JPH0660718B2 - 潤滑剤供給ポンプ - Google Patents

潤滑剤供給ポンプ

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JPH0660718B2
JPH0660718B2 JP61204290A JP20429086A JPH0660718B2 JP H0660718 B2 JPH0660718 B2 JP H0660718B2 JP 61204290 A JP61204290 A JP 61204290A JP 20429086 A JP20429086 A JP 20429086A JP H0660718 B2 JPH0660718 B2 JP H0660718B2
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lubricant
plunger
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supply pump
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彰紀 来間
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は潤滑剤供給ポンプ、詳しくは、作業機械等の
潤滑部分にグリース等の潤滑剤を供給する潤滑剤供給ポ
ンプに関する。
(従来の技術) 従来の潤滑剤供給ポンプの具体例としては、例えば特公
昭60-44556号公報記載の装置を挙げることができる。第
6図に上記装置を模式的に示しているが、同図のよう
に、この装置はポンプ本体51と、このポンプ本体51
の、図において右側に取着されている潤滑剤の吐出機構
部52と、上記ポンプ本体51の上部に取着されている
タンク53とから構成されている。上記ポンプ本体51
には上記吐出機構部52側からポンプ室となる第1連通
孔54が穿設されており、一方上記ポンプ本体51の上
端面から上記第1連通孔54に連通する吸入路55が穿
設されている。この吸入路55の上部に上記タンク53
は螺着されている。上記第1連通孔54の、図において
左側の端部には、逆止弁56が設けられており、この逆
止弁56は端板57との間に配置されているばね58に
より、上記吐出機構部52側に付勢されている。そして
上記第1連通孔54の下部位置には、上記逆止弁56の
往復動に応じて、上記第1連通孔54との連通状態の開
閉がなされる開口部59を有する第2連通孔60が穿設
されており、さらに上記ポンプ本体51の下端に上記第
2連通孔60に連通する吐出路61が穿設されている。
一方上記第1連通孔54には、上記吐出機構部52側か
ら往復動自在なプランジャ62が挿入されている。上記
吐出機構部52内には、上記プランジャ62の連結され
た受圧板63を挟んで、この受圧板63と上記ポンプ本
体51との間にばね64が、一方上記受圧板63の、上
記ばね64とは反対側の面には、圧縮空気等の作業流体
の流入ポート(図示してはいない)を有する圧力室65
がそれぞれ設けられている。上記圧力室65に圧縮空気
等を導入することにより、上記プランジャ62は上記第
1連通孔54内を上記吸入路55の開口位置を越えて上
記逆止弁56に近接する位置まで往復し、一方上記圧縮
空気の作用を解除したときにはばね64のばね力によ
り、上記プランジャ62は上記吸入路55の開口位置よ
り後方まで復動する。
上記のようなプランジャ62の往復動に応じて、このプ
ランジャ62先端部と逆止弁56との間の第1連通孔5
4の空間容積が変化し、いわゆるポンプ作用が生じて、
タンク53内の潤滑剤の吸入及び逆止弁56を通して第
2連通孔60への押出しが逐次行なわれ、吐出路61か
ら潤滑剤が上記プランジャ62の往復動の回数に応じた
量だけ吐出されるのである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように、プランジャの往復動により潤滑剤を供給
する潤滑剤供給ポンプにおいては、当然のことながら上
記プランジャを駆動するための駆動源及び駆動制御回路
を必要とする。上記装置においては、圧縮空気或いは油
圧等の流体圧で作動する構成であり、それらの設備を有
する工場、或いは上記装置が取付けられる機械自体が上
記流体圧を応用するものである場合に、上記潤滑剤供給
ポンプの使用範囲は限定される。一方汎用性を有する装
置として、電動モータと、この電動モータの回転動作を
プランジャの往復動作に変換する伝達機構とを有する潤
滑剤供給ポンプも実用化されている。ところで、上記の
ような汎用の潤滑剤供給ポンプにおいては、1本のタン
ク当り数カ月の単位に渡って潤滑剤の供給を継続し、ま
た実供給時間は数時間毎に秒単位で作動するものであっ
て、1回当りの供給量は0.1cc程度、或いはそれ以下で
ある。このように、実供給時間は極く短時間ではある
が、上記供給時間、供給時間間隔を自動的に制御するた
めに、常時通電を必要とする。そして、従来は商用電源
に配線接続する構成であった。このように、他の作業機
械と共通の駆動電源に接続される場合には、例えば作業
機械の起動・停止時等における電源電圧変動の影響を受
けて誤動作をしたり、また上記変動時に潤滑剤供給時間
が重なると電動モータの回転数が変化し、所定の供給量
が得られなくなることがあった。さらに微量の潤滑剤供
給に必要な電力は小さいものであるにもかかわらず、通
常の商用電源を使用すると過電流を生じて故障する危険
性があり、したがって別途電気的な保護回路等を必要と
するなど、コスト高になっていた。
この発明は上記した従来の問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、プランジャの往復動に
より潤滑剤を供給する潤滑剤供給ポンプにおいて、別途
商用電源への配線を必要とせず、従って他の機械による
電圧変動等の影響を受けにくく、潤滑剤供給動作の安定
化を向上し得る潤滑剤供給ポンプを提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) そこでこの発明の潤滑剤供給ポンプは、ポンプ本体1に
吸入路5と吐出路10とを穿設すると共に、上記吸入路
5と吐出路10とを連通するための連通孔4を上記ポン
プ本体1の一端側より穿設し、さらに上記吐出路10内
に逆止弁9を介設すると共に、上記連通孔4の上記一端
側開口よりプランジャ13を往復動自在に挿入して、上
記プランジャ13の往復動によって、上記吸入路5に取
着されるタンク3内の潤滑剤を上記吐出路10より吐出
すべく構成した潤滑剤供給ポンプであって、上記プラン
ジャ13を往復作動するために上記ポンプ本体1の上記
一端側に取着した潤滑剤吐出機構部2内に、電動モータ
16と、この電動モータ16の回転動作を上記プランジ
ャ13の往復動に変換して伝達する伝達機構17と、上
記電動モータ16に電力を供給するための電池より成る
電源部15と、上記電源部15より回路作動電力の供給
を受けて上記電動モータ16を制御する制御回路部24
とを収納して成り、さらに上記電源部15からの上記電
動モータ16への供給電圧が、当該電動モータ16の最
低動作電圧を越えていることを点燈表示するための点燈
表示手段D2を外部から視覚可能な位置に装着しているこ
とを特徴としている。
またこの発明の好ましい実施態様においては、上記電動
モータ16の最低動作電圧は、上記制御回路24の最小
動作電圧と略等しくなるよう設定してあることを特徴と
している。
(作用) 上記構成の潤滑剤供給ポンプにおいては、プランジャ1
3を往復作動するためにポンプ本体1の一端側に取着さ
れた潤滑剤吐出機構部2内に、電動モータ16と、伝達
機構17と、そして電池より成る電源部15と、制御回
路部24とを内蔵している。上記電源部15より制御回
路部24の回路作動と、電動モータ16の駆動とがなさ
れ、独立した電気系統の構成であるので、他の機械によ
る電源電圧変動等の影響を受けにくく、潤滑剤供給動作
の安定化を向上することができる。さらに点燈表示手段
D2によって、電動モータ16への供給電圧が、当該電動
モータ16の最低動作電圧を越えていること、つまり電
池の寿命が残存していることを視覚によって確認できる
ので、電池交換を適切に行え、長期間にわたる安定した
作動状態を確保することが可能である。
またこの発明の好ましい実施態様によれば、点燈表示手
段D2によって、電動モータ16と制御回路24との両者
の動作を確認できることになり、動作確認用の構成を簡
素化し得る。
(実施例) 次にこの発明の潤滑剤供給ポンプの具体的な実施例につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
第2図はこの発明の一実施例における潤滑剤供給ポンプ
の全体構成を示す断面図、第3図は第2図のIII−IIIに
おける断面図である。第2図において、ポンプ本体1に
は、同図において右側に潤滑剤吐出機構部2が、また上
部に軟質樹脂より成る有底筒状のタンク3がそれぞれ取
着されている。上記ポンプ本体1内には、図において水
平に、ポンプ室となる連通孔4が穿設されている。そし
てポンプ本体1の上面から上記連通孔4に通ずる吸入路
5が垂直に穿設されると共に、この吸入路5の上部側ね
じ部に、上記タンク3の潤滑剤出口6が螺着されてい
る。また上記連通孔4の、上記潤滑剤吐出機構部2取着
部とは反対側の端部には逆止弁室7が設けられており、
この逆止弁室7内に、ばね8により上記連通孔4の端面
に当接するように付勢された逆止弁9が配置されてい
る。そしてポンプ本体1の下端部側には上記逆止弁室7
に連通する吐出路10が穿設されており、この吐出路1
0が開口する下面は、この潤滑剤供給ポンプが取付けら
れる装置に螺着されるニップル11に、ナット12によ
りこの装置を連結し得るようになされている。上記連通
孔4の上記潤滑剤吐出機構部2側からは、この連通孔4
内を軸心方向摺動自在に、プランジャ13が挿入されて
いる。このプランジャ13には、ポンプ本体1の上記連
通孔4開口端位置でOリング14が周設されて軸シール
がなされている。
そして、上記プランジャ13を往復作動するための上記
潤滑剤吐出機構部2の内部構成を、第2図の側面図であ
る第1図に示しているが、同図及び第3図のように、こ
の潤滑剤吐出機構部2内には、二箇の乾電池15a、1
5bより成る電源部15と、第1図のように、この電源
部15からの供給電力で回転する電動モータ16が配置
されている。この電動モータ16の回転は、歯車列より
成る伝達機構17によってその出力軸18に取着されて
いるクランク20の上記出力軸18回りの回転として伝
達される。上記伝達機構17は、上記出力軸18と、こ
れに平行な中間軸19とにそれぞれ取着されている歯車
列から構成されており、上記中間軸19には、その両端
部にフェースギヤ19aと小歯車19bとがそれぞれ固
着されており、さらに両者の間に、大歯車19cと小歯
車19dとが遊着されている。この大歯車19cと小歯
車19dとは一体となって回転するようになされてい
る。一方、出力軸18には、上記中間軸19に固着され
ている小歯車19bに咬合う位置に大歯車18aが、ま
た上記大歯車19cに咬合う状態で小歯車18bがそれ
ぞれ遊着されている。この大歯車18aと小歯車18b
とは一体となって回転するようになされている。さら
に、上記出力軸18には、上記中間軸19の小歯車19
dに咬合う大歯車18cが固着されている。したがっ
て、上記電動モータ16回転時には、その回転軸に固着
されている駆動歯車16aと、これに咬合っている上記
フェースギヤ19aとによりまず中間軸19が回転さ
れ、この回転はさらに、小歯車19bから大歯車18a
→小歯車18b→大歯車19c→小歯車19d→大歯車
18cと伝達されて出力軸18の回転が与えられること
となる。このような歯車列の構成によって、小スペース
内で大きな減速比を与えている。
また、上記潤滑剤吐出機構部2内には、さらに、電源部
15と電動モータ16との間に、回路基板23を配置
し、これにIC、その他の電気部品を取着して、上記電動
モータ16の駆動制御を行なう制御回路部24を内蔵す
る構成としている。上記制御回路部24の機能について
は後で説明する。
前記クランク20には、第3図のように連接部材21の
一端部側がピン22によって連結されており、そして上
記連接部材21の他端部側に、上記プランジャ13の端
部がピン結合されている。したがって、上記出力軸18
が回転することによってこの回転動作は、連接部材21
を介して、プランジャ13の往復動作に変換されるよう
になされているのである。第2図におけるプランジャ1
3は往動開始位置を示しており、同図のように、プラン
ジャ13の先端が、吸入路5の中心よりやや潤滑剤吐出
機構部2側に位置するようになされている。そして往動
終了位置においては、上記プランジャ13の先端が上記
吸入路5の連通孔4への開口部を越えて逆止弁9に近接
するようになされている。このようなプランジャ13の
往復動と、連通孔4端部の逆止弁9とによって、上記連
通孔4の空間部に、いわゆるポンプ作用が生じ、プラン
ジャ13の復動時には吸入路5から潤滑剤を吸引し、ま
た往動時には逆止弁9を介して吐出路10側へ、上記吸
引した潤滑剤を吐出することとなるのである。
一方、上記吸引路5に螺着されているタンク3は、第2
図のように、側壁25が蛇腹構造として形成されてい
る。そして底部(図において上部)26には、凹部27
が形成されており、この凹部27と、上記タンクを覆う
カバー28との間に、ばね29が配置されている。上記
カバー28の下端部はポンプ本体1の上端部に設けてあ
る溝に嵌着されている。したがって、上記ばね29によ
って、上記タンクの底部26は吸入路5側に付勢される
構成となされている。なお、上記ばね29の付勢力は、
その最大撓みが与えられている場合(上記タンク内容積
最大時の場合)においても、そのばね力による潤滑剤押
出力が逆止弁室7におけるばね8の流出遮断力よりも小
さいものであるように、各ばね8、29のばね力は調整
されている。また、第1図は潤滑剤吐出機構部2の内部
構造を示すために蓋を外した状態で示してあり、上記蓋
31は、第3図に示すように、スナップばね32により
着脱容易な取付構造となされている。また、第3図にお
いて33はタンク3内に潤滑剤を外部より補充するため
の注入ポートであり、連通孔4への吸入路5開口部位置
に連通している。上記注入ポート33には通常時は盲栓
34が取着されている。
上記構成の潤滑剤供給ポンプの作動について次に説明す
る。電動モータ16を回転させると、この回転運動は、
前記したようにプランジャ13の往復運動として伝達さ
れる。このプランジャ13の復動時には一端が逆止弁9
により封止された連通孔4の空間容積が増加し、そこに
負圧が生じる。そしてプランジャ13の先端が吸入路5
の連通孔4への開口部より後方へと後退したときに、上
記負圧圧力はタンク3内の潤滑剤の吸引力として作用
し、潤滑剤が吸入路5及び連通孔4へと吸出されるので
ある。その後、プランジャ13の往動時には、プランジ
ャ13の先端が吸入路5の連通孔4への開口部を越えて
前進するときに、逆止弁9と上記開口部間に封入された
潤滑剤は、プランジャ13の前進移動に伴って逆止弁9
を開弁し、逆止弁室7から吐出路10へと押し出される
こととなる。このようなプランジャ13の往復動によっ
て、タンク3内の潤滑剤は逐次吐出路10より吐出され
ていくのである。このような供給操作に伴ってタンク3
内潤滑剤が減少していき、このときその残容量に合わせ
た内容積となるように、蛇腹構造の側壁25は縮み変形
し、タンク3内に負圧圧力状態の空間が生じないよう
に、したがって、上記したプランジャ13復動時の負圧
圧力による吸引力が、潤滑剤が減少してきた場合にも効
果的に作用し続けるようになされている。
上記のような潤滑剤補充動作は、数時間単位の予め定め
られた時間間隔毎に一定量の供給を行なうように制御さ
れる。そして上記一回当りの供給量はプランジャ13の
往復回数に対応して与えられ、これは、電動モータ16
への電力供給時間によって制御される。このような供給
時間と供給時間間隔とを制御する機能が、前記制御回路
部24に設けられており、具体的な回路構成を第4図
に、また制御のフローチャートを第5図に示している。
まず第4図において、2箇の乾電池15a、15bを直
列接続した初期起電力3Vの電源部15に、上記制御機
能を組み込んだマイコン内蔵のIC40が接続されてい
る。さらに上記電源部15には電動モータ16がトラン
ジスタT1を介して接続されており、上記IC40の出力
が、トランジスタT2を介して上記トランジスタT1のベー
スに入力され、このとき電動モータ16に通電されて、
潤滑剤の供給が行なわれる。なお、同図において電動モ
ータ16にはサージキラー用のダイオードD1が並列接続
されており、また抵抗R1を介して発光ダイオードD2が接
続されている。この発光ダイオードD2は、乾電池15
a、15bの有効起電力状態を表示する機能を有してお
り、IC40の最小動作電圧(=2V)以下では点燈しな
いように調整されている。また電動モータ16の最低動
作電圧も2V以下では駆動されないように、ギア比、プ
ランジャ径、吐出圧力等により調整している。したがっ
て電動モータ16動作時には発光ダイオードD2の点燈に
より確認することができる。また上記トランジスタT1の
コレクターエミッタ間には抵抗R2を介してスイッチSW1
が接続されており、このスイッチSW1を閉じることによ
って、上記発光ダイオードD2を通る回路が閉成され、電
源部15の起電力状態を上記発光ダイオードD2の点滅で
確認できるようになされている。したがって発光ダイオ
ードD2が点燈しなければ電池の交換が必要である。な
お、このとき抵抗R2により電流値が制限されるので電動
モータ16の駆動はなされない。上記IC40には供給時
間及び供給時間間隔選択用の切換スイッチSW2、SW3と、
強制運転押釦スイッチSW4とがそれぞれ接続されてい
る。
次に第5図のフローチャートを参照して上記制御方式に
ついて説明する。この潤滑剤供給ポンプを作業機械等の
潤滑箇所に取り付けた後、この機械に合わせて、必要な
一回当りの供給量に対応する潤滑剤供給時間(給油時
間)toを上記切換スイッチSW2により設定する(ステッ
プS1)。上記実施例においては、2秒でプランジャ13
が一往復するように前記伝達機構17により調整されて
おり、通常はto=2秒として設定する。さらに、1タン
ク当りの供給時間(1カ月、2カ月、4カ月、8カ月)
に合わせて供給時間間隔(休止時間)H0を、1時間、2
時間、4時間、8時間の各時間に対応した上記切換スイ
ッチSW3を選択してこれを操作する(ステップS2)。こ
の状態で乾電池を挿入する(ステップS3)ことにより、
上記IC40における制御動作が開始され、上記to、H0を
読取ると共に、まずステップS4において給油回数カウン
タnを零に初期設定する。そして休止時間の計時タイマ
ーHのカウントを開始し、その後、上記した強制運転押
釦スイッチSW4の操作による信号の有無を判断しながら
(ステップS5)、休止時間Hの時間計数を継続する(ス
テップS6、S5)。この間は電動モータ16には通電され
ず、また発光ダイオードD2も消燈状態にある。上記休止
時間HがH0に達した場合(ステップS6)、或いは強制運
転押釦スイッチSW4がON操作された場合(ステップS5)
にはステップS7に移行し、電動モータ16への通電及び発
光ダイオードD2の点燈する潤滑剤供給動作(給油)を開
始し、この給油時間が後述する時間tpに達するまで継続
する(ステップS8)。上記給油時間がtp(第1回目は設
定値to)に達するとステップS8よりS9に移行し上記給油
動作を停止すると共にステップS10で給油回数カウンタ
nに1を加算する。さらに次のステップS11、S12におい
て次回の給油時間tpの補正を行なう。これは、乾電池の
消費に伴って起電力が徐々に低下してくることを補償す
る機能であり、起電力低下時には電動モータ16の回転
数も低下してくるので、通電時間一定の場合には潤滑剤
供給量が徐々に低下してくることとなる。そこで、起電
力低下を見込んで通電時間をその分長くし、電動モータ
16の回転数を略一定にするようにして一定の潤滑剤供
給量を維持するようにしている。すなわち、ステップS1
1で一回当りの給油時間補正量Δt(=1/700秒)を読
み出し、ステップS12で次回の給油時間tpをtp=to+n
・Δtで算出している。その後、ステップS13におい
て、それまでの給油回数nを予め定めている終了回数nf
(=700回)と比較し、nがnfより小さければ、ステッ
プS5、S6に戻って、次回の給油までの休止時間の計時を
再開する。
以上の説明のように、上記実施例においては、潤滑剤吐
出機構部2の内部に、乾電池15a、15bより成る電
源部15を配置し、またこの電源部15により駆動電力
を供給される電動モータ16と、さらに上記電源部15
により回路作動電力を受けて上記電動モータ16を駆動
制御する制御回路部24とを内蔵している。したがって
他の機械等とは完全に分離された独立の電気系統となさ
れているので、他の機械からの電源ノイズ等の影響を受
けることなく、潤滑剤供給動作を安定して継続すること
ができる。また、上記実施例では休止中の計時作動のみ
を行なうための消費電力は微小であるので、乾電池の電
力容量で充分長期間の使用が可能であり、また電源配線
の引回し作業を必要としないので、取付作業が簡単であ
る。さらに、乾電池の供給電圧自体が低いものであるの
で、電動モータに過負荷が生じたとしても、焼損等のト
ラブルを発生することはなく、安全回路等が不要となり
構成も簡単となる。
また上記実施例においては、ばね29によりタンク3の
底部26を吸入路5側に付勢している。このばね29の
作用により、プランジャ13復動時に発生する負圧圧力
による吸引力とともに、上記ばね力も潤滑剤のタンク3
よりの押出力として作用することとなるので、プランジ
ャ13復動時に生ずる連通孔4の空間容積を、潤滑剤残
容量が減少した場合においても常に充填させることが可
能となり、プランジャ13の一回当たりの吐出量を略一
定に保つことができる。また上記実施例においては、タ
ンク3の底部26に凹部27を設けている。このことに
より、タンク3の底部26が、第2図において二点鎖線
で示す状態の位置に達するまで、すなわち、凹部27に
よりタンク3内の潤滑剤が殆ど押出されることとなる状
態まで、潤滑剤を有効に利用することができる。さらに
底部26を付勢するばね29の上端部側を、第2図に示
されているようにカバー28に設けた凹部35に、また
ばね29の下端部側を、上記凹部35と略同軸上に配置
された上記底部26に設けた凹部27にそれぞれ嵌入し
た状態で配置している。このことにより、上記ばね29
によってタンク3の縮み変形方向の案内作用が与えら
れ、例えばタンク3の側壁材質が柔らかく、また初期容
積を大きくするために深さの深いものであっても、倒れ
が生ずることを防止することができ、いびつな縮み変形
が抑えられることとなって、安定した潤滑剤の供給状態
の継続を確保することができる。
なお、上記実施例はこの発明の内容を限定するものでは
なく、この発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例
えば上記実施例では乾電池を使用したが、その他充電可
能な電池や、その他の種類の電池で電源部を構成するこ
とができる。
(発明の効果) 上記説明のように、この発明の潤滑剤供給ポンプにおい
ては、潤滑剤吐出機構部の内部に、プランジャを往復動
するための電動モータと、伝達機構と、そして上記電動
モータに駆動電力を供給する電池より成る電源部と、さ
らに上記電源部より回路作動電力を受けて上記電動モー
タを駆動制御する制御回路部とを内蔵した構成である。
したがって、他の機械等とは完全に分離された独立の電
気系統であるので、他の機械からの電源ノイズ等の影響
を受けにくく、潤滑剤供給動作の安定化を向上すること
ができる。
さらに点燈表示手段によって、電動モータへの供給電圧
が、当該電動モータの最低動作電圧を越えていること、
つまり電池の寿命が残存していることを視覚によって確
認できるので、電池交換を適切に行え、長期間にわたる
安定した作動状態を確保することが可能である。
またこの発明の好ましい実施態様によれば、点燈表示手
段によって、電動モータと制御回路との両者の動作を確
認できることになり、動作確認用の構成を簡素化し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の潤滑剤供給ポンプの一実施例を
示すもので、第1図は潤滑剤吐出機構部の内部構成を示
す装置側面図、第2図は全体構成を示す断面図、第3図
は第2図のIII−III断面図、第4図は制御回路図、第5
図は制御のフローチャートであり、第6図は従来装置の
断面図である。 1……ポンプ本体、2……潤滑剤吐出機構部、3……タ
ンク、4……連通孔、5……吸入路、9……逆止弁、1
0……吐出路、13……プランジャ、15……電源部、
16……電動モータ、17……伝達機構、24……制御
回路部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体(1)に吸入路(5)と吐出路
    (10)とを穿設すると共に、上記吸入路(5)と吐出路
    (10)とを連通するための連通孔(4)を上記ポンプ本
    体(1)の一端側より穿設し、さらに上記吐出路(10)
    内に逆止弁(9)を介設すると共に、上記連通孔(4)
    の上記一端側開口よりプランジャ(13)を往復動自在に
    挿入して、上記プランジャ(13)の往復動によって、上
    記吸入路(5)に取着されるタンク(3)内の潤滑剤を
    上記吐出路(10)より吐出すべく構成した潤滑剤供給ポ
    ンプであって、上記プランジャ(13)を往復作動するた
    めに上記ポンプ本体(1)の上記一端側に取着した潤滑
    剤吐出機構部(2)内に、電動モータ(16)と、この電
    動モータ(16)の回転動作を上記プランジャ(13)の往
    復動に変換して伝達する伝達機構(17)と、上記電動モ
    ータ(16)に電力を供給するための電池より成る電源部
    (15)と、上記電源部(15)より回路作動電力の供給を
    受けて上記電動モータ(16)を制御する制御回路部(2
    4)とを収納して成り、さらに上記電源部(15)からの
    上記電動モータ(16)への供給電圧が、当該電動モータ
    (16)の最低動作電圧を越えていることを点燈表示する
    ための点燈表示手段(D2)を外部から視覚可能な位置に
    装着していることを特徴とする潤滑剤供給ポンプ。
  2. 【請求項2】上記電動モータ(16)の最低動作電圧は、
    上記制御回路(24)の最小動作電圧と略等しくなるよう
    設定してあることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の潤滑剤供給ポンプ。
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