JPH06613A - 遠心力鋳造方法 - Google Patents
遠心力鋳造方法Info
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- JPH06613A JPH06613A JP16561992A JP16561992A JPH06613A JP H06613 A JPH06613 A JP H06613A JP 16561992 A JP16561992 A JP 16561992A JP 16561992 A JP16561992 A JP 16561992A JP H06613 A JPH06613 A JP H06613A
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- JP
- Japan
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- molten metal
- metal
- capacity
- mold
- small
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 引け巣発生に基づく品質低下や歩留り低下等
を抑える遠心力鋳造方法を提供する。 【構成】 先に注入される大容量溶湯Aと、後で注入さ
れる小容量溶湯Bとに分ける。そして、先ず、大容量溶
湯Aを注入し、その内周部が凝固した直後に小容量溶湯
Bよりも低融点且つ低比重の金属溶湯Dを、大容量溶湯
の凝固物6の内周面に行き渡るように注入した後、小容
量溶湯Bを注入する。
を抑える遠心力鋳造方法を提供する。 【構成】 先に注入される大容量溶湯Aと、後で注入さ
れる小容量溶湯Bとに分ける。そして、先ず、大容量溶
湯Aを注入し、その内周部が凝固した直後に小容量溶湯
Bよりも低融点且つ低比重の金属溶湯Dを、大容量溶湯
の凝固物6の内周面に行き渡るように注入した後、小容
量溶湯Bを注入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心力鋳造方法に関
し、更に詳しくは、遠心力鋳造のために回転駆動される
鋳型内へ溶湯を注入し、遠心力鋳造を行って筒状体を製
造する遠心力鋳造方法に関する。
し、更に詳しくは、遠心力鋳造のために回転駆動される
鋳型内へ溶湯を注入し、遠心力鋳造を行って筒状体を製
造する遠心力鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】炭素鋼、高級炭素鋼、低合金鋼、耐熱鋼
や耐食鋼等の高合金鋼等、各種の鉄鋼材料よりなり、製
品形状が、例えば、外径:50〜2000mm、長さ:
最大10mの円筒体である鋳造品を製造する場合、前記
遠心力鋳造方法が広く採用されている。
や耐食鋼等の高合金鋼等、各種の鉄鋼材料よりなり、製
品形状が、例えば、外径:50〜2000mm、長さ:
最大10mの円筒体である鋳造品を製造する場合、前記
遠心力鋳造方法が広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記遠心力鋳造方法を
用いて前記鋳造品を製造する場合、溶湯が鋳型内へ通常
一回の注湯作業で注入される。その鋳型内へ注入された
溶湯は、鋳型による外径側からの吸熱が行われて外径側
から内径側へと凝固が進行し、最内径側が最終的に凝固
する部分となるので、その内周部に、或る厚さd1(通
常、鋳造品の肉厚の20%程度の厚さ)の引け巣Hの発
生部分が生じ、その引け巣発生部分が不健全層となる
(図4参照)。従って、最終的に得られる鋳造品の品質
が低下したり、前記不健全層を除去するとすれば製品歩
留りが悪くなるという問題があった。尚、鋳造品の肉厚
が厚くなればなるほど、当然に、前記引け巣発生部分が
厚くなるので、上述の問題は一層顕著なものとなる。本
発明は、かかる実情に着目してなされたものであり、上
述の問題を解消し得る遠心力鋳造方法を提供することを
目的としている。
用いて前記鋳造品を製造する場合、溶湯が鋳型内へ通常
一回の注湯作業で注入される。その鋳型内へ注入された
溶湯は、鋳型による外径側からの吸熱が行われて外径側
から内径側へと凝固が進行し、最内径側が最終的に凝固
する部分となるので、その内周部に、或る厚さd1(通
常、鋳造品の肉厚の20%程度の厚さ)の引け巣Hの発
生部分が生じ、その引け巣発生部分が不健全層となる
(図4参照)。従って、最終的に得られる鋳造品の品質
が低下したり、前記不健全層を除去するとすれば製品歩
留りが悪くなるという問題があった。尚、鋳造品の肉厚
が厚くなればなるほど、当然に、前記引け巣発生部分が
厚くなるので、上述の問題は一層顕著なものとなる。本
発明は、かかる実情に着目してなされたものであり、上
述の問題を解消し得る遠心力鋳造方法を提供することを
目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遠心力鋳造
方法は、遠心力鋳造のために回転駆動される鋳型内へ注
入される金属溶湯を、前記鋳型内へ先に注入される大容
量溶湯と、前記鋳型内へ後で注入される小容量溶湯とに
分け、前記大容量溶湯を前記鋳型内へ注入し、その溶湯
内周部が遠心力鋳造によって凝固した直後に、前記小容
量溶湯の材料としての金属よりも低融点且つ低比重の金
属の溶湯を、前記鋳型内へ、前記大容量溶湯の凝固物内
周面に行き渡るように注入した後、前記小容量溶湯を前
記鋳型内へ注入して遠心力鋳造を行う点に特徴を有して
いる。
方法は、遠心力鋳造のために回転駆動される鋳型内へ注
入される金属溶湯を、前記鋳型内へ先に注入される大容
量溶湯と、前記鋳型内へ後で注入される小容量溶湯とに
分け、前記大容量溶湯を前記鋳型内へ注入し、その溶湯
内周部が遠心力鋳造によって凝固した直後に、前記小容
量溶湯の材料としての金属よりも低融点且つ低比重の金
属の溶湯を、前記鋳型内へ、前記大容量溶湯の凝固物内
周面に行き渡るように注入した後、前記小容量溶湯を前
記鋳型内へ注入して遠心力鋳造を行う点に特徴を有して
いる。
【0005】
【作用】本発明方法によれば、前記鋳型内へ先に注入さ
れた大容量溶湯が凝固する過程で、その内周部に、従来
と同様のメカニズムで引け巣が発生する(その発生部分
の厚さは、大容量溶湯の凝固物の厚さの20%程度)
が、その引け巣発生部分には、前記大容量溶湯の内周部
の凝固直後に注入される前記低融点且つ低比重の金属の
溶湯が浸入して一旦凝固し、その浸入によって、前記引
け巣発生部分が前記低融点且つ低比重の金属にて充填さ
れるようになる。然る後、前記小容量溶湯が鋳型内へ注
入されるが、前記引け巣発生部分に充填された金属は上
述の如く低融点且つ低比重であるので、その金属は、前
記小容量溶湯によって容易に再溶融し且つ容易に内周側
へ浮き上がるようになる。一方、その金属と置換するよ
うに前記引け巣発生部分内へ引き込まれる前記小容量溶
湯は、前記引け巣発生部分内を埋めるようになり、前記
引け巣は消失するようになる。然る後、前記小容量溶湯
は遠心力鋳造されるが、その鋳造過程で、上述の如く再
溶融し且つ浮き上がる前記金属は、前記小容量溶湯との
比重差及び遠心力によって前記小容量溶湯の内周部まで
浮上し、目的の鋳造金属から分離されるようになる。
れた大容量溶湯が凝固する過程で、その内周部に、従来
と同様のメカニズムで引け巣が発生する(その発生部分
の厚さは、大容量溶湯の凝固物の厚さの20%程度)
が、その引け巣発生部分には、前記大容量溶湯の内周部
の凝固直後に注入される前記低融点且つ低比重の金属の
溶湯が浸入して一旦凝固し、その浸入によって、前記引
け巣発生部分が前記低融点且つ低比重の金属にて充填さ
れるようになる。然る後、前記小容量溶湯が鋳型内へ注
入されるが、前記引け巣発生部分に充填された金属は上
述の如く低融点且つ低比重であるので、その金属は、前
記小容量溶湯によって容易に再溶融し且つ容易に内周側
へ浮き上がるようになる。一方、その金属と置換するよ
うに前記引け巣発生部分内へ引き込まれる前記小容量溶
湯は、前記引け巣発生部分内を埋めるようになり、前記
引け巣は消失するようになる。然る後、前記小容量溶湯
は遠心力鋳造されるが、その鋳造過程で、上述の如く再
溶融し且つ浮き上がる前記金属は、前記小容量溶湯との
比重差及び遠心力によって前記小容量溶湯の内周部まで
浮上し、目的の鋳造金属から分離されるようになる。
【0006】
【発明の効果】前記大容量溶湯の凝固過程でその内周部
に発生する引け巣は、本発明方法によれば、上述の如く
消失するようになる。そして、前記小容量溶湯の注湯・
凝固を経て最終的に得られる凝固物(即ち、遠心力鋳造
管)の内周部には、前記小容量溶湯の凝固物の厚さの2
0%程度の厚さに引け巣発生部分が生じるので、その厚
さは、注湯が従来のように一回で済まされる場合に比べ
て薄くなる。従って、最終的に得られる鋳造品の品質低
下を抑えることができ、前記引け巣発生部分よりなる不
健全層を除去する場合における製品歩留りの低下を抑え
ることができ、もって、本発明の目的が達成されるよう
になる。
に発生する引け巣は、本発明方法によれば、上述の如く
消失するようになる。そして、前記小容量溶湯の注湯・
凝固を経て最終的に得られる凝固物(即ち、遠心力鋳造
管)の内周部には、前記小容量溶湯の凝固物の厚さの2
0%程度の厚さに引け巣発生部分が生じるので、その厚
さは、注湯が従来のように一回で済まされる場合に比べ
て薄くなる。従って、最終的に得られる鋳造品の品質低
下を抑えることができ、前記引け巣発生部分よりなる不
健全層を除去する場合における製品歩留りの低下を抑え
ることができ、もって、本発明の目的が達成されるよう
になる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、全体が同一の鉄鋼材料(例えば、炭素
鋼、高級炭素鋼、低合金鋼、耐熱鋼や耐食鋼等の高合金
鋼等の鉄鋼材料)よりなる遠心力鋳造管を製造するのに
適用される本発明方法の実施状態が順を追って模式的に
示されており、図2には、本発明方法で製造された鋳造
品の断面形状が示されており、図3には、本発明方法の
実施に使用する遠心力鋳造装置(大容量溶湯Aの凝固後
且つ低融点且つ低比重の金属溶湯Dの注入後に、小容量
溶湯Bが注入された状態)が示されている。
する。図1には、全体が同一の鉄鋼材料(例えば、炭素
鋼、高級炭素鋼、低合金鋼、耐熱鋼や耐食鋼等の高合金
鋼等の鉄鋼材料)よりなる遠心力鋳造管を製造するのに
適用される本発明方法の実施状態が順を追って模式的に
示されており、図2には、本発明方法で製造された鋳造
品の断面形状が示されており、図3には、本発明方法の
実施に使用する遠心力鋳造装置(大容量溶湯Aの凝固後
且つ低融点且つ低比重の金属溶湯Dの注入後に、小容量
溶湯Bが注入された状態)が示されている。
【0008】図3において、1は、遠心力鋳造用の鋳型
としての筒状金枠1であり、その筒状金枠1は、駆動装
置(図外)によって回転駆動される支持ローラー2,3
に係合凹部1a,1bが係止されつつ担持され、その支
持ローラー2,3の回転に従動して回転するようになっ
ている。前記筒状金枠1の一端開口部には、前記筒状金
枠1内へ先に注入される大容量溶湯Aを注入するための
第一注湯部4が、先端を前記筒状金枠1内に臨ませた状
態に設けられている。また、前記筒状金枠1の他端開口
部には、前記筒状金枠1内へ後で注入される小容量溶湯
Bを注入するための第二注湯部5が、先端を前記筒状金
枠1内に臨ませた状態に設けられている。
としての筒状金枠1であり、その筒状金枠1は、駆動装
置(図外)によって回転駆動される支持ローラー2,3
に係合凹部1a,1bが係止されつつ担持され、その支
持ローラー2,3の回転に従動して回転するようになっ
ている。前記筒状金枠1の一端開口部には、前記筒状金
枠1内へ先に注入される大容量溶湯Aを注入するための
第一注湯部4が、先端を前記筒状金枠1内に臨ませた状
態に設けられている。また、前記筒状金枠1の他端開口
部には、前記筒状金枠1内へ後で注入される小容量溶湯
Bを注入するための第二注湯部5が、先端を前記筒状金
枠1内に臨ませた状態に設けられている。
【0009】かかる構成の遠心力鋳造装置を用いて本発
明方法を実施し、例えば、肉厚:50mmの遠心力鋳造
管を製造する場合について説明する。
明方法を実施し、例えば、肉厚:50mmの遠心力鋳造
管を製造する場合について説明する。
【0010】本発明方法の実施に際し、前記遠心力鋳造
管を形成するための溶湯を、前記第一注湯部4から注入
される大容量溶湯Aと、前記第二注湯部5から注入され
る小容量溶湯Bとに分けておく。それら両溶湯A,Bの
量は、例えば、前記大容量溶湯Aが肉厚:40mmの筒
状体を鋳造する量となるように、且つ、前記小容量溶湯
Bが肉厚:10mmの筒状体を鋳造する量となるように
夫々設定しておく。
管を形成するための溶湯を、前記第一注湯部4から注入
される大容量溶湯Aと、前記第二注湯部5から注入され
る小容量溶湯Bとに分けておく。それら両溶湯A,Bの
量は、例えば、前記大容量溶湯Aが肉厚:40mmの筒
状体を鋳造する量となるように、且つ、前記小容量溶湯
Bが肉厚:10mmの筒状体を鋳造する量となるように
夫々設定しておく。
【0011】先ず、前記鋳型1を前記駆動装置の駆動力
によって回転させ、その鋳型1内へ前記大容量溶湯A
を、図1(イ)に示す如く注入し、その溶湯Aを、外径
側から内径側へと凝固進行させる。前記大容量溶湯Aが
その内周部まで凝固進行してその凝固物6が形成された
直後(図1(ロ)参照)に、前記両溶湯A,Bの材料と
しての鉄鋼材料よりも低融点且つ低比重の金属、例え
ば、アルミニウム若しくはその合金(シルミン等)の溶
湯Dを、前記鋳型1内へ、図1(ハ)に示す如く前記凝
固物6の内周面に行き渡るように注入する。然る後、前
記小容量溶湯Bを前記鋳型1内へ注入し、その溶湯B
(図1(ニ)参照)を外径側から内径側へと凝固進行さ
せて、本発明に係る遠心力鋳造を完了させる。
によって回転させ、その鋳型1内へ前記大容量溶湯A
を、図1(イ)に示す如く注入し、その溶湯Aを、外径
側から内径側へと凝固進行させる。前記大容量溶湯Aが
その内周部まで凝固進行してその凝固物6が形成された
直後(図1(ロ)参照)に、前記両溶湯A,Bの材料と
しての鉄鋼材料よりも低融点且つ低比重の金属、例え
ば、アルミニウム若しくはその合金(シルミン等)の溶
湯Dを、前記鋳型1内へ、図1(ハ)に示す如く前記凝
固物6の内周面に行き渡るように注入する。然る後、前
記小容量溶湯Bを前記鋳型1内へ注入し、その溶湯B
(図1(ニ)参照)を外径側から内径側へと凝固進行さ
せて、本発明に係る遠心力鋳造を完了させる。
【0012】かかる本発明方法によれば、前記大容量溶
湯Aの凝固過程でその内周部にも引け巣Hが発生する
(その発生部分の厚さは、大容量溶湯Aの凝固物6の厚
さの20%程度、即ち、8mm程度)が、その引け巣発
生部分には、前記大容量溶湯Aの内周部の凝固直後に注
入される前記金属Dの溶湯が浸入して一旦凝固し、その
浸入によって、前記引け巣発生部分が前記金属Dにて充
填される。然る後、前記小容量溶湯Bが鋳型1内へ注入
されるが、前記引け巣発生部分に充填された金属Dは上
述の如く低融点且つ低比重であるので、その金属Dは、
前記小容量溶湯Bによって容易に再溶融し且つ容易に内
周側へ浮き上がるようになる。一方、その金属Dと置換
するように前記引け巣発生部分内へ引き込まれる小容量
溶湯Bは、前記引け巣発生部分内を埋めるようになり、
前記引け巣Hは消失する。そして、前記小容量溶湯Bの
注湯・凝固を経て得られる凝固物の内周部には、前記小
容量溶湯Bの凝固物の厚さの20%程度の厚さd2(そ
の厚さd2は、小容量溶湯Bの凝固物の厚さの20%程
度、即ち、2mm程度)の引け巣発生部分が生じるが、
その厚さd2は、注湯が従来のように一回で済まされる
場合(その場合の引け巣発生部分の厚さd1は、全凝固
物の厚さが50mmであるので、その約20%の10m
m程度)に比べてはるかに薄くなる。
湯Aの凝固過程でその内周部にも引け巣Hが発生する
(その発生部分の厚さは、大容量溶湯Aの凝固物6の厚
さの20%程度、即ち、8mm程度)が、その引け巣発
生部分には、前記大容量溶湯Aの内周部の凝固直後に注
入される前記金属Dの溶湯が浸入して一旦凝固し、その
浸入によって、前記引け巣発生部分が前記金属Dにて充
填される。然る後、前記小容量溶湯Bが鋳型1内へ注入
されるが、前記引け巣発生部分に充填された金属Dは上
述の如く低融点且つ低比重であるので、その金属Dは、
前記小容量溶湯Bによって容易に再溶融し且つ容易に内
周側へ浮き上がるようになる。一方、その金属Dと置換
するように前記引け巣発生部分内へ引き込まれる小容量
溶湯Bは、前記引け巣発生部分内を埋めるようになり、
前記引け巣Hは消失する。そして、前記小容量溶湯Bの
注湯・凝固を経て得られる凝固物の内周部には、前記小
容量溶湯Bの凝固物の厚さの20%程度の厚さd2(そ
の厚さd2は、小容量溶湯Bの凝固物の厚さの20%程
度、即ち、2mm程度)の引け巣発生部分が生じるが、
その厚さd2は、注湯が従来のように一回で済まされる
場合(その場合の引け巣発生部分の厚さd1は、全凝固
物の厚さが50mmであるので、その約20%の10m
m程度)に比べてはるかに薄くなる。
【0013】次に、別実施例について説明する。上述の
実施例においては、前記小容量溶湯Bの材料としての金
属が、炭素鋼、高級炭素鋼、低合金鋼、耐熱鋼や耐食鋼
等の高合金鋼等、各種の鉄鋼材料であるので、その鉄鋼
材料よりも低比重の工業用金属材料としては、アルミニ
ウム、マグネシウム、チタン、ベリリウム等の軽金属が
考えられるが、チタン及びベリリウム等の軽金属は融点
が鉄鋼材料に近いので不適当であり、それらを除いたア
ルミニウム、マグネシウム、又は、それらの合金を、前
記低融点且つ低比重の金属Dとして採用することができ
る。そこで、上述の実施例は、前記低融点且つ低比重の
金属Dとして、アルミニウム若しくはその合金(例え
ば、シルミン)を採用したものであったが、その金属D
として、マグネシウム若しくはその合金(例えば、エレ
クトロン合金)を採用する実施例も考えられる。
実施例においては、前記小容量溶湯Bの材料としての金
属が、炭素鋼、高級炭素鋼、低合金鋼、耐熱鋼や耐食鋼
等の高合金鋼等、各種の鉄鋼材料であるので、その鉄鋼
材料よりも低比重の工業用金属材料としては、アルミニ
ウム、マグネシウム、チタン、ベリリウム等の軽金属が
考えられるが、チタン及びベリリウム等の軽金属は融点
が鉄鋼材料に近いので不適当であり、それらを除いたア
ルミニウム、マグネシウム、又は、それらの合金を、前
記低融点且つ低比重の金属Dとして採用することができ
る。そこで、上述の実施例は、前記低融点且つ低比重の
金属Dとして、アルミニウム若しくはその合金(例え
ば、シルミン)を採用したものであったが、その金属D
として、マグネシウム若しくはその合金(例えば、エレ
クトロン合金)を採用する実施例も考えられる。
【0014】上述の実施例は、全体が同一金属材料より
なる遠心力鋳造管を製造する場合に本発明方法を適用し
たものであったが、本発明方法を、内層が薄肉の二層管
を製造する場合に適用するものも考えられる。この場
合、鋳型内への注湯が元々、外層形成用溶湯(前記大容
量溶湯Aに相当)の注入と内層形成用溶湯(前記小容量
溶湯Bに相当)の注入との二回に分けられているが、そ
れら二回の注湯の中間過程で前記低融点且つ低比重の金
属の溶湯を上述の如く注入することにより、内層が薄肉
の二層管が、内周部での引け巣発生が少ない状態で得ら
れるようになる。更に、前記中間過程で注入される前記
低融点且つ低比重の金属の溶湯は、従来の内層と外層と
の間に介在させるフラックスの機能も果たすようにな
る。また、内層が厚肉の二層管を製造する場合において
は、その厚肉内層を形成する溶湯について、二回に分け
た注湯(前記大容量溶湯Aに相当する溶湯の注入と前記
小容量溶湯Bに相当する溶湯の注入との二回の注湯)を
行うことにより、本発明方法の技術思想の適用を図るこ
とが考えられる。
なる遠心力鋳造管を製造する場合に本発明方法を適用し
たものであったが、本発明方法を、内層が薄肉の二層管
を製造する場合に適用するものも考えられる。この場
合、鋳型内への注湯が元々、外層形成用溶湯(前記大容
量溶湯Aに相当)の注入と内層形成用溶湯(前記小容量
溶湯Bに相当)の注入との二回に分けられているが、そ
れら二回の注湯の中間過程で前記低融点且つ低比重の金
属の溶湯を上述の如く注入することにより、内層が薄肉
の二層管が、内周部での引け巣発生が少ない状態で得ら
れるようになる。更に、前記中間過程で注入される前記
低融点且つ低比重の金属の溶湯は、従来の内層と外層と
の間に介在させるフラックスの機能も果たすようにな
る。また、内層が厚肉の二層管を製造する場合において
は、その厚肉内層を形成する溶湯について、二回に分け
た注湯(前記大容量溶湯Aに相当する溶湯の注入と前記
小容量溶湯Bに相当する溶湯の注入との二回の注湯)を
行うことにより、本発明方法の技術思想の適用を図るこ
とが考えられる。
【0015】本発明方法の実施に使用する遠心力鋳造装
置の鋳型は、上述の実施例においては筒状金枠であった
が、その鋳型は砂型であってもよい。また、本発明方法
において、大容量溶湯Aと小容量溶湯Bとを同じ側から
注入してもよい。
置の鋳型は、上述の実施例においては筒状金枠であった
が、その鋳型は砂型であってもよい。また、本発明方法
において、大容量溶湯Aと小容量溶湯Bとを同じ側から
注入してもよい。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施状態を順を追って示す模式的
説明図
説明図
【図2】本発明方法で製造された鋳造品の断面図
【図3】本発明方法の実施に使用する装置を示す断面図
【図4】従来方法で製造された鋳造品の断面図
【符号の説明】 1 鋳型 6 大容量溶湯の凝固物 A 大容量溶湯 B 小容量溶湯 D 低融点且つ低比重の溶湯
Claims (1)
- 【請求項1】 遠心力鋳造のために回転駆動される鋳型
(1)内へ注入される金属溶湯を、前記鋳型(1)内へ
先に注入される大容量溶湯(A)と、前記鋳型(1)内
へ後で注入される小容量溶湯(B)とに分け、 前記大容量溶湯(A)を前記鋳型(1)内へ注入し、そ
の溶湯内周部が遠心力鋳造によって凝固した直後に、前
記小容量溶湯(B)の材料としての金属よりも低融点且
つ低比重の金属の溶湯(D)を、前記鋳型(1)内へ、
前記大容量溶湯の凝固物(6)の内周面に行き渡るよう
に注入した後、前記小容量溶湯(B)を前記鋳型(1)
内へ注入して遠心力鋳造を行う遠心力鋳造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16561992A JPH06613A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 遠心力鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16561992A JPH06613A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 遠心力鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06613A true JPH06613A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15815808
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16561992A Pending JPH06613A (ja) | 1992-06-24 | 1992-06-24 | 遠心力鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06613A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013189495A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Kurabo Ind Ltd | プラスチックフィルムおよびその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-24 JP JP16561992A patent/JPH06613A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013189495A (ja) * | 2012-03-12 | 2013-09-26 | Kurabo Ind Ltd | プラスチックフィルムおよびその製造方法 |
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