JPH066081Y2 - 台所用水切りゴミ袋 - Google Patents
台所用水切りゴミ袋Info
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- JPH066081Y2 JPH066081Y2 JP3702888U JP3702888U JPH066081Y2 JP H066081 Y2 JPH066081 Y2 JP H066081Y2 JP 3702888 U JP3702888 U JP 3702888U JP 3702888 U JP3702888 U JP 3702888U JP H066081 Y2 JPH066081 Y2 JP H066081Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、家庭の台所やレストランの厨房等に用いられ
る水切りゴミ袋に関する。
る水切りゴミ袋に関する。
[従来の技術] 台所用水切りゴミ袋は、三角コーナー用と排水口用とが
あり、夫々袋の形態は異るが、要求される機能は同一で
あって、調理後及び食後の残滓を袋に詰めて、水切りを
し、残滓が排水口に流れ込まないように効率よく回収す
ることを目的とするものである。
あり、夫々袋の形態は異るが、要求される機能は同一で
あって、調理後及び食後の残滓を袋に詰めて、水切りを
し、残滓が排水口に流れ込まないように効率よく回収す
ることを目的とするものである。
現在市販されているものは、ポリエチレンなどのフィル
ム類に水切りのために小孔を開けたもの、湿式不織布
(和紙)の薄葉紙に水切り用の孔を開けたもの、乾式不
織布の目の荒いもの、及び、乾式不織布や湿式不織布等
に割繊布(割り布)を貼り合せたものなどがある。
ム類に水切りのために小孔を開けたもの、湿式不織布
(和紙)の薄葉紙に水切り用の孔を開けたもの、乾式不
織布の目の荒いもの、及び、乾式不織布や湿式不織布等
に割繊布(割り布)を貼り合せたものなどがある。
[考案が解決しようとする課題] これらの現行品を詳しくみると、全て、食品残滓の水切
りの早さと、湿潤時の紙力に最大の考慮が払われてお
り、ビスコース加工等で湿潤紙力を付与したり、水切り
穴を付けたタイプのものが多く使用されている。即ち現
行品は、ほとんど台所作業に於ける利便性のみを追求し
た商品であることが判る。
りの早さと、湿潤時の紙力に最大の考慮が払われてお
り、ビスコース加工等で湿潤紙力を付与したり、水切り
穴を付けたタイプのものが多く使用されている。即ち現
行品は、ほとんど台所作業に於ける利便性のみを追求し
た商品であることが判る。
水切りを早くする手段としては、現在袋に小穴をつける
方法と袋地の目を粗くする方法が用いられており、穴は
直径1〜2mmのものが多い。
方法と袋地の目を粗くする方法が用いられており、穴は
直径1〜2mmのものが多い。
このように袋に小穴をつけたり、袋地の目を粗くすると
初期水切れは実用上差支えないものになるが、水と一緒
に台所残滓の中の蛋白質や澱粉質の微細粒状物、さらに
は油性粘状物が繊維質と共に袋の小穴から流出し、排水
口に流れる。これらの流動物は流下中に配水管の管壁に
付着成長して、遂に配管詰りを生ずるに至るし、排水処
理に於ける負荷を増大させることとなる。
初期水切れは実用上差支えないものになるが、水と一緒
に台所残滓の中の蛋白質や澱粉質の微細粒状物、さらに
は油性粘状物が繊維質と共に袋の小穴から流出し、排水
口に流れる。これらの流動物は流下中に配水管の管壁に
付着成長して、遂に配管詰りを生ずるに至るし、排水処
理に於ける負荷を増大させることとなる。
例えば現行商品群の内、フィルム類に小穴をあけたもの
は魚の頭や骨は袋の中に残るが、肉の部分は剥離・微細
化してほとんど排水口に流れていることが多い。
は魚の頭や骨は袋の中に残るが、肉の部分は剥離・微細
化してほとんど排水口に流れていることが多い。
従って、最近に至り、特に高層集合住宅に於ては、建造
物の機能保全上、生活排水の処理について、水分のみ分
離し微細残滓に至る迄回収可能な濾過機能を有する台所
用水切りゴミ袋が待望されている。
物の機能保全上、生活排水の処理について、水分のみ分
離し微細残滓に至る迄回収可能な濾過機能を有する台所
用水切りゴミ袋が待望されている。
台所用水切りゴミ袋は、透水速度が早いこと、湿潤時に
形態変化が無く、必要な抗張力を有することが必要であ
るが、現在市販中の多くのものは、マニラ麻または木材
パルプを主原料にしたものが多く、これらセルロースを
主原料としたものは紙層の密度が高くなって、透水性が
悪いので、可能な限り薄く、且つ一定間隔で水抜きの小
穴をつけた構造となっている。そして紙層を薄くすると
湿潤時に破袋し易いので、紙にビスコースや合成樹脂な
どを塗工して補強し耐水性を高めたものが主流を占めて
いる。
形態変化が無く、必要な抗張力を有することが必要であ
るが、現在市販中の多くのものは、マニラ麻または木材
パルプを主原料にしたものが多く、これらセルロースを
主原料としたものは紙層の密度が高くなって、透水性が
悪いので、可能な限り薄く、且つ一定間隔で水抜きの小
穴をつけた構造となっている。そして紙層を薄くすると
湿潤時に破袋し易いので、紙にビスコースや合成樹脂な
どを塗工して補強し耐水性を高めたものが主流を占めて
いる。
然しこのような配慮を加えても、セルロースを主原料と
したものは、セルロース自体が吸水性を有していること
より、ゴミ袋が水に濡れると繊維の膨潤が進み、時間の
経過と共に袋地が目詰りを起し、透水性が減少する性質
を有している。即ち、使用初期には台所残滓の可成り粗
い粒子迄水と共に流失し、管壁への付着、排水処理に対
する負荷を増大させる欠点を有しており、逆に時間が経
過するに従い、セルロースが膨潤して、袋地の目詰りを
起し、水切れが悪くなって、ドロドロした状態で袋の中
に水分が残り、袋の取替時水滴がいつまでも垂れて不潔
である上、生ゴミの中に大量の水分が含まれるので、運
送、焼却などゴミ処理における社会的損失が大きいとい
う欠点を有している。またセルロースを主原料とする和
紙系の袋は濡れにより腰が弱くなり、使用後の口締め操
作も不便である。
したものは、セルロース自体が吸水性を有していること
より、ゴミ袋が水に濡れると繊維の膨潤が進み、時間の
経過と共に袋地が目詰りを起し、透水性が減少する性質
を有している。即ち、使用初期には台所残滓の可成り粗
い粒子迄水と共に流失し、管壁への付着、排水処理に対
する負荷を増大させる欠点を有しており、逆に時間が経
過するに従い、セルロースが膨潤して、袋地の目詰りを
起し、水切れが悪くなって、ドロドロした状態で袋の中
に水分が残り、袋の取替時水滴がいつまでも垂れて不潔
である上、生ゴミの中に大量の水分が含まれるので、運
送、焼却などゴミ処理における社会的損失が大きいとい
う欠点を有している。またセルロースを主原料とする和
紙系の袋は濡れにより腰が弱くなり、使用後の口締め操
作も不便である。
[課題を解決するための手段] 本考案の目的は、叙上の問題を解決し、台所残滓処理の
利便性に加えて、新たに有機物の効果的捕捉回収と、生
ゴミへの水分持込量の減少という機能を付与して、排水
処理、ゴミ処理に対し、社会的経済的に貢献度の高い商
品を提供することにある。
利便性に加えて、新たに有機物の効果的捕捉回収と、生
ゴミへの水分持込量の減少という機能を付与して、排水
処理、ゴミ処理に対し、社会的経済的に貢献度の高い商
品を提供することにある。
すなわち本考案は(a)麻パルプまたは木材パルプ、
(b)1〜4デニールの疎水性熱接着繊維の溶融固着物
および(c)2.5〜10デニールの疎水性繊維からな
る湿式不織布であって、かつ該不織布中において上記
(b)が25〜70重量%、上記(c)が8〜30重量
%存在している不織布からなる台所用水切りゴミ袋であ
り、この本考案の台所用水切りゴミ袋により、上記目的
が達成される。
(b)1〜4デニールの疎水性熱接着繊維の溶融固着物
および(c)2.5〜10デニールの疎水性繊維からな
る湿式不織布であって、かつ該不織布中において上記
(b)が25〜70重量%、上記(c)が8〜30重量
%存在している不織布からなる台所用水切りゴミ袋であ
り、この本考案の台所用水切りゴミ袋により、上記目的
が達成される。
(作用) すなわち本考案においては、パルプ(a)を配合するこ
とにより原料コストを下げ、かつ湿式不織布抄造時での
疎水性繊維(b)および(c)の均一分散を促進し均一
な不織布を製造できるものである。また本考案において
は、上記の疎水性繊維(b)と更に太くて疎水性の繊維
(c)とを配合するものである為、後者疎水性繊維
(c)がネットワークを形成し、そして前者疎水性接着
繊維(b)により強固に相互結着しているので、湿潤時
の膨潤が少なく、初期の透水能を長時間持続することが
できる。しかも両疎水性繊維(b)および(c)を特定
量配合し、それを湿式抄造法で抄造することによって、
従来の和紙からなる穴(孔)あけタイプの水切りゴミ袋
の場合の透水性より優れた透水性を得ることができ、し
かもこの場合、本考案においては、従来の穴(孔)あけ
タイプの水切りゴミ袋の如き大きな穴(孔)がないので
微細残滓を流出させることなく捕捉回収効率を上げるこ
とができ排水質の浄化効果を上げることができるもので
ある。
とにより原料コストを下げ、かつ湿式不織布抄造時での
疎水性繊維(b)および(c)の均一分散を促進し均一
な不織布を製造できるものである。また本考案において
は、上記の疎水性繊維(b)と更に太くて疎水性の繊維
(c)とを配合するものである為、後者疎水性繊維
(c)がネットワークを形成し、そして前者疎水性接着
繊維(b)により強固に相互結着しているので、湿潤時
の膨潤が少なく、初期の透水能を長時間持続することが
できる。しかも両疎水性繊維(b)および(c)を特定
量配合し、それを湿式抄造法で抄造することによって、
従来の和紙からなる穴(孔)あけタイプの水切りゴミ袋
の場合の透水性より優れた透水性を得ることができ、し
かもこの場合、本考案においては、従来の穴(孔)あけ
タイプの水切りゴミ袋の如き大きな穴(孔)がないので
微細残滓を流出させることなく捕捉回収効率を上げるこ
とができ排水質の浄化効果を上げることができるもので
ある。
(構成の説明) 以下本考案の構成につきさらに詳細に説明する。
本考案に使用する原料(a)は、麻パルプおよび木材パ
ルプの中から抄紙性やコストに於いて有利なものを選べ
ばよく、特に種類は限定されない。上記のように、本考
案において、この原料(a)が存在していることが、経
済的には原料コストの低下をもたらし、機能的には
(b)および(c)の均一分散を促進するという効果を
もたらすことになる。この原料(a)の不織布に占める
割合は30〜60重量%が好ましい。30%未満では原
料(a)の配合効果が薄くなり、また60%を越えて多
くなれば、疎水性繊維(b)および(c)の配合効果を
減ずることとなる。
ルプの中から抄紙性やコストに於いて有利なものを選べ
ばよく、特に種類は限定されない。上記のように、本考
案において、この原料(a)が存在していることが、経
済的には原料コストの低下をもたらし、機能的には
(b)および(c)の均一分散を促進するという効果を
もたらすことになる。この原料(a)の不織布に占める
割合は30〜60重量%が好ましい。30%未満では原
料(a)の配合効果が薄くなり、また60%を越えて多
くなれば、疎水性繊維(b)および(c)の配合効果を
減ずることとなる。
また繊度1〜4デニールの疎水性接着繊維(b)とは、
約80℃から150℃の範囲で、軟化融着能を有する合
成繊維であって、かつ湿潤時においてセルロース系繊維
のように膨潤や伸縮をすることがないものである。具体
的には、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアクリロ
ニトリル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリ
ウレタン系等の各合成繊維、及びこれらのポリマーを共
縮重合等によって変性したものからなる繊維及び変性物
も含めてこれらのポリマーを二種以上複合または混合し
た繊維などである。
約80℃から150℃の範囲で、軟化融着能を有する合
成繊維であって、かつ湿潤時においてセルロース系繊維
のように膨潤や伸縮をすることがないものである。具体
的には、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリアクリロ
ニトリル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリ
ウレタン系等の各合成繊維、及びこれらのポリマーを共
縮重合等によって変性したものからなる繊維及び変性物
も含めてこれらのポリマーを二種以上複合または混合し
た繊維などである。
このような80℃〜150℃の温度範囲で接着性を発現
させる繊維に関して、現在種々研究が進められている
が、既に上市されているものとしては、ポリエチレンテ
レフタレートを共重合変性により融点を下げたポリマー
単独からなる繊維、ポリプロピレンを芯としポリエチレ
ン又は変性ポリエチレンを鞘とした芯鞘構造繊維、ポリ
エチレンテレフタレートを芯とし変性ポリエチレンテレ
フタレートを鞘とした芯鞘構造繊維などがある。
させる繊維に関して、現在種々研究が進められている
が、既に上市されているものとしては、ポリエチレンテ
レフタレートを共重合変性により融点を下げたポリマー
単独からなる繊維、ポリプロピレンを芯としポリエチレ
ン又は変性ポリエチレンを鞘とした芯鞘構造繊維、ポリ
エチレンテレフタレートを芯とし変性ポリエチレンテレ
フタレートを鞘とした芯鞘構造繊維などがある。
この疎水性熱接着繊維(b)の繊度は1デニール以上で
なければならない。1デニール未満の場合には、構成さ
れる紙層の密度が高くなり、透水性が本考案の目的を満
足しなくなる。また高繊度繊維を用いる場合、その繊度
が高くなればなる程高配合率としなければ紙力が低下す
る。しかしその配合を高配合率とすればする程食品残滓
が濾過できなくなる傾向となる。したがって紙力と食品
残滓濾過率とをバランスさせるためには、結局、疎水性
熱接着繊維の繊度としては、1〜4デニールである。
なければならない。1デニール未満の場合には、構成さ
れる紙層の密度が高くなり、透水性が本考案の目的を満
足しなくなる。また高繊度繊維を用いる場合、その繊度
が高くなればなる程高配合率としなければ紙力が低下す
る。しかしその配合を高配合率とすればする程食品残滓
が濾過できなくなる傾向となる。したがって紙力と食品
残滓濾過率とをバランスさせるためには、結局、疎水性
熱接着繊維の繊度としては、1〜4デニールである。
繊維相互を結着し、湿潤時の抗張力を付与する手段とし
ての熱融着繊維の配合量は、重量比で全原料に対し25
%配合すれば実用に耐えることがわかった。また水切り
ゴミ袋の製袋加工時の熱接着性を発現させるためには該
熱接着性繊維(b)の配合率を40%以上とすることが
より好ましいことがわかった。しかし70%以上では融
着過多による工程トラブルの発生及びコストの面から不
利であった。
ての熱融着繊維の配合量は、重量比で全原料に対し25
%配合すれば実用に耐えることがわかった。また水切り
ゴミ袋の製袋加工時の熱接着性を発現させるためには該
熱接着性繊維(b)の配合率を40%以上とすることが
より好ましいことがわかった。しかし70%以上では融
着過多による工程トラブルの発生及びコストの面から不
利であった。
透水性促進材料としての疎水性繊維(c)とは、繊度
2.5〜10デニールの合成繊維であって、ポリエステ
ル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアミド繊維、
ポリアクリロニトリル繊維、ポリプロピレン繊維、及び
その複合変性繊維で抄紙性能を付与したものであれば、
その何れを選んでもよく、穴又は孔をあけた和紙系のゴ
ミ袋に匹敵するか、又はそれ以上の透水性を発現するこ
とが出来る。
2.5〜10デニールの合成繊維であって、ポリエステ
ル繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリアミド繊維、
ポリアクリロニトリル繊維、ポリプロピレン繊維、及び
その複合変性繊維で抄紙性能を付与したものであれば、
その何れを選んでもよく、穴又は孔をあけた和紙系のゴ
ミ袋に匹敵するか、又はそれ以上の透水性を発現するこ
とが出来る。
なお疎水性熱接着繊維(b)が2.5デニール以上でか
つ熱接着処理により繊維の断面形態があまり変化するこ
となしに繊維間を接着固定できるものである場合には、
繊維(c)を疎水性熱接着繊維(b)で置き換えること
も可能であるが、この場合には透水性と湿潤時強度の両
立が難しく、必ずしも好ましいとは言えない。したがっ
て繊維(c)としては、繊維(b)を熱接着処理する条
件下において実質的に形態変化を受けないようなもの
(すなわち実質的に軟化・溶融しないもの)が好ましい
こととなる。
つ熱接着処理により繊維の断面形態があまり変化するこ
となしに繊維間を接着固定できるものである場合には、
繊維(c)を疎水性熱接着繊維(b)で置き換えること
も可能であるが、この場合には透水性と湿潤時強度の両
立が難しく、必ずしも好ましいとは言えない。したがっ
て繊維(c)としては、繊維(b)を熱接着処理する条
件下において実質的に形態変化を受けないようなもの
(すなわち実質的に軟化・溶融しないもの)が好ましい
こととなる。
透水性促進材料としての疎水性繊維(c)の添加量とし
ては、8〜30重量%が必要である。すなわち、8%未
満では良好な透水促進効果が発現せず、また逆に多すぎ
ても食品残滓を濾過できなくなり、したがって、好まし
くは15〜30重量%である。
ては、8〜30重量%が必要である。すなわち、8%未
満では良好な透水促進効果が発現せず、また逆に多すぎ
ても食品残滓を濾過できなくなり、したがって、好まし
くは15〜30重量%である。
なお本考案で言う疎水性とは、水分が介在した場合、膨
潤等により形態変化しにくいもので、水分吸収性の度合
いを示す公定水分率が6%以下の繊維を意味している。
潤等により形態変化しにくいもので、水分吸収性の度合
いを示す公定水分率が6%以下の繊維を意味している。
本考案においては、上記の如きパルプ原料(a)に透水
促進材料としての疎水性で太い繊度の繊維(c)を加
え、更に疎水性の熱接着繊維(b)を加えて抄紙し、こ
れを抄紙機の乾燥シリンダー(この乾燥シリンダーによ
る処理を一次加工と称す)の熱で溶融結着させる方法を
用いることにより透水性、湿潤時抗張力の優れた水切り
ゴミ袋用不織布が得られる。
促進材料としての疎水性で太い繊度の繊維(c)を加
え、更に疎水性の熱接着繊維(b)を加えて抄紙し、こ
れを抄紙機の乾燥シリンダー(この乾燥シリンダーによ
る処理を一次加工と称す)の熱で溶融結着させる方法を
用いることにより透水性、湿潤時抗張力の優れた水切り
ゴミ袋用不織布が得られる。
なお本考案に近い技術として、疎水性の繊維と、ポリエ
ステル未延伸繊維や低融点ポリプロピレン繊維等の疎水
性融着繊維からなる湿式不織布を、該不織布形成後さら
に二次加工で熱圧着して抗張力を付与した不織布を台所
用水切りゴミ袋に利用する技術が提案されているが、こ
の技術の水切りゴミ袋は熱圧着により繊維層が高密度に
圧着しているため、透水性は現行和紙の穴(孔)あきタ
イプの水切りゴミ袋に対し特徴を発揮することが出来な
い上に、二次的熱圧処理加工費が加わりコストが高く、
したがって実用性が無く、現在実施されていない。
ステル未延伸繊維や低融点ポリプロピレン繊維等の疎水
性融着繊維からなる湿式不織布を、該不織布形成後さら
に二次加工で熱圧着して抗張力を付与した不織布を台所
用水切りゴミ袋に利用する技術が提案されているが、こ
の技術の水切りゴミ袋は熱圧着により繊維層が高密度に
圧着しているため、透水性は現行和紙の穴(孔)あきタ
イプの水切りゴミ袋に対し特徴を発揮することが出来な
い上に、二次的熱圧処理加工費が加わりコストが高く、
したがって実用性が無く、現在実施されていない。
これに対して本考案では、通常の抄紙機ドライヤーの1
00〜140℃の熱で熱接着繊維が軟化融着して、紙層
内の繊維を相互に結着しているものであり、上述の技術
の如く、繊維層が高密度に圧着されておらず、実用上支
障なく十分な湿式抗張力を有しつつ透水性の優れた水切
りゴミ袋用不織布となるのである。
00〜140℃の熱で熱接着繊維が軟化融着して、紙層
内の繊維を相互に結着しているものであり、上述の技術
の如く、繊維層が高密度に圧着されておらず、実用上支
障なく十分な湿式抗張力を有しつつ透水性の優れた水切
りゴミ袋用不織布となるのである。
該不織布の目付量としては10〜20g/m2、また不織布
の厚さとしては0.05〜0.10mmが好ましい。また
その見掛け密度としては0.10〜0.40g/cm3が好
ましい。なお、これら厚みはダイヤルシックネスゲージ
で測定した値であり、見掛け密度は目付量(g/m2)÷
[厚み(mm)×1000]により求めた値である。
の厚さとしては0.05〜0.10mmが好ましい。また
その見掛け密度としては0.10〜0.40g/cm3が好
ましい。なお、これら厚みはダイヤルシックネスゲージ
で測定した値であり、見掛け密度は目付量(g/m2)÷
[厚み(mm)×1000]により求めた値である。
不織布は、前述したように、基本的には前記(a)、
(b)および(c)の成分よりなるが、必要により、こ
れら以外の成分、たとえば合成パルプや各種改良剤など
が配合されていてもよい。
(b)および(c)の成分よりなるが、必要により、こ
れら以外の成分、たとえば合成パルプや各種改良剤など
が配合されていてもよい。
本考案の台所用水切りゴミ袋は、このような湿式不織布
を裁断および貼合せることにより製造される。貼合せ
は、不織布を構成している熱接着性繊維の熔融時接着力
を利用しても、また新たな接着剤を接着部に存在させて
行ってもよい。
を裁断および貼合せることにより製造される。貼合せ
は、不織布を構成している熱接着性繊維の熔融時接着力
を利用しても、また新たな接着剤を接着部に存在させて
行ってもよい。
以上の説明からも明らかなように、本考案の水切りゴミ
袋を構成している不織布は、それ自体が長期に亙る十分
な透水性および有機物の効果的捕捉回収性を有している
ため、従来の水切りゴミ袋用フィルムあるいは和紙など
のように、排水のための穴又は孔を開けておく必要はな
く、むしろ有機物の効果的捕捉回収性の点で穴又は孔は
開けられていない方が好ましい。すなわち不織布は、ど
の部分も目付が実質的に同一であることが好ましい。
袋を構成している不織布は、それ自体が長期に亙る十分
な透水性および有機物の効果的捕捉回収性を有している
ため、従来の水切りゴミ袋用フィルムあるいは和紙など
のように、排水のための穴又は孔を開けておく必要はな
く、むしろ有機物の効果的捕捉回収性の点で穴又は孔は
開けられていない方が好ましい。すなわち不織布は、ど
の部分も目付が実質的に同一であることが好ましい。
第1図は本考案に係る台所用水切りゴミ袋の一例の側面
図であり、第2図はそれを構成する不織布の断面図であ
る。これら図中、1は疎水性接着繊維[本考案での構成
(b)]、2はパルプ[本考案での構成(a)]、3は
接着部、4は透水促進疎水性繊維[本考案での構成
(c)]を示す。また第3図は従来のフィルムベースの
水切りゴミ袋の一例の側面図、第4図はそれを構成して
いる孔あきフィルムの断面図であり、これら図中、5は
水切りのための孔、6はフィルム、7は接着部である。
第5図は従来の和紙ベースの水切りゴミ袋の一例の側面
図で、第6図はそれを構成している和紙の断面図であ
り、これら図中、8は水切りのための孔、9はセルロー
ズパルプ、10は接着部を示す。
図であり、第2図はそれを構成する不織布の断面図であ
る。これら図中、1は疎水性接着繊維[本考案での構成
(b)]、2はパルプ[本考案での構成(a)]、3は
接着部、4は透水促進疎水性繊維[本考案での構成
(c)]を示す。また第3図は従来のフィルムベースの
水切りゴミ袋の一例の側面図、第4図はそれを構成して
いる孔あきフィルムの断面図であり、これら図中、5は
水切りのための孔、6はフィルム、7は接着部である。
第5図は従来の和紙ベースの水切りゴミ袋の一例の側面
図で、第6図はそれを構成している和紙の断面図であ
り、これら図中、8は水切りのための孔、9はセルロー
ズパルプ、10は接着部を示す。
(実施例) 本考案での前記構成(a)、(b)、(c)の各要件を
満足する湿式不織布をつくり、それを用いて上記第1図
のように水切りゴミ袋をつくった。
満足する湿式不織布をつくり、それを用いて上記第1図
のように水切りゴミ袋をつくった。
この水切りゴミ袋の湿式不織布は、その湿潤時の破断長
(マシン方向)が1.5km以上、透水速度が2秒以下、
透水性能(透水速度)が12時間常温水中に浸漬後にお
いて実質的に変化しない(すなわち透水性が大きく低下
するということがない)という特性を有するものであっ
た。またこの不織布は、その湿潤時剛性が乾燥時剛性の
40%以上となった。ここで上記特性につき補足すれ
ば、破断長が1.5km未満の場合には、使用中又は使用
後のゴミ処理時に袋が破損することとなり、また透水速
度が2秒を越える場合には、生ゴミ中の含有水分の重量
が多くなり、実質的に残滓の収容量が低下することとな
り、さらに12時間常温水中に浸漬により透水性能が大
きく劣化する場合にも、同様に生ゴミ中の含有水分の重
量が多くなり、残滓の実質的収容能力が低下するという
欠点が生じ、いずれも好ましくない。また湿潤時剛性が
乾燥時剛性の40%より低くなると、使用時に袋の開口
部のヘタリが大きく口が閉じてしまい、ゴミの投入が難
しくなるのであり、また使用後袋の口を閉じる作業も能
率が悪くなるのである。
(マシン方向)が1.5km以上、透水速度が2秒以下、
透水性能(透水速度)が12時間常温水中に浸漬後にお
いて実質的に変化しない(すなわち透水性が大きく低下
するということがない)という特性を有するものであっ
た。またこの不織布は、その湿潤時剛性が乾燥時剛性の
40%以上となった。ここで上記特性につき補足すれ
ば、破断長が1.5km未満の場合には、使用中又は使用
後のゴミ処理時に袋が破損することとなり、また透水速
度が2秒を越える場合には、生ゴミ中の含有水分の重量
が多くなり、実質的に残滓の収容量が低下することとな
り、さらに12時間常温水中に浸漬により透水性能が大
きく劣化する場合にも、同様に生ゴミ中の含有水分の重
量が多くなり、残滓の実質的収容能力が低下するという
欠点が生じ、いずれも好ましくない。また湿潤時剛性が
乾燥時剛性の40%より低くなると、使用時に袋の開口
部のヘタリが大きく口が閉じてしまい、ゴミの投入が難
しくなるのであり、また使用後袋の口を閉じる作業も能
率が悪くなるのである。
更にまた、上記不織布からなる水切りゴミ袋につき、そ
の水質浄化効果について分析機関での分析を行ったとこ
ろ、排水質浄化効果において、懸濁物質(SS)を80
%以上除去し、生物化学的酸素要求量(BOD)を共に
原排水に対して60%以上浄化することが可能となるこ
とがわかった。
の水質浄化効果について分析機関での分析を行ったとこ
ろ、排水質浄化効果において、懸濁物質(SS)を80
%以上除去し、生物化学的酸素要求量(BOD)を共に
原排水に対して60%以上浄化することが可能となるこ
とがわかった。
なお上記不織布での物性で、剛性、透水速度の測定は次
の方法で行ったものである。
の方法で行ったものである。
i)透水速度測定法; 各々のゴミ袋のシートから、常温水50ccが直径20mm
の円形面積を透過するに要する時間(秒)。
の円形面積を透過するに要する時間(秒)。
ii)湿潤時の剛度残存率測定法; 乾燥時の不織布のマシン方向の裂断長および伸度、湿潤
時の同方向の裂断長をJISにより求める。そしてこれ
ら値より、下記の値(A)および(B)を求める。
時の同方向の裂断長をJISにより求める。そしてこれ
ら値より、下記の値(A)および(B)を求める。
乾燥時剛度(A) =〔乾裂断長(km)〕/〔乾伸度(%)〕 湿潤時剛度(B) =〔湿裂断長(km)/〔乾伸度(%)〕 湿潤時の剛度保持率(%)は上記(A)、(B)の値よ
り、次式により求められる。
り、次式により求められる。
湿潤時の剛度保持率(%) =〔(B)/(A)〕×100 (効果) 本考案の水切りゴミ袋は、パルプ材と太繊度の疎水性繊
維とを疎水性の接着繊維でその配合組成が特定の割合と
なるように湿式抄造した不織布を用いることによって構
成したので、その素材とその組成、構造により、調理後
及び食後に出る残滓の水分を目詰まりなく効率よく流
し、しかもその透水効率が長時間効率よく保てるもので
あり、また残滓の、特にその微細粒状物や油性物の捕捉
回収効率を上げ排水質の浄化効果を上げることができ
る。
維とを疎水性の接着繊維でその配合組成が特定の割合と
なるように湿式抄造した不織布を用いることによって構
成したので、その素材とその組成、構造により、調理後
及び食後に出る残滓の水分を目詰まりなく効率よく流
し、しかもその透水効率が長時間効率よく保てるもので
あり、また残滓の、特にその微細粒状物や油性物の捕捉
回収効率を上げ排水質の浄化効果を上げることができ
る。
また本考案の水切りゴミ袋は、湿潤時剛性が高く作業性
がよい。さらにまたコストも低く抑えることができる。
がよい。さらにまたコストも低く抑えることができる。
第1図は本考案水切りゴミ袋の一例の側面図、第2図は
それを構成する不織布の断面図、第3図は従来のフィル
ムベースの水切りゴミ袋の側面図、第4図はそれを構成
するフィルムの断面図、第5図は従来の和紙ベースの水
切りゴミ袋の側面図、第6図はそれを構成する和紙の断
面図をそれぞれ示す。
それを構成する不織布の断面図、第3図は従来のフィル
ムベースの水切りゴミ袋の側面図、第4図はそれを構成
するフィルムの断面図、第5図は従来の和紙ベースの水
切りゴミ袋の側面図、第6図はそれを構成する和紙の断
面図をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【請求項1】(a)麻パルプまたは木材パルプ、(b)
1〜4デニールの疎水性熱融着繊維の溶融固着物および
(c)2.5〜10デニールの疎水性繊維からなる湿式
不織布であって、かつ該不織布中において上記(b)が
25〜70重量%、上記(c)が8〜30重量%存在し
ている不織布からなる台所用水切りごみ袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3702888U JPH066081Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 台所用水切りゴミ袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3702888U JPH066081Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 台所用水切りゴミ袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01140304U JPH01140304U (ja) | 1989-09-26 |
| JPH066081Y2 true JPH066081Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31263613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3702888U Expired - Lifetime JPH066081Y2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 台所用水切りゴミ袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066081Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0736882Y2 (ja) * | 1991-05-30 | 1995-08-23 | 常雄 青木 | 流し排水栓カゴ用残渣集取袋 |
-
1988
- 1988-03-18 JP JP3702888U patent/JPH066081Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01140304U (ja) | 1989-09-26 |
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