JPH0661257B2 - 培養装置 - Google Patents

培養装置

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JPH0661257B2
JPH0661257B2 JP14957490A JP14957490A JPH0661257B2 JP H0661257 B2 JPH0661257 B2 JP H0661257B2 JP 14957490 A JP14957490 A JP 14957490A JP 14957490 A JP14957490 A JP 14957490A JP H0661257 B2 JPH0661257 B2 JP H0661257B2
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gas concentration
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は室内のガス環境を制御し、細胞等の培養を行う
ための培養装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来この種培養装置は、癌細胞等の細胞組織を培養する
ため特開昭60−141279号公報に示される如く、
室内の温度、湿度環境のほかに、二酸化炭素や酸素等の
ガス濃度を制御できるように構成されている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 ここで、上記各ガスの濃度はそれぞれ別々のガスボンベ
に封入された二酸化炭素ガス、窒素ガス及び酸素ガス等
を培養室に導入し、この導入経路を各ガスの種類に対応
したバルブを所定の制御装置によって開閉することによ
り制御している。
従って、バルブに誤った種類のガスボンベが接続される
と、培養室内のガス濃度制御は不能となり、結果的に培
養細胞の死滅を招くことになる。
従来の培養装置は、係る間違いを報知する手段を有さ
ず、使用者側で注意する以外になかった。
本発明は係る課題を解決するために成されたものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、培養室と、この培養室に所定のガスを供給す
るためのガス供給源と、このガス供給源からのガスの供
給を制御するための流通制御手段と、前記培養室内のガ
ス濃度を検出するセンサーと、このセンサーの出力が入
力され前記流通制御手段の制御出力を発生する制御装置
と、警告手段とを準備し、前記制御装置は前記センサー
の出力に基づいて制御出力を発生し、培養室内のガス濃
度を制御すると共に、センサーの出力変化と制御出力の
状態に基づいて誤ったガス供給源か否かを検知し、前記
警告手段を動作させると共に、流通制御手段を閉じるよ
うにしたものである。
(ホ)作用 本発明によれば、ガスの流通を制御する流通制御手段に
誤ったガス供給源が接続されると、それをガス濃度の変
化と流通制御手段の状態から検知し、警告を発してガス
の流入を停止できる。
(ヘ)実施例 次に本発明の実施例を説明する。第1図は本発明の培養
装置1の構成図を示す。培養装置1の培養室2内は断熱
材にて断熱されており、例えば二酸化炭素を封入したガ
スボンベ3と、窒素を封入したガスボンベ4とが別々の
経路5,6にてそれぞれ培養室2と連通せられる形とな
っている。各経路5及び6にはボンベからのガスの圧力
を一定にするための圧力調整器7、8、塵埃除去用のフ
ィルター9、10、二方弁から成るバルブ11、12が
それぞれ順次介設されている。
13は資料ガス経路であり、ここにエアポンプ14と、
二酸化炭素ガス濃度センサー15及び酸素ガス濃度セン
サー16が介設され、エアポンプ14は培養室2内の雰
囲気を資料ガスとして吸引し、各センサー15及び16
に流通させた後、再び培養室2内に戻すよう動作する。
二酸化炭素ガス濃度センサー15は赤外線検知方式のガ
スセンサー、酸素ガス濃度センサー16は電気伝導度を
検知する方式のガスセンサーであり、各センサー15及
び16の出力はマイクロコンピュータにて構成される制
御装置17に入力される。制御装置17は各ボンベ3、
4に対応したバルブ11及び12の制御出力をそれぞれ
発生し、且つブザー、ランプ及び又は文字表示パネル等
から成る警告手段18の動作を制御する。
次に第2図乃至第7図を利用して制御装置17の動作を
説明する。一般にこの種培養装置は二酸化炭素ガス濃度
5%、酸素ガス濃度5%における用途が多く、また、酸
素ガス濃度の制御に窒素ガスを用いており、これは大気
中の酸素濃度が約21%であるので、5%で使用する場
合は窒素ガスによって培養室2内の酸素ガス濃度を下げ
る必要があるからである。
尚、大気中の二酸化炭素濃度は約0.03%である。ま
た、酸素ガス濃度が高い状態で制御する場合は、ガスボ
ンベとしては酸素ガスを封入したものが用いられる。
二酸化炭素のガスボンベ3と窒素のガスボンベ4が夫々
に対応した経路5及び6にそれぞれ正常に接続されてい
る場合は、培養装置1の設置後電源を投入すると培養室
2内の二酸化炭素ガス濃度は大気の0.03%であるか
ら、制御装置17は制御出力を発生してバルブ11を開
き、ボンベ3から二酸化炭素ガスを培養室2内に導入す
る。これによって培養室2内の二酸化炭素ガス濃度は、
第2図のように大気の二酸化炭素ガス濃度0.03%か
ら上昇して行く。
また、培養室2内の酸素ガス濃度は大気中の濃度である
21%であるから、制御装置17は制御出力を発生して
バルブ12を開き、ボンベ4から窒素ガスを培養室2内
に導入し、酸素追い出して希釈させて行く。これによっ
て培養室2内の酸素ガス濃度は、第3図のように大気の
酸素濃度21%から降下して行く。
その後、二酸化炭素ガス濃度(以下E1と称する)が前
記5%の設定値SVの上に設定した上限値EHに到達す
ると制御装置17は制御出力を発生してバルブ11を閉
じる。それによって二酸化炭素ガス濃度が低下し、設定
値SVの下に設定した下限値ELまで低下すると、制御
装置17は再びバルブ11を開く。以下これを繰り返
し、培養室2内の二酸化炭素ガス濃度を平均して設定値
SVに制御する。
また、酸素ガス濃度(以下E2と称する)が前記5%の
設定値SVの下に設定した下限値ELに到達すると制御
装置17は制御出力を発生してバルブ12を閉じる。そ
れによって酸素ガス濃度が上昇し、設定値SVの上に設
定した上限値EHまで上昇すると、制御装置17は再び
バルブ12を開く。以下これを繰り返し、培養室2内の
酸素ガス濃度を平均して設定値SVに制御する。
ここで、誤って各ガスボンベ3、4の接続を間違えた場
合、即ち、ガスボンベ3を経路6に、ガスボンベ4を経
路5に接続したとすると、各ガス濃度の制御は第6図及
び第7図のようになる。
即ち、前述同様電源投入から制御装置17はバルブ11
及び12を開き、培養室2内に二酸化炭素ガスと酸素ガ
スを導入して行く。そして二酸化炭素ガス濃度E1が前
述のEHに達すると、バルブ11を閉じるが、そこを流
れるのは窒素ガスであるから第7図の如く、窒素ガス濃
度E2の減少が緩慢となり、二酸化炭素ガス濃度E1は
第6図の如く上昇し続ける。
やがて二酸化炭素ガスにより酸素ガスが押し出されてE
Lに達すると、制御装置17はバルブ12を閉じるの
で、二酸化炭素ガスの供給は停止するが、この時二酸化
炭素ガス濃度E1は実験では76%にも達し、5%で培
養する必要がある細胞は全て死滅してしまう。
そこで、本発明の制御装置17は、第4図及び第5図の
如く定期的(例えば1分間隔S〜S)にセンサー1
5或るいは16から入力する二酸化炭素ガス濃度E1と
酸素ガス濃度E2をサンプリングして、濃度E1の変化
量e及び濃度E2の変化量eを逐次算出している。
第4図において、二酸化炭素ガス濃度E1が上限値EH
を越えてバルブ11を閉じても、それまでのeとEH
を越えた後の変化量e10があまり変わらなければ、二
酸化炭素のガスボンベ3が経路6に接続されていること
になる。何故ならば、正常に接続されていれば第2図の
如くe10は減少或いは負の方向に転じなければならな
いからである。
一方、バルブ1の閉鎖により窒素ガスの供給は停止する
ので変化量e20は減少する。
制御装置17はバルブ11を閉じても二酸化炭素ガス濃
度E1の変化量eが異常な場合は、二酸化炭素のガス
ボンベ3が経路6に接続されているものと判断し、警告
手段18を動作せしめて警報を発し、使用者にボンベの
接続間違いを報知する。更に、バルブ12を閉じて二酸
化炭素ガスの流入を停止する。これによって第4図の如
く二酸化炭素ガス濃度E1の上昇は食い止められるの
で、培養物の被害を防止することができる。この時の窒
素ガス濃度E2は第5図の如く推移する。
一方、バルブ12を閉じても酸素ガス濃度E2が減少を
し続ける場合は、制御装置17は経路6に二酸化炭素の
ガスボンベ3が誤って接続されているものと判断し、バ
ルブ11を閉じて警告手段18を動作させる。
また、バルブ12を開くと、酸素ガス濃度E2が上昇す
る場合は、制御装置17は経路6に酸素ガスのボンベが
誤って接続されていると判断し、バルブ12を閉じて警
告手段18を動作させる。
尚、上記実施例では酸素ガス濃度を5%に設定した場合
について述べたが、21%以上で使用する場合は、酸素
ガスのボンベが経路6に接続されることになる。
その場合、制御装置17はバルブ11を閉じても二酸化
炭素ガス濃度E1が上昇する場合は、経路6にボンベ3
が誤って接続されていると、バルブ12を閉じても酸素
ガス濃度E2が上昇する場合は、経路5に酸素ガスのボ
ンベが接続されていると、更に、バルブ12を開くと酸
素ガス濃度E2が下がる場合は、経路6に窒素ガスのボ
ンベ4が誤って接続されているものとそれぞれ判断して
上述同様の動作を実行する。
(ト)発明の効果 本発明によれば、ガスの流通を制御する流通制御手段に
誤ったガス供給源が接続されると、それをガス濃度の変
化と流通制御手段の状態から検知し、警告を発して誤っ
たガスの流入を停止できるので、使用者の単純な誤りか
ら培養者の被害を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の培養装置の構成図、第2図は二酸化炭
素ガス濃度の時間推移を示す図、第3図は酸素ガス濃度
の時間推移を示す図、第4図及び第5図は誤ったガスボ
ンベを接続した場合の制御装置の動作を説明する図、第
6図及び第7図は誤ったガスボンベを接続した場合の二
酸化炭素ガス濃度と酸素ガス濃度の時間推移を示す図で
ある。 1……培養装置、2……培養室、3、4……ガスボン
ベ、5、6……経路、11、12……バルブ、15……
二酸化炭素ガス濃度センサー、16……酸素ガス濃度セ
ンサー、17……制御装置、18……警告手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】培養室と、該培養室に所定のガスを供給す
    るためのガス供給源と、該ガス供給源からのガスの供給
    を制御するための流通制御手段と、前記培養室内のガス
    濃度を検出するセンサーと、該センサーの出力が入力さ
    れ前記流通制御手段の制御出力を発生する制御装置と、
    警告手段とから成り、前記制御装置は前記センサーの出
    力に基づいて前記制御出力を発生し、前記培養室内のガ
    ス濃度を制御すると共に、前記センサーの出力変化と前
    記制御出力の状態に基づいて誤ったガス供給源か否かを
    検知し、前記警告手段を動作させると共に、前記流通制
    御手段を閉じることを特徴とする培養装置。
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