組付作業を容易かつ迅速にできる。また 、第一及び第二シール部12,13は硬質樹脂から形成されているのでその剛性 が高くなり、走行中の振動等によるカウルルーバトップ2の浮き上がりを防止す ることができ、安定した状態で組付けることができる。さらに、第一シール部1 2にてフェンダーパネル5の屈曲部8が露出しないので、外観上の見栄えを向上 させることができる。加えて、カウルサイドシール9は押し出し成形されている ので、複雑な形状にすることなくシンプル化することができて、金型による成形 よりも製造コストを低減できる。
【0015】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しな い範囲で例えば、上記中空体10、第一シール部12及び第二シール部13の材 質は上記の材料以外に任意に変更してもよいのは勿論のことである。
【0016】
【考案の効果】
本考案の自動車におけるカウルサイドのシール構造は、フェンダーパネルの屈 曲部を露出させることなく、見栄えを向上できて、空間部を閉塞保持できるとと もに、押し出し成形にて成形できるので製造コストを低減することができるとい う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A断面図である。
【図2】自動車にカウルサイドシールを取付けた状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1…フロントガラス、2…カウルルーバトップ、5…フ
ェンダーパネル、8…屈曲部、10…中空体、11…中
空部、12…第一シール部、13…第二シール部、15
…空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントガラスの(1)下縁に沿って配
    設されたカウルルーバトップ(2)と、フロントガラス
    (1)の下部に設けられ、先端部に屈曲部(8)を有す
    るフェンダーパネル(5)とを備えた自動車のカウルサ
    イドのシール構造において、 前記フェンダーパネル(5)の内面に密接され、中空部
    (11)を有する中空体(10)と、該中空体(10)
    と一体に押し出し成形され、フェンダーパネル(5)の
    屈曲部(8)に対しシールする第一シール部(12)
    と、該第一シール部(12)と一体に押し出し成形さ
    れ、前記カウルルーバトップ(2)に対しシールする第
    二シール部(13)とを備え、該第一及び第二シール部
    (12,13)にてシールされた状態ではカウルルーバ
    トップ(2)とフェンダーパネル(5)との間に形成さ
    れる空間部(15)が閉塞されていることを特徴とする
    自動車におけるカウルサイドのシール構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192975A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Nissan Motor Co Ltd カバー部材のフロントフェンダー取付部構造
JP2006327523A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Toyoda Gosei Co Ltd シール部材の取付構造
JP2011230738A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Isuzu Motors Ltd カバー部材
CN103010314A (zh) * 2011-09-26 2013-04-03 本田技研工业株式会社 车辆前部构造以及车辆的铰链罩安装方法
JP2017065422A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 富士重工業株式会社 車両の風切音低減構造

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