JPH0660933A - 低挿抜力多極コネクタ - Google Patents

低挿抜力多極コネクタ

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JPH0660933A
JPH0660933A JP21010092A JP21010092A JPH0660933A JP H0660933 A JPH0660933 A JP H0660933A JP 21010092 A JP21010092 A JP 21010092A JP 21010092 A JP21010092 A JP 21010092A JP H0660933 A JPH0660933 A JP H0660933A
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Shinichi Okamoto
進一 岡本
Keizo Nishitani
啓三 西谷
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、雄形と雌形コネクタの嵌合離脱を
カム機構の採用により小さい力で行えるようにした、多
極コネクタの改良に関する。 【構成】 一対の雄形と雌形コネクタと、一方のコネク
タハウジングに装着されるカムブロックDから成る。カ
ムブロックDのカムケース10には、コネクタ嵌合方向
およびこれと直交する方向にそれぞれ摺動自在の駆動カ
ム19と従動カム22とが装着されている。駆動カム1
9は駆動カム溝20を有し、従動カム22は駆動カム溝
20に係合する従動カムピン24と共に従動カム溝25
を有する。他方のハウジングは従動カム溝25と係合す
る被駆動カムピン8を有する。駆動カム19をコネクタ
嵌合方向に摺動させると、従動カム溝25と係合する被
駆動カムピン8が前記一方のハウジング側に引き寄せら
れ、以て両ハウジングが嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の雌,雄端子を内
蔵した雄形と雌形コネクタハウジングの嵌合離脱をカム
機構の採用により小さい力で行えるようにした、多極コ
ネクタの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の低挿抜力多極コネクタとして、
特開平1−151181号公報には、図9に示すような
ものが開示されている。aは雌形ハウジングであって、
一対の案内レールa1 ,a2 を有する。bは雄形ハウジ
ングであり、一対のカムトラックb1 ,b2 が形成され
ている。cはスライダで、上記案内レールa1 ,a2
摺動自在に装架される。スライダcにはカムトラックb
1 ,b2 と係合するカム追従子c1 と共に別のピンc2
が突設されている。dは回転操作板で、ピンc2 と係合
する2条のピンガイド溝d1 ,d 2 が設けられている。
【0003】雌形と雄形ハウジングa,bの嵌合は、両
者を初期嵌合した後、一対のスライダc,cをそれぞれ
雌形ハウジングaの左右両端から中央に向け摺動させる
と、カム追従子c1 ,c1 とカムトラックb1 ,b2
が係合し、雄形ハウジングbが雌形ハウジングa側に引
き寄せられることにより行われる。この際に、スライダ
c,cのピンc2 を上記回転操作板dのピンガイド溝d
1 ,d2 に係合させて、回転操作板dを正逆回転する
と、両ハウジングa,bの嵌合離脱をより少ない力で行
うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】カム機構を採用した従
来の低挿抜力多極コネクタでは、スライダcまたは回転
操作板dの操作のために、コネクタ上部にかなりの作業
空間を必要とする。従って、例えば一方の雄形ハウジン
グbが自動車のインストルメントパネル(インパネ)や
ダッシュボードのような狭い空間に固定してある場合に
は、十分な作業空間がないために、省力化に有効なカム
機構を採用しても殆ど使用できず、また、たとえ作業空
間が確保されても、スライダの摺動方向や回転操作板の
回転方向がコネクタの嵌合方向とは異なるために作業が
し難い、という問題があった。本発明は、かかる問題点
に着目してなされたものであり、コネクタの嵌合方向と
操作方向を同じくすることにより、コネクタの嵌合離脱
作業を狭い空間でも容易に、しかも小さい力で行うこと
ができる低挿抜力多極コネクタを提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の電線の方向転換装置は、請求項1に記載の
ように、複数の雌,雄端子を内蔵して相対して嵌合され
る一対のコネクタハウジングと、一方のハウジングの外
側壁に装着されるカムブロックとから成り、該カムブロ
ックは、前記一方のハウジングの外側壁に適宜間隔を存
して取りつけられるカムケースと、該カムケースにコネ
クタ嵌合方向およびこれと直交する方向にそれぞれ摺動
自在に装着される駆動カムと従動カムとを備え、該駆動
カムは駆動カム溝を有し、該従動カムは駆動カム溝に係
合する従動カムピンと共に従動カム溝を有し、他方のハ
ウジングは外側壁に該従動カム溝と係合する被駆動カム
ピンを有し、駆動カムをコネクタ嵌合方向にスライドさ
せることにより、従動カムの従動カム溝と係合する被駆
動カムピンが前記一方のハウジング側に引き寄せられ、
以て両ハウジングが嵌合される構造としたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】一方のコネクタハウジングを他方のハウジング
と初期嵌合した状態で、駆動カムを該他方のハウジング
に向けて摺動させると、駆動カム溝と従動カムピンの係
合により従動カムが上記嵌合方向と直交して移動する。
従って、従動カム溝と係合する被駆動カムピンにより、
他方のハウジングは一方のハウジング側に引き寄せられ
る。すなわち、カムの操作方向とコネクタの嵌合(離
脱)方向が同じであるから、従来のような広い作業空間
を要せず、しかも作業がし易くなる。また、二枚のカム
板の組み合わせにより一層少ない力で嵌合離脱を行うこ
とができる。
【0007】
【実施例】図1において、Aはフラットワイヤハーネ
ス、Bは雄形コネクタ、Cは雌形コネクタ、Dは両コネ
クタB,Cの嵌合離脱をするためのカムブロックを示
す。フラットワイヤハーネスAは、複数本の導体1を並
列状態でポリ塩化ビニルなどの絶縁体2で被覆して形成
され、例えばインパネ内壁やダッシュボードに配設され
る。雄形コネクタBはフラットワイヤハーネスAにカバ
ー3を介して直付けされており、その絶縁ハウジング4
内に多数の端子収容室51 ,52 が区画形成され、これ
らの収容室内には前記導体1に接続された雌端子(図示
せず)が収容係止されている。雌形コネクタCは、例え
ば上記インパネの内壁に取付けられ、または電気機器の
側壁に形成して使用される。雌形コネクタCの絶縁ハウ
ジング6は、後半部に端子収容室51 ,52 に対応する
端子収容室510,520を有し、それぞれ雄端子(図示せ
ず)が収容されており、前半部に雄形コネクタBを受け
入れるフード7を備えている。また、絶縁ハウジング6
には、裏面の前方両側に被駆動カムピン8が突設され、
左右両側壁の前方下部にロック用の突起9が設けられて
いる。被駆動カムピン8は、後述するように、従動カム
22の従動カム溝25と係合し、ロック用の突起9はカ
ムケース10の可撓ロック片12と係合する。
【0008】カムブロックDは、図2および図3に示す
ように、カムケース10、駆動カム19、従動カム22
およびカム押さえ板27などから成る。カムケース10
は、底壁10a、これを囲む左右両側壁10b、前側壁
10cおよび後側壁10c′からなる箱体であり、前側
壁10cは他の三つの側壁よりも一段低く形成すると共
に両側にカムピン導入溝10dが設けられている。左右
の両側壁10b,10bの前半部には、外側の案内壁1
0b1 を残して前側壁10cと同じ高さのハウジング受
座11が形成され、さらに、該案内壁10b1 にはスリ
ット10b2 を介してロック片12が形成されている。
このロック片12の自由端には、図6(B)に示す如
く、前後をテーパ12aとした突起12bが設けられて
いる。カムケース10の裏面には、図4(A),(B)
に示す如く、駆動カム19に対するスライド溝13が設
けられている。そして、カムケース10の底壁10aの
後方には、左右のスライド枠13a,13a間におい
て、該枠13aと直交してピンガイド孔14を設けると
共に、その裏面において該孔14および外側と連通する
ロック溝15が縦方向に設けてある。また、カムケース
10の内部には、図5(A),(B)に示すように、後
方隅部(図中,左上部)に突起16aを有する可撓ロッ
ク片16が側壁10bの内面から突設され、中央部両側
にネジ挿通孔17aを有するガイドボス17が立設され
ている。さらに、両側壁10b,10bおよび前,後側
壁10c,10c′の四方の壁の上端面には位置決めを
兼用する溶着ボス18が突設してある。なお、17a′
は側壁10bに設けたネジ挿通孔を示す。
【0009】駆動カム19は、カムケース10の縦巾よ
りも長い長方形の板カムであり、駆動カム溝20とロッ
ク用の突起21を有する。駆動カム溝20は、図2の矢
線P方向(スライド溝13に対する差込み方向)にみ
て、左下隅部と右上隅部を結ぶ対角線に沿う右上がりの
勾配を有して形成されている。突起21は、右下隅部に
おいて、両側の2条スリット21aを介して形成した両
持ち梁状の可撓弾性片21b上に突設して、上下に弾性
変位可能に設けてある。
【0010】従動カム22は、カムケース10の横巾よ
り短い板カムであり、中央部両側に横長のボスガイド孔
23,23を開設し、裏面に前記駆動カム溝20と係合
する従動カムピン24を突設し、表面の前方両側に従動
カム溝25,25を凹設してある。従動カム溝25は、
コネクタ嵌合方向と平行な入口部25aと、これに続く
右下がりの勾配をもつ傾斜部25bとから成る。また、
従動カム22の右下隅部の裏面には、その長手方向と平
行にロック穴26aをもつロック溝26が設けられてい
る。
【0011】カム押さえ板27および27′は、従動カ
ム22の前端における低段の縁部22aに係合して浮き
上がりを防止するもので、前記溶着ボス18に対する複
数の孔27aを有する。28はカムカバーであり、前部
に上記ガイドボス17に対する貫通孔28aを有し、両
側縁および後側縁に沿ってカム押さえ板27と同様に前
記溶着ボス18に対する複数の孔28bが設けられてい
る。
【0012】カムブロックDは次のようにして組み立て
る。始めに、カムケース10のスライド溝13に駆動カ
ム19を差込んで、駆動カム溝20をピンガイド孔14
と交叉連通させる。次に、カムケース10内に従動カム
22を収容し、その従動カムピン24をピンガイド孔1
4を貫通して駆動カム溝20に係合させると共にボスガ
イド孔23をガイドボス17に外挿する。その結果、駆
動カム19を矢線P,P′のように前後に摺動させる
と、駆動カム溝20に係合する従動カムピン24によ
り、従動カム22も矢線Q,Q′方向すなわち横方向に
往復動する。この状態で、カムケース10の前側壁10
cにカム押さえ板27および27′をセットして、溶着
ボス18を図示しない治具で加熱し溶着固定する。同様
に、従動カム22の後半部にカムカバー28を被せ、孔
28bから突出する溶着ボス18により該カバー28を
固定して、従動カム22の浮き上がりを防止する。
【0013】図3に示す如く、駆動カム19を矢線P′
方向に引き戻すと、前記従動カムピン24と駆動カム溝
20との係合により、従動カム22は矢線Q′に移動す
る。これにより、従動カム22のロック溝26に可撓ロ
ック片16が進入し、突起16aがロック穴26aと係
合して仮ロックされる(初期差込み位置)。そして、カ
ムケース10の前壁10cにおけるカムピン導入溝10
dと従動カム22の従動カム溝25の入口部25aとが
整合する。仮ロックと解除は駆動カム19の摺動により
容易にできるから、カムブロックDを組立,保管などし
ておく場合には、スライド溝13に十分差込んで、その
後端部裏面の突起21をロック溝15を介してピンガイ
ド孔14に係合させロックしておく。カムブロックDの
組立品は、図1に示す如く、前記ガイドボス17のネジ
挿通孔17aおよび側壁10bのネジ挿通孔17a′か
らネジ29を通して雄形コネクタBの裏面に螺着するこ
とにより、固定される。カムケース10の前壁10cは
前記のように他の三つの側壁よりも低いから、雄形コネ
クタBとの間に雌形コネクタCに対する進入空間Vが確
保される。
【0014】次に、図7および図8の(A)〜(C)を
参照して、雄形コネクタBと雌形コネクタCの嵌合,離
脱について説明する。(A)は、両コネクタB,Cの嵌
合直前の状態を示し、カムブロックDにおいて、駆動カ
ム19はカムケース10に対して前記初期差込み位置に
ある。すなわち、従動カム22の従動ピン24がピンガ
イド孔14を介して駆動カム溝20の先端部に位置し、
該従動カム22は可撓ロック片16とロック溝26との
係合(図5(B)参照)により仮ロックされている。
【0015】次いで、(B)のように両コネクタB,C
を浅く嵌合して仮ロックする。すなわち、カムブロック
Dの前面における前記進入空間Vを利用して、雄形コネ
クタBを雌形コネクタCのフード7に差し込むと、被駆
動ピン8がカム導入溝10cを経て従動カム溝25にお
ける入口部25aの奥まで進入し、そこで停止すると共
に、該フード7は前記受座11(図2参照)に着座す
る。その際に、雌形コネクタCのロック用の突起9はカ
ムケース10の両側における可撓ロック片12を押し下
げてテーパ12aにより突起12bを乗り越えてその背
後に達し、該可撓ロック片12の弾性復帰により両コネ
クタB,Cが仮ロックされる。
【0016】この仮ロック状態で、駆動カム19を矢線
Pのように前方に押し込むと、前述の如く駆動カム溝2
0と係合する従動ピン24により、従動カム22が矢線
Q方向に摺動すると共に、従動カム溝25の傾斜部25
bと係合する被駆動ピン8により、雌形コネクタCは雄
形コネクタB側に引き寄せられる。従動ピン24が駆動
カム溝20の終端に達すると、両コネクタB,Cは完全
に嵌合される。同時に、駆動カム19は、そのロック用
の突起21がロック溝15を介してピンガイド溝14に
係合し、ロックされる。両コネクタB,Cの離脱は、駆
動カム19を矢線P′のように手前に引き戻せば、上記
と逆の作用により容易に行うことができる。
【0017】以上のように、駆動カム19の操作方向
は、雄形コネクタBと雌形コネクタCの嵌合および離脱
方向と一致しているので、コネクタの周囲に広い作業空
間がなくとも容易に作業を行うことができる。また、直
交して摺動する二つの駆動カム19と従動カム22の組
み合わせにより、力の大きな倍率が得られので、コネク
タの極数(雌,雄端子数)が増大しても、作業者はより
小さい力で難なく着脱を行うことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低挿抜力
多極コネクタは、駆動カムと従動カムとの組み合わせに
より、カム(駆動カム)の操作方向とコネクタの嵌合方
向を一致させたので、広い作業空間が要らず、インスト
ルメントパネルのような狭い空間でも容易に使用するこ
とができ、しかも駆動カムと従動カムとの組み合わせに
よりコネクタの嵌合離脱をより少ない力で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す低挿抜力多極コネクタ
の分離状態の斜視図である。
【図2】図1におけるカムブロックの分解斜視図であ
る。
【図3】図2のカムブロックの組立状態の斜視図であ
る。
【図4】(A)はカムケースと駆動カムの相互関係を示
す斜視図、(B)は(A)のXとX′の部分の拡大斜視
図である。
【図5】(A)はカムケースと従動カムの相互関係を示
す斜視図、(B)は(A)のYとY′の部分の拡大斜視
図である。
【図6】(A)は従動カムと雌形コネクタとの相互関係
を示す斜視図、(B)は(A)のZ′の部分と図5
(A)のZの部分との拡大斜視図である。
【図7】(A)〜(C)はそれぞれ雄形と雌形コネクタ
ハウジングの嵌合過程を示す側面図である
【図8】(A)〜(C)はそれぞれ図7の(A)〜
(C)に対応するす平面図である。
【図9】従来の低挿抜力多極コネクタを示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
A フラットワイヤハーネス B 雄形コネクタ C 雌形コネクタ D カムブロック 8 被駆動カムピン 10 カムケース 11 受座 19 駆動カム 20 駆動カム溝 22 従動カム 24 従動カムピン 25 従動カム溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の雌,雄端子を内蔵して相対して嵌
    合される一対のコネクタハウジングと、一方のハウジン
    グの外側壁に装着されるカムブロックとから成り、 該カムブロックは、前記一方のハウジングの外側壁に適
    宜間隔を存して取りつけられるカムケースと、該カムケ
    ースにコネクタ嵌合方向およびこれと直交する方向にそ
    れぞれ摺動自在に装着される駆動カムと従動カムとを備
    え、 該駆動カムは駆動カム溝を有し、該従動カムは駆動カム
    溝に係合する従動カムピンと共に従動カム溝を有し、他
    方のハウジングは外側壁に該従動カム溝と係合する被駆
    動カムピンを有し、 駆動カムをコネクタ嵌合方向にスライドさせることによ
    り、従動カムの従動カム溝と係合する被駆動カムピンが
    前記一方のハウジング側に引き寄せられ、以て両ハウジ
    ングが嵌合される構造としたことを特徴とする低挿抜力
    多極コネクタ。
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