JPH0661659B2 - ワイヤカツト放電加工装置 - Google Patents
ワイヤカツト放電加工装置Info
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- JPH0661659B2 JPH0661659B2 JP59231184A JP23118484A JPH0661659B2 JP H0661659 B2 JPH0661659 B2 JP H0661659B2 JP 59231184 A JP59231184 A JP 59231184A JP 23118484 A JP23118484 A JP 23118484A JP H0661659 B2 JPH0661659 B2 JP H0661659B2
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- Japan
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- electrode
- state
- wire
- wire electrode
- discharge
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- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/04—Apparatus for supplying current to working gap; Electric circuits specially adapted therefor
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- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイヤ電極を用いて被加工物の切削を電気
的に行う加工装置に関するものである。
的に行う加工装置に関するものである。
電気的エネルギによつて被加工物を加工することは従来
広く行われており、周知であるが、最近の技術として注
目をあびている加工装置にワイヤ状の電極を用いて、あ
たかも「糸のこ」のように被加工物を電気的エネルギで
加工するいわゆるワイヤカツト放電加工装置がある。
広く行われており、周知であるが、最近の技術として注
目をあびている加工装置にワイヤ状の電極を用いて、あ
たかも「糸のこ」のように被加工物を電気的エネルギで
加工するいわゆるワイヤカツト放電加工装置がある。
第7図は、上記ワイヤカツト放電加工装置を示す構成図
である。1は被加工物で、予じめドリルなどで明けられ
た初孔1aにワイヤ電極2を通し、この孔壁とワイヤ電
極2との間に絶縁性の液3を介在させている。
である。1は被加工物で、予じめドリルなどで明けられ
た初孔1aにワイヤ電極2を通し、この孔壁とワイヤ電
極2との間に絶縁性の液3を介在させている。
上記絶縁性の液3を以下加工液と記述する。加工液は、
タンク4からポンプ5で、被加工物1とワイヤ電極2の
間隙にノズル6により噴射される。
タンク4からポンプ5で、被加工物1とワイヤ電極2の
間隙にノズル6により噴射される。
被加工物1とワイヤ電極2との間の相対運動は、被加工
物1を載せているテーブル11の移動により行われる。
テーブル11は、Y軸駆動モータ13とX軸モータ12に
より駆動される。以上の構成により、被加工物1と電極
2の相対運動は前述のX,Y軸平面内に於て2次元平面
の運動となる。
物1を載せているテーブル11の移動により行われる。
テーブル11は、Y軸駆動モータ13とX軸モータ12に
より駆動される。以上の構成により、被加工物1と電極
2の相対運動は前述のX,Y軸平面内に於て2次元平面
の運動となる。
ワイヤ電極2は、ワイヤ供給リール7により供給され、
下部ワイヤガイド8A、被加工物1中を通過して上部ガ
イド8Bに達し、電気エネルギ給電部9を介して、ワイ
ヤ巻取り兼テンシヨンローラ10により巻取られる。
下部ワイヤガイド8A、被加工物1中を通過して上部ガ
イド8Bに達し、電気エネルギ給電部9を介して、ワイ
ヤ巻取り兼テンシヨンローラ10により巻取られる。
上記X,Y軸の駆動モータ12,13の駆動及び制御を
行う制御装置14は、数値制御装置(NC制御装置)や
倣い装置あるいは、電算機を用いた制御装置が用いられ
ている。
行う制御装置14は、数値制御装置(NC制御装置)や
倣い装置あるいは、電算機を用いた制御装置が用いられ
ている。
電気エネルギを供給する加工電源15は、例えば、直流
電源15a,スイツチング素子15b,電流制限抵抗1
5c,及び前記スイツチング素子15bを制御する制御
回路15dによつて構成されている。
電源15a,スイツチング素子15b,電流制限抵抗1
5c,及び前記スイツチング素子15bを制御する制御
回路15dによつて構成されている。
次に従来装置の動作について説明する。加工電源15か
らは高周波パルス電圧が被加工物1とワイヤ電極2間に
印加され、1つのパルスによる放電爆発により被加工物
1の一部を溶融飛散させる。この場合、極間は高温によ
つてガス化及びイオン化しているため、次のパルス電圧
を印加するまでには一定の休止時間を必要とし、この休
止時間が短か過ぎると極間が充分に絶縁回復しないうち
に、再び同二場所に放電が集中してワイヤ電極2の溶断
を発生させる。
らは高周波パルス電圧が被加工物1とワイヤ電極2間に
印加され、1つのパルスによる放電爆発により被加工物
1の一部を溶融飛散させる。この場合、極間は高温によ
つてガス化及びイオン化しているため、次のパルス電圧
を印加するまでには一定の休止時間を必要とし、この休
止時間が短か過ぎると極間が充分に絶縁回復しないうち
に、再び同二場所に放電が集中してワイヤ電極2の溶断
を発生させる。
従つて、通常の加工電源では被加工物の種類、板厚等に
依り加工電源15の休止時間等の電気条件をワイヤ切れ
を生じさせない程度の充分余裕を持つた条件で加工する
のが普通である。従つて、加工速度は理論的限界値より
相当低くならざるを得ない。更にワイヤ電極2が均一で
なく太さが変化する場合、もしくはワイヤ電極の一部に
突起やキズ等があり放電が集中した場合にはワイヤ電極
2の溶断は避けられない。
依り加工電源15の休止時間等の電気条件をワイヤ切れ
を生じさせない程度の充分余裕を持つた条件で加工する
のが普通である。従つて、加工速度は理論的限界値より
相当低くならざるを得ない。更にワイヤ電極2が均一で
なく太さが変化する場合、もしくはワイヤ電極の一部に
突起やキズ等があり放電が集中した場合にはワイヤ電極
2の溶断は避けられない。
以上のように従来のワイヤカツト放電加工装置では、ワ
イヤ電極2の断線を引き起さないようにするため、加工
電源15の出力エネルギーを少くする等、仮に放電の集
中がワイヤ電極2の一点に集中しても断線しないように
していたため、加工速度が著しく低いという問題点があ
つた。
イヤ電極2の断線を引き起さないようにするため、加工
電源15の出力エネルギーを少くする等、仮に放電の集
中がワイヤ電極2の一点に集中しても断線しないように
していたため、加工速度が著しく低いという問題点があ
つた。
そこで、従来は極間から各種信号成分を取り出して極間
状態を検出するこころみも行われている。しかし、ワイ
ヤ電極2は弦振動(ワイヤガイド間の定在波振動)によ
り被加工物内で振動し、加工中に極間開放→放電→短絡
→放電→開放の状態を数KHzの周波数で繰り返すため、
これが外乱となつて正確な極間状態の検出がきわめて困
難であるという問題点があつた。
状態を検出するこころみも行われている。しかし、ワイ
ヤ電極2は弦振動(ワイヤガイド間の定在波振動)によ
り被加工物内で振動し、加工中に極間開放→放電→短絡
→放電→開放の状態を数KHzの周波数で繰り返すため、
これが外乱となつて正確な極間状態の検出がきわめて困
難であるという問題点があつた。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
であり、正確な極間状態の検出ができ、該検出結果を利
用してワイヤ電極の断線事故の発生を確実に防止するこ
とのできるワイヤカツト放電加工装置を得ることを目的
とする。
であり、正確な極間状態の検出ができ、該検出結果を利
用してワイヤ電極の断線事故の発生を確実に防止するこ
とのできるワイヤカツト放電加工装置を得ることを目的
とする。
この発明にかかるワイヤカツト放電加工装置は、ワイヤ
電極と被加工物との対向する極間間隙における該ワイヤ
電極の弦振動に起因する極間開放状態及び短絡状態以外
の放電時のみについて、つまり、ワイヤ電極の弦振動に
おける放電発生のある時間のみ周期的にサンプリングし
て、上記極間間隙で放電した際の電圧印加後の時間の分
布状態を検知する検知手段と、この検知手段により検知
される電圧印加から放電発生までの時間の分布状態を予
め設定した極間間隙状態の良否を示す分布状態と比較
し、極間状態を判断して信号を出力する極間状態判別手
段と、この極間状態判別手段の出力に基づいて上記ワイ
ヤ電極の送り速度を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
電極と被加工物との対向する極間間隙における該ワイヤ
電極の弦振動に起因する極間開放状態及び短絡状態以外
の放電時のみについて、つまり、ワイヤ電極の弦振動に
おける放電発生のある時間のみ周期的にサンプリングし
て、上記極間間隙で放電した際の電圧印加後の時間の分
布状態を検知する検知手段と、この検知手段により検知
される電圧印加から放電発生までの時間の分布状態を予
め設定した極間間隙状態の良否を示す分布状態と比較
し、極間状態を判断して信号を出力する極間状態判別手
段と、この極間状態判別手段の出力に基づいて上記ワイ
ヤ電極の送り速度を制御する制御手段とを備えたもので
ある。
この発明においては、極間に電圧印加後、放電発生に至
るまでの時間分布状態をワイヤ電極の弦振動の影響を排
除して検知手段で検知し、この検知された時間分布状態
と予め設定した極間間隙の良否を示す分布状態とを極間
状態判別手段で比較し、制御手段は極間→状態判別手段
から異常判別信号を受けたときは、ワイヤ電極の送り速
度を早くして放電点の分散とワイヤ電極単位長さ当りの
電極消耗を減少させて断線しないように制御する。
るまでの時間分布状態をワイヤ電極の弦振動の影響を排
除して検知手段で検知し、この検知された時間分布状態
と予め設定した極間間隙の良否を示す分布状態とを極間
状態判別手段で比較し、制御手段は極間→状態判別手段
から異常判別信号を受けたときは、ワイヤ電極の送り速
度を早くして放電点の分散とワイヤ電極単位長さ当りの
電極消耗を減少させて断線しないように制御する。
以下、図面に基づいてこの発明の好適な実施例を説明す
る。第1図はこの発明における極間状態の検出原理を説
明するための極間の放電々圧波形と、その各放電圧波形
における電圧印加後放電開始までの無放電時間の分布状
態を示すもので、実験により得られた結果である。
る。第1図はこの発明における極間状態の検出原理を説
明するための極間の放電々圧波形と、その各放電圧波形
における電圧印加後放電開始までの無放電時間の分布状
態を示すもので、実験により得られた結果である。
尚、放電開始点は、電圧の立下りの時点を検出している
ため、パルスのオン→オフ時も信号が出る。この分布状
態と極間状態との関係から以下のことが判明している。
ため、パルスのオン→オフ時も信号が出る。この分布状
態と極間状態との関係から以下のことが判明している。
(A) 極間開放状態(電極、被加工物間が完全に離れて
おり加工していない状態)を除いては、電圧印加後2μ
秒以内に放電の開始する率が高い。
おり加工していない状態)を除いては、電圧印加後2μ
秒以内に放電の開始する率が高い。
(B) ワイヤ電極の断線直前状態の時には、上記2μ秒
以内に放電を開始する比率が70%を越す。
以内に放電を開始する比率が70%を越す。
(C) 正常放電時は、電圧印加後2μ秒までの分布が3
0%程度あり、その後はなだらかに減少する分布とな
る。
0%程度あり、その後はなだらかに減少する分布とな
る。
(D) きわめて極間間隙を狭くした時、上記(B)のワイヤ
断線の断線直前状態に似てくるが、それでも2〜10μ
秒の間における分布は10%以上存在する。
断線の断線直前状態に似てくるが、それでも2〜10μ
秒の間における分布は10%以上存在する。
(E) 極間間隙が開くように極間サーボを行うと、10
〜20%は2μ秒以内で放電し、それ以後なだらかに減
少する。
〜20%は2μ秒以内で放電し、それ以後なだらかに減
少する。
(F) 短絡時は放電が生じない。
なお、上記(A)〜(E)は第1図の(A)〜(E)に対応する。
以上の結果より次のような状態であれば、極間間隙状態
は異常ではない、つまり、正常状態であるという判断が
できる。
は異常ではない、つまり、正常状態であるという判断が
できる。
ワイヤ電極の弦振動による極間開放→放電→短絡→放電
→開放の周期中放電時のみについてサンプリングし、該
放電中における電圧印加後放電発生までの無負荷電圧印
加時間の分布状態において、 (1) 2〜10μ秒に放電開始するパルスが10%以上
存在する。
→開放の周期中放電時のみについてサンプリングし、該
放電中における電圧印加後放電発生までの無負荷電圧印
加時間の分布状態において、 (1) 2〜10μ秒に放電開始するパルスが10%以上
存在する。
(2) 2μ秒以内に放電するパルスの比率が50%を越
さない。
さない。
(3) τPでも放電しない比率が50%を越さない。
第2図は、この実施例を含む概要図であつて、極間間隙
に電圧を印加し、放電電流を流すスイツチングトランジ
スタ15bは、スイツチングアンプ16により駆動され
る。このスイツチングアンプ16に入力されるパルス休
止信号はパルス休止発生回路17によつて作られる。こ
のパルス休止発生回路17の基本クロツクパルスはクロ
ツクパルス発生器18によつて発生される。クロツクパ
ルスの周波数は極間印加電圧の放電までの時間のサンプ
リングにも使用するため1MHz以上の周波数を必要とす
る。
に電圧を印加し、放電電流を流すスイツチングトランジ
スタ15bは、スイツチングアンプ16により駆動され
る。このスイツチングアンプ16に入力されるパルス休
止信号はパルス休止発生回路17によつて作られる。こ
のパルス休止発生回路17の基本クロツクパルスはクロ
ツクパルス発生器18によつて発生される。クロツクパ
ルスの周波数は極間印加電圧の放電までの時間のサンプ
リングにも使用するため1MHz以上の周波数を必要とす
る。
第2図中、19は極間電圧の立下りを検出する回路で、
抵抗r1,r2によつて分圧され、コンパレータ19a
で基準電圧Vrより下つた時点の信号を、抵抗r3,コ
ンデンサC1で構成される立下り微分回路によつて信号
S2として取り出している。
抵抗r1,r2によつて分圧され、コンパレータ19a
で基準電圧Vrより下つた時点の信号を、抵抗r3,コ
ンデンサC1で構成される立下り微分回路によつて信号
S2として取り出している。
前記ワイヤ電極の弦振動による極間開放時と短絡時は、
極間電圧の立上りも立下りもないから、上記微分回路に
より弦振動による外乱要素を取り除くことができる。
極間電圧の立上りも立下りもないから、上記微分回路に
より弦振動による外乱要素を取り除くことができる。
間隙状態判別回路20はクロツクパルス発生器18から
クロツクパルスCLK、パルス休止発生回路17から信
号S1、微分回路から信号S2を受けて、極間の放電状
態を判断するもので、その回路構成およびその動作を以
下、第3図と第4図を用いて説明する。電圧が極間間隙
に印加されリングカウンタ21が動作し、ORゲート2
21〜22nは、各時間毎にゲート開の状態となる。例
えば、ORゲート221は0〜5μ秒の間出力は“1”
となつている。この間に放電が発生して電圧立下り信号
S2が入力されると、ANDゲート231〜23nを介し
てカウンタ241〜24nに所定時間における区間毎の
放電分布に沿つたパルス数が計数される。所定時間とし
ては、極間間隙状態変化の速度から鑑み、10〜30m
秒が、実験結果からも適切と考えられている。これらカ
ウンタ241〜24nの内容は、デイジタルコンパレー
タ251〜25nによつて判別され、所定時間において
何個以上あるいは以下のパルスがどのような無負荷電圧
印加時間の分布で放電したかが明らかとなる。
クロツクパルスCLK、パルス休止発生回路17から信
号S1、微分回路から信号S2を受けて、極間の放電状
態を判断するもので、その回路構成およびその動作を以
下、第3図と第4図を用いて説明する。電圧が極間間隙
に印加されリングカウンタ21が動作し、ORゲート2
21〜22nは、各時間毎にゲート開の状態となる。例
えば、ORゲート221は0〜5μ秒の間出力は“1”
となつている。この間に放電が発生して電圧立下り信号
S2が入力されると、ANDゲート231〜23nを介し
てカウンタ241〜24nに所定時間における区間毎の
放電分布に沿つたパルス数が計数される。所定時間とし
ては、極間間隙状態変化の速度から鑑み、10〜30m
秒が、実験結果からも適切と考えられている。これらカ
ウンタ241〜24nの内容は、デイジタルコンパレー
タ251〜25nによつて判別され、所定時間において
何個以上あるいは以下のパルスがどのような無負荷電圧
印加時間の分布で放電したかが明らかとなる。
前述のように、分布状況は異常と判別される分布と、正
常とされる分布に分類され、異常と判断された場合にこ
れをカウンタ26で更に計数する。
常とされる分布に分類され、異常と判断された場合にこ
れをカウンタ26で更に計数する。
また正常と判断される分布の場合には、カウンタ26を
リセツトするので、このカウンタ26は、異常状態と判
断される時、すなわち電圧印加後2μ秒以内に放電して
いる率が50%以上あるいは20μ秒時点でも尚放電し
ない率が50%以上の時はカウンタ内容が増加し、2〜
10μ秒で放電するパルスが10%以上存在する時には
ただちにカウンタ26がリセツトされる。よつて正常で
あれば零、異常であればカウンタ内容増加という状態を
くりかえすので、このカウンタ内容をデイジタルアナロ
グ変換器27を用いて、アナログ電圧V0を観察するこ
とによつても極間間隙状態の良否を判別できる。すなわ
ちアナログ電圧V0が大であれば異常放電に近ずいてい
ることとなり、例えば被加工粉の滞留によつて極間間隙
にスラツジがたまつている等のワイヤ電極の断線直前状
態の不具合が容易に検出できる。
リセツトするので、このカウンタ26は、異常状態と判
断される時、すなわち電圧印加後2μ秒以内に放電して
いる率が50%以上あるいは20μ秒時点でも尚放電し
ない率が50%以上の時はカウンタ内容が増加し、2〜
10μ秒で放電するパルスが10%以上存在する時には
ただちにカウンタ26がリセツトされる。よつて正常で
あれば零、異常であればカウンタ内容増加という状態を
くりかえすので、このカウンタ内容をデイジタルアナロ
グ変換器27を用いて、アナログ電圧V0を観察するこ
とによつても極間間隙状態の良否を判別できる。すなわ
ちアナログ電圧V0が大であれば異常放電に近ずいてい
ることとなり、例えば被加工粉の滞留によつて極間間隙
にスラツジがたまつている等のワイヤ電極の断線直前状
態の不具合が容易に検出できる。
しかしごく短時間であれば極間間隙状態は絶えず変化し
ており、短時間アナログ電圧V0があつても必ずしも極
間間隙状態が悪いとは判断できない。そこで、デイジタ
ルアナログ変換器27の出力V0の所定値以上の存在が
ある時間続いたことを検出して、極間間隙状態の良否を
判断する必要がある。
ており、短時間アナログ電圧V0があつても必ずしも極
間間隙状態が悪いとは判断できない。そこで、デイジタ
ルアナログ変換器27の出力V0の所定値以上の存在が
ある時間続いたことを検出して、極間間隙状態の良否を
判断する必要がある。
第5図における電圧比較器28はデイジタルアナログ変
換器27の出力V0が所定値V11よりも大か小かを判別
している。V0>V11になると、電圧比較器28の出力
は負となり、ベース抵抗29を介してスイツチング用トラ
ンジスタ30をオフ状態にする。このため、時間計測用
コンデンサ31は抵抗32を介して充電される。このコン
デンサ31の両端電圧Vは次式のようにあらわされる。
換器27の出力V0が所定値V11よりも大か小かを判別
している。V0>V11になると、電圧比較器28の出力
は負となり、ベース抵抗29を介してスイツチング用トラ
ンジスタ30をオフ状態にする。このため、時間計測用
コンデンサ31は抵抗32を介して充電される。このコン
デンサ31の両端電圧Vは次式のようにあらわされる。
ただしrは抵抗32の抵抗値 cはコンデンサ31の容量 tは時間 このコンデンサ31の両端電圧V31は基準電圧Vと電圧
比較器33で比較される。V31<V21の期間は電圧比較
器33の出力が負にならないため、発光ダイオード34
は点灯しない。そしてV0>V11の状態が所定時間継続し
てV31>V21になると、電圧比較器33の出力が負とな
り、発光ダイオード34を抵抗35を介して点灯させて
極間間隙状態の異常発生を表示するものである。
比較器33で比較される。V31<V21の期間は電圧比較
器33の出力が負にならないため、発光ダイオード34
は点灯しない。そしてV0>V11の状態が所定時間継続し
てV31>V21になると、電圧比較器33の出力が負とな
り、発光ダイオード34を抵抗35を介して点灯させて
極間間隙状態の異常発生を表示するものである。
スイツチ36は、時間の関数だけで極間間隙状態を判断
するか、デイジタルアナログ変換器27の出力V0の大
きさと時間の積の関数として判断するかを切換えるため
のスイツチである。すなわち単に時間だけの検出では極
間間隙状態の異常判別の困難な加工の場合には、スイツ
チ36を図示例のように接点36a側に投入すると、デ
イジタルアナログ変換器27の出力V0と時間の積の関
数として、極間間隙状態の異常発生をすみやかに知るこ
とができる。上記の出力V0が大であればコンデンサ3
1の充電電流が増え、ただちにコンデンサ31の両端電
圧Vが基準電圧V21に達するからである。
するか、デイジタルアナログ変換器27の出力V0の大
きさと時間の積の関数として判断するかを切換えるため
のスイツチである。すなわち単に時間だけの検出では極
間間隙状態の異常判別の困難な加工の場合には、スイツ
チ36を図示例のように接点36a側に投入すると、デ
イジタルアナログ変換器27の出力V0と時間の積の関
数として、極間間隙状態の異常発生をすみやかに知るこ
とができる。上記の出力V0が大であればコンデンサ3
1の充電電流が増え、ただちにコンデンサ31の両端電
圧Vが基準電圧V21に達するからである。
また、上記の出力V0を直接電圧計で観測することによ
り、極間間隙状態のモニターとして使用できることは明
らかである。
り、極間間隙状態のモニターとして使用できることは明
らかである。
以下、上記極間状態判別手段20からの出力に基づいて
ワイヤ電極の送り速度を変化させる制御手段37を第6
図を用いて説明する。供給リール7より送り出されたワ
イヤ電極2はワイヤ張力発生のテンシヨンモータ10
0,テンシヨンリール101,補助リール102によつ
て所定テンシヨンを加えられ、加工間隙を通つて引つぱ
りキヤプスタン103,キヤプスタンローラ104,キ
ヤプスタンモータ105により引き出され、巻取りリー
ル10により巻き取られる。
ワイヤ電極の送り速度を変化させる制御手段37を第6
図を用いて説明する。供給リール7より送り出されたワ
イヤ電極2はワイヤ張力発生のテンシヨンモータ10
0,テンシヨンリール101,補助リール102によつ
て所定テンシヨンを加えられ、加工間隙を通つて引つぱ
りキヤプスタン103,キヤプスタンローラ104,キ
ヤプスタンモータ105により引き出され、巻取りリー
ル10により巻き取られる。
上記のように構成されたワイヤ電極送り機構において、
極間状態が悪化して放電集中やワイヤ断線の前駆状態が
検出されると、カウンタ26からの出力が制御手段37
内の増幅器106で増幅され、制御トランジスタ107
のベースにベース電圧V2として供給される。
極間状態が悪化して放電集中やワイヤ断線の前駆状態が
検出されると、カウンタ26からの出力が制御手段37
内の増幅器106で増幅され、制御トランジスタ107
のベースにベース電圧V2として供給される。
ここで、エミツタ抵抗108をRとし、キヤプスタンモ
ータ105を流れる電流をIとすると、 と表わされる。
ータ105を流れる電流をIとすると、 と表わされる。
なお、Vsはカウンタ26によるモータ制御電圧であ
り、制御トランジスタ107のベース・エミツタ電圧V
BEは、約0.6Vと微弱で且つ一定であり、ほぼ無視でき
る。モータの電流は上記ベース電圧Vsにより制御され
るが、このベース電圧Vsはカウンタ26の出力に基づ
いて高電圧となり、モータ電流を増加してワイヤ電極2
の送り速度を速くする。ワイヤ電極の高速走行により放
電点は、強制的に移動して分散し、放電集中がなくなる
とともに、ワイヤ単位長あたりの電極消耗量を減少させ
てワイヤ電極の切れを防止する。
り、制御トランジスタ107のベース・エミツタ電圧V
BEは、約0.6Vと微弱で且つ一定であり、ほぼ無視でき
る。モータの電流は上記ベース電圧Vsにより制御され
るが、このベース電圧Vsはカウンタ26の出力に基づ
いて高電圧となり、モータ電流を増加してワイヤ電極2
の送り速度を速くする。ワイヤ電極の高速走行により放
電点は、強制的に移動して分散し、放電集中がなくなる
とともに、ワイヤ単位長あたりの電極消耗量を減少させ
てワイヤ電極の切れを防止する。
ワイヤ電極2の送り速度は早いほどスラツジの排出作用
もよくなつて短絡も減少し加工スピードも増大するが、
ワイヤ電極の消費量が増加して経済的ではない。極間状
態が悪化した時、早く送り、極間状態が良好であれば、
ゆつくり送るように制御する。また、無加工状態の時、
従来装置ではワイヤ電極送りがされて不経済であつた
が、上記のように制御することにより、ワイヤ電極はゆ
つくり送られるために経済的である。
もよくなつて短絡も減少し加工スピードも増大するが、
ワイヤ電極の消費量が増加して経済的ではない。極間状
態が悪化した時、早く送り、極間状態が良好であれば、
ゆつくり送るように制御する。また、無加工状態の時、
従来装置ではワイヤ電極送りがされて不経済であつた
が、上記のように制御することにより、ワイヤ電極はゆ
つくり送られるために経済的である。
以上のように、この発明によれば、被加工物とワイヤ電
極間に電圧印加後、放電発生に至るまでの時間分布状態
をワイヤ電極の弦振動の影響を排除して検出し該検出結
果をもとにして正常放電と異常放電の判別を行うもので
あるから、極間状態の良否を正確に判別できる。そし
て、極間状態の異常が判別されたときは、ワイヤ電極の
送り速度を早めるように変化させるので、ワイヤ電極の
断線事故を確実に防止すると同時に該ワイヤ電極を経済
的に使用することができるという効果がある。
極間に電圧印加後、放電発生に至るまでの時間分布状態
をワイヤ電極の弦振動の影響を排除して検出し該検出結
果をもとにして正常放電と異常放電の判別を行うもので
あるから、極間状態の良否を正確に判別できる。そし
て、極間状態の異常が判別されたときは、ワイヤ電極の
送り速度を早めるように変化させるので、ワイヤ電極の
断線事故を確実に防止すると同時に該ワイヤ電極を経済
的に使用することができるという効果がある。
第1図はこの発明の原理説明図、第2図はこの発明の装
置構成の概要図、第3図は極間間隙状態判別手段の回路
構成図、第4図は第3図の回路動作を説明するためのタ
イムチヤート、第5図は極間間隙状態判別結果の表示回
路図、第6図は判別信号に従つてワイヤ電極の送り速度
を制御する制御手段の1例を示す回路図、第7図は従来
のワイヤカツト放電加工装置を示す原理図である。 1は被加工物、2はワイヤ電極、3は加工液、19は検
知手段(極間電圧の立下り検出回路)、20は極間間隙
状態判別手段、37は制御手段。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
置構成の概要図、第3図は極間間隙状態判別手段の回路
構成図、第4図は第3図の回路動作を説明するためのタ
イムチヤート、第5図は極間間隙状態判別結果の表示回
路図、第6図は判別信号に従つてワイヤ電極の送り速度
を制御する制御手段の1例を示す回路図、第7図は従来
のワイヤカツト放電加工装置を示す原理図である。 1は被加工物、2はワイヤ電極、3は加工液、19は検
知手段(極間電圧の立下り検出回路)、20は極間間隙
状態判別手段、37は制御手段。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ワイヤ電極と被加工物を絶縁性加工液を介
在させて対向させ、そのワイヤ電極と被加工物間にパル
ス電圧を印加して両者間に放電を発生させ、その放電エ
ネルギで上記被加工物を加工するワイヤカット放電加工
装置において、上記ワイヤ電極と被加工物との対向する
極間間隙における該ワイヤ電極の弦振動に起因する極間
開放状態及び短絡状態以外の放電時のみについて電圧印
加後の時間の分布状態を検知する検知手段と、この検知
手段により検知される電圧印加から放電発生までの時間
の分布状態を予め設定した極間間隙状態の良否を示す分
布状態と比較し、極間状態の正常と異常を判断する極間
状態判別手段と、この極間状態判別手段からの正常判断
出力に基づいて上記ワイヤ電極の送り速度を遅くし該極
間状態判別手段からの異常判断出力に基づいて該ワイヤ
電極の送り速度を早くする制御手段とを具備したことを
特徴とするワイヤカット放電加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59231184A JPH0661659B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | ワイヤカツト放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59231184A JPH0661659B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | ワイヤカツト放電加工装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61111836A JPS61111836A (ja) | 1986-05-29 |
| JPH0661659B2 true JPH0661659B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=16919639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59231184A Expired - Lifetime JPH0661659B2 (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | ワイヤカツト放電加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0661659B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6863554B1 (en) | 1993-11-12 | 2005-03-08 | Intel Corporation | PCMCIA compliant communications connectors |
| US7074061B1 (en) | 1993-11-12 | 2006-07-11 | Intel Corporation | Versatile communications connectors |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0775805B2 (ja) * | 1988-10-17 | 1995-08-16 | ブラザー工業株式会社 | 放電加工機 |
| JP2745675B2 (ja) * | 1989-05-12 | 1998-04-28 | ブラザー工業株式会社 | 放電加工機 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5927295B2 (ja) * | 1978-04-14 | 1984-07-04 | 三菱電機株式会社 | 放電加工装置 |
| JPS54156295A (en) * | 1978-05-30 | 1979-12-10 | Mitsubishi Electric Corp | Wire-cut electric discharge machining device |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP59231184A patent/JPH0661659B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6863554B1 (en) | 1993-11-12 | 2005-03-08 | Intel Corporation | PCMCIA compliant communications connectors |
| US7074061B1 (en) | 1993-11-12 | 2006-07-11 | Intel Corporation | Versatile communications connectors |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61111836A (ja) | 1986-05-29 |
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