JPH0662477B2 - 内部オレフィンのロジウム触媒によるヒドロホルミル化法 - Google Patents

内部オレフィンのロジウム触媒によるヒドロホルミル化法

Info

Publication number
JPH0662477B2
JPH0662477B2 JP61063818A JP6381886A JPH0662477B2 JP H0662477 B2 JPH0662477 B2 JP H0662477B2 JP 61063818 A JP61063818 A JP 61063818A JP 6381886 A JP6381886 A JP 6381886A JP H0662477 B2 JPH0662477 B2 JP H0662477B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroformylation
rhodium
reaction
ligand
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61063818A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62123143A (ja
Inventor
アレクサンダー ヤング デイヴイツド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ExxonMobil Chemical Patents Inc
Original Assignee
Exxon Chemical Patents Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exxon Chemical Patents Inc filed Critical Exxon Chemical Patents Inc
Publication of JPS62123143A publication Critical patent/JPS62123143A/ja
Publication of JPH0662477B2 publication Critical patent/JPH0662477B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J31/00Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds
    • B01J31/16Catalysts comprising hydrides, coordination complexes or organic compounds containing coordination complexes
    • B01J31/24Phosphines, i.e. phosphorus bonded to only carbon atoms, or to both carbon and hydrogen atoms, including e.g. sp2-hybridised phosphorus compounds such as phosphabenzene, phosphole or anionic phospholide ligands
    • B01J31/2404Cyclic ligands, including e.g. non-condensed polycyclic ligands, the phosphine-P atom being a ring member or a substituent on the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/49Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide
    • C07C45/50Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reaction with carbon monoxide by oxo-reactions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2231/00Catalytic reactions performed with catalysts classified in B01J31/00
    • B01J2231/30Addition reactions at carbon centres, i.e. to either C-C or C-X multiple bonds
    • B01J2231/32Addition reactions to C=C or C-C triple bonds
    • B01J2231/321Hydroformylation, metalformylation, carbonylation or hydroaminomethylation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2531/00Additional information regarding catalytic systems classified in B01J31/00
    • B01J2531/80Complexes comprising metals of Group VIII as the central metal
    • B01J2531/82Metals of the platinum group
    • B01J2531/822Rhodium

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、一般にオレフィンのロジウム触媒によるヒド
ロホルミル化に関し、特に高度立体障害トリシクロアル
キルホスフィン配位子を含む均一ロジウム触媒系を用い
る内部オレフィンの改良ヒドロホルミル化方法に関す
る。
先行技術の説明 均一ヒドロホルミル化触媒の存在下に於てホスフィンと
一酸化炭素と水素とを反応させるオレフィンのホルムア
ルデヒドへのヒドロホルミル化は広く用いられる工業的
方法である。これらの触媒は、歴史的に高圧コバルト系
からなっていた。低圧ロジウム触媒系の最近の開発がか
なりの量の特許技術および文献の主題となっており、プ
ロピレン供給原料のブチルアルデヒド生成のためのヒド
ロホルミル化のためにロジウム−トリフェニルホスフィ
ン系が広く成功裏に商業的に用いられている。
オレフィンのロジウム触媒によるヒドロホルミル化に用
いるため、多種のトリアルキルホスフィンが示唆されて
いる。米国特許第3,168,553 号は、VIIIb 族遷移金属
(Co 、Ru 、Rh 、Ir )触媒系と3価の燐原子の3
個の原子価を満足させる脂肪族基および(または)シク
ロ脂肪族基および(または)複素環式基および(また
は)芳香族基を有する3価燐化合物を含むトリ有機燐配
位子とを用い、5500−21,000kPa (またはそ
れ以上)の好ましい一酸化炭素圧および75−250℃
の温度におけるオレフィン(アルファモノオレフィン、
アルファジオレフィン、内部モノオレフィン、内部ジオ
レフィンを含む)のヒドロホルミル化に関する。
米国特許第3,239,566 号は、末端不飽和オレフィンまた
は内部不飽和オレフィンを供給原料として用い、100
−300℃および690−13,800kPa の全圧に於
て、第三有機ホスフィン(例えばトリアルキルホスフィ
ンおよびトリシクロペンチルホスフィン、トリシクロヘ
キシルホスフィンのようなトリシクロアルキルホスフィ
ン)を用いる、Rh およびRu 触媒によるヒドロホルミ
ル化に関する。
米国特許第3,511,880 号は、VIII族貴金属ビフィリック
(biphyllic) 配位子錯体を触媒として含みかつ水酸化ア
ンモニウムまたは水酸化アルカリ金属のようなアルカリ
性物質を含む一部分水性の高沸点有機反応媒質を用いる
アルファ−オレフィンおよび内部−オレフィンのヒドロ
ホルミル化を記載している。適当なビフィリック配位子
にはトリアルキルホスフィンが含まれると言われてお
り、トリシクロヘキシルホスフィンおよびフェニルジイ
ソプロピルホスフィンが適当であると記載されている。
50−200℃の反応温度および100−30,400
kPa の反応圧が用いられる。米国特許第3,965,192 号
は、適当なトリ有機ホスフィンに関して米国特許第3,51
1,880 と同様な記載をしている。
米国特許第3,527,809 号は、3100kPa 未満の全圧お
よび50−145℃の温度に於て、ロジウム触媒と組合
わせてトリアリールホスフィン(少なくとも425のH
NP値を有する)を用いるアルファ−オレフィンのヒド
ロホルミル化方法に関する。トリイソプロピルホスフィ
ンは、そのHNP値が低いために不適当な配位子である
と記載されている。トリアルキルホスフィンおよびトリ
シクロアルキルホスフィンを除外された。
米国特許第4,201,728 号は、約135−150℃の円柱
円錐角(cylindrical cone angel )を特徴とする二座
配位子および一座配位子を含む安定化ロジウム錯体から
なら高度に選択的なアルファ−オレフィンヒドロホルミ
ル化触媒を記載している。反応は、25−150℃およ
び103−20,700kPa に於て行われる。
内部オレフィンは、末端オレフィンよりもヒドロホルミ
ル化に対してずっと反応性が低いことが知られている。
例えば、米国特許第4,221,744 号(第15欄、40−6
0行)は、その先行実施例のすべての条件下で内部オレ
フィンが比較的不活性であることを示しており、かつ米
国特許第4,287,370 号中でも、配位子がトリアルキルホ
スフィンであることができるロジウムトリ有機ホスフィ
ン配位子系と混合ブテン供給原料を接触させる条件下で
内部オレフィンの比較的不活性であることが記載されて
いる。(第5欄、29−30行)。
米国特許第3,576,881 号(第5欄、20−23行)は、
シクロ脂肪族基を有するビフィリック(biphyllic)ト
リ有機燐配位子がFe 、Co 、Rh 触媒によるオレフィ
ンヒドロホルミル化のための活性触媒種を形成しないこ
とを記載している。それ故、参考文献ではトリアルキル
燐配位子およびトリアルコキシ燐配位子を用いている。
B.フェル(B. Fell)ら、テトラヘドロン レターズ
(Ttrahedron Letters)No. 29、3261−3266頁
(1968)は、複雑なコバルトおよびロジウム触媒に
よる高分子量オレフィンのヒドロホルミル化中に於ける
オレフィン異性化について研究を行った。撹拌されたオ
ートクレーブ中、20,270kPa および140℃に於
て(1:1 CO:Hを用いる)トリシクロヘキシル
ホスフィンまたはトリ−n−ブチルホスフィンのいずれ
かと共にRh2O3 を用いて90%理論収率を越える1−オ
クテンおよびトランス−オクテン−4のヒドロホルミル
化に於て、トリアルキルホスフィンはヒドロホルミル化
を抑制することなくオレフィンの異性化を抑制すること
が見いだされた(第2表)。N−ヘキサン−3−酸−1
−メチルエステルは、120℃に於て、同様な条件下
で、トリシクロヘキシルホスフィンを含むRh 触媒系を
用いてヒドロホルミル化された(第5表)。しかし、4
時間の反応時間で、完全転化を仮定すると、トリシクロ
ヘキシルホスフィンに対するヒドロホルミル化速度(仕
込みオレフィン1モル当たり1.75ミリモルRh のR
h 濃度を用いる)は僅かな142.9モルオレフィン/
モルRh /時の触媒ターンオーバーに相当する。従っ
て、フェル(Fell)らは、Rh ヒドロホルミル化触媒系に
於てトリシクロヘキシルホスフィンおよびトリ−n−ブ
チルホスフィンに対して同様な性能を報告しており、ア
ルデヒド生成速度に何らの差違も見られなかった。この
フェル(Fell)らの実験は、F.アシンガー(F. Asinger
)ら、I&EC Prod.Res.& Dev.,Vol.8、No.
2、214(1969)およびE.R.タッチ(Tacc
i)、I&EC Prod.Res.& dev.,Vol.8、No.2、2
15−26(2969)中でも論じられている。
B.フェル(B. Fell)ら、J.Molec.Catalysis、vol.
2、211−218(1977)は、特定の条件下に於
てある種の脂肪族第三ホスフィン(トリイソプロピルホ
スフィンを含む)を用いて共役ジエンのヒドロホルミル
化を研究した。
85 Chem.abs.45,962mに抄録されたドイツ国
特許第2,538,364 号は、トリス−トリフェニルホスフィ
ン、トリ−n−ブチルホスフィン、トリシクロヘキシル
ホスフィン、4−メチルベンゼンによるアリルアルコー
ルのロジウム触媒によるヒドロホルミルの結果に何らの
差違がないことを報告している。
ファン リーウェン(Van Leewen) とルービーク(Roob
eek )、J.Organomet.Chem.,vol.258、343−
350頁(1983)は、バルキーホスファイト配位子
による2−アルキル−1−アルケンおよびシクロヘキセ
ンのヒドロホルミル化を研究し、トリシクロヘキシルホ
スフィンをロジウム触媒系の配位子として用いるとき反
応速度が低いことを報告している。
米国特許第4,443,638 号は、“配位子修飾(ligand mod
ified)”された再循環ロジウム触媒の少量を用いる内
部オレフィンのアルデヒドへのヒドロホルミル化工程を
含む内部オレフィンからのアルコールの製造方法に関す
る。開示されている適当な配位子はトリアルキルホスフ
ァイト、トリシクロアルキルホスファイト、トリアリー
ルホスファイト、トリアリールホスフィン、トリアルキ
ルホスフィン、トリアリールスチルビン、トリアリール
アルシンである。このヒドロホルミル化には、145−
180℃の温度および約5,100−13,800kPa
の圧力が用いられている。再循環ロジウム触媒は、ヒド
ロホルミル化反応生成物からフラッシュ蒸留で分離され
た後、ヒドロホルミル化反応器へ再循環される。
ローロッパ特許出願第28,378号は、分枝鎖アルキルジフ
ェニルホスフィン、分枝鎖ジアルキルフェニルホスフィ
ン、シクロアルキルジフェニルホスフィン、ジシクロア
ルキルフェニルホスフィンから選ばれる配位子の使用に
よって触媒安定性を改良した、改良されたロジウム触媒
によるヒドロホルミル化方法に関する。ローロッパ特許
出願第96,988号は、ある種の環式ホスファイト配位子を
用いる随意に置換された内部オレフィンからの非直鎖ア
ルデヒドのヒドロホルミル化製造法に関する。
A.A.オスワルド(A.A.Oswald)ら、プレプリント
オブペーパーズ、アメリカン ケミカル ソサエティ
(Preprint of Papers,American Chemical Soceity)
(シャトル大会、1983年3年20−25日)、vol.
2、No.2、191−208頁は、シクロヘキシルジフ
ェニルホスフィンを含む分枝鎖アルキルジフェニルホス
フィン配位子を用いる1−ブデンのロジウム触媒による
ヒドロホルミル化を報告している。
発明の要約 本発明者は、おだやかなプロセス条件下で、高度立体障
害トリシクロアルキルホスフィン配位子を含む均一ロジ
ウム触媒を用いて、内部オレフィンを、極めて速い速度
および高い選択率でアルデヒド生成物へヒドロホルミル
化することができるという驚くべき発見をした。
本発明の方法によって得られる高い反応速度は、145
℃以上の温度で熱的に不安定な通常のロジウムトリアリ
ールホスフィン触媒によって得られる得る速度を越える
速度であり、これらの高い反応速度は同様な反応条件下
でトリ−n−ブチルホスフィンの使用によって得られ得
る速度を驚く程大きく越えている〔このことは、B.フ
ェル(B.Fell)ら、テトラヘドロン レターズ No.2
9(Tetrahedron Letters No. 29)、3261−32
66頁(1968)の意味とは反対である〕。
これらの触媒系は高温に於て驚異的に安定であり、連続
的なロジウム触媒によるヒドロホルミル化に於て無視で
きる劣化速度が観察されている。
これらのトリシクロアルキルホスフィンは一般的に強い
ルイス塩基であり、かつ先行技術から、燐−ロジウム結
合強度はホスフィン配位子のルイス塩基性度が増すにつ
れて増加することが知られており、より低い反応速度を
与えることが期待されているので、これらのトリシクロ
アルキルホスフィンがかかる高速度のヒドロホルミル化
を与えるという発見は特に驚くべきことである。従っ
て、得られた配位子は不安定性が少なく、従ってRh 錯
体は活性が低いと期待されるべきである。反対に、本発
明のロジウム−トリシクロアルキルホスフィン触媒は、
たとえトリシクロアルキルホスフィンがより塩基性配位
子であるとしても、本明細書に開示する反応条件下でロ
ジウムトリ−n−アルキルホスフィンよりも活性であ
る。
本発明の立体障害トリシクロアルキルホスフィン配位子
は、かさばったホスフィン配位子の立体的群がりの結果
として、触媒構造の基礎的変化を反応媒質中で保たせ得
ると理論づけされるが、これに束縛されるものではな
い。正味の結果として、本発明の触媒は、より小さく、
より群がり度の低いホスフィン配位子を有する触媒より
も、より少ないホスフィンとより多い一酸化炭素とを活
性形のロジウムに結合させることになる。
この増加された速度に関する本発明者の発見は、ホスフ
ィン配位子を塩基性の高いアルキルホスフィンから塩基
性の低いアリールホスフィンへ変える速度と選択率とが
共に増加するという先行技術の知識〔R.L.プルエット
(R.L. Pruett)ら、J.O.Chem.,vol.34、327
(1969);K.L.オリバー(K.L.Oliver)ら、Am.C
hem.Soc.Pet.Div.Prepr.Gen.Pap.,vol.14
(3)、47(1969)〕と反対である。
また、水素分圧の増加は、活性化、従って触媒系への有
利な効果を与えることも発見された。反対に、何らの利
益を伴わない不必要な過剰水素の損失を最少にするため
に水素分圧を制御しなければならないと記載されている
(米国特許第4,287,370 号)。また、活性が全一酸化炭
素および水素圧に比例することも発見され、かつこれも
また先行技術の記載とは反対に、活性がホスフィン配位
子濃度または燐:ロジウムモル比に比較的無関係である
という驚くべきことも発見された。
本発明のかさばったトリシクロアルキルホスフィンは、
配位子:Rh モル比(試験した15:1−80:1の範
囲にわたって)と本質的に無勝系であるヒドロホルミル
化反応速度を示すことも発見されかつ1次より低いRh
濃度への依存性が観察された。
発明の詳細な説明 本発明の方法へ供給原料として送られるオレフィンは、
内部炭素−炭素二重結合を含みかつ脂肪族オレフィン、
シクロ脂肪族オレフィン、および置換基がアルキル、ア
リール、アルクアリール、アルアルキル、シクロアルキ
ル、ヒドロキシ、−CHO 、カルボキシレート(−C(O)O
X、ここでXは1−20個の炭素原子のアルキルであ
る)などからなるそれらの置換誘導体からなる群から選
ばれる構成員からなることができる。不飽和アルコール
のエーテルおよび不飽和アルコールおよび(または)不
飽和酸のエステルも有用である。内部オレフィンの好ま
しい種類は1分子当たり4−20個の炭素原子を有する
内部脂肪族オレフィン、1分子当たり3−12個の炭素
原子を有するシクロ脂肪族オレフィンおよび上記オレフ
ィンのアルキルおよびアリール置換誘導体であって、ア
ルキル置換基が1−17個の炭素原子を含みかつアリー
ル置換基が6−10個の炭素原子を含む誘導体である。
C=Cの炭素原子の少なくとも1個が1個の水素原
子で置換されている内部オレフィン(例えば2−ブデ
ン、2−メチル−2−ブテン)が特に好ましい。適当な
内部脂肪族オレフィンの例は、シス−およびトランス−
ブテン−2、2−ペンテン、2−ヘキセン、3−ヘキセ
ン、2−ヘプテン、3−ヘプテン、2−オクテン、3−
オクテン、4−オクテン、2,4,4−トリメチル−2
−ペンテン、2−メチル−2−ブテン、3−メチル−2
−ヘプテン、3,4−ジメチル−ヘキセン−2、デセン
−2、4−アミルデセン−2などのような直鎖アルケン
および分枝鎖アルケンである。適当なシクロ脂肪族オレ
フィンの例は、シクロプロペン、シクロブデン、シクロ
ペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シクロオ
クテン、シクロデセン、シクロドデセン、1,5−シク
ロオクタジエン、ジシクロペンタジエン、4−ビニル−
1−シクロヘキセン、ビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−
2,5−ジエンなどである。上記オレフィンの適当なア
ルキル置換誘導体および芳香族置換誘導体の例には、1
−フェニル−1−プロペン、シススチルベン、トランス
スチルベン、マレイン酸ジエチル、フマル酸ジエチル、
クロトンアルデヒド、ジメチルアセタール、珪皮酸エチ
ル、プロプ−1−エニルt−ブチルエーテル、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン
酸ブチル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノ
ール酸ブチル、クロトン酸メチルなどが含まれる。
内部オレフィンは、実質的に純粋な形で、あるいは1種
以上のアルファオレフィンおよび(または)飽和炭化水
素、窒素、アルゴン、二酸化炭素のような不活性物質と
の混合物として、ヒドロホルミル化ゾーンへ供給するこ
とができる。1種以上のアルファオレフィンを含む混合
物中では、内部オレフィンが主成分である。飽和炭化水
素は、一般にヒドロホルミル化反応の水素化副生成物、
例えばブテン−2のヒドロホルミル化の場合に於けるn
−ブタンからなる。アルファオレフィンが存在する場
合、アルファオレフィンは一般に約15重量%未満、よ
り一般的には約5重量%未満の量で用いられる。
内部オレフィン/アルファオレフィン混合流の1例とし
て、シスブテン−2、トランスブテン−2、ブテン−
1、イソブチレン、n−ブタン、イソブタンおよび少量
のC1-5 アルカンを含む混合C炭化水素供給原料の使
用を挙げることができる。この場合には、アルファオレ
フィンであるブテン−1およびイソ−ブチレンは対応す
るアルデヒド、すなわちそれぞれ主としてn−バレルア
ルデヒドおよび3−メチルブチルアルデヒドへ転化され
る。かかる混合炭化水素供給原料に於て、やはり、主オ
レフィン成分は通常内部オレフィン、例えばブテン−2
である。
本発明の方法に用いられるトリシクロアルキルホスフィ
ン配位子(“L”)は式(I) 〔上記式(I)中、“n”は1−8の整数である。〕の
配位子からなる。
式(1)の代表例はトリシクロプロピルホスフィン、トリ
シクロブチルホスフィン、トリシクロペンチルホスフィ
ン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリシクロヘプチ
ルホスフィン、トリシクロオクチルホスフィンなどであ
る。
本発明のヒドロホルミル化触媒系の1つの重要な面は、
配位子成分をモル過剰で用いることおよび配位子が安定
化触媒錯体中で特異的な立体配位をもつ原子構造を有す
ること、すなわち安定化触媒錯体中の配位子の立体パラ
メーター(steric parameter)θが最小145゜、好ま
しく165−170゜、最も好ましくは約170゜の頂
点であることである。“立体パラメーターθ”という用
語は、対称Q′R配位子のR′置換基の最外原子のフ
ァンデルワールス半径に丁度接触する、VA族原子Q′の
中心から2.28Åに中心をもつ円柱円錐の頂角を意味
する〔C.A.トルマン(C.A. Tolman、J.Amer.Chem.So
c.,92、2953(1970);Ibid、92、295
6(1970);およびIbid、96、53(197
4);C.A.トルマン(C.A.Tolman)、Chem.Rev.,vo
l.77、No.3、313(1977)〕。
非対称配位子(例えばQ′R123、ここでR、R
、Rは異なる炭化水素基である)の立体パラメータ
ーθ頂角は、対応する対称配位子Q′(R1、Q′
(R2、Q′(R3の円錐角の知識から式(II
I) を基礎にして概算することができる。
触媒製造 本発明の触媒は、ヒドロホルミル化反応ゾーン内でその
場で製造することができ、あるいは別法では、他の場所
で製造し、その後で適当なヒドロホルミル化反応成分と
共に反応ゾーン中へ導入することができる。最も好まし
い触媒は、約10−100モルの配位子Lと共に1モル
の適当なロジウム源を混合するとによって製造される。
従って、出発物質中のロジウムが陽イオン部分(例えば
Rh+ 原子価状態)である塩である場合には、触媒製造
のある段階またはヒドロホルミル化過程中でロジウム金
属はRh+1 原子価状態へ還元されなければならない。こ
の還元は、通常、水素または他の還元剤で行われる。ロ
ジウム源化合物がハロゲンを含む場合には、ロジウム原
子価状態還元と共にハロゲン化物カスベンジャーを用い
て、還元工程中にハロゲン化水素が生成するにつれて除
去されるようにする。このことは、ヒドロホルミル化過
程中H/COとの接触により、あるいは別法では、水
素化物(例えば硼水素化ナトリウム)のような同等の水
素源の使用によって達成される。
1つの好ましい触媒製造法に於て、ロジウム源化合物
(例えば鉱酸またはカルボン酸のロジウム塩)を第1工
程に於てカルボニル誘導体へ転化し、次にロジウムカル
ボニル誘導体を配位子と反応させる。もし主ロジウム源
化合物が既にカルボニル含有化合物である場合には、最
初のカルボニル化工程を省くことができる。
未だカルボニル部分を分子中に含んでいない適当なロジ
ウム源には、ハロゲン化物(特に三塩化ロジウム3水化
物)、硫酸ロジウム、硝酸ロジウムのような単純な塩、
および単純なカルボン酸およびジカルボン酸のロジウム
塩を含むカルボン酸ロジウムが含まれる。分子中に既に
カルボニル部分を含むロジウム源には、(PPH3)3Rh(CO)
H、(PPH3)2Rh(CO)Cl、Rh6(CO)16 、Rh〔CO〕2AcAc(ロ
ジウムジカルボニルアセチルアセトナート)、塩化ロジ
ウムカルボニル二量体(すなわち〔Rh(CO2)Cl〕)が
含まれる。炭素担体上のむしろ錯体性質のロジウム酸化
物の混合物からなる、市場で“炭素上担持ロジウム”と
して知られている物質も使用することができ、ヒドリド
カルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム
(I)は触媒製造のための高度に好ましいロジウム源で
ある。
本発明の配位子安定化ロジウム触媒の種々の製造法は下
記のように要約される。
(1) ロジウムが最初に非カルボニル形である場合に
は、一酸化炭素との反応によってロジウムをカルボニル
誘導体へ転化させる。典型的なカルボニル化方法は“イ
ノーガニックシンセシス(Inorganic Synthesis )”、
vol.8、211(1966)に記載されている。
このロジウムカルボニル化合物を、次に、触媒系の配位
子と化合させる。
触媒製造中にハロゲン化水素が生成する場合には、ハロ
ゲン化物スカベンジャーとして塩基を添加する。Rh+3
からRh-1へのロジウム原子価状態還元のためおよび汚
染物質ハロゲン化物スカベンジングのためにはアルカリ
性硼水素化物が有用な反応剤である。
(2) ロジウムが最初にカルボニル誘導体の形で入手可
能な場合には、このロジウムカルボニル化合物を直接配
位子と反応させて配位子安定化ロジウム触媒を製造す
る。ロジウムカルボニル誘導体が塩化ロジウムカルボニ
ル二量体のような化合物である場合には、(1)ピリジン
または水酸化ナトリウムのような塩化水素スカベンジャ
ーと(2)水素または硼水素化物のような水素化物源との
存在下に於て配位子との反応を行う。
(3) 便利な実験室製造法であるもう1つの別法は、ヒ
ドリドカルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ロ
ジウム(I)からトリアリールホスフィン配位子を配位
子で置換することによって水素化ロジウムカルボニルを
製造する方法 L+(PPh3)3Rh(CO)H→(L)(PPh3)Rh(CO)H+PPh3 である。この方法では配位子としてLを有する錯体を生
成する。PPh3 の置換を増すように平衡をシフトさせる
ために、通常、反応媒質中に、過剰の配位子、例えば錯
体中のロジウム金属1モル当たり10−100モルの配
位子を添加することが所要である。
上記の触媒製造法は、すべ液相中で、かつ好ましくはベ
ンゼンまたはトルエンのような不活性溶媒の存在下に於
て行われる。適当な反応温度は約25−100℃の範囲
である。
ヒドロホルミル化条件 一般的方法として、最初に、ヒドロホルミル化反応ゾー
ン内で、脱酸素された溶媒中に於て触媒系を上記したよ
うな方法で製造する。過剰の配位子を溶媒として用いる
ことができる。ヒドロホルミル化ゾーンを水素と一酸化
炭素とで加圧し、所定温度に加熱する。次に、内部オレ
フィン供給物をヒドロホルミル化ゾーンへ仕込み、所望
の転化収率および効率が得られるまで反応を行う。反応
は、バッチ式または連続式または半連続式に行うことが
できる。
ヒドロホルミル化反応の温度を約80−200℃の範囲
に保つことが好ましい。ほとんど内部オレフィンヒドロ
ホルミル化反応では、約120−180℃の反応温度お
よび約0.5−4時間の反応時間が特に好ましい。
ヒドロホルミル化反応ゾーン内の圧力は、観察される高
速度の反応を得るために重要であるが、耐圧装置に余分
な費用をかけないために、最高圧力は約14,000kP
a 未満である。好ましくは約3,500−14,000
kPa 、より好ましくは約5,500−11,000kPa
の範囲内の全圧を用いる。
水素:一酸化炭素の比は、約0.2:1−5:1のモル
非範囲にわたって広く変えることができる。平均モル比
は0.5:1−5:1の範囲である。仕込まれる水素/
一酸化炭素の量は、内部オレフィンヒドロホルミル化系
の化学量論的要求を満たすのに少なくとも十分でなけれ
ばならない。
不可欠ではないが、不活性溶媒をヒドロホルミル化反応
媒質希釈剤として用いることができる。アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェ
ノン、シクロヘキサノンのようなケトン;ベンゼン、ト
ルエン、キシレンのような芳香族炭化水素;o−ジクロ
ロベンゼンを含むハロゲン化芳香族炭化水素;テトラヒ
ドロフラン、ジメトキシエタン、ジオキサンのようなエ
ーテル;塩化メチレンを含むハロゲン化パラフィン;ヘ
プタンのようなパラフィン系炭化水素などを含む種々の
溶媒を使用することができる。
本発明の1つの重要な面は、本発明の方法の実施に於け
る最適な利益、すなわち高度に選択的でかつ有用な内部
オレフィンの転化を得るため、および痕跡の不純物(O
またはSまたはハロゲン化物のような)による毒作用
による配位子の損失を克服するために十分な配位子を確
保するため、および装置表面特に触媒再循環ライン内に
Rh 金属が析出しないように触媒に十分な熱安定性を与
えるため、ヒドロホルミル化反応を過剰の配位子の存在
下に於て行うことおよび配位子安定化触媒の配位子成分
が約165−170゜、最も好ましくは約160−17
0゜の立体パラメーターθ頂角を有することである。
本発明に用いられる立体障害配位子は、ロジウム金属1
g原子当たり配位子約10−100モル、好ましくは約
15−80モルのモル比でヒドロホルミル化媒質内に供
給される。液体反応媒質中のロジウム濃度は、各場合に
於てロジウム金属としてかつ重量/容量基準で計算し
て、約10ppm 以下から、約1,000ppm 以上まで変
わることができる。典型的には、液体反応媒質内のロジ
ウム濃度は、ロジウム金属として計算して、約40ppm
から約200ppm までの範囲内にある。経済的な理由
で、液体反応媒質中、金属として計算してロジウムが約
500ppm を越えないことが望ましい。
それに束縛されるつもりはないが、錯化ロジウム触媒に
よる均一ヒドロホルミル化は、ヒドロホルミル化条件下
で存在する触媒の支配的な形、触媒リザーバが後に示す
錯体第VIまたはVIIまたはVIII(各錯体中、“L”はト
リ有機ホスフィン配位子を示す)のような5配位Rh 種
である反応機構を含むと考えられる。錯体IおよびII
は、トリストリフェニルホスフィンを配位子とするヒド
ロホルミル化条件下で31P NMR分光法によって直
接観察されたと報告されている。
このヒドロホルミル化反応の律速段階はIXまたはXのよ
うな4配位不飽和錯体の生成であると仮定された。さら
に、高トリフェニルホスフィン濃度の条件下で錯体IXは
アルファオレフィン供給物を用いて直鎖アルデヒド生成
物への高い選択率を与えることおよび錯体Xは分枝鎖ア
ルデヒド生成物に対して直鎖アルデヒド生成への選択率
がずっと低いことも仮定された。
ヒドロホルミル化反応媒質中に於けるロジウム錯体の正
確な形はさまざまであり、その平衡は下記のように示さ
れる。
与えられたロジウム錯体VI−Xの相対的な優位さ(Pred
omination )は、多種の変数、すなわち温度、CO分
圧、H分圧、全反応圧、“L”配位子濃度、配位子の
ルイス塩基性度、立体サイズ(配位子のθ円錐角)に依
存すると考えられる。
“L”配位子の不安定性(Lability)、かくして触媒活
性は、それ自体がルイス塩基性度のLの立体サイズとの
関数であるL−Rh 結合の強度の関数である。温度が上
がるかCO分圧が増加すると、錯体がVIからVIIIへシフ
トすることおよび錯体がVIからVIIIへシフトするにつれ
てオキソ反応速度が増加することが発見された。また、
COおよびHの全圧を増加すると、錯体がVIIIの方向
に移動するのでロジウム錯体の安定性を増加させる。反
対に、L濃度を増加させると、錯体VIIIから錯体VIの方
へシフトすることになり、その結果、アルファオレフィ
ンによる生成物アルデヒド中のノルマル対イソ比が増加
する。
VI−VIII錯体は、直鎖アルデヒド製造のための直鎖アル
ファオレフィンヒドロホルミル化のために商業的に用い
られる公知のトリフェニルホスフィン−ロジウムヒドロ
ホルミル化触媒によって例示される。
ブテン−1から高n/i生成物を与える反応変数すなわ
ち直鎖中間錯体に対して分枝鎖中間錯体を不安定化する
反応変数は触媒サイクル中におけるように遅いブテン−
2ヒドロホルミル化速度をも生ずべきである。かくし
て、通常の触媒系がブテン−2ヒドロホルミル化に比較
的不活性だと観察されていることを容易に説明すること
ができる。
温度、圧力およびその他の反応パラメーターを正確にバ
ランスさせることが反応速度、反応選択率にとって大い
に重要でありかつさらに触媒安定性にとって重要である
ことがわかる。
本発明のかさばったホスフィン配位子は、本明細書中に
記載した反応条件下で、水素化ビスホスフィンモノカル
ボニルロジウム(すなわち HRh(CO)L2 、または錯体IX
よりも水素化モノホスフィンビスカルボニルロジウムHR
h(CO)2L (すなわち錯体X)を強め、かつこのロジウム
触媒の形(X)が高温、高圧で安定でありかつ内部オレ
フィンのヒドロホルミル化を極めて速い速度で触媒する
という驚くべきことが発見された。
通常のRh −トリアリールホスフィンヒドロホルミル化
触媒に於ては、CO分圧の増加はオキソ反応速度に抑制
効果があるが、H分圧の増加は活性化効果がある。こ
れらの相反する効果がバランスをもたらし、与えられた
CO:Hモル比(オキソ化学量論を保つために所要な)
に於て両効果が互いに相殺する傾向がある。対照的に、
本発明のかさばった配位子は、付随する通常の触媒失活
無しにH分圧の増加と共にCO分圧を増加させること
ができるという驚くべきことが発見された。
反応混合物へ供給されるオレフィンの量は、反応器の大
きさ、反応温度、全圧力、触媒の量などの幾つかの因子
に依存する。一般に、反応媒質中のオレフィン濃度が高
ければ高い程、与えられた大きさの反応器中に於てアル
デヒド生成物への与えられた転化速度を得るために使用
することができる触媒濃度は通常低くなる。分圧と濃度
は関係があるので、高いオレフィン分圧を用いると反応
混合物から出て行く生成物流中のオレフィンの比率が増
加する。さらに、オレフィンの還元によって幾らかの量
の飽和炭化水素が生成する可能性があるので、反応ゾー
ンへ再循環する前にこの飽和生成物を除去するため生成
物ガスの一部分をパージする必要があり得るし、このこ
とは生成物ガス流中に含まれている不飽和オレフィンの
損失の原因となる。従って、より低い触媒濃度に付随す
る経済的な節約に対してかかるパージ流中のオレフィン
損失の経済的価値をバランスさせる必要がある。
アルデヒドおよびアルコール生成物を、蒸留、ガススト
リッピング、フラッシングなどのような通常の手段で反
応液から回収することができ、分離された液体触媒混合
物を、補充のCO、H、オレフィン〔および所要によ
り補充のRh および(または)配位子〕と共にヒドロホ
ルミル化反応ゾーンへ再循環させることができる。
別法では、アルデヒドおよびアルコール生成物を、ヒド
ロホルミル化反応ゾーンから蒸気として除去し、凝縮さ
せ、通常の方法を用いて分離および精製のために処理す
ることができる。かかる生成物フラッシュオフ法別法は
公知であり、米国特許第4,277,627 号により詳細に記載
されている。この特許の記載は、参照文として本明細書
に含まれるものとする。所望ならば、回収されたアルデ
ヒド(1種以上の)を、通常、水素化して〔随意にアル
ドール化して対応する二量体アルデヒド(1種以上)を
生成させた後〕アルコールにし、このアルコールを次に
通常の方法を用いて精製しかつ可塑剤を製造するために
フタル酸無水物または他の無水物をエステル化するのに
用いることができる。
反応媒質へ供給される補充ガスは、一般にオレフィン、
一酸化炭素、水素からなる。硫黄および含硫化合物、な
らびにハロゲンおよび含ハロゲン化合物などのような外
因性毒は、かかる毒が触媒を毒する可能性がありかつ触
媒をむしろ速やかに失活させるので、補充ガスから排除
しなければならない。従って、反応へのあらゆるガス供
給物中のかかる毒の量を減少させることが望ましい。勿
論、許容され得るかかる毒の量は、上述した触媒活性の
損失の受容可能最高速度によって決まる。もし少量のか
かる毒が許されかつそれでも所望の安定性を有する触媒
を得ることができるならば、かかる少量は許容され得
る。補充ガス中のかかる毒の量を1ppm 未満に減少させ
ることが一般に望ましい。このことは、技術上公知の方
法で行うことができる。
反応時間、または反応ゾーン内に於けるオレフィンの滞
在時間は、一般にアルファオレフィンの内部エチレン系
結合をヒドロホルミル化するために十分な時間である。
概して、反応ゾーン内に於ける滞在時間は約数分間から
約数時間までにわたることができ、明らかなように、こ
の変数は、ある程度、反応温度、内部オレフィンおよび
触媒の選択、遊離配位子の濃度、全圧、一酸化炭素およ
び水素が与える分圧、転化速度およびその他の因子によ
って影響される。概して、最少の触媒使用量で可能最高
転化速度を得ることが望ましい。勿論、転化速度の最終
的決定は、プロセスの経済を含む多くの因子によって影
響される。本発明の実質的な利益は、触媒の失活が最小
または実質的に防止され、同時に長時間にわたって優れ
た転化速度が得られることである。
本発明の改良方法を、以下実施例によってさらに説明す
る。実施例中、特に断らない限り部は重量部である。
実施例1 所定量のロジウムジカルボニルアセチルアセトナートと
溶媒(120g)としてのモノイソ酪酸2,2,4−ト
リメチル−1,3−ペンタジオールと所定量のトリ有機
ホスフィン配位子とを撹拌機付きの300ccステンレス
鋼製オートクレーブへ窒素雰囲気(68.95kPa 、1
0psig)下で仕込んだ後、オートクレーブを密閉し、撹
拌しながら所望の反応温度に加熱する一連の実験を行っ
た。この反応温度に於て、30.0gの2−ブテンをオ
ートクレーブへ仕込み、1:1CO:H容量:容量比
混合ガスを用いて圧力を所望の反応圧へ増加した。この
反応圧を、絶えずCO/H混合ガスを添加して保っ
た。2分後、試料を取り出し、ガスクロマトグラフイー
分析で生成物濃度を測定した。15分後、30分後、6
0分後、120分後、180分後にも試料を取り出し、
同様に分析した。生成物は2−メチルブチルアルデヒ
ド、2−メチルブタノール、n−バレルアルデヒド、n
−ペンタノールおよび痕跡の1−ブテンおよびブタンか
らなっていた。得られたデータを下記第1表に示す。
実施例2 実施例1の実験方法を用い、トリス−トリシクロヘキシ
ルホスフィンを用いてもう1つの一連の実験を行った。
それによって得られたデータを第2表に示す。
実施例3 実施例1の方法を繰返した。ただし、90gのモノイソ
酪酸2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ルを溶媒として用い、かつ0.33モラルRhのRh濃度を
与えるため、トランス−4−オクテン(60.0g)を
オレフィンとしてオートクレーブへ仕込んだ。このオレ
フィンを、ロジウム−トリシクロヘキシルホスフィン触
媒系で、160℃、8270kPa(CO:H=1:
1)でヒドロホルミル化し、速度定数は0.146(/
分)であり、2−プロピルヘキサナールおよび3−エチ
ルヘプタナール生成物の0.23n/iアルデヒド比お
よび生成物中の全アルデヒドおよびアルコールに対して
12.5%のアルコール生成であった。このことは4.
8分の1次反応半寿命を与えた。
上記の反応速度は、上記条件下に於て、実質的に完全な
転化(例えば5半寿命に於て計算された97%転化率に
於て)が、上記触媒−配位子系を用い、約24分(5×
4.8分)の反応に於て起こることを示している。
本発明から逸脱することなく種々の変化や変更を行い得
ることは明らかであり、従って、以上の説明に含まれる
すべての事は説明のためのみのものと解釈されるべきで
あり、本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、均一ロジウムオキソ触媒錯体の簡略化した反
応機構の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−71610(JP,A) 特開 昭56−71032(JP,A) 特開 昭55−47638(JP,A) 特開 昭59−110643(JP,A) 特開 昭61−126046(JP,A) 特開 昭62−96443(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒドロホルミル化反応帯域内で、液体ロジ
    ウムトリ有機ホスフィン触媒系の存在下および一酸化炭
    素と水素との存在下に於いて、内部オレフィンをヒドロ
    ホルミル化して対応するアルデヒドを生成させる内部オ
    レフィンのヒドロホルミル化方法に於いて、反応帯域内
    で式 (上記式中、“n”は1−8の整数である) からなる群から独立に選ばれる式を有する化合物からな
    る群から選ばれる少なくとも1種の立体障害トリシクロ
    アルキルホスフィンを用いることと、反応帯域内で80
    −200℃の反応温度と3,500−14,000kPa
    の全一酸化炭素および水素圧力とを保つことからなり、
    かつそれによって改良されたヒドロホルミル化反応速度
    が得られることを特徴とするヒドロホルミル化方法。
  2. 【請求項2】配位子がトリシクロヘキシルホスフィンで
    ある特許請求の範囲第(1)項記載のヒドロホルミル化方
    法。
  3. 【請求項3】反応帯域内に於いて120−180℃の温
    度および5,500−11,000kPa の圧力が保たれ
    る特許請求の範囲第(1)項記載のヒドロホルミル化方
    法。
  4. 【請求項4】反応帯域内に於けるH2:COのモル比が
    0.2:1−5:1である特許請求の範囲第(1)項記載
    のヒドロホルミル化方法。
  5. 【請求項5】トリシクロアルキルホスフィンを、反応帯
    域内に於いてロジウム1モルにつきトリシクロアルキル
    ホスフィン10−100モルを与えるために十分な量で
    使用する特許請求の範囲第(1)項記載のヒドロホルミル
    化方法。
JP61063818A 1985-03-20 1986-03-20 内部オレフィンのロジウム触媒によるヒドロホルミル化法 Expired - Fee Related JPH0662477B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/714,112 US4625068A (en) 1985-03-20 1985-03-20 Rhodium catalyzed hydroformylation of internal olefins
US714112 1991-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62123143A JPS62123143A (ja) 1987-06-04
JPH0662477B2 true JPH0662477B2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=24868785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61063818A Expired - Fee Related JPH0662477B2 (ja) 1985-03-20 1986-03-20 内部オレフィンのロジウム触媒によるヒドロホルミル化法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4625068A (ja)
EP (1) EP0195656B1 (ja)
JP (1) JPH0662477B2 (ja)
AT (1) ATE56938T1 (ja)
BR (1) BR8601225A (ja)
CA (1) CA1255699A (ja)
DE (1) DE3674442D1 (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4847423A (en) * 1988-03-03 1989-07-11 Hoechst Celanese Corporation Hydroformylation of aqueous formaldehyde using a rhodium-tricyclohexylphosphine catalyst system
US5215667A (en) * 1991-08-20 1993-06-01 Exxon Chemical Patents Inc. Method for separating water soluble noble metal catalyst from a noble metal catalyzed hydroformylation reaction
US5288818A (en) * 1991-08-20 1994-02-22 Exxon Chemical Patents Inc. Method for separating a water soluble noble metal catalyst from a noble metal catalyzed hydroformylation reaction
US5300617A (en) * 1993-01-21 1994-04-05 Exxon Chemical Patents Inc. Potassium para-diphenyl phosphino benzene sulfonate ligand
US5395979A (en) * 1993-02-25 1995-03-07 Exxon Chemical Patents Inc. Method for separating catalyst from a hydroformylation reaction product using alkylated ligands
US5817883A (en) * 1996-04-24 1998-10-06 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Processes for producing hydroxyaldehydes
US5821389A (en) * 1996-04-24 1998-10-13 Union Carbide Chemicals & Technology Corporation Processes for producing hydroxyaldehydes
US5925754A (en) * 1997-04-15 1999-07-20 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Epsilon caprolactam compositions
JP2001213832A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Mitsubishi Chemicals Corp アルデヒドの製造方法
JP2001213834A (ja) * 2000-02-01 2001-08-07 Mitsubishi Chemicals Corp アルデヒドの製造方法
BRPI0905685A2 (pt) * 2008-01-15 2015-07-07 Dow Global Technologies Inc Composição, catalisador complexo ou composição precursora de catalisador, complexo, solução de catalisador complexo ou solução de precursor de catalisador complexo e processo de hidroformilação
EP2242760B1 (en) * 2008-01-15 2014-03-05 Dow Global Technologies LLC Sulfonated organophosphine compounds and use in hydroformylation processes
BRPI0905699A2 (pt) * 2008-01-15 2015-07-14 Dow Global Technologies Inc Composição, catalisador complexo ou composição de precursor de catalisador complexo, solução de catalisador complexo ou solução de percursor de catalisador complexo e processo de hidroformilação
WO2020247192A1 (en) 2019-05-24 2020-12-10 Eastman Chemical Company Recycle content cracked effluent
US11946000B2 (en) 2019-05-24 2024-04-02 Eastman Chemical Company Blend small amounts of pyoil into a liquid stream processed into a gas cracker
US11365357B2 (en) 2019-05-24 2022-06-21 Eastman Chemical Company Cracking C8+ fraction of pyoil
CN117700565A (zh) 2019-05-24 2024-03-15 伊士曼化工公司 回收成分纤维素酯
WO2020242920A1 (en) 2019-05-24 2020-12-03 Eastman Chemical Company Thermal pyoil to a gas fed cracker furnace
CN114174375B (zh) 2019-07-29 2025-01-28 伊士曼化工公司 回收成分环丁二醇聚酯
EP4003948A4 (en) 2019-07-29 2023-09-06 Eastman Chemical Company Recycle content (c4)alkanal
US11319262B2 (en) 2019-10-31 2022-05-03 Eastman Chemical Company Processes and systems for making recycle content hydrocarbons
EP4051763A4 (en) 2019-10-31 2024-03-20 Eastman Chemical Company METHOD AND SYSTEMS FOR PRODUCING HYDROCARBON COMPOSITIONS WITH RECYCLE CONTENT
US12528995B2 (en) 2019-10-31 2026-01-20 ExxonMobil Product Solutions Company Pyrolysis method and system for recycled waste
CN114641555A (zh) 2019-10-31 2022-06-17 伊士曼化工公司 用于回收废物的热解方法和系统
US11945998B2 (en) 2019-10-31 2024-04-02 Eastman Chemical Company Processes and systems for making recycle content hydrocarbons
KR20220091563A (ko) 2019-10-31 2022-06-30 이스트만 케미칼 컴파니 재활용물 탄화수소 조성물의 생성을 위한 방법 및 시스템
WO2021092306A1 (en) 2019-11-07 2021-05-14 Eastman Chemical Company Recycle content alpha olefins and fatty alcohols
EP4054998A4 (en) 2019-11-07 2024-04-03 Eastman Chemical Company PROPANOL WITH RECYCLED CONTENT
CN114641465B (zh) 2019-11-07 2024-12-31 伊士曼化工公司 回收成分混合酯和溶剂
EP4054996A4 (en) 2019-11-07 2024-03-27 Eastman Chemical Company Recycle content oxo alcohols & oxo plasticizers
EP4054999A4 (en) 2019-11-07 2024-02-28 Eastman Chemical Company Recycle content oxo glycols
KR20220140565A (ko) * 2020-02-11 2022-10-18 바스프 에스이 디이소부텐의 저압 히드로포르밀화
US12195674B2 (en) 2021-09-21 2025-01-14 Eastman Chemical Company Using spent caustic solution from pygas treatment to neutralize halogens from liquified waste plastic

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3239566A (en) * 1960-07-22 1966-03-08 Shell Oil Co Hydroformylation of olefins
US3168553A (en) * 1961-08-25 1965-02-02 Shell Oil Co Reactions of olefins with carbon monoxide
US3576881A (en) * 1966-02-04 1971-04-27 Exxon Research Engineering Co Preparation of modified oxo catalyst and process relating thereto
US3511880A (en) * 1966-09-16 1970-05-12 Union Oil Co Hydrocarbonylation process
US3965192A (en) * 1967-05-29 1976-06-22 Union Oil Company Of California Hydrocarbonylation process
US3527809A (en) * 1967-08-03 1970-09-08 Union Carbide Corp Hydroformylation process
BE762469A (fr) * 1970-02-07 1971-08-03 Basf Ag Procede de preparation d'aldehydes et/ou alcools par une synthese oxo
JPS5324928B2 (ja) * 1973-11-05 1978-07-24
JPS5129412A (en) * 1974-08-30 1976-03-12 Kuraray Co Butanjioorurui no seizohoho
US4195052A (en) * 1976-10-26 1980-03-25 Celanese Corporation Production of improved polyester filaments of high strength possessing an unusually stable internal structure
US4277627A (en) * 1977-01-25 1981-07-07 Union Carbide Corporation Hydroformylation process
US4139565A (en) * 1977-03-31 1979-02-13 Celanese Corporation Hydroformylation using improved catalysts comprising rhodium and diphosphino ligands
US4201728A (en) * 1977-08-19 1980-05-06 Celanese Corporation Hydroformylation catalyst and process
US4221744A (en) * 1978-12-01 1980-09-09 Celanese Corporation Hydroformylation process employing rhodium-based catalysts comprising ligands having electronegative substituents
DE2965158D1 (en) * 1979-03-21 1983-05-11 Davy Mckee London Hydroformylation process
JPS5626830A (en) * 1979-08-10 1981-03-16 Kuraray Co Ltd Hydroformylation of lower olefin
US4258215A (en) * 1979-08-29 1981-03-24 Eastman Kodak Company Hydroformylation process
US4283562A (en) * 1979-10-26 1981-08-11 Union Carbide Corporation Hydroformylation process using stable rhodium catalyst
US4443638A (en) * 1981-04-03 1984-04-17 Conoco, Inc. Preparation of alcohols from internal olefins
EP0096988B1 (en) * 1982-06-11 1987-07-08 DAVY McKEE (LONDON) LIMITED Hydroformylation process

Also Published As

Publication number Publication date
EP0195656B1 (en) 1990-09-26
EP0195656A1 (en) 1986-09-24
DE3674442D1 (de) 1990-10-31
CA1255699A (en) 1989-06-13
US4625068A (en) 1986-11-25
BR8601225A (pt) 1986-11-25
ATE56938T1 (de) 1990-10-15
JPS62123143A (ja) 1987-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0662477B2 (ja) 内部オレフィンのロジウム触媒によるヒドロホルミル化法
US4528403A (en) Hydroformylation process for preparation of aldehydes and alcohols
RU2336261C2 (ru) Способ каталитического гидроформилирования высших олефинов в присутствии циклических эфиров угольной кислоты
KR100729160B1 (ko) 옥소 알데히드 및/또는 알콜을 다수 하이드로포르밀화 공정으로 제조하는 방법
US3579552A (en) Production of carboxylic acids
US4139565A (en) Hydroformylation using improved catalysts comprising rhodium and diphosphino ligands
EP0357997B1 (en) Reactivation of hydroformylation catalysts
EP0212991B1 (en) Improved rhodium catalyzed hydroformylation of alpha-substituted alpha-olefins
JPH0672114B2 (ja) アルデヒドの製造方法
EP1467813B1 (en) Stabilization of fluorophosphite-containing catalysts
US3576881A (en) Preparation of modified oxo catalyst and process relating thereto
US4451665A (en) Process for dimerizing acrylates and methacrylates
EP0028892B1 (en) A heteronuclear-bridged rhodium cluster and its application as catalyst for hydroformylation of olefins
JPH10502650A (ja) オレフィンをカルボニル化する方法
US3821265A (en) Production of carboxylic acids
KR100908990B1 (ko) 알데히드의 제조방법
JP2946790B2 (ja) アルデヒド類の製造法
US5012008A (en) Supported amorphous phase heterogeneous catalysts for biphasic hydroformylation
EP4608553A1 (en) Heterogeneous catalysts
US3488296A (en) Oxonation process
US5151537A (en) Process for the recovery of rhodium from the residues of distillation processes
JP3903575B2 (ja) アルデヒド類の製造方法
JPS6253493B2 (ja)
JPH0566933B2 (ja)
US4587364A (en) Hydroformylation process employing unmodified osmium-cobalt catalyst

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees