JPH06612Y2 - ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置Info
- Publication number
- JPH06612Y2 JPH06612Y2 JP11315788U JP11315788U JPH06612Y2 JP H06612 Y2 JPH06612 Y2 JP H06612Y2 JP 11315788 U JP11315788 U JP 11315788U JP 11315788 U JP11315788 U JP 11315788U JP H06612 Y2 JPH06612 Y2 JP H06612Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel injection
- fuel
- cylinder
- cylinders
- injection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置の改
良に関する。
良に関する。
(従来の技術) ディーゼルエンジンの燃料噴射装置として、燃料の噴射
時期や燃料の噴射量等を電子制御するようにした分配型
の燃料噴射ポンプがある(参考文献…1986年2月発
行のSAEペーパー860145)。
時期や燃料の噴射量等を電子制御するようにした分配型
の燃料噴射ポンプがある(参考文献…1986年2月発
行のSAEペーパー860145)。
これを第9図により説明すると、1はポンプハウンジン
グ、2と3は駆動軸4により駆動される低圧側フィード
ポンプと高圧側プランジャポンプで、図示しない燃料入
口からフィードポンプ2により吸引された燃料はハウジ
ング1内のポンプ室5に供給され、ポンプ室5に開口す
る吸込通路6を介してプランジャポンプ3に送られる。
グ、2と3は駆動軸4により駆動される低圧側フィード
ポンプと高圧側プランジャポンプで、図示しない燃料入
口からフィードポンプ2により吸引された燃料はハウジ
ング1内のポンプ室5に供給され、ポンプ室5に開口す
る吸込通路6を介してプランジャポンプ3に送られる。
プランジャポンプ3のプランジャ7には、その先端にエ
ンジンのシリンダと同数の吸込溝8が形成されると共
に、他端に同じく同数のカム山をもつフェイスカム9が
形成され、フェイスカム9は駆動軸4と共に回転しなが
らローラリング10には配設されたローラ11を乗り越
えて所定のカムリフトだけ往復運動する。このプランジ
ャ7の回転往復運動にて、吸込溝8からプランジャ室1
2に吸引された燃料が、プランジャ室12に通じる図示
しない各気筒毎の分配ポートからデリバリバルブを通っ
て噴射ノズルへと圧送される。
ンジンのシリンダと同数の吸込溝8が形成されると共
に、他端に同じく同数のカム山をもつフェイスカム9が
形成され、フェイスカム9は駆動軸4と共に回転しなが
らローラリング10には配設されたローラ11を乗り越
えて所定のカムリフトだけ往復運動する。このプランジ
ャ7の回転往復運動にて、吸込溝8からプランジャ室1
2に吸引された燃料が、プランジャ室12に通じる図示
しない各気筒毎の分配ポートからデリバリバルブを通っ
て噴射ノズルへと圧送される。
13は、プランジャ室12と低圧のポンプ室5とを連通
する燃料戻し通路で、この燃料戻し通路13には駆動回
路からの信号(駆動パルス)によりエンジンの運転条件
に応じて駆動される高速応動型の電磁弁14が介装され
る。この電磁弁14は燃料制御のために設けられるもの
で、プランジャ7の圧縮行程中に電磁弁14を閉じる
と、燃料の噴射が開始され、電磁弁14を開くと噴射が
終了する。つまり、電磁弁14の閉弁時期にて燃料の噴
射開始時期が、その閉弁期間に応じて噴射期間(噴射
量)が制御される。
する燃料戻し通路で、この燃料戻し通路13には駆動回
路からの信号(駆動パルス)によりエンジンの運転条件
に応じて駆動される高速応動型の電磁弁14が介装され
る。この電磁弁14は燃料制御のために設けられるもの
で、プランジャ7の圧縮行程中に電磁弁14を閉じる
と、燃料の噴射が開始され、電磁弁14を開くと噴射が
終了する。つまり、電磁弁14の閉弁時期にて燃料の噴
射開始時期が、その閉弁期間に応じて噴射期間(噴射
量)が制御される。
電磁弁14を制御するのは、各種の運転条件信号を入力
するコントロールユニット(図示せず)で、コントロー
ルユニットにはマイクロコンピュータが使用される。た
とえば、エンジン回転数等のエンジンが諸条件に対応す
る最適な噴射開始時期と噴射期間(噴射パルス幅でもあ
る)を予め実験等により得て、その値をコントロールユ
ニット内のROM等の記憶素子に記憶させておく。そし
て、実際の運転時には、噴射ポンプの1回転当たり1個
のパルス(リファレンスパルス)と1回転当たり36個
のパルス(スケールパルス)とを入力してエンジン回転
数(N)を計算し、その回転数とアクセルペダル開度に対
応して噴射開始時期と噴射期間を読み出し、読み出した
情報から駆動パルスを作って電磁弁14に出力するので
ある。
するコントロールユニット(図示せず)で、コントロー
ルユニットにはマイクロコンピュータが使用される。た
とえば、エンジン回転数等のエンジンが諸条件に対応す
る最適な噴射開始時期と噴射期間(噴射パルス幅でもあ
る)を予め実験等により得て、その値をコントロールユ
ニット内のROM等の記憶素子に記憶させておく。そし
て、実際の運転時には、噴射ポンプの1回転当たり1個
のパルス(リファレンスパルス)と1回転当たり36個
のパルス(スケールパルス)とを入力してエンジン回転
数(N)を計算し、その回転数とアクセルペダル開度に対
応して噴射開始時期と噴射期間を読み出し、読み出した
情報から駆動パルスを作って電磁弁14に出力するので
ある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、このような分配型の燃料噴射ポンプを用いた
噴射制御に、実際の空気過剰率を測定し、この測定値を
用いて、スモーク限界や失火限界等を越えないように、
最大噴射量をフィードバック制御するものが知られてい
る(たとえば、特開昭60−050号公報参照)。
噴射制御に、実際の空気過剰率を測定し、この測定値を
用いて、スモーク限界や失火限界等を越えないように、
最大噴射量をフィードバック制御するものが知られてい
る(たとえば、特開昭60−050号公報参照)。
これを多気筒エンジンに適用することを考えた場合、最
大噴射量が供給される高負荷域では、気筒間に空燃比の
バラツキがあると、それに伴ってスモークが悪化する。
これは、第8図上段に示すスモーク特性によれば、最大
噴射量の付近で急激にスモーク量が増すので、いまスモ
ーク限界(L)を定めると、このスモーク限界に対応する
所定の空気過剰率(λLIM)を下回って、1つの気筒で
もその気筒の混合気がリッチ化すると、全体としてのス
モーク量を増やすことになるからである。このため、高
負荷域ではいずれの気筒の空気過剰率についてもスモー
ク限界に対応する所定値を下回らないようにする必要が
ある。
大噴射量が供給される高負荷域では、気筒間に空燃比の
バラツキがあると、それに伴ってスモークが悪化する。
これは、第8図上段に示すスモーク特性によれば、最大
噴射量の付近で急激にスモーク量が増すので、いまスモ
ーク限界(L)を定めると、このスモーク限界に対応する
所定の空気過剰率(λLIM)を下回って、1つの気筒で
もその気筒の混合気がリッチ化すると、全体としてのス
モーク量を増やすことになるからである。このため、高
負荷域ではいずれの気筒の空気過剰率についてもスモー
ク限界に対応する所定値を下回らないようにする必要が
ある。
しかしながら、その一方で、部分負荷域にも全気筒につ
いて空気過剰率を同じ値にするとすれば、却ってエンジ
ン振動に悪影響を及ぼす。これは、管路抵抗の違い等に
より吸入空気流量に気筒間バラツキがあるため、全気筒
の空気過剰率を同じ値にすると、噴射量に気筒間バラツ
キが生じることに起因する。つまり、第8図下段に示す
トルク特性によれば、噴射量の気筒間バラツキがある
と、トルク変動を生じることになるからである。このた
め、アイドル域や部分負荷域では各気筒に対し同じ量の
燃料を供給することのほうが好ましい。
いて空気過剰率を同じ値にするとすれば、却ってエンジ
ン振動に悪影響を及ぼす。これは、管路抵抗の違い等に
より吸入空気流量に気筒間バラツキがあるため、全気筒
の空気過剰率を同じ値にすると、噴射量に気筒間バラツ
キが生じることに起因する。つまり、第8図下段に示す
トルク特性によれば、噴射量の気筒間バラツキがある
と、トルク変動を生じることになるからである。このた
め、アイドル域や部分負荷域では各気筒に対し同じ量の
燃料を供給することのほうが好ましい。
この考案はこのような従来の課題に着目してなされたも
ので、高負荷域ではいずれの気筒についても所定の空気
過剰率を下回らないように気筒別に噴射量制御を行い、
かつアイドル域や部分負荷域には各気筒に同一の燃料量
を供給するようにした装置を提供することを目的とす
る。
ので、高負荷域ではいずれの気筒についても所定の空気
過剰率を下回らないように気筒別に噴射量制御を行い、
かつアイドル域や部分負荷域には各気筒に同一の燃料量
を供給するようにした装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この考案は、プランジャ高圧室を低圧側に連通する通路
の途中に電磁弁を介装し、この電磁弁の開閉制御に基づ
いて燃料の噴射開始時期と噴射終了時期の少なくともい
ずれか一方を可変制御する燃料噴射ポンプ(第9図参
照)を備えたディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置に
おいて、第1図に示すように、エンジンの作動状態量を
検出するセンサ(たとえばエンジン負荷相当量としての
アクセルペダル開度(Acc)を検出するセンサ21とエン
ジン回転数(N)を検出するセンサ22)と、このセン
サ検出値(AccとN)に応じて燃料の基本噴射期間(A
VM)を算出する手段23と、気筒別に空気過剰率を測定
するセンサ(たとえば空燃比センサ)24と、空気過剰
率が所定値(たとえばスモーク限界)を下回るかどうか
を気筒別に判定する手段25と、所定値を下回る気筒に
ついてそのときの空気過剰率に応じて空気過剰率が所定
値以上となる噴射期間の減量補正量(たとえばi番気筒
についてΔAvi)を算出する手段26と、所定値を下
回っていない残りの気筒の平均の空気過剰率が一定値と
なるように当該残りの気筒に共通の噴射期間の補正量
(ΔAv)を算出する手段27と、前記各補正量(ΔA
viとΔAv))にて前記基本噴射期間AVMを補正して前
記燃料噴射ポンプからの燃料の噴射期間(AviとAv)
を気筒別に決定し前記電磁弁への駆動信号を出力する手
段28とを設けた。
の途中に電磁弁を介装し、この電磁弁の開閉制御に基づ
いて燃料の噴射開始時期と噴射終了時期の少なくともい
ずれか一方を可変制御する燃料噴射ポンプ(第9図参
照)を備えたディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置に
おいて、第1図に示すように、エンジンの作動状態量を
検出するセンサ(たとえばエンジン負荷相当量としての
アクセルペダル開度(Acc)を検出するセンサ21とエン
ジン回転数(N)を検出するセンサ22)と、このセン
サ検出値(AccとN)に応じて燃料の基本噴射期間(A
VM)を算出する手段23と、気筒別に空気過剰率を測定
するセンサ(たとえば空燃比センサ)24と、空気過剰
率が所定値(たとえばスモーク限界)を下回るかどうか
を気筒別に判定する手段25と、所定値を下回る気筒に
ついてそのときの空気過剰率に応じて空気過剰率が所定
値以上となる噴射期間の減量補正量(たとえばi番気筒
についてΔAvi)を算出する手段26と、所定値を下
回っていない残りの気筒の平均の空気過剰率が一定値と
なるように当該残りの気筒に共通の噴射期間の補正量
(ΔAv)を算出する手段27と、前記各補正量(ΔA
viとΔAv))にて前記基本噴射期間AVMを補正して前
記燃料噴射ポンプからの燃料の噴射期間(AviとAv)
を気筒別に決定し前記電磁弁への駆動信号を出力する手
段28とを設けた。
(作用) 減量補正量によれば、たとえばスモーク限界を越えた気
筒について個別にスモーク限界に引き戻されるので、多
気筒エンジンであっても、一部気筒の最大噴射量のバラ
ツキに伴って、気筒全体としてのスモーク量が増大する
ことが抑制される。
筒について個別にスモーク限界に引き戻されるので、多
気筒エンジンであっても、一部気筒の最大噴射量のバラ
ツキに伴って、気筒全体としてのスモーク量が増大する
ことが抑制される。
これに対して、いずれの気筒もスモーク限界を越えるこ
とがないアイドル域やこれに近い部分負荷域になると、
共通の補正量が算出され、この補正量にて総ての気筒に
同量の燃料が供給されるので、気筒間でトルクが均一と
なり、エンジン振動が抑制される。
とがないアイドル域やこれに近い部分負荷域になると、
共通の補正量が算出され、この補正量にて総ての気筒に
同量の燃料が供給されるので、気筒間でトルクが均一と
なり、エンジン振動が抑制される。
(実施例) 第9図に示した燃料噴射ポンプの具体的な構造は従来と
同じである。第2図はコントロールユニットの詳細を示
し、これは入出力回路(I/O)41,ROM42,RAM
43,CPU44からなるマイクロコンピュータから構
成され、第1図に示す各手段23,25〜28の機能を
備える。
同じである。第2図はコントロールユニットの詳細を示
し、これは入出力回路(I/O)41,ROM42,RAM
43,CPU44からなるマイクロコンピュータから構
成され、第1図に示す各手段23,25〜28の機能を
備える。
入出力回路41には、エンジンの作動状態量の基本値を
検出するセンサ(リファレンスパルス,スケールパルス
を発生する各センサ31,32、エンジン負荷相当量と
してのアクセルペダル開度を検出するセンサ33)だけ
でなく、その他の運転条件を検出するセンサ(燃料温度
センサ34,水温センサ35,アイドルスイッチ36,
電磁弁14の実際の閉弁開始時期と閉弁期間を検出する
センサ37,実際の噴射開始時期を検出するセンサ3
8)からの信号が入力される。
検出するセンサ(リファレンスパルス,スケールパルス
を発生する各センサ31,32、エンジン負荷相当量と
してのアクセルペダル開度を検出するセンサ33)だけ
でなく、その他の運転条件を検出するセンサ(燃料温度
センサ34,水温センサ35,アイドルスイッチ36,
電磁弁14の実際の閉弁開始時期と閉弁期間を検出する
センサ37,実際の噴射開始時期を検出するセンサ3
8)からの信号が入力される。
39は各気筒に配設した空燃比センサ(同図には1つだ
けを示し、これで全気筒分を代表させている)で、セン
サ39からの信号も入出力回路41に入力される。セン
サ39には、空燃比の広い範囲で応答する広域空燃比セ
ンサ(以下単に「空燃比センサ」と称す)が採用され
る。これは、ポンピングセルとセンシングセルの間のギ
ャップに排出ガスを導いて、その排出ガス中の酸素分圧
をセンシングセルにより測定し、ギャップ内のガスが常
に理論空燃比相当(酸素分圧がほぼ零)になるように、
ポンピングセルに流し込む電流を増減制御すると、この
流し込み電流(ポンピング電流ともいう)が空燃比と一
定の関係を有するものである。ここに、供給空燃比λT
と理論空燃比λth(ほぼ14.8)の比が空気過剰率
(n)であるから、λTはnに比例つまりλTは空気過剰率
相当量である。なお、空燃比センサには、検出部にジル
コニアを使用するリーンセンサを採用することもでき
る。
けを示し、これで全気筒分を代表させている)で、セン
サ39からの信号も入出力回路41に入力される。セン
サ39には、空燃比の広い範囲で応答する広域空燃比セ
ンサ(以下単に「空燃比センサ」と称す)が採用され
る。これは、ポンピングセルとセンシングセルの間のギ
ャップに排出ガスを導いて、その排出ガス中の酸素分圧
をセンシングセルにより測定し、ギャップ内のガスが常
に理論空燃比相当(酸素分圧がほぼ零)になるように、
ポンピングセルに流し込む電流を増減制御すると、この
流し込み電流(ポンピング電流ともいう)が空燃比と一
定の関係を有するものである。ここに、供給空燃比λT
と理論空燃比λth(ほぼ14.8)の比が空気過剰率
(n)であるから、λTはnに比例つまりλTは空気過剰率
相当量である。なお、空燃比センサには、検出部にジル
コニアを使用するリーンセンサを採用することもでき
る。
CPU44ではROM42に記憶されたプログラムにし
たがって入出力回路41からの情報を採り込んで各種の
演算処理を行い、電磁弁14を制御するためのデータ
(噴射開始時期と噴射期間)を入出力回路65にセット
する。なお、RAM43はCPU44の演算処理に関連
したデータを一時的に退避するために使われる。入出力
回路41ではCPU44から出力されたデータに基づき
電磁弁14に駆動パルスを出力する。
たがって入出力回路41からの情報を採り込んで各種の
演算処理を行い、電磁弁14を制御するためのデータ
(噴射開始時期と噴射期間)を入出力回路65にセット
する。なお、RAM43はCPU44の演算処理に関連
したデータを一時的に退避するために使われる。入出力
回路41ではCPU44から出力されたデータに基づき
電磁弁14に駆動パルスを出力する。
第3図はCPU44の動作を説明するためのフローチャ
ートで、ステップ51ではエンジン回転数(N),アクセ
ルペダル開度(Acc),冷却水温(TW)および燃料温
度(TF)を取り込み、これらの値に応じて全気筒に共
通な燃料の基本噴射期間(AVM)を算出する。第4図はN
とACCをパラメータとするAVMの基本特性を示し、こう
して定まる値がさらにTWとTFの補正を受け、補正後の
値が改めてAVMとされる。
ートで、ステップ51ではエンジン回転数(N),アクセ
ルペダル開度(Acc),冷却水温(TW)および燃料温
度(TF)を取り込み、これらの値に応じて全気筒に共
通な燃料の基本噴射期間(AVM)を算出する。第4図はN
とACCをパラメータとするAVMの基本特性を示し、こう
して定まる値がさらにTWとTFの補正を受け、補正後の
値が改めてAVMとされる。
ステップ52では各気筒に設けた空燃比センサ39から
の出力電圧(VAF)を取り込み、ステップ53でVAFに応
じて実空燃比(λT)を気筒毎に順次算出する。第5図
にVAFに対するλTの特性を示す。なお、i(6気筒エ
ンジンであれば、iは1〜6の整数)番気筒の出力電
圧、実空燃比を「VAFi」,「λTi」にて表記するも
のとする。
の出力電圧(VAF)を取り込み、ステップ53でVAFに応
じて実空燃比(λT)を気筒毎に順次算出する。第5図
にVAFに対するλTの特性を示す。なお、i(6気筒エ
ンジンであれば、iは1〜6の整数)番気筒の出力電
圧、実空燃比を「VAFi」,「λTi」にて表記するも
のとする。
さて、最大噴射量の供給される高負荷域では、いずれの
気筒の空燃比もスモーク限界に対応する所定の値(λ
LIM)を下回らないようにしなければならない。そのた
め、ステップ54では各気筒の空燃比(λT1〜λT6)と
λLIMをそれぞれ比較させる。たとえばλTi<λLIMであ
れば、i番気筒についてスモーク限界を越えるほど混合
気が濃くなっていることを意味するので、i番気筒につ
いては即座に供給燃料の減量を行わなければならない。
そこで、λTi<λLIMの場合はステップ55,56に進
み、スモーク限界を大きく越えているほど多くの燃料が
減量されるように、空燃比偏差(λLIM−λTi)に応じ
てi番気筒についての噴射期間の減量補正量(ΔA
Vi)を算出し、AVM+ΔAVi(ただし、ΔAViは負
の値を採る)をi番気筒についての最終的な噴射期間(A
Vi)として決定する。第6図にλLIM−λTiに対するΔ
AViの特性を示す。
気筒の空燃比もスモーク限界に対応する所定の値(λ
LIM)を下回らないようにしなければならない。そのた
め、ステップ54では各気筒の空燃比(λT1〜λT6)と
λLIMをそれぞれ比較させる。たとえばλTi<λLIMであ
れば、i番気筒についてスモーク限界を越えるほど混合
気が濃くなっていることを意味するので、i番気筒につ
いては即座に供給燃料の減量を行わなければならない。
そこで、λTi<λLIMの場合はステップ55,56に進
み、スモーク限界を大きく越えているほど多くの燃料が
減量されるように、空燃比偏差(λLIM−λTi)に応じ
てi番気筒についての噴射期間の減量補正量(ΔA
Vi)を算出し、AVM+ΔAVi(ただし、ΔAViは負
の値を採る)をi番気筒についての最終的な噴射期間(A
Vi)として決定する。第6図にλLIM−λTiに対するΔ
AViの特性を示す。
つまり、ステップ54〜56では、スモーク限界を越え
ているかどうかを気筒毎に判定し、スモーク限界を越え
た気筒について、AViの値を個別に決定する。
ているかどうかを気筒毎に判定し、スモーク限界を越え
た気筒について、AViの値を個別に決定する。
これに対して、ステップ54でλTi≧λLIMである場合
には、ステップ57,58に進む。ここでは、スモーク
限界を越えていない気筒について、これら気筒の平均空
燃比(λAV)が一定値(λO)となるように最終的な燃
料の噴射期間を決定する。なお、λOはNとACCに応じ
て変化させるものであっても構わない。
には、ステップ57,58に進む。ここでは、スモーク
限界を越えていない気筒について、これら気筒の平均空
燃比(λAV)が一定値(λO)となるように最終的な燃
料の噴射期間を決定する。なお、λOはNとACCに応じ
て変化させるものであっても構わない。
たとえば、いずれの気筒についてもスモーク限界を越え
ていない場合については、λAV=(1/6)(λT1+…+λ
T6)にてλAVを算出し、λOからの偏差(λAV−λO)に
応じてスモーク限界を越えていない気筒に共通の噴射期
間補正量(ΔAV)を算出し、AVM+ΔAVをスモーク限
界を越えていない気筒の最終的な噴射期間(AV)とする。
第7図にλAV−λOに対するΔAVの特性を示すと、ΔA
Vは正負いずれの値も採る。つまり、λAV>λOの場合は
混合気がリーン化しているのであるから、AVMをΔAV
だけ増量することで混合気の空燃比を目標値としてのλ
Oに戻し、この逆にλAV<λOならAVMをΔAVだけ減量
するのである。
ていない場合については、λAV=(1/6)(λT1+…+λ
T6)にてλAVを算出し、λOからの偏差(λAV−λO)に
応じてスモーク限界を越えていない気筒に共通の噴射期
間補正量(ΔAV)を算出し、AVM+ΔAVをスモーク限
界を越えていない気筒の最終的な噴射期間(AV)とする。
第7図にλAV−λOに対するΔAVの特性を示すと、ΔA
Vは正負いずれの値も採る。つまり、λAV>λOの場合は
混合気がリーン化しているのであるから、AVMをΔAV
だけ増量することで混合気の空燃比を目標値としてのλ
Oに戻し、この逆にλAV<λOならAVMをΔAVだけ減量
するのである。
なお、全気筒のうち一部気筒についてだけスモーク限界
を越えた場合は、スモーク限界を越えなかった残りの気
筒について、残りの気筒の平均空燃比がλOとなるよう
に残りの気筒に共通なAVが決定される。たとえば、i
番気筒だけλTi<λOであり、他の5つの気筒について
λTj≧λO(ただしj≠i)である場合には、他の5つ
の気筒につき、 の値がλAVとされ、λAV−λOに応じた噴射期間の補正
量がΔAVとして算出される。
を越えた場合は、スモーク限界を越えなかった残りの気
筒について、残りの気筒の平均空燃比がλOとなるよう
に残りの気筒に共通なAVが決定される。たとえば、i
番気筒だけλTi<λOであり、他の5つの気筒について
λTj≧λO(ただしj≠i)である場合には、他の5つ
の気筒につき、 の値がλAVとされ、λAV−λOに応じた噴射期間の補正
量がΔAVとして算出される。
なお、ΔAVの求めかたはこれに限るものでなく、たと
えば、スモーク限界を越えてない気筒分を一度に求め、
これをスモーク限界を越えていない気筒の数で割ったも
のをΔAVとすることもできる。
えば、スモーク限界を越えてない気筒分を一度に求め、
これをスモーク限界を越えていない気筒の数で割ったも
のをΔAVとすることもできる。
ステップ59ではスモーク限界を越えた気筒についてA
Viを、スモーク限界を越えていない気筒についてAVを
RAM43の所定のアドレスに格納することで制御を終
了する。
Viを、スモーク限界を越えていない気筒についてAVを
RAM43の所定のアドレスに格納することで制御を終
了する。
なお、第4図から第7図に示した特性については、これ
らの値を計算式により、あるいはROM42に予め記憶
させてあるマップを参照したり基本特性のマップ参照と
補間計算を組み合わせることにより求めることが考えら
れる。
らの値を計算式により、あるいはROM42に予め記憶
させてあるマップを参照したり基本特性のマップ参照と
補間計算を組み合わせることにより求めることが考えら
れる。
次に、この例の作用を説明する。高負荷域で最大噴射量
のバラツキによりスモーク限界を越えるほどの濃い混合
気がいずれか1の気筒について供給されても、全体のス
モーク量が増加する。しかしながら、この例によれば、
スモーク限界を越えた気筒について個別にスモーク限界
に引き戻すように供給燃料が減量されるので、多気筒エ
ンジンであっても、気筒全体としてのスモーク量が抑制
される。
のバラツキによりスモーク限界を越えるほどの濃い混合
気がいずれか1の気筒について供給されても、全体のス
モーク量が増加する。しかしながら、この例によれば、
スモーク限界を越えた気筒について個別にスモーク限界
に引き戻すように供給燃料が減量されるので、多気筒エ
ンジンであっても、気筒全体としてのスモーク量が抑制
される。
一方、アイドル時や部分負荷域のようにスモークが問題
とならない領域にまで、総ての気筒の空燃比を同じ値に
すると、噴射量のバラツキに伴ってエンジン振動を生じ
る。しかしながら、こうした運転域では、気筒間の平均
の空燃比が一定値となるようにされる、つまり総ての気
筒に同量の燃料が供給されるため、気筒間でトルクが均
一となり、エンジン振動が抑制される。また、前述した
ように平均空燃比の算出はスモーク限界を越えない気筒
群のみについて行われるので、スモーク限界を越えた気
筒の空燃比の影響で残りの気筒の燃料噴射量が過度に安
全側に設定されて出力的な不利を生じるようなおそれが
なく、適正空燃比への収束も速い。
とならない領域にまで、総ての気筒の空燃比を同じ値に
すると、噴射量のバラツキに伴ってエンジン振動を生じ
る。しかしながら、こうした運転域では、気筒間の平均
の空燃比が一定値となるようにされる、つまり総ての気
筒に同量の燃料が供給されるため、気筒間でトルクが均
一となり、エンジン振動が抑制される。また、前述した
ように平均空燃比の算出はスモーク限界を越えない気筒
群のみについて行われるので、スモーク限界を越えた気
筒の空燃比の影響で残りの気筒の燃料噴射量が過度に安
全側に設定されて出力的な不利を生じるようなおそれが
なく、適正空燃比への収束も速い。
(考案の効果) この考案によれば、高負荷域ではいずれの気筒について
も所定の空気過剰率を下回らないように気筒別に噴射量
制御を行うようにしたので、スモーク排出領域で一部気
筒に生じる最大噴射量のバラツキをなくしてスモーク量
を確実に抑制することができる。また、空気過剰率が所
定値を下回らない気筒についてはその平均の空気過剰率
が一定値となるように噴射量を制御するものとしたの
で、高負荷域にて各気筒の空気過剰率を速やかに適正値
に制御することができると共に、アイドル域や部分負荷
域でのエンジン振動の発生を回避できるという効果が得
られる。
も所定の空気過剰率を下回らないように気筒別に噴射量
制御を行うようにしたので、スモーク排出領域で一部気
筒に生じる最大噴射量のバラツキをなくしてスモーク量
を確実に抑制することができる。また、空気過剰率が所
定値を下回らない気筒についてはその平均の空気過剰率
が一定値となるように噴射量を制御するものとしたの
で、高負荷域にて各気筒の空気過剰率を速やかに適正値
に制御することができると共に、アイドル域や部分負荷
域でのエンジン振動の発生を回避できるという効果が得
られる。
第1図は本考案のクレーム対応図、第2図は一実施例の
コントロールユニットのブロック図、第3図はこの実施
例のCPUの制御動作を説明するための流れ図、第4図
ないし第7図は第3図の制御動作において使用される各
値の内容を示す特性図である。 第8図は噴射量あるいは空燃比に対するスモーク及びト
ルクの特性図、第9図は従来例の噴射ポンプの断面図で
ある。 1…ポンプハウジング、3…プランジャポンプ、5…ポ
ンプ室、7…プランジャ、9…フェイスカム、12…プ
ランジャ室、13…燃料戻し通路、14…電磁弁、21
…アクセルペダル開度センサ、22…回転数センサ、2
3…基本噴射期間算出手段、24…空気過剰率センサ、
25…判定手段、26…減量補正量算出手段、27…補
正量算出手段、28…気筒別噴射期間決定手段、31…
リファレンスパルス発生センサ、32…スケールパルス
発生センサ、39…空燃比センサ、41…入出力回路、
42…ROM、43…RAM、44…CPU。
コントロールユニットのブロック図、第3図はこの実施
例のCPUの制御動作を説明するための流れ図、第4図
ないし第7図は第3図の制御動作において使用される各
値の内容を示す特性図である。 第8図は噴射量あるいは空燃比に対するスモーク及びト
ルクの特性図、第9図は従来例の噴射ポンプの断面図で
ある。 1…ポンプハウジング、3…プランジャポンプ、5…ポ
ンプ室、7…プランジャ、9…フェイスカム、12…プ
ランジャ室、13…燃料戻し通路、14…電磁弁、21
…アクセルペダル開度センサ、22…回転数センサ、2
3…基本噴射期間算出手段、24…空気過剰率センサ、
25…判定手段、26…減量補正量算出手段、27…補
正量算出手段、28…気筒別噴射期間決定手段、31…
リファレンスパルス発生センサ、32…スケールパルス
発生センサ、39…空燃比センサ、41…入出力回路、
42…ROM、43…RAM、44…CPU。
Claims (1)
- 【請求項1】プランジャ高圧室を低圧側に連通する通路
の途中に電磁弁を介装し、この電磁弁の開閉制御に基づ
いて燃料の噴射開始時期と噴射終了時期の少なくともい
ずれか一方を可変制御する燃料噴射ポンプを備えたディ
ーゼルエンジンの燃料噴射制御装置において、エンジン
の作動状態量を検出するセンサと、このセンサ検出値に
応じて燃料の基本噴射期間を算出する手段と、気筒別に
空気過剰率を測定するセンサと、空気過剰率が所定値を
下回るかどうかを気筒別に判定する手段と、所定値を下
回る気筒についてそのときの空気過剰率に応じて空気過
剰率が所定値以上となる噴射期間の減量補正量を算出す
る手段と、所定値を下回っていない残りの気筒の平均の
空気過剰率が一定値となるように当該残りの気筒に共通
の噴射期間の補正量を算出する手段と、前記各補正量に
て前記基本噴射期間を補正して前記燃料噴射ポンプから
の燃料の噴射期間を気筒別に決定し前記電磁弁への駆動
信号を出力する手段とを設けたことを特徴とするディー
ゼルエンジンの燃料噴射制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11315788U JPH06612Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11315788U JPH06612Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0234737U JPH0234737U (ja) | 1990-03-06 |
| JPH06612Y2 true JPH06612Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31352747
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11315788U Expired - Lifetime JPH06612Y2 (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06612Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP11315788U patent/JPH06612Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0234737U (ja) | 1990-03-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6244241B1 (en) | Fuel injection control system for direct injection-spark ignition engine | |
| US20050155578A1 (en) | Fuel injection control device for internal combustion engine | |
| JPH09126038A (ja) | ディーゼルエンジンの燃料性状検出装置および制御装置 | |
| JPH09256897A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
| US4911131A (en) | Fuel control apparatus for internal combustion engine | |
| JPH0765523B2 (ja) | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 | |
| KR940001682Y1 (ko) | 연료 분사장치 | |
| JPH01313644A (ja) | 内燃機関制御装置用の酸素濃度検出装置 | |
| JPH09250387A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御方法 | |
| JP3427683B2 (ja) | 内燃機関の燃料供給装置 | |
| JPH06612Y2 (ja) | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 | |
| US4718388A (en) | Method of controlling operating amounts of operation control means for an internal combustion engine | |
| JPH09256886A (ja) | 直噴式エンジンの燃料噴射制御装置 | |
| JPS6325335A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
| JPH07269394A (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
| JPH02104941A (ja) | ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 | |
| JPH04203453A (ja) | ディーゼルエンジンの制御装置 | |
| JP7737345B2 (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
| JPH0545804Y2 (ja) | ||
| JP2591318B2 (ja) | ディーゼルエンジンの排気還流装置 | |
| JPS63195359A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
| JP3052310B2 (ja) | ディーゼルエンジンの燃料噴射制御装置 | |
| JPH08291732A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
| JP2537026B2 (ja) | ディ―ゼルエンジンの燃料噴射制御装置 | |
| JPH01155046A (ja) | 内燃機関の電子制御燃料噴射装置 |