JPH0660954U - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH0660954U
JPH0660954U JP216293U JP216293U JPH0660954U JP H0660954 U JPH0660954 U JP H0660954U JP 216293 U JP216293 U JP 216293U JP 216293 U JP216293 U JP 216293U JP H0660954 U JPH0660954 U JP H0660954U
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magnetic
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deflection yoke
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宏之 泉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テレビジョン受像機などに使用される偏向ヨー
クで、垂直コイルによる磁性片(リアクロスアーム)へ
の電気的かつ磁気的な現象にともなって起こる振動によ
って生じるうなりを、機構的に防止することのできる偏
向ヨークを提供することを目的とする。 【構成】水平コイルボビン1の磁性片取付部分2に、磁
性片(リアクロスアーム)8の部分の中で、振動する可
能性のある箇所に、その振動を妨げるように磁性片に接
するリブ3a,3b,3cを形成した構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テレビジョン受信機などに用いられた偏向ヨークに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の偏向ヨークは図6に示すように、陰極線管の電子ビームを水平走査する ための偏向磁界を生成している水平コイルの形状を固定するための樹脂枠である 水平コイルボビン7に、垂直コイルおよび水平コイルの偏向磁界をより最適化す るための磁性片(リアクロスアーム)8を取り付ける際に、磁性片8に嵌合穴5 を形成し、水平コイルボビン7に形成したリブ6を前記磁性片8の嵌合穴5に嵌 合させ、さらに接着剤4を塗布して固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の偏向ヨークでは、テレビジョンの長期間の使用とともに接着 剤4が劣化して、それまで接着剤4によって固定し抑えられてきた磁性片8に生 じる電気的かつ磁気的な現象にともなって起こる図7に示すような振動が抑えら れなくなり、この振動にともなってうなりを生じる場合があるという問題を有し ていた。
【0004】 ここで、うなりの基本的な動作原理について補足説明する。 偏向ヨークは、テレビジョンシステムにおいて送信された映像信号を再生する ために、図4に示すように水平コイルに15.75Khz、垂直コイル走査期間 23と帰線期間24からなる60hzの偏向電流(ノコギリ電流)12を流すこ とにより、画面の再生情報をもつ電子ビームを陰極線管の蛍光面に走査させてい るが、垂直コイルに60hzの偏向電流(ノコギリ電流)12を流した場合に、 磁性片(リアクロスアーム)にどのような現象が起こるのかを説明する。
【0005】 現象は、図4の垂直コイルに流れる偏向電流(ノコギリ電流)12が走査期間 23の区間(0)→(1)の場合と区間(1)→(2)の場合とに分けて説明す る。
【0006】 (1)垂直コイルに図4の区間(0)→(1)の偏向電流(ノコギリ電流)1 2が流れている場合。 垂直コイルの磁束14は磁性片(リアクロスアーム)13を図5(a)のよう に貫きかつ磁束密度は減少している。磁束密度が減少しているために磁束密度の 変化にともなって生じる誘導電流は、その減少を妨げるように流れる(慣性)。
【0007】 もし磁性片(リアクロスアーム)13のどの部分においても磁束密度が等しい 場合、誘導電流17は図5(c)に示すようにループ状に生じる。図中16は磁 束である。
【0008】 しかし、磁性片13を貫く磁束密度は、垂直コイルに近いほうが高く、遠いほ うが低いために、マクロ的にみれば図5(e)に示すように誘電電流18が生じ ることになる。
【0009】 この磁束14と誘導電流18によってローレンツ力が働くために、磁性片13 は、図5(f)で示すローレンツ力19を受け、水平コイルボビンに対して離れ ようとする。
【0010】 (2)垂直コイルに図4の区間(1)→(2)の偏向電流(ノコギリ電流)1 2が流れている場合。 垂直コイルの磁束は磁性片13を図5(g)のように磁束20が貫き、かつ磁 束密度は増加している。磁束密度が増加しているために磁束密度の変化にともな って生じる誘導電流は、その増加を妨げるように流れる(慣性)。
【0011】 もし磁性片13のどの部分においても磁束密度が等しい場合、誘導電流17は 図5(c)に示すようにループ状に生じる。 しかし、磁性片13を貫く磁束密度は、垂直コイルに近いほうが高く、遠いほ うが低いために、マクロ的にみれば図5(h)のように誘電電流21が生じるこ とになる。
【0012】 この磁束20と誘導電流21によってローレンツ力が働くために、磁性片13 は、図5(i)で示すローレンツ力22を受け、水平コイルボビンに対して近ず こうとする。
【0013】 この動作は60hzの周期で繰り返されるため、もし接着剤が劣化して磁性片 13の固定が不十分となった場合、磁性片13は振動して、それがうなりとなっ て生じる可能性が出てくる。
【0014】 本考案は上記課題を解決するもので、テレビジョンの長期間の使用にともない 偏向ヨークに生じる可能性のあるうなりを、機構的に防止できる偏向ヨークを提 供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案の偏向ヨークは、水平コイルボビンの磁性片( リアクロスアーム)取付部分に、前記磁性片の円弧に密接する防振用のリブを形 成して構成されたものである。
【0016】
【作用】
上記構成において偏向ヨークの磁性片(リアクロスアーム)は機構的に防振構 造となり、うなりを防止できることとなる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に沿って説明する。 図1,図2において1は陰極線管の電子ビームを水平走査するための偏向磁界 を生成している水平コイルの形状を固定化するための合成樹脂枠よりなる水平コ イルボビンで、水平コイルボビン1の磁性片(リアクロスアーム)取付部2に、 垂直コイルおよび水平コイルの偏向磁界をより最適化するための磁性片8を取り つけ、その円弧9に接するリブ3a,3b,3cを設けている。図中の6は磁性 片8の穴に嵌合するリブである。
【0018】 図3は、前記水平コイルボビン1を用いて構成された偏向ヨークである。 上記構成の動作を説明する。 偏向ヨークでは、磁性片(リアクロスアーム)8の固定をしている接着剤がテ レビジョンの長期間にわたる使用とともに劣化して、今までその固定によって抑 えられてきた垂直コイルによる磁性片8への電気的かつ磁気的な現象にともなっ て起こる振動10が抑えられなくなり、うなりを生じる場合(図7(c))があ るが、本考案の水平コイルボビン1を使用すると、水平コイルボビン1の磁性片 取付部2に、リブ3を有しているため、リブ3が磁性片8の円弧9に密着するこ とにより振動する対象の容量を大きくしているので、一般的な強制振動において 、容量が大きくなるということは、振動(振幅)が小さくなるということであり 、その結果、うなりを抑えることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上の実施例から明かなように、本考案の偏向ヨークは、水平コイルボビンの 磁性片取付部分に、もし磁性片が振動した場合、その振動を妨げることができる ように磁性片の円弧に接するリブを有した水平コイルボビンを使用して構成して いるので、磁性片の固定をしている接着剤がテレビジョンの長期間の使用によっ て劣化し、垂直コイルによる磁性片への電気的かつ磁気的な現象にともなって起 こる振動によって生じるうなりを、機構的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の水平コイルボビンの磁性片(リアクロ
スアーム)を除いた状態の側面図
【図2】aは同水平コイルボビンの磁性片の取付前の状
態の斜視図 bは同水平コイルボビンに磁性片を取付けた状態の斜視
図 cは同水平コイルボビンに磁性片を取付けた状態の断面
【図3】本考案による偏向ヨークの側面図
【図4】垂直コイルに流れる偏向電流の波形図
【図5】(a)は図4の垂直偏向電流が区間(0)→
(1)で流れているとき、磁性片を貫く磁束の概念図 (b)は図5(a)の磁束密度が、磁性片のどの部分に
おいても等しいと仮定した場合に、磁束によって誘導さ
れる電流の概念図 (c)は図5(b)の断面図 (d)は図5(e)の断面図 (e)は図4の垂直偏向電流が区間(0)→(1)で流
れているとき、磁性片を貫く磁束とそれにともなって発
生する誘導電流の概念図 (f)は図4の垂直偏向電流が区間(0)→(1)で流
れているとき、垂直コイルによる磁性片への電気的かつ
磁気的な現象にともなって作用するローレンツ力の概念
図 (g)は図4の垂直偏向電流が区間(0)→(1)で流
れているとき、磁性片を貫く磁束の概念図 (h)は図4の垂直偏向電流が区間(0)→(1)で流
れているとき、磁性片を貫く磁束とそれにともなって発
生する誘導電流の概念図 (i)は図4の垂直偏向電流が(1)→(2)で流れて
いるとき、垂直コイルによる磁性片への電気的かつ磁気
的な現象にともなって作用するローレンツ力の概念図
【図6】従来の水平コイルボビンの磁性片を取付ける前
の状態の斜視図
【図7】同水平コイルボビンに磁性片を取付けた状態の
断面図
【符号の説明】
1 水平コイルボビン 2 磁性片取付部分 3a,3b,3c 磁性片の円弧に接するリブ 4 接着剤 5 磁性片の嵌合穴 6 磁性片嵌合用のリブ 8 磁性片(リアクロスアーム) 9 磁性片の円弧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の電子ビームを水平走査するた
    めの偏向磁界を生成している水平コイルの形状を固定す
    るための樹脂枠である水平コイルボビンに、垂直コイル
    および水平コイルの偏向磁界をより最適化するための磁
    性片を取り付け、前記水平コイルボビンに磁性片の円弧
    に密着する振動防止用のリブを設けた偏向ヨーク。
JP1993002162U 1993-01-29 1993-01-29 偏向ヨーク Expired - Fee Related JP2605976Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418041B1 (ko) * 2001-08-21 2004-02-11 엘지.필립스디스플레이(주) 음극선관용 편향요크
KR100422054B1 (ko) * 2002-02-28 2004-03-11 삼성전기주식회사 편향요크

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KR100418041B1 (ko) * 2001-08-21 2004-02-11 엘지.필립스디스플레이(주) 음극선관용 편향요크
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